JPH07217904A - 自動滑動式電磁調理台 - Google Patents

自動滑動式電磁調理台

Info

Publication number
JPH07217904A
JPH07217904A JP17159391A JP17159391A JPH07217904A JP H07217904 A JPH07217904 A JP H07217904A JP 17159391 A JP17159391 A JP 17159391A JP 17159391 A JP17159391 A JP 17159391A JP H07217904 A JPH07217904 A JP H07217904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
magnetic field
alternating magnetic
sliding
field generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17159391A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Takakura
敏彦 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP17159391A priority Critical patent/JPH07217904A/ja
Publication of JPH07217904A publication Critical patent/JPH07217904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理内容によって発熱面積を変えることまた
は、天板全体を万遍なく加熱することを目的とする。 【構成】 天板10、10を支える支持機構11、10
の裏面に位置する交番磁場発生装置12とからなる電磁
調理台において、11に連結する滑動機構16及び16
に従って12を10に平行に活動させる駆動装置を備え
ることを主要な特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厨房器具、とりわけ
加熱調理用の調理台に関する。
【0002】
【従来の技術】天板裏面に交番磁場発生装置を設けるこ
とを特徴とする発明として、本発明と同一出願人の出願
(平成3年3月11日付提出の特許願:発明の名称「高
周波交番磁場発生装置」)にかかる高周波電磁調理台が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加熱調理の際に加熱を
欲する面積は必ずしも一定せず、調理内容によって、あ
るいは、用いる調理器具の大きさによって異なる。広い
面積の加熱を必要とする際に狭い範囲にしか交番磁場が
発生しないのでは調理の効率が悪い。反対に、狭い面積
の加熱で足りるにもかかわらず広すぎる範囲に交番磁場
を及ぼしたのでは無駄である。このような加熱調理の多
目的性に応ずるために、交番磁場発生装置の設計を区区
としたものとするならば、すなわち、コイルの形状、大
きさ等が様々なものを用意するとすれば、コスト高を招
くのみならず、調理台の使用目的もその部分ごとに固定
してしまうこととなるという不便をも招く。本発明は、
交番磁場発生装置の設計を別々のものにすることなく、
叙上の加熱調理の多目的性に対応することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動滑動式電磁調理台は、水平面を有する
天板、その天板を支持する支持機構、天板表面の一定部
分に天板を貫く交番磁場を発生させるべく天板裏面の対
応部分に位置する交番磁場発生装置とからなる電磁調理
台において、交番磁場発生装置を水平に滑動させるべく
支持機構に対して水平に固定された滑動機構、交番磁場
発生装置を滑動機構にしたがって自動的に滑動させるべ
く取り付けられた駆動装置及び滑動の限界を感知して駆
動装置に信号を伝達する限界感知器を設けたものであ
る。そして、駆動速度を制御すベく速度制御装置を設け
ることができ、天板は、絶縁性、導電性、または磁性の
材料からなるものとすることができる。
【0005】
【作用】上記のように構成された自動滑動式電磁調理台
は、狭い面積の加熱を欲する場合には、交番磁場発生装
置を天板に対して停止させた状態で使用し、広い面積の
加熱を欲する場合には、交番磁場発生装置を、天板との
距離を保ちつつ所望速度にて天板と平行に滑動させるこ
とにより、天板を貫く交番磁場を広い範囲に及ばせる状
態にて使用することとなる。限界感知器からの信号によ
り、駆動装置は滑動の向きを逆転せしめるため、交番磁
場発生装置は、必要な時間だけ往復運動をくり返す。
【0006】
【実施例】実施例を図面に基づいて説明する。図1は、
本発明にかかる自動滑動式電磁調理台の一実施例の正面
図を示す。天板10は耐熱性、耐水性を有し、丈夫で変
形しにくい板状体からなるものである。通常は、絶縁性
の材料、例えば大理石の板、ミカゲ石の板等が用いられ
る。絶縁性とするのは、後述する交番磁場が天板10を
貫いて、鍋、やかん等の被熱物に到達せしめるためであ
る。鍋、やかん等を用いずに天板10全体を発熱せしめ
る目的のためには天板10を導電性材料からなる板にて
構成することとなる。例えば、お好み焼や焼きそばの調
理等において天板10全体を発熱せしめる必要があるか
らである。導電性の材料例えばアルミ板等を用いれば、
交番磁場による誘導加熱はうず電流によるジュール熱と
して発生せしめるわけであるが、さらに磁性体の材料例
えば鉄板を天板10として用いれば、さらにヒステリシ
ス損による発熱が加わることになる。
【0007】天板10は、支持機構11によって床から
一定の高さに水平を保つように支持される。支持機構1
1は通常は、主に、四隅に設けられた柱状の脚によって
構成される。図1には煩雑を避けるために描くのを省略
したが、長手方向に天板がたわむのを防止するために適
当な補強具を設けることが望ましい。そのような補強具
としては、例えば小判型空洞を多数有する梁状補強具が
考えられる。交番磁場発生装置12は、天板10を貫く
交番磁場を発生させる装置である。交番磁場発生装置1
2の上部には、天板10の裏面に接近して電磁コイル部
13が設けられている。電磁コイル部13により発生さ
せる交番磁場は、天板10を貫く必要がある。例えば、
電磁コイル部13として渦巻き形状のコイルを用い、数
キロヘルツから数百キロヘルツ程度の高周波電流を流す
ことにより、実現され得ることが知られている。図1に
は描かなかったが、電磁コイル部13は周波数インバー
タを介して外部電源に接続され、そのオンオフはコイル
スイッチ14にてなされ、加熱時間等の設定はタッチパ
ネル15にてなされる。なお、高周波を用いることによ
り、いわゆる表皮効果により、電流が電磁コイル部13
の上面、すなわち天板10側のみを通るため、交番磁場
は上面のみに発生し、下方には発生しない。
【0008】交番磁場発生装置12は、滑動機構16の
働きにより、電磁コイル部13と天板10との間の距離
を一定に保ったまま、水平に滑らかに移動することがで
きる。図1に示す実施例においては、滑動機構16は、
丈夫なレール状の部材であり、支持機構11に連結され
ている。交番磁場発生装置12の底面には、車輪が設け
られており、滑動機構16の上を滑動することを可能に
している。本実施例では、滑動機構16が交番磁場発生
装置12を下から支えることとしたが、横から支える他
の実施例、あるいは上から支えることとする別の実施例
も可能である。
【0009】図2は、交番磁場発生装置12の底面を内
側から見た図である。駆動装置18は交番磁場発生装置
12の滑動を自動的になさしめるべく、交番磁場発生装
置12の底面に固定されたモータである。動力伝達機構
19は、駆動装置18の回転速度を減速しつつ、回転運
動を直線運動に変換すべく設けられた数種類のギヤ等に
より構成され、交番磁場発生装置12の底面に固定され
ている。ロッド20は、動力伝達機構19と接する部分
にねじが切られた棒状の部材であり、滑動機構16と平
行に位置し、交番磁場発生装置12とは動力伝達機構1
9を介して連結されるのみであり、支持機構11と結合
されている。したがつて、駆動機構18の回転により、
交番磁場発生装置12は、自動的に滑動機構16にした
がって滑動することとなる。ロッド20は、一端が支持
機構11と結合されているが、他端にはストッパ21が
連結、固定されている。交番磁場発生装置12の滑動す
る限界を定めるためである。
【0010】ストッパ21は、限界感知器22と接する
位置に図2のごとく位置する。限界感知器22は、交番
磁場発生装置12の底面に固定されており、滑動に伴い
移動する。限界感知器22は滑動方向の一定以上の力が
加わるとそれを感知して、電線24を介して信号を駆動
装置18及び動力伝達機構19に送信する。これにより
動力が逆向きに伝達され、交番磁場発生装置は必要なだ
け往復運動を繰り返すこととなる。なお、ストッパ21
の取付位置又はその形状を変更することにより交番磁場
発生装置12の滑動範囲を変更することが可能となる。
速度制御装置23は、滑動のスピードをコントロールす
るものであり、電線24により駆動装置18等を接続さ
れている。タッチパネル15により滑動速度の設定も可
能である。図3は、交番磁場発生装置12の底面を下か
ら見た図である。車輪17が4個設けられており、滑動
機構16の上を交番磁場発生装置12が滑動するのを可
能ならしめている。
【0011】
【発明の効果】本発明による自動滑動指揮電磁調理台
は、以上のごとく構成されるものであるから、加熱調理
の種類あるいは用いる調理器具の大きさによって、交番
磁場発生装置を停止したまま、あるいは所望速度にて滑
動させつつ調理することができ、好みの広さの発熱面積
が得られることとなる。さらに、速度制御装置を用いる
ことにより、調理時に加熱の具合を見ながら滑動速度を
調整することが可能となり便利である。天板として絶縁
性材料を用いた場合、鍋、やかん等の天板の上に置く被
熱物の大きさが、比較的小さい時には滑動させずに停止
した状態で調理することにより無駄を省くことができ、
省エネルギーにつながる。被熱物の大きさが大きい時の
み自動的に滑動させることができる。天板として導電性
材料を用いる場合には、自動滑動により、天板全体を万
遍なく一様に発熱させることができる。電磁コイルの設
計変更をすることなしに比較的小さな電磁コイルによ
り、より広い面積を一様に発熱させることができるとい
う効果は開発コストの低廉を生む上でも大きなものであ
る。天板として磁性体材料を用いる場合には、交番磁場
によるヒステリシス損が加わるのみならず、移動磁界に
よる寄与も期待できる。このように、自動滑動方式電磁
調理台は従来にない多大な効果をもたらすものである。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる自動滑動式電磁調理台の一実
施例の正面図である。
【図2】 本発明にかかる自動滑動式電磁調理台の一実
施例における交番磁場発生装置の底面を内側から見た図
である。
【図3】 本発明にかかる自動滑動式電磁調理台の一実
施例における交番磁場発生装置の底面を下から見た図で
ある。
【符号の説明】
10 天板 11 支持機構 12 交番磁場発生装置 13 電磁コイル部 14 コイルスイッチ 15 タッチパネル 16 滑動機構 17 車輪 18 駆動装置 19 動力伝達機構 20 ロッド 21 ストッパ 22 限界感知器 23 速度制御装置 24 電線 25 電磁調理台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面を有する天板、その天板を支持す
    る支持機構、天板表面の一定部分に天板を貫く交番磁場
    を発生させるべく天板裏面の対応部分に位置する交番磁
    場発生装置とからなる電磁調理台において、交番磁場発
    生装置を水平に滑動させるべく支持機構に対して水平に
    固定された滑動機構、交番磁場発生装置を滑動機構にし
    たがって自動的に滑動させるベく取り付けられた駆動装
    置及び滑動の限界を感知して駆動装置に信号を伝達する
    限界感知器を設けたことを特徴とする自動滑動式電磁調
    理台。
  2. 【請求項2】 駆動速度を制御すべく速度制御装置を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の自動滑動式電磁調
    理台。
  3. 【請求項3】 天板が絶縁性材料からなることを特徴と
    する請求項1又は2記載の自動滑動式電磁調理台。
  4. 【請求項4】 天板が導電性材料からなることを特徴と
    する請求項1又は2記載の自動滑動式電磁調理台。
  5. 【請求項5】 天板が磁性体材料からなることを特徴と
    する請求項1又は2記載の自動滑動式電磁調理台。
JP17159391A 1991-04-12 1991-04-12 自動滑動式電磁調理台 Pending JPH07217904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159391A JPH07217904A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 自動滑動式電磁調理台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159391A JPH07217904A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 自動滑動式電磁調理台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07217904A true JPH07217904A (ja) 1995-08-18

Family

ID=15926040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17159391A Pending JPH07217904A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 自動滑動式電磁調理台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07217904A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265904A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Cleanup Corp システムキッチン及び誘電加熱ユニット
JP2009011401A (ja) * 2007-06-30 2009-01-22 Cleanup Corp システムキッチン
EP2552176A3 (de) * 2011-07-28 2014-10-01 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kochfeldvorrichtung
JP2016018775A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 キム カンスKim Kang Su ジャンプインダクションアンダーレンジ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265904A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Cleanup Corp システムキッチン及び誘電加熱ユニット
JP2009011401A (ja) * 2007-06-30 2009-01-22 Cleanup Corp システムキッチン
EP2552176A3 (de) * 2011-07-28 2014-10-01 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kochfeldvorrichtung
JP2016018775A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 キム カンスKim Kang Su ジャンプインダクションアンダーレンジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3814888A (en) Solid state induction cooking appliance
US3781505A (en) Constant duty cycle control of induction cooking inverter
FR2623356B1 (fr) Commande perfectionnee de la puissance pour un appareil menager comprenant une surface de cuisson en vitroceramique
KR950028563A (ko) 전자유도 가열장치
US3761667A (en) Output power control of induction cooking inverter
JPH07217904A (ja) 自動滑動式電磁調理台
JP2751087B2 (ja) 回転式電磁調理機
JPH0233884A (ja) 電磁調理器の誘導加熱装置
CN105509107A (zh) 一种可自动调节火力的电磁炉
CN214009892U (zh) 一种用于干燥设备的定位装置
CN211380966U (zh) 多功能锅
JPH11260542A (ja) 誘導加熱調理器
CN215127164U (zh) 一种新型炒菜机电磁炉不粘锅
CN213237637U (zh) 一种节能型电磁小炒炉
CN218295828U (zh) 一种电热灶
JPS6127873B2 (ja)
CN218295829U (zh) 一种电热灶
CN214332806U (zh) 一种智能控制的电磁炮台灶
CN219206510U (zh) 一种烹饪锅具及与该烹饪锅具配套的灶具
CN206724236U (zh) 专用电磁灶
CN2317722Y (zh) 自动加热保温餐桌
CN115539994A (zh) 一种电热灶的控制方法
JP2008123804A (ja) 誘導加熱調理器
CN118031258A (zh) 一种锂电池直流供电电磁炉
JPH01235183A (ja) 誘導加熱調理器