JPH0721364Y2 - タイヤチェーンの止器 - Google Patents

タイヤチェーンの止器

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JPH0721364Y2
JPH0721364Y2 JP11170191U JP11170191U JPH0721364Y2 JP H0721364 Y2 JPH0721364 Y2 JP H0721364Y2 JP 11170191 U JP11170191 U JP 11170191U JP 11170191 U JP11170191 U JP 11170191U JP H0721364 Y2 JPH0721364 Y2 JP H0721364Y2
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JP
Japan
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support plate
tire chain
stopper
spring
plate portions
Prior art date
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JP11170191U
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English (en)
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JPH0554002U (ja
Inventor
武士 倉島
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武士 倉島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタイヤチェーンの一端と
他端を着脱するためのタイヤチェーンの止器に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】従来におけるタイヤチェーンの止
器を図3に示す。同図に示す止器30はタイヤチェーン
31の一端における鎖輪部31xに設けた回動自在のフ
ック32とスライド自在のストッパ33により構成し、
タイヤチェーン31のタイヤへの装着時には、フック3
2をタイヤチェーン31の他端における鎖輪部31yに
挿入し、かつ折り返すことによりフック32に鎖輪部3
1yを引掛けるとともに、ストッパ33をスライドさ
せ、フック32に係止することによりフック32を固定
するようにしたものであり、止器30によってタイヤチ
ェーン31の一端と他端を連結することができる。
【0003】しかし、従来の止器30は次のような問題
点があった。
【0004】第一に、実際に使用した場合、着脱手順が
複雑となり、女性やお年寄りはどのように操作してよい
か戸惑うことも多い。特に、タイヤチェーンは年間を通
しての使用回数も僅かであり、着脱手順を教わっても忘
れることが多い。
【0005】第二に、フック32を回動させ、さらに、
フック32を特定の位置に維持しつつストッパ33をス
ライドさせる必要があるため、着脱操作が極めて面倒と
なり、特に、実際の着脱に際しては車体の下方に位置す
る止器30を操作する必要があり、大きなネックとなっ
ている。
【0006】第三に、ストッパ33は単なるスライドに
よりフック32に係合させるため、走行中に、ストッパ
33の位置がずれることによりフック32から外れ、タ
イヤチェーンがタイヤから外れやすいなど、信頼性及び
安全性にも難点がある。
【0007】本考案はこのような従来技術に存在する課
題を解決したものであり、複雑な操作は全く不要なた
め、だれでもワンタッチで着脱操作を行うことができる
とともに、極めて容易かつ迅速に行うことができ、しか
も、信頼性及び安全性の高いタイヤチェーンの止器の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案はタイヤチェーン
2の一端2pと他端2qを着脱するためのタイヤチェー
ンの止器1を構成するに際して、特に、離間した一対の
支持プレート部3s、3t及びタイヤチェーン2の一端
2pを結合するフック部3hを一体に有する支持体部3
と、支持プレート部3s、3tに設けたガイド孔4s、
4t、4nにより支持プレート部3s…の直角方向へス
ライド自在に支持され、かつ支持プレート部3sと3t
間に架け渡し可能な離間した一対の係合ロッド部5s、
5tを一体に有する係合体部5と、係合体部5を係合ロ
ッド部5s、5tが支持プレート部3sと3t間に挿入
する方向に付勢するスプリング6を備えてなることを特
徴とする。
【0009】この場合、スプリング6は支持プレート部
3sと3t間における一方の係合ロッド部5tに装着す
るとともに、支持プレート部3sと3t間にはスプリン
グ6を覆うスプリングケース7を設けることができる。
【0010】
【作用】本考案に係るタイヤチェーンの止器1によれ
ば、支持体部3のフック部3hには、予めタイヤチェー
ン2の一端2pを結合する。フック部3hの両端には一
対の支持プレート部3s、3tを一体に有し、この支持
プレート部3s、3tに設けたガイド孔4s…に、係合
体部5における一対の係合ロッド部5s、5tを挿入す
ることにより、係合ロッド部5s、5tは支持プレート
部3s…の直角方向にスライド自在に支持される。一
方、係合体部5はスプリング6により係合ロッド部5
s、5tが支持プレート部3sと3t間に挿入する方向
に付勢されるため、自然状態ではスプリング6によって
一対の係合ロッド部5s、5tが支持プレート部3sと
3t間に架け渡した状態となる。
【0011】したがって、係合体部5を手で持ち、係合
体部5をスプリング6の弾性(付勢力)に抗して係合ロ
ッド部5s、5tが支持プレート部3sと3t間から抜
脱する方向へ移動させれば、支持プレート部3sと3t
間にタイヤチェーン2の他端2qを挿入することがで
き、挿入した状態で係合体部5を離せば、係合体部5は
スプリング6の弾性により復帰し、係合ロッド部5sは
タイヤチェーン2の他端2qにおける鎖輪部2yに挿入
する。即ち、タイヤチェーン2の他端2qは係合ロッド
部5sに係止し、タイヤチェーン2の一端2pと他端2
qは止器1により連結される。
【0012】なお、スプリング6は支持プレート部3s
と3t間における一方の係合ロッド部5tに装着すれ
ば、スプリング6は支持プレート部3sと3tにより外
部から保護されるとともに、スプリングケース7により
覆うことにより、雪や水(凍結)から保護される。
【0013】
【実施例】次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本考案に係るタイヤチェーンの止器
1の構造について、図1を参照して説明する。
【0015】同図中、符号1で示す止器は、細長いプレ
ート材を略U形に折曲して形成した支持体部3を有す
る。支持体部3は離間した一対の対峙する支持プレート
部3s、3t及び各支持プレート部3sと3t間に位置
するフック部3hからなり、フック部3hにはタイヤチ
ェーン2の一端2pにおける鎖輪部2xを結合する。
【0016】また、支持プレート部3sには離間した位
置に一対のガイド孔4s、4tを設けるとともに、先端
側のガイド孔4sに対向する他方の支持プレート部3t
にガイド孔4nを設ける。なお、ガイド孔4s、4tの
長さは支持プレート部3sの一部を肉厚形成することに
より、比較的長く形成し、後述する係合ロッド部5s、
5tを直進方向へ円滑にガイドできるように考慮する。
【0017】一方、支持プレート部3sは係合体部5を
スライド自在に支持する。係合体部5は細長いロッド材
を略U形に折曲して形成する。係合体部5は離間した一
対の対峙する係合ロッド部5s、5t及び各係合ロッド
部5sと5t間に位置する操作部5mからなり、各係合
ロッド部5s、5tを各ガイド孔4s、4tにそれぞれ
外側から挿通させる。そして、フック部3h側に位置す
る係合ロッド部5tの先端は大径に形成してストッパ部
5vとするとともに、ストッパ部5vと支持プレート部
3s間における係合ロッド部5tにはスプリング6を圧
縮して装着する。また、支持プレート部3sと3t間に
はスプリング6を覆うスプリングケース7を設ける。こ
れにより、スプリングケース7の内部は密閉される。な
お、凍結防止の観点からスプリングケース7の内部に水
が侵入しないように、ガイド孔4tのシーリングを考慮
して防水性を高めることが望ましい。また、スプリング
ケース7内にオイルを収容してもよい。
【0018】次に、タイヤチェーンの止器1の使用方法
について、図1及び図2を参照して説明する。
【0019】まず、係合体部5における操作部5mを手
で持ち、スプリング6の弾性に抗して引張れば、図2に
示すように、係合ロッド部5s、5tが移動し、支持プ
レート部3sと3t間から抜脱する。
【0020】これにより、支持プレート部3sと3t間
にタイヤチェーン2他端2qの鎖輪部3yを挿入できる
ため、挿入した状態で係合体部5を離せば、係合体部5
はスプリング6の弾性により復帰し、図1に示すよう
に、係合ロッド部5sは鎖輪部2yに挿入する。この
際、係合ロッド部5sの先端一部はガイド孔4nの内部
に侵入する。よって、鎖輪部2yは係合ロッド部5sに
係止し、タイヤチェーン2の一端2pと他端2qは止器
1により連結される。この際、係合ロッド部5sはスプ
リング6により付勢されているため、鎖輪部2yが係合
ロッド部5sから外れることはない。なお、鎖輪部2y
を係合ロッド部5sから離脱させる場合には、係合体部
5における操作部5mを手で持って引張るのみでよい。
【0021】このように、着脱操作はワンタッチで行う
ことができ、複雑な操作手順は全く不要となり、特に、
着脱手順を覚える必要もなく、女性やお年寄りでも極め
て容易かつ迅速に行うことができる。
【0022】以上、実施例について詳細に説明したが、
本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状等において、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【0023】
【考案の効果】このように、本考案に係るタイヤチェー
ンの止器は、離間した一対の支持プレート部及びタイヤ
チェーンの一端を結合するフック部を一体に有する支持
体部と、支持プレート部に設けたガイド孔により支持プ
レート部の直角方向へスライド自在に支持され、かつ支
持プレート部間に架け渡し可能な離間した一対の係合ロ
ッド部を一体に有する係合体部と、係合体部を係合ロッ
ド部が支持プレート部間に挿入する方向に付勢するスプ
リングを備えてなるため、次のような顕著な効果を奏す
る。
【0024】 複雑な操作は全く不要となり、着脱操
作を極めて容易かつ迅速に行うことができる。特に、女
性やお年寄りをはじめ、だれでもワンタッチで着脱でき
るとともに、大型車両のダブルタイヤに対するダブルチ
ェーンの装着も容易かつ安全迅速に着脱できる。
【0025】 走行中にチェーンが外れるなどの弊害
を確実に防止でき、信頼性の高いタイヤチェーンを提供
できるとともに、チェーンの普及、さらには道路交通の
安全性向上にも大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタイヤチェーンの止器の装着した
状態を示す一部断面側面図、
【図2】同止器の装着する際の状態を示す一部断面側面
図、
【図3】従来技術に係るタイヤチェーンの止器の装着し
た状態を示す側面図、
【符号の説明】
1 止器 2 タイヤチェーン 2p タイヤチェーンの一端 2q タイヤチェーンの他端 3 支持体部 3s 支持プレート部 3t 支持プレート部 3h フック部 4s ガイド孔 4t ガイド孔 4n ガイド孔 5 係合体部 5s 係合ロッド部 5t 係合ロッド部 6 スプリング 7 スプリングケース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤチェーンの一端と他端を着脱する
    ためのタイヤチェーンの止器において、離間した一対の
    支持プレート部及びタイヤチェーンの一端を結合するフ
    ック部を一体に有する支持体部と、支持プレート部に設
    けたガイド孔により支持プレート部の直角方向へスライ
    ド自在に支持され、かつ支持プレート部間に架け渡し可
    能な離間した一対の係合ロッド部を一体に有する係合体
    部と、係合体部を係合ロッド部が支持プレート部間に挿
    入する方向に付勢するスプリングを備えてなることを特
    徴とするタイヤチェーンの止器。
  2. 【請求項2】 スプリングは支持プレート部間における
    一方の係合ロッド部に装着することを特徴とする請求項
    1記載のタイヤチェーンの止器。
  3. 【請求項3】 支持プレート部間にはスプリングを覆う
    スプリングケースを有することを特徴とする請求項2記
    載のタイヤチェーンの止器。
JP11170191U 1991-12-20 1991-12-20 タイヤチェーンの止器 Expired - Lifetime JPH0721364Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170191U JPH0721364Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 タイヤチェーンの止器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170191U JPH0721364Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 タイヤチェーンの止器

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Publication Number Publication Date
JPH0554002U JPH0554002U (ja) 1993-07-20
JPH0721364Y2 true JPH0721364Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=14567968

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JP11170191U Expired - Lifetime JPH0721364Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 タイヤチェーンの止器

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7833236B2 (en) * 2005-06-13 2010-11-16 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical suturing apparatus with collapsible vacuum chamber
JP5295153B2 (ja) * 2010-03-12 2013-09-18 孝一 榊原 タイヤの滑り止め装置
JP5236764B2 (ja) * 2011-03-17 2013-07-17 孝一 榊原 タイヤの滑り止め装置
AT510590B1 (de) * 2011-04-06 2012-05-15 Pewag Schneeketten Gmbh & Co Kg Verstellelement
JP5390556B2 (ja) * 2011-04-08 2014-01-15 孝一 榊原 タイヤの滑り止め装置

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JPH0554002U (ja) 1993-07-20

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