JPH07213055A - 直流−直流変換器 - Google Patents
直流−直流変換器Info
- Publication number
- JPH07213055A JPH07213055A JP241794A JP241794A JPH07213055A JP H07213055 A JPH07213055 A JP H07213055A JP 241794 A JP241794 A JP 241794A JP 241794 A JP241794 A JP 241794A JP H07213055 A JPH07213055 A JP H07213055A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- control signal
- oscillation frequency
- winding
- time constant
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作待機モードを持つ、各種電気機器に使用
される電源装置の直流−直流変換器において、制御信号
を用いて動作待機時の消費電力低減化を行うことを目的
とする。 【構成】 2次側の制御信号によって動作待機モードを
判別し、その制御信号をフォトカプラ12a、12bを
通して1次側に伝達し、パルス発信器2の発信周波数を
発信周波数調整回路11で低減させるようにした。
される電源装置の直流−直流変換器において、制御信号
を用いて動作待機時の消費電力低減化を行うことを目的
とする。 【構成】 2次側の制御信号によって動作待機モードを
判別し、その制御信号をフォトカプラ12a、12bを
通して1次側に伝達し、パルス発信器2の発信周波数を
発信周波数調整回路11で低減させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRやファクシミリ
などのように動作待機モードを有し、1日24時間常時
通電状態にあり、そのほとんどの時間が動作待機モード
として使用されている一般家庭電化製品の電源装置に使
用して有効な直流−直流変換器に関するものである。
などのように動作待機モードを有し、1日24時間常時
通電状態にあり、そのほとんどの時間が動作待機モード
として使用されている一般家庭電化製品の電源装置に使
用して有効な直流−直流変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータに制御され
る家庭電化製品は数多くあり、本来の動作以外に、ある
条件の下でその動作をさせるような使用法が一般的にな
ってきている。そのために動作待機モードとして、常に
通電状態にしておく必要がありその間、一定の電力が消
費される。しかも、現実にはこの動作待機モードが機器
の使用時間のほとんどを占めている。この電力は省エネ
ルギーの観点から、出来る限り低くおさえなければなら
ない。
る家庭電化製品は数多くあり、本来の動作以外に、ある
条件の下でその動作をさせるような使用法が一般的にな
ってきている。そのために動作待機モードとして、常に
通電状態にしておく必要がありその間、一定の電力が消
費される。しかも、現実にはこの動作待機モードが機器
の使用時間のほとんどを占めている。この電力は省エネ
ルギーの観点から、出来る限り低くおさえなければなら
ない。
【0003】以下に従来の直流−直流変換器について説
明する。図2は従来の直流−直流変換器の回路構成を示
すものである。図2において、1はスイッチ素子であ
る。2はパルス発信器で、スイッチ素子1をオン・オフ
する。3は補助電源用整流平滑回路、4は2次側整流平
滑回路である。5はトランスで、1次側と2次側を絶縁
しており電磁結合によって1次側入力電圧を2次側必要
電圧に変換している。6はスイッチ回路で、制御信号に
よって動作待機時に、必要ない負荷の電源をオフ状態に
することができるものである。
明する。図2は従来の直流−直流変換器の回路構成を示
すものである。図2において、1はスイッチ素子であ
る。2はパルス発信器で、スイッチ素子1をオン・オフ
する。3は補助電源用整流平滑回路、4は2次側整流平
滑回路である。5はトランスで、1次側と2次側を絶縁
しており電磁結合によって1次側入力電圧を2次側必要
電圧に変換している。6はスイッチ回路で、制御信号に
よって動作待機時に、必要ない負荷の電源をオフ状態に
することができるものである。
【0004】以上のように構成された直流−直流変換器
について、以下その動作について説明する。まず、出力
は一般に2系統(以下Io1、Io2とする)に分ける。
について、以下その動作について説明する。まず、出力
は一般に2系統(以下Io1、Io2とする)に分ける。
【0005】通常の動作モードではIo1、Io2を負荷に
供給し、動作待機時には動作待機に必要な最低限の負
荷、例えばマイクロコンピュータや表示管用等の、Io1
のみを負荷に供給し、制御信号によってIo2をオフさせ
る。このように出力電流を制御することによって動作待
機時の消費電力を制限している。
供給し、動作待機時には動作待機に必要な最低限の負
荷、例えばマイクロコンピュータや表示管用等の、Io1
のみを負荷に供給し、制御信号によってIo2をオフさせ
る。このように出力電流を制御することによって動作待
機時の消費電力を制限している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に示
す従来の構成では、動作待機時の負荷に対するスイッチ
素子の損失比率が高く、動作待機時、つまり軽負荷時は
変換効率が悪いという問題点を有していた。
す従来の構成では、動作待機時の負荷に対するスイッチ
素子の損失比率が高く、動作待機時、つまり軽負荷時は
変換効率が悪いという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、動作待機時の変換効率を改善し省エネルギーの要求
に対応した、直流−直流変換器を提供することを目的と
する。
で、動作待機時の変換効率を改善し省エネルギーの要求
に対応した、直流−直流変換器を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の直流−直流変換器は、1次巻線とその1次巻
線に電磁結合された1次補助巻線及び出力電圧を得るた
めの2次巻線を有するトランスと、トランスの2次巻線
に接続された整流平滑回路と、整流平滑回路より得られ
る2次側出力を制御信号によってオン・オフするスイッ
チ回路と、トランスの1次補助巻線に接続された整流平
滑回路と、トランスの1次巻線に流れる電流をオン・オ
フすると共に制御端子電圧がスレッシュホルド電圧に達
したときにオン状態になるスイッチ素子と、スイッチ素
子をオン・オフさせるために発信周波数が抵抗及びコン
デンサから成る時定数回路によって決定されるパルス信
号を供給するパルス発信器と、パルス発信器の時定数を
制御信号により変化させ発信周波数を調整出来るように
する発信周波数調整回路とを備えたものである。
に本発明の直流−直流変換器は、1次巻線とその1次巻
線に電磁結合された1次補助巻線及び出力電圧を得るた
めの2次巻線を有するトランスと、トランスの2次巻線
に接続された整流平滑回路と、整流平滑回路より得られ
る2次側出力を制御信号によってオン・オフするスイッ
チ回路と、トランスの1次補助巻線に接続された整流平
滑回路と、トランスの1次巻線に流れる電流をオン・オ
フすると共に制御端子電圧がスレッシュホルド電圧に達
したときにオン状態になるスイッチ素子と、スイッチ素
子をオン・オフさせるために発信周波数が抵抗及びコン
デンサから成る時定数回路によって決定されるパルス信
号を供給するパルス発信器と、パルス発信器の時定数を
制御信号により変化させ発信周波数を調整出来るように
する発信周波数調整回路とを備えたものである。
【0009】
【作用】この構成により、制御信号を利用してパルス発
信器の発信周波数を変化させ、スイッチ素子の損失を低
減させることにより、安価に直流−直流変換器の変換効
率を向上させることができる。
信器の発信周波数を変化させ、スイッチ素子の損失を低
減させることにより、安価に直流−直流変換器の変換効
率を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0011】図1は、本実施例の直流−直流変換器を示
す回路図である。図1において、1はスイッチ素子であ
る。2はパルス発信器で、スイッチ素子1をオン・オフ
する。3は補助電源用整流平滑回路、4は2次側整流平
滑回路である。5はトランスで、1次側と2次側を絶縁
しており電磁結合によって1次側入力電圧を2次側必要
電圧に変換している。6はスイッチ回路で、制御信号に
よって動作待機時に、必要ない負荷の電源をオフ状態に
することができるものである。11は発信周波数調整回
路、12aは1次側のフォトカプラ、12bは2次側の
フォトカプラである。
す回路図である。図1において、1はスイッチ素子であ
る。2はパルス発信器で、スイッチ素子1をオン・オフ
する。3は補助電源用整流平滑回路、4は2次側整流平
滑回路である。5はトランスで、1次側と2次側を絶縁
しており電磁結合によって1次側入力電圧を2次側必要
電圧に変換している。6はスイッチ回路で、制御信号に
よって動作待機時に、必要ない負荷の電源をオフ状態に
することができるものである。11は発信周波数調整回
路、12aは1次側のフォトカプラ、12bは2次側の
フォトカプラである。
【0012】以上のように構成された直流−直流変換器
について、図1を用いてその動作を説明する。
について、図1を用いてその動作を説明する。
【0013】まず、動作待機時にアクティブ・ハイの制
御信号がフォトカプラ12bのアノード端子に印加さ
れ、フォトカプラ12aのトランジスタがオンになり、
その結果、発信周波数調整回路11のトランジスタがオ
ン状態となり、パルス発信器2の時定数回路のコンデン
サに、発信周波数調整用コンデンサが並列に接続され、
時定数が伸び、発信周波数が低減される。
御信号がフォトカプラ12bのアノード端子に印加さ
れ、フォトカプラ12aのトランジスタがオンになり、
その結果、発信周波数調整回路11のトランジスタがオ
ン状態となり、パルス発信器2の時定数回路のコンデン
サに、発信周波数調整用コンデンサが並列に接続され、
時定数が伸び、発信周波数が低減される。
【0014】一般にスイッチ素子の損失Pcは、 Pc=f*m3I・V・dt で表現できるので、発信周波数を下げることにより変換
効率を向上させられることがわかる。ここで、通常動作
時も極端に発信周波数を下げてしまうと1次側ピーク電
流が増加し、トランスのサイズアップや、スイッチ素子
の容量アップという結果を招き、安価な直流−直流変換
器が実現できなくなる。
効率を向上させられることがわかる。ここで、通常動作
時も極端に発信周波数を下げてしまうと1次側ピーク電
流が増加し、トランスのサイズアップや、スイッチ素子
の容量アップという結果を招き、安価な直流−直流変換
器が実現できなくなる。
【0015】本実施例による直流−直流変換器の特性と
従来の直流−直流変換器の特性を(表1)に比較して示
している。
従来の直流−直流変換器の特性を(表1)に比較して示
している。
【0016】
【表1】
【0017】この(表1)から明らかなように、本実施
例による直流−直流変換器は、スイッチ素子の損失低減
という点で優れた効果が得られる。
例による直流−直流変換器は、スイッチ素子の損失低減
という点で優れた効果が得られる。
【0018】以上のように本実施例によれば、パルス発
信器に発信周波数調整回路を設けることによって、制御
信号で時定数を変化させ発信周波数を下げることがで
き、その結果、機器の使用モードのほとんどの時間を占
める動作待機時の消費電力を低減させることができ、省
エネルギー機器を実現できる。
信器に発信周波数調整回路を設けることによって、制御
信号で時定数を変化させ発信周波数を下げることがで
き、その結果、機器の使用モードのほとんどの時間を占
める動作待機時の消費電力を低減させることができ、省
エネルギー機器を実現できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、制御信号によっ
てパルス発信器の発信周波数を変化させることの可能な
発信周波数調整回路を設け、動作待機時のスイッチ素子
の損失を低減させることにより、低消費電力を実現する
ことができた直流−直流変換器である。
てパルス発信器の発信周波数を変化させることの可能な
発信周波数調整回路を設け、動作待機時のスイッチ素子
の損失を低減させることにより、低消費電力を実現する
ことができた直流−直流変換器である。
【図1】本発明の一実施例における直流−直流変換器の
回路図
回路図
【図2】従来の直流−直流変換器の回路図
1 スイッチ素子 2 パルス発信器 3 整流平滑回路 4 整流平滑回路 5 トランス 6 スイッチ回路 11 発信周波数調整回路 12a フォトカプラ 12b フォトカプラ
Claims (1)
- 【請求項1】 1次巻線とその1次巻線に電磁結合され
た1次補助巻線及び出力電圧を得るための2次巻線を有
するトランスと、前記トランスの2次巻線に接続された
整流平滑回路と、前記整流平滑回路より得られる2次側
出力を制御信号によってオン・オフできるスイッチ回路
と、前記トランスの1次補助巻線に接続された整流平滑
回路と、前記トランスの1次巻線に流れる電流をオン・
オフすると共に、制御端子電圧がスレッシュホルド電圧
に達したときにオン状態になるスイッチ素子と、前記ス
イッチ素子をオン・オフさせるために発信周波数が抵抗
及びコンデンサから成る時定数回路によって決定される
パルス信号を供給するパルス発信器と、前記パルス発信
器の時定数を制御信号により変化させ発信周波数を調整
出来るようにする発信周波数調整回路とを備えたことを
特徴とする直流−直流変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP241794A JPH07213055A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 直流−直流変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP241794A JPH07213055A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 直流−直流変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07213055A true JPH07213055A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11528681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP241794A Pending JPH07213055A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 直流−直流変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07213055A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1012284A4 (fr) * | 1998-05-13 | 2000-08-01 | Funai Electric Co | Source d'alimentation a decoupage. |
JP2002300777A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Sanken Electric Co Ltd | スイッチング電源装置 |
KR20040008069A (ko) * | 2002-07-15 | 2004-01-28 | 삼성전자주식회사 | 대기소비전력 저감용 전원공급장치 |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP241794A patent/JPH07213055A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1012284A4 (fr) * | 1998-05-13 | 2000-08-01 | Funai Electric Co | Source d'alimentation a decoupage. |
JP2002300777A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Sanken Electric Co Ltd | スイッチング電源装置 |
JP4662005B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2011-03-30 | サンケン電気株式会社 | スイッチング電源装置 |
KR20040008069A (ko) * | 2002-07-15 | 2004-01-28 | 삼성전자주식회사 | 대기소비전력 저감용 전원공급장치 |
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