JPH07213461A - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents

電気掃除機用吸込具

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JPH07213461A
JPH07213461A JP1373794A JP1373794A JPH07213461A JP H07213461 A JPH07213461 A JP H07213461A JP 1373794 A JP1373794 A JP 1373794A JP 1373794 A JP1373794 A JP 1373794A JP H07213461 A JPH07213461 A JP H07213461A
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suction tool
suction
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Atsuo Hamada
篤夫 濱田
Toru Koike
徹 小池
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】中央部に電気掃除機に連通する接続管4を有す
ると共に下面に吸込口6を形成した吸込具本体1の両端
部に、軸受体15を着脱自在に装着し、吸込具本体1両側
外周を被うと共に多数の小孔を有する回転部材19を、軸
受体15に回転自在に軸支した電気掃除機用吸込具。 【効果】回転部材及び吸込具本体を分離して掃除するこ
とができると共に、吸込具本体両端部から軸受体を取り
外して吸込具本体内を掃除することができ、保守作業性
を向上することができる等の効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機に用いて、
布団やカーテンなどを掃除する際に使用される吸込具の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種吸込具として、例えば実開
昭52-79761号公報(92(3)D101.9)に示されるものが知ら
れている。この吸込具は、外周下部に吸込口を形成した
吸込具本体と、吸込具本体側面に嵌合接着され、電気掃
除機に接続されるパイプを圧入した吸込具蓋と、吸込具
蓋のパイプ支持部外周に吸込具蓋とパイプとの間に抜け
止め支持され、吸込具本体外周を回転自在に被う多孔状
の回転部材とから構成されている。
【0003】しかしながら、吸込具本体、吸込具蓋及び
回転部材が分離できないため、長期間の使用により、回
転部材の孔に髪が絡まるなどして回転部材の回転が良好
に行われなくなり、掃除作業性が低下したり、吸込具本
体の吸込口に絡まった髪にゴミが付着して吸込効率が低
下するなどの不都合が生じる恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、回転部材及び吸込具本体の保守作
業性を向上し得る吸込具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
電気掃除機に連通される接続管を有し、下面に吸込口を
形成した吸込具本体と、該吸込具本体端部に着脱自在に
設けられた軸受体と、該軸受体に回転自在に支持されて
吸込具本体外周を被う多数の小孔を有する回転部材とを
備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の第2の手段は、電気掃除機に連通
される接続管を有し、下面に吸込口を形成すると共に、
端部を開口した吸込具本体と、該吸込具本体端部に着脱
自在に装着されて吸込具本体端部の開口を閉塞する軸受
体と、該軸受体に回転自在で、且つ着脱自在に装着され
て吸込具本体外周を被う多数の小孔を有する回転部材と
を備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の第3の手段は、電気掃除機に連通
される接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本
体と、該吸込具本体に形成される係止孔と、該係止孔に
吸込具本体内面側から係合する係合部を有し、係止孔へ
の係合部の係止により吸込具本体端部に着脱自在に装着
される軸受体と、該軸受体に回転自在に支持されて吸込
具本体外周を被う多数の小孔を有する回転部材とを備え
たことを特徴とする。
【0008】本発明の第4の手段は、電気掃除機に連通
される接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本
体と、該吸込具本体に形成される係止孔と、該係止孔に
吸込具本体内面側から係合する係合部を有し、係止孔へ
の係合部の係止により吸込具本体端部に着脱自在に装着
される軸受体と、該軸受体に回転自在に支持されて吸込
具本体外周を被う多数の小孔を有する回転部材とを備
え、前記回転部材に、係止孔を貫通して係合部の係止孔
への係合を解除する解除部を形成したことを特徴とす
る。
【0009】本発明の第5の手段は、電気掃除機に連通
される接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本
体と、該吸込具本体に着脱自在に設けられた軸受体と、
該軸受体に回転自在に支持されて吸込具本体外周を被う
多数の小孔を有する回転部材とを備え、前記軸受体を低
摩擦抵抗材料にて形成すると共に、軸受体に、回転部材
内面に近接もしくは当接する突条を形成したことを特徴
とする。
【0010】本発明の第6の手段は、電気掃除機に連通
される接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本
体と、該吸込具本体に着脱自在に設けられた軸受体と、
該軸受体に回転自在に支持されて吸込具本体外周を被う
多数の小孔を有する回転部材とを備え、前記軸受体を低
摩擦抵抗材料にて形成すると共に、前記回転部材に、軸
受体に近接もしくは当接する突条を形成したことを特徴
とする。
【0011】
【作用】本発明の第1の手段によれば、吸込具を押引操
作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸込具
本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回転部
材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引され、接
続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材や吸込具
本体に絡み付いた髪等を取り除く際には、軸受体を吸込
具本体から取り外し、回転部材を吸込具本体から分離し
て保守を行う。
【0012】本発明の第2の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材や
吸込具本体に絡み付いた髪等を取り除く際には、軸受体
から回転部材を取り外し、吸込具本体及び回転部材の保
守を行う。また、吸込具本体から軸受体を取り外し、吸
込具本体端部の開口から吸込具本体の保守を行う。
【0013】本発明の第3の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。係合孔にド
ライバー等を挿入して係合孔への係止爪の係合を取り外
し、吸込具本体と回転部材とを分離して回転部材や吸込
具本体に絡み付いた髪等を取り除く。
【0014】本発明の第4の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材を
吸込具本体側へ変形させて解除部にて係合孔への係止爪
の係合を外し、吸込具本体から軸受体を回転部材ととも
に取り外し、回転部材や吸込具本体に絡み付いた髪等を
取り除く。
【0015】本発明の第5の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。軸受体は低摩擦抵抗材料にて形成
され、この軸受体に回転部材内面に近接もしくは当接す
る突条を形成しているので、回転部材の回転性能が向上
し、掃除作業性が向上する。被掃除面に付着した塵埃等
は、回転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸
引され、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部
材や吸込具本体に絡み付いた髪等を取り除く際には、軸
受体を吸込具本体から取り外し、吸込具本体と回転部材
を分離して保守を行う。
【0016】本発明の第6の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。軸受体は低摩擦抵抗材料にて形成
され、この軸受体に近接もしくは当接する突条を回転部
材に形成しているので、回転部材の回転性能が向上し、
掃除作業性が向上する。被掃除面に付着した塵埃等は、
回転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材や
吸込具本体に絡み付いた髪等を取り除く際には、軸受体
を吸込具本体から取り外し、吸込具本体と回転部材を分
離して保守を行う。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図5に基づい
て詳述する。
【0018】1は吸込具本体で、後述する筒状体2、接
続管4及びカバー10により構成される。
【0019】2は合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成
される両端を開口した略円筒状の筒状体で、中央部下面
に開口3を形成すると共に、上面に、開口3に臨ませて
図示しない電気掃除機に着脱自在に連通される接続管4
を筒状体2の長手方向と略直交する方向に支持する支持
部5を形成している。6は前記筒状体2下面に形成され
た複数の吸込口で、長孔形状に形成され、その長手方向
を、筒状体2の長手方向と略平行に形成している。7は
前記筒状体2の両端部外周に形成された環状の第1突
条、8は前記筒状体2の開口3近傍外周に形成された第
2突条、9は前記第1突条7と第2突条8との間に形成
された環状の第3突条で、第1、第2、第3突条7、
8、9及び後述する第4突条14は後述する回転部材19に
近接もしくは当接して回転部材19を支持すると共に、吸
込具本体1外周と回転部材19内面との間に間隙を保持す
るようになっている。
【0020】10は前記筒状体2の開口3を閉塞するカバ
ーで、合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、前記
支持部5との間で接続管4を回転自在に支持する支持部
11を有している。前記カバー10は支持部11と対向する一
側を開口3の開口縁に係合し、筒状体2に一体形成され
たボス12に螺子固定するようになっており、前記ボス12
は支持部5両側近傍に配置され、吸込口6から接続管4
に吸引される風の流れを妨げないようになっている。13
は前記カバー10に形成される複数の吸込口で、長孔形状
に形成されており、その長手方向を、筒状体2に形成さ
れた吸込口6の長手方向延長線上に略平行に形成されて
いる。14は前記カバー10に一体形成された第4突条で、
前記第2突条8に連なり、第2突条8とで環状となるよ
うになっている。
【0021】15は前記筒状体2両端の開口部を閉塞する
軸受体で、合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、
筒状体2両端部に形成された一対の係合孔16に筒状体2
内面側から係脱自在に係合する一対の係止爪17を有して
おり、係合孔16への係止爪17の係合により筒状体2両端
部に着脱自在に装着するようになっている。18は前記軸
受体15中央部に形成された後述する回転部材19の軸部20
を回転自在に軸支する軸支部で、筒状体2の長手方向に
長く形成して軸部20の軸支長さを長くすることにより、
回転部材19を回転ぶれが小さくなるよう軸支している。
【0022】19は前記筒状体2の両側外周を被い多数の
小孔を有する円筒状の回転部材で、筒状体2、カバー1
0、軸受体15及び後述する軸支体24を形成する材料(例え
ばABS樹脂)と異なる合成樹脂、例えばPP樹脂(ポリ
プロピレン)にて形成され、一端に形成した軸部20を軸
受体15の軸支部18外周に回転自在に軸支されている。前
記回転部材19の他端は、筒状体2及びカバー10中央部に
外周方向に膨出形成された膨出部21側面に近接し、回転
部材19他端と膨出部21側面との間から回転部材15と筒状
体2との間に塵埃等が侵入して回転部材2が回転不良を
起こしたり、擦れて異常音が生じるのを防止している。
22は前記回転部材19に形成された複数の長孔形状の開口
部で、その長手方向を筒状体2の長手方向と略平行に形
成され、開口部22の周方向ピッチを、吸込口6の周方向
ピッチより大きく形成して開口部22の面積を減少させる
ことにより、回転部材19の強度低下を防止している。23
は前記回転部材19の両端部外周に一体形成された一対の
環状の突部で、第1突条7、及び第2突条8と第4突条
14近傍に対応する位置に形成され、前記筒状体2の膨出
部21より径大に形成されている。
【0023】24は前記軸受体15の軸支部18に螺合される
軸支体で、合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、
軸支部18への螺合により回転部材19の抜け止めを行って
いる。25は前記軸支体24に形成された環状突部で、回転
部材19に当接、もしくは近接して回転部材19と軸支体24
との摩擦抵抗を低減させ、回転部材19が容易に回転する
ように支持している。26は前記軸支体24に形成された操
作部で、指で把持して軸支体24を回転させ、軸支体24を
軸受体15に着脱するようになっている。
【0024】而して、以上により構成される吸込具は、
接続管4を、図示しない吸込ホース及び延長管を介して
電気掃除機に接続し、電気掃除機を作動させ、吸込具を
押引操作して布団、カーテン等の被掃除面を掃除する。
【0025】被掃除面に吸込具を当てた状態で吸込具を
押引操作すると、押引操作に伴って回転部材19が回転
し、この回動部材19の回転によって吸込具本体1が移動
する。回転部材19は、両端部に突部23を形成しているの
で、比較的堅いマットなどの被掃除面を掃除する際、突
部23のみが被掃除面に接触し、被掃除面との摩擦抵抗を
低減させて、吸込具の移動性を向上させる。また、回転
部材19の突部23外径を、吸込具本体1の膨出部21外径よ
り径大に形成しているので、吸込具本体1の膨出部21と
被掃除面との摩擦が小さく、吸込具の移動性を低下させ
ることがない。さらに、回転部材19は第1、第2、第
3、第4突条7、8、9、14により支持されているの
で、回転部材19と吸込具本体1との摩擦抵抗が小さくな
り、回転部材19は容易に回転して吸込具の移動性を向上
させ、掃除作業性を向上させる。
【0026】回転部材19の両端部に突部23を形成してい
るため、突部23が被掃除面に押しつけられて吸込具本体
1側へ変形しようとするが、吸込具本体1の突部23に略
対応する位置に、回転部材19内面に当接、もしくは近接
する第1突条7及び第4突条14を形成しているので、回
転部材19内面が吸込具本体1外周に接触することはな
く、回転部材19の良好な回転性能を維持することができ
る。
【0027】被掃除面に付着した塵埃等は、回転部材19
の多数の小孔及び開口部22から吸込口6を介して吸込具
本体1内に吸引され、接続管4から延長管及び吸込ホー
スを介して電気掃除機内に集塵される。
【0028】また、回転部材19には、吸込具本体1の吸
込口6と連通する開口部22を形成しているので、回転部
材19の回転に伴って吸込具本体1の吸込口6と開口部22
が合致した位置で、髪や糸屑などの比較的大きなゴミも
確実に吸引される。
【0029】カーテンやシーツなどの比較的柔軟な被掃
除面を掃除する際等には、被掃除面が電気掃除機の吸引
力により回転部材19下部、即ち、吸込具本体1の吸込口
6に対向する部分に貼り付くが、回転部材19は第1、第
2、第3、第4突条7、8、9、14により吸込具本体1
外周との間に間隔を保持しているので、被掃除面により
吸込口6が被われることはなく、吸込性能を維持するこ
とができる。また、回転部材19に貼り付いた被掃除面が
回転部材19の開口部22から吸込具本体1の吸込口6へ吸
い込まれる場合があるが、吸込具本体1と回転部材19と
の間に間隔を形成しているので、被掃除面が吸込口6内
に侵入することはなく、回転部材19の回転性能が損なわ
れることはない。
【0030】回転部材19の多数の小孔に髪等が付着した
場合などには、軸支体24を軸受体15から取り外し、回転
部材19を吸込具本体1から取り外して回転部材19を水洗
いする。また、吸込具本体1の隣り合う吸込口6の間に
髪等が絡まったり、その髪等に塵埃等が付着して吸込具
本体1内にごみが固まり状となった場合などには、回転
部材19を取り外した状態で、吸込具本体1の係合孔16に
ドライバー等を挿入して軸受体15の係止爪17の係合孔16
への係合を外し、吸込具本体1から軸受体15を取り外し
て吸込具本体1内を掃除する。吸込具本体1は両端部に
装着される軸受体15を容易に取り外すことができるの
で、吸込具本体1の掃除作業性を向上することができ
る。
【0031】尚、本第1実施例においては、カバー10を
ABS樹脂等の合成樹脂で形成したが、掃除動作時、カ
バー10は被掃除面に接触し、被掃除面との摩擦抵抗によ
り移動性を損なう恐れがあるため、移動性を向上させる
ため、カバー10は低摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタ
ール、オレフィン系樹脂等の摩擦抵抗の低い材料にて形
成することが望ましい。また、掃除動作時、使用者の押
引操作に伴って吸込具を被掃除面に押しつける力は、接
続管4近傍が最も強くなり、従って、カバー10の第4突
条14と回転部材19との接触力が最も強くなる。従って、
カバー10を低摩擦抵抗材料にて形成することにより、カ
バー10の第4突条14と回転部材19との摩擦抵抗が低減さ
れ、吸込具の移動性を向上させることができる。
【0032】また、本第1実施例においては、吸込具本
体1外周に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14
を環状に形成し、第1、第2、第3、第4突条7、8、
9、14を回転部材19内面に近接もしくは当接させて回転
部材19を支持し、回転部材19の回転に対する摩擦抵抗を
低減させているが、図6に示す第2実施例の如く、吸込
具本体1の下面にのみ突条27を形成してもよい。この構
成であれば、回転部材19と吸込具本体1との間隔を確保
して吸込性の低下を招くことなく、回転部材19との接触
面積を減少させることで、回転部材19の回転に対する摩
擦抵抗を低減し、吸込具の移動性を向上して掃除作業性
を向上させることができる。
【0033】さらに、本第1実施例においては、吸込具
本体1外周に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、
14を一体形成したが、図7に示す第3実施例の如く、第
1、第3、第4突条28、29、30及び図示しない第2突条
を低摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタール、オレフィ
ン系樹脂等の摩擦抵抗の低い合成樹脂にて形成し、吸込
具本体1に貼着固定してもよい。この構成であれば、回
転部材19の回転に対する摩擦抵抗を低減することがで
き、吸込具の移動性を向上させて掃除作業性を向上させ
ることができる。
【0034】また、本第1実施例においては、吸込具本
体1外周に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14
を形成したが、図8に示す第4実施例の如く、回転部材
19内面から吸込具本体1外周に当接する環状突条31、3
2、33を形成してもよい。
【0035】さらに、第1実施例においては、軸受体15
の係止爪17と筒状体2の係合孔16との係合をドライバー
等にて外す構成としたが、図9及び図10に示す第5実
施例の如く、回転部材19内面に、係合孔16と合致する位
置に係合爪17の係止孔16との係合を外す解除部となる一
対の突出部34を形成してもよい。前記突出部34は略半円
状に形成され、係合爪17には、突出部34先端が嵌合する
凹所35を形成すると共に、両側に傾斜面36を形成し、係
合孔16の周方向側外縁部に傾斜面37を形成している。こ
の構成においては、突出部34が係合孔16に合致する位置
に回転部材19を回転させて回転部材19を内側へ変形さ
せ、係止爪17の係合孔16への係合を外し、さらに回転部
材19を回転させる。この時突出部34先端が係止爪17の凹
所35に係合しているので、回転部材19の回転に伴って軸
受体15も回転し、係止爪17の傾斜面36を係合孔16の縁部
に案内させて係止爪17を筒状体2内面側へ変形させると
共に、突出部34を傾斜面37に案内させて係止爪17の凹所
35との係合を外す。この状態で回転部材19の内側への押
圧を離して回転部材19を吸込具本体1の長手方向へ引く
ことで、軸受体15、回転部材19及び軸支体24を一体化し
た状態で吸込具本体1から取り外すことができ、吸込具
本体1及び回転部材19の保守作業性を向上することがで
きる。
【0036】さらに、第1実施例においては、軸受体15
をABS等の合成樹脂にて形成したが、低摩擦抵抗材
料、例えば、ポリアセタール、オレフィン系樹脂等の摩
擦抵抗の低い合成樹脂にて形成してもよい。この構成で
あれば、軸受体15の軸支部18と回転部材19の軸部20との
摩擦抵抗が低減され、吸込具の移動性を向上させて掃除
作業性を向上することができる。
【0037】また、図11に示す第6実施例の如く、軸
受体38を、低摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタール、
オレフィン系樹脂等の摩擦抵抗の低い合成樹脂にて形成
し、軸受体38に、回転部材19の一端の突条23に対向する
位置近傍に当接もしくは近接する環状突条39を形成して
もよい。この構成であれば、軸受体38と回転部材19との
摩擦抵抗が低減され、吸込具の移動性を向上させて掃除
作業性を向上することができる。
【0038】さらに、第1実施例においては、吸込具本
体1外周に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14
を形成し、第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14
を回転部材内面に近接もしくは当接させる構成とした
が、図12に示す第7実施例の如く、回転部材19内面に
軸受体15外周に近接もしくは当接する環状突条40を形成
すると共に、吸込具本体1外周に近接もしくは当接する
環状突条41、42を形成してもよい。
【0039】尚、第7実施例において、軸受体15を、低
摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタ−ル、オレフィン系
樹脂等の摩擦抵抗の低い合成樹脂にて形成することによ
り、軸受体15と回転部材19との摩擦抵抗を低減でき、吸
込具の移動性を向上させて掃除作業性を向上することが
できる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、回転
部材及び吸込具本体を分離して夫々を掃除することがで
き、保守作業性を向上することができる等の効果を奏す
る。
【0041】本発明の請求項2の構成によれば、回転部
材及び吸込具本体を分離して夫々を掃除することができ
ると共に、吸込具本体両端部から軸受体を取り外して吸
込具本体内を掃除することができ、保守作業性を向上す
ることができる。また、回転部材と軸受体を分離して、
回転部材の軸部近傍を掃除することができ、回転部材の
回転性能を維持して良好な掃除作業性を維持することが
できる等の効果を奏する。
【0042】本発明の請求項3の構成によれば、回転部
材及び吸込具本体を分離して夫々を掃除することがで
き、保守作業性を向上することができる等の効果を奏す
る。
【0043】本発明の請求項4の構成によれば、回転部
材に形成した解除部により吸込具本体と軸受体との係合
を容易に外すことができ、分離作業性を向上することが
できると共に、回転部材及び吸込具本体を分離して夫々
を掃除することができ、保守作業性を向上することがで
きる等の効果を奏する。
【0044】本発明の請求項5の構成によれば、回転部
材及び吸込具本体を分離して夫々を掃除することがで
き、保守作業性を向上することができる。また、回転部
材の回転性能を向上することができ、掃除作業性を向上
することができる等の効果を奏する。
【0045】本発明の請求項6の構成によれば、回転部
材及び吸込具本体を分離して夫々を掃除することがで
き、保守作業性を向上することができる。また、回転部
材の回転性能を向上することができ、掃除作業性を向上
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図中左側破断部を9
0度回転させた断面図である。
【図2】同要部分解図である。
【図3】同図中左側の回転部材及び軸受体を取り外した
下面図である。
【図4】同吸込具本体の分解底面図である。
【図5】同図1のA−A断面図である。
【図6】同第2実施例の断面図である。
【図7】同第3実施例を示す図中左側破断部を90度回
転させた断面図である。
【図8】同第4実施例を示す図中左側破断部を90度回
転させた断面図である。
【図9】同第5実施例を示す図中左側破断部を90度回
転させた断面図である。
【図10】同図9のB−B断面図である。
【図11】同第6実施例を示す図中左側破断部を90度
回転させた断面図である。
【図12】同第7実施例を示す図中左側破断部を90度
回転させた断面図である。
【符号の説明】
1 吸込具本体 4 接続管 6 吸込口 7 第1突条 8 第2突条 9 第3突条 13 吸込口 14 第4突条 15 軸受体 16 係合孔 17 係止爪 19 回転部材 24 軸支体 27 突条 28 第1突条 29 第3突条 30 第4突条 31、32、33 環状突条 34 突出部(解除部) 38 軸受体 39 環状突条 40、41、42 環状突条

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機に連通される接続管を有し、
    下面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体端
    部に着脱自在に設けられた軸受体と、該軸受体に回転自
    在に支持されて吸込具本体外周を被う多数の小孔を有す
    る回転部材とを備えたことを特徴とする電気掃除機用吸
    込具。
  2. 【請求項2】 電気掃除機に連通される接続管を有し、
    下面に吸込口を形成すると共に、端部を開口した吸込具
    本体と、該吸込具本体端部に着脱自在に装着されて吸込
    具本体端部の開口を閉塞する軸受体と、該軸受体に回転
    自在で、且つ着脱自在に装着されて吸込具本体外周を被
    う多数の小孔を有する回転部材とを備えたことを特徴と
    する電気掃除機用吸込具。
  3. 【請求項3】 電気掃除機に連通される接続管を有し、
    下面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体に
    形成される係止孔と、該係止孔に吸込具本体内面側から
    係合する係合部を有し、係止孔への係合部の係止により
    吸込具本体端部に着脱自在に装着される軸受体と、該軸
    受体に回転自在に支持されて吸込具本体外周を被う多数
    の小孔を有する回転部材とを備えたことを特徴とする電
    気掃除機用吸込具。
  4. 【請求項4】 電気掃除機に連通される接続管を有し、
    下面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体に
    形成される係止孔と、該係止孔に吸込具本体内面側から
    係合する係合部を有し、係止孔への係合部の係止により
    吸込具本体端部に着脱自在に装着される軸受体と、該軸
    受体に回転自在に支持されて吸込具本体外周を被う多数
    の小孔を有する回転部材とを備え、前記回転部材に、係
    止孔を貫通して係合部の係止孔への係合を解除する解除
    部を形成したことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  5. 【請求項5】 電気掃除機に連通される接続管を有し、
    下面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体に
    着脱自在に設けられた軸受体と、該軸受体に回転自在に
    支持されて吸込具本体外周を被う多数の小孔を有する回
    転部材とを備え、前記軸受体を低摩擦抵抗材料にて形成
    すると共に、軸受体に、回転部材内面に近接もしくは当
    接する突条を形成したことを特徴とする電気掃除機用吸
    込具。
  6. 【請求項6】 電気掃除機に連通される接続管を有し、
    下面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体に
    着脱自在に設けられた軸受体と、該軸受体に回転自在に
    支持されて吸込具本体外周を被う多数の小孔を有する回
    転部材とを備え、前記軸受体を低摩擦抵抗材料にて形成
    すると共に、前記回転部材に、軸受体に近接もしくは当
    接する突条を形成したことを特徴とする電気掃除機用吸
    込具。
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