JPH07217577A - 油冷式圧縮機の油分離エレメント - Google Patents
油冷式圧縮機の油分離エレメントInfo
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- JPH07217577A JPH07217577A JP6010285A JP1028594A JPH07217577A JP H07217577 A JPH07217577 A JP H07217577A JP 6010285 A JP6010285 A JP 6010285A JP 1028594 A JP1028594 A JP 1028594A JP H07217577 A JPH07217577 A JP H07217577A
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- JP
- Japan
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- oil
- separation element
- drain
- compressor
- separated
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Abstract
(57)【要約】
【構成】油分離エレメントは上部蓋板１と下部蓋板２，
分離用のフィルタ３とこれを巻きつける内筒４と外筒５
から構成され、上部蓋板１を、内側に一定の角度をもた
せて傾斜させ、ドレンが流れ落ちて下部蓋板２の油溜り
６に入るような構造とした。 【効果】油分離エレメント内で発生したドレンは、エレ
メントの上部蓋板の表面にいつまでも付着し続けること
が無く、底部へ流れ落ちて回収されるため、ドレンによ
る錆の発生が抑制され、孔あきなどによる機能低下がな
くなる。
分離用のフィルタ３とこれを巻きつける内筒４と外筒５
から構成され、上部蓋板１を、内側に一定の角度をもた
せて傾斜させ、ドレンが流れ落ちて下部蓋板２の油溜り
６に入るような構造とした。 【効果】油分離エレメント内で発生したドレンは、エレ
メントの上部蓋板の表面にいつまでも付着し続けること
が無く、底部へ流れ落ちて回収されるため、ドレンによ
る錆の発生が抑制され、孔あきなどによる機能低下がな
くなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮途中に潤滑油を噴
射する油冷式圧縮機の油分離エレメントに関する。
射する油冷式圧縮機の油分離エレメントに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来では、特開昭57−127883号公報のよ
うに、油分離エレメントは平らな形状であり垂直方向の
取付け姿勢ではこの平らな面にドレンが残留し、その状
態で長時間使用されている。
うに、油分離エレメントは平らな形状であり垂直方向の
取付け姿勢ではこの平らな面にドレンが残留し、その状
態で長時間使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、圧縮空気
中の油を分離したあとに圧縮空気中の水分が凝縮しこれ
がドレンとして油分離エレメントの平らな面に付着す
る。この付着量は圧縮機の負荷変動や運転時間により徐
々に蓄積され、所々にコロニー上に点在していく。この
状態が長時間続くと油分離エレメントを構成する鉄板を
腐食させて錆が発生し、ついには、これに孔があいてし
まう。この腐食を防止するため鉄板表面にはメッキ処理
をしているが万全ではなく孔があく例がある。孔があく
と、この部分から油を分離されない圧縮空気が流れてき
て油分離の機能が損なわれる。
中の油を分離したあとに圧縮空気中の水分が凝縮しこれ
がドレンとして油分離エレメントの平らな面に付着す
る。この付着量は圧縮機の負荷変動や運転時間により徐
々に蓄積され、所々にコロニー上に点在していく。この
状態が長時間続くと油分離エレメントを構成する鉄板を
腐食させて錆が発生し、ついには、これに孔があいてし
まう。この腐食を防止するため鉄板表面にはメッキ処理
をしているが万全ではなく孔があく例がある。孔があく
と、この部分から油を分離されない圧縮空気が流れてき
て油分離の機能が損なわれる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】油分離エレメントは上部
と下部に蓋板，分離用のフィルタ材とこれを巻きつける
内筒と外筒から構成されているが、上記目的を達成する
ために、本発明は、上部の蓋板を、内側に一定の角度を
もたせて傾斜させた構造とした。
と下部に蓋板，分離用のフィルタ材とこれを巻きつける
内筒と外筒から構成されているが、上記目的を達成する
ために、本発明は、上部の蓋板を、内側に一定の角度を
もたせて傾斜させた構造とした。
【０００５】
【作用】油分離エレメントの上部の蓋板が、一定の角度
で内側に傾斜しているため、この面に付着したドレンは
傾斜のためにその位置に留まることが出来ずに流れて、
分離エレメントを構成する底板に設けてある分離した油
の油溜り部に落ちてくる。ここへ溜ったドレンは分離し
た油と共に圧縮機の吸入側、あるいは、給油配管中に回
収される。
で内側に傾斜しているため、この面に付着したドレンは
傾斜のためにその位置に留まることが出来ずに流れて、
分離エレメントを構成する底板に設けてある分離した油
の油溜り部に落ちてくる。ここへ溜ったドレンは分離し
た油と共に圧縮機の吸入側、あるいは、給油配管中に回
収される。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図１，図２を用いて説明す
る。
る。
【０００７】図２は本発明の給油式スクリュー圧縮機の
フローを模式的に表現したものである。圧縮機１１で圧
縮された空気は、冷却やシールとして圧縮途中に噴射さ
れた油と共に入口配管を通って油タンク１２に入ってく
る。ここで一次分離された油１５は、油タンクの下部に
溜り、残りは、分離エレメント１４で空気と分離され、
圧縮空気として油タンクから出ていく。分離エレメント
で分離された油は図２のようにエレメントの底部の油溜
り６に溜り、ここに設けられた回収パイプ１６で圧縮機
側へ回収される。
フローを模式的に表現したものである。圧縮機１１で圧
縮された空気は、冷却やシールとして圧縮途中に噴射さ
れた油と共に入口配管を通って油タンク１２に入ってく
る。ここで一次分離された油１５は、油タンクの下部に
溜り、残りは、分離エレメント１４で空気と分離され、
圧縮空気として油タンクから出ていく。分離エレメント
で分離された油は図２のようにエレメントの底部の油溜
り６に溜り、ここに設けられた回収パイプ１６で圧縮機
側へ回収される。
【０００８】圧縮された空気中には水分が含まれ温度が
下がると過飽和状態となり過飽和分は凝縮してドレンと
なって分離エレメントの表面に付着したり、圧縮空気と
共に持ち去られたりする。
下がると過飽和状態となり過飽和分は凝縮してドレンと
なって分離エレメントの表面に付着したり、圧縮空気と
共に持ち去られたりする。
【０００９】分離エレメントの表面に付着したドレン７
は分離エレメントの上部蓋板１の表面に着くが、この形
状が内側へ傾斜しているため流れ落ちて、エレメント底
部の油溜り６に入る。すると、ここへ接続されている回
収パイプ１６により、油と共に回収されていく。
は分離エレメントの上部蓋板１の表面に着くが、この形
状が内側へ傾斜しているため流れ落ちて、エレメント底
部の油溜り６に入る。すると、ここへ接続されている回
収パイプ１６により、油と共に回収されていく。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、油分離エレメント内で
発生したドレンはエレメントの上部蓋板の表面にいつま
でも付着し続けることが無く、底部へ流れ落ちて回収さ
れる。
発生したドレンはエレメントの上部蓋板の表面にいつま
でも付着し続けることが無く、底部へ流れ落ちて回収さ
れる。
【００１１】また、ドレンが付着しにくいので錆の発生
が抑制され、孔あきなどによる機能低下が無くなる。
が抑制され、孔あきなどによる機能低下が無くなる。
【図１】本発明の油分離エレメントの構造の一実施例の
説明図。
説明図。
【図２】本発明の装置の系統図。
１…上部蓋板、２…下部蓋板、３…分離フィルタ、４…
内筒、５…外筒、６…油溜り、７…ドレン、１６…回収
パイプ。
内筒、５…外筒、６…油溜り、７…ドレン、１６…回収
パイプ。
Claims (1)
- 【請求項１】空気圧縮機，圧縮空気中の油分を分離する
油タンク，潤滑油を冷却する熱交換器を含む油冷式圧縮
機において、圧縮途中で混入した前記潤滑油を分離する
油分離エレメントを前記油タンクに内蔵し、前記油分離
エレメントの上部に一定の角度を設けて凝縮した水分が
溜らないようにしたことを特徴とする油冷式圧縮機の油
分離エレメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01028594A JP3559582B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 油冷式圧縮機の油分離エレメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01028594A JP3559582B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 油冷式圧縮機の油分離エレメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07217577A true JPH07217577A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3559582B2 JP3559582B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=11746046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01028594A Expired - Fee Related JP3559582B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 油冷式圧縮機の油分離エレメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3559582B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003002233A2 (de) * | 2001-06-27 | 2003-01-09 | Filterwerk Mann+Hummel Gmbh | Filterelement mit drainagerohr |
| WO2011032818A1 (de) * | 2009-09-15 | 2011-03-24 | Mahle International Gmbh | Filtereinrichtung |
| WO2018046255A1 (de) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | Mann+Hummel Gmbh | Luftentölelement, vorrichtung zur abscheidung von öl aus rohluft sowie verfahren zur herstellung eines luftentölelements |
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| USD958288S1 (en) | 2020-10-09 | 2022-07-19 | Mahle International Gmbh | Filter device |
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| US11452956B2 (en) | 2019-06-27 | 2022-09-27 | Mahle International Gmbh | Fuel filter |
| USD967330S1 (en) | 2019-03-21 | 2022-10-18 | Mahle International Gmbh | Pin for a filter element |
| US11511217B2 (en) | 2020-09-22 | 2022-11-29 | Mahle International Gmbh | Filter and method of fabricating same |
| US11992788B2 (en) | 2019-06-27 | 2024-05-28 | Mahle International Gmbh | Filter device |
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-
1994
- 1994-02-01 JP JP01028594A patent/JP3559582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US10871133B2 (en) | 2009-09-15 | 2020-12-22 | Mahle International Gmbh | Filter device |
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| USD958288S1 (en) | 2020-10-09 | 2022-07-19 | Mahle International Gmbh | Filter device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3559582B2 (ja) | 2004-09-02 |
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