JPH07219487A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
液晶表示装置の駆動方法Info
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- JPH07219487A JPH07219487A JP28667294A JP28667294A JPH07219487A JP H07219487 A JPH07219487 A JP H07219487A JP 28667294 A JP28667294 A JP 28667294A JP 28667294 A JP28667294 A JP 28667294A JP H07219487 A JPH07219487 A JP H07219487A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】良好な中間階調表現を実現し、クロストークや
フリッカをも効果的に防止する。 【構成】Ｘ−Ｙマトリックス駆動液晶ディスプレイ装置
において、Ｘ駆動系には、１水平および１垂直走査期間
ごとに階調信号を反転する手段を設け、Ｙ駆動系にはＸ
駆動系の反転に同期して選択信号を反転する手段を設け
る
フリッカをも効果的に防止する。 【構成】Ｘ−Ｙマトリックス駆動液晶ディスプレイ装置
において、Ｘ駆動系には、１水平および１垂直走査期間
ごとに階調信号を反転する手段を設け、Ｙ駆動系にはＸ
駆動系の反転に同期して選択信号を反転する手段を設け
る
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶ディスプレイ装置の
駆動方法に関する。
駆動方法に関する。
【０００２】図１に示す液晶ディスプレイ装置（１０１
はＸドライバー、１０２はＹドライバー、１０３は液晶
（ディスプレイ）パネルである。）で映像表示を行なう
場合において従来は図２のような駆動方法がとられてき
た。なお、図１上の各点（Ｘ，Ｙドライバー出力、Ｘ−
Ｙ交点の液晶印加電圧）の波形は図１に示された、
（Ｘ，Ｙ）座標によって指し示すこととする。
はＸドライバー、１０２はＹドライバー、１０３は液晶
（ディスプレイ）パネルである。）で映像表示を行なう
場合において従来は図２のような駆動方法がとられてき
た。なお、図１上の各点（Ｘ，Ｙドライバー出力、Ｘ−
Ｙ交点の液晶印加電圧）の波形は図１に示された、
（Ｘ，Ｙ）座標によって指し示すこととする。
【０００３】
【従来の技術】図２は従来の液晶ディスプレイ装置の駆
動波形図である。
動波形図である。
【０００４】図２の（０，１）、（１，０）、（１，
１）の波形で明らかなように、ＸおよびＹドライバーの
出力波形は１垂直走査期間（以下１Ｖと略す。）ごとに
反転し、交点の液晶印加電圧の選択時間は１水平走査期
間（以下１Ｈと略す。）である。
１）の波形で明らかなように、ＸおよびＹドライバーの
出力波形は１垂直走査期間（以下１Ｖと略す。）ごとに
反転し、交点の液晶印加電圧の選択時間は１水平走査期
間（以下１Ｈと略す。）である。
【０００５】本従来例は電圧平均化法を変形して、Ｘド
ライバーの出力波形に階調成分をのせる駆動方法であ
る。
ライバーの出力波形に階調成分をのせる駆動方法であ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この電圧平均化法を利
用して階調表示を行なう場合には、非選択時の印加電圧
のバラツキが階調特性に悪影響を与える。図２の残りの
波形はこの悪影響を考察したものである。（２，０）は
全点灯信号であり、（３，０）は選択ラインのみ点灯
（１ラインを省いてすべて非点灯）波形である。考察の
結果は（２，１）、（３，１）に示したとおり、（２，
１）の全点灯の実効電圧の方が高くなっている。通常の
白黒２値のキャラクタ表示では、この程度の実効値の差
は動作マージンが広いため問題ない。しかし、階調表示
では動作マージンが狭いために問題となり、実用的でな
い。以上のように従来の電圧平均化法での階調表示は困
難である。
用して階調表示を行なう場合には、非選択時の印加電圧
のバラツキが階調特性に悪影響を与える。図２の残りの
波形はこの悪影響を考察したものである。（２，０）は
全点灯信号であり、（３，０）は選択ラインのみ点灯
（１ラインを省いてすべて非点灯）波形である。考察の
結果は（２，１）、（３，１）に示したとおり、（２，
１）の全点灯の実効電圧の方が高くなっている。通常の
白黒２値のキャラクタ表示では、この程度の実効値の差
は動作マージンが広いため問題ない。しかし、階調表示
では動作マージンが狭いために問題となり、実用的でな
い。以上のように従来の電圧平均化法での階調表示は困
難である。
【０００７】本発明はかかる欠点を除去したもので、そ
の目的は、Ｘ−Ｙマトリックス電極で液晶をダイナミッ
ク駆動する液晶（ディスプレイ）装置で階調表示を行な
う最適駆動方法を提供することにある。
の目的は、Ｘ−Ｙマトリックス電極で液晶をダイナミッ
ク駆動する液晶（ディスプレイ）装置で階調表示を行な
う最適駆動方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶ディスプレ
イ装置は、Ｘ−Ｙマトリックス駆動液晶ディスプレイ装
置において、Ｘ駆動系には、１水平および１垂直走査期
間ごとに階調信号を反転する手段を設け、Ｙ駆動系には
Ｘ駆動系の反転に同期して選択信号を反転する手段を設
けることを特徴とする。
イ装置は、Ｘ−Ｙマトリックス駆動液晶ディスプレイ装
置において、Ｘ駆動系には、１水平および１垂直走査期
間ごとに階調信号を反転する手段を設け、Ｙ駆動系には
Ｘ駆動系の反転に同期して選択信号を反転する手段を設
けることを特徴とする。
【０００９】
【実施例】以下実施例に基づいて本発明を詳しく説明す
る。
る。
【００１０】図３は本発明の液晶ディスプレイ装置の駆
動波形図である。図３の（０，１）、（０，２）、
（０，３）はＹドライバーの出力波形図である。波形図
に明らかなように、奇数Ｙラインと偶数Ｙラインの極性
が逆なのが本発明の駆動方法の特徴である。
動波形図である。図３の（０，１）、（０，２）、
（０，３）はＹドライバーの出力波形図である。波形図
に明らかなように、奇数Ｙラインと偶数Ｙラインの極性
が逆なのが本発明の駆動方法の特徴である。
【００１１】図３の（１，０）、（２，０）はＸドライ
バーの出力波形図である。（１，０）は全点灯信号、
（２，０）は選択ラインのみ点灯（１ラインを省いてす
べて非点灯）信号である。これは、図２の各同信号との
比較のため選んだものである。以上の説明と波形から明
らかなように、Ｘドライバーの出力波形は１Ｈごとに反
転した階調信号であり、その階調信号はさらに１Ｖごと
に反転することが本発明の駆動方法の特徴である。
バーの出力波形図である。（１，０）は全点灯信号、
（２，０）は選択ラインのみ点灯（１ラインを省いてす
べて非点灯）信号である。これは、図２の各同信号との
比較のため選んだものである。以上の説明と波形から明
らかなように、Ｘドライバーの出力波形は１Ｈごとに反
転した階調信号であり、その階調信号はさらに１Ｖごと
に反転することが本発明の駆動方法の特徴である。
【００１２】図３の（１，１）、（２，１）は本発明の
駆動方法による液晶印加電圧波形図である。非選択時は
（１，１）が点灯、（２，１）が非点灯信号にもかかわ
らず、非選択時の平均レベル（図３に破線で表示）は同
一であるので従来例に比べ動作マージンは大きい。その
ため中間調が正確にコントロールでき、階調特性が良
い。
駆動方法による液晶印加電圧波形図である。非選択時は
（１，１）が点灯、（２，１）が非点灯信号にもかかわ
らず、非選択時の平均レベル（図３に破線で表示）は同
一であるので従来例に比べ動作マージンは大きい。その
ため中間調が正確にコントロールでき、階調特性が良
い。
【００１３】図３では全点灯および、１ラインのみ点灯
信号を扱かったが、映像信号は各隣接ライン信号に相関
があり、１Ｈおきの階調信号は近似であるので、１Ｈご
とに反転すれば、図３のように非選択時の平均レベルも
ほぼ同一となる。
信号を扱かったが、映像信号は各隣接ライン信号に相関
があり、１Ｈおきの階調信号は近似であるので、１Ｈご
とに反転すれば、図３のように非選択時の平均レベルも
ほぼ同一となる。
【００１４】図４は本発明の液晶ディスプレイ装置の駆
動回路実施例である。図４において４０６に入力された
映像信号は４０１のＰＮＰトランジスタで増増幅され正
負両極性の映像信号が、４０２、４０３の負荷抵抗から
取り出される。正、負極性の映像信号は４０４のアナロ
グスイッチで切換をして、４１０のＸドライバーに入力
する。４０４のアナログスイッチのコントロールをする
のが４０５のイクスルーシブオアゲートである。通常こ
のコントロールは４０８のフレーム信号入力（１Ｖごと
に反転する。）で行なわれるが、本発明の特徴である１
Ｈごとの反転は４０７の入力（偶奇水平ライン信号）で
コントロールされる。４１０のＸドライバーは４１４の
シフトレジスタ（４１１はサンプリングクロック入力、
４１２はサンプリングデータ入力である。）と４１５の
アナログスイッチと４１６のコンデンサで構成されるサ
ンプルホールド回路、および４１７のアナログスイッチ
と４１８のコンデンサと４１９のラインアンプで構成さ
れるラインホールド回路で構成される。４０４のアナロ
グスイッチ出力はサンプルホールド回路でサンプリング
ホールドされると４１３の入力（Ｘラインホールド信
号）でコントロールされる４１７のアナログスイッチが
一斉にオン、オフして４１８のコンデンサにホールドさ
れ４１９のラインドライバによってＸラインは駆動され
る。
動回路実施例である。図４において４０６に入力された
映像信号は４０１のＰＮＰトランジスタで増増幅され正
負両極性の映像信号が、４０２、４０３の負荷抵抗から
取り出される。正、負極性の映像信号は４０４のアナロ
グスイッチで切換をして、４１０のＸドライバーに入力
する。４０４のアナログスイッチのコントロールをする
のが４０５のイクスルーシブオアゲートである。通常こ
のコントロールは４０８のフレーム信号入力（１Ｖごと
に反転する。）で行なわれるが、本発明の特徴である１
Ｈごとの反転は４０７の入力（偶奇水平ライン信号）で
コントロールされる。４１０のＸドライバーは４１４の
シフトレジスタ（４１１はサンプリングクロック入力、
４１２はサンプリングデータ入力である。）と４１５の
アナログスイッチと４１６のコンデンサで構成されるサ
ンプルホールド回路、および４１７のアナログスイッチ
と４１８のコンデンサと４１９のラインアンプで構成さ
れるラインホールド回路で構成される。４０４のアナロ
グスイッチ出力はサンプルホールド回路でサンプリング
ホールドされると４１３の入力（Ｘラインホールド信
号）でコントロールされる４１７のアナログスイッチが
一斉にオン、オフして４１８のコンデンサにホールドさ
れ４１９のラインドライバによってＸラインは駆動され
る。
【００１５】４２０のＹドライバーは４２３のシフトレ
ジスター（４２１はクロック入力、４２２はデータ入力
である。）と４２４のアナログマルチプレクサおよび４
２５の非反転、４２６の反転ラインドライバーによって
構成される。
ジスター（４２１はクロック入力、４２２はデータ入力
である。）と４２４のアナログマルチプレクサおよび４
２５の非反転、４２６の反転ラインドライバーによって
構成される。
【００１６】４２０のＹドライバーは４２３、４２４と
もに従来のままであり、本発明のＹラインの１ラインご
とに反転出力を印加するということは、４２５、４２６
の非反転および反転ラインドライバーで構成されてい
る。通常反転、非反転ドライバーを使用しなくても、１
ラインごとの反転は４２４のアナログマルチプレクサ内
部で対応可能である。
もに従来のままであり、本発明のＹラインの１ラインご
とに反転出力を印加するということは、４２５、４２６
の非反転および反転ラインドライバーで構成されてい
る。通常反転、非反転ドライバーを使用しなくても、１
ラインごとの反転は４２４のアナログマルチプレクサ内
部で対応可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明の液晶ディスプレイ
装置の駆動方法は、動作マージンが大きく、中間調がコ
ントロールしやすく、階調特性が優れている。また従来
階調表示を行なう液晶ディスプレイ装置はマトリックス
状に配置されたスイッチングトランジスタ（集積回路）
を片側に用いた方式が主流だったため、大型フラットパ
ネルの実現は困難であった。しかし、本発明の駆動方法
では液晶ディスプレイパネルは従来のＸ−Ｙマトリック
ス電極で液晶をダイナミック駆動するものなので、従来
の方法を利用し、大型化、低コスト化は容易である。
装置の駆動方法は、動作マージンが大きく、中間調がコ
ントロールしやすく、階調特性が優れている。また従来
階調表示を行なう液晶ディスプレイ装置はマトリックス
状に配置されたスイッチングトランジスタ（集積回路）
を片側に用いた方式が主流だったため、大型フラットパ
ネルの実現は困難であった。しかし、本発明の駆動方法
では液晶ディスプレイパネルは従来のＸ−Ｙマトリック
ス電極で液晶をダイナミック駆動するものなので、従来
の方法を利用し、大型化、低コスト化は容易である。
【００１８】さらに本発明は、Ｘライン電極、Ｙライン
電極の間に液晶と直列に非線形素子（ＭＩＭ、バリス
タ）を挿入した液晶ディスプレイパネルの階調表示にも
有効である。
電極の間に液晶と直列に非線形素子（ＭＩＭ、バリス
タ）を挿入した液晶ディスプレイパネルの階調表示にも
有効である。
【図１】 従来の液晶ディスプレイ装置のブロック図で
ある。
ある。
【図２】 従来の液晶ディスプレイ装置の駆動波形図で
ある。
ある。
【図３】 本発明の液晶ディスプレイ装置の駆動波形図
である。
である。
【図４】 本発明の液晶ディスプレイ装置の駆動回路図
である。
である。
１０１・・・・・・Ｙドライバー １０２・・・・・・Ｙドライバー １０３・・・・・・液晶ディスプレイパネル ４０１・・・・・・ＰＮＰトランジスタ ４０２，４０３・・負荷抵抗 ４０４・・・・・・アナログスイッチ ４０５・・・・・・イクスルーシブオアゲート ４０６・・・・・・映像信号入力 ４０７・・・・・・偶奇水平ライン信号入力 ４０８・・・・・・フレーム信号入力 ４１０・・・・・・Ｘドライバー ４１１・・・・・・サンプリングクロック入力 ４１２・・・・・・サンプリングデータ入力 ４１３・・・・・・Ｘラインホールド信号入力 ４１４・・・・・・シフトレジスタ ４１５，４１７・・アナログスイッチ ４１６．４１８・・コンデンサ ４１９・・・・・・ラインドライバ ４２０・・・・・・Ｙドライバー ４２１・・・・・・クロック入力 ４２２・・・・・・データ入力 ４２３・・・・・・シフトレジスタ ４２４・・・・・・アナログマルチプレクサ ４２５・・・・・・非反転ドライバー ４２６・・・・・・反転ドライバー
【手続補正書】
【提出日】平成６年１２月２１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 液晶表示装置の駆動方法
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００１
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示（液晶ディスプ
レイ）装置の駆動方法に関する。
レイ）装置の駆動方法に関する。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】 図１に示す液晶ディスプレイ装置（１０
１はＸドライバー、１０２はＹドライバー、１０３は液
晶（ディスプレイ）パネルである。）で映像表示を行な
う場合において従来は図２のような駆動方法がとられて
きた。液晶表示装置は、周知のように、一対の基板間に
液晶が封入され、一方の基板にＹドライバー１０２の出
力が印加されるだい１の信号線（Ｙライン）が配置さ
れ、他方の基板にＸドライバー１０１の出力が印加され
る第２の信号線（Ｘライン）が配置される構成をなし、
各画素の交点のＸ，Ｙライン間に、ライン間の電位差に
基づき駆動される液晶を有する画素が形成される。画素
において、液晶と直列に非線形素子をスイッチング素子
として介在することもできる。図１上の各点（Ｘ，Ｙド
ライバー出力、Ｘ−Ｙ交点の液晶印加電圧）の波形は図
１に示された、（Ｘ，Ｙ）座標によって指し示すことと
する。
１はＸドライバー、１０２はＹドライバー、１０３は液
晶（ディスプレイ）パネルである。）で映像表示を行な
う場合において従来は図２のような駆動方法がとられて
きた。液晶表示装置は、周知のように、一対の基板間に
液晶が封入され、一方の基板にＹドライバー１０２の出
力が印加されるだい１の信号線（Ｙライン）が配置さ
れ、他方の基板にＸドライバー１０１の出力が印加され
る第２の信号線（Ｘライン）が配置される構成をなし、
各画素の交点のＸ，Ｙライン間に、ライン間の電位差に
基づき駆動される液晶を有する画素が形成される。画素
において、液晶と直列に非線形素子をスイッチング素子
として介在することもできる。図１上の各点（Ｘ，Ｙド
ライバー出力、Ｘ−Ｙ交点の液晶印加電圧）の波形は図
１に示された、（Ｘ，Ｙ）座標によって指し示すことと
する。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】図２の（０，１）、（１，０）はそれぞれ
Ｙラインの１ライン目に印加される走査信号、Ｘライン
の１ライン目に印加される表示信号であり、（１，１）
は２つの信号の電位差によって示される駆動信号波形で
ある。これらの波形から明かなように、ＸおよびＹドラ
イバーの出力波形は１垂直走査期間（以下１Ｖと略
す。）ごとに反転し、交点の液晶印加電圧の選択時間は
１水平走査期間（以下１Ｈと略す。）である。図２の
（２，０）は表示信号の全点灯信号であり、（３，０）
は１ライン目のみ点灯（１ライン目を除いてすべて非点
灯）の表示信号波形である。電位差の結果は（２，
１）、（３，１）に示した通りである。
Ｙラインの１ライン目に印加される走査信号、Ｘライン
の１ライン目に印加される表示信号であり、（１，１）
は２つの信号の電位差によって示される駆動信号波形で
ある。これらの波形から明かなように、ＸおよびＹドラ
イバーの出力波形は１垂直走査期間（以下１Ｖと略
す。）ごとに反転し、交点の液晶印加電圧の選択時間は
１水平走査期間（以下１Ｈと略す。）である。図２の
（２，０）は表示信号の全点灯信号であり、（３，０）
は１ライン目のみ点灯（１ライン目を除いてすべて非点
灯）の表示信号波形である。電位差の結果は（２，
１）、（３，１）に示した通りである。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動方法では、
（２，１）（３，１）の非選択時の液晶に印加される電
位差の極性が一定となり、液晶の寿命を縮める原因とな
っていた。また、他の画素に印加される駆動信号による
リークや容量結合により画素に他の画素表示の影響が及
び、クロストークも発生してしまっていた。また、画面
の各画素の駆動電圧の極性反転の周波数が１Ｖであるの
で、フリッカーが目立ってしまっていた。
（２，１）（３，１）の非選択時の液晶に印加される電
位差の極性が一定となり、液晶の寿命を縮める原因とな
っていた。また、他の画素に印加される駆動信号による
リークや容量結合により画素に他の画素表示の影響が及
び、クロストークも発生してしまっていた。また、画面
の各画素の駆動電圧の極性反転の周波数が１Ｖであるの
で、フリッカーが目立ってしまっていた。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００６】本発明はかかる欠点を除去したもので、そ
の目的は、２つの信号線間に画素が形成されるマトリッ
クス型液晶表示装置をダイナミック駆動する最適駆動方
法を提供することにある。
の目的は、２つの信号線間に画素が形成されるマトリッ
クス型液晶表示装置をダイナミック駆動する最適駆動方
法を提供することにある。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
駆動方法は、走査信号が印加される複数の第１の信号線
と、表示信号が印加される複数の第２の信号線とがマト
リクス状に構成され、該第１の信号線と第２の信号線の
間に印加される電圧に基づいて電圧印加される液晶を有
する複数の画素を備える液晶表示装置の駆動方法におい
て、前記第１信号線に印加される前記走査信号の水平走
査期間の電位と前記表示信号の電位との電位差に基づい
て前記各画素の両端に印加される電位差の極性は、垂直
走査期間毎に反転され、前記垂直走査期間内における前
記各画素の両端に印加される電位差の極性は、整数本の
前記第１信号線毎あるいは整数個の前記水平走査期間毎
に反転されることを特徴とする。
駆動方法は、走査信号が印加される複数の第１の信号線
と、表示信号が印加される複数の第２の信号線とがマト
リクス状に構成され、該第１の信号線と第２の信号線の
間に印加される電圧に基づいて電圧印加される液晶を有
する複数の画素を備える液晶表示装置の駆動方法におい
て、前記第１信号線に印加される前記走査信号の水平走
査期間の電位と前記表示信号の電位との電位差に基づい
て前記各画素の両端に印加される電位差の極性は、垂直
走査期間毎に反転され、前記垂直走査期間内における前
記各画素の両端に印加される電位差の極性は、整数本の
前記第１信号線毎あるいは整数個の前記水平走査期間毎
に反転されることを特徴とする。
【手続補正９】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】第２に、前記画素は、前記液晶と直列に非
線形素子が挿入されてなることを特徴とする。
線形素子が挿入されてなることを特徴とする。
【手続補正１０】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】図３は本発明の液晶ディスプレイ装置の駆
動波形図である。図３の（０，１）、（０，２）、
（０，３）はＹドライバーの出力する走査信号波形図で
ある。波形図より明らかなように、奇数Ｙラインと偶数
Ｙラインの極性が逆である。
動波形図である。図３の（０，１）、（０，２）、
（０，３）はＹドライバーの出力する走査信号波形図で
ある。波形図より明らかなように、奇数Ｙラインと偶数
Ｙラインの極性が逆である。
【手続補正１１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】図３の（１，０）、（２，０）はＸドライ
バーの出力する表示信号波形図である。（１，０）は全
点灯信号、（２，０）は１ライン目のみ点灯（１ライン
目を除いてすべて非点灯）信号である。これは、図２の
各同信号との比較のため選んだものである。図３の
（１，１）（２，１）は本発明の駆動方法による画素へ
の印加電圧波形図である。非選択時は点灯、非点灯信号
にかかわらず、非選択時に印加される電位の平均レベル
（図３に破線で表示）は同一であるので、従来に比べ動
作マージンは大きい。
バーの出力する表示信号波形図である。（１，０）は全
点灯信号、（２，０）は１ライン目のみ点灯（１ライン
目を除いてすべて非点灯）信号である。これは、図２の
各同信号との比較のため選んだものである。図３の
（１，１）（２，１）は本発明の駆動方法による画素へ
の印加電圧波形図である。非選択時は点灯、非点灯信号
にかかわらず、非選択時に印加される電位の平均レベル
（図３に破線で表示）は同一であるので、従来に比べ動
作マージンは大きい。
【手続補正１２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】以上の説明と波形から明かなように、Ｘド
ライバーの出力波形は１Ｈ毎に反転した表示信号であ
り、その表示信号はさらに１Ｖ毎に反転する。従って、
表示する内容にかかわらず、同一極性の電圧が液晶に長
時間印加されることが無くなり液晶の劣化が防止でき
る。また、画素の非選択時に影響する他の画素の表示信
号は交互に反転されて画素に印加されるので、Ｖ期間を
通してみるとその影響は相殺されて、クロストークも大
幅に減少する。さらに、画素への印加電圧（電位差）の
極性がＨ単位毎に反転するので、画面全体でのちらつき
が少なくなり、フリッカーが目立たなくなる。さらに、
画素が非線形素子（ＭＩＭ、バリスタ）を液晶に直列接
続する構成であれば、非選択時に画素の液晶に保持され
た電圧が他の画素の影響をより受け難くなるので、動作
マージンが大きくなり、中間調がコントロールしやす
く、階調特性が優れている。
ライバーの出力波形は１Ｈ毎に反転した表示信号であ
り、その表示信号はさらに１Ｖ毎に反転する。従って、
表示する内容にかかわらず、同一極性の電圧が液晶に長
時間印加されることが無くなり液晶の劣化が防止でき
る。また、画素の非選択時に影響する他の画素の表示信
号は交互に反転されて画素に印加されるので、Ｖ期間を
通してみるとその影響は相殺されて、クロストークも大
幅に減少する。さらに、画素への印加電圧（電位差）の
極性がＨ単位毎に反転するので、画面全体でのちらつき
が少なくなり、フリッカーが目立たなくなる。さらに、
画素が非線形素子（ＭＩＭ、バリスタ）を液晶に直列接
続する構成であれば、非選択時に画素の液晶に保持され
た電圧が他の画素の影響をより受け難くなるので、動作
マージンが大きくなり、中間調がコントロールしやす
く、階調特性が優れている。
【手続補正１３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】図３では全点灯および、１ラインのみ点灯
信号を扱かったが、映像信号は各隣接ラインの表示の階
調信号に相関があり、１Ｈおきの階調信号は近似である
ので、１Ｈごとに反転すれば、図３のように非選択時の
平均レベルもほぼ同一となる。
信号を扱かったが、映像信号は各隣接ラインの表示の階
調信号に相関があり、１Ｈおきの階調信号は近似である
ので、１Ｈごとに反転すれば、図３のように非選択時の
平均レベルもほぼ同一となる。
【手続補正１４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】図４は本発明の液晶ディスプレイ装置の駆
動回路実施例である。図４において４０６に入力された
映像信号は４０１のＰＮＰトランジスタで増幅され正負
両極性の映像信号が、４０２、４０３の負荷抵抗から取
り出される。正、負極性の映像信号は４０４のアナログ
スイッチで切換をして、４１０のＸドライバーに入力す
る。４０４のアナログスイッチのコントロールをするの
が４０５のイクスクルーブオアゲートである。通常この
コントロールは４０８のフレーム信号入力（１Ｖごとに
反転する。）で行なわれるが、本発明の特徴である１Ｈ
ごとの反転は４０７の入力（偶奇水平ライン信号）でコ
ントロールされる。４１０のＸドライバーは４１４のシ
フトレジスタ（４１１はサンプリングクロック入力、４
１２はサンプリングデータ入力である。）と４１５のア
ナログスイッチと４１６のコンデンサで構成されるサン
プルホールド回路、および４１７のアナログスイッチと
４１８のコンデンサと４１９のラインアンプで構成され
るラインホールド回路で構成される。４０４のアナログ
スイッチ出力はサンプルホールド回路でサンプリングホ
ールドされると４１３の入力（Ｘラインホールド信号）
でコントロールされる４１７のアナログスイッチが一斉
にオン、オフして４１８のコンデンサにホールドされ４
１９のラインドライバによってＸラインは駆動される。
動回路実施例である。図４において４０６に入力された
映像信号は４０１のＰＮＰトランジスタで増幅され正負
両極性の映像信号が、４０２、４０３の負荷抵抗から取
り出される。正、負極性の映像信号は４０４のアナログ
スイッチで切換をして、４１０のＸドライバーに入力す
る。４０４のアナログスイッチのコントロールをするの
が４０５のイクスクルーブオアゲートである。通常この
コントロールは４０８のフレーム信号入力（１Ｖごとに
反転する。）で行なわれるが、本発明の特徴である１Ｈ
ごとの反転は４０７の入力（偶奇水平ライン信号）でコ
ントロールされる。４１０のＸドライバーは４１４のシ
フトレジスタ（４１１はサンプリングクロック入力、４
１２はサンプリングデータ入力である。）と４１５のア
ナログスイッチと４１６のコンデンサで構成されるサン
プルホールド回路、および４１７のアナログスイッチと
４１８のコンデンサと４１９のラインアンプで構成され
るラインホールド回路で構成される。４０４のアナログ
スイッチ出力はサンプルホールド回路でサンプリングホ
ールドされると４１３の入力（Ｘラインホールド信号）
でコントロールされる４１７のアナログスイッチが一斉
にオン、オフして４１８のコンデンサにホールドされ４
１９のラインドライバによってＸラインは駆動される。
【手続補正１５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明の液晶ディスプレイ
装置の駆動方法は、走査信号の水平走査期間の電位と表
示信号の電位により形成される電位差の極性は、整数本
の第１信号線毎あるいは整数個の水平走査期間毎に反転
される走査される第１の信号線単位毎に反転されるの
で、画素の非選択時に影響する他の画素の表示信号は反
転されて画素に印加されることになり、垂直走査期間を
通してみると他の画素の表示信号の影響は軽減されて、
クロストークも大幅に減少する。さらに、画素への印加
電圧（電位差）の極性が整数本の第１信号線毎あるいは
整数個の水平走査期間毎に反転されるので、画面全体で
のちらつきが少なくなり、フリッカーが目立たなくな
る。
装置の駆動方法は、走査信号の水平走査期間の電位と表
示信号の電位により形成される電位差の極性は、整数本
の第１信号線毎あるいは整数個の水平走査期間毎に反転
される走査される第１の信号線単位毎に反転されるの
で、画素の非選択時に影響する他の画素の表示信号は反
転されて画素に印加されることになり、垂直走査期間を
通してみると他の画素の表示信号の影響は軽減されて、
クロストークも大幅に減少する。さらに、画素への印加
電圧（電位差）の極性が整数本の第１信号線毎あるいは
整数個の水平走査期間毎に反転されるので、画面全体で
のちらつきが少なくなり、フリッカーが目立たなくな
る。
【手続補正１６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１８
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１８】さらに、画素が非線形素子（ＭＩＭ、バリ
スタ）を液晶に直列接続する構成であれば、非選択時に
画素の液晶に保持された電圧が他の画素の影響をより受
け難くなるので、動作マージンが大きくなり、中間調が
コントロールしやすく、階調特性が優れている。
スタ）を液晶に直列接続する構成であれば、非選択時に
画素の液晶に保持された電圧が他の画素の影響をより受
け難くなるので、動作マージンが大きくなり、中間調が
コントロールしやすく、階調特性が優れている。
【手続補正１７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １０１・・・・・・Ｙドライバー １０２・・・・・・Ｙドライバー １０３・・・・・・液晶ディスプレイパネル ４０１・・・・・・ＰＮＰトランジスタ ４０２，４０３・・負荷抵抗 ４０４・・・・・・アナログスイッチ ４０５・・・・・・イクスクルーシブオアゲート ４０６・・・・・・映像信号入力 ４０７・・・・・・偶奇水平ライン信号入力 ４０８・・・・・・フレーム信号入力 ４１０・・・・・・Ｘドライバー ４１１・・・・・・サンプリングクロック入力 ４１２・・・・・・サンプリングデータ入力 ４１３・・・・・・Ｘラインホールド信号入力 ４１４・・・・・・シフトレジスタ ４１５，４１７・・アナログスイッチ ４１６．４１８・・コンデンサ ４１９・・・・・・ラインドライバ ４２０・・・・・・Ｙドライバー ４２１・・・・・・クロック入力 ４２２・・・・・・データ入力 ４２３・・・・・・シフトレジスタ ４２４・・・・・・アナログマルチプレクサ ４２５・・・・・・非反転ドライバー ４２６・・・・・・反転ドライバー
Claims (2)
- 【請求項１】 Ｘ−Ｙマトリックス駆動液晶ディスプレ
イ装置において、Ｘ駆動系には、１水平および１垂直走
査期間ごとに階調信号を反転する手段を設け、Ｙ駆動系
にはＸ駆動系の反転に同期して選択信号を反転する手段
を設けることを特徴とする液晶ディスプレイ装置。 - 【請求項２】 Ｘ−Ｙマトリックスの交点の液晶と直列
に非線形素子を挿入することを特徴とする請求項１記載
の液晶ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28667294A JPH07219487A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 液晶表示装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28667294A JPH07219487A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 液晶表示装置の駆動方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3281198A Division JP2562392B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07219487A true JPH07219487A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=17707474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28667294A Pending JPH07219487A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 液晶表示装置の駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07219487A (ja) |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP28667294A patent/JPH07219487A/ja active Pending
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