JPH07213633A - 回転制御装置及び昇降装置 - Google Patents

回転制御装置及び昇降装置

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JPH07213633A
JPH07213633A JP2898194A JP2898194A JPH07213633A JP H07213633 A JPH07213633 A JP H07213633A JP 2898194 A JP2898194 A JP 2898194A JP 2898194 A JP2898194 A JP 2898194A JP H07213633 A JPH07213633 A JP H07213633A
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friction plate
drum
rotation
pressing plate
driving side
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JP2898194A
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Kazuo Kozutsumi
堤 和 雄 小
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩降装置に人体等の重量を感じることにより
自動的に一方向及び双方向に緩降しうる昇降装置に適用
可能な回転制御装置を提案する。 【構成】 一方端面が原動側回転体70の摩擦板71に
対向し原動側摩擦板71の回転と無関係に回転しうるよ
うにし他方端面は作動回転体73に接する係合面とした
摩擦板押圧板72と、摩擦板押圧板72の係合面に接す
るころ部74、固定の又は原動側のスラスト面81に摩
擦接触するための側面部75、原動側の磁性の内周面8
0と対向する外周面75と同一面とした永久磁石76が
複数個埋設された作動回転体73とより構成し、係合面
にはころ部74の係合回転方向に傾斜面を形成し、作動
回転体73のころ部74の磁気作用的回転によって傾斜
面を押圧することにより摩擦板押圧板72を原動側回転
体70の摩擦板71側へ偏倚するように構成した回転制
御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原動側の回転と同時に
原動側の回転体に一定の制動力を付与する回転制御装置
及びビル火災時における避難装置に適用して好適なロー
プとドラム及び制動機構を備えた昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤロープのドラムへの巻回に
よる避難装置は、ロープが巻回されたドラムが設けら
れ、ドラムからの回転が伝達されるドラム支軸に設けた
第1の摩擦板とドラムから遊星歯車機構を介して伝達さ
れる第2の摩擦板とを互いに回転方向が逆になるように
設置され、第1及び第2の摩擦板の側面から押圧する制
動手段が設けられた昇降装置において、制動手段の摩擦
板押圧ピンに隣接して緊急押圧ピンが設けられ、摩擦板
押圧ピンと緊急押圧ピンとの間に接して揺動自在に設け
たシーソ形レバーとより構成され、外部に設けたレバー
の一方向小偏倚により摩擦板押圧ピンが小偏倚されて第
1及び第2の摩擦板の摩擦を解除すると共に、レバーの
同方向大偏倚に伴う押圧ピンの大偏倚によりシーソ形レ
バーを介して緊急押圧ピンが第1及び第2摩擦板を押圧
して緊急制動が働くようにした昇降装置がある(特開昭
61−22870号公報参照)。
【0003】この装置を使用して降下する際、使用者が
自由にその落下速度を変更制御することができると共
に、使用時の心理的動揺の状態にあっても、緊急制動が
誤りなく操作することができ、老人・子供の使用も考慮
した使用勝手が広く、心理的恐怖感なく誰れでも積極的
に使用することができる。従って、ドラムの回転周面の
摩擦力による構成(例えば特開昭50−72495号公
報)では、落下速度は荷重と構成部材の材質によって左
右されるため、速やかに避難するときは、その落下速度
を自由に制御することができず、このことが原因となっ
て逃げ遅れ等の惨事を招く虞れがあるといった欠点を解
消しているが、上記の構成は基本的には人為的な制動操
作を必要とするため、実際の火災現場では、恐怖心のた
めロープにしがみつき、制動操作のレバーを適切に操作
することができず、むしろ操作のためのレバーを設けず
に使用者が操作なしに自動的に緩降動作する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
み、緩降装置に人体等の重量を感じることにより自動的
に緩降しうる昇降装置に適用可能な回転制御装置を提案
することを主たる目的とする。
【0005】また本発明は一方向及び双方向の回転制御
装置を提案することを第2の目的とする。
【0006】また本発明は一方向の回転制御装置を組み
込んだ昇降装置を提案することを第3の目的とする。
【0007】また本発明は双方向の回転制御装置を組み
込んだ昇降装置を提案することを第4の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1に、一方端面が原動
側回転体の摩擦板に対向し原動側摩擦板の回転と無関係
に回転しうるようにし他方端面は作動回転体に接する係
合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板押圧板の係合面に接
するころ部、固定の又は原動側のスラスト面に摩擦接触
するための側面部、原動側の磁性の内周面と対向する外
周面と同一面とした永久磁石が複数個埋設された作動回
転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係合回転方
向に傾斜面を形成し、作動回転体のころ部の磁気作用的
回転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦板押
圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成し
た回転制御装置。
【0009】第2に、一方端面が原動側回転体の摩擦板
に対向し原動側摩擦板の回転と無関係に回転しうるよう
にし他方端面は作動回転体に接する係合面とした摩擦板
押圧板と、摩擦板押圧板の係合面に接するころ部、固定
の又は原動側のスラスト面に摩擦接触するための側面
部、原動側の磁性の内周面と対向する外周面と同一面と
した永久磁石が複数個埋設された作動回転体とより構成
し、上記係合面にはころ部の係合回転方向に傾斜面を形
成し、作動回転体のころ部の磁気作用的回転によって上
記傾斜面を押圧することにより摩擦板押圧板を原動側回
転体の摩擦板側へ偏倚するようにし、かつ上記摩擦板押
圧板の係合面は一方向傾斜面とし、ドラムの一方向の回
転で上記摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚
するように構成した回転制御装置。
【0010】第3に、一方端面が原動側回転体の摩擦板
に対向し原動側摩擦板の回転と無関係に回転しうるよう
にし他方端面は作動回転体に接する係合面とした摩擦板
押圧板と、摩擦板押圧板の係合面に接するころ部、固定
の又は原動側のスラスト面に摩擦接触するための側面
部、原動側の磁性の内周面と対向する外周面と同一面と
した永久磁石が複数個埋設された作動回転体とより構成
し、上記係合面にはころ部の係合回転方向に傾斜面を形
成し、作動回転体のころ部の磁気作用的回転によって上
記傾斜面を押圧することにより摩擦板押圧板を原動側回
転体の摩擦板側へ偏倚するようにし、かつ上記摩擦板押
圧板の係合面は双方向傾斜面とし、ドラムの双方向の回
転で上記摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚
するように構成した回転制御装置。
【0011】第4に、ロープが巻回されたドラムが設け
られ、上記ドラムからの回転が伝達される第1の摩擦板
と上記ドラムから遊星歯車機構を介して伝達される第2
の摩擦板とを互いに回転方向が逆になるように設け、上
記第1及び第2の摩擦板の側面から押圧する制動手段が
設けられた昇降装置において、上記制動手段は一方端面
がドラム側の摩擦板に対向しドラムの回転と無関係に回
転しうるようにし他方端面は作動回転体に接する係合面
とした摩擦板押圧板と、摩擦板押圧板の係合面に接する
ころ部、ドラム側のスラスト面に摩擦接触するための側
面部、原動側の磁性の内周面と対向する外周面と同一面
とした永久磁石を複数個埋設した作動回転体とより構成
し、上記係合面にはころ部の係合回転方向に傾斜面を形
成し、作動回転体の磁気作用的回転によって上記傾斜面
を押圧することにより摩擦板押圧板を原動側回転体の摩
擦板側へ偏倚するように構成した昇降装置。
【0012】第5に、ロープが巻回されたドラムが設け
られ、上記ドラムからの回転が伝達される第1の摩擦板
と上記ドラムから遊星歯車機構を介して伝達される第2
の摩擦板とを互いに回転方向が逆になるように設け、上
記第1及び第2の摩擦板の側面から押圧する制動手段が
設けられた昇降装置において、上記制動手段は一方端面
がドラム側の摩擦板に対向しドラムの回転と無関係に回
転しうるようにし他方端面は作動回転体に接する係合面
とした摩擦板押圧板と、摩擦板押圧板の係合面に接する
ころ部、ドラム側のスラスト面に摩擦接触するための側
面部、原動側の磁性の内周面と対向する外周面と同一面
とした永久磁石を複数個埋設した作動回転体とより構成
し、上記係合面にはころ部の係合回転方向に傾斜面を形
成し、作動回転体の磁気作用的回転によって上記傾斜面
を押圧することにより摩擦板押圧板を原動側回転体の摩
擦板側へ偏倚するように構成し、上記摩擦板押圧板の係
合面は一方向傾斜面とし、ドラムの一方向の回転で上記
摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するよう
に構成した昇降装置。
【0013】第6に、ロープが巻回されたドラムが設け
られ、上記ドラムからの回転が伝達される第1の摩擦板
と上記ドラムから遊星歯車機構を介して伝達される第2
の摩擦板とを互いに回転方向が逆になるように設け、上
記第1及び第2の摩擦板の側面から押圧する制動手段が
設けられた昇降装置において、上記制動手段は一方端面
がドラム側の摩擦板に対向しドラムの回転と無関係に回
転しうるようにし他方端面は作動回転体に接する係合面
とした摩擦板押圧板と、摩擦板押圧板の係合面に接する
ころ部、ドラム側のスラスト面に摩擦接触するための側
面部、原動側の磁性の内周面と対向する外周面と同一面
とした永久磁石を複数個埋設した作動回転体とより構成
し、上記係合面にはころ部の係合回転方向に傾斜面を形
成し、作動回転体の磁気作用的回転によって上記傾斜面
を押圧することにより摩擦板押圧板を原動側回転体の摩
擦板側へ偏倚するように構成し、上記摩擦板押圧板の係
合面は双方向傾斜面とし、ドラムの一方向及び反対方向
の回転で上記摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ
偏倚するように構成した昇降装置。
【0014】
【実施例】以下本発明の各実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。昇降装置に適用可能な回転制御
装置は、図1に示すように、原動側回転体70の摩擦板
71に対向し原動側回転体70の回転と無関係に回転し
うる摩擦板押圧板72が設けられている。摩擦板押圧板
72の摩擦板71側端面は摩擦抵抗がある面とし、他方
端面は作動回転体73に接する係合面としたものであ
る。摩擦板71は旋盤加工面のままでも良く、ライニン
グを付加しても良い。
【0015】作動回転体73は摩擦板押圧板72の係合
する面に接するころ部74と、固定の又は原動側のスラ
スト面81に摩擦接触するための側面部75と、原動側
の磁性の内周面80と対向する外周面75と同一面とし
た永久磁石76が複数個埋設されたものとより構成され
る。磁性の原動側の内周面80と外周面75との隙間は
0.02〜0.2mm程度とされる。永久磁石76の磁気
異方性は放射方向に強く、固定軸90の軸芯方向に弱く
なるように設定される。固定のスラスト面とするときは
固定軸90に一体に設け、原動側回転体70とは独立し
た構成とされる。ころ部74はニードルベアリング等が
使用される。
【0016】摩擦板押圧板72の作動回転体73との係
合面は、図2に示すように、作動回転体73のころ部7
4の係合回転方向に一方向傾斜面72aが形成され、こ
ろ部74の係合回転によってその傾斜面72aにころ部
74が接することにより摩擦板押圧板72を軸芯方向に
偏倚するように構成したものである。一方向傾斜面は山
と谷との構成が一定の角度例えば15゜程度で傾斜さ
せ、他の方向はほぼ垂直状としたものであり、かつ山谷
の数は作動回転体73のころ部74の数と一致する。山
谷及びころ部74の数は3つ以上とすることができる。
傾斜面の角度は一義的でなく、摩擦力、永久磁石76の
磁力と各素材の材質等により適切な角度に設定すること
になる。
【0017】従って、通常は原動側の摩擦板71と摩擦
板押圧板72とは接していても、双方間の摩擦抵抗は小
さいか殆どない状態である。この場合、原動側回転体7
0が回転すると、図3に示すように、原動側の内周面8
0と作動回転体73の外周面75は磁気作用により吸引
状態となって当初一緒に回転することになるが、ころ部
74が摩擦板押圧板72の一方向傾斜面72aに接して
いるため、摩擦板押圧板72が原動側の摩擦板71側に
かつ作動回転体73の側面部が原動側内面81側に偏倚
し接触し、双方間の摩擦抵抗が増大して、磁気力より勝
ることになり、作動回転体73は原動側回転体70の回
転に追随しなくなる。従って、摩擦板押圧板72を固定
状態にすると、摩擦板押圧板72と原動側摩擦板71と
に摩擦力が生ずることになり、原動側の摩擦板71に対
して人為的な制動を加えなくても、原動側の回転開始を
契機に摩擦板71に対して一定の摩擦抵抗を付与する回
転制御作用を生ずる。反対方向の回転では、ころ部74
と傾斜面との接触はなくなるので、実質的な摩擦力は生
じない。以上の構成は一方向回転制御であるため、双方
向の回転には適用し得ない。
【0018】図4は双方向回転制御装置の摩擦板押圧板
の一例を示す図である。摩擦板押圧板72の一方向傾斜
面72aに替えて双方向傾斜面72bとすることによ
り、可能である。すなわち摩擦板押圧板72の傾斜面7
2bは山と谷と間を同様の傾斜角度にするものである。
従って、原動側の一方向回転により、摩擦制動力ある回
転制御を可能とすると共に、原動側の反対方向回転であ
っても反対方向の傾斜面72bにより摩擦板押圧板72
が摩擦板71の方向に偏倚することができ、よって双方
向の回転制御が可能となる。
【0019】次に、図5は回転制御装置を昇降装置に組
み込んだ一例を示す断面図である。ロープ1はカバー7
内に設けたロープ規制ガイド10を通過してドラム11
に巻回されている。ロープ規制ガイド10は3個1組の
ローラ12によって構成され、図6に示す如く、円周が
凹円状に形成したローラ12の間で挾持しながらガイド
するものである。各ローラ12は2分割されたカバー7
に軸支した軸13に回転自在に又は固定して取付けられ
る。この場合、1組のローラ12は、図5に示すよう
に、ロープ1に多少の摩擦抵抗を与えるため、第1及び
第3のローラ12a,12cと第2のローラ12bとの
軸心を若干狭くし、第2のローラ12bを第1及び第3
のローラ12cの間に割込ませるように配置することが
できる。このため、ロープ1はローラ12との摩擦抵抗
が大きくなる。3個1組のローラ12は昇降装置の大き
さに応じて2組以上設けることができる。14は分割し
たカバー7を一体化するねじ、15はカバー7を基板3
に固定するためのねじを夫々示す。
【0020】ドラム11は、図5に示すように、基板3
上に立設した左右の軸受16に横架した固定軸17に嵌
合され、両側の鍔部には夫々内歯ギア18,19が設け
られている。内歯ギア19には、図7に示すように、軸
17に嵌合した太陽ギア20との間に遊星ギア21が3
個(又は4個)配設され、所謂遊星ギア機構が採用され
ている。22は軸17に一体に設けた鍔部17aに植立
した遊星ギア21の支軸を示す。従って、ドラム11す
なわち内歯ギア19の右回転に伴ない太陽ギア20が左
回転することになる。反対側内歯ギア18には、図8に
示すように、軸受16に軸支されたギア41に噛合さ
れ、ギア41の軸端42は角状に形成され、手動式のド
ラム巻き込み用ハンドル6が嵌合されるようにする。ハ
ンドル6に替えて着脱式の電動モータを軸端42に接続
して電動巻き込みとすることができる。
【0021】図5において、内歯ギア19には、更に内
歯ギア19の歯数に一致して嵌合した第1の摩擦板24
と、同じく太陽ギア20と一体に形成した断面角形のス
リーブ25に嵌合した第2の摩擦板26とが交互に積層
状態に組立てられている。従って、ドラム11の右回転
によって第1の摩擦板24が右回転伝達されると共に、
第2の摩擦板26が左回転伝達されるため、ドラム11
の一定の回転によって圧接状態にあるときは各摩擦板2
4,26相互の摩擦抵抗が更に増大することになる。
【0022】尚、内歯ギア19と内歯ギア支持板35と
で仕切られた第1及び第2の摩擦板24,26及び遊星
ギア装置が内蔵された内部には密封油が封入され、摩耗
損傷の防止に寄与せしめる。そして軸17とドラム11
との間等の必要な箇所にシールリング38を埋設し、外
部に油が漏れないように配慮する。
【0023】各摩擦板24,26相互の圧接状態を現出
させるため、上記の回転制御装置が必要となる。原動側
すなわち第1の摩擦板24に接し第1の摩擦板24の回
転と逆回転するスリーブ25に嵌合した摩擦板押圧板7
2が設けられる。摩擦板押圧板72は、図2に示すよう
な孔をスリーブ25に嵌合し得るように、角状に変更形
成される。
【0024】摩擦板押圧板72の係合面は、図2に示す
ように、作動回転体73のころ部74の係合回転方向に
約15゜の傾斜面が形成され、ころ部74の係合回転に
よってその傾斜面に接することにより摩擦板押圧板72
を摩擦板24,26側に偏倚するように構成したもので
ある。
【0025】従って、ドラム11の非回転時は第1の摩
擦板24と摩擦板押圧板72とは軽く接しているか離間
しており、双方間の摩擦抵抗は小さいか殆どない状態で
ある。ロープ1が引き出されてドラム11が回転し第1
及び第2の摩擦板24,26が逆回転しドラム11と一
体のケーシング35が回転すると、ケーシング内周面3
5aと摩擦板押圧板72の外周部とは磁気作用により当
初一緒に回転することになるが、ころ部74が摩擦板押
圧板72の傾斜面72aに接しているため、摩擦板押圧
板72が第1の摩擦板24側にかつ作動回転体73の側
面部がケーシング35の内側面に摩擦接触して摩擦抵抗
が増大することになる。この場合、摩擦板押圧板72の
移動量は数mm程度で充分であり、またその押圧力はごく
わずかで必要な摩擦板相互の制動力が作用する。この実
施例では摩擦板の直径100mmとし、第1及び第2の摩
擦板の合計6枚としたとき、ロープ1の引き出しは約
1.5メートル毎秒の安定した緩降作用を得ることがで
きる。
【0026】次に本発明装置の使用法につき説明する。
まず避難装置として使用する場合は、まずホテルの各部
屋等の窓付近に常時ロープ1を巻込んだ状態でロープ先
端の係止具を固定して設置しておく。使用時に、まず基
板3の孔に係止したベルトで身体を固定し、ビルの外に
向かう。使用者は右手でカバー7を握って身体を安定さ
せるとロープ1に全体重が加わるので、一瞬すなわち摩
擦板押圧板72及び作動回転体73が偏倚完了する間空
作動となるが、その後は各摩擦板の摩擦によって安定し
た制動効果が得られ、ドラム11の緩回転によって本装
置の重心方向すなわち下降方向にロープ1が伸長され、
使用者は緩降されることになる。
【0027】また患者を載せたタンカなどを上から下へ
移送するときは、本体を適宜箇所に固定し、ロープ1の
先端にタンカを引っ掛け、設定した降下速度で緩降し得
る。この場合、ロープ先端に加わる負荷重量範囲は比較
的広く、30〜150kgの範囲では緩降が可能である。
それ以上の負荷重量範囲は摩擦板の大きさ・枚数等を変
更することにより可能である。
【0028】反対方向の回転では、ころ部74と摩擦板
押圧板72の傾斜面との接触はなくなるので、また永久
磁石76の軸芯方向の磁気力が弱いため、実質的な摩擦
力は生じなく、各摩擦板24,26間の摩擦は発生しな
いため、ドラム11に対する抵抗がなくなり、ロープ1
のドラム11への巻き込みが可能である。
【0029】次に、双方向回転制御装置を組み込んだ緩
降装置は、図4に示すように、摩擦板押圧板72を双方
向傾斜面とし、筒型ドラム11に替えて、図9に示すよ
うに、深溝ドラム85とし、深溝ドラム85にロープ1
を巻き込んだ構成とする。ロープ1の両端は外部に導出
するため、基板3を貫通する孔が設けられている。ロー
プ1と深溝ドラム85との巻き込み角度を大きくするた
め、180゜に近い巻回角度規制ローラを基板3に設け
ることができる。従って、ロープ1は深溝ドラム85の
深溝に喰い込んでロープ1のスリップが殆どない。
【0030】使用に際し、ロープ1の両端に人体を保持
するベルト等を取り付けることにより、ロープ1の一方
端のベルトで人や物を緩降して降下完了すると共にロー
プ1の他方端のベルトで次の人や物の緩降が可能とな
る。
【0031】
【発明の効果】以上述べたごとく本発明によれば、第1
に、一方端面が原動側回転体の摩擦板に対向し原動側摩
擦板の回転と無関係に回転しうるようにし他方端面は作
動回転体に接する係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板
押圧板の係合面に接するころ部、固定の又は原動側のス
ラスト面に摩擦接触するための側面部、原動側の磁性の
内周面と対向する外周面と同一面とした永久磁石が複数
個埋設された作動回転体とより構成し、上記係合面には
ころ部の係合回転方向に傾斜面を形成し、作動回転体の
ころ部の磁気作用的回転によって上記傾斜面を押圧する
ことにより摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏
倚するように構成したので、
【0032】原動側回転体の回転開始と同時に又は僅か
に遅れて原動側回転体の回転力が減殺され、原動側回転
体の制動効果を発揮することができる。従来の摩擦板押
圧板類似の構造物を大容量の電磁石によって強制的に吸
引偏倚するものに比して、電気エネルギを使用せずに摩
擦板押圧板を偏倚可能とし得る。
【0033】また本発明によれば、第2に、一方端面が
原動側回転体の摩擦板に対向し原動側摩擦板の回転と無
関係に回転しうるようにし他方端面は作動回転体に接す
る係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板押圧板の係合面
に接するころ部、固定の又は原動側のスラスト面に摩擦
接触するための側面部、原動側の磁性の内周面と対向す
る外周面と同一面とした永久磁石が複数個埋設された作
動回転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係合回
転方向に傾斜面を形成し、作動回転体のころ部の磁気作
用的回転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦
板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように
し、かつ上記摩擦板押圧板の係合面は一方向傾斜面と
し、ドラムの一方向の回転で上記摩擦板押圧板を原動側
回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成したので、
【0034】原動側回転体の一方向回転開始と同時に又
は僅かに遅れて原動側回転体の回転力が減殺され、原動
側回転体の制動効果を発揮することができ、反対方向に
は制動作用が働かないので、自由に上記ドラムにロープ
を巻き込むことができる。従って、登はん装置として使
用できる。従来の摩擦板押圧板類似の構造物を大容量の
電磁石によって強制的に吸引偏倚するものに比して、電
気エネルギを使用せずに摩擦板押圧板を偏倚可能とし得
る。
【0035】また本発明によれば、第3に、一方端面が
原動側回転体の摩擦板に対向し原動側摩擦板の回転と無
関係に回転しうるようにし他方端面は作動回転体に接す
る係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板押圧板の係合面
に接するころ部、固定の又は原動側のスラスト面に摩擦
接触するための側面部、原動側の磁性の内周面と対向す
る外周面と同一面とした永久磁石が複数個埋設された作
動回転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係合回
転方向に傾斜面を形成し、作動回転体のころ部の磁気作
用的回転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦
板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように
し、かつ上記摩擦板押圧板の係合面は双方向傾斜面と
し、ドラムの双方向の回転で上記摩擦板押圧板を原動側
回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成したので、
【0036】原動側回転体の一方向及び反対方向の回転
開始と同時に又は僅かに遅れて原動側回転体の回転力が
減殺され、原動側回転体の制動効果を発揮することがで
きる。また従来の摩擦板押圧板類似の構造物を大容量の
電磁石によって強制的に吸引偏倚するものに比して、電
気エネルギを使用せずに摩擦板押圧板を偏倚可能とし得
る。
【0037】また本発明によれば、第4に、ロープが巻
回されたドラムが設けられ、上記ドラムからの回転が伝
達される第1の摩擦板と上記ドラムから遊星歯車機構を
介して伝達される第2の摩擦板とを互いに回転方向が逆
になるように設け、上記第1及び第2の摩擦板の側面か
ら押圧する制動手段が設けられた昇降装置において、上
記制動手段は一方端面がドラム側の摩擦板に対向しドラ
ムの回転と無関係に回転しうるようにし他方端面は作動
回転体に接する係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板押
圧板の係合面に接するころ部、ドラム側のスラスト面に
摩擦接触するための側面部、原動側の磁性の内周面と対
向する外周面と同一面とした永久磁石を複数個埋設した
作動回転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係合
回転方向に傾斜面を形成し、作動回転体の磁気作用的回
転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦板押圧
板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成した
ので、
【0038】ドラムの回転開始と同時に又は僅かに遅れ
てドラムの回転力が減殺され、ドラムの制動効果を発揮
することができる。従来の昇降装置は人為的に制動制御
をしなければならないため、老人子供の使用は実際には
操作レバーの操作を忘れてしまう等の問題があったが、
ロープ端に重量が加わると自動的に緩降を開始すること
になるので、人為的操作なしで使用できる効果を有す
る。また従来の摩擦板押圧板類似の構造物を大容量の電
磁石によって強制的に吸引偏倚するものに比して、電気
エネルギを使用せずに摩擦板押圧板を偏倚可能とし得
る。
【0039】また本発明によれば、第5に、ロープが巻
回されたドラムが設けられ、上記ドラムからの回転が伝
達される第1の摩擦板と上記ドラムから遊星歯車機構を
介して伝達される第2の摩擦板とを互いに回転方向が逆
になるように設け、上記第1及び第2の摩擦板の側面か
ら押圧する制動手段が設けられた昇降装置において、上
記制動手段は一方端面がドラム側の摩擦板に対向しドラ
ムの回転と無関係に回転しうるようにし他方端面は作動
回転体に接する係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板押
圧板の係合面に接するころ部、ドラム側のスラスト面に
摩擦接触するための側面部、原動側の磁性の内周面と対
向する外周面と同一面とした永久磁石を複数個埋設した
作動回転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係合
回転方向に傾斜面を形成し、作動回転体の磁気作用的回
転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦板押圧
板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成し、
上記摩擦板押圧板の係合面は一方向傾斜面とし、ドラム
の一方向の回転で上記摩擦板押圧板を原動側回転体の摩
擦板側へ偏倚するように構成したので、
【0040】ドラムの一方向の回転開始と同時に又は僅
かに遅れてドラムの回転力が減殺され、ドラムの制動効
果を発揮することができる。従来の昇降装置は人為的に
制動制御をしなければならないため、老人子供の使用は
実際には操作レバーの操作を忘れてしまう等の問題があ
ったが、ロープ端に重量が加わると自動的に緩降を開始
することになるので、人為的操作なしで使用できる効果
を有する。また反対方向には制動作用が働かないので、
自由に上記ドラムにロープを巻き込むことができる。従
って、登はん装置として使用できる。更に従来の摩擦板
押圧板類似の構造物を大容量の電磁石によって強制的に
吸引偏倚するものに比して、電気エネルギを使用せずに
摩擦板押圧板を偏倚可能とし得る。
【0041】また本発明によれば、第6に、ロープが巻
回されたドラムが設けられ、上記ドラムからの回転が伝
達される第1の摩擦板と上記ドラムから遊星歯車機構を
介して伝達される第2の摩擦板とを互いに回転方向が逆
になるように設け、上記第1及び第2の摩擦板の側面か
ら押圧する制動手段が設けられた昇降装置において、上
記制動手段は一方端面がドラム側の摩擦板に対向しドラ
ムの回転と無関係に回転しうるようにし他方端面は作動
回転体に接する係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板押
圧板の係合面に接するころ部、ドラム側のスラスト面に
摩擦接触するための側面部、原動側の磁性の内周面と対
向する外周面と同一面とした永久磁石を複数個埋設した
作動回転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係合
回転方向に傾斜面を形成し、作動回転体の磁気作用的回
転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦板押圧
板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成し、
上記摩擦板押圧板の係合面は双方向傾斜面とし、ドラム
の一方向及び反対方向の回転で上記摩擦板押圧板を原動
側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成したので、
【0042】ドラムの一方向及び反対方向の回転開始と
同時に又は僅かに遅れてドラムの回転力が減殺され、ド
ラムの制動効果を発揮することができる。従来の昇降装
置は人為的に制動制御をしなければならないため、老人
子供の使用は実際には操作レバーの操作を忘れてしまう
等の問題があったが、ロープの両端に重量が加わると自
動的に緩降を開始することになるので、人為的操作なし
で使用できる効果を有する。ロープの一方端が下側に位
置するときは他方端は上側に位置するので、ロープの巻
き込む時間が不用で直ちに次の緩降が可能であり、回転
率が向上する。更に従来の摩擦板押圧板類似の構造物を
大容量の電磁石によって強制的に吸引偏倚するものに比
して、電気エネルギを使用せずに摩擦板押圧板を偏倚可
能とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図
【図2】 本発明の一実施例を示す斜視図
【図3】 本発明の動作説明図
【図4】 本発明の他の実施例を示す図
【図5】 本発明の他の実施例を示す断面図
【図6】 図5中VI−VI断面図
【図7】 図5中VII−VII断面図
【図8】 図5中VIII−VIII断面図
【図9】 本発明の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
70 原動側回転体 71 原動側摩擦板 72 摩擦板押圧板 73 作動回転体 74 ころ部 76 永久磁石

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端面が原動側回転体の摩擦板に対向
    し原動側摩擦板の回転と無関係に回転しうるようにし他
    方端面は作動回転体に接する係合面とした摩擦板押圧板
    と、摩擦板押圧板の係合面に接するころ部、固定の又は
    原動側のスラスト面に摩擦接触するための側面部、原動
    側の磁性の内周面と対向する外周面と同一面とした永久
    磁石が複数個埋設された作動回転体とより構成し、 上記係合面にはころ部の係合回転方向に傾斜面を形成
    し、 作動回転体のころ部の磁気作用的回転によって上記傾斜
    面を押圧することにより摩擦板押圧板を原動側回転体の
    摩擦板側へ偏倚するように構成したことを特徴とする回
    転制御装置。
  2. 【請求項2】 上記作動回転体の側面部のスラスト面は
    固定とし、原動側回転体とは独立した構成とした請求項
    第1項記載の回転制御装置。
  3. 【請求項3】 上記摩擦板押圧板の係合面は一方向傾斜
    面とし、ドラムの一方向の回転で上記摩擦板押圧板を原
    動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成した請求項
    第1項記載の回転制御装置。
  4. 【請求項4】 上記摩擦板押圧板の係合面は双方向傾斜
    面とし、ドラムの双方向の回転で上記摩擦板押圧板を原
    動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成した請求項
    第1項記載の回転制御装置。
  5. 【請求項5】 ロープが巻回されたドラムが設けられ、
    上記ドラムからの回転が伝達される第1の摩擦板と上記
    ドラムから遊星歯車機構を介して伝達される第2の摩擦
    板とを互いに回転方向が逆になるように設け、上記第1
    及び第2の摩擦板の側面から押圧する制動手段が設けら
    れた昇降装置において、 上記制動手段は一方端面がドラム側の摩擦板に対向しド
    ラムの回転と無関係に回転しうるようにし他方端面は作
    動回転体に接する係合面とした摩擦板押圧板と、摩擦板
    押圧板の係合面に接するころ部、ドラム側のスラスト面
    に摩擦接触するための側面部、原動側の磁性の内周面と
    対向する外周面と同一面とした永久磁石を複数個埋設し
    た作動回転体とより構成し、上記係合面にはころ部の係
    合回転方向に傾斜面を形成し、作動回転体の磁気作用的
    回転によって上記傾斜面を押圧することにより摩擦板押
    圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するように構成し
    たことを特徴とする昇降装置。
  6. 【請求項6】 上記摩擦板押圧板の係合面は一方向傾斜
    面とし、ドラムは筒状とし、ドラムの一方向の回転で上
    記摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏倚するよ
    うに構成した請求項第5項記載の昇降装置。
  7. 【請求項7】 上記摩擦板押圧板の係合面は双方向傾斜
    面とし、ドラムは深溝型ドラムとし、ドラムの双方向の
    回転で上記摩擦板押圧板を原動側回転体の摩擦板側へ偏
    倚するように構成した請求項第5項記載の昇降装置。
JP2898194A 1994-02-01 1994-02-01 回転制御装置及び昇降装置 Pending JPH07213633A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6397974B1 (en) * 1998-10-09 2002-06-04 Otis Elevator Company Traction elevator system using flexible, flat rope and a permanent magnet machine
JP2014111188A (ja) * 2009-12-23 2014-06-19 Db Industries Llc 制動機構を備えた落下防止安全デバイス
CN113509653A (zh) * 2021-06-18 2021-10-19 河海大学 一种电磁与摩擦阻尼缓降器

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JP2014111188A (ja) * 2009-12-23 2014-06-19 Db Industries Llc 制動機構を備えた落下防止安全デバイス
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