JPH0721543B2 - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

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JPH0721543B2
JPH0721543B2 JP61114607A JP11460786A JPH0721543B2 JP H0721543 B2 JPH0721543 B2 JP H0721543B2 JP 61114607 A JP61114607 A JP 61114607A JP 11460786 A JP11460786 A JP 11460786A JP H0721543 B2 JPH0721543 B2 JP H0721543B2
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光也 中村
通裕 小沢
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は燃料集合体に係り、特に原子燃料資源の有効利
用に好適な燃料集合体に関する。
[従来の技術] ウラン資源の有効利用の観点から、ウラン238から核分
裂物質(プルトニウム239)への転換を良くした原子炉
で、稠密格子構造を用いた原子炉が、ニュークリアテク
ノロジィ(Nuclear Technology)、59、212(1982)に
おけるオルデコップ(Oldekop)らによるジェネラル
フィーチュア オブ アドバンスド プレッシアーライ
ズド ウォーター リアクターズ ウイズ インプルー
ブド フューエル ユテイライゼーション(General f
eatures of advanced pressurized water reactor
s with improved fuel utilization)と題する文献
に示されている。上記文献での原子炉は加圧水型原子炉
での技術であり、これを沸騰水型原子炉に適用するに
は、種々の技術課題を解決する必要がある。例えば、現
在の沸騰水型原子炉では十字型の制御棒が炉心下部より
挿入されるのに対して、上記文献では、径の細い制御棒
が炉心上部より挿入されるものであり、沸騰水型原子炉
において上記制御棒が炉心上部より挿入可能となる原子
炉内機器の構成が必要である。
これについては、特開昭59−84192号公報において、原
子炉圧力容器内の気水分離器及び蒸気乾燥器を外周部に
配置することで制御棒駆動が炉心上部により可能となる
構成が示されている。
[発明が解決しようとする問題点] 原子炉の炉心で発生する中性子は、核分裂性のウラン23
5に吸収されて、核分裂を引き起こす他に、ウラン元素
の大部分を占めるウラン238にも吸収される。ウラン238
は核分裂性でないために、核分裂を直接に引き起こすこ
とはないが中性子を吸収すると核分裂性のプルトニウム
239に変換される。このウラン238のように中性子を吸収
して核分裂性物質を作り出す物質は親物質と呼ばれ、親
物質により核分裂性燃料物質を作り出す過程は、転換と
呼ばれる。
そこで、転換比(CR)を次のように定義する。
転換がある場合には、原子炉運転中に燃料の原子がN個
消費されると、CR・N個の新しい核分裂性核種の原子が
生み出されることになる。
一般に軽水炉では、この転換比は0.6程度あるが、これ
より幾分高い転換比0.8〜1.0の原子炉は転換炉と呼ばれ
る。
転換比を高めることは、そのままでは核分裂を引き起こ
さないウラン238を核分裂性のプルトニウムに変える比
率が大きくなるため、ウラン資源の有効利用が図れると
共に、燃料費の低減に有効である。
炉心内におけるプルトニウム生成量を増大させるには、
ウラン238の中性子吸収が比較的エネルギーの高い中性
子により引き起こされる(共鳴捕獲吸収)ことから、炉
心の中性子エネルギスペクトルを高エネルギ側にシフト
することにより達成可能である。このためには、中性子
減速効果の大きい水素原子と燃料であるウラン原子の原
子数比(H/U比)を小さくする必要がある。
一方、上記のように原子炉内で生成されたプルトニウム
239をできるだけ効率良く燃し切る必要がある。このた
めには、中性子の減速を良くして熱中性子の割合を多く
することにより核分裂性物質への吸収率を大きくすれば
良い。
これは、H/U比を、転換の場合とは逆に、大きくするこ
とにより実現される。
尚、以上に示した核分裂性元素への転換は、プルトニウ
ムが装荷された燃料の場合、プルトニウム240の中性子
吸収によるプルトニウム241の生成によっても起こるた
め、以下では、水素原子と燃料原子の原子数率をH/HM
(燃料重金属)により表わす。
転換比を向上させるためにH/HM比を小さくする方法とし
て燃料棒間隔を狭くした稠密格子の採用が必要となる。
この場合、燃料棒間隔が狭くなり流路面積が小さくなる
ので、燃料集合体における圧力損失が増大するという問
題がある。
本発明の目的は、稠密格子の燃料棒配列を有し且つ圧力
損失を低減できる燃料集合体を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、稠密格子状に配
列された複数の燃料棒と、これを取り囲むチャンネルボ
ックスとを有する燃料集合体において、前記チャンネル
ボックスは、前記複数の燃料棒が装荷される下部領域
と、該下部領域の上部に位置し前記複数の燃料棒が装荷
されない上部領域とを有し、前記複数の燃料棒の長さ
は、前記チャンネルボックスの長さの1/3〜2/3であるよ
うにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、稠密格子状に配列された複数の燃料棒
をチャンネルボックスの長さの1/3〜2/3の長さを占める
下部領域に装荷することにより、稠密格子による圧力損
失を下部領域にのみ限定できるので、稠密格子による転
換比の向上効果を維持しつつ、燃料集合体としての圧力
損失を低減することができる。また、チャンネルボック
ス内二相流の流路を確保できるので、更に圧力損失を低
減する効果が得られる。
[実施例] 以下沸騰水型高転換炉に適用した本発明の一実施例であ
る燃料集合体を第1図、第2図、第3図、第4図により
説明する。
本実施例の燃料集合体1は、第4図に示すように沸騰水
型高転換炉の上部格子板2と下部格子板3(従来の沸騰
水型原子炉の上部格子板と下部格子板と同じレベルに配
置されている)に支持される長さのチャンネルボックス
を有している。本実施例の燃料集合体1は、第1図に示
すようにチャンネルボックス4の軸方向長さの約半分の
長さを有する複数の燃料棒5、核燃料棒5の上下端を保
持する中間タイプレート7及び下部タイプレート6と、
燃料棒5の相互間隔を保持するスペーサ8とを有してい
る。スペーサ8はスペーサ支持棒9により支持される。
中間タイプレート7より上方部分のチャンネルボックス
4内には、燃料棒5が存在しない。燃料集合体1の上端
部には、上部タイプレート10が設けられる。上部タイプ
レート10にはチャンネルボックス4及びファスナが取付
けられている。上部タイプレート10は、中間タイプレー
ト7と連結管12で結ばれ、燃料集合体の重量を支える役
目をする。第2図は第1図のII−II断面を示す。連結管
12を複数の棒あるいは管としても同様の効果となる。第
3図は第1図のIII−III断面を示す。本実施例では中央
の燃料棒5の一本をスペーサ支持棒9としているが、ス
ペーサ支持棒9は、複数とすることもできる。また、ス
ペーサ支持棒は、核分裂性物質を含まない棒としてもよ
い。
第5図は圧力損失とチャンネルボックス長さ、燃料棒長
さの関係を示す。
プルトニウムへの転換比を大きくするためには燃料ピッ
チを小さくする必要がある。これによる圧力損失の増加
を抑制するために、燃料棒5が短かくなっている。転換
比と圧力損失とのバランスから燃料棒5の長さは、従来
の沸騰水型原子炉心の上下格子板間隔程度の長さを有す
るチャンネルボックス長さの1/3〜2/3とするのがよい。
第6図は、本実施例の燃料棒集合体1とホロワー付制御
棒13との運転時の位置関係を示している。
本燃料集合体1は、長尺ホロワー付制御棒13のホロワー
部(中性子を吸収しない材質、例えばジルコニウム合金
からなる)15及び中性子吸収材部(例えばB4Cを充填)1
6と燃料有効部(燃料集合体1内の燃料物質充填域)14
との関係で高転換状態とバーナー運転状態とを実現する
のに好適な形状をしている。すなわち、原子炉停止時ま
たは出力運転時の反応度制御時は、中性子吸収材部16が
燃料有効部14に隣接する形となり、ホロワー部15がチャ
ンネルボックス4を案内として安定に挿入できることに
なる。また、ホロワー部15が燃料有効部14に隣接する場
合(第6図(B)に示す燃料サイクル前半の高転換運転
時)、チャンネルボックス外側の水排除によりH/HMが小
さくなりウラン238のプルトニウム239への転換が向上す
る。また第6図(C)に示す燃料サイクル後半のバーナ
運転時の如く長尺ホロワー付制御棒13を全引抜するとH/
HMが大きくなり転換されたプルトニウムの燃焼が促進さ
れることになる。
第7図は、転換比を向上するのに好適なチャンネルボッ
クスの変形例を示すものである。正方形のチャンネルボ
ックス4に稠密格子を組込むと例えば17行15列となりチ
ャンネルボックス4内に、燃料棒ピッチが広くなる部分
が生じる。このためチャンネルボックス4の内壁に断面
形状が半円形をした突起17をつけることにより、更に転
換比を向上することが可能である。
第8図は、チャンネルボックスの鳥瞰図であり半円形の
突起17を示すものである。本突起部17は燃料棒有効部だ
けに限ってもよく、チャンネルボックスの強度を増すた
めにその一部または全部をチャンネルボックス全長に設
けてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の沸騰水型原子炉の炉内構造を大
幅に変更することなしに、稠密格子状に配列された燃料
棒による転換比の向上効果を維持しつつ、燃料集合体と
しての圧力損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の燃料集合体の縦断面図、第
2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1図のIII−I
II断面図、第4図は第1図の燃料集合体を装荷した原子
炉の縦断面図、第5図は、圧力損失とチャンネルボック
ス長さ燃料棒長さの関係を示す特性図、第6図は炉心に
装荷した第1図の燃料集合体と制御棒との運転時の位置
関係を示す図、第7図は、第1図のチャンネルボックス
の他の実施例横断面図第8図は、第7図のチャンネルボ
ックスの鳥瞰図である。 1……燃料集合体、2……上部格子板、3……下部格子
板、4……チャンネルボックス、5……燃料棒、6……
下部タイプレート、7……中間タイプレート、8……ス
ペーサ、9……スペーサ支持棒、10……上部タイプレー
ト、12……連結管、13……長尺ホロワー付制御棒、15…
…ホロワー部、16……中性子吸収材部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】稠密格子状に配列された複数の燃料棒と、
    これを取り囲むチャンネルボックスとを有する燃料集合
    体において、 前記チャンネルボックスは、前記複数の燃料棒が装荷さ
    れる下部領域と、該下部領域の上部に位置し前記複数の
    燃料棒が装荷されない上部領域とを有し、 前記複数の燃料棒の長さは、前記チャンネルボックスの
    長さの1/3〜2/3であることを特徴とする燃料集合体。
  2. 【請求項2】前記チャンネルボックスの横断面形状が正
    方形で、且つ前記複数の燃料棒の配列が正三角形格子形
    状である特許請求の範囲第1項記載の燃料集合体。
  3. 【請求項3】前記チャンネルボックスは、内面の一部に
    半円形又は半円形に近い形状の突起部を有する特許請求
    の範囲第1項記載の燃料集合体。
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