JPH07217936A - 空気調和機の凝縮水処理装置 - Google Patents

空気調和機の凝縮水処理装置

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Publication number
JPH07217936A
JPH07217936A JP6013486A JP1348694A JPH07217936A JP H07217936 A JPH07217936 A JP H07217936A JP 6013486 A JP6013486 A JP 6013486A JP 1348694 A JP1348694 A JP 1348694A JP H07217936 A JPH07217936 A JP H07217936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
condensed water
drain pan
drain pump
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP6013486A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yasui
利行 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP6013486A priority Critical patent/JPH07217936A/ja
Publication of JPH07217936A publication Critical patent/JPH07217936A/ja
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレンパンの容量やドレンポンプの能力を変
更せず、ドレンパンに仕切板を設けるだけで正確な制御
ができる空気調和機の凝縮水処理装置を提供することを
目的とする。 【構成】 ファンモータ101と熱交換器102とドレ
ンパン1を備え、前記ドレンパン1に溜る凝縮水の量を
検知するフロートスイッチ104と排水制御手段を備え
たドレンポンプ106とドレン配管107を備え、前記
ドレンパン1の内側に仕切板2を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の凝縮水処理
装置に関し、特に逆勾配ドレン配管時の異常動作防止に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機は省スペースと美観の
観点より天井裏内に設置されることが多くなり、より施
工性、作動の確実性が求められている。
【0003】従来、この種の空気調和機のドレンパン
は、天井裏内に取り付けられる関係上、十分なドレン勾
配が確保しにくく、ドレンパンに溜った凝縮水をドレン
ポンプにて排水することが一般的であったが、施工時に
往々にして立ち上がり部分が長くなったり、配管途中に
逆勾配部分を生じてしまうこともあった。以下、その構
成について図5および図6を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、空気調和機の本体内に、
ファンモータ101とその送風路に熱交換器102とそ
の下方にドレンパン103を備え、ドレンパン内部には
凝縮水の量を検知するフロートスイッチ104とドレン
ポンプ106とこのドレンポンプに連通接続されたドレ
ン配管107が設けられており、ドレンポンプの作動に
ついては排水作動判定手段としてマイクロコンピュータ
105を備えており、フロートスイッチ104からの情
報でドレンポンプ106の作動を制御するように構成さ
れていた。また、ドレン配管107は天井裏内に設置さ
れる関係上、梁やダクトなどの既設物の影響で往々にし
て逆勾配施工となることも多かった。
【0005】上記構成において、空気調和機の内部に設
けられたファンモータ101は、熱交換器102に風を
送り込むことにより熱交換がおこなわれ冷温風をつくり
だしているが、冷房運転時に熱交換器102から凝縮、
滴下された凝縮水は、ドレンパン103に溜りその凝縮
水位レベルをフロートスイッチ104で検知し、マイク
ロコンピュータ105が作動判定のうえ、運転命令を出
しドレンポンプ106は凝縮水を一定時間くみ上げ、連
通するドレン配管107を使用して室外に排水させるよ
うにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の凝縮水処理装置では、天井裏内への施工時に梁
やダクトなどの既設物の制約を受けてドレン配管107
の立ち上がり部分が長くなったり、配管途中に逆勾配部
分を生じながら設置された場合、冷房運転時において、
ドレンポンプ106が繰り返し一定時間運転し、一定時
間終了後ドレンポンプ106の停止に伴い、室外に流れ
ていくべきドレン配管107の立ち上がり部分や配管途
中の逆勾配部分の内部に溜った凝縮水が逆流してドレン
パン103に戻され、その逆流時の凝縮水の勢いによっ
てドレンパン103内で凝縮水面が波打ち、フロートス
イッチ104が作動水位レベルを検知するということが
起こることがあった。
【0007】そして、この現象が頻繁に起こるようであ
ればマイクロコンピュータ105は、そのまま冷房運転
を続ければ凝縮水がドレンパン103からあふれて、室
内に水漏れをおこすと認識し、異常制御信号をドレンポ
ンプ106に命令し強制運転させたのち、ドレン異常と
判定処理して、正常運転中にもかかわらず強制停止とな
り、電源リセットにて対処をしなければならないという
問題がしばしば起こっていた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、凝縮
水が逆流しても水面が大きく波打たず、ドレンパン10
3の容量やドレンポンプ106の能力を変更しなくて
も、フロートスイッチ104の検知が異常状態となら
ず、ドレンポンプ106の作動判定手段が、誤判定しな
いようにすることを第1の目的としている。
【0009】第2の目的は、凝縮水が逆流しても水面が
すぐに上昇するのを防止し、フロートスイッチ104が
異常な検知をせず、ドレンポンプ106の作動判定手段
が誤判定しないようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機のド
レンパンは上記第1の目的を達成するために、第1の手
段はファンモータの送風路に熱交換器を備え、前記熱交
換器の下方に凝縮水処理用のドレンパンを設け、前記ド
レンパンには凝縮水量を検知するフロートスイッチと、
排水作動判定手段の判定により作動するドレンポンプお
よび前記ドレンポンプと連通し、接続されるドレン配管
を備えるとともに前記ドレンポンプの取水口近傍に取り
付け方向の異なる複数の仕切板を設けた構成とする。
【0011】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段はドレンポンプの取水口近傍に四周が閉じるよう
形成された単一の仕切板を備えるとともに、前記仕切板
の最下部に凝縮水が流通する小孔を設けた構成とする。
【0012】
【作用】本発明は、上記した第1の手段の構成により、
フロートスイッチの異常検知とそれに伴うドレンポンプ
の作動判定手段の誤判定による異常運転を防止しドレン
ポンプが停止するたびに電源リセットにて解除しなけれ
ば対処できないという不合理を防止することができる。
【0013】また、第2の手段の構成によりドレン配管
内に溜った凝縮水面が波打ち現象を引き起こすことを防
止するとともにフロートスイッチ104近傍の水位がす
ぐに上昇するのを防止し、フロートスイッチの異常検知
を皆無とし、それに伴う上記不合理を防止し、さらなる
運転信頼性を高めることができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について、図1
および図2を参照しながら説明する。
【0015】なお、従来例に付した符号と同一符号は同
一物を示し、詳細な説明は省略する。
【0016】図に示すように 、ドレンパン1内部にお
けるドレンポンプ106の先端の取水口3の近傍に取り
付け方向の異なる複数の仕切板2を設けている。
【0017】上記構成において、冷房運転時に熱交換器
102から凝縮、滴下された凝縮水は、ドレンパン1に
溜り、通常の冷房運転中は凝縮水が一定水位になるとフ
ロートスイッチ104がその凝縮水位を検知し、排水作
動判定手段としてのマイクロコンピュータ105に検知
した情報を送り、マイクロコンピュータ105はその情
報に基づき作動判定のうえ、ドレンポンプ106に運転
命令を出し、ドレンポンプ106は、運転を繰り返すこ
とでドレンパン1が満水にならないようになっている。
【0018】しかし、施工時に天井裏内の梁やダクトな
どの既設物の制約を受けてドレン配管107の立ち上が
り部分が長くなってしまったり、配管途中に逆勾配部分
を生じながら設置された場合、一定時間ドレンポンプ1
06が運転し、停止するが、その停止直後にドレン配管
107内に溜った凝縮水が逆流してドレンパン1に勢い
よく戻ってきて、波打ち現象を引き起こそうとする。し
かし、ドレンパン1内の凝縮水は方向の異なる複数の仕
切板2に当り、波は速やかに打ち消され、フロートスイ
ッチ104による誤検知をなくすことができる。
【0019】従ってドレンポンプ106の作動判定手段
であるマイクロコンピュータ105も誤った作動判定を
することもなく、正確な運転を続行することができる。
【0020】さらに、例えばドレンパン1を合成樹脂材
料にて形成した場合、ドレンパン1に仕切板2を設ける
ことにより、付加的にドレンパン1自身の強度も高める
こともでき、製品の取付け状態によっては、凝縮水の重
量によるドレンパン1の変形もなくなり、変形による凝
縮水の周辺部からの水洩れを防ぐことができる。
【0021】なお、このドレンパン1の形成材科は、上
記合成樹脂に限定するものではなく、鉄・アルミ・銅な
どの金属板に塗装したものでもよく、これは一例にすぎ
ない。
【0022】このように本発明の第1実施例の空気調和
機の凝縮水処理装置によれば、施工での逆勾配配管設置
を生じても、ドレンポンプの停止時における凝縮水の逆
流から起こるフロートスイッチ異常検知による誤った作
動判定に伴う運転異常をなくし、正常運転を続行するこ
とができる。
【0023】(実施例2)つぎに本発明の第2実施例に
ついて図3および図4を参照しながら説明する。
【0024】なお、第1実施例と同一部分については、
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0025】図に示すように、ドレンパン4の内側のド
レンポンプ106の取水口3の近傍に四周が閉じるよう
に形成された単一の仕切板5を備え、この仕切板5の最
下部に凝縮水が流通する小孔6を設けている。
【0026】上記構成により、ドレンポンプ停止直後に
逆勾配設置のドレン配管107から逆流した凝縮水は仕
切板5の内側にいったん貯えられたのち、仕切板5の最
下部に設けた小孔6を通じてドレンパン4全体に広が
る。従って、逆流によって引き起こされる波打ち現象も
皆無に等しく、またフロートスイッチ104の近傍の凝
縮水位も徐々に上昇するため、フロートスイッチ104
の異常検知による運転異常は無くなり、さらに運転への
信頼性を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればドレンパンの内側に方向の異なる複数の仕切
板を設けたので、施工時におけるドレン配管の逆勾配か
ら起こる凝縮水の逆流によるフロートスイッチとドレン
ポンプの誤動作が防止でき、施工不備による誤動作が極
めて少なくなり、正確な制御ができ、運転信頼性の高い
空気調和機の凝縮水処理装置を提供できる。
【0028】また、ドレンパンの内側に四周が閉じるよ
うに形成された単一の仕切板を備え、この仕切板の最下
部に凝縮水が流通する小孔を設けたので逆流時の凝縮水
位も徐々に上昇するため、より運転信頼性の高い空気調
和機の凝縮水処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機の凝縮水処理
装置の構造を示す斜視図
【図2】同第1実施例のドレンパンの構造斜視図
【図3】同第2実施例の構造を示す斜視図
【図4】同第2実施例の構造斜視図
【図5】従来の空気調和機の凝縮水処理装置の構造を示
す斜視図
【図6】同ドレンパンの構造斜視図
【符号の説明】
1 ドレンパン 2 仕切板 3 取水口 4 ドレンパン 5 仕切板 6 小孔 101 ファンモータ 102 熱交換器 104 フロートスイッチ 105 排水作動判定手段(マイクロコンピュータ) 106 ドレンポンプ 107 ドレン配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンモータの送風路に熱交換器を備え、
    前記熱交換器の下方に凝縮水処理用のドレンパンを設
    け、前記ドレンパンには凝縮水量を検知するフロートス
    イッチと、排水作動判定手段の判定により作動するドレ
    ンポンプおよび前記ドレンポンプと連通し、接続される
    ドレン配管を備えるとともに前記ドレンポンプの取水口
    近傍に取り付け方向の異なる複数の仕切板を設けた空気
    調和機の凝縮水処理装置。
  2. 【請求項2】ドレンポンプの取水口近傍に四周が閉じる
    よう形成された単一の仕切板を備えるとともに、前記仕
    切板の最下部に凝縮水が流通する小孔を設けた請求項1
    記載の空気調和機の凝縮水処理装置。
JP6013486A 1994-02-07 1994-02-07 空気調和機の凝縮水処理装置 Pending JPH07217936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013486A JPH07217936A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 空気調和機の凝縮水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013486A JPH07217936A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 空気調和機の凝縮水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07217936A true JPH07217936A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11834456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6013486A Pending JPH07217936A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 空気調和機の凝縮水処理装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH07217936A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030002587A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 엘지전자 주식회사 에어컨의 응축수 배수수단
JP2013194980A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の室内機及び空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030002587A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 엘지전자 주식회사 에어컨의 응축수 배수수단
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