JPH07219873A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JPH07219873A
JPH07219873A JP6012668A JP1266894A JPH07219873A JP H07219873 A JPH07219873 A JP H07219873A JP 6012668 A JP6012668 A JP 6012668A JP 1266894 A JP1266894 A JP 1266894A JP H07219873 A JPH07219873 A JP H07219873A
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JP6012668A
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Noboru Suzuki
昇 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パソコンLANシステムを利用した業務の効
率を向上する。 【構成】このパソコンLANシステムは、ネットワーク
1上にサーバ2と複数のクライアントマシン3とを接続
したパソコンLANシステムであって、各クライアント
マシン3からサーバ2へのログインを受け付けるログイ
ン/ログアウトプロセス5と、サーバ2に接続され予め
一般のユーザ名や印刷環境優先ユーザ名などが登録され
ている磁気ディスク9と、クライアントマシン3からあ
るユーザ名でログイン中、磁気ディスク9に登録されて
いる印刷環境優先ユーザ名で2重ログインされたとき、
初めに設定したユーザ環境に含まれる印刷環境を、その
印刷環境優先ユーザ名の印刷環境に変更するキューイン
グプロセス6と、変更された印刷環境でプリンタ8に印
刷処理を行わせる印刷プロセス7を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパーソナルコン
ピュータLANシステムなどの情報処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータLANシステム
(以下パソコンLANシステムと称す)などの情報処理
システムは、ネットワーク上にサーバおよび複数のクラ
イアントマシンを接続したものが一般的である。
【0003】このパソコンLANシステムの場合、ネッ
トワーク上のサーバは、あるクライアントマシンよりあ
るユーザ名で一度ログインされると、サーバの保有する
共有資源、例えばプリンタや磁気ディスクなどの動作環
境が、予めユーザ名に応じて登録された環境情報に基づ
き設定される。
【0004】したがって、そのクライアントマシンのユ
ーザは、ログインしてからログアウトするまでは、その
環境下で共有資源を利用できるようになる。このような
システムはユーザが共有資源の利用環境を変えないこと
を前提として情報処理を実行するときには大変よいもの
である。
【0005】ところで、このようなパソコンLANシス
テムであっても、あるユーザがサーバにログイン後、サ
ーバの共有資源を利用し情報を処理する中では、自身の
設定環境とは異なる環境で共有資源を利用したくなるこ
とがある。
【0006】例えば文書ファイルの文書データを編集
し、それをオフィスで使用する書類形式に変えるために
プリンタの印刷フォーマットなどを変更して印刷を行う
ような場合などがある。
【0007】この場合、サーバにログインしているユー
ザは、そのフォーマットの印刷環境を新規に構築して印
刷するか、一度ログアウトしてフォーマットの合った印
刷環境を持つユーザ名でログインし直してから印刷する
必要がある。
【0008】しかしながら、前者はユーザ自身が新しい
印刷フォーマットを必要とするたびに新たな印刷環境を
構築するようになるため、延べにすると、膨大な手間が
かかるという欠点がある。また後者は印刷したいフォー
マットの印刷環境を容易に手に入れられるが、ログイン
し直したユーザの環境に印刷以外の環境も切り替わって
しまうため、例えば他人のファイルを誤って消してしま
うような事故が起こらないとも限らない。このようなシ
ステムの使い方はLAN環境では避けるべきである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の情報処理システムでは、ログインしたユーザが自身
の設定環境と異なる環境で共有資源を利用する場合、ユ
ーザ自身による環境の変更操作を要することから、その
ときの変更操作そのものに時間がかかり業務効率が低下
するという問題があった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、ユーザ自身が利用環境を変更すること
なく、所望に応じて異なる環境で業務が行え、これによ
り業務効率を向上することのできる情報処理システムを
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の情報処理
システムは上記した目的を達成するために、伝送路上に
第1の局および第2の局を接続してなり、前記第1の局
はログインした前記第2の局から依頼されたジョブを自
身が保有する共有資源を用いて実行する情報処理システ
ムにおいて、前記各第2の局は、前記第1の局に対して
ログイン要求と共に、前記ショブ実行のための前記共有
資源の動作環境を選択するための識別情報を発行する手
段を有し、前記第1の局は、前記共有資源の動作環境を
ユーザ単位で定義する複数の項目からなる第1の環境情
報の群及び前記共有資源の動作環境を前記項目単位で定
義する第2の環境情報の群をそれぞれ固有の前記識別情
報と対応つけて予め保存した保存手段と、前記第2の局
からのログイン要求を受け付ける第1ログイン受付手段
と、前記第1ログイン受付手段でログインを受け付けた
第2の局から前記ログイン要求と共に発行された識別情
報を基に、この識別情報に対応する第1の環境情報を前
記保存手段から読み出し、前記共有資源の動作環境とし
て設定する環境設定手段と、ログイン中の第2の局から
のログイン要求を二重ログイン要求として受け付ける第
2ログイン受付手段と、前記第2ログイン受付手段で二
重ログインを受け付けた第2の局から前記二重ログイン
要求と共に発行された識別情報を基に、この識別情報に
対応する第2の環境情報を前記保存手段から読み出し、
前記第1の環境情報で設定された前記共有資源の動作環
境の各項目うち、該当する項目を前記第2の環境情報に
変更する環境変更手段と、前記二重ログイン中に前記共
有資源の利用要求があった場合、前記環境変更手段によ
り変更された動作環境を基に前記共有資源を動作させる
制御手段とを具備している。
【0012】請求項2記載の情報処理方法は、伝送路上
に第1の局および複数の第2の局を接続してなり、前記
第1の局はログインした前記第2の局から依頼されたジ
ョブを自身が保有する共有資源を用いて実行する情報処
理システムにおいて、前記第1の局は、前記共有資源の
動作環境をユーザ単位で定義する複数の項目からなる第
1の環境情報の群及び前記共有資源の動作環境を前記項
目単位で定義する第2の環境情報の群をそれぞれ固有の
前記識別情報と対応つけて予め保存した保存手段を有
し、前記各第2の局から前記第1の局に対してログイン
要求と共に、前記ショブ実行のための前記共有資源の動
作環境を選択するための識別情報を発行する工程と、前
記第2の局からのログイン要求を前記第1の局が受け付
ける工程と、前記第1の局がログイン要求を受け付けた
第2の局から前記ログイン要求と共に発行された識別情
報を基に、この識別情報に対応する第1の環境情報を前
記保存手段から読み出し、前記共有資源の動作環境とし
て設定する工程と、ログイン中の第2の局からのログイ
ン要求を前記第1の局が二重ログイン要求として受け付
ける工程と、前記第1の局が二重ログインを受け付けた
第2の局から前記二重ログイン要求と共に発行された識
別情報を基に、この識別情報に対応する第2の環境情報
を前記保存手段から読み出し、前記第1の環境情報で設
定された前記共有資源の動作環境の各項目うち、該当す
る項目を前記第2の環境情報に変更する工程とを具備し
ている。
【0013】
【作用】上記した発明では、第2の局より第1の局に固
有の識別情報でログイン中、この識別情報に対応する第
1の環境情報で設定された環境とは異なる動作環境で共
有資源を動作させる場合、共有資源の動作環境を項目単
位で定義する第2の環境情報に対応する識別情報で二重
ログインすることにより、共有資源の動作環境中、該当
する項目が変更される。この二重ログイン中、第2の局
から共有資源の利用要求を発行すれば、変更された動作
環境を基に共有資源が動作される。
【0014】したがって、ユーザは共有資源の環境状態
を意識することなく共有資源を利用できる。
【0015】この結果、ログイン中に、ユーザは、自身
の環境について変更操作を行うことなく共有資源を所望
の環境で利用できるようになり業務効率が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明に係る一実施例のパソコンL
ANシステムの構成を示す図、図2はサーバの内部構成
を示す図である。
【0018】図1において、1は伝送路としてのネット
ワークである。このネットワーク1には、第1の局とし
てのサーバ2および第2の局としてのクライアントマシ
ン3などが接続されている。サーバ2内には、メモリ4
が設けられている。
【0019】図2に示すように、このメモリ4には、ロ
グイン/ログアウトプロセス5、キューイングプロセス
6および印刷プロセス7などが保存されている。
【0020】ログイン/ログアウトプロセス5は、ログ
イン/ログアウトを制御するプロセスであり、サーバ2
側における通常のログイン/ログアウトの制御と2重ロ
グイン/2重ログアウトの制御とを行う。キューイング
プロセス6は、ログイン後にクライアントマシン3から
転送されてきた印刷物(印刷ジョブデータ、印刷データ
など)をメモリ4の印刷キュー12およびデータエリア
に入れる。この際、その印刷物が2重ログイン中のもの
であるか否かは、印刷ジョブに2重ログイン中を示すフ
ラグが付されているか否かによって判定する。
【0021】またキューイングプロセス6は、ログイン
要求と共に発行されたユーザ固有のID(識別情報)
と、予め磁気ディスク9に登録されている一般ユーザや
印刷環境優先ユーザなどのIDとを比較してログインの
可否判定を行う(ID認証手続きを行う)。その上で、
印刷ジョブに付されているフラグを基に一般ユーザか印
刷環境優先ユーザかを判定する。ここで印刷環境優先ユ
ーザとは、ユーザの中でも一般ユーザよりも印刷処理の
優先度が上位のユーザのことである。なお印刷環境優先
ユーザかどうかを示すフラグは、一般ユーザと区別する
必要がなければ必ずしも付す必要はない。またこのキュ
ーイングプロセス6には、印刷環境優先ユーザの印刷環
境のデータそのものを、これから実行する印刷ジョブの
該当する項目にコピーする機能が備えられている。
【0022】印刷プロセス7は印刷キュー12に順次入
れられた印刷ジョブに書き込まれているフラグ(“Yes
”、“No”)によって印刷環境を切り替える。例えば
フラグが“Yes ”の場合、2重ログインと判定し印刷環
境を2重ログインしたユーザの印刷環境に切り替える。
またフラグが“No”の場合、印刷環境は切り替えないも
のとする。ここで印刷環境とは、印刷前後のプリンタの
初期化データ、印刷部数、タブの大きさ、コード変換の
有無、バナーページの有無、バナーページのデータなど
の設定である。
【0023】サーバ2には、ログインしたユーザの環境
下で動作する共有資源としてのプリンタ8が接続されて
いる。またサーバ2には磁気ディスク9などが接続され
ている。この磁気ディスク9には予めIDに対応させて
環境情報、例えばユーザAの環境13やTaroA4の
環境14などが登録・保存されている。またこの磁気デ
ィスク9には、ユーザAの環境13やTaroA4の環
境14の他、ワープロソフト“Taro”などのアプリ
ケーションソフトと他の印刷フォーマット、例えばA3
サイズ、A5サイズなどとの組み合わせについてもID
に対応する環境情報として登録・保存されている。
【0024】複数のクライアントマシン3の図示しない
メモリには、印刷アプリケーション10、ログイン/ロ
グアウトプロセス11などが記憶されている。印刷アプ
リケーション10はクライアントマシン3側で印刷デー
タを作成するためのものである。ログイン/ログアウト
プロセス11はクライアントマシン3からネットワーク
1を経由してサーバ2にログイン要求/ログアウト要求
を行うためのプロセスである。このログイン/ログアウ
トプロセス11は、通常のログイン要求/ログアウト要
求の他、2重ログイン要求/2重ログアウト要求を行う
アルゴリズムが備えられている。
【0025】上記メモリ4には、各プロセス5〜7の
他、ログイン後、ネットワーク1を通じて転送されてき
たユーザの印刷ジョブを順次格納しその順に出力する印
刷キュー(待ち行列)12およびデータエリアなどが設
定されている。このデータエリアには、磁気ディスク9
より読み出されたユーザAの環境13やTaroA4の
環境14などの環境情報の他、転送されてきた印刷物の
データ(印刷データ)などが格納される。
【0026】またメモリ4には、例えばユーザAの環境
13として、ユーザAのID、パスワード(ユーザ Aco
nfID)、セキュリィ関係のデータベース情報(ユーザ A
confSec )、印刷環境データ(ユーザ AconfPrt )など
の通常の情報の他、印刷環境優先ユーザか否かを示すフ
ラグ(ユーザ AconfType)、現在2重ログイン中か否か
を示すフラグ(ユーザ AconfDup )、2重ログインした
相手(印刷環境優先ユーザ)のID(ユーザ AconfWho
)などの項目があり、各項目単位にデータが記憶され
る。
【0027】またTaroA4の環境14としては、上
記同様に(TaroA4 AconfID)、(TaroA4 AconfSec )、
(TaroA4 AconfPrt )、(TaroA4 AconfType)、(Taro
A4 AconfDup )、(TaroA4 AconfWho )などの項目があ
り、各項目単位にデータが記憶される。ここでTaro
A4のIDは“Taro A4 ”である。この“Taro A4 ”
は、プリンタ8の環境、つまり印刷環境のみを優先的に
指示する印刷環境優先ユーザ名であり、このユーザ名に
は、磁気ディスク9内の環境情報として、アプリケーシ
ョンソフトの1つであるワープロソフト“Taro”を
実行し、その文書は“A4”の印刷フォーマットで印刷
するというデータが対応している。
【0028】印刷キュー12には、上記ユーザ環境の各
項目を基に生成されたジョブデータが格納されるが、例
えばユーザAの印刷ジョブ15としては、通常の印刷ジ
ョブのデータ(ユーザ APrtJob)の他、そのジョブが2
重ログイン中のものか否かを示すフラグ(ユーザ AJobD
up)、これから実行するジョブが2重ログイン中のジョ
ブであった場合、その相手(一般ユーザか印刷環境優先
ユーザか)を示すデータ(ユーザ AJobWho)や、2重ロ
グイン中の印刷ジョブのときに使う印刷環境のデータ
(ユーザ AJobConf )などの項目毎にデータが格納され
る。なおこの実施例のプリンタ8以外に共有資源として
はファクシミリなども適用可能である。
【0029】次に、図3〜図5のフローチャートと、図
6〜図8を参照してこのパソコンLANシステムの動作
を説明する。
【0030】このパソコンLANシステムの場合、電源
投入によりメモリ4からログイン/ログアウトプロセス
5、キューイングプロセス6および印刷プロセス7など
が読み出されてサーバ2内で動作を開始しユーザからの
入力待ち状態になる。
【0031】一方、クライアントマシン3側では、印刷
アプリケーション10などにより印刷データが作成され
る。
【0032】ここで、ユーザによってクライアントマシ
ン3にユーザA自身のID“ユーザA”とパスワードが
入力されると(ステップ301 )、ログイン/ログアウト
プロセス11によりそのIDとパスワードがネットワー
ク1を経由してサーバ2に転送(発行)される。
【0033】サーバ2側では、入力されたIDなどのデ
ータから、ログイン/ログアウトプロセス5が要求の種
別を判別する。例えば2重ログイン要求か(ステップ30
2 )、またログアウト要求か(ステップ303 )などを判
断する。ここで、いずれにも該当しなければ(通常のロ
グイン要求であった場合)、そのIDおよびパスワード
と、予め磁気ディスク9内に登録されているIDおよび
パスワードとを比較してID認証手続きを行いログイン
の可否判定を行う。
【0034】この結果、IDおよびパスワードが一致す
ると、ログイン/ログアウトプロセス5は磁気ディスク
9からユーザAの環境データをメモリ4内に読み込む。
【0035】この場合、図6に示すように、その環境1
3中の“ユーザ AconfDup ”の項目13aに通常のログ
インとして、フラグ“No”を書き込み、通常のログイン
による環境設定を行う(ステップ304 )。
【0036】そして、ユーザAがその環境下で、サーバ
2に接続されたプリンタ8を利用して情報処理を実行
中、自身の環境とは異なる環境でプリンタ8を利用する
ことを望む場合、すなわちユーザAがログイン時に自身
の印刷環境として、例えばワープロソフトTaro、印
刷フォーマット“B5”などに設定された中で文書ファ
イルなどの文書データを編集処理中、印刷フォーマット
“B5”とは異なる印刷フォーマット“A4”などで文
書の印刷を望むとき、ユーザAは自身の環境について環
境変更操作を行わずに、サーバ2側に登録されている所
望の印刷環境(ワープロソフトTaro、印刷フォーマ
ット“A4”)に対応する印刷環境優先ユーザ名“Taro
A4 ”とパスワードで、クライアントマシン3から2重
ログインの要求を行う。
【0037】すると、ログイン/ログアウトプロセス1
1によってサーバ2に2重ログイン要求と共に印刷環境
優先ユーザ名“Taro A4 ”が転送(発行)される。
【0038】この場合、サーバ2側のログイン/ログア
ウトプロセス5は、入力されたユーザ名“Taro A4 ”と
パスワードから、その要求を2重ログイン要求と判断す
る(ステップ302 )。そしてログイン/ログアウトプロ
セス5は、磁気ディスク9からユーザ名を読み出し、I
D認証手続きを行う(ステップ305 )。そして、予め磁
気ディスク9に登録されているものと一致すれば、2重
ログインを許可し、磁気ディスク9からユーザ名“Taro
A4 ”に対応するTaroA4の環境データを読み込
む。
【0039】これによりメモリ4内には、図7に示すよ
うに、ユーザAの環境13とTaroA4の環境14と
が設定される。このときログイン/ログアウトプロセス
5は、ユーザAの環境13中の“ユーザ AconfDup ”の
項目13aに2重ログインを示すフラグとして“Yes ”
を立て、“ユーザ AconfWho ”の項目13bにユーザ名
“Taro A4 ”を書き込む(ステップ306 )。
【0040】一方、2重ログインを許可した後、クライ
アントマシン3より印刷要求の入力があると(ステップ
401 )、キューイングプロセス6は、ユーザAの環境1
3の“ユーザ AconfDup ”の項目13aのフラグを確認
する。現時点では2重ログイン中なので、“ユーザ Aco
nfDup ”の項目13aには2重ログインを示すフラグ
“Yes ”が立っており、キューイングプロセス6はこの
フラグ“Yes ”に基づき、上記印刷要求によって実行す
るジョブを2重ログイン中に実行するものと判断する
(ステップ402 )。
【0041】そしてキューイングプロセス6は、メモリ
4に設定されているユーザAの環境13とTaroA4
の環境14との各項目を参照してユーザAの印刷ジョブ
15を新たに生成する。
【0042】この場合、キューイングプロセス6は、図
8に示すように、まず、ユーザAの印刷ジョブ15とし
て、“ユーザ APrtJob”の項目15aに、印刷ジョブの
内容、つまり印刷するデータを書き込み、“ユーザ AJo
bDup”の項目15bに、2重ログイン中のジョブである
ことを示すフラグ“Yes ”を書き込み、“ユーザ AJobW
ho”の項目15cに、2重ログインしてきた環境優先ユ
ーザ名として“Taro A4 ”を書き込み、“ユーザ AJobC
onf ”の項目15dに、その環境優先ユーザの印刷環境
データを書き込む(ステップ403 )。なお上記ステップ
402 において、ユーザAの環境13の“ユーザ AconfDu
p ”の項目13aにフラグ“No”が立っていた場合、キ
ューイングプロセス6は通常のキューイング処理を行う
(ステップ404 )。すなわち印刷要求後に転送されてき
た印刷データを通常通りユーザAの印刷ジョブ15とし
て印刷キュー12に入れる。
【0043】一方、印刷プロセス7は、印刷キュー12
内に印刷データが存在するか否かを常時監視している。
したがって上記動作により印刷キュー12内に印刷ジョ
ブ15がキューイングされると(ステップ501 )、印刷
プロセス7はその印刷ジョブ15内のフラグを確認す
る。そしてその印刷ジョブ15の“ユーザ AJobDup”の
項目15bのフラグが2重ログイン中を示すフラグ“Ye
s ”であれば(ステップ502 )、“ユーザ AJobConf ”
の項目15dの印刷環境データに従って印刷環境を切り
替える(ステップ503 )。すなわち印刷アプリケーショ
ン(ワープロソフトTaro)は同じで、プリンタ8の
印刷フォーマットをユーザAのフォーマット“B5”か
らTaroA4の“A4”に切り替える。
【0044】この結果、プリンタ8は、切り替えられた
フォーマットの設定に基づいて文書ファイルの文書デー
タをA4サイズで印刷処理する(ステップ504 )。
【0045】したがって、ユーザAはログイン中、自身
の設定環境で作成・編集した文書データなどを、自身が
環境変更することなく、印刷環境のみ所望の印刷環境に
変更して印刷することができる。
【0046】また印刷後、クライアントマシン3よりサ
ーバ2に要求入力があり(ステップ301 )、それがログ
アウト要求であった場合(ステップ303 )、ログイン/
ログアウトプロセス5は、そのログアウト要求と共に発
行されたIDを基に一般ユーザ名“ユーザ A”か印刷環
境優先ユーザ名“Taro A4 ”か確認する。この確認結
果、印刷環境優先ユーザ名“Taro A4 ”であれば、その
ログアウト要求が2重ログインに対するものなので(ス
テップ307 )、ログイン/ログアウトプロセス5は2重
ログインの解除を行う(ステップ308 )。この2重ログ
インの解除は、ユーザAの環境13中に立てられていた
2重ログインを示すフラグ“Yes ”およびその印刷環境
優先ユーザ名“Taro A4 ”などを、元のフラグNoおよび
ユーザ名“ユーザ A”などに書き替えることである。
【0047】ユーザAの環境13には、元のユーザAの
印刷環境データが残されているので、印刷環境を含むす
べての環境は元に環境設定状態に戻される。したがっ
て、ユーザAは2重ログイン前の状態、つまり元の環境
下で文書の編集処理を継続して行えるようになる。なお
上記要求入力が初めにログインしたユーザAに対するロ
グアウト要求であれば、通常のログアウト処理が行われ
る(ステップ309 )。
【0048】以下、図9〜図11を参照してこのパソコ
ンLANシステムの動作を環境変化の方向から説明す
る。図9はこのシステムの動作環境の概要を示す状態遷
移図、図10(a)はユーザがログインする前の動作環
境を示す図、図10(b)はユーザが自身のユーザ名で
ログインしたときの動作環境を示す図、図10(c)は
ユーザが自身のユーザ名でログイン中に2重ログインし
たときの動作環境を示す図である。
【0049】このパソコンLANシステムの場合、図9
に示すように、ログイン状態91、ログアウト状態92
の状態遷移ルーチンの他に、2重ログイン状態、すなわ
ち印刷環境のみのパーソネート状態93が存在する。
【0050】したがって、このパソコンLANシステム
において、図10(a)に示すように、ファイルアクセ
ス94、課金情報95、印刷環境96およびメール環境
97などが、ログインしたユーザの環境に設定されるも
のとする。
【0051】この場合、ユーザAが自身のユーザ名“ユ
ーザ A ”でログインすると、図10(b)に示すよう
に、ファイルアクセス94、課金情報95、印刷環境9
6およびメール環境97などはすべてユーザAの環境と
なる。
【0052】そして、このログイン中、ユーザAが印刷
環境96のみを変更したいときに、印刷環境優先ユーザ
名“Taro A4 ”で2重ログインすれば、システムはパー
ソネート状態93に移り、この間、図10(c)に示す
ように、印刷環境96のみが“Taro A4 ”の環境に置き
換えられる。したがって、ユーザAがクライアントマシ
ン3から何らかの要求を発行すると、その要求が印刷要
求のときのみ“Taro A4 ”の環境のサービスを受けるこ
とができる。
【0053】このように本実施例のパソコンLANシス
テムによれば、ユーザAがログインしたときの環境中の
印刷環境96とは異なる印刷環境、すなわちワープロソ
フトTaroの文書データをA4サイズで印刷するとい
う環境データを印刷環境優先ユーザ名“Taro A4 ”で登
録しておくことにより、ユーザは自分のID“ユーザ
A”でサーバ2にログインし、印刷アプリケーション1
0などで文書ファイルの文書データを編集処理し、自身
の印刷環境とは異なる印刷環境でその文書を印刷すると
き、上記印刷環境優先ユーザ名“Taro A4 ”で2重ログ
インすることにより、自身の環境について変更作業を一
切行うことなく、上記印刷環境96のみが“Taro A4 ”
の環境に変更され、その環境で文書を印刷することがで
きる。
【0054】つまり、初めのログイン状態を保持したま
ま、自身の印刷環境とは異なる印刷環境、例えばオフィ
ス業務用に特殊な印刷フォーマットで書類を印刷する場
合、ユーザAは各クライアントマシン3よりサーバ2に
2重ログインし、その後、印刷要求を発行すれば、所望
の印刷フォーマットで文書を印刷できるようになるの
で、ユーザは自身の環境について変更操作を行う必要が
なくなり、業務効率を向上することができる。
【0055】また2重ログイン中は、変更された印刷環
境でプリンタ8が動作されるので、ユーザはクライアン
トマシン3よりプリンタ8の印刷環境を意識することな
く利用要求を発行してプリンタ8を利用できる。
【0056】なおこの実施例では、印刷環境を変更する
場合、つまり共有資源としてプリンタを利用する場合に
ついて記載したが、本発明は印刷のみに限らず、サーバ
の共有資源として、例えばファクシミリなどが接続され
ていれば、同様に実施することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
第2の局よりある固有の識別情報で第1の局にログイン
中に、共有資源の動作環境を項目単位で定義する第2の
環境情報に対応する識別情報で二重ログインすることに
よって、初めに設定された共有資源の動作環境中の該当
する項目が変更されるので、ユーザは複雑な環境変更操
作を行わずに所望の環境下で共有資源を利用した業務を
行えるようになり、業務効率を向上することができる。
【0058】また二重ログイン中、共有資源についての
利用要求を発行すれば、二重ログインにより変更された
動作環境で共有資源が動作するようになるので、ユーザ
は共有資源の環境状態を意識することなく共有資源を利
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のパソコンLANシステ
ムの構成を示す図である。
【図2】このパソコンLANシステムにおけるサーバの
構成を詳細に説明する図である。
【図3】このパソコンLANシステムにおけるログイン
/ログアウトプロセスの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】このパソコンLANシステムにおけるキューイ
ングプロセスの動作を示すフローチャートである。
【図5】このパソコンLANシステムにおける印刷プロ
セスの動作を示すフローチャートである。
【図6】このパソコンLANシステムにおいて、ユーザ
Aが自身のユーザ名“ユーザ A”で初めにログインした
状態を示す図である。
【図7】このパソコンLANシステムにおいて、ユーザ
Aが“Taro A4 ”で2重ログインした状態を示す図であ
る。
【図8】このパソコンLANシステムにおいて、ユーザ
Aが印刷を実行してきたときの状態を示す図である。
【図9】このシステムの動作環境の概要を示す状態遷移
図である。
【図10】(a)、(b)、(c)は各動作環境の変化
を示す図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク、2…サーバ、3…クライアントマシ
ン、4…メモリ、5…ログイン/ログアウトプロセス、
6…キューイングプロセス、7…印刷プロセス、8…プ
リンタ、9…磁気ディスク、10…印刷アプリケーショ
ン、11…ログイン/ログアウトプロセス、12…印刷
キュー、13…ユーザAの環境、14…TaroA4の
環境、15…ユーザAの印刷ジョブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路上に第1の局および第2の局を接
    続してなり、前記第1の局はログインした前記第2の局
    から依頼されたジョブを自身が保有する共有資源を用い
    て実行する情報処理システムにおいて、 前記各第2の局は、 前記第1の局に対してログイン要求と共に、前記ショブ
    実行のための前記共有資源の動作環境を選択するための
    識別情報を発行する手段を有し、 前記第1の局は、 前記共有資源の動作環境をユーザ単位で定義する複数の
    項目からなる第1の環境情報の群及び前記共有資源の動
    作環境を前記項目単位で定義する第2の環境情報の群を
    それぞれ固有の前記識別情報と対応つけて予め保存した
    保存手段と、 前記第2の局からのログイン要求を受け付ける第1ログ
    イン受付手段と、 前記第1ログイン受付手段でログインを受け付けた第2
    の局から前記ログイン要求と共に発行された識別情報を
    基に、この識別情報に対応する第1の環境情報を前記保
    存手段から読み出し、前記共有資源の動作環境として設
    定する環境設定手段と、 ログイン中の第2の局からのログイン要求を二重ログイ
    ン要求として受け付ける第2ログイン受付手段と、 前記第2ログイン受付手段で二重ログインを受け付けた
    第2の局から前記二重ログイン要求と共に発行された識
    別情報を基に、この識別情報に対応する第2の環境情報
    を前記保存手段から読み出し、前記第1の環境情報で設
    定された前記共有資源の動作環境の各項目うち、該当す
    る項目を前記第2の環境情報に変更する環境変更手段
    と、 前記二重ログイン中に前記共有資源の利用要求があった
    場合、前記環境変更手段により変更された動作環境を基
    に前記共有資源を動作させる制御手段とを具備すること
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 伝送路上に第1の局および複数の第2の
    局を接続してなり、前記第1の局はログインした前記第
    2の局から依頼されたジョブを自身が保有する共有資源
    を用いて実行する情報処理システムにおいて、 前記第1の局は、前記共有資源の動作環境をユーザ単位
    で定義する複数の項目からなる第1の環境情報の群及び
    前記共有資源の動作環境を前記項目単位で定義する第2
    の環境情報の群をそれぞれ固有の前記識別情報と対応つ
    けて予め保存した保存手段を有し、 前記各第2の局から前記第1の局に対してログイン要求
    と共に、前記ショブ実行のための前記共有資源の動作環
    境を選択するための識別情報を発行する工程と、 前記
    第2の局からのログイン要求を前記第1の局が受け付け
    る工程と、 前記第1の局がログイン要求を受け付けた第2の局から
    前記ログイン要求と共に発行された識別情報を基に、こ
    の識別情報に対応する第1の環境情報を前記保存手段か
    ら読み出し、前記共有資源の動作環境として設定する工
    程と、 ログイン中の第2の局からのログイン要求を前記第1の
    局が二重ログイン要求として受け付ける工程と、 前記第1の局が二重ログインを受け付けた第2の局から
    前記二重ログイン要求と共に発行された識別情報を基
    に、この識別情報に対応する第2の環境情報を前記保存
    手段から読み出し、前記第1の環境情報で設定された前
    記共有資源の動作環境の各項目うち、該当する項目を前
    記第2の環境情報に変更する工程とを具備することを特
    徴とする情報処理方法。
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