JPH07215A - イヤリングの改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも二つの、好ましくは互いに異なっ
た装飾要素によって構成され、第１の装飾要素が第２の
装飾要素にロック装置によって取付けられ、前記要素の
いずれもが前方位置にくることができ、視覚的特徴が改
善されたイヤリングの提供。 【構成】 イヤリングの改良は、少なくとも二つの好ま
しくは互いに異なる装飾要素３および４より成り、ロッ
ク装置２によって一体に保持されるイヤリング１を提供
し、前記装飾要素は蝶番によって連結することができ
る。この構成からそのようなイヤリングの用途を、その
装飾面のいずれをも使用しうるようにすることによって
広げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は宝石装飾または同様の美
術の分野に属するイヤリングに関し、この改良はイヤリ
ングの新しい形式のデザインに新規な構想を導入するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】周知のようにイヤリングは耳たぶに使用
することを意図された装飾品であり、また通常、宝石お
よび準宝石からデザインされた前方装飾要素、および単
一または組合わされた金属およびねじ付きピンならびに
ねじ孔または圧力嵌めを含むロック装置から構成された
他方の装飾要素から成っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】通常のイヤリングの形
式において、装飾品は耳たぶの前面に置かれ、ロック装
置は特殊なデザインの労作の対象物ではなく、イヤリン
グに装飾の一つの面を構成する装飾要素として機能する
ことはない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】構成における新しい構
想、新しい型のイヤリングを指向する本発明の目的は、
通常の装飾要素とロック装置から構成されるものとして
実現され、装飾要素は耳たぶを取囲む第１装飾要素およ
び耳たぶの前後にくる第２装飾要素により構成される
か、さもなければ、前記耳たぶを取囲む側方装飾要素に
よって構成される。とくに、本発明は少なくとも二つ
の、選択的に互いに異なった装飾要素によって構成さ
れ、第１の装飾要素が第２の装飾要素にロック装置によ
り取付けられ、前記要素のいずれもがイヤリングの前方
位置にくるイヤリングを提供する。さもなければ、前記
装飾要素を枢着するため側方装飾要素および蝶番を備え
ている。ロック装置は第１装飾要素に固定されたねじに
よって構成され、かつ第２装飾要素のねじ孔にねじ込ま
れるか、またはロック装置は蝶着された装飾要素を蝶番
ピンの周りに枢着する圧力嵌めである。

【０００５】このイヤリングの構造形式はまったく独創
的のもので、このイヤリングの観察しうるすべての前
面、背面および側面に精緻な視覚的特徴を現すため、イ
ヤリングに三次元的特性を付与するものである。さら
に、このイヤリングの構成はそれが観察される異なった
位置において異なった視覚的特徴をもつことができるよ
うにし、一方が使用される位置において第１装飾要素は
第２装飾要素とは審美的に異なったものとすることがで
き、両方を横から観察したときイヤリングには異なった
視覚的特徴が現れ、側方装飾要素が設けられるときなお
一層促進される。本発明の目的は、説明のためだけに添
付され、本発明の範囲を限定するものでない添付図面を
参照するとき、一層よく理解されるであろう。

【０００６】

【実施例】図面に示されたものにおいて、本発明の目的
とするイヤリング１は本質的に装飾要素３，４，５およ
びロック装置２より成り、前記装飾要素は宝石、準宝石
または他の貴石および単一金属もしくはそれらの組合わ
せから成り、ロック装置２はねじ６およびねじ７または
加圧方式によって形成される。圧力嵌め方式であるロッ
ク装置２′の場合、第１および第２装飾要素を連結する
ため、蝶番３を備えている。本発明においては、美術イ
ヤリングの場合に起こるような、耳たぶの前方に置かれ
る一つの装飾要素から構成されるイヤリングの代わり
に、本発明のイヤリング１はロック装置２によって相互
に関連づけられた第１装飾要素３および第２装飾要素４
より成っている。任意に、イヤリング１は第１装飾要素
３、第２装飾要素４および耳たぶを囲み前記要素３およ
び４を蝶着の形式で連結する側方装飾要素５より成って
いる。

【０００７】しかして第１の構造において、たとえば第
１装飾要素３に対してねじ型のロック装置２（図１およ
び２）はねじ６を備え、第２装飾要素に内ねじ７を形成
され（またはその反対も可）、イヤリングは使用者の穿
孔された耳たぶに通常のように取付けられるか、または
ねじを穿孔された耳たぶの孔を貫通させそれをねじ孔７
にロックする。圧力型固定のロック装置２′を使用する
イヤリング１の他の可能な構造において、第２装飾要素
４に蝶着して固定された第１装飾要素３は、側方装飾要
素５の側方部分に構成された前記蝶番８である。この場
合、使用者の耳たぶに固定するための圧力方式は、側方
装飾要素５の内側にかつ蝶番８の周りに設置されたつる
巻ばねから構成される。

【０００８】論理的に、イヤリングの基本的概念の中に
は、材料、形状、寸法およびその他に関して無数の変形
が予想される。しかして、たとえば、装飾要素３および
４は互いに異なるものとすることができる。側方装飾要
素５は耳たぶの周りにくるように適当な永久的形状を備
えることができるか、蝶着部分を有するかまたは耳たぶ
の周りに適合するように可撓性または順応性あるものと
することができる。本発明の範囲に対し、異なった可能
な装飾要素３および４は、本発明イヤリングが外に向い
たどの面においても使用することができ、そのことは基
本的に二つの異なった宝石が一体であることを意味して
いる。イヤリングの製造に組合わせて使用される複数の
金属のいずれとすることもできる。

【０００９】

【発明の効果】イヤリングを少なくとも二つの、好まし
くは互いに異なった装飾要素によって構成することによ
り、イヤリングの観察しうるすべての前面、背面および
側面における精緻な視覚的特徴を現すため、イヤリング
に三次元的特性が付与される。

【図面の簡単な説明】

【図１】構成要素を分解した本発明の第１の構造形式の
斜視図。

【図２】耳たぶに取付けられた図１のイヤリングを横向
きに示す図。

【図３】本発明の第２の形式の正面図。

【図４】耳たぶに取付けられた図３のイヤリングを示す
図。

【符号の説明】

１ イヤリング ２ ロック装置 ２′ ロック装置 ３ 第１装飾要素 ４ 第２装飾要素 ５ 側方装飾要素 ６ ねじ ７ ねじ孔 ８ 蝶番

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 イヤリングが選択的に一方と他方が異な
   った少なくとも二つの装飾要素を有し、該装飾要素は第
   ２装飾要素（３）に取付けられた第１装飾要素（４）で
   あり、いずれの要素もイヤリング（１）の前方位置にく
   ることができることを特徴とする、イヤリングの改良。
2. 【請求項２】 イヤリングは、装飾要素（３）および
   （４）を一緒に蝶着するため、単一の装飾要素および蝶
   番（８）を備えていることを特徴とする、請求項１記載
   のイヤリングの改良。
3. 【請求項３】 ロック装置（２）が第１装飾要素（３）
   に固定されたねじ（６）によって形成され、ねじ（６）
   は第２装飾要素（４）の対応するねじ孔（７）にねじ込
   まれることを特徴とする、請求項１記載のイヤリングの
   改良。
4. 【請求項４】 ロック装置（２′）は蝶番ピン（８）の
   周りに蝶着された装飾要素（３）および（４）に作用す
   る圧力ファスナであることを特徴とする、請求項１記載
   のイヤリングの改良。