JPH07218604A - 直流回転機のドロップテスト装置 - Google Patents

直流回転機のドロップテスト装置

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JPH07218604A
JPH07218604A JP1173794A JP1173794A JPH07218604A JP H07218604 A JPH07218604 A JP H07218604A JP 1173794 A JP1173794 A JP 1173794A JP 1173794 A JP1173794 A JP 1173794A JP H07218604 A JPH07218604 A JP H07218604A
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pair
voltage
power supply
commutator pieces
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JP1173794A
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Katsu Sugita
克 杉田
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、測定時の巻線の温度上昇を抑え
て、高精度化を図ることができる直流回転機のドロップ
テスト装置を得ることを目的とする。 【構成】 測定器11の本体には、その入力端子に一対
の出力検出端子12a、12bが一体で取り付けられ、
さらに固定部13aと可動部13bとからなるスイッチ
13が装着されている。そこで、測定器11を回転子1
に押し当てて、一対の出力検出端子12a、12bを測
定すべき一対の整流子片3aに当接させると、スイッチ
13がONとなる。そして、制御装置14が給電装置1
0の出力を所定の給電電圧とする。また、測定器11を
回転子1から離反させると、スイッチ13がOFFとな
る。そして、制御装置14が給電装置10の給電を停止
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流回転機のドロッ
プテスト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の直流回転機を示す概念図、
図8は図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、図に
おいて1は図示していないが軸2に鉄心が取り付けら
れ、この鉄心の表面部分に形成されたスロット内に巻線
が納められて構成された直流回転子、3はこの直流回転
子1の軸2に軸方向に伸びる多数の硬銅製の整流子片3
aをマイカナイト等により絶縁して円筒形に締め付けて
取り付けられた整流子であり、この整流子3の各整流子
片3aには鉄心のスロット内に納められた巻線の巻線端
がそれぞれ接続されている。4は直流回転子1を回転可
能に支持するとともに、内部に磁界鉄心(図示せず)が
軸2に取り付けられた鉄心を取り囲むように取り付けら
れた直流回転機枠、5a、5bは一対の給電棒であり、
この一対の給電棒5a、5bは電源である乾電池6の電
極端子にそれぞれリード線等により連結されている。7
a、7bは一対の出力検出棒であり、この一対の出力検
出棒7a、7bは測定器8の入力端子にそれぞれリード
線等により連結されている。
【0003】つぎに、上記従来の直流回転機のドロップ
テストについて説明する。まず、一対の給電棒5a、5
bのそれぞれを隣接する4つの整流子片3aの両端に位
置する整流子片3aに当接させる。ここで、該隣接する
4つの整流子片3aは巻線を介して接続されており、そ
の両端の整流子片3aには一対の給電棒5a、5bを介
して乾電池6の電池電圧が印加されていることになる。
そして、一対の出力検出棒7a、7bのそれぞれを中間
の隣接する整流子片3aに当接させる。そこで、中間の
隣接する整流子片3a間のドロップ電圧が一対の出力検
出棒7a、7bを介して測定器8にて測定される。この
操作を整流子3の周方向にずらしながら繰り返し行って
隣接する整流子片3a間のドロップ電圧を順次測定し、
軸2の外周に取り付けられた整流子3を構成する整流子
片3a間のバラツキ、すなわち隣接する整流子片3a間
に接続されている巻線のバラツキを検査している。な
お、給電するために一対の給電棒5a、5bを当接させ
る一対の整流子片3aは、上述の操作中、固定しておい
てよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流回転機は以
上のように、電源として乾電池6を用いてドロップテス
トをおこなっているので、あまり大きな電流を流すこと
ができず、また一対の給電棒5a、5bを介して給電中
に一対の出力検出棒7a、7bを隣接する整流子片3a
に当接させて、測定器8にてドロップ電圧値を読み取る
ために、ある程度の計測時間が必要となり、その間に巻
線の温度が上昇して抵抗値が変動してしまうことにな
る。その結果、隣接する整流子片3a間のドロップ電圧
値を正確に測定できず、整流子片3a間、すなわち巻線
のバラツキを高精度に検査できないという課題があっ
た。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ドロップテスト時の給電時間の
短縮を図り、大電流の給電を可能とするとともに巻線の
温度上昇を抑えて、測定精度を高めることができる直流
回転機のドロップテスト装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る直流回転
機のドロップテスト装置は、直流回転子の軸の外周に取
り付けられた複数の整流子片のうちの測定すべき一対の
整流子片間のドロップ電圧を測定する測定器と、測定器
に連結され測定すべき一対の整流子片に当接される一対
の出力検出端子と、複数の整流子片のうちの一対の整流
子片間に直流電圧を給電する給電装置と、測定すべき一
対の整流子片と一対の出力検出端子との当接を検知する
当接検知手段と、当接検知手段の検知信号に基づいて給
電装置の給電を制御する給電制御手段とを備えたもので
ある。
【0007】
【作用】この発明においては、一対の出力検出端子を測
定すべき一対の整流子片に当接させることにより、一対
の整流子片間のドロップ電圧が一対の出力検出端子を介
して測定器に導かれて測定される。この時、一対の出力
検出端子と測定すべき一対の整流子片との当接が、当接
検知手段により検知される。そして、当接検知手段の検
知信号が制御装置に入力され、一対の出力検出端子が一
対の整流子片に当接されると所定の給電電圧が出力され
るように給電装置が制御される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係る直流回転機
のドロップテストを示す概念図であり、図において図7
および図8に示した従来の直流回転機と同一または相当
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0009】図において、10は出力端子のそれぞれに
連結された一対の給電棒5a、5bを介して一対の整流
子片3a間に直流電圧を給電する給電装置、11は測定
すべき一対の整流子片3a間のドロップ電圧を測定する
測定器、12a、12bは測定器11の入力端子に一体
的に、かつ、測定すべき一対の整流子片3aの中心間距
離と同じ間隔に取り付けられ、測定すべき一対の整流子
片3aに当接される一対の出力検出端子である。13は
一対の出力検出端子12a、12bと一対の整流子片3
aとの当接を検知する当接検知手段としてのスイッチで
あり、このスイッチ13は測定器11の本体に固定して
取り付けられた固定部13aと、測定器11の本体に固
定部13aと接離可能に取り付けられた可動部13b
と、可動部13bの接離方向に沿って測定器11の本体
から外方に向かって延出するように可動部13bに取り
付けられた案内検出棒13cとから構成されている。そ
して、この案内検出棒13cは、一対の出力検出端子1
2a、12bのほぼ中間の位置に位置している。14は
スイッチ13のON/OFF(すなわち、一対の出力検
出端子12a、12bと一対の整流子片3aとの当接の
有無)信号を入力し、ON(当接)信号の場合に給電す
るように、OFF(未当接)信号の場合には給電を停止
するように給電装置10を制御する給電制御手段として
の制御装置である。
【0010】つぎに、この実施例1の動作について説明
する。まず、一対の給電棒5a、5bのそれぞれを4つ
の隣接した整流子片3aのうちの両側に位置する一対の
整流子片3aに当接させる。そして、案内検出棒13c
の延出先端を中間の隣接する一対の整流子片3a間の軸
2外周壁面に位置させ、測定器11を直流回転子1側に
押し付ける。すると、スイッチ13の可動部13bが固
定部13a側に移動しながら測定器11が直流回転子1
に接近する。そして、ついには一対の出力検出端子12
a、12bが一対の整流子片3aに当接し、この時可動
部13bが固定部13aに接触し、スイッチ13がON
状態となる。そこで、制御装置14はスイッチ13のO
N状態を検知し、給電を開始するように給電装置10を
制御する。そして、測定器11の検出電圧値が安定した
後、検出電圧値を読み取って、測定すべき一対の整流子
片3a間のドロップ電圧を測定する。その後、測定器1
1を直流回転子1から離反させると、可動部13bが固
定部13aから離反してスイッチ13がOFF状態とな
る。そこで、制御装置14はスイッチ13のOFF状態
を検知し、給電を停止するように給電装置10を制御す
る。この操作を整流子3の周方向にずらしながら繰り返
し行って隣接する整流子片3a間のドロップ電圧を順次
測定し、軸2の外周に取り付けられた整流子3を構成す
る整流子片3a間のバラツキ、すなわち巻線のバラツキ
を検査している。
【0011】つまり、給電装置10は、図2の(a)に
示すように、通常は給電が停止され、スイッチ13がO
N(一対の出力検出端子12a、12bが一対の整流子
片3aに当接された状態)となった時間t1からスイッ
チ13がOFF(測定器11が直流回転子1から離反さ
れた状態)となった時間t2までの間直流電圧V0が出力
されている。そして、測定される一対の整流子片3a間
のドロップ電圧は、図2の(b)に示すように、時間t
1から上昇を開始し、時間t3で電圧VDに達し、時間t3
から時間t2までの間に電圧VDを維持し、時間t2以降
0vとなっている。
【0012】このように、この実施例1によれば、測定
器11の本体に固定部13aを固定し、測定器11の本
体に固定部13aと接離可能に可動部13bを取り付
け、さらに可動部13の接離方向に沿って測定器11の
本体外方に向かって延出するように案内検出棒13cを
可動部13bに取り付けてスイッチ13を構成し、この
スイッチ13がONの場合に給電装置10の給電を行わ
せ、OFFの場合には給電装置10の給電を停止させる
ように制御装置14を構成している。そこで、直流回転
子1に押し当る測定器11の動作に同期してスイッチ1
3が動作し、一対の出力検出端子12a、12bと一対
の整流子片3aとの当接を、固定部13aと可動部13
bとの接触として検知することができ、スイッチ13の
ONにより給電装置10から直流電圧V0が自動的に給
電されることになる。また、一対の出力検出端子12
a、12bと一対の整流子片3aとの離反を、固定部1
3aと可動部13bとの離反として検知することがで
き、スイッチ13のOFFにより給電装置10からの給
電が自動的に停止されることになる。その結果、ドロッ
プ電圧を測定する時にのみ給電を行うことになり、測定
時間を短縮でき、ある程度の大きな電流を流すことがで
きる給電装置10を用いても巻線の温度上昇が抑えら
れ、測定精度の高精度化を図ることができる。
【0013】また、スイッチ13の案内検出棒13cが
一対の出力検出端子12a、12bのほぼ中間の位置に
位置しているので、案内検出棒13cの延出先端を測定
すべき一対の整流子片3a間の直流回転子1の軸2外周
壁面に位置させて測定器11を直流回転子1側に押し付
けることにより、一対の整流子片3aが測定すべき一対
の整流子片3aに当接でき、測定の際の測定器11の位
置決めを簡易に行うことができる。
【0014】なお、上記実施例1では、測定器11に一
対の出力検出端子12a、12bおよびスイッチ13を
一体的に装備するものとしているが、一対の出力検出端
子12a、12bとスイッチ13とを一体的に構成し、
一対の出力検出端子12a、12bをリード線等により
測定器11の入力端子に連結するようにしてもよい。こ
の場合、測定の際には、一対の出力検出端子12a、1
2bとスイッチ13とが一体的に構成された小型の当接
部材を直流回転子1に押し付ければよく、測定の作業性
を向上させることができる。
【0015】実施例2.図3はこの発明の実施例2に係
る直流回転機のドロップテストを示す概念図であり、図
において15は一対の出力検出端子12a、12bのほ
ぼ中間の位置に位置し、測定器11の本体に出没可能に
取り付けられた案内棒、16は一対の出力検出端子12
a、12b間の電圧を検出し、検出電圧を測定器11に
出力する出力検出装置、17は出力検出装置16の電圧
検出の有無を検知する出力信号装置であり、電圧検出装
置16および出力信号装置17により測定すべき一対の
整流子片3aと一対の出力検出端子12a、12bとの
当接を検知する当接検知手段を構成している。18は出
力信号装置17の出力信号を入力し、出力検出装置16
が電圧を検出していない場合には微小電圧V1を給電す
るように、出力検出装置16が電圧を検出している場合
には所定の直流電圧V0を給電するように給電装置10
を制御する給電制御手段としての制御装置である。な
お、他の構成は、上記実施例1と同様に構成されてい
る。
【0016】つぎに、この実施例2の動作について説明
する。まず、一対の給電棒5a、5bのそれぞれを4つ
の隣接した整流子片3aのうちの両側に位置する一対の
整流子片3aに当接させる。この時、4つの隣接した整
流子片3aには、給電装置10から一対の給電棒5a、
5bを介して微小電圧V1が給電されている。そして、
案内棒15の延出先端を中間の隣接する一対の整流子片
3a間の軸2外周壁面に位置させ、測定器11を直流回
転子1側に押し付ける。すると、案内棒15が縮退し一
対の出力検出端子12a、12bが中間の隣接する一対
の整流子片3aに当接し、中間の隣接する一対の整流子
片3a間には微小電圧V1による電圧降下分の電圧が生
じ、この電圧が一対の出力検出端子12a、12bを介
して出力検出装置16により瞬時に検出される。そし
て、出力信号装置17が出力検出装置16による電圧の
検出を検知し、制御装置18に検知信号を出力する。つ
いで、制御装置18は出力信号装置17の検知信号によ
り、直流電圧VDを給電するように給電装置10を制御
する。そして、出力検出装置16を介して測定器11に
出力された検出電圧値が安定した後、検出電圧値を読み
取って、測定すべき一対の整流子片3a間のドロップ電
圧を測定する。その後、測定器11を直流回転子1から
離反させると、一対の出力検出端子12a、12bと一
対の整流子片3aとの当接が解除され、出力検出装置1
6による電圧の検出がなくなる。そこで、出力信号装置
17が制御装置18に未検知信号を出力し、制御装置1
8は出力信号装置17の電圧の未検知信号により、微小
電圧V1を給電するように給電装置10を制御する。こ
の操作を整流子3の周方向にずらしながら繰り返し行っ
て隣接する整流子片3a間のドロップ電圧を順次測定
し、軸2の外周に取り付けられた整流子3を構成する整
流子片3a間のバラツキ、すなわち巻線のバラツキを検
査している。
【0017】つまり、給電装置10は、図4の(a)に
示すように、通常は微小電圧V1を出力し、一対の出力
検出端子12a、12bが一対の整流子片3aに当接さ
れた状態となった時間t1から一対の出力検出端子12
a、12bが一対の整流子片3aから離反された状態と
なった時間t2までの間直流電圧V0を出力している。そ
して、測定される一対の整流子片3a間のドロップ電圧
は、図4の(b)に示すように、時間t1から上昇を開
始し、時間t3で電圧VDに達し、時間t3から時間t2
での間電圧VDを維持し、時間t2以降0vとなってい
る。
【0018】このように、この実施例2によれば、一対
の出力検出端子12a、12bのほぼ中間の位置に位置
し、測定器11の本体に出没可能に取り付けられた案内
棒15と、一対の出力検出端子12a、12b間の電圧
を検出し、かつ、該検出電圧を測定器11に出力する出
力検出装置16と、出力検出装置16の電圧検出の有無
を検知する出力信号装置17と、該出力信号装置17の
信号に基づいて給電装置10の出力電圧を制御する制御
装置18と備えているので、上記実施例1と同様の効果
を奏する。
【0019】また、制御装置18が、出力検出装置16
が電圧を検出していない場合には微小電圧V1を給電す
るように、出力検出装置16が電圧を検出している場合
には所定の直流電圧V0を給電するように給電装置10
を制御しているので、給電棒5a、5bと測定器11と
が共にセットされていなければ一対の出力検出端子12
a、12b間には直流電圧V0が出力されず、直流電圧
0が印加された給電棒5a、5bを触れることによる
感電等の事故が未然に防止でき、作業の安全性を向上す
ることができる。
【0020】実施例3.図5はこの発明の実施例3に係
る直流回転機のドロップテストを示す概念図であり、図
において19は出力検出装置16の検出電圧が安定化す
るのを検知し、該検出電圧が安定化した後、その検出電
圧を記憶して測定器11に出力するとともに、給電装置
10の出力を微小電圧V1に抑える信号を出力信号装置
17に出力させる出力安定検出装置、20は出力信号装
置17の出力信号を入力し、出力検出装置16が電圧を
検出していない場合には微小電圧V1を給電するよう
に、出力検出装置16が電圧を検出している場合には所
定の直流電圧V0を給電するように、さらに出力検出装
置16の検出電圧が安定した場合には微小電圧V1を給
電するように給電装置10を制御する給電制御手段とし
ての制御装置である。なお、他の構成は、上記実施例2
と同様に構成されている。
【0021】つぎに、この実施例3の動作について説明
する。まず、一対の給電棒5a、5bのそれぞれを4つ
の隣接した整流子片3aのうちの両側に位置する一対の
整流子片3aに当接させる。この時、4つの隣接した整
流子片3aには、給電装置10から一対の給電棒5a、
5bを介して微小電圧V1が給電されている。そして、
案内棒15の延出先端を中間の隣接する一対の整流子片
3a間の軸2外周壁面に位置させ、測定器11を直流回
転子1側に押し付ける。すると、案内棒15が縮退し一
対の出力検出端子12a、12bが中間の隣接する一対
の整流子片3aに当接し、中間の隣接する一対の整流子
片3a間には微小電圧V1による電圧降下分の電圧が生
じ、この電圧が一対の出力検出端子12a、12bを介
して出力検出装置16により瞬時に検出される。そし
て、出力信号装置17が出力検出装置16による電圧の
検出を検知し、制御装置20に検知信号を出力する。つ
いで、制御装置20は出力信号装置17の検知信号によ
り、直流電圧V0を給電するように給電装置10を制御
する。そして、出力安定検出装置19が出力検出装置1
6の検出電圧の安定したことを検知すると、該検出電圧
を記憶して測定器11に該検出電圧を出力表示させると
ともに、出力信号装置17に給電装置10の出力を微小
電圧V1に抑える信号を出力させる。そこで、制御装置
20は出力信号装置17からの信号を入力し、給電装置
10の出力を微小電圧V1に抑える。そして、測定器1
1を直流回転子1から離反させ、測定器11の検出電圧
値を読み取って、測定すべき一対の整流子片3a間のド
ロップ電圧の測定を終了する。この操作を整流子3の周
方向にずらしながら繰り返し行って隣接する整流子片3
a間のドロップ電圧を順次測定し、軸2の外周に取り付
けられた整流子3を構成する整流子片3a間のバラツ
キ、すなわち巻線のバラツキを検査している。
【0022】つまり、給電装置10は、図6の(a)に
示すように、通常は微小電圧V1を出力し、一対の出力
検出端子12a、12bが一対の整流子片3aに当接さ
れた状態となった時間t1から検出電圧が安定化した時
間t3までの間直流電圧V0を出力している。そして、測
定される一対の整流子片3a間のドロップ電圧は、図6
の(b)に示すように、時間t1から上昇を開始し、時
間t3で電圧VDに達し、時間t3から時間t2までの間微
小電圧V1による電圧降下分の電圧V2に維持され、時間
2以降0vとなっている。
【0023】このように、この実施例3によれば、上記
実施例2において、出力検出装置16の検出電圧の安定
を検知し、給電装置10の出力を微小電圧V1に抑える
信号を出力信号装置17に出力させる出力安定検出装置
19を備えているので、直流電圧V0の印加時間が更に
短縮され、巻線の温度上昇が一層抑えられ、測定精度の
一層の高精度化を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、直流回
転子の軸の外周に取り付けられた複数の整流子片のうち
の測定すべき一対の整流子片間のドロップ電圧を測定す
る測定器と、測定器に連結され測定すべき一対の整流子
片に当接される一対の出力検出端子と、複数の整流子片
のうちの一対の整流子片間に直流電圧を給電する給電装
置と、測定すべき一対の整流子片と一対の出力検出端子
との当接を検知する当接検知手段と、当接検知手段の検
知信号に基づいて給電装置の給電を制御する給電制御手
段とを備えているので、測定時にのみ所定の給電電圧を
給電することができ、大きな電流を流すことが可能とな
り、測定時間を短縮して巻線の温度上昇を抑え、測定精
度の高精度化を図ることができる直流回転機のドロップ
テスト装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る直流回転機における
ドロップテストを示す概念図である。
【図2】この発明の実施例1に係る直流回転機における
ドロップテストを示す説明図である。
【図3】この発明の実施例2に係る直流回転機における
ドロップテストを示す概念図である。
【図4】この発明の実施例2に係る直流回転機における
ドロップテストを示す説明図である。
【図5】この発明の実施例3に係る直流回転機における
ドロップテストを示す概念図である。
【図6】この発明の実施例3に係る直流回転機における
ドロップテストを示す説明図である。
【図7】従来の直流回転機の一例を示す概念図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 直流回転子 2 軸 3a 整流子片 10 給電装置 11 測定器 12a,12b 出力検出端子 13 スイッチ(当接検知手段) 14 制御装置(給電制御手段) 16 出力検出装置(当接検出手段) 17 出力信号装置(当接検出手段) 18 制御装置(給電制御手段) 20 制御装置(給電制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流回転子の軸の外周に取り付けられた
    複数の整流子片のうちの測定すべき一対の整流子片間の
    ドロップ電圧を測定する測定器と、前記測定器に連結さ
    れ前記測定すべき一対の整流子片に当接される一対の出
    力検出端子と、前記複数の整流子片のうちの一対の整流
    子片間に直流電圧を給電する給電装置と、前記測定すべ
    き一対の整流子片と前記一対の出力検出端子との当接を
    検知する当接検知手段と、前記当接検知手段の検知信号
    に基づいて前記給電装置の給電を制御する給電制御手段
    とを備えたことを特徴とする直流回転機のドロップテス
    ト装置。
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CN113608117A (zh) * 2021-06-16 2021-11-05 钟芳琳 一种汽车发电机电压合格率检测设备
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