JPH07217520A - 燃焼状態検出装置 - Google Patents

燃焼状態検出装置

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JPH07217520A
JPH07217520A JP6008036A JP803694A JPH07217520A JP H07217520 A JPH07217520 A JP H07217520A JP 6008036 A JP6008036 A JP 6008036A JP 803694 A JP803694 A JP 803694A JP H07217520 A JPH07217520 A JP H07217520A
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JP
Japan
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voltage
high voltage
ignition
spark
combustion state
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JP6008036A
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English (en)
Inventor
Shigeru Miyata
繁 宮田
Toshiaki Kondo
稔明 近藤
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
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    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルス状の高電圧の電圧を、スパークプラグ
が火花放電を起こさない程度で、できるだけ高く設定し
た値に制限する事ができる燃焼状態検出装置の提供。 【要約】 巻線比1:100のコイル51を用い、ツェナー電圧2
0Vのツェナーダイオード6をトランジスタ52のコレ
クタ521- エミッタに接続して、高電圧パルス50の
ピーク電圧を2kVに制限した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の各気筒内の
燃焼状態を検出する燃焼状態検出装置に関する。
【0002】
【先行の技術】本願出願人が開発した、以下に示す先行
の技術が存在する。図4に示す様に、燃焼状態検出装置
を組み付けた単極ディストリビュータレス式のイグニッ
ションシステムCは、イグニッションコイル901、9
01…901と、これらイグニッションコイル901の
一次巻線902に接続したバッテリ903、パワートラ
ンジスタ904、904…904と、パワートランジス
タ904、904…904に点火信号905を送出する
ECU906と、イグニッションコイル901、901
…901の二次巻線907に接続されるスパークプラグ
908、908…908と、パルス状の高電圧909を
発生する高電圧発生回路910と、二次端子911- 二
次高圧マイナス端子912間に接続されるダイオード9
13と、カソード914側の電位を分圧する分圧回路9
15と、分圧電圧916を入力する燃焼状態検出回路9
17とを有する。
【0003】又、図5に示す様に、燃焼状態検出装置を
組み付けたディストリビュータ式のイグニッションシス
テムDは、イグニッションコイル921と、このイグニ
ッションコイル921の一次巻線922に接続したバッ
テリ923、パワートランジスタ924と、パワートラ
ンジスタ924に点火信号925や制御信号926を送
出するECU927と、ディストリビュータ928と、
逆流防止用のダイオードdと、中心電極側をサイド・エ
レクトロード929に接続し、外側電極側を気筒側に接
地したスパークプラグ930、930、…930と、プ
ラグ電圧を分圧する電圧検出回路931と、分圧電圧の
減衰特性に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出回
路932とを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】イグニッションシステ
ムC、Dでは、パルス状の高電圧の電圧の大きさを、一
次巻線919、922への通電時間で設定していた。
【0005】しかし、コイル918の仕様のバラツキ、
バッテリ電圧の変動、又は温度変化によるコイル性能の
変化等により高電圧の電圧値が変動する。
【0006】そこで、高電圧の印加によりスパークプラ
グが放電しない様にする為に、高電圧の電圧を低めに設
定(通電時間を短く設定)していたので、高電圧がディ
ストリビュータのギャップを飛び越えれられなかった
り、センサ電圧が低く過ぎて分圧電圧916、933の
電圧波形から燃焼状態を検出する判定精度が低下する等
の問題が生じていた。
【0007】又、イグニッションシステムの種類やエン
ジンの種類によっては、燃焼状態の検出精度向上の為、
高電圧の印加時期を早める必要がある。例えば、ディス
トリビュータ式のイグニッションシステムDでは、エン
ジン高回転時にはロータの幅で高電圧の印加時期が制約
されるので、火花放電が終了する前に一次巻線922に
通電を開始しなければならない場合が生じる。火花放電
が終了する前に一次巻線922に通電を開始すると、電
流の立ち上がりスピードが早くなる(火花放電が終了し
た後に通電を開始した場合に比べ)ので、一次巻線92
2へ通電を行なう時間が同一でも、高電圧の電圧値が高
くなり(これにより火花放電直後のおつり電圧値が高く
なる)、燃焼状態検出用の高電圧を印加すると、低い印
加電圧であってもスパークプラグが容易に火花放電して
しまう。
【0008】本発明の目的は、パルス状の高電圧の電圧
を、スパークプラグが火花放電を起こさない程度で、で
きるだけ高く設定した値に制限する事ができる燃焼状態
検出装置の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)イグニッションコイルの一次巻線に流す一次電流
の断続により二次巻線に点火用高電圧を発生させ、内燃
機関の各気筒に装着した複数のスパークプラグに前記点
火用高電圧を印加するイグニッションシステムに組み付
けられ、火花放電終了後にパルス状の高電圧をスパーク
プラグに印加する高電圧印加手段と、パルス状の高電圧
のピークを、前記スパークプラグが火花放電しない程度
に設定した所定値に制限する電圧値制限手段と、中心電
極- 外側電極間のプラグ電圧を低減して検出する電圧検
出手段と、パルス状の高電圧の印加に起因して生じる検
出電圧の減衰特性に基づいて各気筒の燃焼状態を検出す
る燃焼状態検出手段とを備える。
【0010】(2)イグニッションコイルの一次巻線に
流す一次電流の断続により二次巻線に点火用高電圧を発
生させ、内燃機関の各気筒に装着した複数のスパークプ
ラグに前記点火用高電圧を印加するイグニッションシス
テムに組み付けられ、火花放電終了後にパルス状の高電
圧をスパークプラグに印加する高電圧印加手段と、中心
電極- 外側電極間のプラグ電圧を低減して検出する電圧
検出手段とを備え、前記高電圧印加手段は、検出電圧を
監視するとともに、パルス状の高電圧の印加で前記スパ
ークプラグが火花放電を起こさない程度に設定した制限
値以内に検出電圧値が維持される様にパルス状の高電圧
を制御する。
【0011】
【作用】
〔請求項1について〕スパークプラグの火花放電終了後
に、高電圧印加手段によりパルス状の高電圧をスパーク
プラグに印加するとともに、電圧値制限手段により高電
圧のピークをスパークプラグが火花放電しない程度でで
きるだけ高く設定した所定値に制限する。
【0012】電圧検出手段は、中心電極- 外側電極間の
プラグ電圧を低減して検出する。燃焼状態検出手段は、
高電圧の印加に起因して生じる検出電圧の減衰特性に基
づいて各気筒の燃焼状態を検出する。
【0013】気筒内で正常に燃焼が行われると、中心電
極- 外側電極間の電気抵抗が低くなるのでプラグ電圧は
早期に減衰し、検出電圧も早期に減衰する。又、失火し
た場合は、電気抵抗値が低くならないので、プラグ電圧
の減衰速度は遅く、検出電圧の減衰速度も遅くなる。
【0014】〔請求項2について〕高電圧印加手段は、
火花放電終了後にパルス状の高電圧をスパークプラグに
印加するとともに、電圧検出手段が検出した検出電圧を
監視して検出電圧値が制限値以内になる様に高電圧を制
御する。尚、制限値はパルス状の高電圧の印加によりス
パークプラグが火花放電を起こさない程度で、できるだ
け高く設定される。又、パルス状の高電圧を印加する時
点において、スパークプラグの失火等により検出電圧が
既に制限値に達している場合は、高電圧を印加するとス
パークプラグが火花放電してしまう虞があるのでパルス
状の高電圧の印加は行なわない。
【0015】気筒内で正常に燃焼が行われると、中心電
極- 外側電極間の電気抵抗が低くなるのでプラグ電圧は
早期に減衰し、検出電圧も早期に減衰する。又、失火し
た場合は、電気抵抗値が低くならないので、プラグ電圧
の減衰速度は遅く、検出電圧の減衰速度も遅くなる。
【0016】
【発明の効果】
〔請求項1について〕電圧値制限手段により、火花放電
終了後にスパークプラグに印加するパルス状の高電圧の
ピークを、スパークプラグが火花放電を起こさない程度
で、できるだけ高く設定した所定値に制限している。
【0017】この為、パルス状の高電圧の印加によりス
パークプラグが火花放電する事は無い。又、高電圧の電
圧を高く設定できるので、燃焼状態の判定精度に優れ
る。
【0018】〔請求項2について〕高電圧印加手段は、
電圧検出手段が検出する検出電圧を監視するとともに、
検出電圧値が、スパークプラグが火花放電を起こさない
程度でできるだけ高く設定した制限値以内になる様に、
火花放電終了後にスパークプラグに印加するパルス状の
高電圧を制御している。
【0019】この為、パルス状の高電圧の印加によりス
パークプラグが火花放電する事は無い。又、スパークプ
ラグに印加するパルス状の高電圧の電圧を高く設定で
き、燃焼状態の判定精度に優れる。
【0020】パルス状の高電圧を印加する時点におい
て、検出電圧が既に制限値に達している場合は、高電圧
の印加を行なわない様にしているので、スパークプラグ
が誤って火花放電する事は無い。
【0021】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1に対応)を図
1に基づいて説明する。図1に示す様に、燃焼状態検出
装置を組み付けた単極ディストリビュータレスイグニッ
ションシステムA(四気筒ガソリンエンジン用)は、イ
グニッションコイル1、1…1と、これらイグニッショ
ンコイル1の一次巻線11に接続したバッテリ2、パワ
ートランジスタ3、3…3と、パワートランジスタ3、
3…3に点火信号411を送出するECU4(エンジン
コントロールコンピュータ)と、イグニッションコイル
1、1…1の二次巻線12に接続されるスパークプラグ
10、10…10と、高電圧パルス50を発生する高電
圧発生回路5と、電圧値制限手段であるツェナーダイオ
ード6と、二次高圧マイナス端子121の電位を分圧し
て検出する電圧検出回路7と、検出電圧70を入力する
燃焼状態判定回路8とを有する。
【0022】イグニッションコイル1、1…1(単極D
LIタイプ)は、本実施例では、薄い珪素鋼板を積層し
た鉄心に一次巻線11(巻数数百回)と二次巻線12
(巻数数万回)とを巻回して、樹脂(エポキシ等)封入
したケースに収容したものを採用し、一次端子111、
一次端子112と、二次高圧マイナス端子121、二次
高圧プラス端子122とをケース上面に独立して配設し
ている。
【0023】イグニッションコイル1、1…1の一次端
子111をバッテリ2のプラス端子21に接続し、一次
端子112をパワートランジスタ3のコレクタ31に接
続している。
【0024】イグニッションコイル1、1…1の二次高
圧プラス端子122を、ハイテンションコードを用い、
スパークプラグ10、10…10の中心電極側に接続し
ている。
【0025】各イグニッションコイル1の一次巻線11
に、バッテリ電流を断続して順繰りに流すパワートラン
ジスタ3、3…3は、ECU4から送出される点火信号
411に基づいてオン状態- オフ状態となり、オン状態
からオフ状態になった際、二次巻線12、12、…12
に数十kVの高電圧が発生する。尚、54は二次高圧マ
イナス端子121、121、…121の接地インピーダ
ンスを下げる為のダイオードである。
【0026】ECU4の点火信号発生部41は、エンジ
ン回転速度、水温、カムポジションセンサ等からの各信
号に基づいて最適点火時期を決定し、その最適点火時期
に火花放電が行われる様にパワートランジスタ3、3…
3に点火信号411を送出する。
【0027】更に、ECU4は、決定した点火時期に基
づいて、高電圧パルス50の送出すべき時期を決定し、
制御信号421を高電圧発生回路5に送出する。
【0028】スパークプラグ10、10…10は、ガソ
リンエンジンの各シリンダに一つずつ装着され、圧縮工
程中に、中心電極側にプラス電位の高電圧が印加されて
火花放電する。
【0029】高電圧発生回路5は、本実施例では、一次
巻線511の一次端子512をバッテリ2のプラス端子
21に接続したコイル51と、コレクタ521を内部接
続端子513に接続したパワートランジスタ52と、ア
ノードを二次端子514に接続しカソードを二次高圧マ
イナス端子121に接続したダイオード53とを有す
る。
【0030】コイル51は、本実施例では、巻線比が
1:100のものである。
【0031】パワートランジスタ52は、制御信号42
1に基づいてオン状態- オフ状態となり、オン状態から
オフ状態になった際、二次端子514に高電圧が発生す
る。
【0032】ダイオード53は、二次端子514に発生
した、正極性の高電圧パルス50として二次高圧マイナ
ス端子121に印加するとともに、スパークプラグ1
0、10…10点火用の高電圧が高電圧発生回路5に逆
流しない様にする為の逆流防止用の高耐電圧ダイオード
である。
【0033】コイル51の内部接続端子513- アース
間(コレクタ521- エミッタ間)に接続されるツェナ
ーダイオード6は、本実施例ではツェナー電圧が20V
のものであり、一次巻線511にかかる電圧を約20V
に制限している。
【0034】本実施例では、コイル51の巻線比を1:
100とし、ツェナー電圧が20Vのツェナーダイオー
ド6を使用する事により高電圧パルス50のピーク電圧
を2kV(所定値)に制限している。
【0035】電圧検出回路7は、一端をダイオード53
のカソード側に接続した小容量のコンデンサ71と、一
端をコンデンサ71の他端に接続し他端を接地した比較
的大容量のコンデンサ72と、コンデンサ72に並列接
続される高抵抗の抵抗73とにより構成される。
【0036】コンデンサ71、72の容量比により、高
電圧が分圧され、検出電圧70は燃焼状態判定回路8に
入力される。
【0037】燃焼状態判定回路8の減衰時間計測部81
は、高電圧パルス50の印加毎に現れる、各検出電圧7
0の減衰時間を計測する。そして、判定部82は、検出
電圧70の減衰具合に基づいて、スパークプラグ10、
10…10を配設した各シリンダの燃焼状態を判定す
る。
【0038】尚、シリンダ内で正常燃焼が行われると、
中心電極- 外側電極間の電気抵抗値が低くなるので、中
心電極- 外側電極間のプラグ電圧は早期に減衰し、検出
電圧70も早期に減衰する。又、失火が発生すると、中
心電極- 外側電極間の電気抵抗値が高いまま維持される
ので、プラグ電圧は緩やかに減衰し、検出電圧70も緩
やかに減衰する。
【0039】つぎに、本実施例の利点を述べる。 〔ア〕コイル51の巻線比を1:100とし、ツェナー
電圧が20Vのツェナーダイオード6を使用する事によ
り、高電圧パルス50のピーク電圧を、スパークプラグ
10、10…10が火花放電を起こさない程度にできる
だけ高い電圧(2kV)に制限している。
【0040】この為、高電圧パルス50によりスパーク
プラグ10、10…10が火花放電する事は無い。又、
火花放電を起こさない程度で、できるだけ高い電圧(2
kV)の高電圧パルス50をスパークプラグ10、10
…10に印加する事ができるので、燃焼状態の判定精度
に優れる。
【0041】つぎに、本発明の第2実施例(請求項2に
対応)を図2、図3に基づいて説明する。図2に示す様
に、燃焼状態検出装置を組み付けたディストリビュータ
式のイグニッションシステムB(四気筒ガソリンエンジ
ン用)は、イグニッションコイル1と、一次巻線13に
接続したバッテリ2、パワートランジスタ33と、点火
信号431、制御信号441を送出するECU4と、デ
ィストリビュータ15と、サイド・エレクトロード15
1側に接続されるスパークプラグ10、10…10と、
プラグ電圧を1/500に分圧する電圧検出回路7と、
燃焼状態判定回路8とを有する。
【0042】イグニッションコイル1で発生した高電圧
は、逆流防止用のダイオード16を介してセンター・エ
レクトロード152に伝わり、センタ・コンタクトピー
スからロータ153に印加され、サイド・エレクトロー
ド151に伝わり、ハイテンションコード160、16
0…160によりスパークプラグ10、10…10に配
電される。
【0043】ECU4は、エンジン回転速度、水温、カ
ムポジションセンサ等からの各信号に基づいて最適点火
時期を決定して点火信号431を送出し、点火信号43
1は抵抗35を介してトランジスタ33に入力される。
そして、回転するロータ153が、各気筒に装着したス
パークプラグ10、10…10が接続されているサイド
・エレクトロード151に向き合った際に、丁度、イグ
ニッションコイル1に高電圧が発生する様に設計されて
いる。
【0044】扇状となったロータ153の先端とサイド
・エレクトロード151との間には約0.5mmのギャ
ップがあるが、大気圧である為、点火用の高電圧は勿
論、パルス状の高電圧も僅かな損失で乗り越え、スパー
クプラグ10、10…10に到達する。
【0045】四サイクル・エンジンの場合は、クランク
シャフトが二回転すると一回の点火工程があるので、デ
ィストリビュータ15のロータ153は、エンジンのク
ランクシャフトが二回転する間に一回転する様にギア比
を決めている。
【0046】又、ECU4の制御信号発生部44は、点
火信号431に対応して、所定時間Hiレベル状態を維
持する制御信号441を送出し、点火信号431は抵抗
35を介してトランジスタ33に入力される(図3参
照)。
【0047】電圧値制限回路45は、検出電圧700を
監視するとともに、パルス状の高電圧の印加に起因する
検出電圧700が8V(4kVの高電圧に相当)に達す
ると、立ち下がり部がHiレベル側(点火信号431)
に食い込む高電圧制御パルス451を送出し、高電圧制
御パルス451は抵抗36を介してトランジスタ33に
入力される(図3参照)。
【0048】本実施例でも、燃焼状態判定回路8の減衰
時間計測部81は、パルス状の高電圧の印加毎に現れ
る、各検出電圧700の減衰時間を計測する。そして、
判定部82は、検出電圧70の減衰具合に基づいて、ス
パークプラグ10、10…10を配設した各シリンダの
燃焼状態を判定する。
【0049】つぎに、本実施例の利点を述べる。 〔イ〕電圧値制限回路45は、検出電圧700を監視す
るとともに、パルス状の高電圧の印加に起因する検出電
圧700が8Vに達すると高電圧制御パルス451を送
出して、高電圧のピーク電圧が4kV以内になる様に制
限している。
【0050】この為、高電圧の印加によりスパークプラ
グ10、10…10が火花放電する事は無い。又、火花
放電を起こさない程度で、できるだけ高い電圧(4k
V)のパルス状の高電圧を安定してスパークプラグ1
0、10…10に印加する事ができるので、燃焼状態の
判定精度に優れる。
【0051】本発明は、上記実施例以外に、次の実施態
様を含む。 a.高電圧のピークの所定値や検出電圧値の制限値は、
2kVや4kV(所定値)、8V(制限値)に限定され
ず、スパークプラグが火花放電しない程度の電圧であれ
ば良く、適宜、決めれば良い。
【0052】b.気筒数は、四気筒以外に、六気筒、八
気筒等でも良い。
【0053】c.電圧検出手段は、中心電極- 外側電極
間のプラグ電圧が低減して検出できれば、他の回路構成
であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る、燃焼状態検出装置
を組み付けた単極ディストリビュータレスイグニッショ
ンシステムの電気回路図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る、燃焼状態検出装置
を組み付けたディストリビュータ式のイグニッションシ
ステムの電気回路図である。
【図3】そのイグニッションシステムにおける、各信号
の波形図である。
【図4】従来技術に係る、燃焼状態検出装置を組み付け
た単極ディストリビュータレスイグニッションシステム
の電気回路図である。
【図5】従来技術に係る、燃焼状態検出装置を組み付け
たディストリビュータ式のイグニッションシステムの電
気回路図である。
【符号の説明】
1 イグニッションコイル 5 高電圧発生回路(高電圧印加手段) 6 ツェナーダイオード(電圧値制限手段) 7 電圧検出回路(電圧検出手段) 8 燃焼状態判定回路(燃焼状態検出手段) 10 スパークプラグ 11 一次巻線 50 高電圧パルス(高電圧) 70、700 検出電圧 A 単極ディストリビュータレスイグニッションシステ
ム(燃焼状態検出装置) B ディストリビュータ式のイグニッションシステム
(燃焼状態検出装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イグニッションコイルの一次巻線に流す
    一次電流の断続により二次巻線に点火用高電圧を発生さ
    せ、内燃機関の各気筒に装着した複数のスパークプラグ
    に前記点火用高電圧を印加するイグニッションシステム
    に組み付けられ、 火花放電終了後にパルス状の高電圧をスパークプラグに
    印加する高電圧印加手段と、 パルス状の高電圧のピークを、前記スパークプラグが火
    花放電しない程度に設定した所定値に制限する電圧値制
    限手段と、 中心電極- 外側電極間のプラグ電圧を低減して検出する
    電圧検出手段と、 パルス状の高電圧の印加に起因して生じる検出電圧の減
    衰特性に基づいて各気筒の燃焼状態を検出する燃焼状態
    検出手段とを備える燃焼状態検出装置。
  2. 【請求項2】 イグニッションコイルの一次巻線に流す
    一次電流の断続により二次巻線に点火用高電圧を発生さ
    せ、内燃機関の各気筒に装着した複数のスパークプラグ
    に前記点火用高電圧を印加するイグニッションシステム
    に組み付けられ、 火花放電終了後にパルス状の高電圧をスパークプラグに
    印加する高電圧印加手段と、 中心電極- 外側電極間のプラグ電圧を低減して検出する
    電圧検出手段とを備え、前記高電圧印加手段は、検出電
    圧を監視するとともに、パルス状の高電圧の印加で前記
    スパークプラグが火花放電を起こさない程度に設定した
    制限値以内に検出電圧値が維持される様にパルス状の高
    電圧を制御する燃焼状態検出装置。
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