JPH07214853A - リボンカセット及びこれを用いた熱転写印字装置 - Google Patents

リボンカセット及びこれを用いた熱転写印字装置

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JPH07214853A
JPH07214853A JP1119394A JP1119394A JPH07214853A JP H07214853 A JPH07214853 A JP H07214853A JP 1119394 A JP1119394 A JP 1119394A JP 1119394 A JP1119394 A JP 1119394A JP H07214853 A JPH07214853 A JP H07214853A
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JP
Japan
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reel
take
cassette
ribbon
cassette case
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Withdrawn
Application number
JP1119394A
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English (en)
Inventor
Yasunari Kabasawa
康成 椛沢
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J17/00Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
    • B41J17/32Detachable carriers or holders for impression-transfer material mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
    • B41J35/22Mechanisms permitting the selective use of a plurality of ink ribbons

Abstract

(57)【要約】 【目的】リボンカセット及びこれを用いた熱転写印字装
置を提供する。 【構成】熱転写印字装置にはリボンカセット30a、3
0bを夫々着脱自在に収納し左右方向に自在に摺動する
二つのラック29a、29bが設けられる。ラック29
aのリボンカセットが選択されると、サーマルヘッド2
5が破線で示す退避位置28に退避し、昇降機構部34
がラック29aに収納されれていたリボンカセット30
aを供給リール32と共に下方へ引き出す。結果として
巻取リール33がリボンカセット30から引き出されラ
ック29a内に残留する。これにより記録部13の印字
部T近傍にインクリボン31が上下方向に張設され、サ
ーマルヘッド25が実線位置に回動することにより印字
部Tに当接する。用紙Pは給排紙ベルト18及び下部押
圧ベルト26aによって上記当接部(印字部T)に搬入
されサーマルヘッド25によりインクリボンのインクを
画像情報に応じて転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンの供給リ
ール又は巻取リールの何れか一方のリールをリボンカセ
ット内から引き出してインクリボンを熱印字ヘッドへ当
接させる熱転写印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サーマルプリンタ等の熱転写
印字装置は、サーマルヘッドやプラテンなどから成る熱
転写部と、これらサーマルヘッドやプラテンを駆動する
駆動装置及び印字データ処理装置を備え、インクリボン
を収納したカセットケースを着脱自在に装着して、この
インクリボンから用紙上にインクを熱転写して印字を行
っている。
【0003】図7は、従来のインクリボンカセットを側
面から見た一部断面図である。同図は、インクリボンカ
セットがサーマルプリンタ(以下、本体装置という)の
熱転写部に装着された状態を示している。同図に示すよ
うに、インクリボンカセット1はリール保持孔2を備え
たリボン供給側3と、同じくリール保持孔2′を備えた
巻取側3′とから成り、巻取側3′のリール4′が図の
矢印Aで示す時計回り方向に回転してインクリボン5を
巻き取ることにより、供給側3のリール4に巻かれて保
持されている未使用のインクリボン5を図の矢印Bで示
す左方向へ引き出し、この引き出した新たなインクリボ
ン5をプラテン6とサーマルヘッド7との対向部から成
る熱転写部(印字部)へ供給する。
【0004】プラテン6とサーマルヘッド7から成る印
字部は、上記装着されたインクリボンカセット1の開口
部8内に位置している。上記のプラテン6は本体装置の
不図示の駆動装置により反時計回り方向に回転駆動さ
れ、一方、サーマルヘッド7はプラテン6に対向してプ
ラテン6の上方に位置し上下両方向に移動自在に配設さ
れている。このサーマルヘッド7は、非印字時には上方
に在り、印字時には下方に移動してインクリボン5と用
紙Pをプラテン6に押接して印字を行う。
【0005】用紙Pは、本体装置の不図示の用紙搬送ロ
ーラにより、図の矢印Cで示す右下から左上方向へ搬入
され、プラテン6の上面に当接して印字処理を施された
後、左下方向へ搬出される。
【0006】インクリボン5は、上述したように巻取側
のリール4′によって供給側リール4から引き出され、
サーマルヘッド7により印字データに応じた熱エネルギ
ーを伝達され、インクリボン5上のインクを用紙P上に
(図では用紙の上面に)転写されながら巻取側のリール
4′に巻き取られる。インクリボンカセット1は供給側
3のインクリボンがなくなると新品のインクリボンカセ
ットと交換される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーマルヘ
ッド7は用紙Pの幅とほぼ同幅の印字ヘッドであり、主
走査方向(用紙の幅方向)の最大印字ドット数と同数の
印字素子(発熱素子)を備えて、これら印字素子の発熱
によりインクリボン5のインクを用紙Pに転写してい
る。一方、インクリボン5も、上記サーマルヘッド7に
対応して、用紙Pの幅とほぼ同幅の幅広なインクリボン
であり、これが長尺に形成されてインクリボンカセット
1に保持されている。このインクリボンカセット1は、
本体装置に装着時には上述したように供給側3と巻取側
3′の間にプラテン6とサーマルヘッド7から成る印字
部を収納しなければならないために、供給側3と巻取側
3′間に大きな開口部8を備えている。そして、この開
口部8を形成する必要性のためにインクリボンカセット
1の全体形状に制約を受けて小型化ができない。
【0008】このようにインクリボンカセットが大型で
あると、インクリボンカセットが消耗品であるために、
交換後には古いインクリボンのみならず大きなカセット
ケースも廃棄するから、大量の資材を無駄にすることに
なり不経済であるという問題があった。また、さらに、
インクリボンカセットが消耗品つまり手軽に交換可能な
部品であるべきところ、大型であるため取り扱いが不便
であるばかりでなく予備品の保管のためには大きな収納
場所が必要になるという問題もあった。
【0009】本発明の課題は、本体装置から取り外した
状態では小型のユニットとなるインクリボンカセット及
びこれを用いた熱転写印字装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
リボンカセット及びこれを用いた熱転写印字装置の構成
を述べる。
【0011】先ず、請求項1記載の発明のリボンカセッ
トは、未使用のインクリボンが巻かれた供給リールと、
上記インクリボンの使用済み部分を巻き取るための巻取
リールと、上記供給リールと上記巻取リールを収納し且
つ上記供給リール又は上記巻取リールの何れか一方を外
部から引き出し可能に保持するカセットケースとから構
成される。
【0012】上記供給リール及び上記巻取リールは、例
えば請求項2記載のように、夫々係止部材により上記カ
セットケースに係止されて自由回転を禁止されるように
構成される。また、例えば請求項5記載のように、夫々
一端又は両端に装置本体のリール駆動手段に係合する係
合部材を有して成る。
【0013】また、上記係止部材は、例えば請求項3記
載のように、上記供給リール又は上記巻取リールに同軸
に連結され、ばねの付勢力によりカセットケースに係合
して係止されるように構成される。また、例えば請求項
4記載のように、上記供給リール又は上記巻取リールに
同軸に配設された内外に進退自在なピンと係合し、該ピ
ンによる上記ばねの付勢力と反対方向への移動により上
記カセットケースとの係止を解除されるように構成され
る。
【0014】また、上記カセットケースは、例えば請求
項6記載のように、上記巻取リールが係止部材による上
記カセットケースへの係止が解除されたとき、上記巻取
リールが上記カセットケースから離脱可能なように上記
巻取リールを保持するように構成される。また、例えば
請求項7記載のように、上記供給リールが係止部材によ
る上記カセットケースへの係止が解除されたとき、上記
供給リールが上記カセットケースから離脱可能なように
上記供給リールを保持するように構成される。またさら
に、例えば請求項8記載のように、カセットケースを移
動させる移動装置に係合する突起体を有して成る。
【0015】次に請求項9記載の発明の熱転写印字装置
は、熱印字ヘッドを備え、請求項1、2、3、4、5、
6、7又は8記載のリボンカセットが装着される装置本
体と、該装置本体に設けられ、該装置本体に装着された
上記リボンカセットより上記供給リール又は上記巻取リ
ールの何れか一方のリールを上記インクリボンが上記熱
印字ヘッドへ当接可能な位置へ上記リボンカセット内か
ら引き出す引出手段とを備えて構成される。
【0016】上記引出手段は、例えば請求項10記載の
ように、上記供給リール及び上記巻取リールの係合部材
に係合するリール駆動手段と、上記カセットケースの上
記突起体に係合する上記移動装置と、該移動装置を駆動
する駆動手段とを備え、上記リール駆動手段が上記巻取
リールの係合部材に係合して上記巻取リールを保持した
とき、上記駆動手段により上記移動装置を移動させ、該
移動装置に係合する上記カセットケース及び該カセット
ケースに係止する上記供給リールを移動することによ
り、上記巻取リールを上記カセットケースから引き出し
て、これにより上記供給リールと上記巻取リール間に張
設されるインクリボンを上記熱印字ヘッドへ当接可能な
位置へ配置するように構成される。また例えば請求項1
1記載のように、上記リール駆動手段が上記供給リール
の係合部材に係合して上記供給リールを保持したとき、
上記駆動手段により上記移動装置を移動させ、該移動装
置に係合する上記カセットケース及び該カセットケース
に係止する上記巻取リールを移動することにより、上記
供給リールを上記カセットケースから引き出して、これ
により上記供給リールと上記巻取リール間に張設される
インクリボンを上記熱印字ヘッドへ当接可能な位置へ配
置するように構成される。
【0017】
【作用】この発明は、未使用のインクリボンが巻かれた
供給リールと、インクリボンの使用済み部分を巻き取る
巻取リールと、上記供給リールと上記巻取リールを収納
し且つ上記供給リール又は上記巻取リールの何れか一方
を外部から引き出し可能に保持するカセットケースとに
より、リボンカセットが形成される。
【0018】そして、本体装置の熱転写印字装置におい
ては、上記リボンカセットが装着されると、リール駆動
手段により供給リール又は巻取リールの何れか一方が保
持され、引出手段によりカセットケース及び該カセット
ケースに係止する他方の巻取リール又は供給リールが上
方又は下方に移動させられ、これによりリール駆動手段
により保持された上記何れか一方の供給リール又は巻取
リールがカセットケースから引き出され、これに伴って
供給リールと巻取リール間にインクリボンが張設され、
この張設されたインクリボンが熱印字ヘッドへ当接可能
な位置へ配置される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1は、一実施例に係わるサーマル記
録装置の全体構成を示す模式的断面図である。同図にお
いて、サーマル記録装置は、外装11内の下方中央から
左方に位置する給排紙部12、下方右側に位置する記録
部13、その上方に位置するリボンカセット供給部14
等を備えている。
【0020】上記の給排紙部12には、記録紙(用紙)
Pを収納した給紙カセット15が着脱自在に装着され
る。この給紙カセット15の底部には、用紙Pを載置す
る押上板16が配設され、この押上板16を下から押し
上げる押上レバー17が給紙カセット15の下方に配設
されている。給紙カセット15の上方には、図の矢印D
で示す反時計回り方向に回転する給排紙ベルト18が配
設されている。この給排紙ベルト18の下側ベルトは、
上記押上レバー17及び押上板16によって押し上げら
れた用紙Pの最上部に当接して用紙Pを順次一枚ずつ右
方の記録部13へ給送し、給排紙ベルト18の上側ベル
トは、記録部13から排出される印字済み用紙Pを左方
へ搬送する。この給排紙ベルト18の下側ベルト前方
(印字部13側)に当接して戻しローラ19が配設され
ている。この戻しローラ19は、当接部のベルト回転方
向とは逆方向となる図の矢印Eで示す反時計回り方向に
回転し、上記給排紙ベルト18によって引き出されて重
送しようとする二枚目以下の用紙Pを給紙カセット15
内に押し戻して重送を防止する。また、給排紙ベルト1
8の上側ベルト後方(用紙排出下流側)に当接して排紙
ローラ20が配設されている。この排紙ローラ20の下
流には用紙排出口21を介して外装11内外に延在する
排紙トレイ22が設けられており、排紙ローラ20は、
給排紙ベルト18によって搬送されてくる印字済み用紙
Pを排紙トレイ22上に積載する。
【0021】記録部13は、プラテン24、サーマルヘ
ッド25等を備え、これらプラテン24とサーマルヘッ
ド25との対向部によって画像転写部(印字部)Tを形
成している。上記プラテン24の下部には、用紙Pを画
像転写部Tへ搬送する下部押圧ベルト26aが当接し、
プラテン24の上部には、印字済みの用紙Pを排出する
上部押圧ベルト26bが画像転写部Tに隣接して当接し
ている。そして、サーマルヘッド25は、ヘッド保持ブ
ラケット27に保持され、画像転写時(印字時)には図
の実線で示すようにプラテン24と対向する位置に在っ
て後述するインクリボンと用紙Pとをプラテン24に押
圧する。また、非印字時には、不図示のヘッド解除機構
により上記印字位置から図の破線で示すサーマルヘッド
退避位置28まで時計回り方向に回動する。
【0022】リボンカセット供給部14は、複数(図で
は二つ)のラック29a、29bを備えている。これら
ラック29a、29bは、図の矢印Fで示す左右方向に
摺動自在に配設され、ラック29aには例えばフルカラ
ー印字対応のインクリボンを納めたリボンカセット30
aを収納し、ラック29bには例えば黒インクリボンを
納めたリボンカセット30bを収納して、一方が選択さ
れて使用中のときは他方が控えとして待機する。同図に
示すラック29a、29bの状態は、ラック29aが使
用中であり、ラック29bが控えの状態である。このよ
うにラック29aを使用するとき、すなわちラック29
aのインクリボンを使用するときは、上記サーマルヘッ
ド25が図の破線で示すサーマルヘッド退避位置28に
在る状態で、ラック29aに収納されれていたリボンカ
セット30aを、未使用のインクリボン31を保持する
供給リール32と共にラック29aから記録部13の下
方へ引き出す。結果としてリボンカセット30の巻取リ
ール33がリボンカセット30から引き出された形でラ
ック29a内に残留する。これにより、記録部13の印
字部T近傍にインクリボン31が上下方向に張設され
る。
【0023】印字時には、この状態でサーマルヘッド2
5が図の実線位置に回動し、上述した下部押圧ベルト2
6aによって画像転写部Tへ搬送されてくる用紙Pをイ
ンクリボン31と重ねてプラテン24に押圧する。プラ
テン24は、図の矢印Gで示す反時計回り方向に回転
し、下部押圧ベルト26aと共同して用紙Pを画像転写
部Tに給送すると共に、上部押圧ベルト26bと共同し
て印字済み用紙Pを給排紙部12へ排出する。インクリ
ボン31は、不図示のリール駆動機構による巻取リール
33の回転により、用紙Pの搬送速度に同調して図の矢
印Hで示すラック29a内へと巻き取られながら、サー
マルヘッド25によりインクを用紙Pに転写される。
【0024】続いて、図2は、上記リボンカセット30
a又は30b(以下、リボンカセット30という)の詳
細な構成を示す斜視図である。また、図3に、上記リボ
ンカセット30のリール支持部の詳細な構成を示す。同
図は供給リール32及び巻取リール33それぞれの一方
の端部を示しているが、他方の端部の構成も同様であ
る。
【0025】図2及び図3に示すように、リボンカセッ
ト30は、下部に配設された供給リール32にいっぱい
に巻かれるインクリボン31の円周に沿って曲面を形成
する底部30−1と、この底部30−1の両端からそれ
ぞれ上方に向けて垂直に立ち、底部30−1と一体に形
成されるリール支持部30−2から成っている。供給リ
ール32の軸の両端はリール支持部30−2の下部にそ
れぞれ設けられた支持孔に保持され、巻取リール33の
軸の両端はリール支持部30−2の上部にそれぞれ設け
られたU字溝により保持される。このU字溝に保持され
る巻取リール33は、図2に破線で示すように、リボン
カセット30から分離して上方に移動させることができ
るようになっている。上記巻取リール33の上記リール
支持部30−2に保持されている軸の両端には、後述す
るリール駆動体(供給リール駆動体または巻取リール駆
動体)に係合する駆動係合部33−1が同軸に連結して
設けられ、この駆動係合部33−1の凹部中央には軸内
外に進退摺動するピン33−2が配設されている。上記
駆動係合部33−1の凹部周辺には四個の切込溝33−
3が等間隔に設けらており、駆動体との係合時には駆動
体の係合部の凸部が上記切込溝33−3に嵌合して、駆
動力が巻取リール33に伝達される。また、上記ピン3
3−2にはスプライン・カム33−4が係合しており、
スプライン・カム33−4には螺旋ばね33−5が当接
してスプライン・カム33−4を軸外側(リール支持部
30−2方向)へ付勢している。これにより、リボンカ
セット30が本体装置に未装着で独立して在るときは、
螺旋ばね33−5の付勢力によりスプライン・カム33
−4はリール支持部30−2のカム嵌合部30−3に嵌
合して、巻取リール33の自由回転を禁止する。この構
成は供給リール32についても同様である。したがっ
て、リボンカセット30に振動等の外力が加わってもイ
ンクリボン31に弛み等の発生がなく、これによって未
使用リボンの無意味な引き出しや、これに伴うインクリ
ボンの損傷等を予防することができる。
【0026】上記リボンカセット30底部の一端には突
起30−4が設けられており、リボンカセット30が本
体装置に装着されて使用状態になったとき該突起30−
4が後述する昇降機構のカセット保持台の爪に係止して
昇降機構に保持される。
【0027】図4に、上記リボンカセット30が本体装
置に装着されたときにおける昇降機構との配置関係、及
びリール駆動体との配置関係を示す。同図には、上に、
リボンカセット30、このリボンカセット30を保持す
る昇降機構34、及び巻取リール駆動体35を示し、下
に、供給リール駆動体36を示している。同図に示すよ
うに、昇降機構34は、カセット保持台34−1、この
カセット保持台34−1の先端に設けられリボンカセッ
ト30の突起30−4と係合するコの字形の爪34−
2、カセット保持台34−1の下面補強梁の側面に設け
られた横長のカム滑動孔34−3、及びこのカム滑動孔
34−3に摺動自在に嵌合するカムを先端に連結する昇
降シャフト34−4から成っている。リボンカセット3
0は、上記突起30−4と爪34−2との係合により、
カセット保持台34−1に固定される。また、巻取リー
ル駆動体35の駆動端35−1はリボンカセット30の
巻取リール33端部の駆動係合部33−1に対向してい
る。
【0028】次に。上記構成のリボンカセット30並び
に本体装置のリール駆動体及び昇降機構間における動作
を上述の図4に加え更に図5及び図6を用いて説明す
る。先ず、図4及び図5に示すように、リボンカセット
30の巻取リール33端部の駆動係合部33−1に対向
して配設されている本体装置の巻取リール駆動体35
が、図5の矢印Jで示す右方向(リボンカセット30
側)へ移動して、その駆動端35−1が巻取リール33
の駆動係合部33−1に嵌合する。これにより、駆動係
合部33−1中央部に配設されているピン33−2が軸
内方向に押し込まれ、このピン33−2に係合している
スプライン・カム33−4が右方向に移動してカム嵌合
部30−3との嵌合から外れる。これによって、巻取リ
ール33はリボンカセット30のU字溝(図2参照)へ
の係止から解除されると共に駆動体35によって保持さ
れる。
【0029】さらに、上記駆動係合部33−1に嵌合し
た駆動端35−1の周面上には、駆動係合部33−1の
凹部周辺の四個の切込溝33−3(図2参照)に嵌合す
る一個乃至4個の突起体(図4〜図6の断面図では見え
ない)が設けられており、この突起体が切込溝33−3
に嵌合する。これによって、駆動体35は巻取リール3
3へ駆動力を伝達することが可能となり、巻取リール3
3が回転可能状態となる。尚、駆動体35は、不図示の
モータ、ギア、歯付ベルト等から成る駆動系に連結さ
れ、正逆回転が可能である。また、巻取リール33に
は、後述するリボンカセット30の下降移動の距離に見
合う長さのインクリボン・リード端が予め巻き込まれて
いる。
【0030】続いて、昇降機構34の昇降シャフト34
−4が、図5の矢印Kで示すように、図外の支点を中心
として下方に回動し、図6に示すように、水平位置で停
止する。これによって、昇降機構34のカセット保持台
34−1とこれに係止して保持されているリボンカセッ
ト30が、図6の矢印Lで示すように、所定の位置まで
下降して停止し、下方に位置していた本体装置の供給リ
ール駆動体36が供給リール32端部の駆動係合部32
−1に対向する。巻取リール33は巻取リール駆動体3
5に支持されたまま上方の元の位置に残留し(図1参
照)、巻取リール駆動体35は逆回転して巻取リール3
3に巻き込まれていたインクリボン・リード端を繰り出
す。
【0031】続いて、供給リール駆動体36が、図6の
矢印Mで示す右方向(リボンカセット30側)へ移動し
て、その駆動端36−1が供給リール32の駆動係合部
32−1に嵌合する。これにより、前述した巻取リール
33と巻取リール駆動体35との場合と同様に、供給リ
ール32の係止が解除され、供給リール32が供給リー
ル駆動体36と連結し、正逆回転可能状態に設定され
る。
【0032】このようにして、図1に示した印字可能状
態となる。そして、例えば印字の途中において、フルカ
ラーから黒一色の印字に変更する必要が生じたときは、
図1に示すサーマルヘッド25をサーマルヘッド退避位
置28まで回動させた後、図6に示す巻取リール32を
逆回転させて、供給リール32から画像転写部(印字
部)Tまで張設されていたインクリボンの未使用部分
(図1参照)を巻き取る。その後、供給リール駆動体3
6を後退(図の左方向)させることにより、供給リール
32をリボンカセット30のカム嵌合部30−3に嵌合
させて、これを係止する。続いて、昇降機構34の駆動
系を逆方向に駆動して、昇降シャフト34−4を上方に
回動させ、カセット保持台34−1つまりリボンカセッ
ト30を図4に示す装着初期位置に戻す。巻取リール駆
動体35は正方向に回転して、画像転写部(印字部)T
から巻取リール33まで張設されていたインクリボンの
使用済み部分を巻き取る。この後、巻取リール駆動体3
5を後退させて、巻取リール32をリボンカセット30
に係止させ、続いて、リボンカセット30aの在った位
置にリボンカセット30bが位置するようリボンカセッ
ト供給部14のラック29a、29b(図1参照)を左
方に移動させる。この後、リボンカセット30aの場合
と同様に行って、リボンカセット30bのインクリボン
を上下に張設し、サーマルヘッド25による印字を行
う。
【0033】このように、本実施例によれば、複数カセ
ットを自動的に交換してフルカラーやモノクロ等任意の
印字を連続して行うことができる。尚、本実施では、リ
ボンカセット供給部14を記録部13の上方に配設し、
リボンカセット30と供給リール32を下降させて巻取
リール33をリボンカセット30から引き出すようにし
ているが、これに限ることなく、リボンカセット供給部
14を記録部13の下方に配設し、供給リール32及び
巻取リール33の配置はそのままでリボンカセット30
のみ上下を逆に形成し、リボンカセット30と巻取リー
ル33を上昇させて供給リール32をリボンカセット3
0から引き出すようにしてもよい。また、リールの引き
出し方向を上下に限定する必要はなく、ラック29a、
29bを横向きに寝かせて配設し、供給リール32又は
巻取リール33を左右に引き出すようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、本体装置に非装着時、または本体装置に装着中の
非印字時には、インクリボンの供給リールと巻取リール
とを殆ど当接する程に近接した形態で小型のリボンカセ
ット内に収納するので、リボンカセットのみならず本体
装置をも小型に構成することができ、したがって、取り
扱いの簡便なリボンカセット及びこれを用いた熱転写印
字装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係わるサーマル記録装置の全体構成
を示す模式的断面図である。
【図2】リボンカセットの詳細な構成を示す斜視図であ
る。
【図3】リボンカセットのリール支持部の詳細な構成を
示す図である。
【図4】リボンカセットが本体装置に装着されたときに
おける昇降機構及びリール駆動体との配置関係を示す図
である。
【図5】リボンカセット並びに本体装置のリール駆動体
及び昇降機構間における動作を説明する図(その1)で
ある。
【図6】リボンカセット並びに本体装置のリール駆動体
及び昇降機構間における動作を説明する図(その2)で
ある。
【図7】従来のリボンカセットの一部断面図である。
【符号の説明】
11 外装 12 給排紙部 13 記録部 14 リボンカセット供給部 P 記録紙(用紙) 15 給紙カセット 16 押上板 17 押上レバー 18 給排紙ベルト 19 戻しローラ 20 排紙ローラ 21 用紙排出口 22 排紙トレイ 24 プラテン 25 サーマルヘッド 26a 下部押圧ベルト 26b 上部押圧ベルト 27 ヘッド保持ブラケット 28 サーマルヘッド退避位置 29a、29b ラック 30(30a、30b) リボンカセット 30−1 底部 30−2 リール支持部 30−3 カム嵌合部 30−4 突起 31 インクリボン 32 供給リール 33 巻取リール 33−1 駆動係合部 33−2 ピン 33−3 切込溝 33−4 スプライン・カム 33−5 螺旋ばね 34 昇降機構 34−1 カセット保持台 34−2 爪 34−3 カム滑動孔 34−4 昇降シャフト 35 巻取リール駆動体 35−1、36−1 駆動端 36 供給リール駆動体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未使用のインクリボンが巻かれた供給リ
    ールと、 前記インクリボンの使用済み部分を巻き取るための巻取
    リールと、 前記供給リール及び前記巻取リールを収納し且つ前記供
    給リール又は前記巻取リールの何れか一方を外部から引
    き出し可能に保持するカセットケースと、 を備えたことを特徴とするリボンカセット。
  2. 【請求項2】 前記供給リール及び前記巻取リールは、
    夫々係止部材により前記カセットケースに係止されて自
    由回転を禁止されることを特徴とする請求項1記載のリ
    ボンカセット。
  3. 【請求項3】 前記係止部材は、前記供給リール又は前
    記巻取リールに同軸に連結され、ばねの付勢力によりカ
    セットケースに係合して係止されることを特徴とする請
    求項1又は2記載のリボンカセット。
  4. 【請求項4】 前記係止部材は、前記供給リール又は前
    記巻取リールに同軸に配設された内外に進退自在なピン
    と係合し、該ピンによる前記ばねの付勢力と反対方向へ
    の移動により前記カセットケースとの係止を解除される
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のリボンカセ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記供給リール及び前記巻取リールは、
    夫々一端又は両端に装置本体のリール駆動手段に係合す
    る係合部材を有することを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載のリボンカセット。
  6. 【請求項6】 前記カセットケースは、前記巻取リール
    が係止部材による前記カセットケースへの係止が解除さ
    れたとき、前記巻取リールが前記カセットケースから離
    脱可能なように前記巻取リールを保持することを特徴と
    する請求項1、2、3、4又は5記載のリボンカセッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記カセットケースは、前記供給リール
    が係止部材による前記カセットケースへの係止が解除さ
    れたとき、前記供給リールが前記カセットケースから離
    脱可能なように前記供給リールを保持することを特徴と
    する請求項1、2、3、4又は5記載のリボンカセッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記カセットケースは、カセットケース
    を移動させる移動装置に係合する突起体を有することを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
    リボンカセット。
  9. 【請求項9】 熱印字ヘッドを備え、請求項1、2、
    3、4、5、6、7又は8記載のリボンカセットが装着
    される装置本体と、 該装置本体に設けられ、該装置本体に装着された前記リ
    ボンカセットより前記供給リール又は前記巻取リールの
    何れか一方のリールを前記インクリボンが前記熱印字ヘ
    ッドへ当接可能な位置へ前記リボンカセット内から引き
    出す引出手段と、 を有することを特徴とする熱転写印字装置。
  10. 【請求項10】 前記引出手段は、前記供給リール及び
    前記巻取リールの係合部材に係合するリール駆動手段
    と、前記カセットケースの前記突起体に係合する前記移
    動装置と、該移動装置を駆動する駆動手段とを備え、 前記リール駆動手段が前記巻取リールの係合部材に係合
    して前記巻取リールを保持したとき、前記駆動手段によ
    り前記移動装置を移動させ、該移動装置に係合する前記
    カセットケース及び該カセットケースに係止する前記供
    給リールを移動することにより、前記巻取リールを前記
    カセットケースから引き出して、これにより前記供給リ
    ールと前記巻取リール間に張設されるインクリボンを前
    記熱印字ヘッドへ当接可能な位置へ配置することを特徴
    とする請求項9記載の熱転写印字装置。
  11. 【請求項11】 前記引出手段は、前記供給リール及び
    前記巻取リールの係合部材に係合するリール駆動手段
    と、前記カセットケースの前記突起体に係合する前記移
    動装置と、該移動装置を駆動する駆動手段とを備え、 前記リール駆動手段が前記供給リールの係合部材に係合
    して前記供給リールを保持したとき、前記駆動手段によ
    り前記移動装置を移動させ、該移動装置に係合する前記
    カセットケース及び該カセットケースに係止する前記巻
    取リールを移動することにより、前記供給リールを前記
    カセットケースから引き出して、これにより前記供給リ
    ールと前記巻取リール間に張設されるインクリボンを前
    記熱印字ヘッドへ当接可能な位置へ配置することを特徴
    とする請求項9記載の熱転写印字装置。
JP1119394A 1994-02-02 1994-02-02 リボンカセット及びこれを用いた熱転写印字装置 Withdrawn JPH07214853A (ja)

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