JPS6023504Y2 - 燃料ろ過装置 - Google Patents
燃料ろ過装置Info
- Publication number
- JPS6023504Y2 JPS6023504Y2 JP2202380U JP2202380U JPS6023504Y2 JP S6023504 Y2 JPS6023504 Y2 JP S6023504Y2 JP 2202380 U JP2202380 U JP 2202380U JP 2202380 U JP2202380 U JP 2202380U JP S6023504 Y2 JPS6023504 Y2 JP S6023504Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- tank
- cup
- filtration device
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、汎用エンジンにおける燃料ろ過装置の改良に
関する。
関する。
一般に汎用エンジンにおいて従来の燃料ろ過装置は、タ
ンク内に連通ずる流出路と気化器（又は噴射ポンプ）側
に連通ずる供給路とを有するボディ一本体をタンク底部
に装着し、このボディ一本体にカップを取付け、このカ
ップ内の前記流出路と供給路の開口にかけてフィルター
エレメントを配設し、前記供給路の気化器側開口をボデ
ィ一本体側面に形成してこの開口にバンジョーボルトを
介してバンジョーユニオンを連結した構造になっている
。
ンク内に連通ずる流出路と気化器（又は噴射ポンプ）側
に連通ずる供給路とを有するボディ一本体をタンク底部
に装着し、このボディ一本体にカップを取付け、このカ
ップ内の前記流出路と供給路の開口にかけてフィルター
エレメントを配設し、前記供給路の気化器側開口をボデ
ィ一本体側面に形成してこの開口にバンジョーボルトを
介してバンジョーユニオンを連結した構造になっている
。
従って、タンク内の燃料は、流出路及びフィルターエレ
メントを通って一旦カップ内に溜り、タンク及び流出路
内の液圧によってこのカップの上面から供給路に入って
上昇しボディ一本体側部のバンジョーボルト及びバンジ
ョーユニオンヲ経て気化器へ供給されるようになってい
る。
メントを通って一旦カップ内に溜り、タンク及び流出路
内の液圧によってこのカップの上面から供給路に入って
上昇しボディ一本体側部のバンジョーボルト及びバンジ
ョーユニオンヲ経て気化器へ供給されるようになってい
る。
しかしながら、上記従来の燃料ろ過装置は、温度の上昇
によって燃料タンク内に蒸気がたまり、その結果ペーパ
ーロックが発生して燃料の供給がカットされる虞れがあ
った。
によって燃料タンク内に蒸気がたまり、その結果ペーパ
ーロックが発生して燃料の供給がカットされる虞れがあ
った。
その為、従来は上記燃料ろ過装置の周囲に遮熱板を設置
したり、或はシリンダ、排気管等高温部から遠ざけて燃
料ろ過装置を設置してペーパーロック対策を図っている
。
したり、或はシリンダ、排気管等高温部から遠ざけて燃
料ろ過装置を設置してペーパーロック対策を図っている
。
又、上記従来の燃料ろ過装置は、構造が複雑な上に遮熱
板を設置する等してコスト高になっている。
板を設置する等してコスト高になっている。
本考案は上述した点に鑑みなされたもので、燃料タンク
の底面を中高に形成し、且つ低位部を流出口に向って傾
斜せしめ、前記底面の最下部にフィルターエレメントを
配設し、このフィルターエレメントを燃料切換コックの
流路部材で支承したことにより、ペーパーロックの発生
が解消され、而かも従来の遮熱板の設置等が不要であり
、さらに構成が簡単で廉価に生産できるようにした燃料
ろ過装置を提供することを目的とする。
の底面を中高に形成し、且つ低位部を流出口に向って傾
斜せしめ、前記底面の最下部にフィルターエレメントを
配設し、このフィルターエレメントを燃料切換コックの
流路部材で支承したことにより、ペーパーロックの発生
が解消され、而かも従来の遮熱板の設置等が不要であり
、さらに構成が簡単で廉価に生産できるようにした燃料
ろ過装置を提供することを目的とする。
又、本考案の他の目的は、前記フィルターエレメントの
下部に貯油室を配設したことにより、このフィルターエ
レメントへごみ等の付着を防止し、且つ水分およびごみ
等を下方のカップ内へ落下させてこれ等の除去を容易に
した燃料ろ過装置を提供するにある。
下部に貯油室を配設したことにより、このフィルターエ
レメントへごみ等の付着を防止し、且つ水分およびごみ
等を下方のカップ内へ落下させてこれ等の除去を容易に
した燃料ろ過装置を提供するにある。
更に、本考案の他の目的は、燃料タンクの底面中央を高
くしてその周囲を低くして流出口に向って傾斜させ、こ
の底面の最下部に流出口を形成したことにより、タンク
内に燃料が比較的少ない場合においてタンク（汎用エン
ジン）が大きく傾斜しても燃料切れを防止できる燃料ろ
過装置を提供するにある。
くしてその周囲を低くして流出口に向って傾斜させ、こ
の底面の最下部に流出口を形成したことにより、タンク
内に燃料が比較的少ない場合においてタンク（汎用エン
ジン）が大きく傾斜しても燃料切れを防止できる燃料ろ
過装置を提供するにある。
次に本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
燃料タンク１は、底面の中央２を高くしその周囲３を環
状に低く形成していると共に、この周囲３の低位部を流
出口を形成する装置孔４に向って傾斜させ、この装着孔
４を最下部に位置させている。
状に低く形成していると共に、この周囲３の低位部を流
出口を形成する装置孔４に向って傾斜させ、この装着孔
４を最下部に位置させている。
この装着孔４はその下部側に環状ボス５を溶着している
。
。
上記環状ボス５は外周に雄ねじ６を有している。
このボス５の下側には、雌ねじ７を有するカップ押え８
によってカップ９が着脱可能に装着されている。
によってカップ９が着脱可能に装着されている。
このカップ９とボス５との間にはパツキン１０が配設さ
れている。
れている。
カップ９は、中央継方向に流出路１１を一体に形成し、
下方にこの流出路１１をコネクター１２として突出して
いる。
下方にこの流出路１１をコネクター１２として突出して
いる。
又、この流出路１１の中途には、コックレバー１３が配
設されている。
設されている。
上記流出路１１の上端には流出管１４が接続されており
、この流出管１４の上方は燃料タンク１内の低位底面側
に挿入されている。
、この流出管１４の上方は燃料タンク１内の低位底面側
に挿入されている。
この燃料タンク１の低位底面側に挿入された流出管１４
には、円筒状のフィルターエレメント１５が縦方向に配
設されている。
には、円筒状のフィルターエレメント１５が縦方向に配
設されている。
そして、この円筒状フィルターエレメント１５内の流出
管１４外周には、タンク１内と連通ずる連通孔１６を形
成している。
管１４外周には、タンク１内と連通ずる連通孔１６を形
成している。
上記フィルターエレメント１５は、その上下端を遮蔽板
１７゜１８によって遮蔽していると共に、この上下の遮
蔽板１７．１８によって流出管１４に取付けられており
、カップ９を取外したときには、該フィルターエレメン
ト１５も同時に取外されるようになっている。
１７゜１８によって遮蔽していると共に、この上下の遮
蔽板１７．１８によって流出管１４に取付けられており
、カップ９を取外したときには、該フィルターエレメン
ト１５も同時に取外されるようになっている。
尚、図中符号２１は燃料タンクのキャップ、２２はコッ
クレバーのパッキンヲ示ス。
クレバーのパッキンヲ示ス。
而かして、本考案装置においてタンク１内の燃料は、フ
ィルターエレメント１５によってごみ等が除去された後
、連通孔１６から流出管１４内に入って流出路１１及び
コックを経て気化器側へ供給される。
ィルターエレメント１５によってごみ等が除去された後
、連通孔１６から流出管１４内に入って流出路１１及び
コックを経て気化器側へ供給される。
又、燃料内に混入しているごみ等は、縦方向に配設され
ているフィルターエレメント１５によって分離除去され
、下方のカップ９内へ落下し溜るようになっている。
ているフィルターエレメント１５によって分離除去され
、下方のカップ９内へ落下し溜るようになっている。
そして、カップ押え８を回すことによりカップ９を取外
したときに、フィルターエレメント１５も同時に取外さ
れ、該カップ９内に溜ったごみ、水分等を容易に排出で
きるとともに、点検も容易になる。
したときに、フィルターエレメント１５も同時に取外さ
れ、該カップ９内に溜ったごみ、水分等を容易に排出で
きるとともに、点検も容易になる。
又、タンク１内の燃料が比較的少ない場合において、タ
ンク１ （汎用エンジン）が大きく傾斜してもタンク１
底面の周囲は低く形成され、この低位のタンク底面最下
部に燃料ろ過装置（燃料流出口）が設置されているので
、燃料切れが防止できる。
ンク１ （汎用エンジン）が大きく傾斜してもタンク１
底面の周囲は低く形成され、この低位のタンク底面最下
部に燃料ろ過装置（燃料流出口）が設置されているので
、燃料切れが防止できる。
尚、本考案装置において、フィルターエレメント１５の
構造は問わないと共に、その配設形態は如何様であって
もよい。
構造は問わないと共に、その配設形態は如何様であって
もよい。
以上説明したように本考案によれば、ペーパーロックの
発生が解消され、従来の遮熱板の設置等が不要であり、
又燃料中に混入しているごみ及び水分をフィルタの下方
のカップ内に分離し落下貯溜してこれらの除去を容易に
でき、更にタンク内に燃料が比較的少ない場合にタンク
が大きく傾斜しても燃料切れを防止できる効果がある。
発生が解消され、従来の遮熱板の設置等が不要であり、
又燃料中に混入しているごみ及び水分をフィルタの下方
のカップ内に分離し落下貯溜してこれらの除去を容易に
でき、更にタンク内に燃料が比較的少ない場合にタンク
が大きく傾斜しても燃料切れを防止できる効果がある。
第１図は本考案装置の一実施例を示す断面図、第２図は
第１図の■−■線断面図、第３図は燃料タンクの一例を
示す平面図、第４図は全体の構成を示す要部断面概略図
である。 尚、図中符号１は燃料タンク、４は装着孔、９はカップ
、１１は流出路、１４は流出管、１５はフィルターエレ
メント、１６は連通孔を示す。
第１図の■−■線断面図、第３図は燃料タンクの一例を
示す平面図、第４図は全体の構成を示す要部断面概略図
である。 尚、図中符号１は燃料タンク、４は装着孔、９はカップ
、１１は流出路、１４は流出管、１５はフィルターエレ
メント、１６は連通孔を示す。
Claims (1)
- 燃料タンクの底面を中高としてその周囲を低位部に形成
する一方、この周囲低位部を流出口に向って下方に傾斜
させて該流出口を最下部に形成し、前記タンクの最下部
にフィルタを配設するよう該フィルタを燃料切換コック
付流出路の上部に連通状態で支承したカップを、該カッ
プを取外したときに前記フィルタも同時に取外されるよ
う前記タンクの流出口に脱着自在に装着し、該カップを
フィルタの下方に配置したことを特徴とする燃料ろ過装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202380U JPS6023504Y2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 燃料ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202380U JPS6023504Y2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 燃料ろ過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56124262U JPS56124262U (ja) | 1981-09-21 |
| JPS6023504Y2 true JPS6023504Y2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=29618151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2202380U Expired JPS6023504Y2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 燃料ろ過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023504Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020184948A (ja) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | 株式会社丸山製作所 | 液体タンクを搭載した車両 |
-
1980
- 1980-02-21 JP JP2202380U patent/JPS6023504Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56124262U (ja) | 1981-09-21 |
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