JPH07218008A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JPH07218008A
JPH07218008A JP1027394A JP1027394A JPH07218008A JP H07218008 A JPH07218008 A JP H07218008A JP 1027394 A JP1027394 A JP 1027394A JP 1027394 A JP1027394 A JP 1027394A JP H07218008 A JPH07218008 A JP H07218008A
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JP
Japan
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liquid
refrigerant
amount
accumulator
compressor
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JP1027394A
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Susumu Nakayama
進 中山
Kensaku Kokuni
研作 小国
Hiroshi Yasuda
弘 安田
Yozo Hibino
陽三 日比野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】冷凍サイクル内の液冷媒を溜める液タンクに、
溜っている液量を検出する液検出手段19を設け、液タ
ンク内の液冷媒量が所定値となるように、制御弁18な
どの液量調整手段で制御する。 【効果】液タンク内の液冷媒量が余剰冷媒量となるよう
に、液量検出手段と液量調整手段で調整することによっ
て、冷凍サイクルを速く定常状態に安定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル内に液タ
ンクを備えた空気調和機や冷凍装置のサイクル制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の制御方法は、特開平
3−75459号公報に記載のように、液配管と圧縮機吸入側
とを、流量調整弁を備えた液もどし配管で接続し、ま
た、室外熱交換器の液配管側に弁開度が調整可能な室外
膨張弁を設け、冷房時、液もどし配管の流量調整弁によ
って、圧縮機吸入側に導く液冷媒量調整して、圧縮機吐
出ガス冷媒温度を制御している。また、暖房時,冷房時
と同様に、液もどし配管の流量調整弁によって、圧縮機
吸入側に導く液冷媒量調整して、圧縮機吐出ガス冷媒温
度を制御するか、または、液もどし配管の流量調整弁は
全閉とし、室外膨張弁の弁開度を調整して、圧縮機吐出
ガス温度を制御している。
【0003】また、従来の冷媒量検出手段は、特開平3
−186170 号公報に記載のように、受液器内に静電容量
センサの電極を取付け、静電容量の変化によって受液器
内の液冷媒量を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮機まわりの温度が
低いときに、空気調和機などを始動すると、圧縮機内に
液冷媒が溜っているために、圧縮機の吐出ガス温度がな
かなか上がらない。圧縮機の吐出ガス温度が下限値以下
の場合、圧縮機内の油に冷媒が溶け込み易く、油の粘度
低下を招き、軸受の焼き付きなどの故障を生じる恐れが
ある。これを防止するために、制御装置は、液もどし配
管の流量調整弁、または、室外膨張弁を絞り、圧縮機に
液冷媒を戻さないようにする。そのうちに、圧縮機内に
液冷媒が無くなり、圧縮機には液冷媒が戻らない状態な
ので、圧縮機の吐出ガス温度が急上昇する。圧縮機の吐
出ガス温度が急上昇し、上限温度を超えると、モータの
絶縁材の劣化や油の劣化など信頼性上の問題が生じる。
このような信頼性上の問題を回避するために、制御装置
は、液もどし配管の流量調整弁、または、室外膨張弁を
大きく開くように制御し、吐出ガス温度を速く下げよう
とするが、一般的に温度センサには検出遅れがあるため
に、弁を開き過ぎて吐出ガス温度が下がり過ぎてしま
い、油の粘度低下の問題が再度生じる。
【0005】このような制御を繰り返すと、冷凍サイク
ルの運転がハンチングし、安定した運転状態が得られな
い。
【0006】また、圧縮機吸入側にアキュムレータが接
続され、アキュムレータが液冷媒を溜める構造になって
いるものは、アキュムレータ出口、すなわち、圧縮機吸
入の冷媒の乾き度がある所定値に設計製作されているの
で、圧縮機の吐出ガス温度を調整するために、液もどし
配管の流量調整弁、または、室外膨張弁の開度を変化さ
せても、アキュムレータ内の液冷媒が無くなるか、また
は、アキュムレータ内に液冷媒が溜り過ぎてオーバーフ
ローするまで、吐出ガス温度はほとんど変化しない。し
たがって、圧縮機まわりの温度が低く、圧縮機内に液冷
媒が溜っているような状態で圧縮機を始動した場合、液
もどし配管の流量調整弁、または、室外膨張弁の開度を
絞っても、圧縮機内の液冷媒が無くなり、さらに、アキ
ュムレータ内の液冷媒が無くなるまで、圧縮機の吐出ガ
ス温度は上がらない。このように、吐出ガス温度が上が
るまで、時間がかかるので、弁を絞り過ぎてしまい、圧
縮機内の液冷媒が無くなり、さらに、アキュムレータ内
の液冷媒が無くなった後、吐出ガス温度は急激に上昇す
る。これによって、モータの絶縁材の劣化や油の劣化な
ど信頼性上の問題が生じる。これを抑えるために、弁を
開き、液冷媒を圧縮機に吸入させようとするが、アキュ
ムレータがバッファとなり、所定の乾き度の冷媒しか圧
縮機に吸入されない。そのために、吐出ガス温度がなか
なか下がらず、今度は弁を開き過ぎて、アキュムレータ
に液冷媒が溜り過ぎてオーバーフローし、圧縮機に液冷
媒が多量に吸入され液圧縮を起こす。圧縮機が液圧縮す
ると圧力が異常に上昇し、圧縮機が破損するという問題
が生じる。
【0007】本発明の目的は、このような液もどし配管
の流量調整弁、または、室外膨張弁の絞り過ぎや開き過
ぎによって生じる、圧縮機の信頼性低下と、冷凍サイク
ルのハンチングを防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題は、液冷媒が溜
る液タンク内に液冷媒量を検知する検知手段を設け、さ
らに、その液冷媒量が所定値となるように、調整手段を
設けることによって解決される。
【0009】
【作用】圧縮機の吐出ガス温度を上げるために、液冷媒
の戻り量を減らそうとして吸入側に通じる弁の開度を絞
ったとき、高圧側の液配管に設置した液タンク、例え
ば、レシーバには液冷媒がたくさん溜り、低圧側に設置
した液タンク、例えば、アキュムレータには液冷媒が溜
りにくくなる。圧縮機の吐出ガス温度を下げるために、
液冷媒の戻り量を増やそうとして吸入側に通じる弁の開
度を開いたとき、レシーバには液冷媒が溜りにくくな
り、アキュムレータには液冷媒がたくさん溜る。ここ
で、液タンク内の液冷媒量の変化は、吐出ガス温度の変
化より速いと考えられる。
【0010】一方、冷凍サイクルが安定して運転されて
いるときは、液タンク内の液冷媒の量は余剰冷媒分だけ
である。この余剰冷媒は、冷房運転と暖房運転によって
異なり、また、複数の室内機が一台の室外機に接続され
た多室形空気調和機では、室内機の運転台数によって異
なるだけである。したがって、冷房か暖房か、また、室
内機運転台数がわかれば、余剰冷媒量が推定できる。
【0011】そこで、液タンク内の液冷媒量を液量検出
手段で検知し、その液量が推定した余剰冷媒量となるよ
うに、液量調整手段で制御するようにすれば、冷凍サイ
クルが速く定常状態に安定し、吐出ガス温度の応答遅れ
や検出遅れによって生じていた制御弁の絞り過ぎや開き
過ぎが無くなり、圧縮機の信頼性が確保でき、冷凍サイ
クルのハンチングも防止できる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。
【0013】室外機1には、二台の室内機100,20
0がガス配管21及び液配管22によって並列に接続さ
れている。室外機1は圧縮機10,アキュムレータ1
1,四方弁12,室外熱交換器13,室外ファン14,
レシーバ15,室外冷媒流量制御弁16および冷媒流量
制御弁18を備えた液バイパス回路17によって構成さ
れている。ここで、室外冷媒流量制御弁16および冷媒
流量制御弁18は弁開度を変化させることができる制御
弁である。また、レシーバ15には、レシーバ内の液冷
媒量が検出できる液量検出手段19が取り付けられてい
る。液量検出手段19の検出信号は制御装置20に入
り、制御装置20はレシーバ15内の液冷媒量が所定値
になるように、液量調整手段の機能をもつ室外冷媒流量
制御弁16および冷媒流量制御弁18の弁開度を制御す
る。
【0014】室内機100は室内熱交換器101,室内
ファン102および室内冷媒制御弁103によって構成
されている。
【0015】室内機200も室内機100と同様に、室
内熱交換器201,室内ファン202および室内冷媒制御
弁203によって構成されている。
【0016】次に、動作について説明する。なお、図の
中で、実線の矢印は冷房の冷媒の流れを示し、破線の矢
印は暖房の冷媒の流れを示している。
【0017】まず、冷房運転について説明する。
【0018】圧縮機10から吐出された冷媒は四方弁1
2を通って室外熱交換器13に入り、室外ファン14に
よって送られてきた室外空気と熱交換され、凝縮して液
冷媒となって出ていく。室外冷媒制御弁16は全開とな
っているので液冷媒は室外冷媒制御弁16を通過してレ
シーバ15へ入り、気液分離される。この時、一部の液
冷媒は、液バイパス回路17に入り、弁開度が調整され
た冷媒流量制御弁18で流量調整されてアキュムレータ
15の上流側へ導かれている。レシーバ15の液冷媒は
液配管22を通って分岐され、室内機100および室内
機200へ送られる。室内機100,200へ入った液
冷媒は、弁開度が調整された室内冷媒流量制御弁10
3,203でそれぞれ減圧されて、室内熱交換器10
1,201に入る。ここで、室内ファン102,202
によって送られてきた室内空気と熱交換され、室内空気
は冷却されて室内を冷房し、冷媒は蒸発し、ガス冷媒と
なって室内機100,200を出る。室内機100,2
00を出たガス冷媒は合流されて、ガス配管21を通っ
て室外機1へ入る。室外機1へ入ったガス冷媒は四方弁
12を通過し、液バイパス回路17を通ってきた液冷媒
と混合されて、アキュムレータ11に入り、その後、圧
縮機10へ吸入され圧縮される。このような冷凍サイク
ルにおいて、始動時や室内機の運転台数が変化した後な
どの過渡時、制御装置20はレシーバ15内の液冷媒量
が所定値になるように、バイパス回路17の冷媒流量制
御弁18の弁開度を制御する。レシーバ15内の液冷媒
量が減少したときは、冷媒流量制御弁18の弁開度を絞
り、レシーバ15に液冷媒が溜りやすくし、レシーバ1
5内の液冷媒量が増加したときは、冷媒流量制御弁18
の弁開度を開き、レシーバ15の液冷媒を逃がすように
する。この制御は、過渡時、一定時間またはレシーバ1
5内の液冷媒量が所定値に安定するまで行う。
【0019】次に、暖房運転について説明する。
【0020】圧縮機10から吐出された冷媒は四方弁1
2を通過した後、ガス配管21へ送られ室外機1を出
る。ガス配管21へ送られた吐出冷媒は分岐されて、室
内機100および室内機200へ送られる。室内機10
0,200へ入った冷媒は、室内熱交換器101,20
1に入り、ここで、室内ファン102,202によって
送られてきた室内空気と熱交換されて、室内空気は温め
られ室内を暖房し、冷媒は凝縮し液冷媒となる。この液
冷媒は、室内冷媒流量制御弁103,203を通過した
後、室内機100,200を出て合流し、液配管を通っ
て室外機1へ送られる。室外機1へ入った冷媒は、レシ
ーバ15に入り気液分離され、液冷媒がレシーバ15を
出て、弁開度が調整された室外冷媒制御弁16で減圧さ
れて室外熱交換器13に入る。室外熱交換器13に入っ
た冷媒は、室外ファン14によって送られてきた室外空
気と熱交換され蒸発して、室外熱交換器13を出る。室
外熱交換器13を出た冷媒は四方弁12を通過してアキ
ュムレータ11に入り、その後、圧縮機10に吸入され
圧縮される。このような冷凍サイクルにおいて、始動時
や室内機の運転台数が変化した後などの過渡時、制御装
置20はレシーバ15内の液冷媒量が所定値になるよう
に、室外冷媒流量制御弁16の弁開度を制御する。レシ
ーバ15内の液冷媒量が減少したときは、室外冷媒流量
制御弁16の弁開度を絞り、レシーバ15に液冷媒が溜
りやすくし、レシーバ15内の液冷媒量が増加したとき
は、室外冷媒流量制御弁16の弁開度を開き、レシーバ
15の液冷媒を逃がすようにする。この制御は、過渡
時、一定時間またはレシーバ15内の液冷媒量が所定値
に安定するまで行う。
【0021】次に、図1に示すレシーバ15に取り付け
られた液量検出手段19の実施例を図2によって説明す
る。
【0022】図2は、レシーバ15内を示すもので、レ
シーバ15内には冷媒が流入および流出する配管30,
31が挿入され、レシーバ15内下部に開口している。
液量検出手段19は、2枚の電極50aおよび50bが
一定間隙を有してレシーバ内に収納されており、各電極
には導電性の端子51aおよび51bが取り付けられて
いる。各端子51aおよび51bは、電気的な絶縁材5
7によって、レシーバ15に導通することなくレシーバ
15外に導かれ、検出器58に結合されている。検出器
58は、二枚の電極50a,50b間の静電容量を検出
してそれを電気信号に変換し、制御装置20(図1に示
す)へ送る働きをする。液冷媒とガス冷媒の誘電率は異
なっているので、静電容量を測定することによって、レ
シーバ15内の液冷媒量が推定できる。
【0023】本発明の他の実施例を図3により説明す
る。
【0024】図3は冷凍サイクルの構成を示すもので、
図1の室外機1のレシーバと液バイパス回路を取り除い
た構成となっている。余剰冷媒は、アキュムレータ11
に溜める構造となっており、アキュムレータ11に液量
検出手段29が取り付けられている。
【0025】次に、動作について説明する。
【0026】まず、冷房運転について説明する。
【0027】圧縮機10から吐出された冷媒は四方弁1
2を通って室外熱交換器13に入り、室外ファン14に
よって送られてきた室外空気と熱交換され、凝縮して液
冷媒となって出ていく。室外冷媒制御弁16は全開とな
っているので液冷媒は室外冷媒制御弁16を通過し、液
配管22を通って分岐され、室内機100および室内機
200へ送られる。室内機100,200へ入った液冷
媒は、弁開度が調整された室内冷媒流量制御弁103,
203でそれぞれ減圧されて、室内熱交換器101,2
01に入る。ここで、室内ファン102,202によっ
て送られてきた室内空気と熱交換され、室内空気は冷却
されて室内を冷房し、冷媒は蒸発し、乾き度の大きい飽
和状態の冷媒となって室内機100,200を出る。室
内機100,200を出た飽和状態の冷媒は合流され
て、ガス配管21を通って室外機1へ入る。室外機1へ
入ったガス冷媒は四方弁12を通過し、アキュムレータ
11に入り、気液分離される。その後、ある乾き度をも
った冷媒がアキュムレータ11から出て圧縮機10へ吸
入され圧縮される。このような冷凍サイクルにおいて、
始動時や室内機の運転台数が変化した後などの過渡時、
制御装置20はアキュムレータ11内の液冷媒量が所定
値になるように、室内機100,200の室内冷媒流量
制御弁103,203の弁開度を制御する。アキュムレ
ータ11内の液冷媒量が減少したときは、室内冷媒流量
制御弁103,203の弁開度を開き、室内機100,
200から出る飽和状態の冷媒の乾き度を小さくし、ア
キュムレータ11に液冷媒が溜りやすくする。アキュム
レータ11内の液冷媒量が増加したときは、室内冷媒流
量制御弁103,203の弁開度を閉じ、室内機100,2
00から出る飽和状態の冷媒の乾き度を大きくして、ア
キュムレータ11に液冷媒を溜りにくくする。この制御
は、過渡時、一定時間またはアキュムレータ11内の液
冷媒量が所定値に安定するまで行う。
【0028】暖房運転の冷媒の流れは、図1に示した実
施例の暖房運転の場合と同様である。暖房運転の始動時
や室内機の運転台数が変化した後などの過渡時、制御装
置20はアキュムレータ11内の液冷媒量が所定値にな
るように、室外冷媒流量制御弁16の弁開度を制御す
る。アキュムレータ11の液冷媒量が減少したときは、
室外冷媒流量制御弁16の弁開度を絞り、室外熱交換器
13から出る冷媒の乾き度を小さくし、アキュムレータ
11に液冷媒が溜りやすくし、アキュムレータ11内の
液冷媒量が増加したときは、室外冷媒流量制御弁16の
弁開度を開き、室外熱交換器13から出る冷媒の乾き度
を大きくし、アキュムレータ11に液冷媒を溜りにくく
する。この制御は、過渡時、一定時間またはアキュムレ
ータ11内の液冷媒量が所定値に安定するまで行う。
【0029】次に、図3に示すアキュムレータ11に取
り付けられている液量検出手段29の詳細を図4および
図5に示す。
【0030】図4において、アキュムレータ15には冷
媒を導入する導入管33が挿入されアキュムレータ15
内上部に開口している。また、冷媒が導出するU字形状
をした導出管32も挿入されている。導出管32の開口
部はアキュムレータ15内上部に開口しており、導出管
32の下部の曲がり部には液戻し孔34が開けられ、液
戻し孔34より下流側でアキュムレータ15内上部の導
出管32には均圧孔35が開けられている。導出管32
の開口部および均圧孔35からガス冷媒が吸い込まれ、
液戻し孔34から液冷媒が吸い込まれ、ガス冷媒と混合
されてある乾き度をもった冷媒が導出し圧縮機へ入る。
アキュムレータ15内の液冷媒量を検出する液量検出手
段29は、図5に示すように、円筒電極60に電極棒6
1が絶縁材の保持材62によって円筒状の隙間を有する
ように挿入された構造となっている。液量検出手段29
は、アキュムレータ内壁に固定された導電性の取付け金
具64によって円筒電極60が保持されている。電極棒
61には導電性の端子63が取り付けられ、電気的な絶
縁材65によって、アキュムレータ15に導通すること
なくアキュムレータ15外に導かれている。端子63と
アキュムレータ15との静電容量を検出器(図示せず)
によって検出することによって、円筒電極60と電極棒
61との円筒状の隙間の静電容量が測定でき、これによ
って円筒状の隙間の液冷媒の高さ、すなわち、アキュム
レータ15内の液冷媒量が推定できる。
【0031】本実施例によれば、アキュムレータ15自
身を電気的な端子として使えるので、容器外に導くため
の電極が一本で済み、コスト低減の効果がある。
【0032】本発明のさらに他の実施例を図6により説
明する。
【0033】図6は冷凍サイクルの構成を示すもので、
図3に示す冷凍サイクルの室外機1の室外冷媒流量制御
弁16と液配管22との間にレシーバ15を設けたもの
である。また、余剰冷媒はアキュムレータ11とレシー
バ15に溜められる構造となっており、アキュムレータ
11に液量検出手段29が取り付けられている。
【0034】次に、動作について説明する。
【0035】冷房運転および暖房運転ともに、冷媒の流
れは図3の実施例と同様である。また、アキュムレータ
11内の液冷媒量の調整方法も図3の実施例と同様であ
る。
【0036】本実施例は、余剰冷媒がアキュムレータ1
1およびレシーバ15の両方に溜められるので、余剰冷
媒が増加しても、圧縮機の吐出ガス温度の低下などの問
題が生じない。従来の図6のような多室形空調機の室外
機1には、工場出荷時に冷媒が封入されているが、その
量は接続配管21,22が5m程度の短い長さのとき
に、冷媒を追加封入しなくてもよい良い量であった。し
たがって、接続配管21,22の長さが長くなったとき
は冷媒を追加封入しなければならなかった。本実施例に
よれば、工場出荷時の冷媒封入量を増やしても、接続配
管21,22が短い場合でも、余剰冷媒はアキュムレー
タ11およびレシーバ15に溜められるので、冷媒封入
量を増やした分だけ冷媒を追加封入しなくても良い接続
配管21,22の長さが長くなる。これに伴って、冷媒
の追加封入作業が無くなり工事性が良くなる。さらに、
冷媒封入量を従来と同様にした場合は、余剰冷媒がアキ
ュムレータ11およびレシーバ15の両方に溜められる
ので、アキュムレータ11およびレシーバ15を小型化
でき、コスト低減の効果もある。
【0037】以上の実施例は、1台の室外機に複数の室
内機を接続した多室形空気調和機であったが、室内機が
1台接続される空気調和機にも適用できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、余剰冷媒を速やかに容
器に溜めることができるので、吐出ガス温度の応答遅れ
や検出遅れによって生じていた弁の絞り過ぎや開き過ぎ
が無くなり、冷凍サイクルのハンチングも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍サイクルの系統
図。
【図2】液量検出手段の実施例を示すレシーバの断面
図。
【図3】本発明の第二の実施例を示す冷凍サイクルの系
統図。
【図4】液量検出手段の他の実施例を示すアキュムレー
タの断面図。
【図5】液量検出手段の断面図。
【図6】本発明の第三の実施例を示す冷凍サイクルの系
統図。
【符号の説明】
1…室外機、10…圧縮機、11…アキュムレータ、1
5…レシーバ、16…室外冷媒流量制御弁、17…液バ
イパス回路、18…冷媒流量制御弁、19…液量検出手
段、20…制御装置、21…ガス配管、22…液配管、
64…取付け金具、100,200…室内機、103,
203…室内冷媒流量制御弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 陽三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機,熱源側熱交換器,冷媒流量制御手
    段,利用側熱交換器及び液冷媒を溜めることができる液
    タンク,前記液タンクに前記液タンク内の液量を検出す
    る液量検出手段を含む冷凍サイクルにおいて、前記液タ
    ンク内の液量が所定量となるように制御する液量調整手
    段を備えたことを特徴とする冷凍サイクル。
JP1027394A 1994-02-01 1994-02-01 冷凍サイクル Pending JPH07218008A (ja)

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JP1027394A JPH07218008A (ja) 1994-02-01 1994-02-01 冷凍サイクル

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JP1027394A JPH07218008A (ja) 1994-02-01 1994-02-01 冷凍サイクル

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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