JPH07216053A - 高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物およびその使用 - Google Patents
高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物およびその使用Info
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- JPH07216053A JPH07216053A JP718694A JP718694A JPH07216053A JP H07216053 A JPH07216053 A JP H07216053A JP 718694 A JP718694 A JP 718694A JP 718694 A JP718694 A JP 718694A JP H07216053 A JPH07216053 A JP H07216053A
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- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/032—Organic insulating material consisting of one material
- H05K1/0326—Organic insulating material consisting of one material containing O
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 〔I〕(a)多価アルコールの少なくとも1
種類がネオペンチルグリコールである多価アルコール成
分と、(b)α,β−不飽和多塩基酸(またはその無水
物)の使用割合が10モル%以上であり、(c)飽和ま
たは不飽和多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が
90モル%以下である酸成分とを反応して得られる、数
平均分子量が5,000以上の高分子量不飽和ポリエス
テル、 〔II〕該不飽和ポリエステルと共重合するアリルエステ
ルおよび/またはアリルエステル樹脂、 〔III〕含ブロ
ムエポキシ樹脂と〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する
化合物を含有する高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成
物。 【効果】 耐熱性および接着性に優れ、高温時の銅箔と
硬化樹脂との密着強度が高く、さらに難燃性、可撓性、
耐衝撃性、寸法安定性にも優れ、かつ曲げ強度が高い。
種類がネオペンチルグリコールである多価アルコール成
分と、(b)α,β−不飽和多塩基酸(またはその無水
物)の使用割合が10モル%以上であり、(c)飽和ま
たは不飽和多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が
90モル%以下である酸成分とを反応して得られる、数
平均分子量が5,000以上の高分子量不飽和ポリエス
テル、 〔II〕該不飽和ポリエステルと共重合するアリルエステ
ルおよび/またはアリルエステル樹脂、 〔III〕含ブロ
ムエポキシ樹脂と〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する
化合物を含有する高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成
物。 【効果】 耐熱性および接着性に優れ、高温時の銅箔と
硬化樹脂との密着強度が高く、さらに難燃性、可撓性、
耐衝撃性、寸法安定性にも優れ、かつ曲げ強度が高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強靭性、可撓性、曲げ強
度、耐衝撃性、寸法安定性、接着性、耐熱性、難燃性等
に優れた数平均分子量が5,000以上の高分子量不飽
和ポリエステル、該不飽和ポリエステルと共重合するア
リルエステルおよび/またはアリルエステル樹脂、含ブ
ロムエポキシ樹脂と第3級アミノ窒素原子を有する化合
物を含有する高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物お
よびその硬化物、並びにこれを用いた銅張積層板に関す
る。
度、耐衝撃性、寸法安定性、接着性、耐熱性、難燃性等
に優れた数平均分子量が5,000以上の高分子量不飽
和ポリエステル、該不飽和ポリエステルと共重合するア
リルエステルおよび/またはアリルエステル樹脂、含ブ
ロムエポキシ樹脂と第3級アミノ窒素原子を有する化合
物を含有する高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物お
よびその硬化物、並びにこれを用いた銅張積層板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷配線板の高密度化に伴い、この材料
として用いる積層板または銅張積層板には様々の優れた
特性が要求されてきている。特に高多層化、スルーホー
ルの小径化等の促進により、ドリル加工性の良好な印刷
配線板用プリプレグおよびプリプレグを用いて得られた
金属張積層板が要求されている。ドリル加工性の中でも
スミアの発生は、内層回路銅とスルーホールめっき銅と
の導通を妨げることによって、著しくスルーホール信頼
性を損なう。スミアを除去するために印刷配線板メーカ
ーではスミア除去処理を行うが、濃硫酸、フッ化水素酸
等を用いるため安全上の問題があり、またスルーホール
内壁を荒らして信頼性を低下させる原因ともなる。スミ
アの発生原因は、ドリル加工時の摩擦熱により軟化した
樹脂がドリルによって内層回路銅断面に付着することに
ある。
として用いる積層板または銅張積層板には様々の優れた
特性が要求されてきている。特に高多層化、スルーホー
ルの小径化等の促進により、ドリル加工性の良好な印刷
配線板用プリプレグおよびプリプレグを用いて得られた
金属張積層板が要求されている。ドリル加工性の中でも
スミアの発生は、内層回路銅とスルーホールめっき銅と
の導通を妨げることによって、著しくスルーホール信頼
性を損なう。スミアを除去するために印刷配線板メーカ
ーではスミア除去処理を行うが、濃硫酸、フッ化水素酸
等を用いるため安全上の問題があり、またスルーホール
内壁を荒らして信頼性を低下させる原因ともなる。スミ
アの発生原因は、ドリル加工時の摩擦熱により軟化した
樹脂がドリルによって内層回路銅断面に付着することに
ある。
【0003】一般に電子機器用のプリント配線基板とし
て、従来は主に紙を基材とした紙−フェノール樹脂積層
板、ガラス布を基材としたガラス布−エポキシ樹脂積層
板が用いられている。しかし、プリント配線基板メーカ
ーにおける自動生産ライン化およびセットメーカーでの
軽薄短小化に伴うSMT、高密度部品実装システムの導
入や高機能化に伴う両面銀スルーホール配線板の普及等
により、紙−フェノール樹脂積層板に対しては特にそ
り、ねじれ、寸法精度、耐銀マイグレーション性の向上
が強く要求されている。
て、従来は主に紙を基材とした紙−フェノール樹脂積層
板、ガラス布を基材としたガラス布−エポキシ樹脂積層
板が用いられている。しかし、プリント配線基板メーカ
ーにおける自動生産ライン化およびセットメーカーでの
軽薄短小化に伴うSMT、高密度部品実装システムの導
入や高機能化に伴う両面銀スルーホール配線板の普及等
により、紙−フェノール樹脂積層板に対しては特にそ
り、ねじれ、寸法精度、耐銀マイグレーション性の向上
が強く要求されている。
【0004】また、高性能で小型の電子機器が普及する
につれ、それに使用されるプリント配線基板は高密度タ
イプが多くなってきている。高密度化の対応には、1)
平面で対応する回路の微細化によるファインパターン
化、2)立体で対応する多層化である。このように動き
に対して、多層板において耐熱性や耐湿性がますます重
要となってきており、そのため多層板に使用される内外
層板の品質要求が高品位化してきている。さらにファイ
ンパターン化に伴い、従来以上に寸法安定性や外観の向
上等も重要となってきた。
につれ、それに使用されるプリント配線基板は高密度タ
イプが多くなってきている。高密度化の対応には、1)
平面で対応する回路の微細化によるファインパターン
化、2)立体で対応する多層化である。このように動き
に対して、多層板において耐熱性や耐湿性がますます重
要となってきており、そのため多層板に使用される内外
層板の品質要求が高品位化してきている。さらにファイ
ンパターン化に伴い、従来以上に寸法安定性や外観の向
上等も重要となってきた。
【0005】以上のような背景に対して、ガラス布−エ
ポキシ樹脂積層板においては耐熱性、耐湿性、寸法安定
性等の品質要求が最近、特に強くなってきた。
ポキシ樹脂積層板においては耐熱性、耐湿性、寸法安定
性等の品質要求が最近、特に強くなってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
要望に応えるため、難燃性、耐熱性および接着性に優
れ、従って高温時の銅箔と樹脂との密着強度が高く、さ
らに可撓性、耐衝撃性、寸法安定性にも優れ、かつ曲げ
強度の高い強靭な高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成
物を提供することである。
要望に応えるため、難燃性、耐熱性および接着性に優
れ、従って高温時の銅箔と樹脂との密着強度が高く、さ
らに可撓性、耐衝撃性、寸法安定性にも優れ、かつ曲げ
強度の高い強靭な高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成
物を提供することである。
【0007】また、本発明の他の目的は、耐熱性、密着
性、可撓性、耐衝撃性、寸法安定性、難燃性に優れ、さ
らに曲げ強度の高い強靭な高分子量不飽和ポリエステル
樹脂組成物の硬化物を提供することである。
性、可撓性、耐衝撃性、寸法安定性、難燃性に優れ、さ
らに曲げ強度の高い強靭な高分子量不飽和ポリエステル
樹脂組成物の硬化物を提供することである。
【0008】さらに、本発明の別の目的は、高分子量不
飽和ポリエステル樹脂組成物を使用することにより、高
温時の銅箔と複合材との密着強度が高く、さらに耐衝撃
性、寸法安定性にも優れ、かつ曲げ強度の高い強靱な銅
張積層板を提供することである。
飽和ポリエステル樹脂組成物を使用することにより、高
温時の銅箔と複合材との密着強度が高く、さらに耐衝撃
性、寸法安定性にも優れ、かつ曲げ強度の高い強靱な銅
張積層板を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明により、上記目的
が達せられる高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物、
高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化物、高分
子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を用いた銅張積層板
が提供される。
が達せられる高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物、
高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化物、高分
子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を用いた銅張積層板
が提供される。
【0010】すなわち、本発明の第1は、〔I〕(a)
多価アルコールの少なくとも1種類がネオペンチルグリ
コールである多価アルコール成分と、(b)α,β−不
飽和多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が10モ
ル%以上であり、(c)飽和または不飽和多塩基酸(また
はその無水物)の使用割合が90モル%以下である酸成
分とを反応して得られる、数平均分子量が5,000以
上の高分子量不飽和ポリエステル、〔II〕該不飽和ポリ
エステルと共重合するアリルエステルおよび/またはア
リルエステル樹脂、 〔III〕含ブロムエポキシ樹脂と
〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する化合物を含有する
ことを特徴とする高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成
物に関する。
多価アルコールの少なくとも1種類がネオペンチルグリ
コールである多価アルコール成分と、(b)α,β−不
飽和多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が10モ
ル%以上であり、(c)飽和または不飽和多塩基酸(また
はその無水物)の使用割合が90モル%以下である酸成
分とを反応して得られる、数平均分子量が5,000以
上の高分子量不飽和ポリエステル、〔II〕該不飽和ポリ
エステルと共重合するアリルエステルおよび/またはア
リルエステル樹脂、 〔III〕含ブロムエポキシ樹脂と
〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する化合物を含有する
ことを特徴とする高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成
物に関する。
【0011】また本発明の第2は、上記第1発明の高分
子量不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化物に関する。
子量不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化物に関する。
【0012】さらに本発明の第3は、上記第1発明の高
分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を繊維基材に含
浸、硬化させた複合材層と、この複合材層の片面または
両面に積層された銅箔とからなることを特徴とする銅張
積層板に関する。
分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を繊維基材に含
浸、硬化させた複合材層と、この複合材層の片面または
両面に積層された銅箔とからなることを特徴とする銅張
積層板に関する。
【0013】本発明に使用される高分子量不飽和ポリエ
ステルの多価アルコール成分の少なくとも1種類がネオ
ペンチルグリコールであることが必要である。換言すれ
ば、本発明においては多価アルコール成分として、ネオ
ペンチルグリコールを単独で使用してもよく、またネオ
ペンチルグリコールと他の多価アルコールとを併用して
もよい。ネオペンチルグリコールと他の多価アルコール
とを併用する場合は、前記ネオペンチルグリコールを単
独で使用した場合の特性、すなわちエステル化の速度が
早いこと、硬化樹脂の物性、特に靭性が向上すること、
エステル化、脱グリコール化の過程でゲル化の危険性が
ないこと、生成不飽和ポリエステルと溶媒およびモノマ
ーとの相溶性がよいこと等の特長を損なわない範囲内で
他の多価アルコールを配合することが必要であり、その
ためにはネオペンチルグリコールを多価アルコール成分
全体の少なくとも50モル%使用することが好ましい。
ステルの多価アルコール成分の少なくとも1種類がネオ
ペンチルグリコールであることが必要である。換言すれ
ば、本発明においては多価アルコール成分として、ネオ
ペンチルグリコールを単独で使用してもよく、またネオ
ペンチルグリコールと他の多価アルコールとを併用して
もよい。ネオペンチルグリコールと他の多価アルコール
とを併用する場合は、前記ネオペンチルグリコールを単
独で使用した場合の特性、すなわちエステル化の速度が
早いこと、硬化樹脂の物性、特に靭性が向上すること、
エステル化、脱グリコール化の過程でゲル化の危険性が
ないこと、生成不飽和ポリエステルと溶媒およびモノマ
ーとの相溶性がよいこと等の特長を損なわない範囲内で
他の多価アルコールを配合することが必要であり、その
ためにはネオペンチルグリコールを多価アルコール成分
全体の少なくとも50モル%使用することが好ましい。
【0014】併用される他の多価アルコールの例には、
例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、2
−メチルプロパンジオール−1,3、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、2,2−ジエチルプロ
パンジオール−1,3、ブタンジオール−1,4、ブタ
ンジオール−1,3、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、水素化ビスフェノール、ビスフェノールAプロピ
レンオキシド付加物等があげられる。
例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、2
−メチルプロパンジオール−1,3、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、2,2−ジエチルプロ
パンジオール−1,3、ブタンジオール−1,4、ブタ
ンジオール−1,3、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、水素化ビスフェノール、ビスフェノールAプロピ
レンオキシド付加物等があげられる。
【0015】本発明において使用される酸成分は、α,
β−不飽和多塩基酸(またはその無水物)が10モル%
以上と飽和または不飽和の多塩基酸(またはその無水
物)が90モル%以下からなるものである。
β−不飽和多塩基酸(またはその無水物)が10モル%
以上と飽和または不飽和の多塩基酸(またはその無水
物)が90モル%以下からなるものである。
【0016】本発明には、α,β−不飽和多塩基酸(ま
たはその無水物)の使用は必須であり、それらの具体例
としては無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等があ
げられる。
たはその無水物)の使用は必須であり、それらの具体例
としては無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等があ
げられる。
【0017】飽和または不飽和の多塩基酸(またはその
無水物)の使用は、本発明においては必須ではないが、
例えば無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸(並
びにジメチルエステル)、テトラヒドロ無水フタル酸、
エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカン酸、ヘット酸等があげられる。
無水物)の使用は、本発明においては必須ではないが、
例えば無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸(並
びにジメチルエステル)、テトラヒドロ無水フタル酸、
エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカン酸、ヘット酸等があげられる。
【0018】α,β−不飽和多塩基酸(またはその無水
物)の使用割合は、10モル%から100モル%の範囲
で目的に応じて変更することができる。α,β−不飽和
多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が10モル%
未満では、物性、特に硬化樹脂の機械的性質が急速に低
下し、硬化性もまた悪化して完全硬化し難くなる傾向が
著しくなる。
物)の使用割合は、10モル%から100モル%の範囲
で目的に応じて変更することができる。α,β−不飽和
多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が10モル%
未満では、物性、特に硬化樹脂の機械的性質が急速に低
下し、硬化性もまた悪化して完全硬化し難くなる傾向が
著しくなる。
【0019】本発明による数平均分子量5,000以上
の不飽和ポリエステルを合成するためには、アンチモ
ン、チタン、ジルコニウム、亜鉛、鉛、マンガン等の有
機化合物、または三酸化アンチモンといったエステル交
換触媒の併用が必要であり、特にチタンの有機化合物、
例えばアルコキシチタン化合物、チタンオキシアセチル
アセトネートのようなキレート化合物、並びに三酸化ア
ンチモンは好適に用いられる。エステル交換触媒の使用
量は、0.0001〜0.5phrであるが、最適範囲は
0.01〜0.1phrである。
の不飽和ポリエステルを合成するためには、アンチモ
ン、チタン、ジルコニウム、亜鉛、鉛、マンガン等の有
機化合物、または三酸化アンチモンといったエステル交
換触媒の併用が必要であり、特にチタンの有機化合物、
例えばアルコキシチタン化合物、チタンオキシアセチル
アセトネートのようなキレート化合物、並びに三酸化ア
ンチモンは好適に用いられる。エステル交換触媒の使用
量は、0.0001〜0.5phrであるが、最適範囲は
0.01〜0.1phrである。
【0020】不飽和ポリエステルの合成は、当初エステ
ル化反応させ、次いでエステル交換触媒の存在下に脱グ
リコール反応させて高分子量化をはかることによって行
われるが、この時は1Torr以下の極力高真空下で実施す
ることが必要である。かくして得られる不飽和ポリエス
テルは、数平均分子量が5,000以上で、末端基が実
質的にヒドロキシル基である。
ル化反応させ、次いでエステル交換触媒の存在下に脱グ
リコール反応させて高分子量化をはかることによって行
われるが、この時は1Torr以下の極力高真空下で実施す
ることが必要である。かくして得られる不飽和ポリエス
テルは、数平均分子量が5,000以上で、末端基が実
質的にヒドロキシル基である。
【0021】本発明においては、前記数平均分子量が
5,000以上の高分子量不飽和ポリエステルをそのま
ま高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を調整するた
めの一成分として使用しても本発明の効果を発現する
が、上記高分子量不飽和ポリエステルに遊離のカルボキ
シル基を有するかまたは有しない多塩基酸無水化物を反
応させることによって、高分子量不飽和ポリエステルの
末端のヒドロキシル基の10モル%以上をカルボキシル
化した変性高分子量不飽和ポリエステルを使用すること
が好ましい。本発明においては、これら両ポリエステル
を含めて数平均分子量が5,000以上の高分子量不飽
和ポリエステルと呼ぶことにする。
5,000以上の高分子量不飽和ポリエステルをそのま
ま高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を調整するた
めの一成分として使用しても本発明の効果を発現する
が、上記高分子量不飽和ポリエステルに遊離のカルボキ
シル基を有するかまたは有しない多塩基酸無水化物を反
応させることによって、高分子量不飽和ポリエステルの
末端のヒドロキシル基の10モル%以上をカルボキシル
化した変性高分子量不飽和ポリエステルを使用すること
が好ましい。本発明においては、これら両ポリエステル
を含めて数平均分子量が5,000以上の高分子量不飽
和ポリエステルと呼ぶことにする。
【0022】変性に使用する多塩基酸無水物としては、
遊離のカルボキシル基を有するかまたは有しない多塩基
酸無水物が使用される。遊離のカルボキシル基を有しな
い無水物としては、例えば無水マレイン酸、無水コハク
酸、無水アジピン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチ
ルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒ
ドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水ピ
ロメリット酸等があげられる。無水フタル酸も利用可能
であるが、昇華性があり、計算量のカルボキシル化は難
しい。遊離のカルボキシル基を有する多塩基酸無水物と
しては、無水トリメリット酸が好ましいものとしてあげ
られる。無水ピロメリット酸のような四官能性の多塩基
酸無水物は等モル使用ではゲル化の危険があることか
ら、一方の酸無水物基をモノエステル化して利用するこ
とが便利である。
遊離のカルボキシル基を有するかまたは有しない多塩基
酸無水物が使用される。遊離のカルボキシル基を有しな
い無水物としては、例えば無水マレイン酸、無水コハク
酸、無水アジピン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチ
ルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒ
ドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水ピ
ロメリット酸等があげられる。無水フタル酸も利用可能
であるが、昇華性があり、計算量のカルボキシル化は難
しい。遊離のカルボキシル基を有する多塩基酸無水物と
しては、無水トリメリット酸が好ましいものとしてあげ
られる。無水ピロメリット酸のような四官能性の多塩基
酸無水物は等モル使用ではゲル化の危険があることか
ら、一方の酸無水物基をモノエステル化して利用するこ
とが便利である。
【0023】当然のことながら、単位重量当りの末端基
の数は分子量により相違するので、本発明でいう数平均
分子量は、GPC(カラムShowdex,No.KF−8
05タイプ、排除限界分子量ポリスチレンで4×10
6 )測定による。高分子量不飽和ポリエステルを変性す
るに必要な遊離のカルボキシル基を有するかまたは有し
ない多塩基酸無水物の量は、高分子量不飽和ポリエステ
ルの両末端がヒドロキシル基であると仮定して計算し
た。遊離のカルボキシル基を有するかまたは有しない多
塩基酸無水物は、脱グリコール反応終了時に、反応温度
で所要量加え、必要に応じて5Torr以下の減圧で処理す
ることにする。これによって、数平均分子量の低下を生
ずることなく、末端ヒドロキシル基の一部または全部を
変性することができる。
の数は分子量により相違するので、本発明でいう数平均
分子量は、GPC(カラムShowdex,No.KF−8
05タイプ、排除限界分子量ポリスチレンで4×10
6 )測定による。高分子量不飽和ポリエステルを変性す
るに必要な遊離のカルボキシル基を有するかまたは有し
ない多塩基酸無水物の量は、高分子量不飽和ポリエステ
ルの両末端がヒドロキシル基であると仮定して計算し
た。遊離のカルボキシル基を有するかまたは有しない多
塩基酸無水物は、脱グリコール反応終了時に、反応温度
で所要量加え、必要に応じて5Torr以下の減圧で処理す
ることにする。これによって、数平均分子量の低下を生
ずることなく、末端ヒドロキシル基の一部または全部を
変性することができる。
【0024】高分子量不飽和ポリエステルと変性高分子
量不飽和ポリエステルの数平均分子量が5,000未満
では、耐熱性、機械的特性および耐薬品性等に劣る欠点
がある。
量不飽和ポリエステルの数平均分子量が5,000未満
では、耐熱性、機械的特性および耐薬品性等に劣る欠点
がある。
【0025】従来からの低分子量不飽和ポリエステルの
末端基を酸変性すると、末端基の比率が高くなりすぎ、
結果として得られた不飽和ポリエステル樹脂の耐水、耐
アルカリ性を損なう他、フィラーとの混和性を悪化さ
せ、混練物が固化して成形不可能なものとなる。しかし
ながら、本発明による数平均分子量が5,000以上の
高分子量不飽和ポリエステルにあっては、末端基の比率
が低下するので、このような欠点は軽減される。その結
果、高分子量で、フィラーとの混和性もよく、機械的特
性、耐薬品性にも優れた高分子量不飽和ポリエステル樹
脂組成物を得ることができる。
末端基を酸変性すると、末端基の比率が高くなりすぎ、
結果として得られた不飽和ポリエステル樹脂の耐水、耐
アルカリ性を損なう他、フィラーとの混和性を悪化さ
せ、混練物が固化して成形不可能なものとなる。しかし
ながら、本発明による数平均分子量が5,000以上の
高分子量不飽和ポリエステルにあっては、末端基の比率
が低下するので、このような欠点は軽減される。その結
果、高分子量で、フィラーとの混和性もよく、機械的特
性、耐薬品性にも優れた高分子量不飽和ポリエステル樹
脂組成物を得ることができる。
【0026】本発明で使用される高分子量不飽和ポリエ
ステルと共重合するアリルエステルおよびアリルエステ
ル樹脂は、接着性を向上させるために使用するものであ
り、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸のジ
アリルエステル、前記ジアリルエステルを部分的に重合
したもので、分子内に二重結合を含んだ比較的線状のオ
リゴマーと前記ジアリルエステルとグリコール類をジア
リルエステル過剰の状態で反応させた反応生成物および
その混合物等があげられる。アリルエステルとアリルエ
ステル樹脂とを併用する場合は、その使用割合は任意で
ある。
ステルと共重合するアリルエステルおよびアリルエステ
ル樹脂は、接着性を向上させるために使用するものであ
り、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸のジ
アリルエステル、前記ジアリルエステルを部分的に重合
したもので、分子内に二重結合を含んだ比較的線状のオ
リゴマーと前記ジアリルエステルとグリコール類をジア
リルエステル過剰の状態で反応させた反応生成物および
その混合物等があげられる。アリルエステルとアリルエ
ステル樹脂とを併用する場合は、その使用割合は任意で
ある。
【0027】本発明で使用される含ブロムエポキシ樹脂
としてはエピコート5050,5050−T−60,5
051F,5051H等(油化シェルエポキシ(株)社
製)、YDB−340,YDB−400,YDB−50
0,YDB−406,YDB−408,YDB−41
2,YDB−400T60,YDB−400EK60,
YDB−500EK80等(東都化成(株)社製)、エ
ピクロン152,153,153−60T,153−6
0M,160,165,1120A,1120−80
M,1123P−75M,1125−75M等(大日本
インキ化学工業(株)社製)等があげられる。
としてはエピコート5050,5050−T−60,5
051F,5051H等(油化シェルエポキシ(株)社
製)、YDB−340,YDB−400,YDB−50
0,YDB−406,YDB−408,YDB−41
2,YDB−400T60,YDB−400EK60,
YDB−500EK80等(東都化成(株)社製)、エ
ピクロン152,153,153−60T,153−6
0M,160,165,1120A,1120−80
M,1123P−75M,1125−75M等(大日本
インキ化学工業(株)社製)等があげられる。
【0028】含ブロムエポキシ樹脂は、他のエポキシ樹
脂と混合して使用してもよい。
脂と混合して使用してもよい。
【0029】含ブロムエポキシ樹脂と混合して使用され
る他のエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型樹脂
(エピコート825,827,828,828XA,8
34,815,1001,1002等、油化シェルエポ
キシ(株)社製)、ビスフェノールF型樹脂(エピコー
ト807、油化シェルエポキシ(株)社製)、O−クレゾ
ールノボラック型樹脂(EOCN−102S,−103
S,−104S等、日本化薬(株)社製)、フェノールノ
ボラック型樹脂(EPPN−201、日本化薬(株)社
製)、およびエピコート152,154、油化シェルエ
ポキシ(株)社製)、環状脂肪族エポキシ樹脂(CY1
79,177等、チバガイギー社製、およびERL42
21,4299等、UCC社製等)、グリシジルエステ
ル系樹脂(アラルダイトCY182,192等、チバガ
イギー社製、ショウダイン508、昭和電工(株)社製、
エピクロン200,400等、大日本インキ(株)社製)
が利用可能であり、これらは1種類または2種類以上の
混合使用も可能である。
る他のエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型樹脂
(エピコート825,827,828,828XA,8
34,815,1001,1002等、油化シェルエポ
キシ(株)社製)、ビスフェノールF型樹脂(エピコー
ト807、油化シェルエポキシ(株)社製)、O−クレゾ
ールノボラック型樹脂(EOCN−102S,−103
S,−104S等、日本化薬(株)社製)、フェノールノ
ボラック型樹脂(EPPN−201、日本化薬(株)社
製)、およびエピコート152,154、油化シェルエ
ポキシ(株)社製)、環状脂肪族エポキシ樹脂(CY1
79,177等、チバガイギー社製、およびERL42
21,4299等、UCC社製等)、グリシジルエステ
ル系樹脂(アラルダイトCY182,192等、チバガ
イギー社製、ショウダイン508、昭和電工(株)社製、
エピクロン200,400等、大日本インキ(株)社製)
が利用可能であり、これらは1種類または2種類以上の
混合使用も可能である。
【0030】含ブロムエポキシ樹脂と他のエポキシ樹脂
とを併用する場合は、含ブロムエポキシ樹脂と他のエポ
キシ樹脂との使用割合は適宜決定される。
とを併用する場合は、含ブロムエポキシ樹脂と他のエポ
キシ樹脂との使用割合は適宜決定される。
【0031】本発明で使用される第3級アミノ窒素原子
を有する化合物としては、エポキシ樹脂の硬化触媒とし
て通常使用されている第3級アミン、イミダゾール誘導
体および第3級アミノ窒素原子を有するエポキシ樹脂等
があげられる。
を有する化合物としては、エポキシ樹脂の硬化触媒とし
て通常使用されている第3級アミン、イミダゾール誘導
体および第3級アミノ窒素原子を有するエポキシ樹脂等
があげられる。
【0032】第3級アミンとしてはジメチルアミノ−n
ヘキサン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルア
ミノメチルクレゾール等があげられる。
ヘキサン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルア
ミノメチルクレゾール等があげられる。
【0033】イミダゾール誘導体としては2−メチルイ
ミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2
−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾ
ール、2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイ
ミダゾール、2,4−ジアミノ−6−〔2−メチルイミ
ダゾール−(1)〕−エチルS−トリアジン等があげら
れる。
ミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2
−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾ
ール、2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイ
ミダゾール、2,4−ジアミノ−6−〔2−メチルイミ
ダゾール−(1)〕−エチルS−トリアジン等があげら
れる。
【0034】第3級アミノ窒素原子を有するエポキシ樹
脂としては、N,N,N′,N′−テトラグリシジルア
ミノジフェニルメタン、トリグリシジル−パラアミノフ
ェノール、トリグリシジル−メタアミノフェノール、ジ
グリシジルアニリン、ジグリシジルトルイジン、N,
N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシレンジアミ
ン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサン、ジグリシジルトリブロムアニリン
等があげられる。
脂としては、N,N,N′,N′−テトラグリシジルア
ミノジフェニルメタン、トリグリシジル−パラアミノフ
ェノール、トリグリシジル−メタアミノフェノール、ジ
グリシジルアニリン、ジグリシジルトルイジン、N,
N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシレンジアミ
ン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサン、ジグリシジルトリブロムアニリン
等があげられる。
【0035】第3級アミンおよびイミダゾール誘導体
は、本発明の組成物中の含ブロムエポキシ樹脂を硬化後
遊離の状態で系内に残り、硬化物の物性に悪い影響を及
ぼすことがあるが、第3級アミノ窒素原子を有するエポ
キシ樹脂は第3級アミノ窒素原子による硬化促進作用と
エポキシ基が反応に関与するという二つの機能を有する
ため、本発明の組成物中の含ブロムエポキシ樹脂の硬化
を促進すると同時にエポキシ基は分子末端をカルボキシ
変性した高分子量不飽和ポリエステルあるいは含ブロム
エポキシ樹脂と反応し、硬化物中に遊離の状態では存在
しないという利点があるので第3級アミノ窒素原子を有
するエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
は、本発明の組成物中の含ブロムエポキシ樹脂を硬化後
遊離の状態で系内に残り、硬化物の物性に悪い影響を及
ぼすことがあるが、第3級アミノ窒素原子を有するエポ
キシ樹脂は第3級アミノ窒素原子による硬化促進作用と
エポキシ基が反応に関与するという二つの機能を有する
ため、本発明の組成物中の含ブロムエポキシ樹脂の硬化
を促進すると同時にエポキシ基は分子末端をカルボキシ
変性した高分子量不飽和ポリエステルあるいは含ブロム
エポキシ樹脂と反応し、硬化物中に遊離の状態では存在
しないという利点があるので第3級アミノ窒素原子を有
するエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
【0036】高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を
調整するために使用される各成分の使用割合は、〔I〕
高分子量不飽和ポリエステル100重量部に対し、〔I
I〕アリルエステルおよび/またはアリルエステル樹脂
は5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部、 〔I
II〕含ブロムエポキシ樹脂は樹脂組成物全体のブロム含
量が14重量%以上、好ましくは16重量%以上になる
添加量、〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する化合物は
0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜15重量部で
ある。第3級アミノ窒素原子を有する化合物として第3
級アミノ窒素原子を有するエポキシ樹脂を使用する場合
には1〜20重量部、好ましくは2〜15重量部である
ことが好ましい。また、〔IV〕第3級アミノ窒素原子を
有する化合物として第3級アミンまたはイミダゾール誘
導体を使用する場合には0.1〜5重量部、好ましくは
0.2〜2重量部であることが望ましい。
調整するために使用される各成分の使用割合は、〔I〕
高分子量不飽和ポリエステル100重量部に対し、〔I
I〕アリルエステルおよび/またはアリルエステル樹脂
は5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部、 〔I
II〕含ブロムエポキシ樹脂は樹脂組成物全体のブロム含
量が14重量%以上、好ましくは16重量%以上になる
添加量、〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する化合物は
0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜15重量部で
ある。第3級アミノ窒素原子を有する化合物として第3
級アミノ窒素原子を有するエポキシ樹脂を使用する場合
には1〜20重量部、好ましくは2〜15重量部である
ことが好ましい。また、〔IV〕第3級アミノ窒素原子を
有する化合物として第3級アミンまたはイミダゾール誘
導体を使用する場合には0.1〜5重量部、好ましくは
0.2〜2重量部であることが望ましい。
【0037】高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を
硬化させるに際しては、高分子量不飽和ポリエステル樹
脂組成物に、ラジカル発生触媒を加えることが好まし
い。ラジカル発生触媒には、特に制限を加える必要はな
いが、成形温度が100℃以上になる場合は、いわゆる
高温分解型の、例えばジクミルパーオキサイドタイプが
用いられる。使用量は0.5〜3phr、好ましくは1〜
3phrが適当である。
硬化させるに際しては、高分子量不飽和ポリエステル樹
脂組成物に、ラジカル発生触媒を加えることが好まし
い。ラジカル発生触媒には、特に制限を加える必要はな
いが、成形温度が100℃以上になる場合は、いわゆる
高温分解型の、例えばジクミルパーオキサイドタイプが
用いられる。使用量は0.5〜3phr、好ましくは1〜
3phrが適当である。
【0038】また、本発明の高分子量不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物には、必要に応じてさらに硬化や樹脂安定
性の調整のために、ハイドロキノン、ベンゾキノン、銅
塩、テトラメチルチウラム化合物、ニトロフェニルヒド
ロキシ化合物等公知公用のもの等を配合することができ
る。
ル樹脂組成物には、必要に応じてさらに硬化や樹脂安定
性の調整のために、ハイドロキノン、ベンゾキノン、銅
塩、テトラメチルチウラム化合物、ニトロフェニルヒド
ロキシ化合物等公知公用のもの等を配合することができ
る。
【0039】本発明の高分子量不飽和ポリエステル樹脂
組成物は、例えば注型によりあるいは充填材と共に混練
することにより、成形材料を調製し、圧縮成形またはト
ランスファー成形により所望の形状に成形することがで
き、硬化後は十分な難燃性、耐熱性、耐水性、機械的強
度および化学的安定性を有する硬化物が得られる。
組成物は、例えば注型によりあるいは充填材と共に混練
することにより、成形材料を調製し、圧縮成形またはト
ランスファー成形により所望の形状に成形することがで
き、硬化後は十分な難燃性、耐熱性、耐水性、機械的強
度および化学的安定性を有する硬化物が得られる。
【0040】本発明の高分子量不飽和ポリエステル樹脂
組成物を用いて銅張積層板を作製する場合は、高分子量
不飽和ポリエステル樹脂組成物を溶媒に分散、溶解した
溶液状態で使用することが好ましい。高分子量不飽和ポ
リエステル樹脂組成物には、溶媒に均一に溶解するもの
または分散するものであるが、本発明においては両者を
含めて溶液という。使用される溶媒は高分子量不飽和ポ
リエステル樹脂組成物と反応しないものであれば特に制
限を加える必要はないが、通常、積層板業界で使用され
ているメチルエチルケトンが適当である。
組成物を用いて銅張積層板を作製する場合は、高分子量
不飽和ポリエステル樹脂組成物を溶媒に分散、溶解した
溶液状態で使用することが好ましい。高分子量不飽和ポ
リエステル樹脂組成物には、溶媒に均一に溶解するもの
または分散するものであるが、本発明においては両者を
含めて溶液という。使用される溶媒は高分子量不飽和ポ
リエステル樹脂組成物と反応しないものであれば特に制
限を加える必要はないが、通常、積層板業界で使用され
ているメチルエチルケトンが適当である。
【0041】本発明に用いる繊維基材とは、公用のガラ
ス布でよいが、好ましくは、電気絶縁性、吸湿性、作業
性、接着性等の点から、シラン系カップリング剤で表面
処理したE・ガラス(無アルカリ電気絶縁用ガラス)の重
量20g/m2 〜250g/m2 程度のガラスクロス等
があげられる。その含有量は、強度や成形性等の点か
ら、積層板中40〜70重量%であることが好ましい。
本発明に用いる繊維基材としては、他の無機繊維や有機
繊維からなる布等にも適用することができる。本発明で
いう繊維基材とは、シート状または帯状物を指す。
ス布でよいが、好ましくは、電気絶縁性、吸湿性、作業
性、接着性等の点から、シラン系カップリング剤で表面
処理したE・ガラス(無アルカリ電気絶縁用ガラス)の重
量20g/m2 〜250g/m2 程度のガラスクロス等
があげられる。その含有量は、強度や成形性等の点か
ら、積層板中40〜70重量%であることが好ましい。
本発明に用いる繊維基材としては、他の無機繊維や有機
繊維からなる布等にも適用することができる。本発明で
いう繊維基材とは、シート状または帯状物を指す。
【0042】高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を
含む溶液中の高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物の
濃度は、特に制限されず、適宜選択すればよい。
含む溶液中の高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物の
濃度は、特に制限されず、適宜選択すればよい。
【0043】本発明の銅張積層板を作製するには、繊維
基材がまず高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を含
む溶液によって含浸処理される。繊維基材に溶液を含浸
させる方法は、特に制限されず、溶液が繊維基材に均一
に含浸されればよい。積層前またはその後、過剰の溶液
は絞りロールで除去すればよい。
基材がまず高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を含
む溶液によって含浸処理される。繊維基材に溶液を含浸
させる方法は、特に制限されず、溶液が繊維基材に均一
に含浸されればよい。積層前またはその後、過剰の溶液
は絞りロールで除去すればよい。
【0044】高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物を
含む溶液が含浸された繊維基材は、通常熱風乾燥炉中を
所定時間通して乾燥してから使用される。次に、この乾
燥した繊維基材を必要枚数、所望厚みに応じて積層し、
同時にその片面または両面に銅箔を積層し、加熱しなが
ら加圧することにより、銅張積層板が得られる。
含む溶液が含浸された繊維基材は、通常熱風乾燥炉中を
所定時間通して乾燥してから使用される。次に、この乾
燥した繊維基材を必要枚数、所望厚みに応じて積層し、
同時にその片面または両面に銅箔を積層し、加熱しなが
ら加圧することにより、銅張積層板が得られる。
【0045】上記銅張積層板を作製する場合の加熱温度
や圧力は、使用する高分子量不飽和ポリエステル樹脂組
成物によって、適宜決定すればよいが、通常は加熱温度
100〜200℃、好ましくは160〜200℃、圧力
は5〜200kg/cm2 、好ましくは10〜50kg/cm2
である。加圧は、熱プレス等によって行えばよい。
や圧力は、使用する高分子量不飽和ポリエステル樹脂組
成物によって、適宜決定すればよいが、通常は加熱温度
100〜200℃、好ましくは160〜200℃、圧力
は5〜200kg/cm2 、好ましくは10〜50kg/cm2
である。加圧は、熱プレス等によって行えばよい。
【0046】本発明において用いられる銅箔は、電気回
路用積層板に一般に用いられている銅箔、例えば電解銅
箔や圧延銅箔等である。
路用積層板に一般に用いられている銅箔、例えば電解銅
箔や圧延銅箔等である。
【0047】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例中の部は特に断りのない限り重
量部を示す。
説明する。なお、実施例中の部は特に断りのない限り重
量部を示す。
【0048】合成例1変性高分子量不飽和ポリエステル〔I〕の合成 撹拌器、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入管を付け
た1リットルのセパラブルフラスコに、ネオペンチルグ
リコール215.5部、イソフタル酸218.9部、イソ
プロピルチタネート0.44部を仕込み、窒素気流中1
85〜205℃で酸価9.3まで反応させた後、フマル
酸65.6部、ハイドロキノン0.12部を加え、温度
170〜185℃で酸価9.4になるまで反応した。次
に亜りん酸0.22部、フェノチアジン0.22部、イ
ソプロピルチタネート0.87部を加え、温度200℃
で最終的には0.5Torrの減圧下で8時間脱グリコール
反応を行った。その後で無水トリメリット酸20部を加
え、170〜190℃で30分間末端処理を行った。得
られた変性高分子量不飽和ポリエステル〔I〕は、黄褐
色、透明の松やに状で数平均分子量は8,400であっ
た。
た1リットルのセパラブルフラスコに、ネオペンチルグ
リコール215.5部、イソフタル酸218.9部、イソ
プロピルチタネート0.44部を仕込み、窒素気流中1
85〜205℃で酸価9.3まで反応させた後、フマル
酸65.6部、ハイドロキノン0.12部を加え、温度
170〜185℃で酸価9.4になるまで反応した。次
に亜りん酸0.22部、フェノチアジン0.22部、イ
ソプロピルチタネート0.87部を加え、温度200℃
で最終的には0.5Torrの減圧下で8時間脱グリコール
反応を行った。その後で無水トリメリット酸20部を加
え、170〜190℃で30分間末端処理を行った。得
られた変性高分子量不飽和ポリエステル〔I〕は、黄褐
色、透明の松やに状で数平均分子量は8,400であっ
た。
【0049】合成例2変性高分子量不飽和ポリエステル〔II〕の合成 撹拌器、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入管を付け
た1リットルのセパラブルフラスコに、ネオペンチルグ
リコール219.7部、イソフタル酸191.2部、イソ
プロピルチタネート0.38部を仕込み、窒素気流中1
85〜205℃で酸価7.6まで反応させた後、フマル
酸89.1部、ハイドロキノン0.11部を加え、温度
170〜185℃で酸価9.7になるまで反応した。次
に亜りん酸0.22部、フェノチアジン0.22部、イ
ソプロピルチタネート0.86部を加え、温度200℃
で最終的に0.65Torrの減圧下で6時間脱グリコール
反応を行った。その後で無水トリメリット酸17部を加
え、170〜190℃で30分間末端処理を行った。得
られた変性高分子量不飽和ポリエステル〔II〕は、黄褐
色、透明の松やに状で数平均分子量は9,600であっ
た。
た1リットルのセパラブルフラスコに、ネオペンチルグ
リコール219.7部、イソフタル酸191.2部、イソ
プロピルチタネート0.38部を仕込み、窒素気流中1
85〜205℃で酸価7.6まで反応させた後、フマル
酸89.1部、ハイドロキノン0.11部を加え、温度
170〜185℃で酸価9.7になるまで反応した。次
に亜りん酸0.22部、フェノチアジン0.22部、イ
ソプロピルチタネート0.86部を加え、温度200℃
で最終的に0.65Torrの減圧下で6時間脱グリコール
反応を行った。その後で無水トリメリット酸17部を加
え、170〜190℃で30分間末端処理を行った。得
られた変性高分子量不飽和ポリエステル〔II〕は、黄褐
色、透明の松やに状で数平均分子量は9,600であっ
た。
【0050】合成例3変性高分子量不飽和ポリエステル〔III〕 の合成 撹拌器、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入管を付け
た1リットルのセパラブルフラスコに、ネオペンチルグ
リコール224部、イソフタル酸162.5部、イソプ
ロピルチタネート0.33部を仕込み、窒素気流中18
5〜205℃で酸価11まで反応させた後、フマル酸1
13.6部、ハイドロキノン0.11部を加え、温度1
70〜185℃で酸価12になるまで反応を行った。次
に亜りん酸0.22部、フェノチアジン0.22部、イ
ソプロピルチタネート0.86部を加え、温度200℃
で最終的に0.58Torrの減圧下で6時間脱グリコール
反応を行った。その後で無水トリメリット酸17部を加
え、170〜190℃で30分間末端処理を行った。得
られた変性高分子量不飽和ポリエステル〔III〕 は、黄
褐色、透明の松やに状で数平均分子量は9,400であ
った。
た1リットルのセパラブルフラスコに、ネオペンチルグ
リコール224部、イソフタル酸162.5部、イソプ
ロピルチタネート0.33部を仕込み、窒素気流中18
5〜205℃で酸価11まで反応させた後、フマル酸1
13.6部、ハイドロキノン0.11部を加え、温度1
70〜185℃で酸価12になるまで反応を行った。次
に亜りん酸0.22部、フェノチアジン0.22部、イ
ソプロピルチタネート0.86部を加え、温度200℃
で最終的に0.58Torrの減圧下で6時間脱グリコール
反応を行った。その後で無水トリメリット酸17部を加
え、170〜190℃で30分間末端処理を行った。得
られた変性高分子量不飽和ポリエステル〔III〕 は、黄
褐色、透明の松やに状で数平均分子量は9,400であ
った。
【0051】実施例1 合成例1で合成した変性高分子量不飽和ポリエステル
〔I〕80重量部、ジアリルフタレートモノマー15重
量部、含ブロムエポキシ樹脂 YDB−400(東都化成
(株)社製)40重量部、N,N,N′,N′−テトラ
グリシジルm−キシレンジアミン2重量部、ジクミルパ
ーオキサイド1.9重量部、メチルエチルケトン140
重量部を撹拌混合して、含浸用溶液を調製した。この含
浸用溶液をガラスクロスWEA116E105(電気絶
縁用クロス、日東紡製)に含浸させた後、80℃で10
分間乾燥し、プリプレグを作製した。作製したプリプレ
グ17枚を積層し、この積層物の両面に厚さが35μm
の銅箔(3EC/三井金属工業(株)社製)を重ね、ゲー
ジ圧20kg/cm2 で温度は170℃で1時間の加熱加圧
成形を行い、板厚1.682mmの銅張積層板を作製し
た。銅箔の引きはがし強さは、23℃では4.1〜4.
4kg/2.5cm、ハンダ耐熱性は260℃で60〜70
秒であった。
〔I〕80重量部、ジアリルフタレートモノマー15重
量部、含ブロムエポキシ樹脂 YDB−400(東都化成
(株)社製)40重量部、N,N,N′,N′−テトラ
グリシジルm−キシレンジアミン2重量部、ジクミルパ
ーオキサイド1.9重量部、メチルエチルケトン140
重量部を撹拌混合して、含浸用溶液を調製した。この含
浸用溶液をガラスクロスWEA116E105(電気絶
縁用クロス、日東紡製)に含浸させた後、80℃で10
分間乾燥し、プリプレグを作製した。作製したプリプレ
グ17枚を積層し、この積層物の両面に厚さが35μm
の銅箔(3EC/三井金属工業(株)社製)を重ね、ゲー
ジ圧20kg/cm2 で温度は170℃で1時間の加熱加圧
成形を行い、板厚1.682mmの銅張積層板を作製し
た。銅箔の引きはがし強さは、23℃では4.1〜4.
4kg/2.5cm、ハンダ耐熱性は260℃で60〜70
秒であった。
【0052】実施例2〜5 表1に示す処方にしたがった以外は、実施例1と同じ操
作を行って銅張積層板を作製した。銅箔の引きはがし強
さ、ハンダ耐熱性は、表1に示した通りであった。
作を行って銅張積層板を作製した。銅箔の引きはがし強
さ、ハンダ耐熱性は、表1に示した通りであった。
【0053】
【表1】
【0054】実施例6 実施例4で作製した銅張積層板の電気的性質を調べた。
その結果を表2に示す。
その結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】
【発明の効果】本発明による数平均分子量が5,000
以上の高分子量不飽和ポリエステル、該不飽和ポリエス
テルと共重合するアリルエステルおよび/またはアリル
エステル樹脂、含ブロムエポキシ樹脂と第3級アミノ窒
素原子を有する化合物を含有する組成物溶液を繊維基材
に含浸させて作製したプリプレグと、銅箔を積層して作
製した銅張積層板は、代表的なエポキシ樹脂銅張積層板
と同レベルの銅箔との密着性とハンダ耐熱性を示し、し
かもエポキシ樹脂より安価になることが期待できるので
電気,電子産業、自動車産業等に有用な積層板として、
広範に利用可能である。
以上の高分子量不飽和ポリエステル、該不飽和ポリエス
テルと共重合するアリルエステルおよび/またはアリル
エステル樹脂、含ブロムエポキシ樹脂と第3級アミノ窒
素原子を有する化合物を含有する組成物溶液を繊維基材
に含浸させて作製したプリプレグと、銅箔を積層して作
製した銅張積層板は、代表的なエポキシ樹脂銅張積層板
と同レベルの銅箔との密着性とハンダ耐熱性を示し、し
かもエポキシ樹脂より安価になることが期待できるので
電気,電子産業、自動車産業等に有用な積層板として、
広範に利用可能である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/06 MSJ MSR
Claims (3)
- 【請求項1】 〔I〕(a)多価アルコールの少なくとも
1種類がネオペンチルグリコールである多価アルコール
成分と、(b)α,β−不飽和多塩基酸(またはその無
水物)の使用割合が10モル%以上であり、(c)飽和ま
たは不飽和多塩基酸(またはその無水物)の使用割合が
90モル%以下である酸成分とを反応して得られる、数
平均分子量が5,000以上の高分子量不飽和ポリエス
テル、 〔II〕該不飽和ポリエステルと共重合するアリルエステ
ルおよび/またはアリルエステル樹脂、 〔III〕含ブロ
ムエポキシ樹脂と〔IV〕第3級アミノ窒素原子を有する
化合物を含有することを特徴とする高分子量不飽和ポリ
エステル樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の高分子量不飽和ポリエス
テル樹脂組成物の硬化物。 - 【請求項3】 請求項1記載の高分子量不飽和ポリエス
テル樹脂組成物を繊維基材に含浸、硬化させた複合材層
と、この複合材層の片面または両面に積層された銅箔と
からなることを特徴とする銅張積層板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP718694A JPH07216053A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物およびその使用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP718694A JPH07216053A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物およびその使用 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07216053A true JPH07216053A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11659031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP718694A Pending JPH07216053A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 高分子量不飽和ポリエステル樹脂組成物およびその使用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07216053A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193548A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Teijin Chem Ltd | 難燃性エポキシ樹脂組成物およびこれを用いた積層板 |
JP2015505867A (ja) * | 2011-12-02 | 2015-02-26 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップAkzo Nobel Chemicals International B.V. | 二成分硬化系 |
-
1994
- 1994-01-26 JP JP718694A patent/JPH07216053A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193548A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Teijin Chem Ltd | 難燃性エポキシ樹脂組成物およびこれを用いた積層板 |
JP2015505867A (ja) * | 2011-12-02 | 2015-02-26 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップAkzo Nobel Chemicals International B.V. | 二成分硬化系 |
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