JPH07218351A - 温度検知用光ファイバ - Google Patents
温度検知用光ファイバInfo
- Publication number
- JPH07218351A JPH07218351A JP6012564A JP1256494A JPH07218351A JP H07218351 A JPH07218351 A JP H07218351A JP 6012564 A JP6012564 A JP 6012564A JP 1256494 A JP1256494 A JP 1256494A JP H07218351 A JPH07218351 A JP H07218351A
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- JP
- Japan
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- core
- temperature
- optical fiber
- light
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性を損うことなく、感度の向上を図れる
ようにすることを目的とする。 【構成】 コア13のほぼ中心部に線状の金属性の伝熱
体11を設け、この伝熱体11の外周に変色層12を設
け、コア13の外側にクラッド14及びシース15を順
次設けている。 【効果】 従来のように光ファイバの損傷による伝送損
失が生じることもなく、局所的な温度上昇の発生時に、
熱伝導の良い伝熱体11により光ファイバ16の長手方
向に熱を伝達でき、広い範囲に亘る変色層12の変色に
より感度の向上を図ることができ、線状長尺物の局所的
な異常温度上昇を、確実にかつ信頼性よく検知すること
ができる。
ようにすることを目的とする。 【構成】 コア13のほぼ中心部に線状の金属性の伝熱
体11を設け、この伝熱体11の外周に変色層12を設
け、コア13の外側にクラッド14及びシース15を順
次設けている。 【効果】 従来のように光ファイバの損傷による伝送損
失が生じることもなく、局所的な温度上昇の発生時に、
熱伝導の良い伝熱体11により光ファイバ16の長手方
向に熱を伝達でき、広い範囲に亘る変色層12の変色に
より感度の向上を図ることができ、線状長尺物の局所的
な異常温度上昇を、確実にかつ信頼性よく検知すること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、線状長尺物の温度検
知に適用される温度検知用光ファイバに関する。
知に適用される温度検知用光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線状長尺物の温度を検知する場
合、半導体温度センサなどのいわゆる集中定数型の温度
センサにより線状長尺物の温度をその長手方向に亘って
検知することが行われているが、複数個の温度センサを
線状長尺物に沿って配列しなければならず、温度センサ
を多数必要とし、各温度センサの出力を処理する回路も
複雑になるため、全体的な構成が複雑化すると共に、ノ
イズの影響を受けて誤動作を生じ易いという不都合があ
った。
合、半導体温度センサなどのいわゆる集中定数型の温度
センサにより線状長尺物の温度をその長手方向に亘って
検知することが行われているが、複数個の温度センサを
線状長尺物に沿って配列しなければならず、温度センサ
を多数必要とし、各温度センサの出力を処理する回路も
複雑になるため、全体的な構成が複雑化すると共に、ノ
イズの影響を受けて誤動作を生じ易いという不都合があ
った。
【0003】そこで、線状長尺物の温度検知に好適な温
度検知装置として、光ファイバを用いた分布定数型の温
度検知装置が提案されており、これは線状長尺物の温度
上昇に伴う光ファイバの後方散乱光の変化を検出して線
状長尺物の異常温度等を検知するものであるが、この場
合光ファイバの後方散乱光がそもそも微弱であるため、
その変化を検出するためには複雑,高価な検出手段が必
要になる。
度検知装置として、光ファイバを用いた分布定数型の温
度検知装置が提案されており、これは線状長尺物の温度
上昇に伴う光ファイバの後方散乱光の変化を検出して線
状長尺物の異常温度等を検知するものであるが、この場
合光ファイバの後方散乱光がそもそも微弱であるため、
その変化を検出するためには複雑,高価な検出手段が必
要になる。
【0004】一方、同様に光ファイバを用いた温度検知
用の手段として、実公昭62−3761号公報に記載の
ように、温度により変色する感温発色層を光ファイバの
コアの外周に設けることが行われている。
用の手段として、実公昭62−3761号公報に記載の
ように、温度により変色する感温発色層を光ファイバの
コアの外周に設けることが行われている。
【0005】即ち、図4(a),(b)に示すように、
コア1aの外周に蒸着或いは塗布によって感温発色層1
bを設け、この感温発色層1bの外周にクラッド1cを
設け、さらにその外周にシース1dを設けて光ファイバ
1を構成し、このような光ファイバ1に白色光源等によ
る光を入射し、発色した感温発色層1bによる特定波長
の光吸収等による減衰作用により、光ファイバ1からの
出射光の波長変化を検出するようになっている。
コア1aの外周に蒸着或いは塗布によって感温発色層1
bを設け、この感温発色層1bの外周にクラッド1cを
設け、さらにその外周にシース1dを設けて光ファイバ
1を構成し、このような光ファイバ1に白色光源等によ
る光を入射し、発色した感温発色層1bによる特定波長
の光吸収等による減衰作用により、光ファイバ1からの
出射光の波長変化を検出するようになっている。
【0006】他方、特開昭62−32132号公報に記
載の温度センサ光ケーブルが提案されており、これは図
5に示すように、コア及びクラッドからなる温度検知光
ファイバ3の外周にアルミニウム,銅,銀などの熱の良
導体金属からなる金属被覆層4を形成しており、この金
属被覆層4により、光ファイバ3の長手方向に熱が伝達
されるため、局所的に温度上昇があっても、長手方向へ
の熱伝導によって温度上昇範囲が広がり、感度の向上が
図れるというものである。
載の温度センサ光ケーブルが提案されており、これは図
5に示すように、コア及びクラッドからなる温度検知光
ファイバ3の外周にアルミニウム,銅,銀などの熱の良
導体金属からなる金属被覆層4を形成しており、この金
属被覆層4により、光ファイバ3の長手方向に熱が伝達
されるため、局所的に温度上昇があっても、長手方向へ
の熱伝導によって温度上昇範囲が広がり、感度の向上が
図れるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の公報
に記載のように感温発色層1bを設けた光ファイバ1を
用いても、線状長尺物が局所的に温度上昇して光ファイ
バ1の変色範囲,即ち温度上昇範囲が狭い場合、出射光
の変化は微小であるため、異常温度を確実に検知するこ
とができないという不都合がある。
に記載のように感温発色層1bを設けた光ファイバ1を
用いても、線状長尺物が局所的に温度上昇して光ファイ
バ1の変色範囲,即ち温度上昇範囲が狭い場合、出射光
の変化は微小であるため、異常温度を確実に検知するこ
とができないという不都合がある。
【0008】また、光源の輝度が変動した場合や、温度
検知用の光ファイバ1の配設経路の途中で光ファイバ1
に屈曲等の変形が加えられた場合等でも出射光の強度が
変化するため、線状長尺物の温度が上昇していないにも
拘らずこれを温度上昇として検知してしまい、誤動作を
起こすおそれがある。
検知用の光ファイバ1の配設経路の途中で光ファイバ1
に屈曲等の変形が加えられた場合等でも出射光の強度が
変化するため、線状長尺物の温度が上昇していないにも
拘らずこれを温度上昇として検知してしまい、誤動作を
起こすおそれがある。
【0009】一方、後者の公報に記載のように金属被覆
層4を設けた場合、光ファイバ3に直接金属被覆層4を
形成するため、光ファイバ3が傷つくことがあり、伝送
損失の増加を招く原因となるおそれがある。
層4を設けた場合、光ファイバ3に直接金属被覆層4を
形成するため、光ファイバ3が傷つくことがあり、伝送
損失の増加を招く原因となるおそれがある。
【0010】さらに、光ファイバ3が石英系光ファイバ
であれば、比較的容易に金属被覆層4を形成できるが、
プラスチック系光ファイバであると金属被覆層4を形成
するのが困難である。
であれば、比較的容易に金属被覆層4を形成できるが、
プラスチック系光ファイバであると金属被覆層4を形成
するのが困難である。
【0011】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、信頼性を損うことなく
感度の向上を図れるようにすることを目的とする。
解消するためになされたもので、信頼性を損うことなく
感度の向上を図れるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コアと、前記コアの内部に設けられた前記コアよりも熱
伝導性の良い線状の伝熱体と、前記伝熱体の外側に設け
られ温度上昇により特定波長の光に対して光吸収が変化
し易い色に変色する感温変色材を含む変色層と、前記コ
アの外周に設けられたクラッドとを備えたことを特徴と
している。
コアと、前記コアの内部に設けられた前記コアよりも熱
伝導性の良い線状の伝熱体と、前記伝熱体の外側に設け
られ温度上昇により特定波長の光に対して光吸収が変化
し易い色に変色する感温変色材を含む変色層と、前記コ
アの外周に設けられたクラッドとを備えたことを特徴と
している。
【0013】また、請求項2記載のように、前記コアの
外周に変色層を設けてもよい。
外周に変色層を設けてもよい。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明においては、コアの内部に
伝熱体を設け、この伝熱体の外側に変色層を設けたた
め、局所的な温度上昇の発生時に、熱伝導性の良い伝熱
体により光ファイバの長手方向に熱が伝達され、線状長
尺物の温度上昇が局所的であっても広い範囲に亘って変
色層の変色が望める。
伝熱体を設け、この伝熱体の外側に変色層を設けたた
め、局所的な温度上昇の発生時に、熱伝導性の良い伝熱
体により光ファイバの長手方向に熱が伝達され、線状長
尺物の温度上昇が局所的であっても広い範囲に亘って変
色層の変色が望める。
【0015】また、請求項2記載のように、コアの外周
に変色層を設けても、局所的な温度上昇時に広い範囲に
亘る変色層の変色が望める。
に変色層を設けても、局所的な温度上昇時に広い範囲に
亘る変色層の変色が望める。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の断面図、図2は
動作説明図である。
動作説明図である。
【0017】図1に示すように、後述するコアよりも熱
伝導性の良い金属からなる線状の伝熱体11の外側に温
度上昇により特定波長の光に対して光吸収が変化し易い
色に変色する感温変色材を含む変色層12が形成され、
この変色層12の外側に透明のシリコーン等からなるコ
ア13が形成されてコア13のほぼ中心部に伝熱体11
が配置され、コア13の外周にフッ素系樹脂等からなる
クラッド14が形成され、このクラッド14の外周に樹
脂シース15が形成され、これらコア13,伝熱体1
1,変色層12,クラッド14及びシース15により温
度検知用光ファイバ16が構成されている。
伝導性の良い金属からなる線状の伝熱体11の外側に温
度上昇により特定波長の光に対して光吸収が変化し易い
色に変色する感温変色材を含む変色層12が形成され、
この変色層12の外側に透明のシリコーン等からなるコ
ア13が形成されてコア13のほぼ中心部に伝熱体11
が配置され、コア13の外周にフッ素系樹脂等からなる
クラッド14が形成され、このクラッド14の外周に樹
脂シース15が形成され、これらコア13,伝熱体1
1,変色層12,クラッド14及びシース15により温
度検知用光ファイバ16が構成されている。
【0018】そして、この光ファイバ16が電線等の線
状長尺物に沿って配設され、図2に示すように光源18
からの光が光ファイバ16の一端である入射端より入力
され、光ファイバ16の他端である出射端より出射する
光がフォトトランジスタ,フォトダイオード等からなる
受光部19により受光されて出射光強度に応じた受光信
号が出力される。
状長尺物に沿って配設され、図2に示すように光源18
からの光が光ファイバ16の一端である入射端より入力
され、光ファイバ16の他端である出射端より出射する
光がフォトトランジスタ,フォトダイオード等からなる
受光部19により受光されて出射光強度に応じた受光信
号が出力される。
【0019】このとき、線状長尺物の温度上昇により光
ファイバ16の温度が上昇して変色層12が変色する
と、変色層12の変色によって出射光強度が変化するた
め、温度上昇の前後における出射光強度の変化を検出す
ることによって線状長尺物の異常温度を検出することが
できる。
ファイバ16の温度が上昇して変色層12が変色する
と、変色層12の変色によって出射光強度が変化するた
め、温度上昇の前後における出射光強度の変化を検出す
ることによって線状長尺物の異常温度を検出することが
できる。
【0020】そして、例えば変色層12用の感温変色材
として、白色光に対して70゜Cで赤色から黒色に変色
するPSD−RR(フルオラン系ロイコ化合物)とステ
アリルアシツドホスフェートとスミソープとを用い、長
さ200mmの光ファイバ16のほぼ中央付近の30m
mに亘って加熱体20(図2参照)により100゜Cに
加熱し、光源18に白色光源、受光部19にスペクトル
アナライザをそれぞれ用い、加熱開始から10分後の波
長650nmでの出射光変化を測定したところ、伝熱体
11がないときには0.6dBであったのに対し、伝熱
体11があるときには1.1dBとなり(但し、加熱前
を0dBとする)、伝熱体11を設けることにより、大
きな出射光強度の変化を得ることができた。
として、白色光に対して70゜Cで赤色から黒色に変色
するPSD−RR(フルオラン系ロイコ化合物)とステ
アリルアシツドホスフェートとスミソープとを用い、長
さ200mmの光ファイバ16のほぼ中央付近の30m
mに亘って加熱体20(図2参照)により100゜Cに
加熱し、光源18に白色光源、受光部19にスペクトル
アナライザをそれぞれ用い、加熱開始から10分後の波
長650nmでの出射光変化を測定したところ、伝熱体
11がないときには0.6dBであったのに対し、伝熱
体11があるときには1.1dBとなり(但し、加熱前
を0dBとする)、伝熱体11を設けることにより、大
きな出射光強度の変化を得ることができた。
【0021】ところで、光源18からの光と感温変色材
との組合わせは上記以外に例えば表1に示すものが望ま
しく、光源18には白色光のほか赤色光,緑色光,黄色
光などの単色光を用いるとよく、感温変色材としては、
表1に示すように高温になることによって発色,変色,
消色するものが好ましい。
との組合わせは上記以外に例えば表1に示すものが望ま
しく、光源18には白色光のほか赤色光,緑色光,黄色
光などの単色光を用いるとよく、感温変色材としては、
表1に示すように高温になることによって発色,変色,
消色するものが好ましい。
【0022】
【表1】
【0023】そして表1は、各色の入射光を使用した状
態で感温変色材の色が変化(例えば無色から赤色へ変
化)したときの、変色前,変色後における出射光の色と
出射光量とを示しており、特に出射光量は変色前を基準
としたときの変色後の光量変化を表わし、例えば“緑色
小”とは緑色成分の光量が変化前より減少することを示
し、“緑色大”とは緑色成分の光量が変化前より増加す
ることを示している。
態で感温変色材の色が変化(例えば無色から赤色へ変
化)したときの、変色前,変色後における出射光の色と
出射光量とを示しており、特に出射光量は変色前を基準
としたときの変色後の光量変化を表わし、例えば“緑色
小”とは緑色成分の光量が変化前より減少することを示
し、“緑色大”とは緑色成分の光量が変化前より増加す
ることを示している。
【0024】なお、表1中の変色前とは常温時、変色後
とは例えば60℃以上の高温時の状態をそれぞれ表わし
ている。
とは例えば60℃以上の高温時の状態をそれぞれ表わし
ている。
【0025】また、感温変色材の材料は光源18との関
係で変色前後で光吸収が変化する材料を選択すればよ
く、例えば光源18に赤色光を用いたときには、その波
長域において通常吸収のない無色や赤色等から赤色光が
吸収される緑色や黒色その他の色に可逆的に変化するも
のが望ましく、具体的には表2に示す材料を用いればよ
く、表2に示す如く高温になることによって無色から赤
色に変色するものとして、PSD−R(フルオラン系ロ
イコ化合物)と没食子酸ラウリルとトルエンとを用いれ
ばよいが、特に表2に示す材質に限定されるものではな
い。
係で変色前後で光吸収が変化する材料を選択すればよ
く、例えば光源18に赤色光を用いたときには、その波
長域において通常吸収のない無色や赤色等から赤色光が
吸収される緑色や黒色その他の色に可逆的に変化するも
のが望ましく、具体的には表2に示す材料を用いればよ
く、表2に示す如く高温になることによって無色から赤
色に変色するものとして、PSD−R(フルオラン系ロ
イコ化合物)と没食子酸ラウリルとトルエンとを用いれ
ばよいが、特に表2に示す材質に限定されるものではな
い。
【0026】
【表2】
【0027】従って、コア13のほぼ中心部に線状の金
属性の伝熱体11を設け、この伝熱体11の外周に変色
層12を設けたため、従来のように光ファイバの損傷に
よる伝送損失が生じることもなく、局所的な温度上昇の
発生時に、熱伝導の良い伝熱体11により光ファイバ1
6の長手方向に熱を伝達でき、広い範囲に亘って変色層
12が変色し、線状長尺物が局所的に異常温度上昇して
も確実にかつ信頼性よく異常温度を検知することができ
る。
属性の伝熱体11を設け、この伝熱体11の外周に変色
層12を設けたため、従来のように光ファイバの損傷に
よる伝送損失が生じることもなく、局所的な温度上昇の
発生時に、熱伝導の良い伝熱体11により光ファイバ1
6の長手方向に熱を伝達でき、広い範囲に亘って変色層
12が変色し、線状長尺物が局所的に異常温度上昇して
も確実にかつ信頼性よく異常温度を検知することができ
る。
【0028】なお、他の実施例として、図3に示すよう
に、図1における変色層12をコア13の外周に設けて
もよく、このような構造であっても図1の場合と同等の
効果を得ることができる。
に、図1における変色層12をコア13の外周に設けて
もよく、このような構造であっても図1の場合と同等の
効果を得ることができる。
【0029】また、上記両実施例では伝熱体11に金属
を用いた場合について説明したが、特に金属に限られる
ものではなく、コア13よりも熱伝導性の良い材料を用
いればよい。
を用いた場合について説明したが、特に金属に限られる
ものではなく、コア13よりも熱伝導性の良い材料を用
いればよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コア
の内部にコアよりも熱伝導性の良い線状の伝熱体を設
け、この伝熱体の外周或いはコアの外周に変色層を設け
たため、従来のような光ファイバの損傷による伝送損失
を生じることもなく、局所的な温度上昇の発生時に広い
範囲に亘る変色層の変色により、確実にかつ信頼性よく
異常温度を検出することができ、感度の向上を図ること
ができる。
の内部にコアよりも熱伝導性の良い線状の伝熱体を設
け、この伝熱体の外周或いはコアの外周に変色層を設け
たため、従来のような光ファイバの損傷による伝送損失
を生じることもなく、局所的な温度上昇の発生時に広い
範囲に亘る変色層の変色により、確実にかつ信頼性よく
異常温度を検出することができ、感度の向上を図ること
ができる。
【図1】この発明の一実施例の断面図である。
【図2】一実施例の動作説明図である。
【図3】他の実施例の概略図である。
【図4】従来例の概略図である。
【図5】他の従来例の断面図である。
11 伝熱体 12 変色層 13 コア 14 クラッド
Claims (3)
- 【請求項1】 コアと、前記コアの内部に設けられた前
記コアよりも熱伝導性の良い線状の伝熱体と、前記伝熱
体の外側に設けられ温度上昇により特定波長の光に対し
て光吸収が変化し易い色に変色する感温変色材を含む変
色層と、前記コアの外周に設けられたクラッドとを備え
たことを特徴とする温度検知用光ファイバ。 - 【請求項2】 コアと、前記コアの内部に設けられた前
記コアよりも熱伝導性の良い線状の伝熱体と、前記コア
の外周に設けられ温度上昇により特定波長の光に対して
光吸収が変化し易い色に変色する感温変色材を含む変色
層と、前記コアの外周に設けられたクラッドとを備えた
ことを特徴とする温度検知用光ファイバ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の温度検知用光ファ
イバにおいて、前記伝熱体が金属により形成されている
ことを特徴とする温度検知用光ファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012564A JPH07218351A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 温度検知用光ファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012564A JPH07218351A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 温度検知用光ファイバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218351A true JPH07218351A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11808852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6012564A Pending JPH07218351A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 温度検知用光ファイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07218351A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100434760B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-06-07 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 전력선 온도 측정 장치 |
CN113358234A (zh) * | 2021-06-10 | 2021-09-07 | 山东第一医科大学(山东省医学科学院) | 一种温度传感器 |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP6012564A patent/JPH07218351A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100434760B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-06-07 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 전력선 온도 측정 장치 |
CN113358234A (zh) * | 2021-06-10 | 2021-09-07 | 山东第一医科大学(山东省医学科学院) | 一种温度传感器 |
CN113358234B (zh) * | 2021-06-10 | 2022-03-25 | 山东第一医科大学(山东省医学科学院) | 一种温度传感器 |
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