JPH07214222A - 鍛造部材及びその製造方法 - Google Patents

鍛造部材及びその製造方法

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JPH07214222A
JPH07214222A JP1297294A JP1297294A JPH07214222A JP H07214222 A JPH07214222 A JP H07214222A JP 1297294 A JP1297294 A JP 1297294A JP 1297294 A JP1297294 A JP 1297294A JP H07214222 A JPH07214222 A JP H07214222A
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rod
shaped
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forged
manufacturing
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Mamoru Nakada
守 中田
Susumu Koike
進 小池
Toshihiro Katsura
俊弘 桂
Shiyougo Sakamoto
正悟 阪本
Yoshio Takada
与男 高田
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Nissan Motor Co Ltd
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Kobe Steel Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用アーム等に使用される鍛造部材及び
その製造方法に関し、材料の無駄を削減でき材料歩留ま
りを向上できて、製品コストを低減できる鍛造部材及び
その製造方法を提供する。 【構成】 素材として丸棒状のアルミニウム合金材を用
意し、この素材を鍛造して、棒状部3と、この棒状部3
の先端部に設けられたブッシュ取付部4と、このブッシ
ュ取付部4に設けられた孔4aと、棒状部3を連結する
連結部2とを有する鍛造材を得る。その後、棒状部3を
ひねり加工し、ブッシュ取付部4の向きを変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にアルミニウム又は
アルミニウム合金等の軽金属により形成され自動車用足
廻り部品(アーム類)として使用される鍛造部材に好適
の鍛造部材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化が促進されてお
り、種々の自動車用部品がアルミニウム合金により製造
されるようになった。自動車の軽量化は、燃費が向上す
る等の利点があるため、今後も、自動車部品へのアルミ
ニウム合金の使用は拡大する傾向にある。特に、足廻り
部品(アーム類等)の軽量化は、燃費向上の外に運動性
能が向上するという利点があるため、高級車では既にア
ルミニウム合金製の足廻り部品が実用化されている。こ
れらの足廻り部品のうち、アームは主にアルミニウム合
金の鍛造により製造されている。アームは、サスペンシ
ョンの形式により若干形状が異なるものの、図9に示す
ように略A字状のA形アーム10と、図10に示すよう
に略I字状のI形アーム15とがある。これらのアーム
10,15の端部にはボールジョイントが圧入される孔
10a,15a及びブッシュが圧入される孔10b,1
5bが設けられている。アームは、これらのボールベア
リング及びブッシュを介して車体等に連結される。
【0003】図11乃至図14は従来のA形アームの製
造方法を工程順に示す模式図である。先ず、図11に示
すように、素材21として丸棒状のアルミニウム合金材
を用意し、この素材21を図12に示すように中央部で
曲げ加工する。そして、この素材21を鍛造し、図13
に示すように、2本の棒状部23と、これらの棒状部2
3の一端側に配設されボールジョイント又はブッシュが
取り付けられる取付部(以下、ブッシュ取付部という)
24と、棒状部23の他端側を連結する連結部25とを
有する所定のアーム形状の鍛造材22を得る。この鍛造
工程においては、鍛造材22の周囲にバリ26が発生す
る。次いで、この鍛造材22にバリ抜き(トリミング)
を施してバリ26を除去した後、図14に示すように、
ブッシュ取付部24にボールジョイント又はブッシュ等
を圧入するための孔24aを穿設する。これにより、A
形アームが完成する。
【0004】図15乃至図17は従来のI形アームの製
造方法を工程順に示す模式図である。先ず、図15に示
すように、素材30として丸棒状のアルミニウム合金材
を用意する。そして、この素材30を鍛造し、図16に
示すようにブッシュ取付部31と、このブッシュ取付部
31から相互に反対側に延びる棒状部32,33と、各
棒状部32,33の先端部に設けられたブッシュ取付部
34,35とを有する所定のアーム形状の鍛造材36を
得る。この鍛造工程においては、鍛造材36の周囲にバ
リ37が発生すると共に、一方のブッシュ取付部34の
符号Aで示す面に抜き勾配がつく。次いで、図17に示
すように、バリ37を除去すると共に、ブッシュ取付部
34の符号Aで示す面を機械加工により仕上げ、この面
の中心部にボールジョイント(又は、ブッシュ)を圧入
するための孔34aを穿設する。これにより、I形アー
ムが完成する。
【0005】なお、所定の形状に押出しされた押出材を
一定の厚さに切断し、そのブッシュ取付部にひねりを加
えることにより自動車用サスペンション部品を製造する
方法も提案されている(特開平5−220535号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た鍛造による従来のアームの製造方法には以下に示す問
題点がある。即ち、アームは、上述の如く、その端部の
ブッシュ取付部に圧入されるボールジョイント又はブッ
シュ等により車体等に連結されるため、ブッシュ取付部
は、これらのボールジョイント又はブッシュが圧入され
た場合に十分な強度が得られるように、その肉厚が厚く
なっている。従って、アームを形成するための素材とし
ては、ブッシュ取付部の直径以上の厚さを有するものが
必要であり、素材の重量と製品重量との差が大きい。こ
の差に相当する分が鍛造時にバリとなるため、従来のア
ームの鍛造においては、バリの発生量が多く材料の無駄
が多い。また、I形アームの場合は、鍛造時に抜き勾配
がついた部分を後工程で仕上げ機械加工する必要があ
り、煩雑である。A形アームの場合は、鍛造面積が大き
いため、多面取り及び荒打ち・仕上げ打ちの同時打ちが
困難であり、製造コストをより一層増加させる原因とな
っている。更に、従来の鍛造によるアームの製造方法で
は、鍛造後に熱処理を施し、その後、端部のブッシュ取
付部にボールジョイント又はブッシュを挿入するための
孔を穿設する必要がある。これらのことから、アルミニ
ウム合金製鍛造アームは、鉄の板金組立品又は鋳物のア
ームに比して製品コストが高いものとなっている。
【0007】一方、特開平5−220535号に開示さ
れた方法においては以下に示す問題点がある。即ち、押
出形材でサスペンション部品形状を得るためには、押出
金型として大型の金型が必要であると共に、中空部を形
成するための中子等が必要である。このため、金型構造
が複雑になり、製品コストの上昇の要因になっている。
また、押出形材を切断する際に材料が厚さ方向(切断面
に垂直な方向)に流れ、強度(静的疲労)が厚さ方向と
これに直交する方向とで著しく異なってしまう。このた
め、強度に対する信頼性が十分でない。更に、押出形材
の端部をひねりブッシュ取付部を所定の向きにするた
め、製品各部の厚さはブッシュ取付部の厚さにより決定
される。従って、設計の自由度が低いだけでなく、サス
ペンション部品として厚さが厚いものとなり、アルミニ
ウム化による軽量化の効果がなくなってしまうと共に、
材料歩留まりが悪くなって製品コストの上昇を招来す
る。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、強度が高く、材料の無駄を削減することに
より材料歩留まりを向上できて、製品コストを低減でき
る鍛造部材及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鍛造部材
は、先端部分の厚さが他の部分よりも厚く形成された棒
状部を備えた鍛造部材において、前記棒状部に局部的に
ひねり部が設けられていることを特徴とする。
【0010】本発明に係る鍛造部材の製造方法は、素材
を鍛造することにより棒状部とこの棒状部の端部に設け
られ棒状部に比して幅広の幅広部とを備えた鍛造材を得
る鍛造工程と、前記棒状部をひねり加工する工程とを有
することを特徴とする。
【0011】なお、本願において厚さとは、鍛造方向の
厚さ(又は、長さ)をいう。
【0012】
【作用】本発明に係る鍛造部材は、棒状部に局部的にひ
ねり部が設けられており、先端部分が鍛造時と異なる方
向に向いている。即ち、本発明に係る鍛造部材は、鍛造
により最終製品形状としたものではなく、比較的鍛造し
やすい形状で鍛造材を形成した後、棒状部にひねり加工
を施すことにより、最終製品形状としたものである。例
えば、その先端部分の幅Aが厚さBよりも小さい(A<
B)鍛造部材の場合に、従来はその厚さがBよりも大き
い素材を用意する必要がある。これに対し、本発明にお
いては、その先端部分の厚さがA、幅がBの鍛造材を形
成した後、棒状部をひねり加工して所定の形状の鍛造部
材とする。従って、本発明においては、その厚さがAよ
りも大きい素材を用意すればよい。これにより、素材の
体積及び材料の無駄を削減することができる。また、本
発明に係る鍛造部材は、鍛造により形成されたものであ
るので、押出加工による部材に比して強度が高い。
【0013】本発明方法においては、鍛造により棒状部
と、この棒状部の先端に設けられ棒状部に比して幅広の
幅広部とを形成した後、前記棒状部にひねり加工を施し
て幅広部の向きを変えることにより、最終製品形状とす
る。従って、例えば最終製品形状の最も厚い部分に合わ
せて素材の厚さを決定する必要がなく、素材の体積を従
来に比して削減することができる。特に、A形アーム等
のように複数の棒状部と、各棒状部をまとめて連結する
連結部とを有する形状の鍛造材の場合は、鍛造時には各
棒状部間の間隔を小さくしておき、鍛造後に棒状部を曲
げ成形することにより棒状部の連絡部に対する角度を変
更して、棒状部間の間隔を所定の間隔とすることによ
り、鍛造時における素材の体積を著しく削減することが
できる。これにより、バリの発生量を削減することがで
きると共に、鍛造面積を小さくすることができ多数個取
りが可能になって、製造コストを著しく削減することが
できる。
【0014】また、鍛造時に孔を形成することにより、
投入材料を削減できると共に、鍛造後の孔の穿設工程が
不要になり工程数を削減することができる。これによ
り、製造コストを更に削減することができるという効果
を奏する。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して説明する。図1乃至図5は本発明の第1の実
施例に係る鍛造部材の製造方法を工程順に示す模式図で
ある。なお、本実施例は、本発明をA形アームの製造に
適用した例である。
【0016】先ず、図1に示すように、素材1として丸
棒状のアルミニウム合金材を用意する。この素材1は、
例えばアルミニウム合金の連続鋳造により形成されたも
のである。そして、この素材1を鍛造して、図2に示す
ように2本の棒状部3とこれらの棒状部3を連結する連
結部2とにより構成される二股形状の鍛造材7を形成す
る。このとき、棒状部3の先端部分にその直径が棒状部
の幅よりも大きい略円形のブッシュ取付部4(幅広部)
を成形すると共に、このブッシュ取付部4にボールジョ
イント又はブッシュが圧入される孔4aを同時に形成す
る。この鍛造工程においては、鍛造材7の周囲にバリ5
が発生する。このため、図3に示すように、バリ抜き加
工を施して鍛造材7の周囲のバリ5を除去する。
【0017】次に、この鍛造材7の連結部2を中心と
し、2本の棒状部3を扇状に開くように曲げ加工する。
そして、図4に示すように、棒状部3をその軸を中心と
して90°回転させるようにひねり加工することにより
ブッシュ取付部4の向きを変えて、所定のアーム形状と
する。これにより、図5に示すA形アームが完成する。
なお、前述の棒状部3を曲げ加工する工程及びひねり加
工する工程は、鍛造加工時に加熱された鍛造材の温度が
低下しないうちに実施することが好ましい。これによ
り、曲げ加工時及びひねり加工時に鍛造材を加熱するた
めのエネルギーを削減することができる。
【0018】本実施例方法を図8乃至図11に示す従来
方法と比較すると、従来においては素材21の直径D2
がブッシュ取付部の直径D1 よりも大きい(D1 <D
2 )ことが必要であるのに対し、本発明においては素材
1の直径D3 がブッシュ取付部の長さLよりも大きい
(L<D3 )ことが必要である。この場合に、ブッシュ
取付部の直径D1 はブッシュ取付部の長さLよりも大き
い(D1 <L)とすると、実施例において使用する素材
1の直径D3 は従来方法において使用する素材21の直
径D1 よりも大きくなることがある。しかし、本実施例
においては、素材の長さを従来に比して著しく削減でき
るので、素材体積を従来に比して著しく低減することが
できる。従って、本実施例においては、材料の無駄を削
減でき、バリの発生量を削減することができる。その結
果、材料歩留まりが著しく向上する。また、本実施例に
おいては、従来方法に比して鍛造面積(投影面積)が小
さいため、従来困難であるとされていたA形アームの多
数個取りが可能になる。これにより、製造コストを更に
低減することができるという効果を奏する。
【0019】次に、本実施例方法によりA形アームを製
造した場合の製造コストを、従来方法と比較した結果に
ついて説明する。製品重量が2.1kgのA形アームを
本実施例方法及び従来方法により製造する場合に必要な
素材(投入材料)の重量、多数個取りの可否、素材コス
ト、鍛造コスト及び機械加工コストを調べた。その結果
を下記表1,2に示す。但し、表2において、素材コス
トは、従来方法における素材コストを100とした場合
の比率で表した。また、鍛造コストは、従来方法におけ
るコストを100とし、本実施例においては2個取りが
可能であることから50とした。更に、ひねり加工及び
機械加工コストは、従来における機械加工(バリ抜き及
び孔開け等)コストを100とした場合の比率で示し
た。そして、最終評価の欄には、これらの比率の合計を
示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】この表1、表2から明らかなように、本実
施例方法においては、投入材料が少なく、鍛造面積が小
さくなるため多数個取りが可能であり、またブッシュ取
付部の肉抜きが可能であるため、従来に比して製造コス
トを著しく削減できる。
【0023】図6乃至図8は本発明の第2の実施例に係
る鍛造部材の製造方法を工程順に示す模式図である。な
お、本実施例は、本発明をI形アームの製造に適用した
例である。
【0024】先ず、図6に示すように、素材8として丸
棒状のアルミニウム合金材を用意する。そして、この素
材8を鍛造して、図7に示すように、ブッシュ取付部1
1と、このブッシュ取付部11から相互に反対側に延び
る棒状部12,13と、各棒状部12,13の先端部に
設けられたブッシュ取付部14,16とを有するI字状
の鍛造材9を得る。なお、この鍛造工程においては、ブ
ッシュ取付部14(幅広部)の中心軸が型割方向に垂直
な方向となるように鍛造すると共に、このブッシュ取付
部14にボールジョイント又はブッシュ等を圧入するた
めの孔14aを形成する。この鍛造工程においては、鍛
造材9の周囲にバリ17が発生する。このバリ17を除
去した後、図8に示すように、ブッシュ取付部14側の
棒状部12をひねり加工し、ブッシュ取付部14の向き
を所定の方向に変える。これにより、I形アームが完成
する。
【0025】本実施例においては、ブッシュ取付部14
をその軸が型割方向と垂直になるように鍛造するため抜
き勾配がつかず、鍛造後に仕上げ機械加工する必要がな
い。また、鍛造によりブッシュ取付部14に孔14aを
形成するため、ブッシュ取付部14の肉抜きが可能であ
り、材料歩留まりが向上する。
【0026】なお、上述した実施例においては、A形ア
ーム及びI形アームについて説明したが、これにより本
発明がこれらのアーム及びその製造方法に限定されるも
のでないことは勿論である。例えば、その先端部の厚さ
が幅に比して大きい形状の鍛造部材の場合は、本発明を
適用することにより、材料コストを低減することができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、棒
状部にひねり部が設けられており、このひねり部により
先端部分の向きが鍛造時と異なっているので、素材の体
積及び材料の無駄を削減でき材料歩留まりを向上でき
て、製造コストを低減できる。
【0028】また、本発明方法によれば、棒状部及び幅
広部を備えた鍛造材を形成した後、前記棒状部をひねり
加工して幅広部の向きを変えるから、素材の体積を最終
製品の体積に近づけることができ、材料歩留まりを向上
できると共に、製造コストを低減することができる。特
に、A形アームの製造においては、鍛造後に棒状部の連
絡部に対する角度を変更し、その後棒状部をひねり加工
することにより、材料歩留まりを著しく向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る鍛造部材の製造方
法の一工程を示す模式図である。
【図2】同じくその製造方法の他の工程を示す模式図で
ある。
【図3】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模式
図である。
【図4】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模式
図である。
【図5】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模式
図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る鍛造部材の製造方
法の一工程を示す模式図である。
【図7】同じくその製造方法の他の工程を示す模式図で
ある。
【図8】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模式
図である。
【図9】A形アームを示す斜視図である。
【図10】I形アームを示す斜視図である。
【図11】従来のA形アームの製造方法における一工程
を示す模式図である。
【図12】同じくその製造方法の他の工程を示す模式図
である。
【図13】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模
式図である。
【図14】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模
式図である。
【図15】従来のI形アームの製造方法における一工程
を示す模式図である。
【図16】同じくその製造方法の他の工程を示す模式図
である。
【図17】同じくその製造方法の更に他の工程を示す模
式図である。
【符号の説明】
1,8,21,30;素材 2,25;連結部 3,12,13,23,32,33;棒状部 4,11,14,16,24,31,34,35;ブッ
シュ取付部 4a,14a,24a,34a;孔 5,17,26,37;バリ 7,9,22,36;鍛造材 10,15;アーム
フロントページの続き (72)発明者 桂 俊弘 愛知県名古屋市北区金城町3丁目1番地 株式会社神戸製鋼所名古屋工場内 (72)発明者 阪本 正悟 愛知県名古屋市北区金城町3丁目1番地 株式会社神戸製鋼所名古屋工場内 (72)発明者 高田 与男 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 株 式会社神戸製鋼所東京本社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部分の厚さが他の部分よりも厚く形
    成された棒状部を備えた鍛造部材において、前記棒状部
    に局部的にひねり部が設けられていることを特徴とする
    鍛造部材。
  2. 【請求項2】 素材を鍛造することにより棒状部とこの
    棒状部の端部に設けられ棒状部に比して幅広の幅広部と
    を備えた鍛造材を得る鍛造工程と、前記棒状部をひねり
    加工する工程とを有することを特徴とする鍛造部材の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 素材を鍛造することにより複数の棒状部
    と、各棒状部の一端側に設けられ棒状部に比して幅広の
    幅広部と、前記複数の棒状部の他端側をまとめて連結す
    る連結部とを備えた鍛造材を得る鍛造工程と、少なくと
    も1つの棒状部の連結部に対する角度を変更する工程
    と、前記棒状部をひねり加工する工程とを有することを
    特徴とする鍛造部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記鍛造工程において、前記幅広部に孔
    を設けることを特徴とする請求項2又は3に記載の鍛造
    部材の製造方法。
JP1297294A 1994-02-04 1994-02-04 鍛造部材及びその製造方法 Pending JPH07214222A (ja)

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