JPH0721694A - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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- JPH0721694A JPH0721694A JP18314493A JP18314493A JPH0721694A JP H0721694 A JPH0721694 A JP H0721694A JP 18314493 A JP18314493 A JP 18314493A JP 18314493 A JP18314493 A JP 18314493A JP H0721694 A JPH0721694 A JP H0721694A
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- recording
- sampling clock
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 媒体の欠陥などが原因となる信号欠落の影響
を抑制でき、適切に記録データを再生できる情報記録再
生装置を提供することを目的としている。 【構成】 プリアンブル信号の記録ピットの前後のタイ
ミングでサンプリングした再生データの差分データに基
づいて、サンプリングクロックの遅延量を制御している
ので、記録ピットが得られない場合でも、サンプリング
クロックの遅延量を適切に制御することができる。ま
た、プリアンブル信号の記録領域に記録欠陥が生じてい
て、誤差が大きい差分データが得られたときには、その
差分データを用いないようにしているので、サンプリン
グクロックの遅延量をより精度よく制御することができ
る。また、上記差分データの平均値が所定値以下の場合
には、そのデータ記録領域を欠陥領域として判定してい
るので、より高精度の欠陥領域検出動作を行え、データ
の信頼性を向上することができる。
を抑制でき、適切に記録データを再生できる情報記録再
生装置を提供することを目的としている。 【構成】 プリアンブル信号の記録ピットの前後のタイ
ミングでサンプリングした再生データの差分データに基
づいて、サンプリングクロックの遅延量を制御している
ので、記録ピットが得られない場合でも、サンプリング
クロックの遅延量を適切に制御することができる。ま
た、プリアンブル信号の記録領域に記録欠陥が生じてい
て、誤差が大きい差分データが得られたときには、その
差分データを用いないようにしているので、サンプリン
グクロックの遅延量をより精度よく制御することができ
る。また、上記差分データの平均値が所定値以下の場合
には、そのデータ記録領域を欠陥領域として判定してい
るので、より高精度の欠陥領域検出動作を行え、データ
の信頼性を向上することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロックマークを含む
サーボパターンが一定間隔で記録媒体に記録されている
サンプリングサーボ方式により再生データのサンプリン
グクロックの位相を制御するとともに、そのサンプリン
グクロックでサンプリングした再生信号のレベルに基づ
いてサンプリングクロックの遅延時間を制御する情報記
録再生装置に関する。
サーボパターンが一定間隔で記録媒体に記録されている
サンプリングサーボ方式により再生データのサンプリン
グクロックの位相を制御するとともに、そのサンプリン
グクロックでサンプリングした再生信号のレベルに基づ
いてサンプリングクロックの遅延時間を制御する情報記
録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、光磁気ディスク装置など
において、サンプリングサーボ方式により再生データの
サンプリングクロックの位相を制御するとともに、デー
タ記録時に、所定領域に位相遅延量を測定するためのサ
ンプル信号を記録し、そのサンプル信号の再生レベルに
基づいてサンプリングクロックの遅延時間を制御する位
相制御装置としては、特開昭63−244448号公報
に開示された「位相制御回路」が提案されている。
において、サンプリングサーボ方式により再生データの
サンプリングクロックの位相を制御するとともに、デー
タ記録時に、所定領域に位相遅延量を測定するためのサ
ンプル信号を記録し、そのサンプル信号の再生レベルに
基づいてサンプリングクロックの遅延時間を制御する位
相制御装置としては、特開昭63−244448号公報
に開示された「位相制御回路」が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来装置では、サンプル信号を書込んだエリアに媒体の欠
陥などにより信号の欠落があった場合、そのサンプル信
号を得ることができないため、データの読出クロックを
位相制御が不可能になり、その結果、読出データにエラ
ーが多発するという不都合を生じる。
来装置では、サンプル信号を書込んだエリアに媒体の欠
陥などにより信号の欠落があった場合、そのサンプル信
号を得ることができないため、データの読出クロックを
位相制御が不可能になり、その結果、読出データにエラ
ーが多発するという不都合を生じる。
【0004】本発明は、かかる従来装置の不都合を解消
するためになされたものであり、媒体の欠陥などが原因
となる信号欠落の影響を抑制でき、適切に記録データを
再生できる情報記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
するためになされたものであり、媒体の欠陥などが原因
となる信号欠落の影響を抑制でき、適切に記録データを
再生できる情報記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、クロックマー
クを含むサーボパターンが一定間隔で記録媒体に記録さ
れているサンプリングサーボ方式により再生データのサ
ンプリングクロックの位相を制御するとともに、そのサ
ンプリングクロックでサンプリングした再生信号のレベ
ルに基づいてサンプリングクロックの遅延時間を制御す
る情報記録再生装置において、記録データに先立って少
なくとも1クロック前後に記録ピットがあらわれない所
定ビットパターンからなるプリアンブル信号を記録する
プリアンブル記録手段と、上記サンプリングクロックの
遅延時間の設定値を出力する遅延データ発生手段と、上
記プリアンブル信号の記録ピットの前後の上記サンプリ
ングクロックのタイミングで得られた再生データの信号
レベルの差分を検出する差分データ検出手段と、プリア
ンブル信号検出時、上記遅延データ発生手段から出力さ
せる遅延時間設定値を所定の複数ステップに周期的に順
次切り換えて上記サンプリングクロックの遅延時間を周
期的に切り換え、遅延時間設定値が同一値のときに上記
差分データ検出手段により検出された複数の差分データ
の平均値を算出し、その差分データの平均値に基づいて
上記サンプリングクロックの最適遅延量を算出し、プリ
アンブル信号検出後は、上記サンプリングクロックの遅
延量をその算出した最適遅延量に設定するとともに、上
記差分データの平均値が所定値以下になっているときに
は、そのデータ記録領域を欠陥領域として判定する制御
手段を備えたものである。
クを含むサーボパターンが一定間隔で記録媒体に記録さ
れているサンプリングサーボ方式により再生データのサ
ンプリングクロックの位相を制御するとともに、そのサ
ンプリングクロックでサンプリングした再生信号のレベ
ルに基づいてサンプリングクロックの遅延時間を制御す
る情報記録再生装置において、記録データに先立って少
なくとも1クロック前後に記録ピットがあらわれない所
定ビットパターンからなるプリアンブル信号を記録する
プリアンブル記録手段と、上記サンプリングクロックの
遅延時間の設定値を出力する遅延データ発生手段と、上
記プリアンブル信号の記録ピットの前後の上記サンプリ
ングクロックのタイミングで得られた再生データの信号
レベルの差分を検出する差分データ検出手段と、プリア
ンブル信号検出時、上記遅延データ発生手段から出力さ
せる遅延時間設定値を所定の複数ステップに周期的に順
次切り換えて上記サンプリングクロックの遅延時間を周
期的に切り換え、遅延時間設定値が同一値のときに上記
差分データ検出手段により検出された複数の差分データ
の平均値を算出し、その差分データの平均値に基づいて
上記サンプリングクロックの最適遅延量を算出し、プリ
アンブル信号検出後は、上記サンプリングクロックの遅
延量をその算出した最適遅延量に設定するとともに、上
記差分データの平均値が所定値以下になっているときに
は、そのデータ記録領域を欠陥領域として判定する制御
手段を備えたものである。
【0006】また、クロックマークを含むサーボパター
ンが一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリング
サーボ方式により再生データのサンプリングクロックの
位相を制御するとともに、そのサンプリングクロックで
サンプリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリ
ングクロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置に
おいて、記録データに先立って少なくとも1クロック前
後に記録ピットがあらわれない所定ビットパターンから
なるプリアンブル信号を記録するプリアンブル記録手段
と、上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出
力する遅延データ発生手段と、上記プリアンブル信号の
記録ピットの前後の上記サンプリングクロックのタイミ
ングで得られた再生データの信号レベルの差分を検出す
る差分データ検出手段と、プリアンブル信号検出時、上
記遅延データ発生手段から出力させる遅延時間設定値を
所定の複数ステップにかつ所定サンプリングクロック数
単位に周期的に順次切り換えて上記サンプリングクロッ
クの遅延時間を周期的に切り換えるとともに、遅延時間
設定値が同一値のときに上記差分データ検出手段が検出
した複数の差分データの平均値を算出し、その差分デー
タの平均値に基づいて上記サンプリングクロックの最適
遅延量を算出し、プリアンブル信号検出後は、上記サン
プリングクロックの遅延量をその算出した最適遅延量に
設定する一方、上記差分データの平均値が所定値以下に
なっているときには、そのデータ記録領域を欠陥領域と
して判定する制御手段を備えたものである。
ンが一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリング
サーボ方式により再生データのサンプリングクロックの
位相を制御するとともに、そのサンプリングクロックで
サンプリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリ
ングクロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置に
おいて、記録データに先立って少なくとも1クロック前
後に記録ピットがあらわれない所定ビットパターンから
なるプリアンブル信号を記録するプリアンブル記録手段
と、上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出
力する遅延データ発生手段と、上記プリアンブル信号の
記録ピットの前後の上記サンプリングクロックのタイミ
ングで得られた再生データの信号レベルの差分を検出す
る差分データ検出手段と、プリアンブル信号検出時、上
記遅延データ発生手段から出力させる遅延時間設定値を
所定の複数ステップにかつ所定サンプリングクロック数
単位に周期的に順次切り換えて上記サンプリングクロッ
クの遅延時間を周期的に切り換えるとともに、遅延時間
設定値が同一値のときに上記差分データ検出手段が検出
した複数の差分データの平均値を算出し、その差分デー
タの平均値に基づいて上記サンプリングクロックの最適
遅延量を算出し、プリアンブル信号検出後は、上記サン
プリングクロックの遅延量をその算出した最適遅延量に
設定する一方、上記差分データの平均値が所定値以下に
なっているときには、そのデータ記録領域を欠陥領域と
して判定する制御手段を備えたものである。
【0007】また、クロックマークを含むサーボパター
ンが一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリング
サーボ方式により再生データのサンプリングクロックの
位相を制御するとともに、そのサンプリングクロックで
サンプリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリ
ングクロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置に
おいて、記録データに先立って少なくとも1クロック前
後に記録ピットがあらわれない所定ビットパターンから
なるプリアンブル信号を記録するプリアンブル記録手段
と、上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出
力する遅延データ発生手段と、上記プリアンブル信号の
記録ピットの前後の上記サンプリングクロックのタイミ
ングで得られた再生データの信号レベルの差分を検出す
る差分データ検出手段と、この差分データ検出手段から
出力された差分データの大きさが所定の範囲内にあるこ
とを判別する差分データ判別手段と、プリアンブル信号
検出時、上記遅延データ発生手段から出力させる遅延時
間設定値を所定の複数ステップに周期的に順次切り換え
て上記サンプリングクロックの遅延時間を周期的に切り
換えるとともに、上記差分データ判別手段から判別出力
があるときに上記差分データ検出手段により検出された
差分データを入力し、その入力した差分データに基づい
て遅延時間設定値が同一値の差分データの平均値を算出
し、その差分データの平均値に基づいて上記サンプリン
グクロックの最適遅延量を算出し、プリアンブル信号検
出後は、上記サンプリングクロックの遅延量をその算出
した最適遅延量に設定する一方、上記差分データの平均
値が所定値以下になっているときには、そのデータ記録
領域を欠陥領域として判定する制御手段を備えたもので
ある。
ンが一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリング
サーボ方式により再生データのサンプリングクロックの
位相を制御するとともに、そのサンプリングクロックで
サンプリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリ
ングクロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置に
おいて、記録データに先立って少なくとも1クロック前
後に記録ピットがあらわれない所定ビットパターンから
なるプリアンブル信号を記録するプリアンブル記録手段
と、上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出
力する遅延データ発生手段と、上記プリアンブル信号の
記録ピットの前後の上記サンプリングクロックのタイミ
ングで得られた再生データの信号レベルの差分を検出す
る差分データ検出手段と、この差分データ検出手段から
出力された差分データの大きさが所定の範囲内にあるこ
とを判別する差分データ判別手段と、プリアンブル信号
検出時、上記遅延データ発生手段から出力させる遅延時
間設定値を所定の複数ステップに周期的に順次切り換え
て上記サンプリングクロックの遅延時間を周期的に切り
換えるとともに、上記差分データ判別手段から判別出力
があるときに上記差分データ検出手段により検出された
差分データを入力し、その入力した差分データに基づい
て遅延時間設定値が同一値の差分データの平均値を算出
し、その差分データの平均値に基づいて上記サンプリン
グクロックの最適遅延量を算出し、プリアンブル信号検
出後は、上記サンプリングクロックの遅延量をその算出
した最適遅延量に設定する一方、上記差分データの平均
値が所定値以下になっているときには、そのデータ記録
領域を欠陥領域として判定する制御手段を備えたもので
ある。
【0008】また、クロックマークを含むサーボパター
ンが一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリング
サーボ方式により再生データのサンプリングクロックの
位相を制御するとともに、そのサンプリングクロックで
サンプリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリ
ングクロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置に
おいて、記録データに先立って少なくとも1クロック前
後に記録ピットがあらわれない所定ビットパターンから
なるプリアンブル信号を記録するプリアンブル記録手段
と、上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出
力する遅延データ発生手段と、上記プリアンブル信号の
記録ピットの前後の上記サンプリングクロックのタイミ
ングで得られた再生データの信号レベルの差分を検出す
る差分データ検出手段と、この差分データ検出手段から
出力された差分データの大きさが所定の範囲内にあるこ
とを判別する差分データ判別手段と、プリアンブル信号
検出時、上記遅延データ発生手段から出力させる遅延時
間設定値を所定の複数ステップにかつ所定サンプリング
クロック数単位に周期的に順次切り換えて上記サンプリ
ングクロックの遅延時間を周期的に切り換えるととも
に、上記差分データ判別手段から判別出力があるときに
上記差分データ検出手段により検出された差分データを
入力し、その入力した差分データに基づいて遅延時間設
定値が同一値のときの差分データの平均値を算出し、そ
の差分データの平均値に基づいて上記サンプリングクロ
ックの最適遅延量を算出し、プリアンブル信号検出後
は、上記サンプリングクロックの遅延量をその算出した
最適遅延量に設定する一方、上記差分データの平均値が
所定値以下になっているときには、そのデータ記録領域
を欠陥領域として判定する制御手段を備えたものであ
る。
ンが一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリング
サーボ方式により再生データのサンプリングクロックの
位相を制御するとともに、そのサンプリングクロックで
サンプリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリ
ングクロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置に
おいて、記録データに先立って少なくとも1クロック前
後に記録ピットがあらわれない所定ビットパターンから
なるプリアンブル信号を記録するプリアンブル記録手段
と、上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出
力する遅延データ発生手段と、上記プリアンブル信号の
記録ピットの前後の上記サンプリングクロックのタイミ
ングで得られた再生データの信号レベルの差分を検出す
る差分データ検出手段と、この差分データ検出手段から
出力された差分データの大きさが所定の範囲内にあるこ
とを判別する差分データ判別手段と、プリアンブル信号
検出時、上記遅延データ発生手段から出力させる遅延時
間設定値を所定の複数ステップにかつ所定サンプリング
クロック数単位に周期的に順次切り換えて上記サンプリ
ングクロックの遅延時間を周期的に切り換えるととも
に、上記差分データ判別手段から判別出力があるときに
上記差分データ検出手段により検出された差分データを
入力し、その入力した差分データに基づいて遅延時間設
定値が同一値のときの差分データの平均値を算出し、そ
の差分データの平均値に基づいて上記サンプリングクロ
ックの最適遅延量を算出し、プリアンブル信号検出後
は、上記サンプリングクロックの遅延量をその算出した
最適遅延量に設定する一方、上記差分データの平均値が
所定値以下になっているときには、そのデータ記録領域
を欠陥領域として判定する制御手段を備えたものであ
る。
【0009】
【作用】したがって、プリアンブル信号の記録ピットの
前後のタイミングでサンプリングした再生データの差分
データに基づいて、サンプリングクロックの遅延量を制
御しているので、記録ピットが得られない場合でも、サ
ンプリングクロックの遅延量を適切に制御することがで
きる。また、プリアンブル信号の記録領域に記録欠陥が
生じていて、誤差が大きい差分データが得られたときに
は、その差分データを用いないようにしているので、サ
ンプリングクロックの遅延量をより精度よく制御するこ
とができる。また、上記差分データの平均値が所定値以
下の場合には、そのデータ記録領域を欠陥領域として判
定しているので、より高精度の欠陥領域検出動作を行
え、データの信頼性を向上することができる。
前後のタイミングでサンプリングした再生データの差分
データに基づいて、サンプリングクロックの遅延量を制
御しているので、記録ピットが得られない場合でも、サ
ンプリングクロックの遅延量を適切に制御することがで
きる。また、プリアンブル信号の記録領域に記録欠陥が
生じていて、誤差が大きい差分データが得られたときに
は、その差分データを用いないようにしているので、サ
ンプリングクロックの遅延量をより精度よく制御するこ
とができる。また、上記差分データの平均値が所定値以
下の場合には、そのデータ記録領域を欠陥領域として判
定しているので、より高精度の欠陥領域検出動作を行
え、データの信頼性を向上することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例を適用する光磁気
ディスクを示している。
ディスクを示している。
【0012】この光磁気ディスク1には、同心円状に所
定ピッチで記録トラックTKが形成されており、角速度
一定で回転駆動され、その記録トラックTKには、図2
に示すように、サンプリングサーボのための2バイト長
のサーボエリアSBAと、16バイト長のデータエリア
DTAが交互に配置されている。
定ピッチで記録トラックTKが形成されており、角速度
一定で回転駆動され、その記録トラックTKには、図2
に示すように、サンプリングサーボのための2バイト長
のサーボエリアSBAと、16バイト長のデータエリア
DTAが交互に配置されている。
【0013】このサーボエリアSBAには、図3(a)
に示すように、記録トラックTKの中心LCに接してそ
れぞれ反対側に並ぶように千鳥状に配置されたピットP
A,PB、および、記録トラックTKの中心LCに中心
が一致するように配置されたピットPCが記録されてい
る。
に示すように、記録トラックTKの中心LCに接してそ
れぞれ反対側に並ぶように千鳥状に配置されたピットP
A,PB、および、記録トラックTKの中心LCに中心
が一致するように配置されたピットPCが記録されてい
る。
【0014】そして、再生信号RF(同図(b)参照)
のうち、ピットPA,PBのタイミングの再生レベルに
基づいて、光ピックアップ(図示略)のレーザビーム
(図示略)のトラッキング誤差が検出され、そのトラッ
キング誤差に基づき、レーザビームを記録トラックTK
の中心LCに一致させるトラッキングサーボ制御が行な
われる。
のうち、ピットPA,PBのタイミングの再生レベルに
基づいて、光ピックアップ(図示略)のレーザビーム
(図示略)のトラッキング誤差が検出され、そのトラッ
キング誤差に基づき、レーザビームを記録トラックTK
の中心LCに一致させるトラッキングサーボ制御が行な
われる。
【0015】また、ピットPCのタイミングの再生レベ
ルに基づいて、再生信号RFをサンプリングするための
サンプリングクロック(後述)の位相制御が行なわれ
る。
ルに基づいて、再生信号RFをサンプリングするための
サンプリングクロック(後述)の位相制御が行なわれ
る。
【0016】また、ピットPA,PBとピットPCの中
間のタイミングで、光ピックアップのレーザビームのフ
ォーカシング誤差が検出され、そのフォーカシング誤差
に基づき、レーザビームの焦点を記録トラックTKに一
致させるためのフォーカシングサーボ制御が行なわれ
る。
間のタイミングで、光ピックアップのレーザビームのフ
ォーカシング誤差が検出され、そのフォーカシング誤差
に基づき、レーザビームの焦点を記録トラックTKに一
致させるためのフォーカシングサーボ制御が行なわれ
る。
【0017】一方、データエリアDTAは、所定数(例
えば、32)の所定長のセクタに分割されており、それ
ぞれのセクタは、図4(a)に示すように、おのおのの
セクタを識別するためのアドレスエリアSSA(例え
ば、16バイト)、および、所定データ長(例えば、6
72バイト)のユーザデータエリアUDTからなる。
えば、32)の所定長のセクタに分割されており、それ
ぞれのセクタは、図4(a)に示すように、おのおのの
セクタを識別するためのアドレスエリアSSA(例え
ば、16バイト)、および、所定データ長(例えば、6
72バイト)のユーザデータエリアUDTからなる。
【0018】また、アドレスエリアSSAには、同図
(b)に示すように、セクタの先頭をあらわす所定ビッ
トパターンからなるセクタマークSM(1バイト長)、
セクタを識別するためのアドレスがセットされるセクタ
アドレスSA(1バイト長)、記録トラックTKを識別
するためのトラックアドレスの上位桁をあらわすトラッ
クアドレス上位桁情報TAH(1バイト長)、トラック
アドレスの下位桁をあらわすトラックアドレス下位桁情
報TAL(1バイト長)、トラックアドレス下位桁情報
TALのビットパターンを反転したデータ(1の補数)
がセットされるトラックアドレス下位桁反転情報CTA
L(1バイト長)、トラックアドレス上位桁情報TAH
のビットパターンを反転したデータがセットされるトラ
ックアドレス上位桁反転情報CTAH(1バイト長)、
セクタアドレスSAのビットパターンを反転したデータ
がセットされるセクタアドレス反転情報CSA(1バイ
ト長)、1バイト長のギャップGAP、および、所定ビ
ットパターンからなる8バイト長のプリアンブル信号か
らなる。
(b)に示すように、セクタの先頭をあらわす所定ビッ
トパターンからなるセクタマークSM(1バイト長)、
セクタを識別するためのアドレスがセットされるセクタ
アドレスSA(1バイト長)、記録トラックTKを識別
するためのトラックアドレスの上位桁をあらわすトラッ
クアドレス上位桁情報TAH(1バイト長)、トラック
アドレスの下位桁をあらわすトラックアドレス下位桁情
報TAL(1バイト長)、トラックアドレス下位桁情報
TALのビットパターンを反転したデータ(1の補数)
がセットされるトラックアドレス下位桁反転情報CTA
L(1バイト長)、トラックアドレス上位桁情報TAH
のビットパターンを反転したデータがセットされるトラ
ックアドレス上位桁反転情報CTAH(1バイト長)、
セクタアドレスSAのビットパターンを反転したデータ
がセットされるセクタアドレス反転情報CSA(1バイ
ト長)、1バイト長のギャップGAP、および、所定ビ
ットパターンからなる8バイト長のプリアンブル信号か
らなる。
【0019】ここで、トラックアドレス下位桁反転情報
CTAL、トラックアドレス上位桁反転情報CTAH、
および、セクタアドレス反転情報CSAは、それぞれト
ラックアドレス下位桁情報TAL、トラックアドレス上
位桁情報TAH、および、セクタアドレスSAの内容の
検査を行なうためのものである。
CTAL、トラックアドレス上位桁反転情報CTAH、
および、セクタアドレス反転情報CSAは、それぞれト
ラックアドレス下位桁情報TAL、トラックアドレス上
位桁情報TAH、および、セクタアドレスSAの内容の
検査を行なうためのものである。
【0020】プリアンブル信号のビットパターンは、そ
の記録ピットの前後に少なくとも1クロック以上の空間
に記録ピットがあらわれないようなデータパターンであ
り、例えば、図5(a)に示すように、「010010
0100100100…」からなる。また、この場合、
同図(b)に示すように、データ1にピットが形成され
る記録変調規則を用いている。また、このプリアンブル
信号の記録ピットを再生して得られる再生信号RFは、
同図(c)に示すように変化する。なお、この場合、1
5クロックが1バイト長に相当する。
の記録ピットの前後に少なくとも1クロック以上の空間
に記録ピットがあらわれないようなデータパターンであ
り、例えば、図5(a)に示すように、「010010
0100100100…」からなる。また、この場合、
同図(b)に示すように、データ1にピットが形成され
る記録変調規則を用いている。また、このプリアンブル
信号の記録ピットを再生して得られる再生信号RFは、
同図(c)に示すように変化する。なお、この場合、1
5クロックが1バイト長に相当する。
【0021】さて、アドレスエリアSSAに記録される
データのうち、セクタマークSM、セクタアドレスS
A、トラックアドレス上位桁情報TAH、トラックアド
レス下位桁情報TAL、トラックアドレス下位桁反転情
報CTAL、トラックアドレス上位桁反転情報CTA
H、および、セクタアドレス反転情報CSAは、あらか
じめ光磁気ディスク1に記録されており、プリアンブル
信号は、データ記録時に、記録データを書込む直前に、
データ記録のために用いられる光ピックアップ装置を用
いて記録される。
データのうち、セクタマークSM、セクタアドレスS
A、トラックアドレス上位桁情報TAH、トラックアド
レス下位桁情報TAL、トラックアドレス下位桁反転情
報CTAL、トラックアドレス上位桁反転情報CTA
H、および、セクタアドレス反転情報CSAは、あらか
じめ光磁気ディスク1に記録されており、プリアンブル
信号は、データ記録時に、記録データを書込む直前に、
データ記録のために用いられる光ピックアップ装置を用
いて記録される。
【0022】このようにして、プリアンブル信号はデー
タ記録と同じ系で連続的に記録されるので、プリアンブ
ル信号のサンプリングクロックと記録データのサンプリ
ングクロックは、同一位相になる。また、そのサンプリ
ングクロックの位相は、サーボエリアSBAのピットP
Cの再生信号RFを二値化した二値化信号(クロックマ
ーク)の立上がり端を基準として位相制御される。
タ記録と同じ系で連続的に記録されるので、プリアンブ
ル信号のサンプリングクロックと記録データのサンプリ
ングクロックは、同一位相になる。また、そのサンプリ
ングクロックの位相は、サーボエリアSBAのピットP
Cの再生信号RFを二値化した二値化信号(クロックマ
ーク)の立上がり端を基準として位相制御される。
【0023】一方、データ再生時には、基本的には、サ
ーボエリアSBAのピットPCの再生信号RFを二値化
した二値化信号(クロックマーク)の立上がり端を基準
として位相制御されたサンプリングクロックを用いて、
再生信号RFをサンプリングし、再生データを形成す
る。
ーボエリアSBAのピットPCの再生信号RFを二値化
した二値化信号(クロックマーク)の立上がり端を基準
として位相制御されたサンプリングクロックを用いて、
再生信号RFをサンプリングし、再生データを形成す
る。
【0024】また、データ記録時におけるデータ記録系
の状態、あるいは、生成したクロックマークに含まれる
ピークシフトなどが原因して、データ再生時のサンプリ
ングクロックとデータ記録時のサンプリングクロックで
は、位相誤差が生じているので、さらに、プリアンブル
信号を検出してサンプリングクロックを位相微調整し、
そのサンプリングクロックを次のユーザデータエリアU
DTのデータ再生時に用いるようにしている。
の状態、あるいは、生成したクロックマークに含まれる
ピークシフトなどが原因して、データ再生時のサンプリ
ングクロックとデータ記録時のサンプリングクロックで
は、位相誤差が生じているので、さらに、プリアンブル
信号を検出してサンプリングクロックを位相微調整し、
そのサンプリングクロックを次のユーザデータエリアU
DTのデータ再生時に用いるようにしている。
【0025】本発明で行なうサンプリングクロックの位
相微調整について、図6および図7に基づいて説明す
る。
相微調整について、図6および図7に基づいて説明す
る。
【0026】例えば、記録トラックTKに記録された記
録ピット(図6(a)参照)の再生信号RF(図6
(b)参照)のタイミングに対して、図6(d)に示す
ように、サンプリングクロックが遅れている状態では、
記録ピットの直前のタイミングで発生したサンプリング
クロックで再生信号RFをサンプリングして得たサンプ
ル値FL1,FL2,…は、記録ピットの直後のタイミ
ングで発生したサンプリングクロックで再生信号RFを
サンプリングして得たサンプル値FR1,FR2,…よ
りもその値が大きい。
録ピット(図6(a)参照)の再生信号RF(図6
(b)参照)のタイミングに対して、図6(d)に示す
ように、サンプリングクロックが遅れている状態では、
記録ピットの直前のタイミングで発生したサンプリング
クロックで再生信号RFをサンプリングして得たサンプ
ル値FL1,FL2,…は、記録ピットの直後のタイミ
ングで発生したサンプリングクロックで再生信号RFを
サンプリングして得たサンプル値FR1,FR2,…よ
りもその値が大きい。
【0027】また、記録トラックTKに記録された記録
ピットの再生信号RF(図6(e)参照)のタイミング
に対して、図6(f)に示すように、サンプリングクロ
ックが進んでいる状態では、記録ピットの直前のタイミ
ングで発生したサンプリングクロックで再生信号RFを
サンプリングして得たサンプル値FL1,FL2,…
は、記録ピットの直後のタイミングで発生したサンプリ
ングクロックで再生信号RFをサンプリングして得たサ
ンプル値FR1,FR2,…よりもその値が小さい。
ピットの再生信号RF(図6(e)参照)のタイミング
に対して、図6(f)に示すように、サンプリングクロ
ックが進んでいる状態では、記録ピットの直前のタイミ
ングで発生したサンプリングクロックで再生信号RFを
サンプリングして得たサンプル値FL1,FL2,…
は、記録ピットの直後のタイミングで発生したサンプリ
ングクロックで再生信号RFをサンプリングして得たサ
ンプル値FR1,FR2,…よりもその値が小さい。
【0028】また、記録トラックTKに記録された記録
ピットの再生信号RF(図7(c)参照)のタイミング
に対して、図7(d)に示すように、サンプリングクロ
ックが一致している状態では、記録ピットの直前のタイ
ミングで発生したサンプリングクロックで再生信号RF
をサンプリングして得たサンプル値FL1,FL2,…
と、記録ピットの直後のタイミングで発生したサンプリ
ングクロックで再生信号RFをサンプリングして得たサ
ンプル値FR1,FR2,…の値が等しい。
ピットの再生信号RF(図7(c)参照)のタイミング
に対して、図7(d)に示すように、サンプリングクロ
ックが一致している状態では、記録ピットの直前のタイ
ミングで発生したサンプリングクロックで再生信号RF
をサンプリングして得たサンプル値FL1,FL2,…
と、記録ピットの直後のタイミングで発生したサンプリ
ングクロックで再生信号RFをサンプリングして得たサ
ンプル値FR1,FR2,…の値が等しい。
【0029】したがって、記録ピットの再生信号RFの
タイミングの前後で発生したサンプリングクロックでサ
ンプリングして得たサンプル値FL1,FL2,…,F
R1,FR2,…のレベルの差分を算出することで、デ
ータ記録時のサンプリングクロックとデータ再生時のサ
ンプリングクロックの位相誤差を判定することができ
る。
タイミングの前後で発生したサンプリングクロックでサ
ンプリングして得たサンプル値FL1,FL2,…,F
R1,FR2,…のレベルの差分を算出することで、デ
ータ記録時のサンプリングクロックとデータ再生時のサ
ンプリングクロックの位相誤差を判定することができ
る。
【0030】そこで、本実施例では、まず、図8(a)
〜(e)および図9に示すように、プリアンブル信号を
検出している期間で、サンプリングクロックを遅延する
時間を、プリアンブル信号の奇数バイト目では3クロッ
ク周期毎にD1,D2,D3,D4,D5に順次変化
し、プリアンブル信号の偶数バイト目では3クロック周
期毎にD5,D4,D3,D2,D1に順次変化する。
ここで、D1<D2<D3<D4<D5である。
〜(e)および図9に示すように、プリアンブル信号を
検出している期間で、サンプリングクロックを遅延する
時間を、プリアンブル信号の奇数バイト目では3クロッ
ク周期毎にD1,D2,D3,D4,D5に順次変化
し、プリアンブル信号の偶数バイト目では3クロック周
期毎にD5,D4,D3,D2,D1に順次変化する。
ここで、D1<D2<D3<D4<D5である。
【0031】そして、おのおののサンプリングクロック
について、上述したサンプル値FL1,FL2,…,F
R1,FR2,…のレベルの差分を算出し、同一の遅延
時間でのレベルの差分の平均値を算出する。
について、上述したサンプル値FL1,FL2,…,F
R1,FR2,…のレベルの差分を算出し、同一の遅延
時間でのレベルの差分の平均値を算出する。
【0032】ここで、例えば、図10に示したように、
横軸に遅延時間をとり、縦軸に差分データ平均値δをと
ったグラフを考え、このグラフに実際に検出した遅延時
間と差分データ平均値δの関係をプロットし、それらの
プロット点を通る近似直線LLを形成する。
横軸に遅延時間をとり、縦軸に差分データ平均値δをと
ったグラフを考え、このグラフに実際に検出した遅延時
間と差分データ平均値δの関係をプロットし、それらの
プロット点を通る近似直線LLを形成する。
【0033】そして、この近似直線LLが横軸と交差す
る点を考えると、この点の横軸の値が、差分データ平均
値δが0になる遅延時間、すなわち、データ再生時のサ
ンプリングクロックとデータ記録時のサンプリングクロ
ックの位相差を0にする遅延時間に等しい。
る点を考えると、この点の横軸の値が、差分データ平均
値δが0になる遅延時間、すなわち、データ再生時のサ
ンプリングクロックとデータ記録時のサンプリングクロ
ックの位相差を0にする遅延時間に等しい。
【0034】このように、プリアンブル信号を検出して
いる期間でサンプリングクロックの遅延時間を順次変更
して、それぞれ、記録ピットの再生信号RFのタイミン
グの前後で発生したサンプリングクロックでサンプリン
グして得たサンプル値FL1,FL2,…,FR1,F
R2,…のレベルの差分を形成するとともに、同一の遅
延時間で得られた差分の平均値を算出し、それらの遅延
時間と差分データ平均値に基づき直線近似演算を実行
し、さらに、その演算結果に基づき差分データ平均値が
0に一致するときの遅延時間を算出することで、サンプ
リングクロックの位相微調整値を得ることができる。
いる期間でサンプリングクロックの遅延時間を順次変更
して、それぞれ、記録ピットの再生信号RFのタイミン
グの前後で発生したサンプリングクロックでサンプリン
グして得たサンプル値FL1,FL2,…,FR1,F
R2,…のレベルの差分を形成するとともに、同一の遅
延時間で得られた差分の平均値を算出し、それらの遅延
時間と差分データ平均値に基づき直線近似演算を実行
し、さらに、その演算結果に基づき差分データ平均値が
0に一致するときの遅延時間を算出することで、サンプ
リングクロックの位相微調整値を得ることができる。
【0035】図11は、本発明の一実施例にかかる光磁
気ディスク装置の制御系の要部を示している。
気ディスク装置の制御系の要部を示している。
【0036】同図において、光ピックアップ装置2は、
光磁気ディスク1にデータを記録/再生/消去するため
のものであり、データ記録再生部3は、光ピックアップ
装置2を用いてデータの記録/再生/消去動作を実行す
るためのものである。
光磁気ディスク1にデータを記録/再生/消去するため
のものであり、データ記録再生部3は、光ピックアップ
装置2を用いてデータの記録/再生/消去動作を実行す
るためのものである。
【0037】制御部4は、この光磁気ディスク装置の各
部の動作を制御するためのものであり、データ記録再生
部3に記録データWDを出力するとともに、データ記録
再生部3から出力される再生データRDを入力する。ま
た、データ記録再生部3との間では、さらに他の信号を
やりとりする。
部の動作を制御するためのものであり、データ記録再生
部3に記録データWDを出力するとともに、データ記録
再生部3から出力される再生データRDを入力する。ま
た、データ記録再生部3との間では、さらに他の信号を
やりとりする。
【0038】バッファメモリ5は、記録データWDおよ
び再生データRDを一時的に蓄積するためのものであ
り、ホストインタフェース回路6は、この光磁気ディス
ク装置を外部記憶装置として用いるホスト装置との間
で、種々のデータをやりとりするためのものである。
び再生データRDを一時的に蓄積するためのものであ
り、ホストインタフェース回路6は、この光磁気ディス
ク装置を外部記憶装置として用いるホスト装置との間
で、種々のデータをやりとりするためのものである。
【0039】シーク系7は、光ピックアップ装置2を光
磁気ディスク1の半径方向に移動するためのものであ
り、スピンドルモータ系8は、光磁気ディスク1を所定
速度で回転駆動するためのものである。
磁気ディスク1の半径方向に移動するためのものであ
り、スピンドルモータ系8は、光磁気ディスク1を所定
速度で回転駆動するためのものである。
【0040】図12は、データ記録再生部3の一例を示
している。
している。
【0041】図において、光ピックアップ装置2より得
られる再生信号RFは、二値化回路10およびアナログ
/デジタル変換器11に加えられている。
られる再生信号RFは、二値化回路10およびアナログ
/デジタル変換器11に加えられている。
【0042】二値化回路10は、再生信号RFを二値化
して再生パルス信号DPに変換するものであり、その再
生パルス信号DPは、同期信号抽出部12に加えられて
いる。
して再生パルス信号DPに変換するものであり、その再
生パルス信号DPは、同期信号抽出部12に加えられて
いる。
【0043】同期検出抽出部12は、再生パルス信号D
Pに基づいてセクタマークSMやクロックマークなどの
同期信号を検出するためのものであり、その検出モード
はタイミング発生部13により設定され、検出結果はタ
イミング発生部13に通知されるとともに、クロックマ
ークを検出したとき、そのクロックマークの信号CM
は、PLL(Phase Locked Loop)回
路14に加えられる。
Pに基づいてセクタマークSMやクロックマークなどの
同期信号を検出するためのものであり、その検出モード
はタイミング発生部13により設定され、検出結果はタ
イミング発生部13に通知されるとともに、クロックマ
ークを検出したとき、そのクロックマークの信号CM
は、PLL(Phase Locked Loop)回
路14に加えられる。
【0044】PLL回路14は、所定周波数のサンプリ
ングクロックSPを発生するとともに、そのサンプリン
グクロックSPの位相を、入力した信号CMに同期する
ものであり、そのサンプリングクロックSPは、書込制
御部15に加えられるとともに、可変遅延線16を介し
て所定量遅延された状態で、サンプリングクロックSP
aとしてアナログ/デジタル変換器11に加えられてい
る。
ングクロックSPを発生するとともに、そのサンプリン
グクロックSPの位相を、入力した信号CMに同期する
ものであり、そのサンプリングクロックSPは、書込制
御部15に加えられるとともに、可変遅延線16を介し
て所定量遅延された状態で、サンプリングクロックSP
aとしてアナログ/デジタル変換器11に加えられてい
る。
【0045】アナログ/デジタル変換器11は、サンプ
リングクロックSPaが加えられるタイミングで入力さ
れる再生信号RFをサンプリングし、その値を所定のデ
ジタル再生データDFに変換するものであり、そのデジ
タル再生データDFは、復調器17に加えられるととも
に、差分検出部18に加えられている。
リングクロックSPaが加えられるタイミングで入力さ
れる再生信号RFをサンプリングし、その値を所定のデ
ジタル再生データDFに変換するものであり、そのデジ
タル再生データDFは、復調器17に加えられるととも
に、差分検出部18に加えられている。
【0046】差分検出部18は、タイミング発生部13
より指定されたタイミングで、記録ピットの再生信号R
Fのタイミングの前後で発生したサンプリングクロック
SPaでサンプリングして得たデジタル再生データDF
の差分を順次算出するものであり、それによって得られ
た差分データDdは、平均値計算部19に加えられる。
より指定されたタイミングで、記録ピットの再生信号R
Fのタイミングの前後で発生したサンプリングクロック
SPaでサンプリングして得たデジタル再生データDF
の差分を順次算出するものであり、それによって得られ
た差分データDdは、平均値計算部19に加えられる。
【0047】平均値計算部19は、タイミング発生部1
3より指定された遅延時間に対応して、差分検出部18
が算出した差分データDdを分類して記憶するととも
に、おのおのの遅延時間毎に、記憶した複数個の差分デ
ータDdの平均値を算出するものであり、その計算結果
は、差分平均値データAVとして直線近似計算部20に
加えられている。また、平均値計算部19は、算出した
差分データDdの平均値の絶対値が、所定値よりも小さ
いことを検出すると、異常検出信号ZRを形成し、この
異常検出信号RZを制御部4に出力する。
3より指定された遅延時間に対応して、差分検出部18
が算出した差分データDdを分類して記憶するととも
に、おのおのの遅延時間毎に、記憶した複数個の差分デ
ータDdの平均値を算出するものであり、その計算結果
は、差分平均値データAVとして直線近似計算部20に
加えられている。また、平均値計算部19は、算出した
差分データDdの平均値の絶対値が、所定値よりも小さ
いことを検出すると、異常検出信号ZRを形成し、この
異常検出信号RZを制御部4に出力する。
【0048】直線近似計算部20は、差分平均値データ
AVに基づいて、上述した近似直線LLを算出するもの
であり、その演算結果は、ゼロ位相遅延量計算部21に
加えられている。
AVに基づいて、上述した近似直線LLを算出するもの
であり、その演算結果は、ゼロ位相遅延量計算部21に
加えられている。
【0049】ゼロ位相遅延量計算部21は、直線近似計
算部20の計算結果に基づいて、差分データDdの値が
0になる遅延量を計算するものであり、その計算結果
は、ゼロ位相遅延量指令値Dzとして切換器22の1つ
の入力端に加えられている。
算部20の計算結果に基づいて、差分データDdの値が
0になる遅延量を計算するものであり、その計算結果
は、ゼロ位相遅延量指令値Dzとして切換器22の1つ
の入力端に加えられている。
【0050】遅延量発生部23は、可変遅延線16の遅
延量を指定する遅延量指令値Dxを発生するとともに、
タイミング発生部13の指令により、遅延量指令値Dx
の値を適宜に変更するものであり、その遅延量指令値D
xは、切換器22の1つの入力端に加えられているとと
もに、制御部4に出力されている。
延量を指定する遅延量指令値Dxを発生するとともに、
タイミング発生部13の指令により、遅延量指令値Dx
の値を適宜に変更するものであり、その遅延量指令値D
xは、切換器22の1つの入力端に加えられているとと
もに、制御部4に出力されている。
【0051】切換器22は、タイミング発生部13の指
令により、ゼロ位相遅延量指令値Dzまたは遅延量指令
値Dxのいずれか一方を選択するとともに、制御部4か
ら選択信号SSが出力されると、制御部4から出力され
ている遅延量指令値Dyを選択するものであり、その選
択されたゼロ位相遅延量指令値Dz、遅延量指令値D
x、または、遅延量指令値Dyは、可変遅延線16の遅
延量指令値入力端に加えられている。
令により、ゼロ位相遅延量指令値Dzまたは遅延量指令
値Dxのいずれか一方を選択するとともに、制御部4か
ら選択信号SSが出力されると、制御部4から出力され
ている遅延量指令値Dyを選択するものであり、その選
択されたゼロ位相遅延量指令値Dz、遅延量指令値D
x、または、遅延量指令値Dyは、可変遅延線16の遅
延量指令値入力端に加えられている。
【0052】また、復調器17は、デジタル再生データ
DFに基づいて、読出データRRを形成するものであ
り、その読出データRRは、誤り検出訂正部24に加え
られている。
DFに基づいて、読出データRRを形成するものであ
り、その読出データRRは、誤り検出訂正部24に加え
られている。
【0053】誤り検出訂正回路31は、読出データRR
を入力すると、所定の誤り訂正処理を実行して、その処
理結果の再生データRDを順次出力する。また、そのと
きの1処理単位の処理を終了すると、誤り検出訂正回路
31は、そのときに検出したデータエラーの個数をあら
わすエラー信号ECを形成し、そのエラー信号ECを制
御部4に出力する。
を入力すると、所定の誤り訂正処理を実行して、その処
理結果の再生データRDを順次出力する。また、そのと
きの1処理単位の処理を終了すると、誤り検出訂正回路
31は、そのときに検出したデータエラーの個数をあら
わすエラー信号ECを形成し、そのエラー信号ECを制
御部4に出力する。
【0054】また、制御部4から出力される記録データ
WDは、誤り訂正符号化部25によって、所定の誤り訂
正符号が付加された態様の記録データWDcに変換さ
れ、この記録データWDcは、書込制御部15に加えら
れている。書込制御部15は、サンプリングクロックS
Pに同期して、記録データWDcの内容に基づき、光ピ
ックアップ装置2の光源である半導体レーザ素子(図示
略)を駆動するための記録信号WSを形成するものであ
り、その記録信号WSは、光ピックアップ装置2に加え
られている。
WDは、誤り訂正符号化部25によって、所定の誤り訂
正符号が付加された態様の記録データWDcに変換さ
れ、この記録データWDcは、書込制御部15に加えら
れている。書込制御部15は、サンプリングクロックS
Pに同期して、記録データWDcの内容に基づき、光ピ
ックアップ装置2の光源である半導体レーザ素子(図示
略)を駆動するための記録信号WSを形成するものであ
り、その記録信号WSは、光ピックアップ装置2に加え
られている。
【0055】以上の構成で、セクタデータの読み出しを
開始するとき、タイミング発生部13は、同期信号抽出
部12をセクタマークSMの検出状態に設定する。
開始するとき、タイミング発生部13は、同期信号抽出
部12をセクタマークSMの検出状態に設定する。
【0056】これにより、光ピックアップ装置2がセク
タマークSMを読み取ると、セクタマークSMのデータ
パターンが、二値化回路10より出力される再生パルス
信号DPにあらわれ、それにより、同期信号抽出部12
がセクタマークSMを検出し、セクタマークSMを検出
した旨をあらわす検出信号が同期信号抽出部12からタ
イミング発生部13に出力される。
タマークSMを読み取ると、セクタマークSMのデータ
パターンが、二値化回路10より出力される再生パルス
信号DPにあらわれ、それにより、同期信号抽出部12
がセクタマークSMを検出し、セクタマークSMを検出
した旨をあらわす検出信号が同期信号抽出部12からタ
イミング発生部13に出力される。
【0057】それにより、タイミング発生部13は、セ
クタマークSMの検出タイミングから、次のサーボエリ
アSBAのピットPCの検出タイミングを想定し、その
想定タイミングで検出ウィンドを同期信号抽出部12に
出力して、クロックマーク(ピットPC)の検出動作を
行なわせる。同期信号抽出部12がクロックマークを検
出できなければ、再度セクタマークSMの検出に戻り、
再度、同期信号抽出部12にクロックマークを検出させ
る。
クタマークSMの検出タイミングから、次のサーボエリ
アSBAのピットPCの検出タイミングを想定し、その
想定タイミングで検出ウィンドを同期信号抽出部12に
出力して、クロックマーク(ピットPC)の検出動作を
行なわせる。同期信号抽出部12がクロックマークを検
出できなければ、再度セクタマークSMの検出に戻り、
再度、同期信号抽出部12にクロックマークを検出させ
る。
【0058】同期信号抽出部12がクロックマークを検
出できると、それから、同期信号抽出部12にクロック
マーク信号CMの出力を指定する。
出できると、それから、同期信号抽出部12にクロック
マーク信号CMの出力を指定する。
【0059】これにより、それ以降では、同期信号抽出
部12がクロックマークを検出すると、そのタイミング
でクロックマーク信号CMがPLL回路14に出力さ
れ、この動作が繰り返されて、サンプリングクロックS
Pのクロックマーク信号CMに対する位相同期の引き込
みが完了する。
部12がクロックマークを検出すると、そのタイミング
でクロックマーク信号CMがPLL回路14に出力さ
れ、この動作が繰り返されて、サンプリングクロックS
Pのクロックマーク信号CMに対する位相同期の引き込
みが完了する。
【0060】このようにして、サンプリングクロックS
Pがクロックマークに位相同期した状態で、タイミング
発生部13は、図13に示すように、プリアンブル信号
の検出開始タイミングからプリアンブル信号の読み取り
期間T1(8バイト長に相当する時間)の間、切換器2
2により遅延量指令値Dxを選択させるとともに、遅延
量発生部23から発生させる遅延量指令値Dxを、プリ
アンブル信号の奇数バイト目では3クロック周期毎に時
間D1,D2,D3,D4,D5に対応した値に順次変
化し、プリアンブル信号の偶数バイト目では3クロック
周期毎に時間D5,D4,D3,D2,D1に対応した
値に順次変化する。それとともに、タイミング発生部1
3は、差分検出部18の動作を開始させ、また、平均値
計算部19に、順次変化する遅延時間の設定値を通知す
る。
Pがクロックマークに位相同期した状態で、タイミング
発生部13は、図13に示すように、プリアンブル信号
の検出開始タイミングからプリアンブル信号の読み取り
期間T1(8バイト長に相当する時間)の間、切換器2
2により遅延量指令値Dxを選択させるとともに、遅延
量発生部23から発生させる遅延量指令値Dxを、プリ
アンブル信号の奇数バイト目では3クロック周期毎に時
間D1,D2,D3,D4,D5に対応した値に順次変
化し、プリアンブル信号の偶数バイト目では3クロック
周期毎に時間D5,D4,D3,D2,D1に対応した
値に順次変化する。それとともに、タイミング発生部1
3は、差分検出部18の動作を開始させ、また、平均値
計算部19に、順次変化する遅延時間の設定値を通知す
る。
【0061】それによって、サンプリングクロックSP
の遅延量が順次変化するとともに、それぞれの遅延時間
に対して、記録ピットの再生信号RFのタイミングの前
後で発生したサンプリングクロックSPaでサンプリン
グして得たデジタル再生データDFの差分が差分検出部
18によって演算され、その差分データDdが順次平均
値計算部19に出力される。
の遅延量が順次変化するとともに、それぞれの遅延時間
に対して、記録ピットの再生信号RFのタイミングの前
後で発生したサンプリングクロックSPaでサンプリン
グして得たデジタル再生データDFの差分が差分検出部
18によって演算され、その差分データDdが順次平均
値計算部19に出力される。
【0062】このようにして、プリアンブル信号の読み
取り期間T1の間で得られた差分データDdが平均値計
算部19に入力され、この平均値計算部19により、お
のおのの遅延時間D1,D2,D3,D4,D5に関す
る差分平均値データAVが算出されて直線近似計算部2
0に出力される。そして、上述したように、直線近似計
算部20が近似直線LLを演算し、その演算結果を用い
て、ゼロ位相遅延量計算部21がゼロ位相遅延量を算出
する。これらの平均値計算部19、直線近似計算部20
およびゼロ位相遅延量計算部21の計算は、少なくと
も、次のサーボエリアSBAの読み取りに要する期間T
2の間に終了する。
取り期間T1の間で得られた差分データDdが平均値計
算部19に入力され、この平均値計算部19により、お
のおのの遅延時間D1,D2,D3,D4,D5に関す
る差分平均値データAVが算出されて直線近似計算部2
0に出力される。そして、上述したように、直線近似計
算部20が近似直線LLを演算し、その演算結果を用い
て、ゼロ位相遅延量計算部21がゼロ位相遅延量を算出
する。これらの平均値計算部19、直線近似計算部20
およびゼロ位相遅延量計算部21の計算は、少なくと
も、次のサーボエリアSBAの読み取りに要する期間T
2の間に終了する。
【0063】この期間T2を経過すると、タイミング発
生部13は、切換器22にゼロ位相遅延量計算部21か
ら出力されるゼロ位相遅延量指令値Dzを選択させ、次
のデータエリアDTA以降、そのセクタが終了するまで
の期間T3では、その状態を保持する。
生部13は、切換器22にゼロ位相遅延量計算部21か
ら出力されるゼロ位相遅延量指令値Dzを選択させ、次
のデータエリアDTA以降、そのセクタが終了するまで
の期間T3では、その状態を保持する。
【0064】これにより、ゼロ位相遅延量計算部21で
計算されたゼロ位相遅延量に対応したゼロ位相遅延量指
令値Dzが、可変遅延線16に加えられるので、可変遅
延線16から出力されるサンプリングクロックSPa
は、サンプリングクロックSPをゼロ位相遅延量だけ遅
延したものとなる。
計算されたゼロ位相遅延量に対応したゼロ位相遅延量指
令値Dzが、可変遅延線16に加えられるので、可変遅
延線16から出力されるサンプリングクロックSPa
は、サンプリングクロックSPをゼロ位相遅延量だけ遅
延したものとなる。
【0065】それにより、ユーザデータエリアUDTを
読み取るときの再生信号RFは、データ記録時のサンプ
リングクロックと同一タイミングのサンプリングクロッ
クSPaでサンプリングされ、デジタル再生データDF
として復調器17に加えられるので、復調器17は、適
切にデータ復調を行なうことができ、読出データRRが
適切に形成され、それにより、誤り検出訂正部24から
出力される再生データRDの値の信頼性がより高くな
る。
読み取るときの再生信号RFは、データ記録時のサンプ
リングクロックと同一タイミングのサンプリングクロッ
クSPaでサンプリングされ、デジタル再生データDF
として復調器17に加えられるので、復調器17は、適
切にデータ復調を行なうことができ、読出データRRが
適切に形成され、それにより、誤り検出訂正部24から
出力される再生データRDの値の信頼性がより高くな
る。
【0066】このようにして、本実施例では、クロック
マークで位相同期されたサンプリングクロックSPを、
さらに、可変遅延線16によって位相微調整し、データ
記録時のサンプリングクロックに完全に位相同期したサ
ンプリングクロックSPaを形成し、このサンプリング
クロックSPaによりアナログ/デジタル変換器11の
サンプリング動作を行なっているので、適切に読出デー
タRRが得られる。
マークで位相同期されたサンプリングクロックSPを、
さらに、可変遅延線16によって位相微調整し、データ
記録時のサンプリングクロックに完全に位相同期したサ
ンプリングクロックSPaを形成し、このサンプリング
クロックSPaによりアナログ/デジタル変換器11の
サンプリング動作を行なっているので、適切に読出デー
タRRが得られる。
【0067】また、プリアンブル信号の記録ピットの再
生信号RFのタイミングの前後で発生したサンプリング
クロックSPaでサンプリングして得た複数のデジタル
再生データDFの差分に基づいて、位相微調整する制御
量を算出しているので、光磁気ディスク1の欠陥などに
よってプリアンブル信号の記録ピットが欠落しているよ
うな状態でも、適切に制御量を算出することができる。
生信号RFのタイミングの前後で発生したサンプリング
クロックSPaでサンプリングして得た複数のデジタル
再生データDFの差分に基づいて、位相微調整する制御
量を算出しているので、光磁気ディスク1の欠陥などに
よってプリアンブル信号の記録ピットが欠落しているよ
うな状態でも、適切に制御量を算出することができる。
【0068】また、この場合には、位相微調整する制御
量を算出するときに、サンプリングクロックSPaの遅
延時間を、プリアンブル信号の奇数バイトでは、3クロ
ック期間ずつ時間D1,D2,D3,D4,D5の順に
変化するとともに、プリアンブル信号の偶数バイトで
は、時間D5,D4,D3,D2,D1の順に変化して
いるので、媒体欠陥などが原因となって、プリアンブル
信号の記録ピットが周期的な欠落しているような状態で
も、差分データを得ることができ、信頼性の高い制御量
を得ることができる。
量を算出するときに、サンプリングクロックSPaの遅
延時間を、プリアンブル信号の奇数バイトでは、3クロ
ック期間ずつ時間D1,D2,D3,D4,D5の順に
変化するとともに、プリアンブル信号の偶数バイトで
は、時間D5,D4,D3,D2,D1の順に変化して
いるので、媒体欠陥などが原因となって、プリアンブル
信号の記録ピットが周期的な欠落しているような状態で
も、差分データを得ることができ、信頼性の高い制御量
を得ることができる。
【0069】ところが、図14(a),(b)に示すよ
うに、プリアンブル信号の記録ピットの記録領域にバー
スト上の欠陥が生じているときには、同図(c)に示す
ように、再生信号RFがほぼ一定値でほとんど変化しな
い状態になる。
うに、プリアンブル信号の記録ピットの記録領域にバー
スト上の欠陥が生じているときには、同図(c)に示す
ように、再生信号RFがほぼ一定値でほとんど変化しな
い状態になる。
【0070】この場合には、上述したサンプリング動作
で得られるサンプル値の大きさがほとんど同じ値になる
ため、平均値計算部19で計算されて得られる差分平均
値データAVの値がほぼゼロになる。
で得られるサンプル値の大きさがほとんど同じ値になる
ため、平均値計算部19で計算されて得られる差分平均
値データAVの値がほぼゼロになる。
【0071】このようにして、差分平均値データAVの
値がほぼゼロになると、図15,16,17,18に示
したように、直線近似計算部20で算出される近似直線
が、図10に示したような直線LLではなく、折れ線L
L’のような態様になるので、当然のことながら、ゼロ
位相遅延量計算部21は、適切なゼロ位相遅延量指令値
Dzを算出することができなくなる。
値がほぼゼロになると、図15,16,17,18に示
したように、直線近似計算部20で算出される近似直線
が、図10に示したような直線LLではなく、折れ線L
L’のような態様になるので、当然のことながら、ゼロ
位相遅延量計算部21は、適切なゼロ位相遅延量指令値
Dzを算出することができなくなる。
【0072】そこで、本実施例では、かかる事態を生じ
ると、そのときにアクセスしたセクタを欠陥セクタとし
て判定し、そのセクタに対して、データ記録時にはセク
タ代替処理を適用するとともに、データ再生時には、最
も安定したサンプル状態を試行錯誤的に形成し、その状
態で再生したデータを、別の代替セクタに記録するよう
にしている。
ると、そのときにアクセスしたセクタを欠陥セクタとし
て判定し、そのセクタに対して、データ記録時にはセク
タ代替処理を適用するとともに、データ再生時には、最
も安定したサンプル状態を試行錯誤的に形成し、その状
態で再生したデータを、別の代替セクタに記録するよう
にしている。
【0073】図17は、1処理単位のデータ記録時に、
制御部4が実行する処理の一例を示している。
制御部4が実行する処理の一例を示している。
【0074】まず、目的のセクタをシークし(処理10
1)、1セクタ分のデータ記録動作を実行し(処理10
2)、その記録データを再生する(処理103)。この
データ再生動作中に、平均値計算部19により、差分デ
ータDdの平均値の絶対値が所定値よりも小さいことが
検出されて、平均値計算部19から異常検出信号ZRが
2つ以上出力されていて、それらの出力されたときの遅
延量指令値Dxの値が2種類以上あるかどうかを調べる
(判断104)。
1)、1セクタ分のデータ記録動作を実行し(処理10
2)、その記録データを再生する(処理103)。この
データ再生動作中に、平均値計算部19により、差分デ
ータDdの平均値の絶対値が所定値よりも小さいことが
検出されて、平均値計算部19から異常検出信号ZRが
2つ以上出力されていて、それらの出力されたときの遅
延量指令値Dxの値が2種類以上あるかどうかを調べる
(判断104)。
【0075】判断104の結果がNOになるときには、
プリアンブル信号には異常がなかった状態なので、再生
したデータと元の記録データを比較するデータ検査(ベ
リファイ動作)を実行し(処理105)、このデータ記
録が正常に行われているかどうかを調べる(判断10
6)。
プリアンブル信号には異常がなかった状態なので、再生
したデータと元の記録データを比較するデータ検査(ベ
リファイ動作)を実行し(処理105)、このデータ記
録が正常に行われているかどうかを調べる(判断10
6)。
【0076】また、プリアンブル信号の記録ピットの記
録領域にバースト上の欠陥が生じているときで、判断1
04の結果がYESになるとき、または、再生したデー
タにエラーが生じていて、判断106の結果がNOにな
るときには、そのときのセクタデータを所定の他の代替
セクタに記録する所定のセクタ代替処理を実行する(処
理107)。
録領域にバースト上の欠陥が生じているときで、判断1
04の結果がYESになるとき、または、再生したデー
タにエラーが生じていて、判断106の結果がNOにな
るときには、そのときのセクタデータを所定の他の代替
セクタに記録する所定のセクタ代替処理を実行する(処
理107)。
【0077】このようにして、データ記録時に、プリア
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト上の欠陥
が生じていることを検出した場合には、セクタ代替処理
を起動して、欠陥のないセクタにデータを記録させるこ
とで、データ記録の信頼性を向上できるようにしてい
る。
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト上の欠陥
が生じていることを検出した場合には、セクタ代替処理
を起動して、欠陥のないセクタにデータを記録させるこ
とで、データ記録の信頼性を向上できるようにしてい
る。
【0078】図18は、1処理単位のデータ読み出し時
に、制御部4が実行する処理の一例を示している。
に、制御部4が実行する処理の一例を示している。
【0079】まず、目的のセクタをシークして(処理2
01)、データを再生する(処理202)。このときデ
ータ再生時に、異常検出信号ZRを検出した場合には、
そのときの遅延量指令値Dxの値をサンプリングして保
存する。
01)、データを再生する(処理202)。このときデ
ータ再生時に、異常検出信号ZRを検出した場合には、
そのときの遅延量指令値Dxの値をサンプリングして保
存する。
【0080】このデータ再生時に、異常検出信号ZRを
検出しているかどうかを調べ(判断203)、判断20
3の結果がYESになるときには、その検出数が2つ以
上で、かつ、それらの出力されたときの遅延量指令値D
xの値が2種類以上あるかどうかを調べる(判断20
4)。判断203の結果がNOになるとき、および、判
断204の結果がNOになるときには、正常なデータ再
生動作が行われた場合なので、そのときの再生データを
出力する(処理205)。
検出しているかどうかを調べ(判断203)、判断20
3の結果がYESになるときには、その検出数が2つ以
上で、かつ、それらの出力されたときの遅延量指令値D
xの値が2種類以上あるかどうかを調べる(判断20
4)。判断203の結果がNOになるとき、および、判
断204の結果がNOになるときには、正常なデータ再
生動作が行われた場合なので、そのときの再生データを
出力する(処理205)。
【0081】また、判断204の結果がYESになると
きには、データ再生動作が正常には行われなかった場合
であり、この場合には、次のようにして、データを回復
する。
きには、データ再生動作が正常には行われなかった場合
であり、この場合には、次のようにして、データを回復
する。
【0082】まず、保存している遅延量指令値Dxの値
を1つ選択し(処理206)、その選択値を遅延量指令
値Dyにセットした後に(処理207)、選択信号SS
を出力して切換器22に遅延量指令値Dyを選択させ
(処理208)、この状態で、そのときのエラー状態の
セクタのデータ再生動作を実行して(処理209)、こ
のときのデータエラー信号ECの値を入力する(処理2
10)。
を1つ選択し(処理206)、その選択値を遅延量指令
値Dyにセットした後に(処理207)、選択信号SS
を出力して切換器22に遅延量指令値Dyを選択させ
(処理208)、この状態で、そのときのエラー状態の
セクタのデータ再生動作を実行して(処理209)、こ
のときのデータエラー信号ECの値を入力する(処理2
10)。
【0083】そして、保存している遅延量指令値Dxの
値の全てについてデータ再生動作が終了したかどうかを
調べ(判断211)、判断211の結果がNOになると
きには、処理206に戻り、新たな遅延量指令値Dxを
選択して、再度データ再生動作を実行し、データエラー
信号ECを入力する。
値の全てについてデータ再生動作が終了したかどうかを
調べ(判断211)、判断211の結果がNOになると
きには、処理206に戻り、新たな遅延量指令値Dxを
選択して、再度データ再生動作を実行し、データエラー
信号ECを入力する。
【0084】保存している遅延量指令値Dxの値の全て
についてデータ再生動作が終了した場合で、判断211
の結果がYESになるときには、そのときに得たデータ
エラー信号ECの値が最小になる遅延量の値、すなわ
ち、最も信頼性の高いデータを再生可能な遅延量の値を
判定して、その遅延量を遅延量指令値Dyにセットし
(処理212)、その状態で、データ再生動作を実行す
る(処理213)。
についてデータ再生動作が終了した場合で、判断211
の結果がYESになるときには、そのときに得たデータ
エラー信号ECの値が最小になる遅延量の値、すなわ
ち、最も信頼性の高いデータを再生可能な遅延量の値を
判定して、その遅延量を遅延量指令値Dyにセットし
(処理212)、その状態で、データ再生動作を実行す
る(処理213)。
【0085】このようにして、最終的に得たデータにつ
いては、このデータを別の代替セクタに記録するセクタ
代替処理を実行するとともに(処理214)、処理20
5に移行し、そのデータを再生データとして出力する。
いては、このデータを別の代替セクタに記録するセクタ
代替処理を実行するとともに(処理214)、処理20
5に移行し、そのデータを再生データとして出力する。
【0086】このようにして、データ再生時に、プリア
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト状の欠陥
が生じていることを検出した場合には、ゼロ位相遅延量
に近く、かつ、最もデータエラーが少ない場合の再生デ
ータを有効なデータとして用いるとともに、その最終的
に得た再生データを、欠陥のないセクタにデータを記録
させることで、データ記録の信頼性を向上できるように
している。
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト状の欠陥
が生じていることを検出した場合には、ゼロ位相遅延量
に近く、かつ、最もデータエラーが少ない場合の再生デ
ータを有効なデータとして用いるとともに、その最終的
に得た再生データを、欠陥のないセクタにデータを記録
させることで、データ記録の信頼性を向上できるように
している。
【0087】さて、例えば、図19(a)〜(e)に示
したように、プリアンブル信号の記録領域に媒体欠陥M
Mを生じていて、プリアンブル信号の5番目の記録ピッ
トの再生信号RFのサンプル値FL5に誤差が生じてい
る場合、この5番目の記録ピットのサンプル値FL5と
サンプル値FR5の差分データが他の差分データに比べ
て格段に大きな値になり、その結果、図20に示すよう
に、遅延時間D5に対応した差分データ平均値δ5’の
値が、他の遅延時間D1,D2,D3,D4に対応した
差分データ平均値よりも突出する。
したように、プリアンブル信号の記録領域に媒体欠陥M
Mを生じていて、プリアンブル信号の5番目の記録ピッ
トの再生信号RFのサンプル値FL5に誤差が生じてい
る場合、この5番目の記録ピットのサンプル値FL5と
サンプル値FR5の差分データが他の差分データに比べ
て格段に大きな値になり、その結果、図20に示すよう
に、遅延時間D5に対応した差分データ平均値δ5’の
値が、他の遅延時間D1,D2,D3,D4に対応した
差分データ平均値よりも突出する。
【0088】このために、この場合、上述した図10の
実施例の方法により形成される近似直線は、図20に示
した直線LL1’のようになり、この近似直線LL1’
を用いて算出されるゼロ位相遅延量には、媒体欠陥MM
がない場合に得られる差分データ平均値δ5を用いて形
成される近似直線LL1に基づいて算出されるゼロ位相
遅延量に比べて誤差EDを含む。
実施例の方法により形成される近似直線は、図20に示
した直線LL1’のようになり、この近似直線LL1’
を用いて算出されるゼロ位相遅延量には、媒体欠陥MM
がない場合に得られる差分データ平均値δ5を用いて形
成される近似直線LL1に基づいて算出されるゼロ位相
遅延量に比べて誤差EDを含む。
【0089】このように、プリアンブル信号の記録領域
に媒体欠陥MMを生じていて、プリアンブル信号の記録
ピットの再生信号RFのサンプル値に誤差が生じている
場合、上述した実施例の方法では、得られたゼロ位相遅
延量に誤差を生じることがある。
に媒体欠陥MMを生じていて、プリアンブル信号の記録
ピットの再生信号RFのサンプル値に誤差が生じている
場合、上述した実施例の方法では、得られたゼロ位相遅
延量に誤差を生じることがある。
【0090】かかる事態を回避するには、例えば、サン
プル値の差分データの適正範囲を規定し(±δt)、近
似直線を算出するときには、この適正範囲を超えるよう
な差分データを用いないようにすればよい。
プル値の差分データの適正範囲を規定し(±δt)、近
似直線を算出するときには、この適正範囲を超えるよう
な差分データを用いないようにすればよい。
【0091】図21は、本発明の他の実施例にかかるデ
ータ記録再生部3を示している。なお、同図において、
図12と同一部分、および、相当する部分には、同一符
号を付している。
ータ記録再生部3を示している。なお、同図において、
図12と同一部分、および、相当する部分には、同一符
号を付している。
【0092】同図において、差分検出部18は、タイミ
ング発生部13より指定されたタイミングで、記録ピッ
トの再生信号RFのタイミングの前後で発生したサンプ
リングクロックSPaでサンプリングして得たデジタル
再生データDFの差分を順次算出するものであり、それ
によって得られた差分データDdは、平均値計算部19
および差分判別部26に加えられる。
ング発生部13より指定されたタイミングで、記録ピッ
トの再生信号RFのタイミングの前後で発生したサンプ
リングクロックSPaでサンプリングして得たデジタル
再生データDFの差分を順次算出するものであり、それ
によって得られた差分データDdは、平均値計算部19
および差分判別部26に加えられる。
【0093】差分判別部26は、差分データDdが所定
の適正範囲に入っているかどうかを判別するものであ
り、差分データDdが所定の適正範囲に入っていると判
別したときには、判別信号SSを平均値計算部19に出
力する。また、差分判別部26は、1つのプリアンブル
信号の検出期間について、判別信号SSの数を計数し、
その計数値が所定値以下の場合には異常検出信号EDを
形成し、この異常検出信号EDを制御部4に出力する。
の適正範囲に入っているかどうかを判別するものであ
り、差分データDdが所定の適正範囲に入っていると判
別したときには、判別信号SSを平均値計算部19に出
力する。また、差分判別部26は、1つのプリアンブル
信号の検出期間について、判別信号SSの数を計数し、
その計数値が所定値以下の場合には異常検出信号EDを
形成し、この異常検出信号EDを制御部4に出力する。
【0094】平均値計算部19は、差分判別部25から
判別信号SSが出力されているときに入力した差分デー
タDdに基づいて、上述した平均値計算動作を実行して
差分平均値データAVを算出するものであり、その演算
結果は、直線近似計算部20に加えられている。また、
平均値計算部19は、算出した差分データDdの平均値
の絶対値が、所定値よりも小さいことを検出すると、異
常検出信号ZRを形成し、この異常検出信号RZを制御
部4に出力する。
判別信号SSが出力されているときに入力した差分デー
タDdに基づいて、上述した平均値計算動作を実行して
差分平均値データAVを算出するものであり、その演算
結果は、直線近似計算部20に加えられている。また、
平均値計算部19は、算出した差分データDdの平均値
の絶対値が、所定値よりも小さいことを検出すると、異
常検出信号ZRを形成し、この異常検出信号RZを制御
部4に出力する。
【0095】以上の構成で、セクタデータの読み出しを
開始するとき、タイミング発生部13は、上述した実施
例と同様に、まず、同期信号抽出部12にセクタマーク
SMを検出させ、クロックマーク(ピットPC)の検出
動作を行なわせ、サンプリングクロックSPのクロック
マーク信号CMに対する位相同期の引き込み動作を行な
わせる。
開始するとき、タイミング発生部13は、上述した実施
例と同様に、まず、同期信号抽出部12にセクタマーク
SMを検出させ、クロックマーク(ピットPC)の検出
動作を行なわせ、サンプリングクロックSPのクロック
マーク信号CMに対する位相同期の引き込み動作を行な
わせる。
【0096】このようにして、サンプリングクロックS
Pがクロックマークに位相同期した状態で、タイミング
発生部13は、プリアンブル信号の検出開始タイミング
からプリアンブル信号の読み取り期間T1の間、切換器
22により遅延量指令値Dxを選択させるとともに、遅
延量発生部23から発生させる遅延量指令値Dxを、プ
リアンブル信号の奇数バイト目では3クロック周期毎に
時間D1,D2,D3,D4,D5に対応した値に順次
変化し、プリアンブル信号の偶数バイト目では3クロッ
ク周期毎に時間D5,D4,D3,D2,D1に対応し
た値に順次変化する。それとともに、タイミング発生部
13は、差分検出部18の動作を開始させ、また、平均
値計算部19に、順次変化する遅延時間の設定値を通知
する。
Pがクロックマークに位相同期した状態で、タイミング
発生部13は、プリアンブル信号の検出開始タイミング
からプリアンブル信号の読み取り期間T1の間、切換器
22により遅延量指令値Dxを選択させるとともに、遅
延量発生部23から発生させる遅延量指令値Dxを、プ
リアンブル信号の奇数バイト目では3クロック周期毎に
時間D1,D2,D3,D4,D5に対応した値に順次
変化し、プリアンブル信号の偶数バイト目では3クロッ
ク周期毎に時間D5,D4,D3,D2,D1に対応し
た値に順次変化する。それとともに、タイミング発生部
13は、差分検出部18の動作を開始させ、また、平均
値計算部19に、順次変化する遅延時間の設定値を通知
する。
【0097】それによって、サンプリングクロックSP
の遅延量が順次変化するとともに、それぞれの遅延時間
に対して、記録ピットの再生信号RFのタイミングの前
後で発生したサンプリングクロックSPaでサンプリン
グして得たデジタル再生データDFの差分が差分検出部
18によって演算され、その差分データDdが順次平均
値計算部19に出力される。また、差分判別部25は、
その差分データDdのうち、適正範囲内の値であると判
定したものについては、判定信号SSを平均値計算部1
9に出力する。
の遅延量が順次変化するとともに、それぞれの遅延時間
に対して、記録ピットの再生信号RFのタイミングの前
後で発生したサンプリングクロックSPaでサンプリン
グして得たデジタル再生データDFの差分が差分検出部
18によって演算され、その差分データDdが順次平均
値計算部19に出力される。また、差分判別部25は、
その差分データDdのうち、適正範囲内の値であると判
定したものについては、判定信号SSを平均値計算部1
9に出力する。
【0098】このようにして、プリアンブル信号の読み
取り期間T1の間で得られた差分データDdのうち、差
分判別部25が適正範囲内の値であると判定したものの
みが平均値計算部19に入力され、この平均値計算部1
9により、おのおのの遅延時間D1,D2,D3,D
4,D5に関する差分平均値データAVが算出されて直
線近似計算部20に出力される。そして、上述したよう
に、直線近似計算部20が近似直線LLを演算し、その
演算結果を用いて、ゼロ位相遅延量計算部21がゼロ位
相遅延量を算出する。これらの平均値計算部19、直線
近似計算部20およびゼロ位相遅延量計算部21の計算
は、少なくとも、次のサーボエリアSBAの読み取りに
要する期間T2の間に終了する。
取り期間T1の間で得られた差分データDdのうち、差
分判別部25が適正範囲内の値であると判定したものの
みが平均値計算部19に入力され、この平均値計算部1
9により、おのおのの遅延時間D1,D2,D3,D
4,D5に関する差分平均値データAVが算出されて直
線近似計算部20に出力される。そして、上述したよう
に、直線近似計算部20が近似直線LLを演算し、その
演算結果を用いて、ゼロ位相遅延量計算部21がゼロ位
相遅延量を算出する。これらの平均値計算部19、直線
近似計算部20およびゼロ位相遅延量計算部21の計算
は、少なくとも、次のサーボエリアSBAの読み取りに
要する期間T2の間に終了する。
【0099】この期間T2を経過すると、タイミング発
生部13は、切換器22にゼロ位相遅延量計算部21か
ら出力されるゼロ位相遅延量指令値Dzを選択させ、次
のデータエリアDTA以降、そのセクタが終了するまで
の期間T3では、その状態を保持する。
生部13は、切換器22にゼロ位相遅延量計算部21か
ら出力されるゼロ位相遅延量指令値Dzを選択させ、次
のデータエリアDTA以降、そのセクタが終了するまで
の期間T3では、その状態を保持する。
【0100】これにより、ゼロ位相遅延量計算部21で
計算されたゼロ位相遅延量に対応したゼロ位相遅延量指
令値Dzが、可変遅延線16に加えられるので、可変遅
延線16から出力されるサンプリングクロックSPa
は、サンプリングクロックSPをゼロ位相遅延量だけ遅
延したものとなる。
計算されたゼロ位相遅延量に対応したゼロ位相遅延量指
令値Dzが、可変遅延線16に加えられるので、可変遅
延線16から出力されるサンプリングクロックSPa
は、サンプリングクロックSPをゼロ位相遅延量だけ遅
延したものとなる。
【0101】それにより、ユーザデータエリアUDTを
読み取るときの再生信号RFは、データ記録時のサンプ
リングクロックと同一タイミングのサンプリングクロッ
クSPaでサンプリングされ、デジタル再生データDF
として復調器17に加えられるので、復調器17は、適
切にデータ復調を行なうことができ、読出データRRが
適切に形成され、それにより、誤り検出訂正部24から
出力される再生データRDの値の信頼性がより高くな
る。
読み取るときの再生信号RFは、データ記録時のサンプ
リングクロックと同一タイミングのサンプリングクロッ
クSPaでサンプリングされ、デジタル再生データDF
として復調器17に加えられるので、復調器17は、適
切にデータ復調を行なうことができ、読出データRRが
適切に形成され、それにより、誤り検出訂正部24から
出力される再生データRDの値の信頼性がより高くな
る。
【0102】このようにして、本実施例では、クロック
マークで位相同期されたサンプリングクロックSPを、
さらに、可変遅延線16によって位相微調整し、データ
記録時のサンプリングクロックに完全に位相同期したサ
ンプリングクロックSPaを形成し、このサンプリング
クロックSPaによりアナログ/デジタル変換器11の
サンプリング動作を行なっているので、適切な読出デー
タRRを得ることができる。
マークで位相同期されたサンプリングクロックSPを、
さらに、可変遅延線16によって位相微調整し、データ
記録時のサンプリングクロックに完全に位相同期したサ
ンプリングクロックSPaを形成し、このサンプリング
クロックSPaによりアナログ/デジタル変換器11の
サンプリング動作を行なっているので、適切な読出デー
タRRを得ることができる。
【0103】また、差分判別部25により、平均値計算
部19が、差分平均値データAVを算出するときに使用
する差分データDdを、所定の適正範囲内の値のものに
限定しているので、プリアンブル信号の記録領域に欠陥
が生じていて、再生データDFのサンプル値に誤差(ノ
イズ)が含まれている場合でも、そのノイズの影響を受
けずに、ゼロ位相遅延量を精度よく算出することができ
る。
部19が、差分平均値データAVを算出するときに使用
する差分データDdを、所定の適正範囲内の値のものに
限定しているので、プリアンブル信号の記録領域に欠陥
が生じていて、再生データDFのサンプル値に誤差(ノ
イズ)が含まれている場合でも、そのノイズの影響を受
けずに、ゼロ位相遅延量を精度よく算出することができ
る。
【0104】ところで、プリアンブル信号に、バースト
状でなく、飛び飛びにエラーが生じているときには、平
均値を算出するためのサンプル数が少なくなり、平均値
計算部19で算出する差分平均値データAVの信頼性が
悪くなるおそれがある。本実施例では、かかる場合の不
都合を解消するために、差分判別部26で判別信号SS
の数を計数し、その計数値が所定値以下の場合には異常
検出信号EDを形成し、この異常検出信号EDを制御部
4に出力している。
状でなく、飛び飛びにエラーが生じているときには、平
均値を算出するためのサンプル数が少なくなり、平均値
計算部19で算出する差分平均値データAVの信頼性が
悪くなるおそれがある。本実施例では、かかる場合の不
都合を解消するために、差分判別部26で判別信号SS
の数を計数し、その計数値が所定値以下の場合には異常
検出信号EDを形成し、この異常検出信号EDを制御部
4に出力している。
【0105】図22は、図21のデータ記録再生部3を
用いる場合、1処理単位のデータ記録時に、制御部4が
実行する処理の一例を示している。
用いる場合、1処理単位のデータ記録時に、制御部4が
実行する処理の一例を示している。
【0106】まず、目的のセクタをシークし(処理30
1)、1セクタ分のデータ記録動作を実行し(処理30
2)、その記録データを再生する(処理303)。この
データ再生動作中に、平均値計算部19により、差分デ
ータDdの平均値の絶対値が所定値よりも小さいことが
検出されて、平均値計算部19から異常検出信号ZRが
2つ以上出力されていて、それらの出力されたときの遅
延量指令値Dxの値が2種類以上あるかどうか、また
は、差分平均値データAVのサンプル数が少ない場合
で、差分判定部26から異常検出信号EDが出力されて
いるかどうかを調べる(判断304,305)。
1)、1セクタ分のデータ記録動作を実行し(処理30
2)、その記録データを再生する(処理303)。この
データ再生動作中に、平均値計算部19により、差分デ
ータDdの平均値の絶対値が所定値よりも小さいことが
検出されて、平均値計算部19から異常検出信号ZRが
2つ以上出力されていて、それらの出力されたときの遅
延量指令値Dxの値が2種類以上あるかどうか、また
は、差分平均値データAVのサンプル数が少ない場合
で、差分判定部26から異常検出信号EDが出力されて
いるかどうかを調べる(判断304,305)。
【0107】判断304の結果がNOになり、かつ、判
断305の結果がNOになるときには、プリアンブル信
号には異常がなかった状態なので、再生したデータと元
の記録データを比較するデータ検査(ベリファイ動作)
を実行し(処理306)、このデータ記録が正常に行わ
れているかどうかを調べる(判断307)。
断305の結果がNOになるときには、プリアンブル信
号には異常がなかった状態なので、再生したデータと元
の記録データを比較するデータ検査(ベリファイ動作)
を実行し(処理306)、このデータ記録が正常に行わ
れているかどうかを調べる(判断307)。
【0108】また、プリアンブル信号の記録ピットの記
録領域にバースト上の欠陥が生じているときで、判断3
04または判断305の結果がYESになるとき、また
は、再生したデータにエラーが生じていて、判断307
の結果がNOになるときには、そのときのセクタデータ
を所定の他の代替セクタに記録する所定のセクタ代替処
理を実行する(処理308)。
録領域にバースト上の欠陥が生じているときで、判断3
04または判断305の結果がYESになるとき、また
は、再生したデータにエラーが生じていて、判断307
の結果がNOになるときには、そのときのセクタデータ
を所定の他の代替セクタに記録する所定のセクタ代替処
理を実行する(処理308)。
【0109】このようにして、データ記録時に、プリア
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト上の欠陥
が生じていることを検出した場合には、セクタ代替処理
を起動して、欠陥のないセクタにデータを記録させるこ
とで、データ記録の信頼性を向上できるようにしてい
る。
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト上の欠陥
が生じていることを検出した場合には、セクタ代替処理
を起動して、欠陥のないセクタにデータを記録させるこ
とで、データ記録の信頼性を向上できるようにしてい
る。
【0110】図23は、図21のデータ記録再生部3を
用いる場合、1処理単位のデータ読み出し時に、制御部
4が実行する処理の一例を示している。
用いる場合、1処理単位のデータ読み出し時に、制御部
4が実行する処理の一例を示している。
【0111】まず、目的のセクタをシークして(処理4
01)、データを再生する(処理402)。このときデ
ータ再生時に、異常検出信号ZRを検出した場合には、
そのときの遅延量指令値Dxの値をサンプリングして保
存する。
01)、データを再生する(処理402)。このときデ
ータ再生時に、異常検出信号ZRを検出した場合には、
そのときの遅延量指令値Dxの値をサンプリングして保
存する。
【0112】このデータ再生時に、異常検出信号ZRを
検出しているかどうかを調べ(判断403)、判断40
3の結果がYESになるときには、その検出数が2つ以
上で、かつ、それらの出力されたときの遅延量指令値D
xの値が2種類以上あるかどうかを調べる(判断40
4)。判断403の結果がNOになるとき、および、判
断404の結果がNOになるときには、さらに、異常検
出信号EDが出力されているかどうかを調べる(判断4
05)。判断405の結果がNOになるときには、正常
なデータ再生動作が行われた場合なので、そのときの再
生データを出力する(処理405)。
検出しているかどうかを調べ(判断403)、判断40
3の結果がYESになるときには、その検出数が2つ以
上で、かつ、それらの出力されたときの遅延量指令値D
xの値が2種類以上あるかどうかを調べる(判断40
4)。判断403の結果がNOになるとき、および、判
断404の結果がNOになるときには、さらに、異常検
出信号EDが出力されているかどうかを調べる(判断4
05)。判断405の結果がNOになるときには、正常
なデータ再生動作が行われた場合なので、そのときの再
生データを出力する(処理405)。
【0113】また、判断404の結果がYESになると
き、および、判断405の結果がYESになるときに
は、データ再生動作が正常には行われなかった場合であ
り、この場合には、次のようにして、データを回復す
る。
き、および、判断405の結果がYESになるときに
は、データ再生動作が正常には行われなかった場合であ
り、この場合には、次のようにして、データを回復す
る。
【0114】まず、保存している遅延量指令値Dxの値
を1つ選択し(処理407)、その選択値を遅延量指令
値Dyにセットした後に(処理408)、選択信号SS
を出力して切換器22に遅延量指令値Dyを選択させ
(処理409)、この状態で、そのときのエラー状態の
セクタのデータ再生動作を実行して(処理410)、こ
のときのデータエラー信号ECの値を入力する(処理4
11)。
を1つ選択し(処理407)、その選択値を遅延量指令
値Dyにセットした後に(処理408)、選択信号SS
を出力して切換器22に遅延量指令値Dyを選択させ
(処理409)、この状態で、そのときのエラー状態の
セクタのデータ再生動作を実行して(処理410)、こ
のときのデータエラー信号ECの値を入力する(処理4
11)。
【0115】そして、保存している遅延量指令値Dxの
値の全てについてデータ再生動作が終了したかどうかを
調べ(判断412)、判断412の結果がNOになると
きには、処理407に戻り、新たな遅延量指令値Dxを
選択して、再度データ再生動作を実行し、データエラー
信号ECを入力する。
値の全てについてデータ再生動作が終了したかどうかを
調べ(判断412)、判断412の結果がNOになると
きには、処理407に戻り、新たな遅延量指令値Dxを
選択して、再度データ再生動作を実行し、データエラー
信号ECを入力する。
【0116】保存している遅延量指令値Dxの値の全て
についてデータ再生動作が終了した場合で、判断412
の結果がYESになるときには、そのときに得たデータ
エラー信号ECの値が最小になる遅延量の値、すなわ
ち、最も信頼性の高いデータを再生可能な遅延量の値を
判定して、その遅延量を遅延量指令値Dyにセットし
(処理413)、その状態で、データ再生動作を実行す
る(処理414)。
についてデータ再生動作が終了した場合で、判断412
の結果がYESになるときには、そのときに得たデータ
エラー信号ECの値が最小になる遅延量の値、すなわ
ち、最も信頼性の高いデータを再生可能な遅延量の値を
判定して、その遅延量を遅延量指令値Dyにセットし
(処理413)、その状態で、データ再生動作を実行す
る(処理414)。
【0117】このようにして、最終的に得たデータにつ
いては、このデータを別の代替セクタに記録するセクタ
代替処理を実行するとともに(処理415)、処理40
6に移行し、そのデータを再生データとして出力する。
いては、このデータを別の代替セクタに記録するセクタ
代替処理を実行するとともに(処理415)、処理40
6に移行し、そのデータを再生データとして出力する。
【0118】このようにして、データ再生時に、プリア
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト状の欠陥
が生じていることを検出した場合には、ゼロ位相遅延量
に近く、かつ、最もデータエラーが少ない場合の再生デ
ータを有効なデータとして用いるとともに、その最終的
に得た再生データを、欠陥のないセクタにデータを記録
させることで、データ記録の信頼性を向上できるように
している。
ンブル信号の記録ピットの記録領域にバースト状の欠陥
が生じていることを検出した場合には、ゼロ位相遅延量
に近く、かつ、最もデータエラーが少ない場合の再生デ
ータを有効なデータとして用いるとともに、その最終的
に得た再生データを、欠陥のないセクタにデータを記録
させることで、データ記録の信頼性を向上できるように
している。
【0119】さて、上述した実施例では、プリアンブル
信号を検出している期間でサンプリングクロックの遅延
時間を、1サンプリングクロック毎に順次変更している
が、所定サンプリングクロック数毎(例えば、1バイト
(=15クロック)毎)に、サンプリングクロックの遅
延時間を変更し、同一の遅延時間のサンプリングクロッ
クを発生しているときに得られた差分データの平均値を
用いるようにすることもできる。
信号を検出している期間でサンプリングクロックの遅延
時間を、1サンプリングクロック毎に順次変更している
が、所定サンプリングクロック数毎(例えば、1バイト
(=15クロック)毎)に、サンプリングクロックの遅
延時間を変更し、同一の遅延時間のサンプリングクロッ
クを発生しているときに得られた差分データの平均値を
用いるようにすることもできる。
【0120】すなわち、図24、図25および図26に
示すように、プリアンブル信号を検出している期間のう
ち、1バイト目の期間は、サンプリングクロックの遅延
時間をD1に設定し、2バイト目の期間は、サンプリン
グクロックの遅延時間をD2に設定し、3バイト目の期
間は、サンプリングクロックの遅延時間をD3に設定
し、4バイト目の期間は、サンプリングクロックの遅延
時間をD4に設定し、5バイト目の期間は、サンプリン
グクロックの遅延時間をD4に設定し、6バイト目の期
間は、サンプリングクロックの遅延時間をD3に設定
し、7バイト目の期間は、サンプリングクロックの遅延
時間をD2に設定し、8バイト目の期間は、サンプリン
グクロックの遅延時間をD1に設定する。
示すように、プリアンブル信号を検出している期間のう
ち、1バイト目の期間は、サンプリングクロックの遅延
時間をD1に設定し、2バイト目の期間は、サンプリン
グクロックの遅延時間をD2に設定し、3バイト目の期
間は、サンプリングクロックの遅延時間をD3に設定
し、4バイト目の期間は、サンプリングクロックの遅延
時間をD4に設定し、5バイト目の期間は、サンプリン
グクロックの遅延時間をD4に設定し、6バイト目の期
間は、サンプリングクロックの遅延時間をD3に設定
し、7バイト目の期間は、サンプリングクロックの遅延
時間をD2に設定し、8バイト目の期間は、サンプリン
グクロックの遅延時間をD1に設定する。
【0121】そして、記録ピットの再生信号RFのタイ
ミングの前後で発生したサンプリングクロックでサンプ
リングして得たサンプル値FL11,FL12,…,F
L21,FL22,…,FL31,FL32,…,FL
41,FL42,…、および、サンプル値FR11,F
R12,…,FR21,FR22,…,FR31,FR
32,…,FR41,FR42,…,のレベルの差分を
形成するとともに、同一の遅延時間で得られた差分の平
均値を算出し、それらの遅延時間と差分データ平均値に
基づき直線近似演算を実行し、さらに、その演算結果に
基づき差分データ平均値が0に一致するときの遅延時間
を算出することで、サンプリングクロックの位相微調整
値を得ることができる。
ミングの前後で発生したサンプリングクロックでサンプ
リングして得たサンプル値FL11,FL12,…,F
L21,FL22,…,FL31,FL32,…,FL
41,FL42,…、および、サンプル値FR11,F
R12,…,FR21,FR22,…,FR31,FR
32,…,FR41,FR42,…,のレベルの差分を
形成するとともに、同一の遅延時間で得られた差分の平
均値を算出し、それらの遅延時間と差分データ平均値に
基づき直線近似演算を実行し、さらに、その演算結果に
基づき差分データ平均値が0に一致するときの遅延時間
を算出することで、サンプリングクロックの位相微調整
値を得ることができる。
【0122】図27は、本発明のさらに他の実施例にか
かるデータ記録再生装置3を示している。同図におい
て、図12と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
かるデータ記録再生装置3を示している。同図におい
て、図12と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
【0123】同図において、平均値計算部27は、プリ
アンブル信号の1バイトに相当する期間に差分検出部1
8が算出した複数個の差分データDdの平均値を算出す
るとともに、タイミング発生部13より指定された遅延
時間に対応してその平均値をバイト期間平均値として記
憶し、プリアンブル信号の検出を終了すると、おのおの
の遅延時間について、その記憶しているバイト期間平均
値の平均値を算出するものであり、その計算結果は、差
分平均値データAVとして直線近似計算部20に加えら
れている。また、平均値計算部27は、算出した差分デ
ータDdの平均値の絶対値が、所定値よりも小さいこと
を検出すると、異常検出信号ZRを形成し、この異常検
出信号RZを制御部4に出力する。
アンブル信号の1バイトに相当する期間に差分検出部1
8が算出した複数個の差分データDdの平均値を算出す
るとともに、タイミング発生部13より指定された遅延
時間に対応してその平均値をバイト期間平均値として記
憶し、プリアンブル信号の検出を終了すると、おのおの
の遅延時間について、その記憶しているバイト期間平均
値の平均値を算出するものであり、その計算結果は、差
分平均値データAVとして直線近似計算部20に加えら
れている。また、平均値計算部27は、算出した差分デ
ータDdの平均値の絶対値が、所定値よりも小さいこと
を検出すると、異常検出信号ZRを形成し、この異常検
出信号RZを制御部4に出力する。
【0124】以上の構成で、セクタデータの読み出しを
開始するとき、タイミング発生部13は、同期信号抽出
部12をセクタマークSMの検出状態に設定する。
開始するとき、タイミング発生部13は、同期信号抽出
部12をセクタマークSMの検出状態に設定する。
【0125】これにより、光ピックアップ装置2がセク
タマークSMを読み取ると、セクタマークSMのデータ
パターンが、二値化回路10より出力される再生パルス
信号DPにあらわれ、それにより、同期信号抽出部12
がセクタマークSMを検出し、セクタマークSMを検出
した旨をあらわす検出信号が同期信号抽出部12からタ
イミング発生部13に出力される。
タマークSMを読み取ると、セクタマークSMのデータ
パターンが、二値化回路10より出力される再生パルス
信号DPにあらわれ、それにより、同期信号抽出部12
がセクタマークSMを検出し、セクタマークSMを検出
した旨をあらわす検出信号が同期信号抽出部12からタ
イミング発生部13に出力される。
【0126】それにより、タイミング発生部13は、セ
クタマークSMの検出タイミングから、次のサーボエリ
アSBAのピットPCの検出タイミングを想定し、その
想定タイミングで検出ウィンドを同期信号抽出部12に
出力して、クロックマーク(ピットPC)の検出動作を
行なわせる。同期信号抽出部12がクロックマークを検
出できなければ、再度セクタマークSMの検出に戻り、
同様にして、同期信号抽出部12にクロックマークを検
出させる。
クタマークSMの検出タイミングから、次のサーボエリ
アSBAのピットPCの検出タイミングを想定し、その
想定タイミングで検出ウィンドを同期信号抽出部12に
出力して、クロックマーク(ピットPC)の検出動作を
行なわせる。同期信号抽出部12がクロックマークを検
出できなければ、再度セクタマークSMの検出に戻り、
同様にして、同期信号抽出部12にクロックマークを検
出させる。
【0127】同期信号抽出部12がクロックマークを検
出できると、それから、同期信号抽出部12にクロック
マーク信号CMの出力を指定する。
出できると、それから、同期信号抽出部12にクロック
マーク信号CMの出力を指定する。
【0128】これにより、それ以降では、同期信号抽出
部12がクロックマークを検出すると、そのタイミング
でクロックマーク信号CMがPLL回路14に出力さ
れ、この動作が繰り返されて、サンプリングクロックS
Pのクロックマーク信号CMに対する位相同期の引き込
みが完了する。
部12がクロックマークを検出すると、そのタイミング
でクロックマーク信号CMがPLL回路14に出力さ
れ、この動作が繰り返されて、サンプリングクロックS
Pのクロックマーク信号CMに対する位相同期の引き込
みが完了する。
【0129】このようにして、サンプリングクロックS
Pがクロックマークに位相同期した状態で、タイミング
発生部13は、プリアンブル信号の検出開始タイミング
からプリアンブル信号の読み取り期間T1(図12参
照)の間、切換器22により遅延量指令値Dxを選択さ
せるとともに、プリアンブル信号の1バイトに相当する
期間が経過するタイミングで、遅延量発生部23から発
生させる遅延量指令値Dxを、遅延時間D1,D2,D
3,D4,D4,D3,D2,D1に対応する値に順次
変化させる。
Pがクロックマークに位相同期した状態で、タイミング
発生部13は、プリアンブル信号の検出開始タイミング
からプリアンブル信号の読み取り期間T1(図12参
照)の間、切換器22により遅延量指令値Dxを選択さ
せるとともに、プリアンブル信号の1バイトに相当する
期間が経過するタイミングで、遅延量発生部23から発
生させる遅延量指令値Dxを、遅延時間D1,D2,D
3,D4,D4,D3,D2,D1に対応する値に順次
変化させる。
【0130】それとともに、タイミング発生部13は、
差分検出部18の動作を開始させ、さらに、遅延量指令
値Dxを変化させるタイミングで、そのときの遅延時間
を通知した状態で平均値計算部26の計算周期を開始さ
せる。
差分検出部18の動作を開始させ、さらに、遅延量指令
値Dxを変化させるタイミングで、そのときの遅延時間
を通知した状態で平均値計算部26の計算周期を開始さ
せる。
【0131】それによって、サンプリングクロックSP
の遅延量がプリアンブル信号の1バイトに相当する期間
毎に順次周期的に変化し、記録ピットの再生信号RFの
タイミングの前後で発生したサンプリングクロックSP
aでサンプリングして得たデジタル再生データDFの差
分が差分検出部18によって演算され、それぞれの1バ
イト期間に関して、おのおのの遅延時間における差分デ
ータDdのバイト期間平均値が平均値計算部26により
計算される。
の遅延量がプリアンブル信号の1バイトに相当する期間
毎に順次周期的に変化し、記録ピットの再生信号RFの
タイミングの前後で発生したサンプリングクロックSP
aでサンプリングして得たデジタル再生データDFの差
分が差分検出部18によって演算され、それぞれの1バ
イト期間に関して、おのおのの遅延時間における差分デ
ータDdのバイト期間平均値が平均値計算部26により
計算される。
【0132】このようにして、プリアンブル信号の読み
取り期間T1では、平均値計算部26はバイト期間平均
値を算出し、プリアンブル信号の読み取りを終了して、
おのおのの遅延時間に関するバイト期間平均値が2組得
られると、平均値計算部26は、おのおのの遅延時間の
バイト期間平均値の平均値を算出し、それによって得た
差分平均値データAVは、上述したように、直線近似計
算部20での近似直線LLの演算に使用され、その演算
結果を用いて、ゼロ位相遅延量計算部21がゼロ位相遅
延量を算出する。これらの直線近似計算部20およびゼ
ロ位相遅延量計算部21の計算は、少なくとも、次のサ
ーボエリアSBAの読み取りに要する期間T2の間に終
了する。
取り期間T1では、平均値計算部26はバイト期間平均
値を算出し、プリアンブル信号の読み取りを終了して、
おのおのの遅延時間に関するバイト期間平均値が2組得
られると、平均値計算部26は、おのおのの遅延時間の
バイト期間平均値の平均値を算出し、それによって得た
差分平均値データAVは、上述したように、直線近似計
算部20での近似直線LLの演算に使用され、その演算
結果を用いて、ゼロ位相遅延量計算部21がゼロ位相遅
延量を算出する。これらの直線近似計算部20およびゼ
ロ位相遅延量計算部21の計算は、少なくとも、次のサ
ーボエリアSBAの読み取りに要する期間T2の間に終
了する。
【0133】この期間T2を経過すると、タイミング発
生部13は、切換器22にゼロ位相遅延量計算部21か
ら出力されるゼロ位相遅延量指令値Dzを選択させ、次
のデータエリアDTA以降、そのセクタが終了するまで
の期間T3では、その状態を保持する。
生部13は、切換器22にゼロ位相遅延量計算部21か
ら出力されるゼロ位相遅延量指令値Dzを選択させ、次
のデータエリアDTA以降、そのセクタが終了するまで
の期間T3では、その状態を保持する。
【0134】これにより、上述した実施例と同様に、ゼ
ロ位相遅延量計算部21で計算されたゼロ位相遅延量に
対応したゼロ位相遅延量指令値Dzが、可変遅延線16
に加えられるので、可変遅延線16から出力されるサン
プリングクロックSPaは、サンプリングクロックSP
をゼロ位相遅延量だけ遅延したものとなり、その結果、
復調器17は、適切にデータ復調を行なうことができ、
読出データRRが適切に形成される。
ロ位相遅延量計算部21で計算されたゼロ位相遅延量に
対応したゼロ位相遅延量指令値Dzが、可変遅延線16
に加えられるので、可変遅延線16から出力されるサン
プリングクロックSPaは、サンプリングクロックSP
をゼロ位相遅延量だけ遅延したものとなり、その結果、
復調器17は、適切にデータ復調を行なうことができ、
読出データRRが適切に形成される。
【0135】このようにして、本実施例では、サンプリ
ングクロックの遅延量をプリアンブル信号の1バイトに
相当する期間毎に順次周期的に変化して差分データを形
成しているので、同一遅延時間についての差分データの
サンプル数を多く得ることができ、その結果、平均値計
算部26から出力される差分平均値データAVに含まれ
る媒体欠陥などの影響をより低減することができる。
ングクロックの遅延量をプリアンブル信号の1バイトに
相当する期間毎に順次周期的に変化して差分データを形
成しているので、同一遅延時間についての差分データの
サンプル数を多く得ることができ、その結果、平均値計
算部26から出力される差分平均値データAVに含まれ
る媒体欠陥などの影響をより低減することができる。
【0136】なお、この場合の制御部4のデータ記録時
およびデータ再生時の処理は、図17,18に示したも
のと同じになるので、説明を省略する。
およびデータ再生時の処理は、図17,18に示したも
のと同じになるので、説明を省略する。
【0137】ところで、上述した実施例では、光磁気デ
ィスクの記録トラックが同心円状に形成されている場合
について説明したが、記録トラックが螺旋状に形成され
ている場合にも、本発明を同様にして適用することがで
きる。
ィスクの記録トラックが同心円状に形成されている場合
について説明したが、記録トラックが螺旋状に形成され
ている場合にも、本発明を同様にして適用することがで
きる。
【0138】また、上述した実施例では、光磁気ディス
クを角速度一定で回転駆動する場合について説明した
が、アクセスしている光磁気ディスクの半径方向の位置
に応じて角速度を切り換えるような駆動方式を用いる場
合にも、本発明を同様にして適用できる。
クを角速度一定で回転駆動する場合について説明した
が、アクセスしている光磁気ディスクの半径方向の位置
に応じて角速度を切り換えるような駆動方式を用いる場
合にも、本発明を同様にして適用できる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリアンブル信号の記録ピットの前後のタイミングでサ
ンプリングした再生データの差分データに基づいて、サ
ンプリングクロックの遅延量を制御しているので、記録
ピットが得られない場合でも、サンプリングクロックの
遅延量を適切に制御することができる。また、プリアン
ブル信号の記録領域に記録欠陥が生じていて、誤差が大
きい差分データが得られたときには、その差分データを
用いないようにしているので、サンプリングクロックの
遅延量をより精度よく制御することができる。また、上
記差分データの平均値が所定値以下の場合には、そのデ
ータ記録領域を欠陥領域として判定しているので、より
高精度の欠陥領域検出動作を行え、データの信頼性を向
上することができるという効果を得る。
プリアンブル信号の記録ピットの前後のタイミングでサ
ンプリングした再生データの差分データに基づいて、サ
ンプリングクロックの遅延量を制御しているので、記録
ピットが得られない場合でも、サンプリングクロックの
遅延量を適切に制御することができる。また、プリアン
ブル信号の記録領域に記録欠陥が生じていて、誤差が大
きい差分データが得られたときには、その差分データを
用いないようにしているので、サンプリングクロックの
遅延量をより精度よく制御することができる。また、上
記差分データの平均値が所定値以下の場合には、そのデ
ータ記録領域を欠陥領域として判定しているので、より
高精度の欠陥領域検出動作を行え、データの信頼性を向
上することができるという効果を得る。
【図1】光磁気ディスクのトラック構造の一例を示す概
略図。
略図。
【図2】サーボエリアとデータエリアの関係を例示した
概略図。
概略図。
【図3】サーボパターンの一例を示す概略図。
【図4】セクタのデータ形式の一例およびアドレスエリ
アに記録されるデータの一例を示す概略図。
アに記録されるデータの一例を示す概略図。
【図5】プリアンブル信号の一例を示す概略図。
【図6】サンプリングクロックと再生信号の位相差によ
るサンプリング値の差分の変化の一例を説明するための
概略図。
るサンプリング値の差分の変化の一例を説明するための
概略図。
【図7】サンプリングクロックと再生信号の位相差によ
るサンプリング値の差分の変化の一例を説明するための
概略図。
るサンプリング値の差分の変化の一例を説明するための
概略図。
【図8】本発明の遅延量算出方法の一例を説明するため
の概略図。
の概略図。
【図9】図8の方法による遅延時間の変化の一例を示し
た概略図。
た概略図。
【図10】近似直線の一例を示すグラフ図。
【図11】本発明の一実施例にかかる光磁気ディスク装
置の制御系の要部の一例を示すブロック図。
置の制御系の要部の一例を示すブロック図。
【図12】本発明の一実施例にかかるデータ記録再生部
の一例を示すブロック図。
の一例を示すブロック図。
【図13】図12の装置の動作期間の一例を示す概略
図。
図。
【図14】記録媒体にバースト状の欠陥が生じていると
きに生じる不具合を説明するための概略図。
きに生じる不具合を説明するための概略図。
【図15】近似直線の他の例を示すグラフ図。
【図16】近似直線のさらに他の例を示すグラフ図。
【図17】データ記録時の処理の一例を示したフローチ
ャート。
ャート。
【図18】データ再生時の処理の一例を示したフローチ
ャート。
ャート。
【図19】記録媒体に欠陥が生じているときに生じる不
具合を説明するための概略図。
具合を説明するための概略図。
【図20】近似直線のまたさらに他の例を示すグラフ
図。
図。
【図21】本発明の他の実施例にかかるデータ記録再生
部の一例を示すブロック図。
部の一例を示すブロック図。
【図22】データ記録時の処理の他の例を示したフロー
チャート。
チャート。
【図23】データ再生時の処理の他の例を示したフロー
チャート。
チャート。
【図24】サンプリングクロックと再生信号の位相差に
よるサンプリング値の差分の変化の他の例を説明するた
めの概略図。
よるサンプリング値の差分の変化の他の例を説明するた
めの概略図。
【図25】サンプリングクロックと再生信号の位相差に
よるサンプリング値の差分の変化の他の例を説明するた
めの概略図。
よるサンプリング値の差分の変化の他の例を説明するた
めの概略図。
【図26】図24および図25の方法による遅延時間の
変化の一例を示した概略図。
変化の一例を示した概略図。
【図27】本発明のさらに他の実施例にかかるデータ記
録再生部の一例を示すブロック図。
録再生部の一例を示すブロック図。
3 データ記録再生部 4 制御部 10 二値化回路 11 アナログ/デジタル変換器 12 同期信号抽出部 13 タイミング発生部 14 PLL回路 16 可変遅延線 18 差分検出部 19,27 平均値計算部 20 直線近似計算部 21 ゼロ位相遅延量計算部 22 切換器 23 遅延量発生部 24 誤り検出訂正部 26 差分判別部 32 モード判定部 35 制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 クロックマークを含むサーボパターンが
一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリングサー
ボ方式により再生データのサンプリングクロックの位相
を制御するとともに、そのサンプリングクロックでサン
プリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリング
クロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置におい
て、 記録データに先立って少なくとも1クロック前後に記録
ピットがあらわれない所定ビットパターンからなるプリ
アンブル信号を記録するプリアンブル記録手段と、 上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出力す
る遅延データ発生手段と、 上記プリアンブル信号の記録ピットの前後の上記サンプ
リングクロックのタイミングで得られた再生データの信
号レベルの差分を検出する差分データ検出手段と、 プリアンブル信号検出時、上記遅延データ発生手段から
出力させる遅延時間設定値を所定の複数ステップに周期
的に順次切り換えて上記サンプリングクロックの遅延時
間を周期的に切り換え、遅延時間設定値が同一値のとき
に上記差分データ検出手段により検出された複数の差分
データの平均値を算出し、その差分データの平均値に基
づいて上記サンプリングクロックの最適遅延量を算出
し、プリアンブル信号検出後は、上記サンプリングクロ
ックの遅延量をその算出した最適遅延量に設定するとと
もに、上記差分データの平均値が所定値以下になってい
るときには、そのデータ記録領域を欠陥領域として判定
する制御手段を備えたことを特徴とする情報記録再生装
置。 - 【請求項2】 クロックマークを含むサーボパターンが
一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリングサー
ボ方式により再生データのサンプリングクロックの位相
を制御するとともに、そのサンプリングクロックでサン
プリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリング
クロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置におい
て、 記録データに先立って少なくとも1クロック前後に記録
ピットがあらわれない所定ビットパターンからなるプリ
アンブル信号を記録するプリアンブル記録手段と、 上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出力す
る遅延データ発生手段と、 上記プリアンブル信号の記録ピットの前後の上記サンプ
リングクロックのタイミングで得られた再生データの信
号レベルの差分を検出する差分データ検出手段と、 プリアンブル信号検出時、上記遅延データ発生手段から
出力させる遅延時間設定値を所定の複数ステップにかつ
所定サンプリングクロック数単位に周期的に順次切り換
えて上記サンプリングクロックの遅延時間を周期的に切
り換えるとともに、遅延時間設定値が同一値のときに上
記差分データ検出手段が検出した複数の差分データの平
均値を算出し、その差分データの平均値に基づいて上記
サンプリングクロックの最適遅延量を算出し、プリアン
ブル信号検出後は、上記サンプリングクロックの遅延量
をその算出した最適遅延量に設定する一方、上記差分デ
ータの平均値が所定値以下になっているときには、その
データ記録領域を欠陥領域として判定する制御手段を備
えたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項3】 クロックマークを含むサーボパターンが
一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリングサー
ボ方式により再生データのサンプリングクロックの位相
を制御するとともに、そのサンプリングクロックでサン
プリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリング
クロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置におい
て、 記録データに先立って少なくとも1クロック前後に記録
ピットがあらわれない所定ビットパターンからなるプリ
アンブル信号を記録するプリアンブル記録手段と、 上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出力す
る遅延データ発生手段と、 上記プリアンブル信号の記録ピットの前後の上記サンプ
リングクロックのタイミングで得られた再生データの信
号レベルの差分を検出する差分データ検出手段と、 この差分データ検出手段から出力された差分データの大
きさが所定の範囲内にあることを判別する差分データ判
別手段と、 プリアンブル信号検出時、上記遅延データ発生手段から
出力させる遅延時間設定値を所定の複数ステップに周期
的に順次切り換えて上記サンプリングクロックの遅延時
間を周期的に切り換えるとともに、上記差分データ判別
手段から判別出力があるときに上記差分データ検出手段
により検出された差分データを入力し、その入力した差
分データに基づいて遅延時間設定値が同一値の差分デー
タの平均値を算出し、その差分データの平均値に基づい
て上記サンプリングクロックの最適遅延量を算出し、プ
リアンブル信号検出後は、上記サンプリングクロックの
遅延量をその算出した最適遅延量に設定する一方、上記
差分データの平均値が所定値以下になっているときに
は、そのデータ記録領域を欠陥領域として判定する制御
手段を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項4】 クロックマークを含むサーボパターンが
一定間隔で記録媒体に記録されているサンプリングサー
ボ方式により再生データのサンプリングクロックの位相
を制御するとともに、そのサンプリングクロックでサン
プリングした再生信号のレベルに基づいてサンプリング
クロックの遅延時間を制御する情報記録再生装置におい
て、 記録データに先立って少なくとも1クロック前後に記録
ピットがあらわれない所定ビットパターンからなるプリ
アンブル信号を記録するプリアンブル記録手段と、 上記サンプリングクロックの遅延時間の設定値を出力す
る遅延データ発生手段と、 上記プリアンブル信号の記録ピットの前後の上記サンプ
リングクロックのタイミングで得られた再生データの信
号レベルの差分を検出する差分データ検出手段と、 この差分データ検出手段から出力された差分データの大
きさが所定の範囲内にあることを判別する差分データ判
別手段と、 プリアンブル信号検出時、上記遅延データ発生手段から
出力させる遅延時間設定値を所定の複数ステップにかつ
所定サンプリングクロック数単位に周期的に順次切り換
えて上記サンプリングクロックの遅延時間を周期的に切
り換えるとともに、上記差分データ判別手段から判別出
力があるときに上記差分データ検出手段により検出され
た差分データを入力し、その入力した差分データに基づ
いて遅延時間設定値が同一値のときの差分データの平均
値を算出し、その差分データの平均値に基づいて上記サ
ンプリングクロックの最適遅延量を算出し、プリアンブ
ル信号検出後は、上記サンプリングクロックの遅延量を
その算出した最適遅延量に設定する一方、上記差分デー
タの平均値が所定値以下になっているときには、そのデ
ータ記録領域を欠陥領域として判定する制御手段を備え
たことを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18314493A JPH0721694A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18314493A JPH0721694A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721694A true JPH0721694A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16130575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18314493A Pending JPH0721694A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721694A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100444634C (zh) * | 2003-11-28 | 2008-12-17 | 株式会社东芝 | 再生装置以及再生方法 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18314493A patent/JPH0721694A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100444634C (zh) * | 2003-11-28 | 2008-12-17 | 株式会社东芝 | 再生装置以及再生方法 |
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