JPH07215138A - 自動車用内装材料 - Google Patents

自動車用内装材料

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JPH07215138A
JPH07215138A JP6013013A JP1301394A JPH07215138A JP H07215138 A JPH07215138 A JP H07215138A JP 6013013 A JP6013013 A JP 6013013A JP 1301394 A JP1301394 A JP 1301394A JP H07215138 A JPH07215138 A JP H07215138A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、静かな車室内空間を実現するため
に、より吸音性に優れ、所望の密度を有しかつまた車体
パネル等の使用面の凹凸形状に密着する形状に成形する
ことが出来、形状寸法精度が高く、又十分な平滑性を有
し、表面波打ち等の外観上の問題をも改善された自動車
用内装材料を提供する。 【構成】 不織布をあらかじめモ−ルド内にセットし、
該モ−ルド内に短繊維素材を空気と共に吹き込み充填さ
せた後、熱風又は蒸気により不織布と繊維集合体が低融
点の短繊維の結合材の溶融により一体成形された自動車
用内装材料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音防振性に優れた自
動車のフロア−マットやトランクマットなどの自動車用
内装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフロア−マットあるいは
トランクマットなどに使用されている内装材料として
は、図4に示すように表皮材10、接着剤20、吸音材
30によって構成されたものが一般的である。すなわち
不織布、カ−ペットなどからなる表皮材10とフェル
ト、発泡ポリウレタンなどからなる吸音材30とを、ア
クリル系、フェノ−ル系或はホットメルトタイプなどの
接着剤20を介して一体化したものである。或は又、単
に平物のフェルト類を使用したものも多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き、従来の内
装材料においては、先ず第一に、表皮材と吸音材とは接
着剤を使用して一体化させる方法であるため、接着剤の
コスト及び貼り付け工数に手間がかかるなどの問題があ
った。
【0004】次に、例えばフロア−マット等は、凹凸を
有する車体パネル上に、平板上のフェルト或は上記表皮
材と吸音材とを接着剤で一体化した平物を使用したもの
では、車体パネルの表面に対して十分に密着させること
ができず、空隙が生じて防音性能が不十分になり、ま
た、その空隙により平滑性が保ちにくいため、表面波打
ち等の外観上の問題が生ずる場合があった。
【0005】最近では、平板状のものに替えて、車体パ
ネルの凹凸形状に合致する発泡ウレタンのモ−ルド品或
はフェルトの圧縮成形体等を使用することも多くなって
きたが、発泡ウレタンのモ−ルド品では、表面に皮膜が
形成されたり内部微細構造に膜が残存することから、内
部空気が流動しにくくなり、又発泡表面が硬くなり防音
効果が不十分になることがあった。一方、前記フェルト
の圧縮成形体の場合、平板状のフェルトを圧縮成形する
ため、高圧縮される部分が生じて局部的に硬くなり過
ぎ、防音性能が低下する等の問題があった。
【0006】又例えば、トランクマット等の内装材の場
合、自動車のトランク内は物を一時的に収納するための
スペ−スであるため、当然トランクマット上に物が置か
れる場合があるが、乗用車タイプのトランク内にはトラ
ンクマットの下側に通常スペア−タイヤを収納させる形
式のものが多い。この場合トランクマットの吸音材は、
従来フェルトあるいは発泡ウレタン等の柔らかい材料か
らなるものであるため、これまた平滑性を保つことが難
しく、ために図3(b)に示すごとく通常は補強材トラ
ンクボ−ド7等をセットした上でトランクマットを配置
するなど余分の材料及び工数を要していた。
【0007】本発明は、このような従来の技術に鑑みて
なされたものであり、特には静かな車室内空間を実現す
るために、より吸音性に優れ、所望の密度を有し、かつ
また車体パネル等の使用面の凹凸形状に密着する形状に
成形することが出来、形状寸法精度が高く、十分な平滑
性を有し、表面波打ち等の外観上の問題をも改善された
自動車用内装材料を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するため、本発明では次のような技術的手段を採用し
た。
【0009】請求項1の発明は、不織布と繊維径分布の
中心が30デニ−ル以下の短繊維を素材とし、これを自
動車の車体パネルの形状に合わせて平均見掛け密度0.
04〜0.3g/cm3 の繊維集合体に成形したものと
が加熱溶融一体化されて成ることを特徴とする自動車用
内装材料で、吸音性に優れた所望の密度を有し且車体パ
ネル等の使用表面の凹凸形状に密着する形状に容易に成
形することが出来、形状寸法精度が高く防音性能に優れ
た自動車用内装材料を提供するものである。
【0010】請求項2の発明は、前記不織布及び繊維集
合体が共に低融点短繊維の結合剤を少なくとも、それぞ
れ10重量%以上含む素材から成ることを特徴とする請
求項1記載の自動車用内装材料であり、両者を加熱溶融
により容易に一体化させ得る自動車内装材を提供するも
のである。
【0011】請求項3の発明は、上記請求項1、請求項
2の構成に加えて、不織布をあらかじめモ−ルド内壁に
セットした後、前記繊維集合体が上記短繊維素材を空気
と共にモ−ルド内へ吹き込む充填法により成形され、同
時に結果として不織布と繊維集合体が一体成形されてな
ることで繊維集合体の密度を更に安定的に且均一的に制
御し得る自動車用内装材料を提供するものである。
【0012】請求項4の発明は、上記請求項1、請求項
2、及び請求項3のいずれかの構成に加えて、不織布を
あらかじめモ−ルド内壁にセットし、前記繊維集合体が
短繊維を空気と共に吹き込む充填法により成形される際
に、該モ−ルドの通気を調節することにより、少なくと
も0.01g/cm3 以上の密度分布を持たせたことに
より剛性を必要とする部分に十分使用に耐える自動車用
内装材料を提供するものである。
【0013】請求項5の発明は、上記請求項1、請求項
2、請求項3、、および請求項4、のいずれかの構成に
加えて、前記繊維集合体の成形溶着固化し同時に不織布
と一体化させるに際し、モ−ルド内への熱風又は蒸気の
吹き込みにより成ることを特徴とするにより、吸音性、
密度分布の均一性および成形サイクルを向上させるとと
もに、硬化をより均質とすることが可能な自動車用内装
材料を提供するものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明する。まず、請
求項1の発明においては、使用する不織布は、特にその
材質に制限はなく、一方、使用される繊維集合体として
は、繊維径分布の中心が30デニ−ル以下の細い短繊維
を用いると共に、見かけ密度を所定範囲に納めることで
繊維集合体内部の通気抵抗を大きくして吸音特性を良好
にした。もし繊維径分布の中心が30デニ−ル以上の繊
維を用いると、同一見かけ密度において粗な状態にな
り、通気抵抗が上がらず吸音特性の劣ったものになる。
見かけ密度を高くして吸音性を改善しようとすると、硬
くなり過ぎてかえって防音性能は低下する。更に、見か
け密度を高くすることは、重量アップにつながり、軽量
化にとって好ましくない。これらの観点から、本発明の
目的達成のためには、見かけ密度の上限は0.3g/c
3 に設定する必要がある。また、30デニ−ル以下の
細い繊維を用いても、見かけ密度が0.04g/cm3
以下では、通気抵抗が大きくならず、吸音性を期待でき
ない。
【0015】本発明による繊維集合体の素材として使用
する短繊維は、基本的には繊維系分布の中心が30デニ
−ル以下とし、高吸音性能を実現するためには、15デ
ニ−ル以下の短繊維を用いることが望ましい。前記素材
としての短繊維の材料としては例えばポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ビニロン等の
合成繊維の他に、羊毛、綿、麻等の天然繊維を使用する
こともできる。更に、これらの繊維を使用した布から開
繊した短繊維を使用することもできる。
【0016】また、本発明による前記繊維集合体は、種
々の成形法で得ることができるが、一層均質な充填を行
い密度分布を小さくするためには、請求項3の構成のよ
うに、開繊してバラバラになった繊維を気体(空気)と
共にモ−ルド内に吹き込み、多数の細孔よりこの空気の
みを排出し、短繊維のみをモ−ルド内に充填して成形す
る方法を採用することが好ましい。このような空気搬送
式の充填法により、凹凸のあるパネル形状に合致したモ
−ルドに沿った形状の充填が可能となり、全体に均質で
柔軟な多孔質を得ることができる。
【0017】本発明を構成する不織布及び繊維集合体に
は結合材が必要である。この結合材としては加熱により
溶融しかつ反応固化するフェノ−ル樹脂、あるいは蒸気
吹き込みにより反応固化するウレタン系接着剤、あるい
は又基材となる短繊維より低い温度で溶融する熱可塑性
樹脂等種々のものがある。しかし、粉状では吹き込み充
填時に粉状結合材の偏りが生じ、分散不良を起こす他空
気抜き孔に結合材が詰まって充填不良や密度不良を起こ
す場合、あるいは結合材のみ飛散する場合があり、又一
方結合材が液状の場合には混合時に繊維の固まりができ
良好な吹き込み充填を得ることができない。
【0018】これに対し、請求項2の構成のように、低
融点短繊維の結合材を使用する場合は開繊機等を用いて
混合することにより良好な分散が得られ、しかも繊維集
合体の素材である短繊維を充填する場合に、何らの支障
も生じない。このような繊維状の結合材としては、加熱
あるいは蒸気によって溶融する低融点のポリエステル樹
脂、あるいはポリエチレンやポリプロピレン等の基材と
なる短繊維より低い融点をもつ繊維を使用することがで
きる。望ましくは繊維素材が低融点成分と高融点成分か
ら構成され、低融点成分が高融点成分の外側、すなわち
繊維表面となるように配置してなる複合繊維が、耐久性
及び音響性能の面から好都合である。
【0019】すなわち、この複合繊維を低融点成分の融
点より高くかつ高融点成分の融点より低い温度で加熱成
形すれば、結合材繊維も完全な繊維状態のまま低融点成
分の融点により結合出来、高い耐久性と音響特性を確保
することができる。
【0020】上記のような繊維系結合材を混合した繊維
集合体の多孔質層の成形方法としてはホットプレスある
いは加熱モ−ルドによる成形が考えられるが、このよう
な成形方法では多孔質層が断熱効果を有するため、内部
の結合材まで溶融させるのに長時間の加熱が必要であ
り、成形サイクルを短くすることが困難である。成形温
度を高く設定すれば成形サイクルを短くすることができ
るが、反応硬化型以外の結合材、例えばポリエチレン繊
維等の熱可塑性結合材では離型時に形崩れを起こす可能
性がある。
【0021】このため、成形方法としては、請求項5の
構成のように型温度を結合材融点以下に調節し、該融点
以上の熱風あるいは蒸気の吹き込みで結合材を溶融して
繊維集合体を形成し同時に不織布とも強固に一体化する
方法が望ましい。この場合、熱風及び冷風の切り替え手
段を付加すれば、更に成形サイクルを改善することがで
きるし、熱風などの吹き込みにより多孔質内部まで均一
な溶融固化ができる。
【0022】以上述べてきたように、モ−ルド内に素材
としての短繊維を繊維状の結合材と共に吹き込み結合材
を溶融させ、短繊維を結合せしめかつ不織布とも一体化
することにより、柔軟かつ軽量で車体パネル等の使用表
面の形状に合致した形状の自動車用内装材料を得ること
ができる。このような繊維集合体による多孔質成形体を
用いることにより、接着剤を塗布或は貼り合わせ、乾燥
等の工程が不要となり、寸法精度が高く、防音性能に優
れた自動車用内装材料を得ることができる。
【0023】実施例1:フロア−マット(図1参照) 図1(a)は,本発明による自動車内装材料の製造装置
の摸式的縦断面図であり、図1(b)及び(c)はその
製造装置により製造されたフロア−マット製品の平面図
及び断面図の概略図の一例である。以下図1を参照し
て、本発明による自動車用内装材料(フロア−マット)
の製造方法を具体的に説明する。まず、フロア−マット
の形状に合致したモ−ルド(成形型)を製作し、図1の
ごとく配置した。
【0024】図1(a)において、1はプレス成形機
を、2A、2Bはプレス成形機1に取り付けられた上
型、下型モ−ルドを、3はモ−ルド2A、2B内への短
繊維吹き込み口を、4は熱風及び冷風の送入或は排出口
を、それぞれ示す。
【0025】上記の製造装置を使用し、まず、黒白繊維
を混合し、ニ−ドルパンチしたポリエステル系不織布
(320g/m2 )5を上型2Aにセットし、この上型
を降下させて上型と下型の中間にポリエステル短繊維
(6デニ−ル×51m/m長さ)と断面が二重構造のポ
リエステル繊維(外側融点95℃、内(芯)側融点23
5℃を7:3の比率で混合均一分散させたものを空気と
共に吹き込み口3より吹き込み充填した。充填後上型を
製品厚さまで降下させ、4より150℃の熱風を30秒
送り込み、更に30秒室温の空気を送り込み成形した。
得られた繊維集合成形体と不織布との一体品の物性は次
の通りであった。 繊維と不織布との接着力:0.56kg/cm幅 密度:0.05g/cm3 本品を自動車のフロア−マットに敷設したところ、凹凸
形状の車体パネルの表面に対して空隙を生じることなく
密着させることができ、防音性能が改良され、また表面
波打ちのない良好な平滑性、クッション性をもった満足
すべきフロア−マットが得られた。
【0026】実施例2:トランクマット(図2、図3参
照) 上記実施例1に示した製造装置を使用し、実施例1と同
様、黒白繊維を混合し、ニ−ドルパンチしたポリエステ
ル系不織布(320g/m2 )5を上型にセットし、こ
の上型を降下させて上型と下型の中間にポリエステル短
繊維(6デニ−ル×51m/m長さ)と断面が二重構造
のポリエステル繊維(外側融点95℃、内(芯)側融点
235℃を7:3の比率で混合均一分散させたものを空
気と共に吹き込み口3より吹き込み充填した。この時、
図2(a)に示したトランクマット製品平面図のA部分
のモ−ルドの通気性をアップさせ又吹き込み風量を変化
させた。充填後上型を製品厚さまで降下させ、4より1
50℃の熱風を30秒送り込み、更に30秒室温の空気
を送り込み成形した。得られた繊維集合成形体と不織布
との一体品の物性は次の通りであった。 繊維と不織布との接着力:0.56kg/cm幅 中央部密度(400mm幅中央より100×100mm
2 切り出し):0.08g/cm3 周辺密度:0.05g/cm3 本品を自動車のトランクマットに敷設したところ良好な
平滑性、クッション性があり満足すべき見栄えのトラン
クマットが得られた。このマットは又中央部が剛性アッ
プのため、図3(b)に示したような補強材トランクボ
−ド7を必要とせずに、図3(a)の如くの仕様で十分
満足するものが得られた。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明は、不織布と繊維径分布の中心が30デニ−ル
以下の短繊維を素材とし、これを自動車の車体パネルの
形状に合わせて平均見掛け密度0.04〜0.3g/c
3 の繊維集合体に成形したものとが加熱溶融一体化さ
れて成ることを特徴とする自動車用内装材料で、吸音性
に優れた所望の密度を有し且車体パネル等の使用表面の
凹凸形状に密着する形状に容易に成形することが出来、
形状寸法精度が高く防音性能に優れた自動車用内装材料
が提供される。
【0028】請求項2の発明は、前記不織布及び繊維集
合体が共に低融点短繊維の結合材をそれぞれ少なくとも
10重量%以上含む素材から成ることを特徴とする請求
項1記載の自動車用内装材料であり、両者を加熱溶融に
より容易に一体化させ得る自動車内装材が提供される。
【0029】請求項3の発明は、上記請求項1、請求項
2の構成に加えて、不織布をあらかじめモ−ルド内壁に
セットした後、前記繊維集合体が上記短繊維素材を空気
と共にモ−ルド内へ吹き込む充填法により成形され、同
時に結果として不織布と繊維集合体が一体成形されてな
るもので、パネル形状に合致し、繊維集合体の密度を更
に安定的に且均一的に制御し得る自動車用内装材料を提
供することが可能となる。
【0030】請求項4の発明は、上記請求項1、請求項
2、及び請求項3のいずれかの構成に加えて、不織布を
あらかじめモ−ルド内壁にセットし、前記繊維集合体が
短繊維を空気と共に吹き込む充填法により成形される際
に、該モ−ルドの通気を調節することにより、少なくと
も0.01g/cm3 以上の密度分布を持たせたことに
より剛性を必要とする部分に十分使用に耐える自動車用
内装材料が提供できる。
【0031】請求項5の発明は、上記請求項1、請求項
2、請求項3、および請求項4、のいずれかの構成に加
えて、前記繊維集合体の成形溶着固化し同時に不織布と
一体化させるに際し、モ−ルド内への熱風又は蒸気の吹
き込みにより成ることを特徴とするにより、吸音性、密
度分布の均一性および成形サイクルを向上させるととも
に、硬化をより均質とすることが可能な自動車用内装材
料が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のうち(a)は、本発明による自動車用内
装材料(フロア−マット)の成形装置の摸式的断面図で
あり、(b)及び(c)は、この装置により得られたフ
ロア−マット製品の平面図及び断面図の概略を示す一例
である。
【図2】図2(a)(b)は、図1(a)の成形装置を
使用して得られた、自動車内装材料(トランクマット)
製品の平面及び断面を示す図の概略図である。
【図3】本発明(a)及び従来(b)のトランクマット
の構造の比較断面図の一例である。
【図4】従来の自動車用内装材料の概略の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 :プレス成形機 2A:モ−ルド(上型) 2B:モ−ルド(下型) 3 :短繊維吹き込み口 4 :熱風及び冷風送入、排出口 5 :不織布 6 :繊維集合(成形)体 7 :トランクボ−ド(補強材) 8 :スペアータイヤ 10 :表皮材 20 :接着剤 30 :吸音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布と繊維径分布の中心が30デニ−
    ル以下の短繊維を素材とし、これを自動車の車体パネル
    の形状に合わせて平均見掛け密度0.04〜0.3g/
    cm3 の繊維集合体に成形したものとが加熱溶融一体化
    されて成ることを特徴とする自動車用内装材料。
  2. 【請求項2】 不織布及び前記繊維集合体が、共に低融
    点短繊維の結合材を少なくとも10重量%以上含む素材
    から成ることを特徴とする請求項1記載の自動車用内装
    材料。
  3. 【請求項3】 前記不織布をあらかじめモ−ルド内壁に
    セットし、前記繊維集合体が短繊維を空気とともにモ−
    ルド内へ吹き込む充填法により成形され、両者が加熱溶
    融一体成形されて成ることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の自動車用内装材料。
  4. 【請求項4】 不織布をあらかじめモ−ルド内壁にセッ
    トし、前記繊維集合体が短繊維を空気と共に吹き込む充
    填法により成形される際に、該モ−ルドの通気を調節す
    ることにより、少なくとも0.01g/cm3 以上の密
    度分布を持たせたことを特徴とする請求項1、2、およ
    び3、のいずれかに記載の自動車用内装部材。
  5. 【請求項5】 前記繊維集合体を成形固化し同時に不織
    布と一体化させるに際し、モ−ルド内への熱風又は蒸気
    の吹き込みにより成ることを特徴とする請求項1、2、
    3、および4、のいずれかに記載の自動車用内装材料。
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