JPH07213112A - 芝苗及びその製造方法 - Google Patents

芝苗及びその製造方法

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JPH07213112A
JPH07213112A JP6012675A JP1267594A JPH07213112A JP H07213112 A JPH07213112 A JP H07213112A JP 6012675 A JP6012675 A JP 6012675A JP 1267594 A JP1267594 A JP 1267594A JP H07213112 A JPH07213112 A JP H07213112A
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water
nursery
turf
seedbed
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JP6012675A
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Yoshiyuki Hidawa
義行 飛田和
Riyuuzou Tomoi
隆三 艫居
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芝苗及びその製造方法に関し、例えばスポー
ツを行う競技場に移送して敷設するのに好適である。 【構成】 破砕されたバージンバーク21により平面方
形のマット状に形成されるとともに、芝31が植えられ
た苗床20と、この苗床20とほぼ同一の平面形状で、
非透水性を有するとともに、螺旋状に巻き取り可能な可
撓性を有するベース部材40と、このベース部材40の
表面に前記苗床20の底面を接着させる接着剤50とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝苗及びその製造方法
に関し、例えばスポーツ等を行う競技場に移送して敷設
するのに好適である。
【0002】
【従来の技術】従来から一定の場所で芝を育成し、発芽
した芽を根がからんでいる土ごと他の場所に移送させ、
移送先の場所にその芝を敷植することが行われていた。
このような場合に、(1)芝を効率良く育成させるこ
と、(2)育成して発芽した芝を枯らすことなく他の場
所に移送させること、(3)移送させた芝を移送先で枯
らさないこと、の3条件が必要とされている。
【0003】ここでさらに詳しく説明すると、「芝を効
率良く育成させる」ためには、発芽前の種或いは発芽後
の芝を病中害から守るとともに、常に一定の水分を発芽
前の種或いは発芽後の芝に与えておくことが必要とされ
ていた。また、「育成して発芽した芝を枯らすことなく
他の場所に移送させる」ためには、まず芝を根の回りに
ある土と共に地面から剥離させ、かつ移送中に芝が枯れ
ないように常に一定の水分を発芽後の芝に与えておくこ
とが必要とされていた。
【0004】さらに「移送させた芝を移送先で枯らさな
い」ためには、移送先の土に根の回りにある土と共に地
面から剥離させた芝を馴染ませることが必要であった。
このような種々の必要性から、発芽前の種或いは発芽後
の芝を病虫害から守ると共に、一定の水分を保持するこ
とができるようにして、芝を効率良く育成させ、かつ育
成して発芽した芝を枯らすことなく他の場所に移送させ
ることが容易に行え、さらには移送させた芝を移送先で
枯らさないような芝苗及びその製造方法を提供すること
として、特開平4-40827号公報記載の発明が提供される
に至った。
【0005】この発明は、破砕されたバージンバークで
構成された薄層中に粒状の吸水性樹脂を混入して形成し
たマットを苗床としたものである。このような苗床は、
それ自体を庭等に敷きつめて使用するのには好適であ
り、かつ前述した3つの要件を充足させるものであっ
た。一方、近年種々の運動競技が行われるようになって
きた。このような種々の競技の中で、例えばプロ野球は
人工芝のグラウンドで行われることが多いものの、プロ
サッカーは天然芝で行われることとなっていた。そこ
で、天然芝のグラウンドがあればプロ野球もプロサッカ
ーも行えるものの、多くの野球場のように、人工芝のグ
ラウンドとなっている場合には、プロ野球は行えるもの
の、プロサッカーが行えないこととなっていた。またさ
らに、花崗岩を高熱で焼いて造られるアンツーカー等の
グラウンドにおいても、天然芝の使用が前提とされるプ
ロサッカー等が開催できないこととなっていた。
【0006】そこで、特開平4-40827号公報記載の発明
で提案された芝苗をグラウンドに敷設することが考えら
れる。このようにすれば、人工芝のグラウンドであろう
とアンツーカーのグラウンドであろうと、天然芝のグラ
ウンドに代わり、プロサッカー等が開催できることとな
る。しかし、実験した結果、特開平4-40827号公報記載
の発明で提案された芝苗をそのままグラウンドに敷設し
て使用すると、地面にはえている天然芝がクッション性
に乏しく、違和感を感じたりする問題点等や、スライデ
ィングした際等に、隣接する芝苗の継ぎ目がめくれてし
まったり、或いは隣接する芝苗の間に隙間ができてしま
ったり、さらには単一の芝苗中の一部の芝が剥離してし
まったりするような芝生自体の問題点があった。
【0007】また、上記した従来の苗床及びその製造方
法では、バージンバークのみでは、弾性変形し難く、可
撓性に劣るため、育成した芝を他の場所に移送させる際
に、運搬に便利なように螺旋状に巻きとろうとしても、
途中で破断するという問題点があった。そこで、これら
の問題点を解決するために、特願平5-197336号公報記載
の発明が提供されるに至った。
【0008】この発明は、破砕されたバージンバークで
構成された薄層中に粒状の吸水性樹脂を混入して形成し
たマットを苗床として芝を植えたものを平面方形状に形
成するとともに、前記苗床とほぼ同一の平面形状で、か
つ根が進入可能なクッション材によって形成されたベー
ス部材を形成し、前記苗床をベース部材上に位置させ
て、苗床の芝の根をベース部材内部に絡ませて形成した
ものである。
【0009】このようなベース部材は、苗床の芝の根を
ベース部材の内部に絡ませて形成させるために、芝の根
が進入することができるとともに、水分が自由に透過可
能な連続気泡性の発泡樹脂、フェルト又は不織布等で形
成されていた。そして、ベース部材は水分が自由に透過
可能なため、輸送中及び敷設後に水分が自由に透過し、
水分不足となるために、バージンバークで構成された薄
層中に粒状の吸水性樹脂が混入され、水分を補ってい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した既に
提案された苗床及びその製造方法(特願平5-197336号公
報)では、可撓性のあるベース部材の上に苗床を位置さ
せ、苗床の芝の根をベース部材に絡ませていたので、芝
の根がベース部材の底に露呈してしまうため、芝苗を巻
き取ったり、巻き取った芝苗を敷設する際に、芝の根を
傷め易いという第1の問題点があった。
【0011】また、上記した既に提案された苗床及びそ
の製造方法では、芝の根がベース部材の底に露呈してい
たので、それらの凹凸により、芝苗を均一に巻き取れ
ず、又、巻き取った芝苗を敷設する際に、芝苗の表面が
波打ってしまうという第2の問題点があった。さらに、
上記した既に提案された苗床及びその製造方法では、そ
のベース部材に芝の根が進入することができるととも
に、水分が自由に透過可能な連続気泡性の発泡樹脂等で
形成されていたので、芝に散水した水がベース部材を通
して透過してしまうため、水分の蒸発が多いという第3
の問題点があった。
【0012】そこで、請求項1〜5記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第1〜3の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、芝の根を傷
めずに移送が容易に行えるようにした苗床及びその製造
方法を提供しようとするものである。これに加え、請求
項3記載の発明は、非透水性に優れ、しかも軽量なベー
ス部材を提供しようとするものである。
【0013】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3記載の目的に加え、接着性に優れた接着剤を提供し
ようとするものである。請求項5記載の発明は、上記し
た請求項1〜4記載の目的に加え、保水性に優れた苗床
を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、図1に示すように、破砕されたバージンバーク(21)
により平面方形のマット状に形成されるとともに、芝(3
1)が植えられた苗床(20)と、この苗床(20)とほぼ同一の
平面形状で、非透水性を有するとともに、螺旋状に巻き
取り可能な可撓性を有するベース部材(40)と、このベー
ス部材(40)の表面に前記苗床(20)の底面を接着させる接
着剤(50)とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、図2に示すよう
に、バージンバーク(21)を破砕して形成した内部に芝(3
1)の種(30)を混入したものを平面方形のマット状に形成
する。つぎに、図3に示すように、このマットの中で芝
(31)を発芽させる。発芽した後、マットと発芽した芝(3
1)とによって形成される苗床(20)を剥離した後、図1に
示すように、前記苗床(20)とほぼ同一の平面形状で、非
透水性を有するとともに、かつ螺旋状に巻き取り可能な
可撓性を有するベース部材(40)の表面に前記苗床(20)の
底面を接着剤(50)により接着させる。
【0016】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は2記載の発明の構成に加え、ベース部材(40)に独立
気泡構造の発泡板材が使用されていることを特徴とす
る。請求項4記載の発明は、上記した請求項1〜3記載
の発明の構成に加え、接着剤(50)が、その内部に多数の
気泡を含んだ発泡性の接着剤により構成されたことを特
徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、上記した請求項1
〜4記載の発明の構成に加え、図10に示すように、苗
床(20)の内部に粒状の吸水性樹脂(23)が混入されている
ことを特徴とする。
【0018】
【作用】したがって、請求項1記載の発明は、図1に示
すように、苗床(20)の底面に接着剤(50)を使用してベー
ス部材(40)を容易に接着できる。また、苗床(20)の底面
にベース部材(40)を接着することで、苗床(20)の底面を
ベース部材(40)により保護できる。
【0019】特に、ベース部材(40)が非透水性を有する
ので、ベース部材(40)を通して、苗床(20)中の水がベー
ス部材(40)を通して透過したり、或いは苗床(20)中の水
分がベース部材(40)を通して蒸発するのを防止できる。
また、ベース部材(40)が可撓性を有するので、苗床(20)
を螺旋状に巻き取ることができる。
【0020】請求項2記載の発明は、図1に示すよう
に、苗床(20)の底面に接着剤(50)によりベース部材(40)
を接着しているので、既に提案された苗床の製造方法
(特願平5-197336号公報)のように、ベース部材に芝の
根を絡ませる必要がない。請求項3記載の発明は、上記
した請求項1,2記載の作用に加え、ベース部材(40)に
独立気泡構造の発泡板材を使用しているため、非透水性
を有し、しかも軽量である。
【0021】このため、苗床(20)中の水分の散逸を防止
できるばかりでなく、芝苗(10)の移送が容易となる。請
求項4記載の発明は、上記した請求項1〜3記載の作用
に加え、苗床(20)の底面に多少の凹凸があっても、この
凹凸内に接着剤(50)を充填でき、ベース部材(40)と強固
に接着できる。
【0022】また、芝(31)の根(32)が、接着剤(50)内に
絡まることで、苗床(20)とベース部材(40)とを、より一
層、強固に接着することができる。請求項5記載の発明
は、上記した請求項1〜4記載の作用に加え、図10に
示すように、バージンバーク(21)自身に含まれた水分が
消失した後も、吸水性樹脂(23)の中に吸水された水分が
残留しているため、長時間、苗床(20)の中に水分を保水
できる。
【0023】
【実施例】図1〜9は、本発明の第1の実施例を示すも
のであり、図1は芝苗の断面図、図2は発芽前の状態を
示す苗床の断面図、図3は発芽後の状態を示す苗床の断
面図、図4は表面に接着剤を塗布した状態を示すベース
部材の斜視図、図5は一部を螺旋状に巻き取った状態を
示す芝苗の側面図、図6は敷設後の芝苗を示す平面図、
図7は敷設前の隣接した芝苗の端部を示す断面図、図8
は敷設後の隣接した芝苗の端部を示す断面図、図9は芝
苗の保管状態を示す断面図をそれぞれ示す。
【0024】図1中、10は芝苗を示すものであり、この
芝苗10は、図6に示すように、例えばスポーツを行う競
技場の人工芝やアンツーカーのグラウンド等に、ブロッ
ク状に複数枚敷設されて使用され、人工芝やアンツーカ
ーのグラウンド等を天然芝のグラウンドに代えて使用す
ることができる。上記芝苗10は、図1に示すように、破
砕されたバージンバーク21により平面方形のマット状に
形成されるとともに、芝31が植えられた苗床20と、この
苗床20とほぼ同一の平面形状で、非透水性を有するとと
もに、螺旋状に巻き取り可能な可撓性を有するベース部
材40と、このベース部材40の表面に苗床20の底面を接着
させる接着剤50とを備えている。
【0025】まず、上記苗床20の製造について図2,3
を参照しながら説明する。最初に、バージンバーク21
を、粉末化しないようにして、最大直径が約10mm程度
となるように破砕する。上記直径については、大きく過
ぎると、マット状の苗床20を形成し難くなり、逆に小さ
く過ぎると、通気性が低下するので、最大直径が約10
mm程度が望ましい。
【0026】また、バージンバーク21は、未だこのよう
な用途に用いられていないバークを指すものであって、
必ずしも樹木から剥ぎ取った直後を指すものではない。
ついで、上記バージンバーク21を1m3に対して、約7
5kgの芝生の種30を混合させて混合物を形成する。さら
に、必要に応じては、バージンバーク21の1m3に対し
て、石灰3kg、硫酸マグネシウム0.5kg、或いは複合
肥料3kg等の適宜肥料を混入することもできる。
【0027】一方、図2に示すように、排水性に優れ、
かつ水平状態となっている土壌80の上に、水分のみが透
過可能で、芝の根が進入不可能な微小な孔(図示せず)
が多数開けられたビニール膜22を敷く。つぎに、前記混
合物を、図2に示すように、混合状態のまま芝生の種30
が発芽する以前に、ビニール膜22の上に、約20〜35
mm程度の厚さに広げ、マット状の苗床20を形成する。
【0028】なお、このとき、マット状の苗床20を上面
からプレスすると、散水による種30の流出を防止するこ
とができる。このような状態とした後に、散水と必要に
応じて窒素を含んだ肥料の添加を行う。このときに、本
発明に係るマット状の苗床20では、バージンバーク21を
用いているので、樹脂或いは樹液等を含んだ状態であ
り、この樹脂或いは樹液等によって、発芽前の種30或い
は発芽後の芝31を病中害から守ることができる。
【0029】また、バージンバーク21を使用したことの
効果として、水分の蒸発を抑える上に、通気性が良いと
いう効果もある。このようにマット状の苗床20を形成
し、かつ散水と必要に応じて窒素を含んだ肥料の添加を
行っていると、図3に示すように、約4〜6週間で発芽
し、芝31が育つ。
【0030】上記発芽状態で出荷することも可能である
ものの、好ましくはこの最初の発芽時に一旦芝31を刈
り、更に1〜2週間経過した時に芝31を刈り取ると同時
に出荷の準備を行うこととすると、根32が充分に苗床20
中に張り、バージンバーク21が崩れることなく、ビニー
ル膜22から剥離し易くなるものである。勿論、これ以上
の期間にわたって最初の育成箇所で育成を続けると、芝
31がより丈夫なものとなる。
【0031】なお、このように苗床20を育成した土壌80
から剥離させる前には、苗床20に充分散水し、苗床20の
内部に充分水分を吸収させておくと、土壌80から剥離さ
せた後、移送先に植えるまでの間の散水が不要となる。
さらに剥離時には、一定幅の帯状に切断した上で剥離す
るか、もしくは一定寸法とした方形板状に切断して剥離
し、使用する。
【0032】前記ベース部材40は、非透水性及び可撓性
を有することが必要であり、好ましくは、芝の根が進入
不可能であり、しかも非伸縮性、耐久性及び軽量性、並
びにクッション性を有することが要求される。前記非透
水性は、苗床20からの水の透過或いは水分の蒸発を防止
するために必要とされる。可撓性は、苗床20の移送時に
巻き取るために必要とされる。
【0033】また、芝の根が進入不可能としたのは、芝
の根が浸入すると、非透水性が損なわれるためである。
さらに、非伸縮性は、苗床20との剥離を防止するために
必要とされる。耐久性は、苗床20の移送及び敷設時に破
れないようにするために必要とされる。また、軽量であ
れば、苗床20への接着、移送及び敷設時の労力の軽減が
図れる。さらに、クッション性があれば、苗床20の保
護、並びにグラウンドに敷設した際の緩衝材として機能
が期待できる。
【0034】より具体的には、ベース部材40は、独立気
泡構造からなる発泡板材、例えばポリエチレンフォーム
からなる古川電気工業株式会社製の「フォームエース
(商品名、商標)」が使用されている。この「フォーム
エース」は、化学架橋剤で架橋したポリエチレンシート
を5倍から40倍に発泡させて製造したもので、優れた
可撓性、クッション性及び断熱性等の特徴を備えた軽く
て丈夫な材料である。
【0035】なお、ここで独立気泡構造とは、壁によっ
て完全に囲まれた気泡から構成されている構造をいい、
気泡がそれぞれ独立しており、他の気泡とは連絡がない
状態になっている。したがって、独立気泡構造の特徴と
して、空気及び流体に対して不浸透性となり、熱伝導率
が小さく、水分が透過しないという特徴を有する。この
ような特徴を有する材料からベース部材40が形成されて
いるため、ベース部材40は水分を透過しない。これによ
り、苗床20からベース部材40を介して水分が散逸するの
を防止することができ、水分不足となって、芝31を枯ら
すことを防止することができる。
【0036】前記接着剤32は、図1,4に示すように、
ベース部材40の表面と苗床20の底面との間に、ほぼ同一
間隔で四方に散点状に散布されている。なお、接着剤32
を、散点状でなく、ベース部材40の表面と苗床20の底面
との接合面の全面に散布することで、一層、強固に接着
できる。接着剤32は、より具体的には、その内部に多数
の気泡を含んだ発泡性の接着剤が使用され、例えば大鹿
工業株式会社製の「オーシカダインTU−160(商品
名、商標)」が使用されている。
【0037】上記樹脂は、ウレタン系の樹脂で、特色と
しては、空気中の水分を吸収して、発泡する。このた
め、本実施例では、ベース部材40の上に、散布した際
に、空気中の湿度やベース部材40の湿気で発泡し、さら
に苗床20に接着した際に、苗床20に吸水している水分や
芝31の根32の水分等により更に発泡して、苗床20とベー
ス部材40とを強固に接着する。
【0038】このように発泡性の接着剤を使用したの
は、苗床20の底面に多少の凹凸を有する場合にも、該凹
凸内に充填でき、ベース部材40と強固に接着できるよう
にするためである。また、発泡性の接着剤を使用するこ
とで、芝31の根32が接着剤50内に絡まることで、苗床20
とベース部材40とを、一層、強固に接着できる。
【0039】さらに、芝31の枯れて堅くなった根32も、
接着剤50に接着され、この接着された枯れた根32に新し
い根32が絡まり、苗床20とベース部材40とを、より一
層、強固に接着できる。つぎに、上記したように剥離さ
れた苗床20と、上記した構成を備えたベース部材40と
を、同じく上記した接着剤50を用いて接着する。
【0040】すなわち、苗床20とほぼ同一の平面形状で
あって、マット状に形成されたベース部材40の上面に、
図4に示すように、ほぼ同一間隔で四方に散点状に接着
剤50を塗布する。接着剤50は、多数の気泡を含んでいる
ため、バージンバーク21からなり表面が平坦ではなく、
多少の凹凸を有する苗床20の底面と、表面が比較的、平
坦に形成されているベース部材40の上面との間に形成さ
れる凹凸状の空間内部にも容易に充填することができ
る。
【0041】したがって、苗床20の底面とベース部材40
の上面とを強固に接着することができ、苗床20の下部全
面において、螺旋状に巻き取り可能な可撓性を有するベ
ース部材40により支持することができる。これにより、
芝苗10を折り曲げても苗床20を破断させることなく変形
することができ、図5に示すように、苗床20を螺旋状に
巻き取ることができて、芝苗10を競技場等に搬送する
際、運搬に便利であって、グラウンド等への敷設時にも
容易に取扱うことができる。
【0042】さらに、ベース部材40と苗床20とは、図1
に示すように、接着剤50により接着されているため、ベ
ース部材40の内部に苗床20の芝31の根32を進入させ、絡
ませて両者を結合させる必要がない。このため、芝31の
根32の進入は、もちろん水分も透過しない材料である独
立気泡構造のポリエチレンフォームを使用することが可
能となり、バージンバーク21からの水分の散逸を防止す
ることができ、より長期間、水分をバージンバーク21内
に保有することができ、芝31を枯らすことを防止するこ
とができる。
【0043】そして、苗床20に充分散水し、バージンバ
ーク21からなる苗床20の内部に充分水分を吸収させた状
態で芝苗10を保管し、必要に応じて人工芝やアンツーカ
ーのグラウンド等に敷設して、人工芝やアンツーカーの
グラウンド等を天然芝のグラウンドに代えて使用するこ
とができる。また、グラウンドに敷設する際には、図6
に示すように、平面方形状に形成された芝苗10を上から
見てブロック状に配置して行く。この際、隣接した芝苗
20同士の境目には、図8に示すように、補強シート60が
接着され、隣接するベース部材40の端部下面同士を連結
する。
【0044】勿論、隣接する芝苗10を、補強シート60に
より連結することなく、グラウンドにそのまま敷設して
も構わない。また、芝苗10の四辺は、図7に示すよう
に、苗床20の四辺のうち、少なくとも一辺、本実施例で
は4辺が、ベース部材40より外方に突出している。な
お、苗床20の四辺のうち二辺を、ベース部材40より外方
に突出させてもよい。また、苗床20の四辺のうち二辺
は、隣り合った二辺でもよいし、或いは互いに平行な二
辺であってもよい。
【0045】これは、隣接した苗床20の境目が上方に山
形に盛り上がるのを防止するためである。すなわち、二
つの芝苗10の端面を突き合わせた際に、図8に示すよう
に、向かい合う苗床20の両端面同士は密着するが、その
際に、向かい合うベース部材40の両端面の間には、空間
が発生する。
【0046】このため、向かい合う苗床20の端面に互い
に接近する方向の力が加わっても、苗床20の境目の部分
が、図8に点線で示したように、向かい合うベース部材
40の両端面の間の空間内に向かって、逆山形に落ち込む
ことで、苗床20の上面の平坦性が維持される。このこと
は、図14,15に示すように、苗床110とベース部材1
20との両外周端面をほぼ垂直に面一に揃えた場合と比較
すると、一層明確である。
【0047】すなわち、苗床110とベース部材120との両
外周端面をほぼ垂直に面一に揃えた場合には、芝苗100
を並べてグラウンドに配置した際に、隣接したベース部
材120の外周端面同士が突き当たってしまい、ベース部
材120が上方に反って、隣接した苗床110の境目に隙間が
できることがある。これに加え、芝苗100の敷設後、サ
ッカー等の激しいスライディング等により芝苗100が移
動すると、苗床110に加えて、隣接したベース部材120の
外周端面同士が突き当たってしまい、ベース部材120が
上方に反ってしまう。
【0048】このため、苗床110を足で踏み付けても、
段差が解消されず、グラウンドに凹凸が残ってしまい、
グラウンドコンディションが悪化してしまう。これに対
し、図6,7に示すように、苗床20の外周端部よりベー
ス部材40の外周端部を内側に位置させて置くことで、敷
設時の隣接した苗床20の境目間の隙間の発生を未然に防
止できるばかりでなく、グラウンドの平坦性を維持でき
る。
【0049】なお、突出した苗床20と隣り合う他方の苗
床20は、その下方に位置するベース部材40の面一であっ
てもよく、突出した苗床20と突出していない苗床20とを
交互に突き合わせてもよい。このように突出した苗床20
と突出していない苗床20とを交互に突き合わせて敷設し
た際にも、ベース部材40の外周端部同士が突き当たるこ
とが無く、また、ベース部材40の外周端部同士の間に空
間ができるので、敷設時の隣接した苗床20の境目間の隙
間の発生を未然に防止できるばかりでなく、グラウンド
の平坦性を維持できる。
【0050】ついで、グラウンド等において、サッカー
等の所定の運動競技が終了した後、芝苗10が不要となっ
た場合には、補強シート60の接着部を外すか、或いは補
強シート60を中央からナイフ等で切断すれば、最初の平
面方形状の芝苗10が得られる。ついで、図5に示すよう
に、その一端から螺旋状に巻き取って、他の場所に搬送
し、そのまま保管する。
【0051】保管期間が長期間にわたる場合には、苗床
20が保有する水分だけでは不足するため、水分の補給し
たり、或いは追肥を行い、水分や栄養分を補給する。ま
た、サッカーのスライディング等により痛んだ箇所があ
れば、芝31の種30を追撒き、水を掛けることで、痛んだ
箇所を復元することができる。その際には、図9に示す
ように、所定の角度を有する斜面70に芝苗10を載置し、
水分を補給しながら、芝31の成長を促進させる。その
際、芝苗10は傾斜した斜面70上に載置されており、ベー
ス部材40は水分を透過しないため、苗床20を透過した余
分な水分は、ベース部材40と苗床20との間の境界面に沿
い、傾斜上端部から傾斜下端部に向かって流れ、外部に
放出される。
【0052】これにより、芝苗10に散布する水の量を調
整することなく、芝31の育成に必要な水分のみ苗床20が
吸収することができ、適正な水分で芝31の成長を促進さ
せることができる。つぎに、図10を用いて、本発明の
第2実施例に係る芝苗及びその製造方法について説明す
る。
【0053】図10は、本発明の第2実施例を示すもの
であって、同図は発芽前の状態を示す苗床の断面図を示
す。本実施例の特徴は、図10に示すように、破砕され
たバージンバーク21に粒状の吸水性樹脂23を混入して苗
床20を形成した点にある。上記吸水性樹脂23は、バージ
ンバーク21を1m3に対して、約75kgの芝生の種30
と、約2kgの吸水性樹脂23とを混合させて苗床20の内部
に混入させている。
【0054】また、吸水性樹脂23は、乾燥状態のものを
混入するので、直径が約150〜250μm程度である
ものの、吸水することによって、最大2〜3mm程度の直
径となるものである。例えば、住友化学工業株式会社製
の「イゲタゲルP(商品名、商標)」を用いると好適で
ある。なお、本実施例は、苗床20の内部に吸水性樹脂23
を混入した点を除き、先に説明した第1実施例の芝苗10
及びその製造方法と同様の構成を備え、同様に使用でき
る。
【0055】本実施例においては、バージンバーク21自
身に含まれた水分が消失した後も、吸水性樹脂23の中に
吸水された水分が残留しているため、長時間、苗床20の
中に水分を残しておくことができ、保水性に優れてい
る。また、吸水性樹脂23を混入してあるので、頻繁な散
水を必要とせず、管理の容易化を図ることができる。
【0056】さらに、特に高温度の地域で栽培すると、
高温度によって発育が速くなるものの、散水に要する手
間が省け、効率の良い育成を図ることができる。これに
加え、苗床20を育成した土壌80から剥離させる前には、
苗床20に充分散水し、吸水性樹脂23中に充分水分を吸収
させておくと、土壌80から剥離させた後、移送先に植え
るまでの間の散水を不要にすることができる。
【0057】このように、本実施例は、吸水性樹脂23に
よって散水回数の低減を図ることができ、保管或いは管
理が極めて容易なものとなる。つぎに、図11を用い
て、本発明の第3実施例に係る芝苗及びその製造方法に
ついて説明する。図11は、本発明の第3実施例を示す
ものであり、同図は発芽後の状態を示す芝苗の断面図を
示す。
【0058】本実施例の特徴は、図11に示すように、
ベース部材40に複数個の通水孔42を形成した点にある。
上記通水孔42は、ベース部材40に予め穿孔しておいても
よいし、芝苗10を使用した後、回収後、保管する際に穿
孔してもよい。ベース部材40に通水孔42を予め穿孔した
場合には、苗床20を透過した余分な水分を、ベース部材
40の通水孔42を通して外部に効率良く放出することがで
きる。
【0059】したがって、これにより、芝苗10に散布す
る水の量を調整することなく、芝31の育成に必要な水分
のみ苗床20が吸収することができ、適正な水分で芝31の
成長を促進させることができる。また、通水孔42を有す
るベース部材40は、先に説明した第1実施例に示されて
いるように芝苗10に接着剤50で接着した場合には、苗床
20の芝31の根32がベース部材40の通水孔42内に進入して
絡まり、苗床20とベース部材40とを、より一層、強固に
接合できる。
【0060】これに対し、通水孔42を有するベース部材
40は、芝苗10に接着剤50で接着しなくとも、上述したよ
うに苗床20の芝31の根32がベース部材40の通水孔42内に
進入して絡まることで、苗床20とベース部材40とを接合
可能である。通水孔42は、芝苗10を使用した後、回収
後、保管する際に穿孔してもよく、保管時に穿孔するこ
とで、水はけが良くなるので、保管の散水管理が容易に
なる。また、通水孔42を有するベース部材40は、図9に
示すように、所定の角度を有する斜面70に載置して保管
してもよいし、或いは通水孔42があるので、平坦な場所
に載置しても水はけが良好である。
【0061】つぎに、図12,13を用いて、本発明の
他の実施例に係る芝苗及びその製造方法について説明す
る。図12,13は、本発明の他の実施例を示すもので
あって、図12は敷設前の隣接した芝苗の端部を示す断
面図、図13は敷設後の隣接した芝苗の端部を示す断面
図をそれぞれ示す。
【0062】本実施例の特徴は、図12,13に示すよ
うに、隣接した芝苗10の一方の端部には、その苗床20の
四辺のうち、他方の隣接して配置される芝苗10と接する
少なくとも一辺、本実施例では四辺にベース部材40より
外方に突出している突出部24を有し、他方の隣接して配
置される芝苗10の他方の端部には、その苗床20の四辺の
うち、前記苗床20の突出部24と接する少なくとも一辺、
本実施例では四辺に、ベース部材40が外方に突出してい
るベース部材40の突出部41を有し、前記苗床20の突出部
24を、ベース部材40の突出部41の上方に載置している点
にある。
【0063】そして、上記苗床20の突出部24は、図1
2,13に示すように、他方のベース部材40の突出部41
より長く突出させている。このため、隣接した芝苗10を
並べて配置した場合には、図13に示すように、隣接し
たベース部材40の端面間に隙間ができる。なお、本実施
例は、一方の苗床20に突出部24を有するとともに、他方
のベース部材40に突出部41を有する点を除き、先に説明
した第1実施例の芝苗10及びその製造方法と同様の構成
を備えている。
【0064】本実施例では、図13に示すように、隣接
した芝苗10の突出部24,41を交互にかみ合わせながら、
しかも隣接した苗床20に突出部24同士が当たらないよう
に、升目状に敷設することで、ずれ難い芝苗10の連結構
造を提供できる。すなわち、苗床20の突出部24に加わる
加重を、図13に示すように、その下側に位置する隣接
した他方のベース部材40に突出部41で受けとめることが
できるので、隣接した芝苗10の離隔を防止することがで
きる。
【0065】この点では、苗床20の突出部24と他方のベ
ース部材40の突出部41との長さを等しく設定して置いて
もよい。これに対し、図13に示すように、苗床20の突
出部24を他方のベース部材40の突出部41より長く突出さ
せた場合には、隣接したベース部材40の両端面が突き当
たることがないので、敷設時の隣接した苗床20の境目間
の隙間の発生を未然に防止できる。
【0066】これに加え、図13に示すように、苗床20
の突出部24を他方のベース部材40の突出部41より長く突
出させた場合には、隣接したベース部材40の両端面の間
に空間ができる。このため、上記空間の上方に位置する
苗床20の一部分が、向かい合うベース部材40の両端面の
間の空間内に向かって、逆山形に落ち込むことで、苗床
20の上面の平坦性が維持される。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、芝の根を傷めずに移送が容易に行
えるようにした芝苗を提供することができる。
【0068】すなわち、芝苗の巻き取り時や移送時、或
いは敷設後に、苗床の底面から露呈した芝の根をベース
部材により保護することができる。特に、ベース部材に
可撓性が有るので、芝苗の巻き取りが容易である。ま
た、芝の根が苗床の底面から露呈していてもベース部材
があるので、芝苗を均一に巻き取ることができるばかり
でなく、平坦に敷設できる。
【0069】さらに、ベース部材に非透水性があるの
で、ベース部材からの水の透過や水分の蒸発を防止する
ことができる。これに加え、ベース部材に非透水性があ
るので、芝苗の巻き取り時に作業員が濡れずに済むばか
りでなく、移送時や敷設後の防水処理が不要である。請
求項2記載の発明によれば、苗床の底面に接着剤により
ベース部材を接着しているので、ベース部材に芝の根を
絡ませる必要がなく、製造の容易な芝苗の製造方法を提
供することができる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1,2記載の効果に加え、非透水性に優れ、しかも
軽量なベース部材を提供することができる。請求項4記
載の発明によれば、上記した請求項1〜3記載の効果に
加え、接着性に優れた接着剤を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1〜4記
載の効果に加え、保水性に優れた苗床を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、芝苗の
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すものであり、発芽前
の状態を示す苗床の断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すものであり、発芽後
の状態を示す苗床の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すものであり、表面に
接着剤を塗布した状態を示すベース部材の斜視図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例を示すものであり、一部を
螺旋状に巻き取った状態を示す芝苗の側面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示すものであり、敷設後
の芝苗を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すものであり、敷設前
の隣接した芝苗の端部を示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示すものであり、敷設後
の隣接した芝苗の端部を示す断面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示すものであり、芝苗の
保管状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施例を示すものであり、発芽
前の状態を示す苗床の断面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示すものであり、発芽
後の状態を示す芝苗の断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示すものであり、敷設
前の隣接した芝苗の端部を示す断面図である。
【図13】本発明の他の実施例を示すものであり、敷設
後の隣接した芝苗の端部を示す断面図である。
【図14】本発明の従来例を示すものであり、敷設前の
隣接した芝苗の端部を示す断面図である。
【図15】本発明の従来例を示すものであり、施設後の
隣接した芝苗の端部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 芝苗 20 苗床 21 バージンバーク 22 ビニール膜 23 吸水性樹脂 24 突出部 30 種 31 芝 32 根 40 ベース部材 41 突出部 42 通水孔 50 接着剤 60 補強シート 70 斜面 80 土壌 100 芝苗 110 苗床 120 ベース部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 3/14 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕されたバージンバークにより平面方
    形のマット状に形成されるとともに、芝が植えられた苗
    床と、 この苗床とほぼ同一の平面形状で、非透水性を有すると
    ともに、螺旋状に巻き取り可能な可撓性を有するベース
    部材と、 このベース部材の表面に前記苗床の底面を接着させる接
    着剤とを備えたことを特徴とする芝苗。
  2. 【請求項2】 バージンバークを破砕して形成した内部
    に芝の種を混入したものを平面方形のマット状に形成
    し、このマットの中で芝を発芽させ、発芽した後にはマ
    ットと発芽した芝とによって形成される苗床を剥離した
    後、前記苗床とほぼ同一の平面形状で、非透水性を有す
    るとともに、かつ螺旋状に巻き取り可能な可撓性を有す
    るベース部材の表面に前記苗床の底面を接着剤により接
    着させたことを特徴とする芝苗の製造方法。
  3. 【請求項3】 ベース部材には、独立気泡構造の発泡板
    材が使用されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の芝苗及びその製造方法。
  4. 【請求項4】 接着剤は、その内部に多数の気泡を含ん
    だ発泡性の接着剤により構成されたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の芝苗及びその製造方
    法。
  5. 【請求項5】 苗床には、その内部に粒状の吸水性樹脂
    を混入されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の芝苗及びその製造方法。
JP6012675A 1994-02-04 1994-02-04 芝苗及びその製造方法 Withdrawn JPH07213112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023157688A1 (ja) * 2022-02-21 2023-08-24 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、製造方法

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