JPH0721907B2 - デイスクプレ−ヤ - Google Patents

デイスクプレ−ヤ

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JPH0721907B2
JPH0721907B2 JP61259980A JP25998086A JPH0721907B2 JP H0721907 B2 JPH0721907 B2 JP H0721907B2 JP 61259980 A JP61259980 A JP 61259980A JP 25998086 A JP25998086 A JP 25998086A JP H0721907 B2 JPH0721907 B2 JP H0721907B2
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洋 村杉
啓二 丸田
修 村山
実 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば映像信号と音声信号を両面に記録し
たレーザーデイスクを連続的に再生するデイスクプレー
ヤに関する。
[発明の概要] この発明は、デイスクプレーヤにおいて、プレーヤ本体
の一側面に形成した開口部に、円盤状のレーザーデイス
ク等のデイスクを載せて回転させるデイスク駆動装置を
配置し、前記開口部を開閉する蓋体を前記プレーヤ本体
に設けた駆動用モータを介して回動自在に支持し、これ
らプレーヤ本体の開口部と蓋体との間に前記デイスクの
周縁部を保持解放する回転可能な一対のクランパーを設
け、前記蓋体の回動又は前記クランパーの回転のいずれ
か一方の伝達駆動に切換え可能な遊星歯車装置を前記駆
動用モータに連結したことにより、自動的にデイスクを
裏返してデイスクの両面を連続的に再生することができ
るようにしたものである。
[従来の技術] 例えば、両面に映像信号と音声信号をピットにより記録
した円盤状のレーザーデイスク(LD)の片面に、光ピツ
クアツプ部からレーザービームを照射して該レーザーデ
イスク片面の情報を読み取り再生するようにした小型の
レーザーデイスクプレーヤが知られている。このレーザ
ーデイスクプレーヤは、上面(一側面)に形成された開
口部にスピンドルモータ,ターテーブル等からなるデイ
スク駆動装置を配置したプレーヤ本体と、このプレーヤ
本体の開口部を開閉する蓋体とから大略構成されてい
る。そして、蓋体を開き、デイスク駆動装置のターンテ
ーブルにレーザーデイスクを載せて蓋体を閉じると、該
レーザーデイスクは蓋体に回転自在に取り付けられたク
ランプとスピンドルモータのスピンドルとに挾まれて自
動的に保持され、高速で回転されて再生されるようにな
つている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、前述のように、レーザーデイスクはその両面に
情報が記録されているため、従来構成の小型のレーザー
デイスクプレーヤでは、レーザーデイスクの両面を連続
的に再生しようとする場合、レーザーデイスクの片面再
生終了時に、使用者が蓋体を開けてデイスク駆動装置に
装着されているレーザーデイスクを一旦取り出し、外で
該レーザーデイスクを裏返して再度デイスク駆動装置に
装着する必要があり、使い勝手が悪かつた。
尚、複数枚の光デイスクを格納するキヤビネツト,光デ
イスクの情報を読み書きする駆動装置,前記キヤビネツ
トから光デイスクを取り出して駆動装置に自動挿入する
エレベータから成り、人の介入なしで光デイスクの装
着,裏返しが行なえるジユークボツクスに似た大型のデ
イスク記録再生装置が知られている。これは、エレベー
タによつて光デイスクを装着したり、裏返しするのに長
時間かかるため、利用頻度のあまり高くない大容量のデ
ータの保管等に適している。それ故、デイスクの裏返し
をスムーズに行うことができるデイスク反転機構を内蔵
した使い勝手の良い小型のデイスクプレーヤの開発が所
望されている。
そこで、この発明は、自動的にデイスクを短時間でスム
ーズに裏返しして、デイスクの両面を連続的に再生する
ことができるデイスクプレーヤを提供するものである。
[問題点を解決するための手段] この発明のデイスクプレーヤは、プレーヤ本体の一側面
に形成した開口部に、円盤状のデイスクを載せて回転さ
せるデイスク駆動装置を配置すると共に、前記開口部を
開閉する蓋体を前記プレーヤ本体に設けた駆動用モータ
を介して回動自在に支持し、前記プレーヤ本体の開口部
と蓋体との間に前記デイスクの周縁部を保持解放する回
転可能な一対のクランパーを設け、前記蓋体の回動又は
前記クランパーの回転のいずれか一方の伝達駆動に切換
え可能な遊星歯車装置を前記駆動用モータに連結してあ
る。
[作用] プレーヤ本体のデイスク駆動装置に装着されたデイスク
の片面の再生が終了し、駆動用モータを介して蓋体が開
くと、該デイスクは一対のクランパーにより保持されて
所定角上方に持ち上げられ、遊星歯車装置の切換えによ
る前記駆動用モータの駆動により反転する。これによ
り、デイスクは裏返されて連続的に再生される。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面と共に詳述する。
図中符号1は小型のレーザーデイスクプレーヤであり、
両面にカラー映像信号とステレオ2チヤンネルの音声信
号及び制御信号をピツトにより記録した円盤状のレーザ
ーデイスクAの再生を行うものである。このレーザーデ
イスクプレーヤ1は、上面壁2a(一側面)側に開口部3
を形成し、この開口部3の略中央にデイスク駆動装置4
を配置したプレーヤ本体2と、このプレーヤ本体2の両
側後端上部に支軸5を介して回動自在に支持され、前記
開口部3を開閉する蓋体6と、略中央に前記レーザーデ
イスクAを反転可能に保持する円形状の開口部7を形成
し、前記プレーヤ本体2の開口部3と蓋体6との間に介
装されると共に、前記支軸5に回動自在に支持されたデ
イスクトレイ8とで構成されている。
前記プレーヤ本体2は合成樹脂のモールド成形等で上面
壁2a側に開口部3を有した箱型に形成してあり、その開
口部3は目隠し板9で被われている。この目隠し板9の
中央部からプレーヤ本体2の後面壁2b側には略U字形の
切欠孔9aを形成してあると共に、中央部から所定の距離
を隔てた対角線状の位置に矩形の切欠孔9bを複数(例え
ば4個)形成してある。この略U字形の切欠孔9aのプレ
ーヤ本体2の前面壁2c側内には前記デイスク駆動装置4
を配置してあると共に、プレーヤ本体2の後面壁2b側内
にはレーザーピツクアツプ10を配設してある。
前記デイスク駆動装置4は、前記レーザーデイスクAを
高速で回転させるスピンドルモータ11と、このスピンド
ルモータ11の回転軸11aに固定され、前記目隠し板9の
上面より突出したスピンドル12と、このスピンドル12の
上端側外周部に一体的に設けられ、前記レーザーデイス
クAを載置させるターンテーブル13とで構成されてい
る。
前記レーザーピツクアツプ10は、対物レンズ14,レーザ
ーダイオード(図示しない)等からなつてレーザーデイ
スクAの片面(下面)に近接して該レーザーデイスクA
の情報を読み取るものであり、ラツク及びピニオン等か
らなる移動装置(図示しない)により該レーザーデイス
クAのラジアル方向に直接的に往復移動自在にしてあ
る。
また、前記目隠し板9の矩形の各切欠孔9bには、前記レ
ーザーデイスクAの周縁部を支持して位置決めするデイ
スク載置部材15を出没自在にそれぞれ設けてある。即
ち、各デイスク載置部材15の下部には、前記蓋体6の開
閉に連動して該各デイスク載置部材15を昇降動させるカ
ム等からなる昇降装置(図示しない)を設けてある。こ
の昇降装置により、前記デイスク載置部材15は、レーザ
ーデイスクAの装着時に前記スピンドル12のターンテー
ブル13の上面より上方に位置し、レーザーデイスクAの
再生時にターンテーブル13の上面より下方に位置するよ
うになつている。
また、前記プレーヤ本体2の両側面壁2d,2eの後面壁2b
寄りの上端部間には、前記蓋体6及びデイスクトレイ8
を回動自在に枢支した前記支軸5を枢支してある。この
支軸5の前方のプレーヤ本体2の右側面壁2e寄りの底面
壁2fには、遊星歯車装置16を内蔵したギヤボツクス17を
ネジ18等により固定してある。
前記遊星歯車装置16は、ギヤボツクス17の左右の側板17
a,17b間の略中央に枢支された第1のシヤフト19と、こ
の第1のシヤフト19に回転可能に支持され、かつ一側面
(ギヤボツクス17の右側板17b側の側面)に小径の係合
穴(20a)が形成された大径の減速用歯車20と、前記第
1のシヤフト19に回転可能に支持され、かつ他端部21a
が前記減速用歯車20の係合穴20aに嵌合して固定される
と共に一端側の外周に歯部21bが形成された太陽歯車21
と、この太陽歯車21の歯部21bが形成されていない中途
部21bcに回転可能に支持され、かつ他端側の外周に歯形
状の小径プーリ22aが一体成形されると共に一端側の大
径の外周に歯部22bが一体成形された内歯車22と、前記
第1のシヤフト19に回転可能に支持され、かつ他端面に
前記太陽歯車21及び内歯車22に互いに噛合一対の遊星歯
車23,23が回転可能に支持されると共に一端側の小径の
外周に歯部24aが一体成形された平歯車24とで構成され
ている。
前記ギヤボツクス17の左側面17aの外側面には、正逆回
転自在な駆動用モータ25を固定してある。この駆動用モ
ータ25の前記左側板17aの内側面に突出した回転軸25aの
先端には、前記遊星歯車装置16の減速用歯車20に噛合す
る小径歯車26を固定してある。また、前記ギヤボツクス
17の右側板17bの上部には、短軸27を介して二重歯車28
を回転可能に支持してある。この二重歯車28の大径歯部
28aは、前記右側板17bより外部に突出した平歯車24の小
径歯部24aに噛合してあると共に、二重歯車28の小径歯
部28bは後述する蓋体6の扇形ヒンジ42の内歯車部45に
噛合してある。さらに、前記支軸5の遊星歯車装置16の
対向する位置には、外周が歯形状に形成されたプーリ29
を固定してある。このプーリ29と前記内歯車22のプーリ
22aとの間には、ゴム製等のベルト30を架設してある。
また、前記ギヤボツクス17の左右の側板17a,17b間の下
部前方寄りの位置に枢支された第2のシヤフト31にはク
ラツチ板32を回動自在に支持してある。このクラツチ板
32は、前記内歯車22の外周歯部22bに係脱する第1爪部3
2aと前記平歯車24に係脱する第2爪部32bとで略V字形
に形成してある。このクラツチ板32の第2爪部32bは操
作バー33を介して前記プレーヤ本体2の底面壁2fに固定
されたプランジヤ34のピストン35の先端部に連結してあ
る。また、このプランジヤ34のピストン35の先端部と前
記ギヤボツクス17の連結バー17cとの間にはコイルバネ3
6を介在してある。
而して、通常時には、前記プランジヤ34のピストン35は
後退しており、クラツチ板32の第1爪部32aが内歯車22
の外周歯部22bに係止して該内歯車22を固定した状態に
なつている。この状態で、前記駆動用モータ25を一方向
に回転させると、該駆動用モータ25の回転力は、減速用
歯車20、太陽歯車21、一対の遊星歯車23,23、平歯車24
を介して二重歯車28に伝達されるようになつている。ま
た、レーザーデイスクAを裏返す際には、前記プランジ
ヤ34のピストン35は前進しており、クラツチ板32の第2
爪部32bが平歯車24に係止して該平歯車24を固定した状
態になつている。この状態で、前記駆動用モータ25を一
方向に回転させると、該駆動用モータ25の回転力は、減
速用歯車20、太陽歯車21、一対の遊星歯車23,23、ベル
ト30、プーリ29を介して支軸5に伝達されるようになつ
ている。
尚、前記プレーヤ本体2の前面壁2cは、前方に突出して
円弧状に湾曲している。この前面壁2cには、電源スイツ
チ37、蓋体開動スイツチ38、デイスクトレイ開動スイツ
チ39、蓋体閉動スイツチ40、以下図示しない再生・ポー
ズスイツチ、停止スイツチ、巻き戻しスイツチ、早送り
スイツチ、表示部(時計,モード等を表示する部分)等
が設けてある。
前記蓋体6は、合成樹脂のモールド成形等で平面形状が
前記プレーヤ本体2の形状と同形状に一体成形してあ
り、上壁6aと、この上壁6aの円弧状の前縁部より垂下し
た前壁6bと、前記上壁6aの両側縁部より垂下した左右の
側壁6c,6dとを有している。この蓋体6の両側壁6c,6dの
後端下部が半円形状にさらに垂下して前記支軸5を介し
てプレーヤ本体2に回動可能に支持してある。
前記蓋体6の上壁6aの下面後部の左右の側壁6c,6d寄り
の位置には、合成樹脂製の一対の扇形ヒンジ41,42を両
側壁6c,6dと平行に固着してある。この一対の扇形ヒン
ジ41,42の約60度の頂角の先端部には、前記支軸5がそ
れぞれ貫通している。而して、左側の扇形ヒンジ41の内
側面の底辺部側には、円弧部43aとこの円弧部43aより支
軸5側に曲折した直線部43bからなるカム溝43を形成し
てある。また、右側の扇形ヒンジ42の外側面に底辺部側
には、円弧部44aとこの円弧部44aよりその底辺部側に曲
折した直線部44bからカム溝44を形成してあると共に、
内側面の底辺部側には前記遊星歯車装置16の二重歯車28
の小径歯部28bに噛合する内歯車部45を一体突出成形し
てある。また、一対の扇形ヒンジ41,42の周面のプレー
ヤ本体2寄りの所定位置には、後述するデイスクトレイ
8を載置するネジ46を突出させてそれぞれ固定してあ
る。
また、前記蓋体6の上壁6a下面の前記プレーヤ本体2の
スピンドル12に対応する位置には、デイスククランプ47
を回転自在に取り付けてある。
前記デイスクトレイ8は合成樹脂のモールド成形で枠状
に形成してあり、前記プレート本体2の上面壁2aと目隠
し板9とで形成される凹部9c内に閉時に全部収容され
て、その上面がプレート本体2の上面壁2aと面一になる
ようになつている。このデイスクトレイ8の基端部8aに
は前記支軸5が貫通して該デイスクトレイ8を回動自在
に支持してあると共に、その基端部8aの両端側は切欠か
れて前記蓋体6の一対の扇形ヒンジ41,42を挿通自在に
してある。
また、前記デイスクトレイ8の略中央にはレーザーデイ
スクAの外径より少し大径の開口部7を形成してある。
この開口部7の周壁8bの前記プレーヤ本体2のデイスク
載置部材15に対応する位置には該デイスク載置部材15を
収容する凹部48をそれぞれ形成してあると共に、前記周
壁8bの前記プレーヤ本体2のスピンドル12に対応する両
側及びデイスクトレイ8の左右の両側壁8c,8bには凹部4
9,50及び51,52をそれぞれ形成してある。これら周壁8b
の凹部49と左側壁8cの凹部51との間及び周壁8bの凹部50
と右側壁8dの凹部52との間に、一対のクランパー53,54
を回転及び進退移動自在に配設してある。
左側に位置するクランパー53は、第5図の分解斜視図に
示すように、周面に湾曲したV溝55aが形成され、前記
デイスクトレイ8の凹部49内に収容される保持部55と、
この保持部55の底面中央に一体成形され、該凹部49に貫
通されるシヤンク部56とを有している。このシヤンク部
56は大径部56aと小径部56bとから成つている。このシヤ
ンク部56の小径部56bには、前記デイスクトレイ8の凹
部51に貫通した筒状のベベルギヤ57を遊挿してある。こ
のベベルギヤ57は、その内周面に前記シヤンク部56の小
径部56bに形成された長溝56cに係合するピン58を突設し
てあると共に、該シヤンク部56に螺着されるネジ59の頭
部と該ベベルギヤ57の先端部との間に介装された圧縮コ
イルバネ60の付勢力により、常時該シヤンク部56の大径
部56a側に移動するようになつている。
また、前記クランパー53のシヤンク部56の小径部56bに
は、リング状のカムフオロア61を遊挿してあると共に、
カム板62の長孔62aを遊挿してある。このカム板62の前
記クランパー53の保持部55側の一側面には、長孔62aを
挾むように前方に傾斜する一対のカム面62b,62bを形成
してある。このカム板62の基端部は、前記デイスクトレ
イ8の下面に前後移動自在に配設された長尺のリンク63
の先端にピン枢支してある。このリンク63の中央部に
は、一対の長孔63a,63aを形成してある。この一対の長
孔63a,63aは、前記デイスクトレイ8の下面に突出した
一対のピン64,64に挿通して止め輪65により抜け止めし
てある。また、リンク63の基端には、前記扇形ヒンジ41
のカム溝43に嵌合するピン66を設けてある。また、リン
ク63の先端部と前記デイスクトレイ8の下面の所定位置
との間には引張りバネ67を介装してある。これにより、
蓋体6が開くと、リンク63のピン66が扇形ヒンジ41のカ
ム溝43の直線部43bにより該リンク63を後方(第3図中
矢印で示す方向)に引張り、カム板62の各カム面62bが
クランパー53のシヤンク部56を押し上げることにより、
クランパー53は前進移動してレーザーデイスクAの周縁
部をクランプするようになつている。このクランパー53
の最前進停止位置が、レーザーデイスクAをプレーヤ本
体2のスピンドル12にクランプする適正装着位置の基準
位置となるようにしてある。
また、前記クランパー53と供廻りするベベルギヤ57は、
デイスクトレイ8の左側壁8cに形成された凹部68に回転
可能に支持されたシヤフト69の先端に設けられたベベル
ギヤ70に噛合してる。このシヤフト69の基端には、前記
プレーヤ本体2の支軸5に固定されたたウオームギヤ71
に噛合するギヤ72を固定してあると共に、該シヤフト69
の中途部には、ベベルギヤ70の回転、即ちクランパー53
の回転を検出するリミツトスイツチ73をON,OFFする円盤
状の操作板74を固定してある。
右側に位置するクランパー54は、周面に湾曲したV溝75
aが形成され、前記デイスクトレイ8の凹部50内に収容
される保持部75と、この保持部75の底面中央に一体成形
され、該凹部50及び右側壁8dの凹部52に貫通されて回転
自在に取り付けられたシヤンク部76とを有している。こ
のシヤンク部76は、中途部に環状の溝部76aを有してい
ると共に、その基端面にねじ77で固定された止め板78に
より前記右側壁8dの凹部52から抜けないようにしてあ
る。而して、前記クランパー54の保持部75と凹部50の外
側面との間に圧縮コイルバネ79を介在してある。
また、前記クランパー54のシヤンク部76の溝部76aに
は、前記デイスクトレイ8の下面にピン枢支されたL字
形リンク80の一端部80aを係止してある。このL字形リ
ンク80の他端部80bは、前記デイスクトレイ8の下面に
前後移動自在に配設された長尺のリンク81の先端にピン
枢支してある。このリンク81の中央部には、一対の長孔
81a,81aを形成してある。この一対の長孔81a,81aは、前
記デイスクトレイ8の下面に突出した一対のピン82,82
に挿通して止め輪83により抜け止めしてある。また、リ
ンク81の基端には、前記扇形ヒンジ42のカム溝44に嵌合
するピン84を設けてある。これにより、蓋体6が開く
と、リンク81のピン84が扇形ヒンジ42の直線部44bによ
り該リンク81を前方(第3図中矢印で示す方向)に引張
つてクランパー54のシヤンク部76を押し上げることによ
り、クランパー54は前記圧縮コイルバネ79の付勢力に抗
して前進移動してレーザーデイスクAの周縁部をクラン
プするようになつている。
以上実施例のレーザーデイスクプレーヤ1によれば、レ
ーザーデイスクAを装着する際に、電源スイツチ37をON
操作して蓋体開動スイツチ38をONすると、駆動用モータ
25の駆動により駆動用モータ25の歯車26と、遊星歯車装
置16の所定の歯車及び二重歯車28が、第4図中実線で示
す矢印の方向にそれぞれ回転する。そして、該二重歯車
28の小径歯車28bと蓋体6の扇形ヒンジ42の内歯車部45
との噛合により扇形ヒンジ42が支軸5を支点として上方
に持ち上げられる。これにより、蓋体6のみが第7図の
2点鎖線で示すように約30度の位置まで開く。この時、
一対の扇形ヒンジ41,42の各カム溝43,44に連係した左右
のリンク63,81は移動しないため、一対のクランパー53,
54は停止している。この状態で、プレーヤ本体2のスピ
ンドル12のターテーブル13にレーザーデイスクAを載せ
る。次に、蓋体閉動スイツチ40をONして駆動用モータ25
を逆回転して蓋体6を閉じると、レーザーデイスクAは
スピンドル12とデイスククランプ47とに挾まれて自動的
に保持される。そして、再生スイツチ(図示しない)を
ONすると、レーザーデイスクAはスピンドルモータ11に
より高速で回転して再生される。
次に、前記レーザーデイスクAの片面再生終了後に、レ
ーザーデイスクAの裏面を連続的に再生しようとする場
合に、蓋体6を第7図の2点鎖線で示す約30度の開状態
から更に駆動用モータ25の駆動により約45度まで開く
と、前記一対の扇形ヒンジ41,42の各カム溝43,44に連係
した左右のリンク63,81がそれぞれ所定の方向に移動す
る。これにより、デイスクトレイ8のクランパー53,54
が前記レーザーデイスクAの周縁側に前進移動して該レ
ーザーデイスクAを位置決めした状態で確実にクランプ
する。このクランプ終了後、蓋体6がさらに開くと、前
記一対の扇形ヒンジ41,42の各ネジ46,46に前記デイスク
トレイ8が載せられて該デイスクトレイ8も蓋体6と連
動して開く。第8図,第9図の2点鎖線で示すように、
蓋体6が約90度、デイスクトレイ8が約45度の位置まで
開いて両者は停止する。
そして、プランジヤ34のクラツチ板32を切換えてクラツ
チ板32の第2爪部32bを遊星歯車装置16の平歯車24に係
止し、駆動用モータ25を駆動させると、該駆動用モータ
25の歯車26、遊星歯車装置16の所定の歯車及び支軸5
が、第4図中1点鎖線で示す矢印の方向にそれぞれ回転
する。これにより、デイスクトレイ8のベベルギヤ70を
有したシヤフト69が第2図に実線で示す矢印の方向に回
転し、左側のクランパー53を180度回転させる。これに
よつて、レーザーデイスクAは自動的に反転される。こ
の反転終了はリミツトスイツチ73で検出し、その後、前
記プランジヤ34のクラツチ板32を元の係止関係に切換え
る。そして、蓋体閉動スイツチ40をONして駆動モータ25
を逆回転することにより、デイスクトレイ8及び蓋体6
を閉じると、前述と同様に、レーザーデイスクAはスピ
ンドル12とデイスククランプ47との間で位置決めされて
保持されて、連続的に再生される。
このように、レーザーデイスクAは使用者の介入なし
で、一対のクランパー53,54により確実に位置決めされ
て簡単に裏返される。また、プレーヤ本体2、蓋体6及
びデイスクトレイ8は合成樹脂のモールド成形により形
成してあるので、プレーヤ全体の軽量化を一段と図るこ
とができる。さらに、蓋体6と一体のクランパー53,54
の回動を遊星歯車装置16の切換えによる一台の駆動用モ
ータ25で行うことができるので、その分軽量化を図るこ
とができる。
尚、この実施例のプレーヤ本体2の前面壁2cは湾曲して
形成したが、レーザーデイスクプレーヤ1全体を角型の
直方体にしてもよいことは勿論であり、対象もレーザー
デイスクAのプレーヤに限らず、他のデイスクでもよい
ことは勿論である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、プレーヤ本体の一側
面に形成した開口部に、円盤状のレーザーデイスク等の
デイスクを載せて回転させるデイスク駆動装置を配置
し、前記開口部を開閉する蓋体を前記プレーヤ本体に設
けた駆動用モータを介して回動自在に支持し、これらプ
レーヤ本体の開口部と蓋体との間に前記デイスクの周縁
部を保持解放する回転可能な一対のクランパーを設け、
前記蓋体の回動又は前記クランパーの回転のいずれか一
方の伝達駆動に切換え可能な遊星歯車装置を前記駆動用
モータに連結したことにより、一台の駆動用モータで蓋
体の開動作をし、かつデイスクを自動的に裏返すことが
できる。これによりデイスクの両面を連続的に再生する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであり、第1図はレ
ーザーデイスクプレーヤの全体斜視図、第2図は同駆動
系の斜視図、第3図は同水平断面図、第4図は遊星歯車
装置の分解斜視図、第5図は一方のクランパーの分解斜
視図、第6図は蓋体を開いた状態のレーザーデイスクプ
レーヤの斜視図、第7図及び第8図は同右側面側の縦断
面図、第9図は同左側面側の縦断面図である。 1……レーザーデイスクプレーヤ、2……プレーヤ本
体、2a……上面壁(一側面)、3……開口部、4……デ
イスク駆動装置、6……蓋体、16……遊星歯車装置、25
……駆動用モータ、53……クランパー、54……クランパ
ー、A……レーザーデイスク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレーヤ本体の一側面に形成した開口部
    に、円盤状のデイスクを載せて回転させるデイスク駆動
    装置を配置すると共に、前記開口部を開閉する蓋体を前
    記プレーヤ本体に設けた駆動用モータを介して回動自在
    に支持し、前記プレーヤ本体の開口部と蓋体との間に前
    記デイスクの周縁部を保持解放する回転可能な一対のク
    ランパーを設け、前記蓋体の回動又は前記クランパーの
    回転のいずれか一方の伝達駆動に切換え可能な遊星歯車
    装置を前記駆動用モータに連結したことを特徴とするデ
    イスクプレーヤ。
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KR0122763B1 (ko) * 1994-12-29 1997-11-20 배순훈 광 디스크 플레이어

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