JPH07218000A - 石油温風暖房機 - Google Patents

石油温風暖房機

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JPH07218000A
JPH07218000A JP782394A JP782394A JPH07218000A JP H07218000 A JPH07218000 A JP H07218000A JP 782394 A JP782394 A JP 782394A JP 782394 A JP782394 A JP 782394A JP H07218000 A JPH07218000 A JP H07218000A
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JP
Japan
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louver
hot air
heater
air outlet
elastic locking
Prior art date
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Application number
JP782394A
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English (en)
Inventor
Kenji Akita
憲司 秋田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーバーの清掃を行いやすくするために、暖
房機本体前面の温風吹出口へのルーバーの取り付け、取
り外しが簡易に行えるようにする。 【構成】 フレーム6の前面取付壁部6bに係合孔9と
係止孔10とを形成する一方、温風吹出口3から出し入
れ可能なルーバー4に係合爪16と弾性係止片17とを
設け、さらに弾性係止片17にアングル18を取り付け
てなり、係合爪16を係合孔9に係合したうえで、ルー
バー4の下部を押し込むことにより弾性係止片17の係
止突起17aを切り起こし平板部10aの先端部に弾性
付勢された状態で係止し、これによってルーバー4をフ
レーム6に固定し、また、左右のアングル18の先端操
作摘み18aを弾性係止片17の弾性付勢方向と逆方向
に操作して、切り起こし平板部10aから係止突起17
aが離脱させることにより、ルーバー4をフレーム6か
ら取り外すようにした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油ファンヒータ等の
ように、石油を燃焼して得られた温風を吹き出すように
構成された石油温風暖房機に係り、特に、暖房機本体に
設けられた温風吹出口へのルーバーの着脱構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】暖房機本体に内蔵のバーナで加熱された
温風を本体の前面側に設けられた温風吹出口から外部に
吹き出すことにより室内に温風を循環させるように構成
されたこの種の石油温風暖房機には、温風吹出口に吹き
出し風の方向を規制するルーバーが設けられている。
【0003】図23及び図24は従来の石油温風暖房機
の一例を示し、図23はその外観を、また図24はその
外殻構造を分解して示している。これらの図に示す従来
の石油温風暖房機では、所要形状に曲げ加工された金属
板からなる各部部材を組み立てて形成された本体51の
前面に前面パネル52を取り付けるとともに、該前面パ
ネル52に形成された温風吹出口53にルーバー54を
装着している。
【0004】より具体的には図24に示すように、本体
51の中央に開口部51aを設け、この開口部51aの
両側に配設された取付壁部51bにそれぞれ、係合孔5
5及び複数のビス孔56a、56bを穿設している。一
方、前面パネル52には係止フック52a及びビス挿通
孔を有する取付片52bが設けられ、また、ルーバー5
4には上下多段に配設された翼片54aの両側にビス挿
通孔を有する取付片54bが設けられている。
【0005】そして、組立時には、まずルーバー54の
両側を本体両側の取付壁部51bにあてがい、該ルーバ
ー取付片54bのビス挿通孔に挿通したビス57を取付
壁部51bのビス孔56aに締着した後、前面パネル5
2の係止フック52aを係合孔55に引掛けたうえで、
前面パネル取付片52bのビス挿通孔に挿通したビス5
7を取付壁部51bのビス孔56bに締着することによ
り、ルーバー54を本体51と前面パネル52間に挟み
込むようにしている。
【0006】ところで、このような暖房機においては、
長期間使用するうちに、ルーバー54の翼片54a等に
は室内と本体51内を循環する気流が通過する際に、該
気流によって運び込まれた塵埃が溜まるが、これを清掃
することなく、そのまま使用すると塵埃が油性分等によ
って変色し、美観や清潔感が著しく損なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、ある程度の
期間毎に、あるいは冬季使用期間を終えて片付ける際な
どに、本体51からルーバー54を取り外して清掃を行
うことが望ましいが、上記のような従来構成では、ルー
バー54の取り外し作業が煩雑であり、手慣れない一般
のユーザーではそのルーバー取り外し作業は実際上、困
難であった。
【0008】すなわち、上記従来例では、組立状態にお
いてルーバー54は本体51と前面パネル52間に挟み
込まれる位置にあり、しかも本体51の前面にビス止め
されているため、ルーバー54を取り外す際には、ま
ず、ドライバー等を用いて前面パネル52を取り外し、
そのうえで同様にドライバー等を用いてルーバー54を
本体51から取り外すという2段階の作業が必要とな
り、ドライバー等を使い慣れないユーザーの場合、この
分解作業そのものが困難なうえ、清掃後の組立は多少の
技術を要するため、分解時よりも更に困難が伴う。
【0009】また、この清掃の困難さのために、清掃す
ることなく、そのまま使用し続けると、塵埃が変色して
見苦しいだけでなく、汚れがこびりつき、から拭き程度
では落ちなくなってしまう等の問題点があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、ルーバーの本体への着脱作
業を手間なく簡単に行えるようにして、該ルーバーの清
掃及び清掃のための取り付け、取り外しの容易化を図っ
たルーバー着脱式の石油温風暖房機を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、暖房機本体外
面に設けられた温風吹出口に、該温風吹出口からの吹き
出し風の方向を規制するルーバーが取り付けられた石油
温風暖房機を対象とするもので、上記目的を達成するた
めに、ルーバーを暖房機本体の外方から温風吹出口に取
り付け、取り外し可能に構成している。
【0012】上記構成において、本体へのルーバー着脱
のための具体的構成として、本発明では、前記暖房機本
体内の温風吹出口近傍に設けられた係止部に係脱可能な
弾性係止部材と、該弾性係止部材と連動し且つ外部から
操作可能な操作部材とをルーバーに設け、該操作部材を
前記弾性係止部材の付勢方向と逆方向に操作することに
より、前記係止部に対する弾性係止部材の係合が解除さ
れ前記ルーバーの取り外しが可能となるようにしてい
る。
【0013】また、暖房機本体内の温風吹出口近傍にル
ーバー取付部を設けるとともに、ルーバーを温風吹出口
に嵌合した状態で前記ルーバー取付部と対向する支持片
を前記ルーバーに設ける一方、前記ルーバー取付部と前
記支持片とに挿脱自在で且つ挿通状態において一定角度
位相回転させることにより前記ルーバー取付部に前記支
持片を固定可能な固定ピンを備え、この固定ピンの回転
操作に特殊治具を用いる必要があるものしてもよい。
【0014】さらに、暖房機本体内の温風吹出口近傍に
設けられた係止部に係脱可能な弾性係止部材をルーバー
に設ける一方、前記暖房機本体の外壁に当該暖房機の電
源接続具の差込部を挿入可能な挿入孔を設け、該挿入孔
から前記電源接続具を挿入することにより、該電源接続
具が前記弾性係止部材をその付勢方向と逆方向に押すこ
とにより、前記係止部に対する弾性係止部材の係合が解
除され前記ルーバーの取り外しが可能となるようにして
もよい。
【0015】
【作用】上記構成によると、暖房機本体の外方から温風
吹出口に設けられたルーバーを取り外すことができるた
め、一旦、前面パネルを取り外してからでないとルーバ
ーを取り外すことができない従来例と比較して、その取
り外し作業の容易性が格段に向上し、手間なく容易にル
ーバーを取り外して清掃することが可能になる。また、
清掃後も取り外し時と同様に簡単にルーバーを温風吹出
口に取り付けることができることから、手慣れないユー
ザーであっても、清掃作業を殊更な負担を感じることな
く、しかも十分な清掃を行うことができる。
【0016】本体側の係止部に、ルーバーの弾性係止部
材を係合させて温風吹出口にルーバーを取り付けるよう
にしたものでは、操作部材を弾性係止部材の付勢方向と
逆方向に操作するだけのワンタッチ操作で、ルーバーを
取り外すことができる。また、固定ピンを用いてルーバ
ーの着脱を行うものでは、固定ピンの回転操作に特殊治
具を必要とするので、幼児や子供のいたずらによる事故
防止に対応できる。さらに、ルーバーの取り外しを本体
に備えたプラグ等の電源接続具の差込部を用いて行える
ようにしたものでは、特別な治具を準備する必要もな
く、しかも子供のいたずらによる事故防止に対応でき
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の第1実施例に係る石油温風暖
房機の外観を示している。この図に示す石油温風暖房機
は周知のように、その本体1の前面に前面パネル2を取
り付けるとともに、該前面パネル2に形成された温風吹
出口3にルーバー4を装着している。
【0018】本体1には対流送風機、灯油を気化する気
化器、気化器から供給された燃料ガスを燃焼させるバー
ナ(いずれも図示せず)が設けられている。そして、該
対流送風機が駆動することにより本体1内に外気を吸引
し、さらに本体1内を流れる気流をバーナから発生した
炎によって加熱し、これによって得られた温風を温風吹
出口2から外部に吹き出し、室内と本体内部とを繰り返
し循環させるものである。
【0019】図2は本体1のフレームを示している。す
なわち、図1に示す本体1は座板5の上面に図2に示す
フレーム6を立設し、このフレーム6の周囲を外装体7
で覆ったものである。図2に示すように、フレーム6は
ほぼ長方形状に裁断された金属板を平面視コ字形状に折
曲げ、さらにその両端部を内側に折曲げたもので、この
折曲部により前面開口部6aの両側に取付壁部6bを形
成している。このフレーム6の両側取付壁部6bには、
それぞれ上端部に縦長なスリット孔8が形成されている
とともに、高さ方向の中間部上下に係合孔9及び係止孔
10が、さらに下端部にビス孔11が形成されている。
【0020】図3は前面パネル2を示している。この図
に示すように前面パネル2は、下部中央に温風吹出口3
を開口させた長方形状の前面板部2aの周縁から後方に
薄い周壁部2bを形成したもので、周壁部2bに、その
両側上端部からそれぞれ係止フック12を後方に突出形
成してあり、また、下端部両側からそれぞれビス挿通孔
を有する取付片13を下方に突出して設けている。この
前面パネル2は左右の係止フック12をそれぞれフレー
ム6の対応するスリット孔8に係入した後、各取付片1
3のビス挿通孔に通したビスをビス孔11に締着するこ
とにより、フレーム前面に固定される。
【0021】図4はルーバー4を拡大して示し、図5は
該ルーバー4を温風吹出口3に取り付けだ状態における
要部横断平面を、さらに図6は後述する翼片を省略した
要部の構成をそれぞれ示している。これらの図に示すよ
うにルーバー4は左右一対の偏平な支持板14の前面間
に亙って複数枚の翼片15を上下に一定間隔毎に平行に
取り付ける一方、各支持板14の上端部をそれぞれ後方
へ段付き状に折り曲げてその先端部に係合爪16を形成
するとともに、各支持板14の下端部外側に後方に延び
る弾性係止片17を一体に連出し、さらに、弾性係止片
17の基端寄り部に操作部材としてのアングル18を取
り付けたもので、その正面の縦横寸法は前面パネル2の
温風吹出口3のそれよりも若干小さく設定されており、
フレーム6に前面パネル2を取り付けた後でも、着脱自
在な構造となっている。
【0022】前記弾性係止片17は支持板14との連結
基端部をヒンジ支点として左右に変形可能であり、且
つ、先端寄り側を局部的に曲げ加工して係止突起17a
を形成している。また、アングル18は金属平板をゼッ
ト曲げしてなるもので、図6に示すようにスポット溶接
等の手法により弾性係止片17の内側に取り付けられて
いる。また、図5に示すように、各アングル18はルー
バー4のほぼ中央部において、先端に設けられた操作摘
み18aが翼片15間に臨む位置で互いに近接対向する
ように配設されている。
【0023】なお、該アングル18は図7に示すよう
に、弾性係止片17の先端から基端寄り部までの下端部
を部分的に切り起こして、該弾性係止片17と一体物と
して成形してもよい。
【0024】図8はフレーム6の係合孔9の断面を示し
ている。同図(A)に示すように、該係合孔9は取付壁部
6bを部分球面状に切り起こして、この切り起こし部9
aにルーバー4の係合爪16を係合可能な形状に形成さ
れている。また、図9はフレーム6の係止孔10を示し
ている。同図(A)に示すように、該係止孔10は取付壁
部6bに方形状の切り目を入れ、その切り目内の平板部
10aを後方にほぼ直角に折り曲げたものである。
【0025】そして、ルーバー4をフレーム6に固定す
るときは、図8(B)に示すように、ルーバー4の係合爪
16をフレーム6の係合孔9に下方から係入し、切り起
こし部9aに係合したうえで、ルーバー4の下部を押し
込むようにすると、図9(B)に示すように、ルーバー4
の弾性係止片17に設けられた係止突起17aが切り起
こし平板部10aの先端部に弾性付勢された状態で係止
され、これによってルーバー4がフレーム6に安定して
固定される。
【0026】また、ルーバー4をフレーム6から取り外
すときは、左右のアングル18の先端操作摘み18aを
例えば親指と人差し指を用いてつまみ、矢印で示すよう
に互いに近接する方向に操作する。この操作方向は弾性
係止片17の弾性付勢方向と逆方向となるから、弾性係
止片17が内側に倒れ、つまりフレーム6の切り起こし
平板部10aから該弾性係止片17の係止突起17aが
離脱する方向に移動して、係合が解除される。そして、
ルーバー4を手前側に引くことにより、係合爪16もフ
レーム6の係合孔9から抜き外される。
【0027】このように本実施例では、ルーバー4の着
脱を極めて容易な操作で行うことができるという利点が
ある。また、上記構成ではアングル18の操作摘み18
aはルーバー4の翼片15間に没入する形で位置してい
るので、美観を損なうこともない。
【0028】図10〜図19は本発明に係る石油温風暖
房機の第2実施例を示している。なお、これらの図に示
された本実施例の構成は、ルーバー4の係合構造の一部
を除いて前記第1実施例と共通しており、構成及び作用
が共通する部分には共通の符号を付して、重複を避ける
ためにその説明を省略する。
【0029】図10はその外観を、図11〜図14はそ
の要部の構造をそれぞれ示している。図11に示すよう
に、ルーバー4の支持板14には前記第1実施例の弾性
係止片17に代えて支持片19が該支持板14と一体に
形成されており、この支持片19に図12に示すような
異形の係止孔20が形成されている。この係止孔20は
円形孔部20aの両側に細溝20bを連設した形状を呈
している。
【0030】また、フレーム6の取付壁部6bには前記
第1実施例の係止孔10に代えて支持片19の挿入孔2
1が形成されており、この挿入孔21の形成時に同時に
形成された切り起こし平板部からなるルーバー取付片2
2には図13に示すように、ピン挿通孔23が形成され
ている。さらに、図14に示すように、フレーム外面の
本体側壁下部には凹陥部24が形成され、この凹陥部2
4の中心でピン挿通孔23と対向する位置にピン挿入孔
25が形成されている。
【0031】図15及び図16は固定ピンを示してい
る。この固定ピン26は支持片19の係止孔20、取付
片22のピン挿通孔23及び本体1のピン挿入孔25間
に亙って挿脱自在で、且つ、その挿通状態において一定
角度位相回転させることにより取付片22に支持片19
を固定するものである。すなわち、該固定ピン26は先
端部の軸心に関して対称となる位置にそれぞれ突起27
が設けられているとともに、基端頭部が大径部28aと
小径部28bとの2段階状に形成されている。さらに大
径部28aの外端面にはコイン等の回転治具Cを係入可
能な円弧状のスリット溝29が形成されているととも
に、該大径部28aの周面には一方の突起27と同一位
相位置に突部30が形成されている。
【0032】一方、図17に示すように、本体外面の凹
陥部24の上方と側方には、凹陥部24中心に対して直
角となる位置に固定ピン26の突部30に干渉する当た
り突起31a、31bが形成されている。
【0033】このような構成の本実施例においては、ル
ーバー4を前記第1実施例と同様にして温風吹出口3に
嵌め込んだ状態では、図18に示すように、ルーバー4
の支持片19に設けられた係止孔20、フレーム6の取
付片22に設けられたピン挿通孔23及び、本体外壁の
凹陥部24に設けられたピン挿入孔25が同軸に並び、
固定ピン26が挿通可能となる。
【0034】この状態から固定ピン26を前記各孔2
0、23、25に挿通するのであるが、この挿通時にお
いては、固定ピン26は先端突起27が共に水平となる
姿勢で挿通する。この場合、固定ピン大径部28aに設
けられた突部30が側部当たり突起31bと当接した位
置が固定ピン先端突起27の水平位置となる。このよう
にすることにより該突起27が支持片19の係止孔20
両側の細溝20bを通り抜けて、奥端まで挿通すること
ができるものであり、その結果、固定ピン26の小径部
28bが本体外壁の凹陥部24に嵌入した状態で、大径
部28aが本体外壁外面に面接する。
【0035】そして、この状態からコイン等の治具Cを
固定ピン頭部大径部28aのスリット溝29に係合し、
該大径部28aに設けられた突部30が上部当たり突起
31aに当接するまでのほぼ90°治具Cを回転操作す
ると、図19に示すように、固定ピン26の先端突起2
7により抜け止めが図られた状態となり、これによりル
ーバー4がフレーム6に固定される。
【0036】ルーバー4を取り外すときは、固定ピン2
6を上記とは逆方向に回転させ、突部30が側部当たり
突起31bに当接したところで、該固定ピン26を引き
抜くことで、ルーバー4を本体1の正面から取り外すこ
とができる。
【0037】なお、本実施例では、固定ピン26はコイ
ン等で回転できる形状にしたが、例えば6角レンチ等に
合った形状にすれば、子供のいたずらを防止する効果が
更に大きいものとなる。
【0038】このように本実施例では、ルーバー4の着
脱は固定ピン26の挿脱操作及びコイン等の治具Cによ
る回転操作が必要であるため、幼児や子供のいたずらに
よってルーバー4が取り外されるという危険性を極力回
避することができる。また、当たり突起31a、31b
が固定ピン26を回転操作するときの目安となるので、
ルーバー4の取り付け、取り外しを一層容易に行うこと
ができる。
【0039】図20〜図22は本発明に係る石油温風暖
房機の第3実施例を示している。なお、これらの図に示
された本実施例の構成は、ルーバー4の係合構造の一部
を除いて前記第1実施例と共通しており、構成及び作用
が共通する部分には共通の符号を付して、重複を避ける
ためにその説明を省略する。
【0040】また、本実施例におけるフレーム6及びル
ーバー4に設けられたルーバー着脱のための構成は図2
0に示すように、操作部材としてのアングルが無い点を
除けば、基本的には第1実施例に示すものと同様であ
り、ルーバー4の弾性係止片17に設けられた係止突起
17aが係止孔10の平板部10aの先端部に弾性付勢
された状態で係止され、これによってルーバー4がフレ
ーム6に安定して固定され、また、弾性係止片17がそ
の弾性付勢方向と逆方向の力を受けることにより内側に
倒れて係合が解除されるものである。
【0041】本実施例では前記第1実施例におけるアン
グルに代えて、当該暖房機の電源接続具としてのACプ
ラグ32を利用してルーバー4を取り外すことができる
ようにしている。すなわち、図21に示すように、AC
プラグ32は差込部のプラグ摘み33がインサート成形
によって作製された樹脂成型品からなるものであって、
該プラグ摘み33の断面がH字形状となるように、両面
にそれぞれ、先端が開放された凹溝33aが形成されて
いる。
【0042】一方、本体外壁にはプラグ摘み33を挿入
孔34が設けられている。この挿入孔34はプラグ摘み
33の断面と相似するH字形状を呈しており、中央部上
下に設けられた凸部34aにプラグ摘み33の凹溝33
aが嵌合するようになっている。
【0043】そして、ルーバー4がフレーム6に取り付
けられた状態で、ACプラグ32のプラグ摘み33を挿
入孔34に合わせて挿入すると、ACプラグ32の電極
部35先端がルーバー4の弾性係止片17の先端を、そ
の弾性付勢方向の逆方向に押し、これによって係止突起
17aがフレーム6の切り起こし平板部10aから離脱
し、これによってルーバー4をフレーム6から取り外す
ことが可能となる。
【0044】上記のような第3実施例の構成では、第2
実施例と同様に治具を操作する必要があるため、幼児や
子供のいたずらによってルーバー4が取り外されるとい
う危険性を極力回避することができ、そのうえ暖房機に
付帯するACプラグ32を治具として用いるようにして
いるので、ルーバー取り外しのために別の治具を必要と
しない利点がある。また、ルーバー4の取り外しの際に
は当該暖房機のACプラグ32はAC電源から外す必要
があるので、使用中、つまり燃焼中に誤ってルーバー4
を取り外す危険性が防止され、安全面にも優れている。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、ルーバーを暖房機本体の外方から温風吹出口に取り
付け、取り外し可能に構成しているので、一旦、前面パ
ネルを取り外してからでないとルーバーを取り外すこと
ができない従来例と比較して、その取り外し作業の容易
性が格段に向上し、手間なく容易にルーバーを取り外し
て清掃することが可能になる。
【0046】したがって、ユーザーが容易にルーバーを
取り外すことができることから、ルーバーを水洗いが可
能となり、例えば洗浄水を用いて丸洗いしたり、また、
汚れ落とし用の洗剤や研磨剤入りクリーナー等も使用で
き、外観を美しくするための清掃に絶大な効果を発揮す
るものとなった。
【0047】また、清掃後も取り外し時と同様に簡単に
ルーバーを温風吹出口に取り付けることができることか
ら、手慣れないユーザーであっても、清掃作業を殊更な
負担を感じることなく、しかも十分な清掃を行うことが
できる。
【0048】請求項2によるときは、暖房機本体内の温
風吹出口近傍に設けられた係止部に係脱可能な弾性係止
部材と、該弾性係止部材と連動し且つ外部から操作可能
な操作部材とをルーバーに設けたものとしているので、
操作部材を弾性係止部材の付勢方向と逆方向に操作する
だけのワンタッチで行える作業によって、係止部に対す
る弾性係止部材の係合が解除されルーバーの取り外すこ
とが可能であり、操作性に優れたものとなる。
【0049】請求項3によるときは、本体のルーバー取
付部と、ルーバーの支持片とに挿脱自在で且つ挿通状態
において一定角度位相回転させることによりルーバー取
付部に支持片を固定する固定ピンを設けて、この固定ピ
ンの回転操作にコイン等の特殊治具を用いなければルー
バーの取り外し操作が不可能なようにしているので、幼
児や子供のいたずらによる事故防止に対応できる。
【0050】請求項4によるときは、暖房機本体の外壁
に当該暖房機の電源接続具の差込部を挿入可能な挿入孔
を設け、該挿入孔から電源接続具を挿入することによ
り、該電源接続具がルーバーを本体に係止している弾性
係止部材をその付勢方向と逆方向に押すことにより、係
合を解除してルーバーの取り外しが可能となるようにし
ているので、特別な治具を準備する必要もなく、しかも
子供のいたずらによる事故防止に対応できる。また、ル
ーバーの取り外しの際には当該暖房機の電源接続具は電
源から外す必要があるので、使用中、つまり燃焼中に誤
ってルーバーを取り外す危険性が防止され、安全面にも
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る石油温風暖房機を
示す外観斜視図。
【図2】 暖房機本体のフレームを示す斜視図。
【図3】 前面パネルを示す斜視図。
【図4】 ルーバーを拡大して示す斜視図。
【図5】 図1における切断線A−Aに沿う要部断面
図。
【図6】 アングルの構成を示す要部斜視図。
【図7】 アングルの変形例を示す要部斜視図。
【図8】 係合孔及び該孔への係合爪の係合状態を示す
図2の切断線B−Bに沿う要部断面図。
【図9】 係止孔及び該孔への弾性係止片の係止状態を
示す図2の切断線C−Cに沿う要部断面図。
【図10】 本発明の第2実施例に係る石油温風暖房機
を示す外観斜視図。
【図11】 図10における切断線D−Dに沿う要部断
面図。
【図12】 支持片の係止孔を示す要部斜視図。
【図13】 取付片のピン挿通孔を示す要部斜視図。
【図14】 フレームの凹陥部及びピン挿入孔を示す要
部斜視図。
【図15】 固定ピンを示す斜視図。
【図16】 その頭部を示す要部側面図。
【図17】 本体外壁の当たり突起を示す要部斜視図。
【図18】 固定ピンと、これが装着される構造を分解
して示す図10における切断線E−Eに沿う要部断面
図。
【図19】 その結合状態を示す断面図。
【図20】 本発明の第3実施例に係る石油温風暖房機
におけるルーバーの取付状態を示す要部横断平面図。
【図21】 ACプラグを示す要部斜視図。
【図22】 本体外壁の挿入孔を示す要部斜視図。
【図23】 従来例の石油温風暖房機の外観を示す斜視
図。
【図24】 その分解斜視図。
【符号の説明】
1 本体 2 前面パネル 3 温風吹出口 4 ルーバー 6 フレーム 6b 取付壁部 10 係止孔 10a 切り起こし平板部 17 弾性係止片 17a 係止突起 18 アングル 18a 操作摘み 19 支持片 20 係止孔 20b 細溝 21 挿入孔 22 取付片 24 凹陥部 26 固定ピン 27 突起 28a 大径部 28b 小径部 29 スリット溝 30 突部 31a 当たり突起 31b 当たり突起 32 ACプラグ 33 プラグ摘み 34 挿入孔 35 電極部 C コイン等の治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房機本体外面に設けられた温風吹出口
    に、該温風吹出口からの吹き出し風の方向を規制するル
    ーバーが取り付けられた石油温風暖房機において、前記
    ルーバーを前記暖房機本体の外方から前記温風吹出口に
    取り付け、取り外し可能に構成したことを特徴とする石
    油温風暖房機。
  2. 【請求項2】 請求項1の石油温風暖房機において、暖
    房機本体内の温風吹出口近傍に設けられた係止部に係脱
    可能な弾性係止部材と、該弾性係止部材と連動し且つ外
    部から操作可能な操作部材とをルーバーに設け、該操作
    部材を前記弾性係止部材の付勢方向と逆方向に操作する
    ことにより、前記係止部に対する弾性係止部材の係合が
    解除され前記ルーバーの取り外しが可能となるように構
    成したことを特徴とする石油温風暖房機。
  3. 【請求項3】 請求項1の石油温風暖房機において、暖
    房機本体内の温風吹出口近傍にルーバー取付部を設ける
    とともに、ルーバーを温風吹出口に嵌合した状態で前記
    ルーバー取付部と対向する支持片を前記ルーバーに設け
    る一方、前記ルーバー取付部と前記支持片とに挿脱自在
    で且つ挿通状態において一定角度位相回転させることに
    より前記ルーバー取付部に前記支持片を固定可能な固定
    ピンを備え、この固定ピンの回転操作に特殊治具を必要
    とすることを特徴とする石油温風暖房機。
  4. 【請求項4】 請求項1の石油温風暖房機において、暖
    房機本体内の温風吹出口近傍に設けられた係止部に係脱
    可能な弾性係止部材をルーバーに設ける一方、前記暖房
    機本体の外壁に当該暖房機の電源接続具の差込部を挿入
    可能な挿入孔を設け、該挿入孔から前記電源接続具を挿
    入することにより、該電源接続具が前記弾性係止部材を
    その付勢方向と逆方向に押すことにより、前記係止部に
    対する弾性係止部材の係合が解除され前記ルーバーの取
    り外しが可能となるように構成したことを特徴とする石
    油温風暖房機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127886A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Rinnai Corp ルーバーの取付け構造
JP2017062073A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 有限会社アクアテック 凝縮器の補助冷却装置
JP2018179424A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社パロマ 給湯器

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