JPH07218780A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JPH07218780A
JPH07218780A JP6026264A JP2626494A JPH07218780A JP H07218780 A JPH07218780 A JP H07218780A JP 6026264 A JP6026264 A JP 6026264A JP 2626494 A JP2626494 A JP 2626494A JP H07218780 A JPH07218780 A JP H07218780A
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度測定などに用いる光ファイバケーブルに
おいて、光ファイバへの熱伝導を妨げることなく、十分
な機械的保護を図る。 【構成】 金属管の中に光ファイバ素線4を収納した光
ファイバケーブルで、金属管を二重構造とし、外側金属
管1と内側金属管2との間に樹脂(ジェリ3)を充填す
る。二重金属管としたことで外圧からの機械的保護を十
分なものとし、樹脂を充填したことで内部への水の浸入
を防いで防食効果を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地熱井など坑井の温度測
定に適した光ファイバケーブルの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】温度測定用などの目的で用いられる光フ
ァイバは、それ自体に外部の温度が伝わり易いよう被覆
が極力少ないことが望まれる一方、外力や水分から光フ
ァイバ自体を保護する必要もある。このため、光ファイ
バ素線を直径0.7〜4.0mm程度の金属管に収納した
構造の光ファイバケーブルが使用されていた。特に、海
底調査用のケーブルでは特開平4-93732 号公報に示され
るように、前記光ファイバケーブルと金属線のテンショ
ンメンバを撚り合わせたものがある。そして、使用に際
してはこれらの光ファイバケーブルを裸で布設すること
が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合布設
時の外傷や圧壊力によって金属管に孔があくことがあ
る。特に水中に布設する場合、金属管に孔があけば管内
に水が浸入し、光ファイバの損失増加等を招く。
【0004】又、このようなケーブルを例えば地熱発電
所などで使用される坑井に布設する場合、高温,高圧の
腐食性環境下で用いられるため金属の腐食によって水素
ガスが発生し、これが金属中を拡散して金属管内に至る
ため光ファイバの損失増加を招くことがある。勿論、腐
食による水素ガスのみならず、水素濃度の高い環境で使
用する場合でも同様のことが起こりうる。
【0005】さらに、この種のケーブルを垂直につり下
げて用いる場合、長くなると自重でケーブルにかかる張
力が許容張力に近づくため、ある程度以上長くできな
い。この点に関し、海底調査用光ファイバケーブルでは
使用温度が常温であるため、住友電気,第119 号(昭和
56年9月)に示されるように耐高張力のプラスチック
繊維(ケブラー「商品名」)が鎧装線に用いられてい
る。しかし、地熱井測温用の光ファイバケーブルでは温
度が200〜300℃以上の熱水中で使用されるため、
前記プラスチック繊維を用いることができないといった
問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解消するためになされたもので、その特徴は以下の各
構成としたことにある。 二重構造の金属管の中に光ファイバを収納した光ファ
イバケーブルであって、内側金属管に防食被覆を施す
か、外側金属管と内側金属管との間に樹脂を充填する。 二重構造の金属管の中に光ファイバを収納した光ファ
イバケーブルであって、内側金属管の末端を外側金属管
とは独立して密封する。 金属管の中に光ファイバを収納した光ファイバケーブ
ルであって、金属管材料としてニオブ等の水素拡散性の
少ない金属を用いる。 二重構造の金属管の中に光ファイバを収納した光ファ
イバケーブルであって、内側金属管材料としてニオブ等
の水素拡散性の少ない金属を用い、外側金属管材料とし
てステンレス,ハステロイ,インコロイ,インコネル,
チタン等の耐食性金属を用いる。 二重構造の金属管の中に光ファイバを収納した光ファ
イバケーブルであって、内側金属管の一端からその内部
にガスを導入し、内側金属管と外側金属管との間を通っ
て外側金属管の一端からガスを排出できるよう、内側金
属管の他端を開放し、外側金属管の他端を密封する。 複数の金属管を撚り合わせに含む光ファイバケーブル
であって、該金属管の少なくとも1本に光ファイバを収
納し、この金属管の一端から内部にガスを導入して、他
の1本の金属管の一端からガスを排出できるよう、2本
の金属管の他端を接続する。 光ファイバを収納した金属管とテンションメンバとを
撚り合わせに含む光ファイバケーブルにおいて、前記テ
ンションメンバをパイプ状にし、かつその末端を密封す
る。この場合光ファイバを収納した金属管としては、単
に単一の金属管に光ファイバを収納したものは勿論、金
属管が二重構造となった上記各構成のもの等を用いるこ
ともできる。尚、ここで用いられる光ファイバ入り金属
管とテンションメンバの本数は特に限定がなく、いずれ
も少なくとも1本ずつ撚り合わせに用いられていればよ
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)先ず、外側金属管1と内側金属管2の間に
ジェリ3を充填したケーブルの断面を図1に示す。両金
属管1.2の材質は、この種の光ファイバケーブルで一
般に用いられているSUS304やSUS316等のステンレス鋼の
他、ハステロイ,インコロイ,インコネル,チタン等の
耐食性金属が好ましい。金属管の径も使用する環境に応
じて引張強度や圧壊強度を考慮して選択すれば良く、例
えば内側金属管では外形0.7〜3.6mm,外側金属
管では同1.0〜4.0mm、肉厚0.1〜0.3mm
程度のものが考えられる。
【0008】又、ジェリ3は一般に通信用光ファイバケ
ーブル等で止水目的に使用される樹脂で、その他にはシ
リコンゴムなどが利用でき、内側金属管2の収納時に同
時に充填できる。さらに、内蔵する光ファイバ素線4は
金属管に収納できるものであればその材質・構造に限定
はなく、用途に応じて適宜選択すれば良い。この点は以
下の各実施例でも同様である。本実施例ではコア径:5
0μm,クラッド径:125μmの石英ガラス製光ファ
イバに紫外線硬化型樹脂を被覆した外径250μmのも
のを用いた。このような構造により布設時の外傷などで
外側金属管1に孔があいた場合でも、同金属管内への水
の浸入を阻止し、管内防食等を図ることができる。
【0009】(実施例2)次に、内側金属管2に防食被
覆5を施した具体例を図2に示す。この場合、予め内側
金属管2に防食被覆5を施しておき、その後外側金属管
1内に収納する。内側金属管2に防食被覆5を設けるこ
とで、外側金属管1に外傷が生じた場合でも、前記実施
例1の構造に比べてにより強固に内側金属管2を保護で
きる。被覆に用いる樹脂はケーブルの使用環境に合わせ
て選択すれば良く、ポリエチレン,ポリビニル,ウレタ
ン,ナイロン,フッ素樹脂,ポリイミド樹脂等光ファイ
バケーブルの被覆に用いられるあらゆる樹脂が使用でき
る。特に耐熱性が要求される場合には、セラミック被覆
などでもよい。尚、金属管の材質については実施例1と
同様である。
【0010】(実施例3)次に、光ファイバを収納した
二重構造の金属管の末端部処理に関するもので、内側金
属管2の末端を外側金属管1とは独立して密封した具体
例を図3に示す。従来、図14に示すように二重構造の金
属管末端は、外側,内側の両金属管41,42 を共通する止
水部46により密封していた。しかし、この構造では止水
部の密封不良や外側金属管の損傷が生じた場合内側金属
管内に浸水するため、両金属管の止水部を独立させたの
が本例である。この構造により、仮に外側金属管が損傷
しても内側金属管は独立して密封されているため浸水す
ることはない。
【0011】止水部6はエポキシ接着剤や半田などを金
属管末端に栓として埋め込んで形成すればよく、図3の
構成では内側金属管2を外側金属管1より若干引き出し
た状態で密封した後、これを外側金属管内に押し込み、
最後に外側金属管1の密封を行う。もっとも、この止水
部の形成は作業性が良いとはいえず、図4に示すように
両金属管1,2の末端を揃えておき、内側金属管2を密
封した後、外側金属管1には蓋7をかぶせて接着や溶接
により密封する方が好ましい。
【0012】(実施例4)さらに図5に水素拡散性の少
ない金属を使用した例を示す。これは防食被覆8をもつ
金属管内に光ファイバ素線4を収納したもので、金属管
9の材質としてニオブを用いた。水素ガスが金属管を透
過し、それが光ファイバの伝送損失を増加させることは
既に述べたが、金属管9を水素拡散性の少ない金属で構
成することで水素ガスが金属管内へ侵入することを最小
限に抑える。従って、金属管が腐食して水素ガスを発生
した場合や水素ガスが多い環境下に布設された場合でも
光ファイバへの悪影響を軽減することができる。
【0013】一般に、水素ガスが金属内に拡散する距離
X(m)は次の式により算出できる。 X=√(2dt) d=Dexp (−Q/RT) なお、t:経過時間(s) D:金属内への水素の
拡散係数 Q:活性化エネルギー T:温度(K) R:ガス定
数 従って、高温で長時間になるほど多く拡散することにな
るが、例えば鉄についてR=8.314J/mol・K ,T=
423K(150℃)、t=24時間の環境下における
水素ガスの拡散を計算してみると、Q(鉄)=3.85
KJ/mol,D(鉄)=4.2×10-8m/s で、X=16m
mとなる。一方、通常用いられる金属管は肉厚が1mm
以下であるため水素は透過できることになる。
【0014】これに対してニオブについて同条件下にお
ける水素ガスの拡散距離を計算してみると、Q(ニオ
ブ)=80.3KJ/mol,D(ニオブ)=5.6×10-6
m/s で、X=0.0034mmとなるため水素が透過す
ることはない。
【0015】尚、ニオブは耐食性の点で必ずしも十分と
はいえないため、本例のように金属管に防食被覆8を施
したり、図6に示すように金属管を二重構造とし、外側
金属管1に耐食性の高いSUS316等を用い、内側金属管2
にニオブを用いることが好ましい。この防食被覆8の材
質は前記実施例1と同様のものを用いることができる。
【0016】(実施例5)今度は金属管内にガスを導入
し、水素を排出する構成とした具体例を図7に示す。こ
れは外径3.6mm,肉厚0.3mmの外側金属管1
と、外径2.0mm,内径1.6mmの内側金属管2を
用いたもので、内側金属管2の内部に光ファイバ素線4
が収納されている。ここで、内側金属管2の一端はT分
岐管10に接続されており、さらにT分岐管10の一方の分
岐端はガスボンベ11に接続され、他方は光ファイバ素線
4を引き出して密封されている。一方、外側金属管1の
他端(末端)は密封され、内側金属管2の他端は外側金
属管の内部にて開放した。
【0017】このような構成において、ガスボンベ11か
ら内側金属管内にガスを導入すると、ガスは内側金属管
2の他端から外側金属管1と内側金属管2との間を通っ
て外側金属管1の一端に戻りそこから排出されることに
なる。従って、金属管の腐食により水素が発生した場合
や水素濃度の高い環境下に布設されて場合でも、導入し
たガスと共に水素を外部に排出できるため光ファイバへ
の悪影響を防止することができる。
【0018】金属管のサイズは光ファイバケーブルとし
ての強度など通常の設計条件の他、ガスの流通性を考慮
する必要があるが、内径1.6mmの金属管に0.25
mm径の光ファイバ素線を収納し、10〜50cc/分
のガス流量にて2kmの通気が可能なことが確認でき
た。また、導入するガスはアルゴン,ヘリウム,空気な
ど光ファイバに悪影響を及ぼさないものなら何でもよい
が、ここでは窒素を用いた。
【0019】(実施例6)次に、撚り線構造の光ファイ
バケーブルにおいて、実施例5と同様に水素ガスを排出
する構成とした具体例を図8に示す。これは図9に示す
ように、2本のステンレス管12(外径2mm,内径1.
6mm,SUS304)とテンションメンバになる4本の金属
線13(外径2mm,亜鉛メッキ鋼線)とを撚り合わせた
もので、そのうち1本のステンレス管12に光ファイバ素
線4が収納されている。勿論、光ファイバ入り金属管が
複数あっても構わない。ここで、光ファイバ素線4を収
納したステンレス管12の一端は前記実施例5と同様にT
分岐管10を介してガスボンベ11に接続し、もう1本のス
テンレス管の一端を開放した。そして、これら両ステン
レス管の他端を、図10に示すように突き合わせ箇所にシ
ース14(内径2.1mm)を外嵌し、溶接して接続し
た。
【0020】このような構成で光ファイバの収納された
ステンレス管12にガスを導入すると、ガスは同金属管の
他端から光ファイバ素線4の内蔵されていないステンレ
ス管を通って戻り、その一端から排出されることにな
る。従って、本例でも導入したガスと共に水素を外部に
排出することで光ファイバへの悪影響を防止できるので
ある。本例では2本のステンレス管と4本の金属線を用
いたが、材質や本数は特に限定されるものではなく、光
ファイバの収納された金属管にガスを導入し、これを排
出できればよい。
【0021】(実施例7)さらに金属管入り光ファイバ
をテンションメンバと撚り合わせ、これを地熱井の温度
測定に用いた具体例を図11に示す。同図は地熱井測温シ
ステムの概略構成図で、深さ5000mの地熱井に光フ
ァイバケーブル15を挿入した状態を示している。図示の
ように光ファイバ温度計測装置16に接続されたケーブル
15はケーブルリール17を介してシーブ18へ導かれ、ここ
から地熱井内に挿入される。地熱井内では熱水が沸き上
がっているが、ケーブル15の先端に100kgの重り19
を取り付け、この沸き上げ力に打ち勝ってケーブル15を
導入できるようにした。
【0022】ここで用いたケーブル15の断面を図12に示
す。図示のように光ファイバ素線4を収納した1本の金
属管20に、2本のパイプ状テンションメンバ21を撚り合
わせている。金属管20は内径1.6mmのハステロイ製
で、テンションメンバ21は外径4mm,肉厚0.25m
mの同じくハステロイ製とした。また、テンションメン
バ21は内部に水などが浸入しないよう末端を密封した。
地熱水は高温で腐食性が高いことから、金属管・テンシ
ョンメンバ共にハステロイやインコロイなど耐食性の高
い金属が好ましい。
【0023】このようにテンションメンバ21を末端が密
封されたパイプ状としたことで内部に水が侵入しないた
め、線状のテンションメンバと比べて断面積が同じでも
単位長さにおける見掛け上の体積が大きく、地熱水の浮
力を効果的に得ることがきる。従って、ケーブルにかか
る張力を低減し、長尺のケーブルでも許容張力に対して
十分な余裕をもって使用することができる。
【0024】このようなシステムでケーブルが地熱井内
5000mにまで挿入されたとき、シーブにかかる、即
ちシーブ箇所のケーブルにかかる張力と許容張力を調べ
た。また、比較のため図13に示す従来構造のケーブルで
も同様にこれらの張力を調べた。この比較例の金属管30
は実施例と同じもので、テンションメンバの金属線31は
外形2mmのハステロイ製のものである。その結果を表
1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】同表に示すように、実施例と比較例の許容
張力はそれ程変わらないのに対し、シーブにかかる張力
は浮力の効果により大きく異なるため、許容張力に対す
る安全率が高くなっていることが確認された。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ケーブルに
よれば機械的強度及び耐食性を具え、種々の環境下で直
接布設できる光ファイバケーブルを提供することができ
る。特に、金属管内へのガス導入により光ファイバに悪
影響を及ぼす水素ガスを排出できるため信頼性の高い測
定を行うことができる。さらに、光ファイバを収納した
金属管に撚り合わせるテンションメンバを末端が密封さ
れたパイプ状とすることで、地熱水の浮力を有効にいか
し、ケーブルにかかる張力を低減することができる。従
って、光ファイバ温度分布測定システムによる温度測定
などへの応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】外側金属管と内側金属管の間に樹脂を充填した
本発明ケーブルの断面図である。
【図2】内側金属管に防食被覆を施した本発明ケーブル
を示す断面図である。
【図3】本発明ケーブルの末端を示す断面図である。
【図4】図3とは異なる本発明ケーブルの末端を示す断
面図である。
【図5】低水素拡散性の金属管を用いた本発明ケーブル
の断面図である。
【図6】外側金属管に耐食性金属を、内側金属管に低水
素拡散性の金属を用いた本発明ケーブルの説明図であ
る。
【図7】金属管内にガスを導入して水素を排出する本発
明ケーブルを示す説明図である。
【図8】撚り線構造のケーブルにおいて、図7と同様に
水素を排出する本発明ケーブルの説明図である。
【図9】図8のケーブル断面図である。
【図10】図8のケーブルにおける末端接続部の構成を
示す説明図である。
【図11】本発明ケーブルを地熱井測温に用いた実施例
の説明図である。
【図12】図11で用いたケーブルの断面図である。
【図13】金属管入り光ファイバとテンションメンバを
撚り合わせた従来ケーブルを示す断面図である。
【図14】従来の金属管入り光ファイバの末端密封構造
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 外側金属管 2 内側金属管 3 ジェリ 4 光
ファイバ素線 5 防食被覆 6 止水部 7 蓋 8 防食被覆 9
金属管 10 T分岐管 11 ガスボンベ 12 ステンレス管 13
金属線 14 シース 15 光ファイバケーブル 16 光ファイバ
温度計測装置 17 ケーブルリール 18 シーブ 19 重り 20 金属
管 21 テンションメンバ 30 金属管 31 金属線 34
光ファイバ素線 41 外側金属管 42 内側金属管 44 光ファイバ素線
46 止水部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 正義 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 北古賀 功 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号 九州 電力株式会社内 (72)発明者 安賀 弘一 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号 九州 電力株式会社内 (72)発明者 緒方 康弘 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号 九州 電力株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重構造の金属管の中に光ファイバを収
    納した光ファイバケーブルであって、内側金属管に防食
    被覆を施すか、外側金属管と内側金属管との間に樹脂を
    充填したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 二重構造の金属管の中に光ファイバを収
    納した光ファイバケーブルであって、内側金属管の末端
    は外側金属管と独立して密封されていることを特徴とす
    る光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 金属管の中に光ファイバを収納した光フ
    ァイバケーブルであって、金属管材料としてニオブ等の
    水素拡散性の少ない金属を用いたことを特徴とする光フ
    ァイバケーブル。
  4. 【請求項4】 二重構造の金属管の中に光ファイバを収
    納した光ファイバケーブルであって、内側金属管材料と
    してニオブ等の水素拡散性の少ない金属を用い、外側金
    属管材料としてステンレス,ハステロイ,インコロイ,
    インコネル,チタン等の耐食性金属を用いたことを特徴
    とする光ファイバケーブル。
  5. 【請求項5】 二重構造の金属管の中に光ファイバを収
    納した光ファイバケーブルであって、内側金属管の一端
    からその内部にガスを導入し、内側金属管と外側金属管
    との間を通って外側金属管の一端からガスを排出できる
    よう、内側金属管の他端を開放し、外側金属管の他端を
    密封したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  6. 【請求項6】 複数の金属管を撚り合わせに含む光ファ
    イバケーブルであって、該金属管の少なくとも1本に光
    ファイバを収納し、この金属管の一端から内部にガスを
    導入して、他の1本の金属管の一端からガスを排出でき
    るよう、2本の金属管の他端を接続したことを特徴とす
    る光ファイバケーブル。
  7. 【請求項7】 光ファイバを収納した金属管とテンショ
    ンメンバとを撚り合わせに含む光ファイバケーブルにお
    いて、前記テンションメンバをパイプ状にし、かつその
    末端を密封したことを特徴とする光ファイバケーブル。
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