JP2022114337A - 除湿装置及び除湿装置の制御方法 - Google Patents

除湿装置及び除湿装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】除湿装置において消費電力の低減を図る。【解決手段】除湿装置1は、冷媒圧縮機10、凝縮器12、膨張弁13、及び蒸発器14を有する冷媒回路RCと、空気圧縮機20を有し、空気圧縮機20から吐出された圧縮空気が蒸発器14を介して流れる空気流路APと、冷媒圧縮機10を駆動するモータ11と、蒸発器14の出口での圧縮空気の温度を検出する温度センサ23と、モータ11の回転数を制御する制御部30とを備える。制御部30は、蒸発器14の出口での圧縮空気の温度が所定の温度範囲を下回った場合、モータ11の回転数が減少するように、モータ11を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、除湿装置及び除湿装置の制御方法に関する。
特許文献1の圧縮空気除湿装置では、屋外の温度に応じて冷凍サイクルの冷凍能力を調整して、圧縮空気の露点温度を変えることで、消費電力の低減を図っている。例えば、屋外が高温であり、圧縮空気を完全に除湿する必要がない夏季において、結露水を生じさせない程度に圧縮空気を除湿可能な目標露点温度よりも僅かに高い温度まで圧縮空気を冷却するように、冷凍サイクルの冷凍能力を調整している。
特開2003-326126号公報
しかし、特許文献1では、圧縮空気の温度を目標露点温度以下に維持したい場合に、消費電力の低減を図れない。
本発明は、除湿装置において消費電力の低減を図ることを目的とする。
本発明の一態様は、冷媒圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を有する冷媒回路と、空気圧縮機を有し、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気が前記蒸発器を介して流れる空気流路と、前記冷媒圧縮機を駆動するモータと、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度を検出する温度センサと、前記モータの回転数を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度が所定の温度範囲を下回った場合、前記モータの回転数が減少するように、前記モータを制御する、除湿装置を提供する。
蒸発器の出口での圧縮空気の温度が所定の温度範囲を下回っている場合、冷媒回路の冷凍能力が、蒸発器の出口での圧縮空気の温度を所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力よりも過大である。この構成によれば、冷媒回路の冷凍能力が過大である場合に、モータの回転数を減少させることで、除湿装置の消費電力を低減できる。
所定の温度範囲は、蒸発器の出口での圧縮空気の目標露点温度を含む温度範囲であってもよい。
例えば、目標露点温度が10℃である場合、所定の温度範囲は、例えば、8℃から10℃である。
前記モータの負荷を検出する負荷検出部を備えてもよく、前記制御部は、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度が上記所定の温度範囲を上回った場合、前記モータの負荷が予め設定された上限値を超えるときに前記モータの回転数が減少し、前記モータの負荷が前記上限値以下であるときに前記モータの回転数が増加するように、前記モータを制御してもよい。
蒸発器の出口での圧縮空気の温度が所定の温度範囲を上回った場合、冷媒回路の冷凍能力が、蒸発器の出口での圧縮空気の温度を所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力よりも不足している。この構成によれば、冷媒回路の冷凍能力が不足している場合であっても、モータの負荷が過大であるときには、モータの回転数を減少させることでモータの負荷が軽減し、モータを保護できる。一方で、冷媒回路の冷凍能力が不足している場合に、モータの負荷が過大でないときは、モータの回転数を増加させて冷媒回路の冷凍能力を増加させることで、蒸発器の出口での圧縮空気の温度を低下できる。
前記空気圧縮機は、吐出流量が可変であってもよい。
前記空気流路は、前記蒸発器よりも上流側での前記圧縮空気と前記蒸発器よりも下流側での前記圧縮空気との間で熱交換させる熱交換器を有してもよい。
蒸発器に流入する圧縮空気の温度が低いほど、蒸発器の出口での圧縮空気の温度を所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力は減少する。つまり、蒸発器に流入する圧縮空気の温度が低いほど、蒸発器の出口での圧縮空気の温度が所定の温度範囲を上回らないようにするために必要な冷媒圧縮機のモータの回転数は低下する。この構成によれば、蒸発器よりも上流側での圧縮空気と、蒸発器で冷却された蒸発器よりも下流側の圧縮空気とを熱交換させることで、蒸発器に流入する圧縮空気の温度が低下する。その結果、消費電力を低減できる。
前記モータは、モータコイルを有しており、前記負荷検出部は、前記モータの負荷として前記モータコイルの巻線温度を検出してもよい。
この構成によれば、負荷検出部がモータコイルの巻線温度を検出するため、例えばモータ電流によりモータの負荷を検出する場合と比較して、モータの焼損をより効果的に防止できる。
本発明の他の態様は、冷媒圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を有する冷媒回路と、空気圧縮機を有し、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気が前記蒸発器を介して流れる空気流路と、前記冷媒圧縮機を駆動するモータと、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度を検出する温度センサとを備える除湿装置において、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度が所定の温度範囲を下回った場合に、前記モータの回転数を減少させる、除湿装置の制御方法を提供する。
本発明によれば、除湿装置において消費電力を低減できる。
本発明の実施形態に係る除湿装置の概略構成図。 冷却熱負荷と、蒸発器の出口での圧縮空気の温度との関係を示す図。 実施形態に係る除湿装置の稼働中において制御部が実行するモータの回転数制御のフローチャート。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る除湿装置1の概略構成図である。
(全体構成)
図1を参照すると、除湿装置1は、冷媒圧縮機10と、モータ11と、凝縮器12と、膨張弁13と、蒸発器14とを備える。また、除湿装置1は、空気圧縮機20と、アフタークーラー21と、エコノマイザ熱交換器22とを備える。さらに、除湿装置1は、制御部30と、インバータ31とを備える。
(冷媒回路)
冷媒圧縮機10と、凝縮器12と、膨張弁13と、蒸発器14とは、冷媒回路RCを構成している。冷媒回路RCでは、冷媒圧縮機10、凝縮器12、膨張弁13、及び蒸発器14を順に冷媒が流れて循環する。本実施形態の冷媒は、アンモニア等の自然冷媒又はフロン類のような人工冷媒であり、空気を含まない。
冷媒圧縮機10は、冷媒を圧縮して吐出する可変容量型圧縮機である。
モータ11は、冷媒圧縮機10に機械的に接続され、冷媒圧縮機10を駆動する可変速モータである。つまり、後に詳述するとおり、モータ11の回転数(単位時間当たりにモータ11が回転する回数)は、インバータ31により、一定範囲で増加及び減少させることができる。モータ11には、モータ11の負荷を検出する負荷検出部15が接続されている。本実施形態の負荷検出部15は、モータ11のモータコイル(図示せず)の巻線温度Tmを検出する。本実施形態では、負荷検出部15により検出された巻線温度Tmが予め設定された上限値を超える場合、モータ11の回転数を減少させる。
凝縮器12は、冷媒圧縮機10の吐出側(下流側)に配置されており、第1冷媒流路16を介して冷媒圧縮機10に流体的に接続されている。凝縮器12は、冷媒圧縮機10から吐出された高温・高圧の冷媒ガスを冷却して液化させる熱交換器である。
膨張弁13は、凝縮器12の下流側に配置されており、第2冷媒流路17を介して凝縮器12に流体的に接続されている。膨張弁13は、凝縮器12で液化した冷媒を減圧し、低温・低圧にする。
蒸発器14は、膨張弁13の下流側かつ冷媒圧縮機10の吸込側(上流側)に配置されている。蒸発器14は、第3冷媒流路18を介して膨張弁13に流体的に接続されており、第4冷媒流路19を介して冷媒圧縮機10に流体的に接続されている。蒸発器14は、冷媒回路RCを流れる冷媒と、蒸発器14内に導入された空気との間で熱交換をさせる熱交換器である。膨張弁13で低温かつ低圧にされた液冷媒は、蒸発器14で加熱されて蒸発し、冷媒圧縮機10に吸い込まれる。一方で、蒸発器14内に導入された空気は、蒸発器14で冷却される。
蒸発器14内に導入された空気が蒸発器14で冷却されることで、空気に含まれる水分が凝縮し、ドレンが発生する。蒸発器14の下部には、蒸発器14内に溜まったドレンを排出するためのドレン排出口14cが設けられている。ドレン排出口14cには、ドレン排出口14cから排出されたドレンを外部に案内するドレン排出流路14dが流体的に接続されている。また、ドレン排出流路14dには、ドレン排出流路14dを開閉するドレン排出弁14eが設けられている。本実施形態のドレン排出弁14eは、電磁弁である。ドレン排出弁14eは、定期的に開放してもよいし、ドレンが蒸発器14内に所定量溜まったことをセンサ(図示せず)で検知したときに開放してもよい。ドレン排出弁14eは、電磁弁に限定されず、フリーフロート式のエアトラップであってもよい。フリーフロート式のエアトラップであれば、電気的な開閉制御が不要であるため、開閉制御を行うことなく自動的にドレンを排出できる。
(空気流路)
本実施形態では、空気圧縮機20と、アフタークーラー21と、エコノマイザ熱交換器22と、蒸発器14とは、空気流路APを構成している。空気流路APのうち、蒸発器14の下流側(具体的には、後述する第5空気流路28)には、蒸発器14の出口14bでの圧縮空気の温度(出口温度To)を検出する温度センサ23が設けられている。
空気圧縮機20は、第1空気流路24を介して吸い込まれた空気を圧縮して吐出する可変容量型圧縮機である。空気圧縮機20は、図示しない可変速モータにより駆動され、上記可変速モータの回転数は、図示しないインバータにより一定範囲で増加及び減少させることができる。
アフタークーラー21は、空気圧縮機20の吐出側(下流側)に配置されており、第2空気流路25を介して空気圧縮機20に流体的に接続されている。アフタークーラー21は、空気圧縮機20から吐出された圧縮空気を冷却する。
エコノマイザ熱交換器22は、アフタークーラー21の下流側に配置されている。エコノマイザ熱交換器22は、第3空気流路26を介してアフタークーラー21に流体的に接続された第1部分22aを備える。第1部分22aは、第4空気流路27を介して、蒸発器14に圧縮空気を導入するための入口14aと流体的に接続されている。
また、エコノマイザ熱交換器22は、第5空気流路28を介して、蒸発器14から圧縮空気を排出するための出口14bと流体的に接続されている第2部分22bを備える。第2部分22bを通過した圧縮空気は、第6空気流路29を介して外部に供給される。
エコノマイザ熱交換器22は、第1部分22aを流れる蒸発器14の上流側での圧縮空気と、第2部分22bを流れる蒸発器14の下流側での圧縮空気(蒸発器14で冷却された圧縮空気)との間で熱交換をさせる熱交換器である。蒸発器14の上流側の圧縮空気は、エコノマイザ熱交換器22で冷却され、蒸発器14の下流側の圧縮空気は、エコノマイザ熱交換器22で加熱される。
(空気の流れ)
外部から空気流路APに取り込まれた空気は、空気流路APを流れながら除湿されて空気流路APから外部に供給される。
まず、外部から空気流路APに取り込まれた空気は、空気圧縮機20で圧縮されて圧縮空気として吐出される。本実施形態では、空気圧縮機20の吐出圧力は、例えば0.69MPaである。
次に、圧縮空気は、アフタークーラー21で冷却される。本実施形態では、アフタークーラー21の出口での圧縮空気の温度は、例えば40℃である。
そして、圧縮空気は、エコノマイザ熱交換器22で更に冷却される。本実施形態では、エコノマイザ熱交換器22の出口での圧縮空気の温度は、例えば30℃である。
その後、圧縮空気は、蒸発器14内に導入され、冷却・除湿される。本実施形態では、蒸発器14の出口14bでの圧縮空気の温度(出口温度To)は、例えば10℃である。つまり、蒸発器14の出口14bにおける圧縮空気の0.69MPa圧力下での露点温度は、10℃である。このとき、圧縮空気の大気圧下での露点温度は、-17.3℃である。
最後に、蒸発器14で除湿された圧縮空気は、エコノマイザ熱交換器22で加熱された後、空気流路APから外部に供給される。
(制御部・インバータ)
制御部30は、マイクロコンピュータ及び入出力回路などからなる。制御部30には、温度センサ23から出口温度Toを示す信号が入力され、負荷検出部15からモータ11の負荷を示す信号が時々刻々と入力される。制御部30は、温度センサ23及び負荷検出部15からの信号に基づいて目標とするモータ11の回転数を算出し、インバータ31に対してモータ回転数指令信号を出力することで、モータ11の回転数(単位時間当たりにモータ11が回転する回数)を制御する。
インバータ31は、制御部30から入力されたモータ回転数指令信号に基づいて、モータ11に駆動信号を出力することにより、モータ11の回転数を制御する。また、インバータ31には、電源32が電気的に接続されており、電源32から交流電力が供給されている。
(圧縮空気の温度と蒸発器での冷却熱負荷の関係)
図2は、他の条件が同一である場合における、蒸発器14の出口14bでの圧縮空気の温度(出口温度To)と、蒸発器14での冷却熱負荷との関係を示すグラフである。図2において横軸が出口温度To[℃]であり、縦軸が蒸発器14での冷却熱負荷[任意目盛]である。
図2に示すグラフは、空気圧縮機20の吐出流量が低下した場合又は蒸発器14に導入された圧縮空気の温度が低下した場合には、下側に移動する(図2中の二点鎖線参照)。これは、出口温度Toが所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力、つまり蒸発器14での冷却熱負荷が低下するためである。
図2を参照すると、出口温度Toが高いほど、蒸発器14での冷却熱負荷は増大する。除湿装置1は、出口温度Toが所定の温度範囲になるように設定されている。図2において、出口温度Toが所定の温度範囲を下回る領域をX領域で示し、出口温度Toが所定の温度範囲内にある領域をY領域で示し、出口温度Toが所定の温度範囲を上回る領域をZ領域で示している。所定の温度範囲とは、蒸発器の出口での圧縮空気の目標露点温度を含む温度範囲である。すなわち、所定の温度範囲内に目標露点温度が含まれればよいため、所定の温度範囲の上限値が目標露点温度であってもよく、所定の温度範囲の下限値が目標露点温度であってもよい。所定の温度範囲の上限値が目標露点温度であることが好ましい。また、本実施形態の目標露点温度とは、圧縮空気の0.69MPa圧力下での目標とする露点温度である。本実施形態では、目標露点温度が10℃であり、例えば、所定の温度範囲は、8℃から10℃である。
出口温度Toが所定の温度範囲内にあるY領域では、冷媒回路RCの冷凍能力が、出口温度Toを所定の温度範囲に維持するために必要な冷凍能力に対して過不足がない状態である。このため、出口温度ToがY領域に属する場合、モータ11の回転数を変更する必要がない。
出口温度Toが所定の温度範囲の下限値未満であるX領域では、冷媒回路RCの冷凍能力が、出口温度Toを所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力よりも過大である。出口温度ToがX領域に属するとき、モータ11の回転数を下げることで、出口温度ToがX領域からY領域に遷移し、出口温度Toは所定の温度範囲内に維持される。このため、出口温度ToがX領域に属する場合、モータ11の回転数を下げて消費電力を低減する余地がある。
一方で、出口温度Toが所定の温度範囲の上限値を超えるZ領域では、冷媒回路RCの冷凍能力が、出口温度Toを目標露点温度以下に保つために必要な冷凍能力よりも不足している。このため、出口温度ToがZ領域に属する場合、モータ11の回転数を上げて、冷媒回路RCの冷凍能力を上げる必要がある。
(モータの回転数制御)
以下、除湿装置1の稼働中において制御部30が実行するモータ11の回転数制御について説明する。図3は、除湿装置1の稼働中において制御部30が実行するモータ11の回転数制御のフローチャートである。
図3を参照すると、制御部30は、空気圧縮機20が起動すると、モータ11の回転数制御を開始する。モータ11の回転数制御が開始された直後のモータ11の回転数は、予め設定される。
まず、制御部30は、温度センサ23から、蒸発器14の出口での圧縮空気の温度(出口温度To)を取得する(ステップS1)。
次に、制御部30は、取得した出口温度Toが上述したX,Y,Z領域(図2に示す)のいずれに属するかを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、出口温度ToがX領域に属すると判定された場合、制御部30は、モータ11の回転数を減少させる(ステップS7)。その後、モータ11の回転数制御は、ステップS6に進む。
ステップS2において、出口温度ToがY領域に属すると判定された場合、制御部30は、モータ11の回転数を変更しない。その後、モータ11の回転数制御は、ステップS6に進む。
ステップS2において、出口温度ToがZ領域に属すると判定された場合、制御部30は、負荷検出部15からモータ11の負荷情報(本実施形態では、モータコイルの巻線温度Tm)を取得する(ステップS3)。
その後、制御部30は、モータ11の負荷が上限値以下か否かを判定する(ステップS4)。本実施形態では、モータコイルの巻線温度Tmが予め設定された上限値以下か否かを判定する。
本実施形態では、ステップS4において、モータコイルの巻線温度Tmが予め設定された上限値を超えると判定された場合、制御部30は、モータ11の回転数を減少させる(ステップS7)。モータコイルの巻線温度Tmが予め設定された上限値を超える場合、モータ11が過負荷状態であるため、モータ11の回転数を減少させることでモータ11が保護される。その後、モータ11の回転数制御は、ステップS6に進む。
一方で、本実施形態において、ステップS4においてモータコイルの巻線温度Tmが予め設定された上限値以下であると判定された場合、制御部30は、モータ11の回転数を増加させる(ステップS5)。その後、モータ11の回転数制御は、ステップS6に進む。
ステップS6では、制御部30は、空気圧縮機20が停止しているか否かを判定する。
ステップS6において、空気圧縮機20が停止していると判定された場合、制御部30は、モータ11の回転数制御を終了する。
一方で、ステップS6において、空気圧縮機20が停止していないと判定された場合、モータ11の回転数制御は、再びステップS1に戻る。
本実施形態の除湿装置1は、以下の機能を有する。
蒸発器14の出口での圧縮空気の温度(出口温度To)が所定の温度範囲を下回っている場合、冷媒回路RCの冷凍能力は、出口温度Toを所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力よりも過大である。本実施形態では、冷媒回路RCの冷凍能力が上記必要な冷凍能力よりも過大である場合に、モータ11の回転数を減少させるため、除湿装置1の消費電力を低減できる。
本実施形態のように空気圧縮機20が可変容量型の圧縮機である場合には、蒸発器14に導入される圧縮空気の流量が増減する。蒸発器14に導入される圧縮空気の流量が減少した場合、冷媒回路RCの冷凍能力が一定であると、出口温度Toは低下する。本実施形態の除湿装置1によれば、出口温度Toが低下し、所定の温度範囲を下回った場合に、消費電力を低減できる。このため、空気圧縮機20が可変容量型の圧縮機である場合に特に有効である。
出口温度Toが所定の温度範囲を上回っている場合、冷媒回路RCの冷凍能力は、出口温度Toを所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力よりも不足している。本実施形態では、冷媒回路RCの冷凍能力が上記必要な冷凍能力よりも不足している場合であっても、モータ11の負荷が過大であるときには、モータ11の回転数を減少させることでモータ11の負荷が軽減し、モータ11を保護できる。一方で、冷媒回路RCの冷凍能力が上記必要な冷凍能力よりも不足している場合に、モータ11の負荷が過大でないときは、モータ11の回転数を増加させて冷媒回路RCの冷凍能力を増加させることで、出口温度Toを低下できる。
蒸発器14に流入する圧縮空気の温度が低いほど、出口温度Toを所定の温度範囲内に維持するために必要な冷凍能力は減少する。つまり、出口温度Toが所定の温度範囲を上回らないようにするために必要な冷媒圧縮機10のモータ11の回転数は低下する。本実施形態では、エコノマイザ熱交換器22によって、蒸発器14よりも上流側での圧縮空気と、蒸発器14で冷却された蒸発器14よりも下流側の圧縮空気とを熱交換させることで、蒸発器14に流入する圧縮空気の温度が低下する。その結果、消費電力を低減できる。
以上のことから、本実施形態の除湿装置1によれば、蒸発器14の出口での圧縮空気の温度を所定の温度に制御できるので、たとえ空気圧縮機20の吐出空気量が変化した場合であっても、圧縮空気の冷やし過ぎによる冷媒回路RC(すなわち冷凍式除湿装置)の効率低下を防止しつつ、必要な露点温度を保持できる。それにより、冷媒回路RC(冷凍式除湿装置)としての最良の効率を得ることができ、消費電力を低減できる。
さらに、本実施形態の除湿装置1によれば、負荷検出部15がモータコイルの巻線温度を検出するため、例えばモータ電流によりモータ11の負荷を検出する場合と比較して、モータ11の焼損をより効果的に防止できる。
以上より、本発明の具体的な実施形態およびその変形例について説明したが、本発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
例えば、実施形態の空気圧縮機20は、インバータ式の可変容量型の圧縮機であったが、これに限定されず、吸込絞りを行うことで吐出量を変更してもよい。
また、実施形態の空気圧縮機20は、インバータ式の可変容量型の圧縮機であったが、これに限定されず、固定容量形の圧縮機であってもよい。
実施形態の負荷検出部15は、モータコイルの巻線温度Tmを検出していたが、これに限定されず、モータ11のモータ電流を検出してもよい。
1 除湿装置
10 冷媒圧縮機
11 モータ
12 凝縮器
13 膨張弁
14 蒸発器
14a 入口
14b 出口
14c ドレン排出口
14d ドレン排出流路
14e ドレン排出弁
15 負荷検出部
20 空気圧縮機
21 アフタークーラー
22 エコノマイザ熱交換器
22a 第1部分
22b 第2部分
23 温度センサ
30 制御部
31 インバータ
RC 冷媒回路
AP 空気流路

Claims (7)

  1. 冷媒圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を有する冷媒回路と、
    空気圧縮機を有し、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気が前記蒸発器を介して流れる空気流路と、
    前記冷媒圧縮機を駆動するモータと、
    前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度を検出する温度センサと、
    前記モータの回転数を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度が所定の温度範囲を下回った場合、前記モータの回転数が減少するように、前記モータを制御する、除湿装置。
  2. 前記所定の温度範囲は、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の目標露点温度を含む温度範囲である、請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記モータの負荷を検出する負荷検出部を備え、
    前記制御部は、前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度が上記所定の温度範囲を上回った場合、前記モータの負荷が予め設定された上限値を超えるときに前記モータの回転数が減少し、前記モータの負荷が前記上限値以下であるときに前記モータの回転数が増加するように、前記モータを制御する、請求項1又は2に記載の除湿装置。
  4. 前記空気圧縮機は、吐出流量が可変である、請求項1から3のいずれか1項に記載の除湿装置。
  5. 前記空気流路は、前記蒸発器よりも上流側での前記圧縮空気と前記蒸発器よりも下流側での前記圧縮空気との間で熱交換させる熱交換器を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の除湿装置。
  6. 前記モータは、モータコイルを有し、
    前記負荷検出部は、前記モータの負荷として前記モータコイルの巻線温度を検出する、請求項3に記載の除湿装置。
  7. 冷媒圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を有する冷媒回路と、
    空気圧縮機を有し、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気が前記蒸発器を介して流れる空気流路と、
    前記冷媒圧縮機を駆動するモータと、
    前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度を検出する温度センサと
    を備える除湿装置において、
    前記蒸発器の出口での前記圧縮空気の温度が所定の温度範囲を下回った場合、前記モータの回転数を減少させる、除湿装置の制御方法。
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