JPS61132058A - 回転電機用回転子の自動検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転電機用回転子、特に整流子型モータの電機
子（アーｉチェア）の巻線を検査するサージチェッカー
の機能を有する自動検査装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の電機子巻線の自動検査装置の構成を示し
、■は直流電動機の電機子（回転子）、２は回転軸で、
整流子（コンミテータ）３および電機子鉄心４が回転軸
２に嵌着される。５は電機子巻線（アーマチュアコイル
）であり、電機子鉄心４のスロツ）６に巻装され、その
口出ｓ５ａが整流子３のセグメント７の端部に所定の電
機子回路（波巻き・重ね巻き）となるように電気的・機
械的に接続される。８は検査装置の電極を構成するカー
ボンブラシ（電刷子）であり、図示しないばねの力でセ
グメント７の一個に摺接され、電気絶縁性の保持枠９に
よって収納保持さね、リード線ｌＯが外部に導出される
。カーボンブラシ８および保持枠９は一対設けられ、一
対のリード線１０間には定電流電源装置１１およびデジ
タルゲルトメータ１２が接続される。

上記の従来装置においては、矢印で示すＲ方向に回転軸
２が外部から回転され、カーボンブラシ８に順次摺接さ
れるセグメント７間の電圧（定電流電源装置１１からの
電流が電機子巻線５に流れることによシ生じる。）がデ
ジタルゲルトメータ１２により測定され、この測定によ
って電機子ｌの電機子回路中に異常（巻線５の断線、短
絡、絶縁不良等）があるか否かを自動的に検知する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、上記の従来装置においては、測定中に電機子
ｌを回転させる必要があり、セグメント７とカーダン１
ラシ８との間の接触電位差が生じ、電機子巻線５が低抵
抗の場合に測定誤差が大となり、品質保証が充分にでき
ない等の問題点があった。

本発明は上記のような問題点を解消するために成された
ものであり、測定精度を高めることができるとともに回
転子の回転を不要とすることができる回転電機用回転子
の自動検査装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る回転電機用回転子の自動検査装置は、回転
子の整流子のセグメント数と同数の電刷子を整流子の外
周面に配設して互いに独立してセグメントに電気接触さ
せ、この電刷子の必賛位置の２個を定電流電源装置およ
び電圧検出手段に順次自動的に接続し、端子電圧を検出
する構成にしたものである。

〔作用〕

この発明における回転電機用回転子の一自軸検査装置は
、各セグメントに独立して同時接続される電刷子を自動
的に順次切換えることにより１．あたかも回転子を回転
させたと同様とし、短時間で正確な回転子の検査を行う
ことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面とともに説明する。　　、
第１図において、１３は自動検査装置であり、マルチチ
ャンネルブラシ装置１４とスキャナ（接点切換装置）１
７を有する電気制御回路１５により構成される。叩ルチ
チャンネルブラシ装置１４は、環状構造を有し放射状の
凹溝（図示せず）を有する電気絶縁性樹脂材よりなるブ
ラシホルダ１６と、ブラシホルダ１６の凹溝に夫々収納
保持された各カーボンブラシ８と、図示しないブラシば
ねにより構成されるｉ各カーざンツラシ８は１ラシＩｄ
ｔ２に押圧されて夫々セグメント７に接触する。カーが
ン１ラク８のリード線１０はスキャナ１７に接続され、
定電流電源装置ｌｌおよびデジタルゲルトメータ１２に
スキャニング接点１７ａを介して接続される。

第２図は定電流電源装置１１の構成を示し、１８はイン
バータ、１９は抵抗、２０はトランジスタ、２１は抵抗
、２２はダーリントン接続されたスイッチングトランジ
スタであり、インバータ１８に入力された信号により動
作する。

次に、動作について説明する。まず、電機子１にマルチ
チャンネルブラシ装置１４が装着され、スキャナ１７が
動作して所定のセグメント７に定電流が通電され、この
とき電機子巻線５に発生する電圧を測定する。この電圧
の測定は電流通電後　　”にカーボンブラシ８とセグメ
ント７との間の接触電圧降下の値が安定状態となってか
ら開始する。

１回目の測定終了後に次の接続がスキャナ１７によって
行われ、同様の測定が行われる。こうして、順次測定が
行われて検査が終了し、電機子ｌが取外される。

上記実施例によれば、電機子１を回転させることなく、
スキャニング接点１７ａの切換により各セグメント７間
の電圧を測定すればよく、安定した状態で電圧測定を行
うことができ、測定精度が向上する。

尚、上記実施例では電刷子としてカーボンブラシを用い
たが、他の導電部材（例えば金メッキされたリン青銅板
等）を用いても良い。又、スキャニング接点１７ａとし
て電子スイッチを用いても良い。さらに、デジタルボル
トメータ１２の測定結果を記録（プリントアウト）、記
憶、表示、判定等の信号源として利用することも容易に
可能である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明においては、整流子のセグメントに
対応して夫々独立して接触する各電刷子を設け、この各
電刷子の２個と選択して接続されるスキャニング接点を
介して定電流電源および電圧測定手段を接続し、セグメ
ント間の電圧測定を行っており、セグメント間に接続さ
れた電機子巻線の異常か否かｆｔ回転子を回転させるこ
となく安定した状態で検査することができ、検査精度を
向上することができる。しかも、このような装置を簡単
な構成で安価に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の構成図、第２図は本発明に係る定
電流電源装置の回路図、第３図は従来装置の構成図であ
る。 １・・・電機子（回転子）、２・・・回転軸、３・・・
整流子、４・・・電機子鉄心、５・・・電機子巻線、７
・・・セグメント、８・・−カーボンブラシ（電刷子）
、１１・・・≧電流電源装置、１２・・・デジタルがル
トメータ（電圧測定手段）、１６・・・ブラシホルダ、
１７・・・スキャナ、１７ａ・・・スキャニング接点。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電機子巻線および整流子を有する回転電機用回転
   子において、整流子の各セグメントに夫々独立して電気
   接触するように環状に配設された各電刷子と、各電刷子
   の所定の２個に順次選択して接続されるスキャニング接
   点と、スキャニング接点間に定電流を供給する定電流電
   源装置と、スキャニング接点間の電圧を測定する電圧測
   定手段を備えたことを特徴とする回転電機用回転子の自
   動検査装置。
2. （２）電圧測定手段の出力電圧を測定データとして、記
   憶、記録、表示、判定のうちの少くとも一つの機能を構
   成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の回
   転電機用回転子の自動検査装置。
3. （３）各電刷子をカーボンブラシで構成したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載の回転電機
   用回転子の自動検査装置。