JPH07216043A - イソシアネートをベースとしたフォームの製造方法 - Google Patents

イソシアネートをベースとしたフォームの製造方法

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JPH07216043A
JPH07216043A JP6335171A JP33517194A JPH07216043A JP H07216043 A JPH07216043 A JP H07216043A JP 6335171 A JP6335171 A JP 6335171A JP 33517194 A JP33517194 A JP 33517194A JP H07216043 A JPH07216043 A JP H07216043A
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foam
formula
isocyanate
compounds
discoloration
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JP6335171A
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Peter Dr Haas
ペーター・ハース
Sven Meyer-Ahrens
シユヴエン・メイヤー−アーレンス
Gundolf Jacobs
グンドルフ・ヤコブス
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Bayer AG
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    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S521/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S521/902Cellular polymer containing an isocyanurate structure

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定された化学構造のコアー変色防止剤を用
いたイソシアネートをベースとしたフォームの製造。 【構成】 一般式 【化1】 および/または 【化2】 (式中、nは2〜6、好ましくは2または3の整数を表
し、mは1〜6、好ましくは1〜3の整数を表し、Rは
−C(CH3)3 を表し、そしてXは水素または 【化3】 を表す)の化合物が、イソシアネートをベースとしたフ
ォームの製造方法においてコアー変色防止剤として用い
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォームの変色を防ぐ
ために、特定された化学構造式に相当する化合物が少な
くとも1種用いられるイソシアネートをベースとしたフ
ォームの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低密度のポリウレタンフォームは、大量
の水が用いられるときにおこる活発な発泡反応の高い発
熱性の結果として、それらのコアー(core)において変
色する傾向がある。温度によるこの変色反応に対処する
ための数多くの安定剤が文献に開示されている。これら
の公知の安定剤の一つの例は4−メチル−2,6−ジ−
tert. −ブチルフェノール(BHT)である。この安定
剤は一般にフォームを製造するために用いられるポリオ
ール成分のなかに含まれている。しかしながら、BHT
のような物質による安定化もまた、今ではより理解され
ている反応によるテクスタイル(textiles)およびフォ
ームの変色(discoloration)のような数多くの欠点の原
因となる。〔例えば、K.C.スメルツ(Smelts), テ
クスタイル・ケミスト・アンド・カラリスト(Textile
Chemist and Colorist) ,4月号 83,15巻, No.
4,E.シュミット(Schmidt),テクスタイルフェレド
ルング(Textilveredlung) 17/1982;および N
o.6,H.−W.ヘムペル(Hemmpel)、テクスタイル・
プラクシス・インターナショナル(Textil Praxis Inte
rnational) 1983,3月/4月発行参照。〕
【0003】4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert. −ブ
チルフェニルプロピオン酸エステルもまたコアー変色防
止剤として文献に記載されている。しかしながら、
(1)コアー変色の有効な防止、(2)発色団の連続的
形成によるフォーム変色の回避および(3)発色団担体
の移行によるテクスタイル変色の回避を目的としたイソ
シアネートをベースとしたフォーム、なかんずくポリウ
レタンフォームの安定化はいままでのところなされてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、公知
の変色防止化合物の欠点をもたないコアー変色防止剤を
見出すことである。本発明の他の目的は、先行技術のフ
ォームのコアー変色を示さないイソシアネートをベース
としたフォーム(isocyanate-based foams)の製造方法
を提供することである。本発明のさらなる目的は、先行
技術のフォームのコアー変色を示さないイソシアネート
をベースとしたフォームを提供することである。これら
の目的および当業者に明らかであろう他の目的は、フォ
ーム形成混合物中に2種の特定された化学構造式の1種
によって表される変色防止剤の少なくとも1種を混合す
ることによって達成される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、イソシアネー
トがイソシアネート反応性化合物と、一般式
【化6】 および/または
【化7】 (式中、nは2〜6、好ましくは2または3の整数を表
し、mは1〜6、好ましくは1〜3の整数を表し、Rは
−C(CH3)3 を表し、そしてXは水素または
【化8】 を表す)によって表される化合物の少なくとも1種の存
在下に、反応されるイソシアネートをベースとしたフォ
ームの製造方法に関する。
【0006】式(I)および式(II)によって表される
化合物はコアー変色防止剤として作用する。式(I)お
よび/または式(II)によって表される化合物は、好ま
しくはイソシアネートをベースとしたフォームに基づい
て、0.01〜0.5重量%の量(合計量)で用いられ
る。式(I)および/または式(II)の化合物は、特に
好ましくはイソシアネートをベースとしたフォームに基
づいて、0.1〜0.4重量%の量(合計量)で用いら
れる。
【0007】好ましい変色防止剤は、式(I)
【化9】 (式中、Rは−C(CH3)3 基を表し、そしてnは2ま
たは3を表す)によって表される。式(II)によって表
される好ましい変色防止剤は、
【化10】 (式中、Rは−C(CH3)3 基を表す)によって表され
る。
【0008】本発明のその他の好ましい具体化におい
て、式(I)または式(II)のいずれにも相当しない公
知のコアー変色防止剤、特にジアリールアミン、もまた
フォーム形成混合物中に含まれる。式(I)および/ま
たは式(II)に相当する化合物は、ポリウレタンフォー
ムの製造およびポリイソシアヌレートフォームの製造に
おいて特に有用である。
【0009】ドイツ特許明細書第2,240,609号
(DE-PS 2,240,609)およびIA特許明細書第16,63
1号(IA-PS 16,631)は、いくつかの4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−tert. −ブチルフェニルプロピオン酸のア
ルキルエステルおよびアリールエステルがプラスチック
およびオイルの安定化のために有用であるとして記載し
ている。しかしながら、これらの開示はこれらの化合
物、特にアリールエステル、がフォームの変色を抑制す
るであろうということについては何ら教示も示唆もして
いない。事実、化合物
【化11】 (式中、Rは−C(CH3)3 を表し、かつnは1を表
す)はEMPAテクスタイル試験において顕著な変色を
示し〔EMPA、St.ガレン(Gallen)、テクスタイ
ル・ケミストリー・デパートメント (Textile Chemistr
y Dept.)、プロジェクト No.1145、1984〕、か
つ穏やかなコアー変色防止効果を有するフォームを生成
する。これに対して、本発明によって用いられる、nが
2〜6、好ましくは2または3の整数を表す式(I)に
相当する化合物は有効に変色を防止する。
【0010】同様に、アルキルエステルは予測できない
フォーム変色防止効果を示す。式(II)に相当する化合
物は、テクスタイル試験における酸化防止効果によって
および変色効果において、相当する1,4−テトラメチ
レンエステルに対して明らかにすぐれている。式(II)
に相当する化合物は、テクスタイル試験において、変色
に対してその傾向を実質的に示さない。
【0011】イソシアネートをベースとしたフォームの
製造方法は公知である。これらの方法の例は、例えばド
イツ特許出願公開(DE−OS)第1,694,142
号;同第1,694,215号並びに同第1,720,
768号明細書およびプラスチックマニュアル(Kunsts
toff-Handbuch)、第VII巻、ポリウレタン、ヴィベック
(Vieweg)およびヘヒトレン(Hoechtlen)編、カール・
ハンサー・ヘラーク(Carl Hanser Verlag)、ミュヘ
ン、1966並びに後者の新版、G.オエルテル(Oert
el)編、カール・ハンサー・ヘラーク、ミュヘン、ウィ
ーン(Vienna)1983および1993に開示されてい
る。これらの開示に記載されたフォームは、主にウレタ
ンおよび/またはイソシアヌレートおよび/またはアロ
ファネートおよび/またはウレットジオン(uretdione)
および/またはウレアおよび/またはカルボジイミド基
を有するフォームである。本発明は好ましくはポリウレ
タンフォームおよびポリイソシアヌレートフォームの製
造に関するものである。イソシアネートをベースとした
フォームは、一般にイソシアネート、イソシアネート反
応性基を有する化合物、発泡剤および任意に触媒並びに
界面活性添加剤のような添加剤を反応させることによっ
て製造される。
【0012】本発明の方法において出発物質として有用
なイソシアネートは、ジュスタス・リービヒス・アナー
レン・デル・ヒエミ(Justus Liebigs Annalen der Che
mie)、562、75〜136頁に、W.ジーフケン(Si
efken)によって記載されたイソシアネートのような、脂
肪族、脂環式、芳香脂肪族(araliphatic)、芳香族およ
び複素環式ポリイソシアネートを含む。そのようなイソ
シアネートの例は、式 Q(NCO)n 〔式中、nは2〜4、好ましくは2〜3を表し、そして
Qは2〜18(好ましくは6〜10)個の炭素原子を有
する脂肪族炭化水素基、4〜15(好ましくは5〜1
0)個の炭素原子を有する脂環式炭化水素基、6〜15
(好ましくは6〜13)個の炭素原子を有する芳香族炭
化水素基または8〜15(好ましくは8〜13)個の炭
素原子を有する芳香脂肪族炭化水素基を表す〕に相当す
る化合物である。
【0013】そのようなポリイソシアネートの特定の例
は、ドイツ特許出願公開(DE−OS)第28 32
253号明細書10〜11頁に記載されている。一般的
に、商業的に入手できるポリイソシアネートは好まし
い。商業的に入手できる適当なイソシアネート例は、
2,4−および2,6−トリレンジイソシアネートおよ
びこれらの異性体の如何なる混合物(「TDI」);ア
ニリン−ホルムアルデヒド縮合、それに続くホスゲン化
によって製造されるようなポリフェニルポリメチレンポ
リイソシアネート(「粗製MDI」)および、特に2,
4−および/または2,6−トリレンジイソシアネート
からまたは4,4′−および/または2,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートから誘導される改質ポリイ
ソシアネートのような、カルボジイミド基、ウレタン
基、アロファネート基、イソシアヌレート基、ウレア基
またはビウレット基を有するポリイソシアネート(「改
質ポリイソシアネート」)を含む。
【0014】本発明の方法において出発物質として有用
なイソシアネート反応性化合物は、イソシアネートと反
応性である水素原子を少なくとも2個有し、一般に40
0〜10,000である分子量を有する化合物(「ポリ
オール成分」)を含む。これらの化合物は、アミノ基、
チオ基(thio group)またはカルボキシル基を有する物
質かつまた好ましいヒドロキシル基含有化合物を含む。
少なくとも2個、好ましくは2〜8個、もっとも好まし
くは2〜6個のヒドロキシル基を有する化合物、特に均
質かつ気泡質のポリウレタンを製造するために有用であ
ることが公知のポリエーテル並びにポリエステルおよび
ポリカーボネート並びにポリエステルアミドのような分
子量約1000〜約6000(好ましくは約2000〜
約6000)を有するこれらの化合物が特に好ましい。
そのようなイソシアネート反応性化合物の特定の例は、
ドイツ特許出願公開(DE−OS)第28 32 25
3号明細書11〜18頁に記載されている。ヒドロキシ
ル基を少なくとも2個有するポリエーテルおよびポリエ
ステルがもっとも好ましい。
【0015】本発明のイソシアネートをベースとしたフ
ォームの製造のための任意の出発物質として有用な他の
化合物は、イソシアネートと反応性の水素原子を少なく
とも2個有し、かつ分子量32〜399を有する、連鎖
延長剤または架橋剤として作用する化合物を含む。これ
らの化合物はヒドロキシル基および/またはアミノ基お
よび/またはチオ基および/またはカルボキシル基を有
し得る。好ましい化合物は、ヒドロキシル基および/ま
たはアミノ基を有するこれらの化合物である。これらの
化合物は一般にイソシアネートと反応性の水素原子2〜
8(好ましくは2〜4)個を有する。そのような化合物
の特定の例は、ドイツ特許出願公開(DE−OS)第2
8 32 253号明細書19〜20頁に記載されてい
る。
【0016】如何なる公知の発泡剤も本発明の方法にお
いて使用し得る。しかしながら、好ましくは、水および
/またはn−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタン
のような高揮発性有機物質のような発泡剤が用いられ
る。公知の補助物質および添加剤もまたフォーム形成混
合物に含まれ得る。そのような任意の添加剤は、触媒;
乳化剤のような界面活性添加剤並びに気泡安定剤;酸と
して作用する物質のような反応抑制剤(例えば、塩酸ま
たは有機酸ハロゲン化物);パラフィンまたは脂肪アル
コールまたはジメチルポリシロキサンのような気泡抑制
剤;顔料;染料;トリクレジールホスフェート並びにメ
ラミンのような難燃剤;耐老化性並びに耐候性に対する
安定剤;可塑剤;制カビ剤並びに制菌剤およびバリウム
スルフェート、珪藻土、カーボンブラック、または白亜
のような充填剤を含む。任意に用いられ得るこれらの補
助物質および添加剤は、ドイツ特許出願公開(DE−O
S)第27 32 292号明細書21〜24頁により
詳細に記載されている。
【0017】本発明の実施において任意に用いられ得
る、界面活性添加剤、気泡安定剤、気泡抑制剤、反応抑
制剤、安定剤、難燃剤、可塑剤、染料、充填剤、制カビ
剤並びに制菌剤の追加の例かつまたこれらの添加剤の使
用並びに活性に関する詳細は、プラスチックマニュアル
(Kunststoff-Handbuch)、第VII巻、ヴィベック(View
eg)およびヘヒトレン(Hoechtlen)編、カール・ハンサ
ー・ヘラーク(Carl Hanser Verlag)、ミュヘン、19
66の例えば103〜113頁に記載されている。ポリ
ウレタンフォームのようなイソシアネートをベースとし
たフォームは、本発明により、出発成分を如何なる公知
のワンショット法、プレポリマー法またはセミプレポリ
マー法によって反応させることにより製造し得る。これ
らの方法は、米国特許第2,764,565号明細書に
記載されている機械的装置のような機械的装置を用いて
実施され得る。本発明の方法を実施するためにもまた用
い得る他のプロセス装置の詳細は、プラスチックマニュ
アル(Kunststoff-Handbuch)、第VII巻、ヴィベック
(Vieweg)およびヘヒトレン(Hoechtlen)編、カール・
ハンサー・ヘラーク(Carl Hanser Verlag)、ミュヘ
ン、1966の例えば121〜205頁に記載されてい
る。
【0018】式(I)および/または式(II)によって
表される化合物は、ポリオール成分またはイソシアネー
ト成分に加え得る。常温硬化フォームもまた本発明によ
って製造し得る。英国特許明細書(GB−PS)第11
62517号およびドイツ特許出願公開(DE−OS)
第21 53 086号明細書はそのようなフォームの
製造の適切な技術を開示している。フォームは本発明に
従ってスラブフォーミング(slab forming)によってま
たは如何なる公知の連続ラミネーションプロセスによっ
てもまた製造し得る。ポリイソシアヌレートフォームは
如何なる公知の方法で、そのような方法に一般的に用い
られる条件のもとで製造され得る。本発明の方法の生成
物は、椅子張り、織物の内張り、マットレス、自動車の
座席、肘掛、スポンジ、構造素材、座席の縁飾りおよび
マウント(mounting)に用い得る。
【0019】以下の例は前記した本発明の実際の例とし
て示される。特に記載がなければ、これらの例で示され
ている部数および百分率のすべては、重量部および重量
%である。
【0020】
【実施例】例1 3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert. −ブチルフ
ェニル)−プロピオン酸−2−フェニルエチルエステル
を3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert.−ブチル
フェニル)−プロピオン酸278g(1モル)および2
−フェニルエタノール122g(1モル)から、4−ト
ルエンスルホン酸0.5gを用いてトルエン中で共沸エ
ステル化によって製造した。生成物を分析した。その分
析結果は以下の如くであった。 C25343 (382)に対する分析 計算値 C:
78.5% H:8.9% 実測値 C:78.6% H:9.1% 融点:72〜74℃ 構造をさらにIRおよびNMRスペクトルによって確認
した。
【0021】例2 2−ブテン−1,4−ジオール−ビス−〔3−(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジ−tert. −ブチルフェニル)−プ
ロピオネート〕を3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
tert. −ブチルフェニル)−プロピオン酸556g(2
モル)および2−ブテン−1,4−ジオール88g(1
モル)から、4−トルエンスルホン酸0.5gを用いて
トルエン中で共沸エステル化によって製造した。生成物
を分析した。その分析結果は以下の如くであった。 C38566 (608)に対する分析 計算値 C:
75.0% H:9.2% 実測値 C:74.4% H:9.0% 融点:73〜75℃ 構造をさらにIRおよびNMRスペクトルによって確認
した。
【0022】例3(比較) 3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert. −ブチルフ
ェニル)−プロピオン酸ベンジルエステルを3−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジ−tert. −ブチルフェニル)−
プロピオン酸278g(1モル)およびベンジルアルコ
ール108g(1モル)から、4−トルエンスルホン酸
0.5gを用いてトルエン中で共沸エステル化によって
製造した。生成物を分析した。その分析結果は以下の如
くであった。 C24323 (368)に対する分析 計算値 C:
78.2% H:8.7% 実測値 C:78.1% H:8.3% 融点:68〜70℃ 構造をさらにIRおよびNMRスペクトルによって確認
した。
【0023】例4(比較) ビス−〔3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert. −
ブチルフェニル)−プロピオン酸ブタンジオールエステ
ル〕を3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert. −ブ
チルフェニル)−プロピオン酸278g(1モル)およ
び1,4−ブタンジオール45g(0.5モル)から、
4−トルエンスルホン酸0.5gを用いてトルエン中で
共沸エステル化によって製造した。生成物を分析した。
その分析結果は以下の如くであった。 C38586 (610)に対する分析 計算値 C:
74.7% H:9.5% 実測値 C:74.1% H:9.2% 融点:73〜74℃ 構造をさらにIRおよびNMRスペクトルによって確認
した。
【0024】例1および2(本発明による)、例3およ
び4(比較)において製造した化合物およびBHT(比
較)の酸化防止剤としての可能性を試験するために、こ
れらの化合物をポリウレタン軟質フォーム処方において
酸化防止剤として単独で用いた。生成したフォームはそ
れからマイクロ波処理した。フォームパケットを以下の
処方から最初に調製した。 ポリオール成分A 100重量部 第1表に示されたコアー変色防止安定剤 0.2重量部 水 6.0重量部 シリコン安定剤OS22〔バイエル社(Bayer AG) 市販品〕 1.5重量部 アミン活性剤PS207〔バイエル社市販品〕 0.15重量部 錫オクトエート 0.15重量部 80重量%2,4−および20重量%2,6−トリレンジイソ シアネートからなるTDI(イソシアネート指数=108) 70.2重量部
【0025】ポリオール成分Aは、主に第二OH基かつ
OH価45を有する、85重量%プロピレンオキシドお
よび15重量%エチレンオキシドのトリメチロールプロ
パン出発ポリエーテルポリオールであった。上記に一覧
の物質を反応させ、連続気泡かつ最大通気性50mm水柱
を有するフォームを得た。2倍バッチ量のフォーム形成
混合物を100×200mmのモールドの中に注いだ。フ
ォームの発生が終わったとき、パケットをパナソニック
(Panasonic)NE1440電子オーブンのまん中に置
き、そしてレベル1(約170ワットマイクロ波アクシ
ョン)に15分間加熱した。加熱をそれから空気循環乾
燥オーブン中130〜135℃に30分間で完了し、そ
してパケットを、室温で30分間貯蔵した後、軸線に添
ってまん中を通して切り取った。3cm厚のディスクを切
り離しそしてコアー変色を類別するために評価した。 水準0 : 完全に白色 水準10: 分解の兆候をもった黒みがかった褐色
【0026】テクスタイル黄変試験:約20gの200
×200mmの寸法の無処理の白色綿テクスタイルを水1
000mlおよび通常の市販陽イオン織物柔軟剤溶液40
mlの溶液60mlで含浸し、そして80×80×50mmの
フォーム立方体をくるんだ。くるまれたフォームをそれ
から空気循環乾燥オーブン中55℃で72時間乾燥し
た。EMPAテクスタイル試験により、フォームおよび
テクスタイルにおける如何なる色の変化も測定した。第
1表はマイクロ波コアー変色試験およびテクスタイル試
験の結果を示す。これらの試験は移行性および変色の挙
動を測定するのに有用である。
【0027】
【表1】 第1表 コアー変色 変色 試 料 安定剤 変色の程度 テクスタイル フォーム A 例1 2−3 白 白 B 例2 2 白 白 C 例3 5 黄色 濃い黄色 D 例4 5 黄色 黄色 E BHT 3 濃い黄色 濃い黄色
【0028】第1表は、試験された物質の結果を示し、
本発明で所望される酸化防止剤のみが、(1)立証され
たBHTで得られるコアー変色効果に匹敵するコアー変
色効果および(2)例えばEMPA試験におけるフォー
ムまたはテクスタイルいずれに対する変色しない要求に
適合する。例3および4で製造される比較物質は、本発
明で所望される式(I)(例1)および式(II)(例
2)によって表される化合物に構造において類似の公知
の化合物である。第1表に示されている結果から明らか
なように、これらの比較物質は本発明のコアー変色およ
びフォーム/テクスタイル変色に対する要求を満足しな
い。
【0029】本発明の式(I)および式(II)に相当す
る酸化防止剤の良好な性能は驚くべきものでありかつ非
常に類似の構造をもった化合物が与える異なる結果の事
実から明らかなように先行技術から示唆されるものでも
ない。本発明において所望される変色防止剤は、とりわ
けポリウレタンフォームスラブ材および成形フォームの
製造に用いられるポリエーテルおよびポリエステルポリ
オールの変色からの保護に使用できる。本発明により製
造されたフォームがテクスタイル、張り椅子、マットレ
スおよび自動車の座席に作製されたとき移行性効果を示
さない。ポリウレタンフォームの製造のために用いられ
るイソシアネートもまた式(I)および/または式(I
I)に相当する変色防止剤によって変色から保護され得
る。
【0030】以上、本発明を例示する目的のために詳細
に記載したが、その詳細は単に例示の目的であって特許
請求の範囲によって限定されることを除いて発明の精神
および範囲を逸脱することなく当業者により多くの改変
をなしうることが了解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 101:00) (72)発明者 シユヴエン・メイヤー−アーレンス ドイツ連邦共和国デイー51375 レーフエ ルクーゼン、マツクス−ペヒシユタイン− シユトラーセ 7 (72)発明者 グンドルフ・ヤコブス ドイツ連邦共和国デイー51503 レースラ ート、イム・パネンハツク 15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)イソシアネートと、 b)イソシアネート反応性化合物とを、 c)下記式 【化1】 または 【化2】 (式中、 Rは−C(CH3)3 基を表し、 Xは水素または 【化3】 を表し、 nは2〜6の整数を表し、そしてmは1〜6の整数を表
    す)の一つによって表される、フォームの変色を防止す
    る化合物の少なくとも1種、の存在下に反応させること
    からなるイソシアネートをベースとしたフォームの製造
    方法。
  2. 【請求項2】nが2または3を表す請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】mが1〜3の整数を表す請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】化合物c)がフォームの重量に基づいて、
    約0.01〜0.5重量%の量で使用される請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】化合物c)がフォームの重量に基づいて、
    約0.1〜約0.4重量%の量で使用される請求項1記
    載の方法。
  6. 【請求項6】化合物c)が式 【化4】 によって表される請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】化合物c)が式 【化5】 によって表される請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】式(I)または式(II)によって表されな
    い、フォーム変色を防止するための化合物d)もまた反
    応混合物に含まれる請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】化合物d)がジアリールアミンである請求
    項8記載の方法。
  10. 【請求項10】製造されたフォームがポリウレタンフォ
    ームである請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】製造されたフォームがポリイソシアヌレ
    ートフォームである請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】請求項1記載の方法によって製造された
    フォーム。
  13. 【請求項13】請求項6記載の方法によって製造された
    フォーム。
  14. 【請求項14】請求項7記載の方法によって製造された
    フォーム。
JP6335171A 1993-12-23 1994-12-21 イソシアネートをベースとしたフォームの製造方法 Pending JPH07216043A (ja)

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DE4344180.7 1993-12-23

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KR (1) KR950018112A (ja)
CN (1) CN1057312C (ja)
AT (1) ATE163956T1 (ja)
CA (1) CA2138438A1 (ja)
DE (2) DE4344180A1 (ja)
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ES (1) ES2113043T3 (ja)
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NO944988D0 (no) 1994-12-22
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CA2138438A1 (en) 1995-06-24
DE4344180A1 (de) 1995-06-29
DK0659814T3 (da) 1998-09-28
ATE163956T1 (de) 1998-03-15
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DE59405423D1 (de) 1998-04-16
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CN1057312C (zh) 2000-10-11
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ES2113043T3 (es) 1998-04-16
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ZA9410253B (en) 1995-08-29

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