JPH0721283A - 経費決裁管理装置 - Google Patents

経費決裁管理装置

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JPH0721283A
JPH0721283A JP14338993A JP14338993A JPH0721283A JP H0721283 A JPH0721283 A JP H0721283A JP 14338993 A JP14338993 A JP 14338993A JP 14338993 A JP14338993 A JP 14338993A JP H0721283 A JPH0721283 A JP H0721283A
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JP
Japan
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individual
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decision
requirement
procedure
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Withdrawn
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JP14338993A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sakurai
剛 桜井
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ARUMETSUKUSU KK
Almex Inc
Original Assignee
ARUMETSUKUSU KK
Almex Inc
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】経費管理を個別的に正確かつ迅速に行う。 【構成】個別決裁要件記憶手段(11,12)と、個別
決裁手続要件入力手段14と、入力された個別決裁手続
要件と記憶されている個別決裁要件とを比較して入力個
別決裁手続要件が記憶個別決裁要件に抵触しないと判別
された場合に決裁を許可する決裁許可判別手段(11,
12)と、決裁許可されたことを条件に入出金する入出
金ユニット(20A,20B)と、個別決裁要件記憶手
段(11,12)に記憶されている内容を更新する個別
決裁要件更新制御手段(11,12)とを設け、社員等
の各種出入金、仮払い出金やその精算入金等々の出納業
務を含む一切を個別的に行える構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、社員等ごとの経費決裁
を管理する経費決裁管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】企業,各種団体等における個別(社員
別,部署別等)の経費決裁管理は正確に行われなければ
ならない。しかも、小口現金の出納業務が伴うのでより
慎重に行われている。
【0003】しかるに、従来は商品等に関する売上管
理,在庫管理等々は集中管理方式によりデータ処理して
いるが、個別経費決裁管理については上記小口現金出納
業務を伴うこと,個別的に決裁要件が異なること等の理
由から、旧態依然として伝票処理によっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、経理担当
者はもとより、現金を必要とする社員やその決裁確認を
する管理責任者等の全てに多々な労力,時間を費やさせ
ている。しかも、この伝票管理によると、例えば出張仮
払いに際して即刻的に現金を入手できない。一方におい
て、その仮払い精算が行われたか否かの管理も煩わし
い。
【0005】本発明の目的は、出納業務を含む個別経費
の決裁管理を迅速かつ正確に行える経費決裁管理装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る経費決裁管
理装置は、社員等の個別コードと各個別コードごとの個
別決裁要件とを対応させて記憶する個別決裁要件記憶手
段と、自己の個別コードと個別決裁手続要件とを入力す
る個別決裁手続要件入力手段と、入力された個別決裁手
続要件と記憶されている個別決裁要件とを比較して入力
個別決裁手続要件が記憶個別決裁要件に抵触しないと判
別した場合にその決裁を許可する決裁許可判別手段と、
決裁許可されたことを条件に当該入力個別決裁手続要件
に係る金額を入出金する入出金ユニットと、個別決裁要
件記憶手段に記憶されている当該社員等の個別決裁要件
のうちの金額事項について入出金された金額だけ記憶更
新する個別決裁要件更新制御手段と、を備えてなる。
【0007】
【作用】上記構成による本発明の場合、個別決裁手続要
件入力手段を用いて仮払い,精算等々に係る個別の決裁
手続要件を入力する。例えば、社員コード,出金金額等
を入力する。すると、決裁許可判別手段が、個別決裁要
件記憶手段に記憶されかつ読出された当該個人の個別決
裁要件と入力された個別決裁手続要件とを比較しつつ入
力個別決裁手続要件が記憶個別決裁要件に抵触するか否
かを判別しかつ抵触しない場合にその決裁を許可する。
ここに、入出金ユニットは、その決裁許可がされたこと
を条件に当該入力個別決裁手続要件に係る金額の入出金
を行う。これと前後して、個別決裁要件更新制御手段
は、この入出金に係る金額だけ個別決裁要件記憶手段に
記憶されている当該社員等の個別決裁要件のうちの金額
事項について記憶更新する。
【0008】したがって、個別決裁要件記憶手段に、各
個別コードに対応させて各個別決裁要件(例えば、出金
最高金額,決裁承認の有無等)を予め設定記憶させてお
けば、社員等の精算に係る各種出入金,仮払いの出金や
仮払い精算等の入金等を迅速かつ正確に個別的に行えか
つ的確な経費決裁の管理が行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本経費決裁管理装置は、図1に示す如く、個別決
裁要件記憶手段(4)と個別決裁手続要件入力手段(1
4)と決裁許可判別手段(11,12)と入出金ユニッ
ト(20A,20B)と個別決裁要件更新制御手段(1
1,12)とを設け、各個別ごとの出納業務を含む経費
決裁管理を個別にかつ伝票レスで迅速かつ正確に行える
ように構成されている。
【0010】図1において、全体的に、ホストコンピュ
ータ1と設定記憶データ処理装置30A,30Bと入力
データ処理装置10A〜10Nと入出金ユニット20
A,20Bとは、LAN100で相互にデータ伝送可能
に接続されている。
【0011】まず、ホストコンピュータ1は、CPU
2,ROM3,RAM4,インターフェース(I/F)
5等を含み、データサーバを形成する。ここに、個別決
裁要件記憶手段は、この実施例の場合、上記RAM4を
もって形成され,個別決裁要件を記憶する。
【0012】個別決裁要件とは、社員,部署等の個別コ
ードと各個別コードごとの個別決裁要件とを対応させた
ものである。この決裁要件としては、主に入出金に係る
金額である。例えば、あなたの出金可能な最大金額,現
在における出金可能な金額,承認(決裁承認)がある場
合に出金できる金額,承認なしで出金できる金額等であ
る。また、決裁承認を行う権限を持つ管理責任者等も含
まれる。
【0013】この個別決裁要件は、これを予め書込んだ
例えばEEP ROM等を装着するようにしてもよい
が、この実施例では人事異動や組織変更に対しても簡単
に追従できるように、設定記憶データ処理装置30A,
30Bで設定記憶するものと形成されている。
【0014】この設定記憶データ処理装置30A,30
Bは、図1に示すように、CPU31とROM32とR
AM33とキーボード(KBD)34と表示器(IN
D)36,プリンタ(PRT)37とインターフェース
(I/F)38等を含み形成され、経費管理部署に配設
されている。2台(30A,30B)とされているが、
設置台数は適宜に決定すればよい。
【0015】そして、キー操作により個別決裁要件の設
定記憶指令を行うと、決裁要件設定ガイダンスが表示器
36に表示される(図4のST30)。この決裁要件設
定ガイダンスは、伝票方式とされそのフォーマット,各
事項等はROM32に格納されている。
【0016】引続き、キー操作により個別コード(例え
ば、社員コード)を設定入力する(ST31のYES)
と、CPU31が設定入力社員コードをRAM33のワ
ークエリアに一時記憶する(ST32)。次に、当該社
員の個(社員)別決裁要件を設定入力する(ST33の
YES)。この設定入力社員別決裁要件もRAM33の
ワークエリアに先に設定入力された社員コードと対応さ
れて記憶される(ST34)。全ての決裁要件を設定入
力する(ST35)。また、全ての社員について各個別
決裁要件を設定入力した際に終了指令する(ST36の
YES)。
【0017】すると、CPU31がRAM33に一時記
憶されていた全ての個別決裁要件をインターフェース3
8,LAM100,インターフェース5を通してホスト
コンピュータ1に伝送する(ST37)。したがって、
データサーバ(1)のCPU2はROM3に格納された
プログラムに基づき個別決裁要件記憶手段を形成するR
AM4に設定記憶する(ST38)。
【0018】なお、個別決裁要件の設定入力は、キー操
作によらず、例えばマウス等によって設定入力するよう
に形成してもよい。また、個別決裁要件記憶手段は、当
該RAM33から形成してもよい。但し、共通1台のデ
ータサーバ(RAM4)としておけば、設定記憶データ
処理装置(30)の設置台数に拘わらず共用できる。
【0019】また、各設定記憶データ処理装置30A
(30B)には、リストアップ機能が設けられている。
すなわち、キーボード34上のキー操作によってリスト
アップ要求指令を行うと、CPU31が表示器36にリ
ストアップ要求ガイダンス表示する(図5のST4
0)。責任者等は、これを見て要求種別を選択入力する
(ST41のYES)。
【0020】すると、CPU31は、ホストコンピュー
タ1(4)から伝送されて来た(読出した)社員(個)
別決裁要件をサーチ(ST42)して、当該種別に係る
データをリストアップ(ST43)する。そして、表示
器36に表示出力しかつプリンタ37で印字出力する
(ST44)。したがって、例えば部署ごとの経費,仮
払い未精算の社員一覧とその残高等々を簡単に管理でき
る。
【0021】次に、図1に示す入力データ処理装置10
A〜10Nは、CPU11,ROM12,RAM13,
キーボード(KBD)14,カードリーダライタ(CD
R・W)15,表示器16,プリンタ(PRT)17,
インターフェース(I/F)18等を含み、この実施例
の場合、個別決裁手続要件入力手段(14)と決裁許可
判別手段(11,12)と個別決裁要件更新制御手段
(11,12)とを形成する。したがって、各フロア
ー,各部署等にそれぞれ分散配設されている。ノート型
パソコンから形成されている。
【0022】さて、個別決裁手続要件入力手段は、現金
の入出金に係る決裁手続をしようとする社員等が、自己
の個別(社員)コードとその個別決裁手続要件(例え
ば、名目や出金希望額)とを入力する手段で、キーボー
ド14から形成されている。
【0023】すなわち、キー操作によって決裁手続要求
を指令すると、CPU11によってROM12に格納さ
れていた図2のプログラムが起動される。まず、決裁手
続入力ガイダンスが伝票方式により表示器16に表示さ
れる(図2のST10)。当該社員は、自分の社員コー
ドをキーボード14上のキー操作により入力する(ST
11のYES)。すると、CPU11はデータサーバ
(1)とのデータ通信を行いつつ個(社員)別決裁要件
記憶手段(RAM4)に当該社員コードが有効記憶され
ているか否かを判別する(ST12)。有効記憶されて
いる場合(ST120のYES)には、引続き表示器1
6に決裁手続要件入力ガイダンスを表示する(ST1
3)。
【0024】これを参照しつつ社員別決裁手続要件〔名
目,出金(入金)希望額等〕を入力する(ST14のY
ES)と、CPU11はこれをRAM13のワークエリ
アに一時記憶する。決裁承認が必要な場合には、管理責
任者がパスワードを入力しつつ決裁承認の入力を行う協
力を得て行う。
【0025】ここに、決裁許可判別手段は、個別決裁手
続要件入力手段(14)を用いて入力された個別決裁手
続要件と個別決裁要件記憶手段(4)に記憶されている
個別決裁要件とを比較して入力個別決裁手続要件が記憶
個別決裁要件に抵触しないと判別した場合にその決裁を
許可する手段で、CPU11とROM12とから形成さ
れ図2のST16,17で実行される。
【0026】この決裁が許可(ST17のYES)され
たことを条件に働く入出金ユニット20A(20B)
は、図1に示す如く、CPU21,ROM22,RAM
23,インターフェース(I/F)27等を含む制御部
と、入金機構28I,金銭収容部28,出金機構28O
を含む入出金装置と、表示器26,カードリーダーライ
タ24,プリンタ25等、を含み形成されている。
【0027】決裁許可判別手段(11,12)によって
決裁許可がされたとき(ST17のYES)に、LAN
100を通じて入出金ユニット20A(20B)に許可
決裁処理実行信号を送信して自動(入)出金するように
形成してもよいが、この実施例では、許可決裁処理実行
信号をカードリーダライタ15に出力しかつこれに挿入
されている磁気カードに書込みする(ST18)ものと
形成してある。入力データ処理装置10A〜10Nつま
り個別決裁手続要件入力手段(14)と、入出金ユニッ
ト20A,20Bとが離隔配設されているからである。
また、2台の入出金ユニット20A,20Bの稼動率を
高めるためである。
【0028】したがって、磁気カードを受取った社員
は、入出金ユニット20A(または20B)へ出向きそ
のカードリーダーライタ24に差込む。すると、CPU
21が許可決裁処理実行信号を受信(図3のST20の
YES)したと認め、出金機構28O(または入金機構
28I)を駆動制御して許可決裁処理を実行する(ST
21)。つまり、当該金額を出金(入金)処理する(S
T21)。
【0029】その後に、CPU21はインターフェース
27,LAN100を介して当該入力データ処理装置
(例えば10A)へ実行済出力を行う(ST22)。す
ると、個別決裁要件更新制御手段(CPU11,ROM
12)が働き、個別決裁要件記憶手段(4)のデータを
記憶更新する(ST19)。つまり、個別決裁要件記憶
手段(4)に記憶されている当該社員の個別決裁要件の
うちの主に金額事項について入出金された金額だけ記憶
更新するわけである。例えば、仮払い金額を記憶させた
り、当該名目の経費累積等を更新させるためである。
【0030】次に、この実施例の作用を説明する。ま
ず、経理責任者Xは、部署内に配設された設定記憶デー
タ処理装置(例えば30A)において、キーボード34
上のキー操作によって個別決裁要件の設定記憶指令を行
う。すると、CPU31は決裁要件設定ガイダンスを表
示器36に表示する(図4のST30)。伝票方式によ
り表示される。
【0031】かくして、経理責任者Xは、そのガイダン
スを参照して各社員,各部署ごとの個別コードをキー操
作によって設定入力する(ST31のYES)。設定入
力された個別(社員)コードは、RAM33のワークエ
リアに一時記憶される(ST32)。
【0032】引続き、経理責任者Xは、各社員等の個別
決裁要件を設定入力する(ST33のYES)。社員A
について言えば、例えば承認なしで出金できる金額は3
0,000円、上司の管理責任者Bの承認を得た場合に
出金可能な金額は70,000円、出金可能な最大金額
は100,000円、現在における出金可能な金額は先
の仮払いの精算が行われていないので20,000円の
如くである。この実施例では、さらに出金可能残高とい
う概念を導入して社員Aの現在における出金可納金額を
その都度に増減更新するものとされている。
【0033】このようにして設定入力された個(社員)
別決裁要件は、先の社員(A)コードと対応されてRA
M33のワークエリアに記憶される(ST34,3
5)。以後、他の社員や部署の全てについて同様に設定
入力して終了する(ST36)。
【0034】すると、CPU31は、RAM33に一時
記憶されている全ての個別決裁要件をインターフェース
38,LAN100を通して、データサーバたるホスト
コンピュータ1に伝送する(ST37)。データサーバ
(1)側ではCPU2,ROM3の協働によりRAM
(個別決裁要件記憶手段)4に設定記憶する。他の入力
データ処理装置30Bから伝送されて来た個別決裁要件
も設定記憶される。
【0035】さて、例えば社員Aが出張のための仮払い
出金を望む場合、社員Aは最寄の入力データ処理装置
(例えば10A)に行き、カードリーダライタ15に自
己保有の磁気カードを挿入し、かつキーボード14上の
キー操作によって個別決裁手続要求指令を行う。図2の
プログラムが起動される。
【0036】まず、決裁手続入力ガイダンスが表示器1
6に表示される(ST10)。これを参照して、社員A
はキー操作により社員(A)コードを入力する(ST1
1)。挿入された磁気カードからの自動読取方式の場合
はキー操作は不要である。
【0037】すると、CPU11は、ホストコンピュー
タ1に問合せしつつ個(社員)別決裁要件記憶手段(R
AM4)に当該社員Aが設定記憶されているか否かをサ
ーチする。有効と判別される(図2のST12のYE
S)と、CPU11は表示器16に決裁手続要件入力ガ
イダンスを表示する(ST13)。社員Aはこのガイダ
ンスに従って決裁手続要件を入力する(ST14のYE
S)。
【0038】例えば名目(出張仮払い),金額(25,
000円)等を含む入力決裁手続要件は、RAM13の
ワークエリアに一時記憶される(ST15)。すると、
決裁許可判別手段(11,12)が働く。まず、LAN
100を介して個別決裁要件記憶手段(4)から当該社
員Aの個別決裁要件を読取り(ST16)、両要件を比
較しつつ判別する(ST17)。
【0039】社員Aについての承認なしで出金できる金
額は、上記30,000円であるから、決裁許可判別手
段(11,12)はその決裁(25,000円)を許可
(ST17のYES)して、許可決裁処理実行信号を出
力する(ST18)。つまり、磁気カードに許可された
決裁内容を書込む。その内容は、プリンタ17からも印
字出力される。
【0040】かくして、社員Aはカードリーダライタ1
5から引抜いた磁気カードを持参して最寄の入出金ユニ
ット(例えば20A)に行き、そのカードリーダライタ
24に挿入する。すると、入出金ユニット20Aは、許
可決裁処理実行信号を受信(図3のST20のYES)
したと判断し、許可決裁処理を実行する(ST21)。
【0041】つまり、CPU21は、ROM22に格納
されプログラムに従い磁気カードから書込内容を読取っ
てRAM23に一時記憶するとともに、入金機構28I
に信号を送る。すると、入金機構28Iは、金銭収容部
28内から25,000円相当通貨を出金する(ST2
1)。この内容は、表示器26に表示出力されかつプリ
ンタ25がレシートをもって印字出力する。社員Aは、
内容把握できる。
【0042】この出金が終了すると、CPU21はイン
ターフェース27,LAN100を通して当該入力デー
タ処理装置10Aへ実行済出力をする(ST22)。当
該入力データ処理装置10A内の個別決裁要件更新制御
手段(11,12)は、この実行済出力(ST22)を
受信したことを条件に、個(社員)別決裁要件の記憶更
新を行う(図2のST19)。仮払いの旨、その出金金
額,日付等も更新記憶される。
【0043】すなわち、個別決裁要件記憶手段(RAM
4)に記憶されている個別決裁要件、この場合は出金可
能残高(30,000円)を社員Aの当初の承認なしで
出金可能な金額(30,000円)から出金金額(2
5,000円)を差引いた5,000円(30,000
円→5,000円)に記憶更新する。但し、承認を得た
場合の出金可能残高は上記70,000円のままであ
る。
【0044】月末に経理責任者Xは、設定記憶データ処
理装置(例えば30A)において、キー操作によってリ
ストアップ要求指令する。CPU31は、表示器36に
リストアップ要求ガイダンス表示をする(図5のST4
0)。そこで、要求種別(仮払い未精算者)を選択入力
する(ST41のYES)と、リストアップ制御手段
(CPU31,ROM32)は、個別決裁要件記憶手段
(RAM4)をサーチして、未精算者をリストアップ
(ST43)しかつ表示器36に表示出力するととも
に、必要によってプリンタ37から一覧表として印字出
力する(ST44)。
【0045】この催促を受けた社員Aは、先の出張仮払
い精算を行う。決裁手続入力方法は、先の出金の場合と
同様である(図2)。但し、入出金ユニト20Aにおい
ては、出金機構28Oに超過分を入金する必要がある。
不足の場合は、その差額の出金を受ける(図3)。かか
る場合も、個別決裁要件記憶手段(4)の内容は、記憶
更新される(図2のST14)。
【0046】しかして、この実施例によれば、個別決裁
要件記憶手段(4)と個別決裁手続要件入力手段(1
4)と決裁許可判別手段(11,12)と入出金ユニッ
ト(20A,20B)と個別決裁要件更新制御手段(1
1,12)とを設け、社員等の各種出入金、仮払い出金
やその精算入金等々の出納業務を含む一切を個別的に行
える構成とされているので、個別経費の決裁管理を伝票
レスで迅速かつ正確に行える。
【0047】また、個別決裁要件記憶手段がデータサー
バを形成するホストコンピュータ1のRAM4をもって
形成されているので、各個別決裁手続要件入力手段や各
決裁許可判別手段に共通して利用できる。したがって、
全体としての記憶容量を小さくコスト低減でき、個別決
裁要件を画一的に正確に管理できる。
【0048】また、個別決裁手続要件入力手段(14)
が複数台(10A〜10N)だけ各所に分散設置されて
いるので、手続を簡素かつ迅速に行えるとともに管理責
任者の協力を得て行う決裁承認手続も容易である。
【0049】また、決裁許可判別手段(11,12)が
決裁許可した内容を磁気カードに書込みするものとさ
れ、かつこの磁気カードを入出金ユニト(20A,20
B)に持参することによって無人出納業務が行われるも
のと形成されているので、入出金ユニット(20)の設
置台数を最小限としても出納業務の停滞が起らない。
【0050】また、各手段がLAN100で相互通信可
能に接続されているので、リアルタイム処理ができかつ
各手段の設置台数の増減を簡単に行える。
【0051】また、決裁手続入力ガイダンス表示,決裁
手続要件入力ガイダンス表示機能が設けられているの
で、取扱が極めて簡単である。
【0052】また、設定記憶データ処理装置(30A,
30B)によって、個別決裁要件を都度に設定記憶・変
更等を行えるように形成されているので、適用性が広
い。
【0053】また、リストアップ機能が設けられている
ので、経費管理の実態をリアルタイムで把握できる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、社員等の個別コードと
各個別コードごとの個別決裁要件とを対応させて記憶す
る個別決裁要件記憶手段と、自己の個別コードと個別決
裁手続要件とを入力する個別決裁手続要件入力手段と、
入力された個別決裁手続要件と記憶されている個別決裁
要件とを比較して入力個別決裁手続要件が記憶個別決裁
要件に抵触しないと判別された場合に決裁を許可する決
裁許可判別手段と、決裁許可されたことを条件に当該入
力個別決裁手続要件に係る金額を入出金する入出金ユニ
ットと、個別決裁要件記憶手段に記憶されている当該社
員等の個別決裁要件のうちの金額事項について入出金さ
れた金額だけ更新する個別決裁要件更新制御手段を設
け、社員等の各種出入金、仮払い出金やその精算入金等
々の出納業務を含む一切を個別的に行える構成とされて
いるので、個別経費の決裁管理を伝票レスで迅速かつ正
確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、データ入力・決裁許可・記憶更新動作
を説明するためのフローチャートである。
【図3】同じく、許可決裁処理実行動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】同じく、設定記憶動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】同じく、リストアップ動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ(データサーバ) 2 CPU 3 ROM 4 RAM(個別決裁要件記憶手段) 10A〜10N 入力データ処理装置 11 CPU(決裁許可判別手段,個別決裁要件更新制
御手段) 12 ROM(決裁許可判別手段,個別決裁要件更新制
御手段) 13 RAM 14 キーボード(個別決裁手続要件入力手段) 15 カードリーダーライタ 16 表示器 17 プリンタ 20A,20D 入出金ユニット 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 カードリーダライタ 25 プリンタ 26 表示器 28 金銭収容部 28I 入金機構 28O 出金機構 30A,30B 設定記憶データ処理装置 31 CPU 32 ROM 33 RAM 34 キーボード 36 表示器 37 プリンタ 100 LAN

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 社員等の個別コードと各個別コードごと
    の個別決裁要件とを対応させて記憶する個別決裁要件記
    憶手段と、自己の個別コードと個別決裁手続要件とを入
    力する個別決裁手続要件入力手段と、入力された個別決
    裁手続要件と記憶されている個別決裁要件とを比較して
    入力個別決裁手続要件が記憶個別決裁要件に抵触しない
    と判別した場合にその決裁を許可する決裁許可判別手段
    と、決裁許可されたことを条件に当該入力個別決裁手続
    要件に係る金額を入出金する入出金ユニットと、個別決
    裁要件記憶手段に記憶されている当該社員等の個別決裁
    要件のうちの金額事項について入出金された金額だけ記
    憶更新する個別決裁要件更新制御手段と、を備えてなる
    経費決裁管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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