JPH07215621A - 油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置 - Google Patents
油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置Info
- Publication number
- JPH07215621A JPH07215621A JP1024594A JP1024594A JPH07215621A JP H07215621 A JPH07215621 A JP H07215621A JP 1024594 A JP1024594 A JP 1024594A JP 1024594 A JP1024594 A JP 1024594A JP H07215621 A JPH07215621 A JP H07215621A
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- JP
- Japan
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- rope
- main rope
- hydraulic elevator
- shackle
- stop
- Prior art date
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- Pending
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- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 10
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に、かつ安全に油圧エレベータ用主ロー
プの伸び量を調整できる油圧エレベータ用主ロープ伸び
量調整装置を提供する。 【構成】 主ロープ3の伸び量を調整する際、乗かごを
停止した後プランジャーをシリンダー内に沈下させる
と、主ロープ3が緩みロープシャックル10は網止め台
11の中に降下しようとする。ピットで網止め台11の
側面カバー11bを取り外して主ロープ3の伸び量に見
合った位置までロープシャックル10を下げ、プランジ
ャーの沈下を停止させる。そして、網止め台11内のロ
ープシャックル止め金具11aの段差の一つにロープシ
ャックル10のラッチ金具10bを係止する。再び側面
カバー11bを網止め台11に取り付けて伸び調整作業
は終了する。
プの伸び量を調整できる油圧エレベータ用主ロープ伸び
量調整装置を提供する。 【構成】 主ロープ3の伸び量を調整する際、乗かごを
停止した後プランジャーをシリンダー内に沈下させる
と、主ロープ3が緩みロープシャックル10は網止め台
11の中に降下しようとする。ピットで網止め台11の
側面カバー11bを取り外して主ロープ3の伸び量に見
合った位置までロープシャックル10を下げ、プランジ
ャーの沈下を停止させる。そして、網止め台11内のロ
ープシャックル止め金具11aの段差の一つにロープシ
ャックル10のラッチ金具10bを係止する。再び側面
カバー11bを網止め台11に取り付けて伸び調整作業
は終了する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベータ用主ロー
プ伸び調整装置、特に主ロープの網止め内での主ロープ
伸び量調整に関する。
プ伸び調整装置、特に主ロープの網止め内での主ロープ
伸び量調整に関する。
【0002】
【従来の技術】図3には従来の油圧エレベータの構成が
示されている。図において、1は昇降路、2は乗かご、
3は主ロープ、4はシリンダー、5はシリンダー4内の
プランジャー、6はプランジャー5と共に上下する網
車、7は乗かご2下部に設けられた網止め梁、8はピッ
ト、9はピット床に設けられた網止め台、10はロープ
シャックルである。主ロープ3の一端は網止め梁7に留
置され、他端はプランジャ5上部の網車6を介して網止
め台9に留置されている。
示されている。図において、1は昇降路、2は乗かご、
3は主ロープ、4はシリンダー、5はシリンダー4内の
プランジャー、6はプランジャー5と共に上下する網
車、7は乗かご2下部に設けられた網止め梁、8はピッ
ト、9はピット床に設けられた網止め台、10はロープ
シャックルである。主ロープ3の一端は網止め梁7に留
置され、他端はプランジャ5上部の網車6を介して網止
め台9に留置されている。
【0003】図4には従来の網止め台9の構成が示され
ている。図において、ロープシャックル10はナット1
0aを締め付けることにより網止め台9に留置される。
ている。図において、ロープシャックル10はナット1
0aを締め付けることにより網止め台9に留置される。
【0004】従来の油圧エレベータの構成は以上のよう
であり、以下その動作を説明する。シリンダー4内のプ
ランジャー5を油圧で上下作動させると、その動きに併
せてプランジャー5上部の網車6が乗かご2下部の網止
め梁7側の主ロープ3を押し上げ、あるいは押し下げ
る。これにより、乗かご2は昇降路1内を走行する。主
ロープ3はワイヤーロープであることから、乗かご2に
かかる荷重や走行回数により「伸び」が発生する。この
伸び量の調整は、ピット8床の網止め台9側のロープシ
ャックル10のナット10aをその伸び量にあう分だけ
締め込むことにより行っている。
であり、以下その動作を説明する。シリンダー4内のプ
ランジャー5を油圧で上下作動させると、その動きに併
せてプランジャー5上部の網車6が乗かご2下部の網止
め梁7側の主ロープ3を押し上げ、あるいは押し下げ
る。これにより、乗かご2は昇降路1内を走行する。主
ロープ3はワイヤーロープであることから、乗かご2に
かかる荷重や走行回数により「伸び」が発生する。この
伸び量の調整は、ピット8床の網止め台9側のロープシ
ャックル10のナット10aをその伸び量にあう分だけ
締め込むことにより行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法によればロープシャックル10のナット10aを締め
込むため、スパナのかかり易い空間と角度が必要となる
が、通常、網止め台9の取付け位置はプランジャー5及
びピット8壁の近傍にある。従って、ロープシャックル
10のナット10aにスパナがかかりにくく、また、十
分な作業姿勢がとれないためナット10aを締め込む作
業が困難となり、作業効率が低いとともに、作業上の安
全性が十分確保されない問題があった。
法によればロープシャックル10のナット10aを締め
込むため、スパナのかかり易い空間と角度が必要となる
が、通常、網止め台9の取付け位置はプランジャー5及
びピット8壁の近傍にある。従って、ロープシャックル
10のナット10aにスパナがかかりにくく、また、十
分な作業姿勢がとれないためナット10aを締め込む作
業が困難となり、作業効率が低いとともに、作業上の安
全性が十分確保されない問題があった。
【0006】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、容易に、かつ安全に
油圧エレベータ用主ロープの伸び量を調整できる油圧エ
レベータ用主ロープ伸び量調整装置を提供することにあ
る。
なされたものであり、その目的は、容易に、かつ安全に
油圧エレベータ用主ロープの伸び量を調整できる油圧エ
レベータ用主ロープ伸び量調整装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、油圧エレベータ用主ロープの網止め台に
設けられた油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置で
あって、前記網止め台内に鉛直方向に鋸歯状の段差が形
成されたロープシャックル止め手段が設けられ、前記ロ
ープシャックル止め手段の鋸波状の段差のいずれかにロ
ープシャックルに設けられた鋸歯状のラッチ手段が係止
されることを特徴とする。
に、本発明は、油圧エレベータ用主ロープの網止め台に
設けられた油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置で
あって、前記網止め台内に鉛直方向に鋸歯状の段差が形
成されたロープシャックル止め手段が設けられ、前記ロ
ープシャックル止め手段の鋸波状の段差のいずれかにロ
ープシャックルに設けられた鋸歯状のラッチ手段が係止
されることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成において、網止め台内には鋸歯状の段
差が形成されており、この段差のいずれかにロープシャ
ックルのラッチ手段を係止するのみで主ロープは網止め
台に留置される。そして、主ロープの伸び量を調整する
際には、係止する段差を変化させるのみで容易に調整で
きるので、ナットの締め込み作業から解放される。
差が形成されており、この段差のいずれかにロープシャ
ックルのラッチ手段を係止するのみで主ロープは網止め
台に留置される。そして、主ロープの伸び量を調整する
際には、係止する段差を変化させるのみで容易に調整で
きるので、ナットの締め込み作業から解放される。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明の油圧エレベ
ータ用主ロープ伸び量調整装置の実施例について説明す
る。なお、従来と同一部材については同一符号を付し、
その説明は省略する。
ータ用主ロープ伸び量調整装置の実施例について説明す
る。なお、従来と同一部材については同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0010】図1には本実施例の油圧エレベータの構成
が示されている。従来と同様に、ピット8床に網止め台
11が設けられ、主ロープ3の一端は網止め梁7に留置
され、他端はプランジャ5上部の網車6を介して網止め
台11に留置されている。従来においては、主ロープの
ロープシャックル10は網止め台にナットで留置されて
いたが、本実施例では、以下のようにしてロープシャッ
クル10を網止め台11に留置する。
が示されている。従来と同様に、ピット8床に網止め台
11が設けられ、主ロープ3の一端は網止め梁7に留置
され、他端はプランジャ5上部の網車6を介して網止め
台11に留置されている。従来においては、主ロープの
ロープシャックル10は網止め台にナットで留置されて
いたが、本実施例では、以下のようにしてロープシャッ
クル10を網止め台11に留置する。
【0011】図2には図1における網止め台11の構成
が示されている。網止め台11内部の側面11bには、
先端が鋭角な鋸歯状の段差が複数個鉛直方向に設けられ
てなるロープシャックル止め金具11aが装着されてい
る。なお、このロープシャックル止め金具11aは網止
め台11の対向する両側面に装着されるのが望ましく、
また、側面11bの一方は取り外し可能なカバーとなっ
ていることが望ましい。一方、ロープシャックル10に
もロープシャックル止め金具11aと噛み合うようにロ
ープシャックル止め金具11aとは逆向きの鋸歯状のラ
ッチ金具10bがナット10aの間に設けられており、
ロープシャックル止め金具11aの複数の段差のいずれ
かに噛み合い係止される。そして、この網止め台11が
単に主ロープ3を留置するのみならず、主ロープの伸び
量を調整する機能をも有するのである。
が示されている。網止め台11内部の側面11bには、
先端が鋭角な鋸歯状の段差が複数個鉛直方向に設けられ
てなるロープシャックル止め金具11aが装着されてい
る。なお、このロープシャックル止め金具11aは網止
め台11の対向する両側面に装着されるのが望ましく、
また、側面11bの一方は取り外し可能なカバーとなっ
ていることが望ましい。一方、ロープシャックル10に
もロープシャックル止め金具11aと噛み合うようにロ
ープシャックル止め金具11aとは逆向きの鋸歯状のラ
ッチ金具10bがナット10aの間に設けられており、
ロープシャックル止め金具11aの複数の段差のいずれ
かに噛み合い係止される。そして、この網止め台11が
単に主ロープ3を留置するのみならず、主ロープの伸び
量を調整する機能をも有するのである。
【0012】本実施例の油圧エレベータ用主ロープ伸び
量調整装置の構成は以上のようであり、以下その動作を
説明する。主ロープ3の伸び量を調整する際、乗かご2
を停止した後プランジャー5をシリンダー4内に沈下さ
せると、主ロープ3が緩みロープシャックル10は網止
め台11の中に降下しようとする。ピット8で網止め台
11の側面カバー11bを取り外して主ロープ3の伸び
量に見合った位置までロープシャックル10を下げ、プ
ランジャー5の沈下を停止させる。そして、網止め台1
1内のロープシャックル止め金具11aの段差の一つに
ロープシャックル10のラッチ金具10bを係止する。
再び側面カバー11bを網止め台11に取り付けて伸び
調整作業は終了する。
量調整装置の構成は以上のようであり、以下その動作を
説明する。主ロープ3の伸び量を調整する際、乗かご2
を停止した後プランジャー5をシリンダー4内に沈下さ
せると、主ロープ3が緩みロープシャックル10は網止
め台11の中に降下しようとする。ピット8で網止め台
11の側面カバー11bを取り外して主ロープ3の伸び
量に見合った位置までロープシャックル10を下げ、プ
ランジャー5の沈下を停止させる。そして、網止め台1
1内のロープシャックル止め金具11aの段差の一つに
ロープシャックル10のラッチ金具10bを係止する。
再び側面カバー11bを網止め台11に取り付けて伸び
調整作業は終了する。
【0013】このように、本実施例では主ロープの伸び
調整を行う際に、従来のようにナット10aを締め込む
必要がなく、単にロープシャックル10のラッチ金具の
係止位置をずらすだけで済むので、スパナを回す作業ス
ペースが不要であり、簡易かつ安全に伸び量調整を行う
ことができる。
調整を行う際に、従来のようにナット10aを締め込む
必要がなく、単にロープシャックル10のラッチ金具の
係止位置をずらすだけで済むので、スパナを回す作業ス
ペースが不要であり、簡易かつ安全に伸び量調整を行う
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧エレ
ベータ用主ロープ伸び量調整装置によれば、狭い場所で
のナットの締め込み作業のような煩雑かつ困難な作業か
ら解放され、誰でも簡単に、かつ安全に油圧エレベータ
用主ロープの伸び量を調整することができる。
ベータ用主ロープ伸び量調整装置によれば、狭い場所で
のナットの締め込み作業のような煩雑かつ困難な作業か
ら解放され、誰でも簡単に、かつ安全に油圧エレベータ
用主ロープの伸び量を調整することができる。
【図1】本発明の実施例の油圧エレベータの構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例の網止め台の構成図である。
【図3】従来の油圧エレベータの構成図である。
【図4】従来の網止め台の構成図である。
3 主ロープ 10 ロープシャックル 10a ラッチ金具 11 網止め台 11a ロープシャックル止め金具
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧エレベータ用主ロープの網止め台に
設けられた油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置で
あって、 前記網止め台内に鉛直方向に鋸歯状の段差が形成された
ロープシャックル止め手段が設けられ、 前記ロープシャックル止め手段の鋸波状の段差のいずれ
かにロープシャックルに設けられた鋸歯状のラッチ手段
が係止されることを特徴とする油圧エレベータ用主ロー
プ伸び量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1024594A JPH07215621A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1024594A JPH07215621A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07215621A true JPH07215621A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11744931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1024594A Pending JPH07215621A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 油圧エレベータ用主ロープ伸び量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07215621A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106115413A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-11-16 | 康力电梯股份有限公司 | 一种补偿链悬挂吊环 |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP1024594A patent/JPH07215621A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106115413A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-11-16 | 康力电梯股份有限公司 | 一种补偿链悬挂吊环 |
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