JPH0721270A - 年金処理システム - Google Patents

年金処理システム

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JPH0721270A
JPH0721270A JP14731893A JP14731893A JPH0721270A JP H0721270 A JPH0721270 A JP H0721270A JP 14731893 A JP14731893 A JP 14731893A JP 14731893 A JP14731893 A JP 14731893A JP H0721270 A JPH0721270 A JP H0721270A
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JP
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pension
user
insurance
facility
collection
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JP14731893A
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Yoshio Matsushima
美穂 松島
Daizaburo Yamanaka
大三郎 山中
Miyuki Maeda
みゆき 前田
Hiroyuki Mari
裕之 眞利
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、利用者に対して今までばらば
らの場所でしか提供出来なかった年金に関するサービス
を一箇所で行えるようにし、個人の保険料徴収の履歴を
用いて、利用者個人の特性に合ったサービスを提供し、
柔軟な徴収、給付を実現し、人的資源に頼らずにより決
め細やかなサービスを利用者に提供することにある。 【構成】多機能端末11がネットワーク18を介してホ
ストコンピュータ12に接続し、年金被保険者ファイル
13等各種ファイルの検索結果、シュミレーション結果
を元に利用者の入出金処理をし、利用者への情報を提供
する年金処理方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、年金の保険料を徴収ま
たは年金を給付するシステムに関し、特に多機能端末を
利用して、徴収、および給付をする年金処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】この年金処理システムに関係するものと
して、年金額の試算を行うカルキュレータに関する昭5
3−28352号、年金給付の管理に関する平1−27
6270号、各広報に開示された方式が上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、公的年金のサー
ビスとしては、年金に関する基幹業務(年金保険料の徴
収と年金の給付)の他に、年金に関する相談や、年金資
金を利用した施設事業等が行われているが、これらのサ
ービスを一括して行える多機能端末はない。従って、利
用者が将来受け取れる年金額を知りたい場合や、年金に
関する相談をするためには、しかるべき公的機関に改め
て赴かねばならないし、施設を利用したい場合には、何
らかの方法により自分で情報を探し出す必要がある。サ
ービスを提供する側としても、例えば、相談に対応する
ために相談員を置く等、基幹業務以外のサービスを提供
するためには、かなりの人的資源を割く必要がある。ま
た、公的年金においては、基幹業務の基礎データとし
て、個々人の過去の保険料徴収の履歴(額及び納入実
績)を保持しているが、現状ではこの膨大な量のデータ
が有効に活用されているとは言い難い。つまり、個人に
即したデータが存在し、これを利用した、きめ細やかな
サービスが可能であるにも関わらず、実際には年金受給
額の計算、年金受給資格の確認にしか使われていない。
更に、現行制度においては、定期的かつ定額に保険料の
徴収、年金の給付が行われており、利用者の都合にあわ
せて徴収時期、額を変化させるというような、柔軟な対
応が実現出来ていない。
【0004】本発明の目的は、利用者に対して今までば
らばらの場所でしか提供出来なかったサービスを一箇所
で行えるようにすることにある。
【0005】本発明の他の目的は、個人の保険料徴収の
履歴を用いて、利用者個人の特性に合ったサービスを提
供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、柔軟な徴収、
給付を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、公的年金に
おける年金保険料の徴収・年金給付に関する業務、及び
それに付随する年金相談や、施設事業において、入出金
が行え且つディスプレイ・入出力装置を備える多機能端
末と、ネットワークを介して多機能端末と接続されるホ
ストコンピュータと、年金番号別に氏名・生年月日・保
険料の徴収/年金給付の履歴を格納するデータベース
と、年金額試算用の係数や施設の情報等を格納する一般
データベースを備える年金処理システムにおいて、多機
能端末が、少なくとも利用者を識別する識別情報を入力
する入力手段と、その識別情報をもとに、ホストコンピ
ュータ等に接続する個人データベースや一般データベー
スを検索する検索手段と、多機能端末もしくはホストコ
ンピュータが個人データベースから検索した個人の生年
月日もしくは保険料徴収実績や一般データベースから検
索した施設等の情報をもとに、年金額試算や利用者の年
齢にあわせた施設の並べ替え等の処理を施すデータ加工
手段と、その処理の結果を利用者に提供する出力手段を
有することにより、解決される。
【0008】
【作用】多機能端末が、利用者からの情報を得る入力手
段により入出金に関する情報を得ると、年金番号をキー
としてファイルを検索する検索手段を用い、年金番号や
氏名・生年月日・保険料の徴収の履歴を格納するデータ
ベースより、利用者の当該年度における入出金状況を検
索し、検索された情報をもとにデータ加工手段により保
険料未納額、来年度への繰越し金額、年金残高等を計算
し、計算の結果を出力手段により利用者に提供する。ま
た、利用者の選択により、例えば年金額の試算などの付
加サービスを提供する。すなわち年金番号をキーとして
検索手段により、年金保険料徴収の履歴を格納するデー
タベースを検索し、保険料徴収期間、残り徴収期間、過
去保険料をえる。さらに検索結果である保険料徴収期
間、残り徴収期間をキーとして今後の保険料の伸びを予
測するためのデータベースを検索手段を用いて検索、将
来保険料の予測係数を得る。この予測係数と過去保険料
をもとにデータ加工手段を用いて利用者の今後の保険料
を予測、将来年金額を試算し、その試算結果を出力手段
を用いて利用者に提供する。これにより利用者は、年金
に関する入出金時に多機能端末を通して、利用者の都合
に合った保険料の徴収、年金の受給が出来、かつ様々な
個人の特性にあったサービスを同時に受けられる。ま
た、サービスを提供する側としては、よりきめ細やかな
サービスを人的資源を用いることなく提供出来る。
【0009】
【実施例】本実施例においては、多機能端末による年金
保険料の徴収、及び年金の支払時において、年金に特有
のファイルを使用して付加サービスを提供するシステム
の構成及び機能フローの例をサービスを提供する側の視
点に立って説明する。
【0010】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の年金処理システムのシ
ステム構成の一実施例を示す図である。図1において、
11は年金保険料の徴収、年金の支払等の入出金時に付
加サービスを提供する多機能端末、12はシステム全体
を制御するホストコンピュータ、13は年金保険料を徴
収する年金被保険者のデータを格納するファイル、14
は年金を支払う年金受給者のデータを格納するファイ
ル、15は年金額を試算するためのデータを格納する年
金試算用ファイル、16は施設に関する情報を格納する
施設ファイル、17は施設の表示順位の情報を格納する
施設順位ファイル、18は11及び12を結ぶネットワ
ーク、19は施設種別に付けられた番号と施設種別名を
対応づけるための施設種別ファイルを示している。なお
13から17までのファイルはホストコンピュータ12
に、19のファイルは多機能端末11に接続されてい
る。
【0011】図2は、多機能端末11のハードウェア構
成の一実施例を示す図である。21は多機能端末の全動
作を制御するCPU、22は入力指示や処理の結果を表
示するディスプレイ、23はネットワークと多機能端末
を接続する通信制御装置、24は磁気カードを読み取る
ためのカード読み取り装置、25は年金手帳等紙面情報
を読み取るための証書読み取り装置、26は各種データ
を入力するための入力装置、27は徴収、及び支払時に
必要な明細書を出力するプリンタ、28は入出金装置、
29はファイルから読み込んだ数字や一時的な計算結果
を格納するためのメモリーを示している。24のカード
読み取り装置では磁気カードを読み取ることを例として
いるが、光カード等磁気カード以外の媒体を読み取る場
合など、磁気媒体に関しては本実施例の範囲を出ても構
わない。
【0012】図3は年金被保険者ファイル13のデータ
構成の一実施例を示す図である。構成項目は6項目で、
31は各年金被保険者に固有の年金番号、32は氏名、
33は生年月日、34はある年度内に徴収すべき保険料
の総額、35、36は保険料の徴収年月日と、徴収され
た保険料の額を格納している。
【0013】図4は年金受給者ファイル14のデータ構
成の一実施例を示す図である。構成項目は6項目で、4
1は各年金受給者に固有の年金番号、42は氏名、43
は生年月日、44はある年度内に支払われるべき年金の
総額、45、46は年金の支払年月日と、支払われた年
金額を格納している。
【0014】図5は年金試算用ファイル15のデータ構
成の一実施例を示す図である。構成項目は5項目で、5
1は年金保険料を徴収した通算期間を表す保険料徴収期
間、52は満期になるまでの残り徴収期間、53、5
4、55は年金試算時に必要な、諸データより推定され
た保険料伸び率を示す係数(中位モデル、考えうる範囲
内での高位モデル、低位モデル)を格納している。
【0015】図6は施設ファイル16のデータ構成の一
実施例を示す図である。60は施設の種類を区分してい
る種別、61はその施設が主に対象としている年代を示
す対象年代、62はその施設が立地している地域、63
は施設名、64は施設の電話番号、65は施設の住所、
66は施設の使用料、67は施設のサービス時間、68
は施設に関する特記事項、69は施設の画像データを格
納している。
【0016】図7は施設順位ファイル17のデータ構成
の一実施例を示す図である。71は施設を利用する人の
年代、72は年代に対応させて施設の表示順番を定義す
るための種別、順番を格納している。
【0017】図14は施設種別ファイル19のデータ構
成の一実施例を示す図である。81は施設の種別に与え
られた番号、82は種別番号に対応する具体的な種別名
を格納している。
【0018】以下、上述のシステム構成における本実施
例の処理の流れを説明する。図8は本発明の実施例の全
体の処理の流れを示すフローチャートである。多機能端
末11の利用者が画面上に表示されている、「保険料の
納付(サービスする側から見て徴収、以降同じ)」、
「年金受取(サービスする側から見て支払、以降同
じ)」、「終了」の3つの選択肢(ステップ101)か
ら1つを選択する。選択肢は多機能端末11の入力装置
26から入力する。利用者によって「終了」が選択され
た場合(ステップ102)、処理は終了する。「保険料
の納付」「年金受取」が選択された場合には多機能端末
11のディスプレイ22から利用者の年金番号の入力を
促す。年金番号は、磁気カード、光カード、光磁気カー
ド、年金手帳、年金証書等をカード読み取り装置24あ
るいは証書読み取り装置25によって読みとるか、また
は入力装置26から直接入力される(ステップ10
3)。年金番号の入力後、パスワード等により年金番号
の利用者が本人であることを確認をする(ステップ10
4)。本人として確認されなかった場合には(ステップ
105)、処理は終了する。本人と確認すると(ステッ
プ106)「保険料の納付」かどうか判断する(ステッ
プ106)。「保険料の納付」であればステップ107
以下のフローに、「保険料の納付」でなければ「年金受
取」とみなしステップ113以下のフローに移行する。
「保険料納付」である場合、まず年金被保険者ファイル
を呼出し(ステップ107)、同ファイルを利用して基
本処理aにより保険料の徴収を行う(ステップ10
8)。続いて付加サービスを利用するか否かをディスプ
レイ22の画面から入力を促し(ステップ109)、付
加サービスを利用すると入力された場合(ステップ11
0でyesが選択された場合)には付加サービス処理a
(ステップ111)を行った後に、徴収年月日と徴収保
険料を年金被保険者ファイル13の徴収年月日欄35と
徴収保険料欄36に書き込んでファイルを更新する(ス
テップ112)。付加サービス処理を利用しない場合
(ステップ110でnoが選択された場合)には付加サ
ービス処理aは行わずに、年金被保険者ファイル13の
更新を行う。「保険料納付」でない場合、すなわち「年
金受取」であれば、まず年金受給者ファイルを呼出し
(ステップ113)、同ファイルを利用することにより
基本処理bを行い、年金を支払う(ステップ114)。
続いて付加サービスを利用するか否かをディスプレイ2
2の画面から入力を促し(ステップ115)、付加サー
ビスを利用すると入力された場合(ステップ116でy
esが選択された場合)には付加サービス処理b(ステ
ップ117)を行った後に、支払年月日と支払額を年金
受給者ファイル14の支払年月日欄45と支払額欄46
に書き込んでファイルを更新する(ステップ118)。
付加サービス処理bを利用しない場合(ステップ116
でnoが選択された場合)には付加サービス処理bは行
わずに、年金受給者ファイルの更新を行う。ステップ1
12またはステップ118の後に図14に示されるよう
な明細書を発行し(ステップ119)、全動作を終了す
る。次に、図9の説明を行う。図9は図8における基本
処理a(ステップ108)の処理の流れを示す図であ
る。基本処理aでは保険料の徴収を行う。まず、多機能
端末11の入出金装置28を用いて利用者が入金処理
(ステップ201)を行う。この時多機能端末11のメ
モリー29のA領域に徴収した保険料の額(以降A)が
格納される(入金処理の詳細については図10にて後で
説明)。続いてメモリー29のC領域に、年金被保険者
ファイル13の年額徴収保険料欄34から読み込んだ今
年度徴収する保険料(以降C)を格納する(ステップ2
02)。次に年金被保険者ファイル13の徴収保険料欄
36より徴収保険料を読み込んで、各データを合算する
ことにより当該年度の徴収済み保険料を算出(ステップ
203)、メモリー29のD領域に算出結果(以降D)
を格納する(ステップ204)。続いて本処理において
当該年度徴収する保険料を超える保険料が入金されてい
ないかを確認する。まずメモリー29のE領域に当該年
度未納額(以降E)を計算し格納する。当該年度未納額
はC−D−A((当該年度徴収する保険料)−(徴収済
み保険料)−(当該処理で徴収する保険料))で算出さ
れる(ステップ205)。格納後、Eの正負を判定(ス
テップ206)、負であれば当該年度徴収すべき保険料
以上が徴収されたと判断し、来年度への繰越し処理を行
う。すなわち、まず、Eの絶対値をとり(ステップ20
7)、利用者に対して当該年度徴収する保険料以上の保
険料が入金された旨を表示、越えた分を来年度に繰越す
か否かの選択をディスプレイ22から促す(ステップ2
08)。繰りこすと選択された場合には(ステップ20
9)年金被保険者ファイル13の徴収年月日欄35、徴
収保険料欄35に次年度の既存データと重複しない最初
の日付、当該年度未納額を書き込む(ステップ21
0)。記録後、明細書に当該年度の保険料が全納された
こと、来年度への繰越し金額を記入し、基本処理aを終
了する。繰りこさないと選択された場合には(ステップ
209)、E円を払戻す(ステップ213)。続いて明
細書に当該年度の保険料が全納されたことを記入し、基
本処理aを終了する。Eの正負の判定(ステップ20
6)において0または正であれば、明細書に当該年度の
保険料の未納額がE円であることを記入し(ステップ2
14)、基本処理aを終了する。
【0019】次に図10の説明を行う。図10は図9に
おける入金処理(ステップ201)の処理の流れを示す
図である。まず利用者に対して納付保険料の入金額の入
力をディスプレイ22から促す(ステップ301)。メ
モリー29のA領域に多機能端末11の入力装置26を
用いて入力された入金額(以降A)を格納する。次にデ
ィスプレイ22から入金の要求を行い(ステップ30
3)、入出金装置28を介して現金を受け取る(30
4)。受取額を確認し、メモリー29のB領域に受取額
(以降B)を格納する(ステップ305)。続いておつ
りを払いだす処理を行う。すなわちB−A((受取額)
−(入金額))が正であれば(ステップ306)、(B
−A)円の払出を行った後に入金処理を終了する(ステ
ップ307)。B−Aが0である場合には(ステップ3
08)入金処理はそのまま終了する。B−Aが負であれ
ば(ステップ309)入金の要求をディスプレイ22よ
り再び行い(ステップ310)、入出金装置28を介し
て現金を受け取る(ステップ311)。受取額を確認
し、メモリー29のF領域に受取額(以降F)を格納す
る(ステップ312)。受け取った現金Fは先に受け取
った額Bとあわせておつりを払いだす。メモリー29の
B領域にB+F(以降B)を格納しステップ306から
のフローに戻る。
【0020】次に、図11の説明を行う。図11は図8
における基本処理b(ステップ114)の処理の流れを
示すフローチャートである。基本処理bでは年金の支払
を行う。まず利用者に対して払出額入力の要求を出す
(ステップ401)。メモリー29のA領域に多機能端
末11の入力装置26を用いて入力された払出額(以降
A)を格納する(ステップ402)。年金受給者ファイ
ル14の年金額欄44より当該年度の年金額を呼出す
(ステップ403)。メモリー26のC領域に呼び出し
た当該年度の年金額(以降C)を格納する。続いて年金
受給者ファイル14の支払額欄46より当該年度におけ
る支払年金額を読み込んで、各データを合算することに
より、当該年度の総年金支払額を算出する(ステップ4
05)。メモリー26のD領域に算出した当該年度総年
金支払額(以降D)を格納する(ステップ406)。続
いて当該年度年金額を越える支払の要求がされていない
かを確認する。まずメモリー26のE領域にC−D−A
((当該年度の年金額)−(当該年度総支払額)−(払
出額))の計算結果(以降E)を格納する。Eは本処理
における支払後の当該年度の年金残高を示している。ス
テップ408においてEが正であれば、利用者から入力
された払出額A円を支払い(ステップ412)、明細書
に当該年度の年金残高はE円であることを記入し(ステ
ップ413)、基本処理bを終了する。ステップ408
においてEが負であれば、当該年度の年金残高以上を引
き出そうとしているので、多機能端末11のディスプレ
イ22にて年金残高が足りないこと、残高分のみを出金
することを表示し(ステップ409)、残高の計算を行
う。すなわちメモリー26のA領域にC−D((当該年
度の年金額)−(当該年度総支払額)、以降A)を格納
するとともに(ステップ410)、当該年度の年金残高
を示すメモリー26のE領域に0を格納する(41
1)。続いてA円を払出し(ステップ412)、明細書
に当該年度の年金残高はE円であることを記入し(ステ
ップ413)、基本処理bを終了する。
【0021】次に、図12の説明を行う。図12は図8
における付加サービス処理a(ステップ111)の処理
の流れを示すフローチャートである。付加サービス処理
aでは、保険料徴収時に利用者の将来の年金額を試算し
たり、利用者に施設情報を提供する。まず、利用者に多
機能端末11のディスプレイ22に表示された選択肢か
ら、希望するサービスが年金額試算か、施設案内のサー
ビスを受けるかを選択させる。年金額試算が選択された
場合にはメモリー26のM領域に1を、施設案内が選択
された場合にはメモリー26のM領域に2を、両者が選
択された場合にはメモリー26のM領域に1及び2を格
納する(ステップ501)(以降M領域に格納された数
字をMとする)。領域Mに1が格納されていればステッ
プ503以下の年金額試算の処理に、1が格納されてい
なければステップ515以下の施設案内の処理に移行す
る(ステップ502)。年金額試算の処理では、まず年
金被保険者ファイル13の徴収年月日欄34の履歴から
利用者の全保険料納付期間を算出し(ステップ50
3)。メモリー26のF領域に、算出結果(以降F)を
格納する(ステップ504)。次に年金被保険者ファイ
ル13の生年月日欄33および利用当日の日付より、将
来において年金受給権が発生するまでの、保険料を徴収
する期間を算出する(ステップ505)。算出された結
果をメモリー26のG領域に残り納付期間(以降G)と
して格納する(ステップ506)。F、Gをキーとして
年金試算用ファイル15より残り納付期間の保険料伸び
率のモデル欄(中位モデル欄53、高位モデル欄54、
低位モデル欄55)より保険料の伸びを予測するための
モデル値(中位、高位、低位)を検索する(ステップ5
07)。尚、年金試算用ファイルに格納されているモデ
ル値は、過去の被保険者の保険料納付実績からあらかじ
め算出され、格納されている。検索した各モデル値を当
年年間保険料に乗じて行くことで次年度以降、年金受給
権の発生する前年までの中位、高位、低位の保険料を予
測する(ステップ508)。現在まで納められた保険
料、及び予測された各保険料を基にして将来の中位、高
位、低位の年金額を試算し、メモりー26のH領域に、
それぞれの試算結果を格納する(ステップ509)。将
来保険料の推移及び試算結果をディスプレイ22に表示
する(ステップ510)。表示後、利用者が試算結果を
明細書に記入することを要求すれば(ステップ51
2)、試算結果を将来の推定年金受取額として明細書に
記入し(ステップ513)、ステップ514に移行す
る。利用者が記入することを要求しなければ明細書への
記入を行わずに、ステップ514に移行する。以上、年
金額試算の一例を示したが、年金額の試算には、モデル
値を使用する方法のほかに、年金被保険者ファイル13
に格納されている過去のデータから、利用者の履歴に近
いサンプルを抽出し、そのサンプル群の保険料の平均値
を利用者の将来の予測保険料とし、年金額を試算するな
どの方法も考えられ、これらも本発明に含まれる。年金
試算の処理が終了した後、メモリー29のM領域に2が
格納されているか判断する(ステップ514)。M領域
に2が格納されている場合はステップ515以降の施設
案内の処理に、2が格納されていない場合には付加サー
ビス処理aを終了する。ステップ502においてメモリ
ー29のM領域に1が格納されていなかった場合、また
はステップ514で領域Mに2が格納されていた場合は
ステップ515以降の施設案内の処理に移行する。ま
ず、メモリー29のF領域に、年金被保険者ファイル1
3の生年月日欄33より読み込んだ生年月日、および利
用当日年月日をもとに利用者の年齢を計算し、格納する
(以降F、ステップ515)。次にFをキーとし、施設
順位ファイル17の種別順番欄71より施設種別ごとの
表示順位を決定(ステップ517)、ディスプレイ22
に決定した順番に基づいて施設種別一覧を表示する(ス
テップ517)。尚、施設の種別名は多機能端末11に
接続する施設種別ファイル18の種別番号欄81、種別
名欄82より読み込む。この処理によって施設種別の一
覧は、若い世代の利用者には総合スポーツセンター、体
育館といったものから表示され、熟年層には、保養所、
ヘルスセンターといったものから表示されるという様
に、利用者年齢によって表示順位が変化する。利用者に
よって施設の種別が選択されると(ステップ518)続
いてディスプレイから利用地域の選択を促す(ステップ
519)。利用者によって選択された地域(ステップ5
20)、施設種別をキーとして、対象施設を検索する
(ステップ521)。ここで対象施設が複数検索された
場合には、対象年代欄61の対象年代をキーとして利用
者の年齢に近い順に並べ替え(ステップ522)、ディ
スプレイに表示する(ステップ523)。表示された施
設の情報のうち、利用者が出力を必要とする情報(例え
ば施設名と電話番号、住所等)については、利用者が選
択、入力し(ステップ526)、入力に基づいて(ステ
ップ527)明細書へその情報を記入する(ステップ5
28)。利用者が必要情報を選択しなかった場合には
(ステップ528)、施設情報を記入せずに付加サービ
ス処理aを終了する。
【0022】次に、図13の説明を行う。図13は図8
における付加サービス処理b(ステップ117)の処理
の流れを示すフローチャートである。付加サービス処理
bは、年金支払時に施設情報を利用者に提供する。ま
ず、メモリー29のF領域に、年金受給者ファイル13
の生年月日欄43より読み込んだ生年月日、および利用
当日年月日をもとに利用者の年齢を計算し(以降F)、
格納する(ステップ601)。次にFをキーとし、施設
順位ファイル17の種別順番欄71より施設種別ごとの
表示順位を決定(ステップ602)、ディスプレイ22
に決定した順番に基づいて施設種別一覧を表示する(ス
テップ603)。尚、施設の種別名は多機能端末11に
接続する施設種別ファイル18の種別番号欄81、種別
名欄82より読み込む。この処理によって施設種別の一
覧は、前記の如く利用者年齢によって表示順位が変化す
る。利用者によって施設の種別が選択されると(ステッ
プ604)続いてディスプレイから利用地域の選択を促
す(ステップ605)。利用者によって選択された地域
(ステップ606)、施設種別をキーとして、対象施設
を検索する(ステップ607)。ここで対象施設が複数
検索された場合には、対象年代欄61の対象年代をキー
として利用者の年齢に近い順に並べ替え(ステップ60
8)、ディスプレイに表示する(ステップ609)。表
示された施設のうち必要である情報、例えば施設名と電
話番号、住所等を利用者が選択、入力し(ステップ61
2)、入力に基づいて(ステップ613)明細書へその
情報を記入する(ステップ614)。利用者が必要情報
を選択しなかった場合には(ステップ613)施設情報
を記入せずに付加サービス処理bを終了する。
【0023】本実施例によれば、年金の保険料を徴収し
たり、年金の支払を行う際に、従来は入出金金額の情報
しか提供できなかったのに対し、年金額の試算や、施設
情報など、個人に対応したほかの情報も得られるところ
に利点がある。この付加情報は年金ファイルを用い、個
人の特性に基づいて提供する情報であれば良く、その対
象範囲は本実施例の範囲を出ても構わない。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明では、年金に特
有な個人の履歴情報を持つデータベースとホストコンピ
ュータを用いて、個人の特性にあったサービスを提供で
きるという顕著な効果を奏する。また利用者にとって
は、入出金を行う多機能端末を通して随時利用者の都合
の良い額の保険料を納められ、当該年度における未納の
保険料額が分かり、次年度へ繰りこす保険料を納めら
れ、将来受け取れる年金額を試算でき、随時利用者の要
求する年金額を引き出せ、今年度受け取れる年金残高が
分かり、利用者にあった施設情報を入手できる等の効果
があり(利用者の個人的な特性に合あったサービスが入
出金時に受けられる)、保険料を徴収したり年金を給付
したりする公的機関にとっては、利用者に対して、より
きめ細やかなサービスが人の労力を用いることなく提供
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の年金処理システムのシステム構成の一
実施例を示す図。
【図2】本発明の多機能端末装置のハードウェア構成の
一実施例を示す図。
【図3】年金被保険者ファイルのデータ構成の一実施例
を示す図。
【図4】年金受給者ファイルのデータ構成の一実施例を
示す図。
【図5】年金試算用ファイルのデータ構成の一実施例を
示す図。
【図6】施設ファイルのデータ構成の一実施例を示す
図。
【図7】施設順位ファイルのデータ構成の一実施例を示
す図。
【図8】本発明の実施例の全体の処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図9】基本処理aの処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図10】入金処理の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図11】基本処理bの処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図12】付加サービス処理aの処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図13】付加サービス処理bの処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図14】施設種別ファイルのデータ構成の一実施例を
示す図。
【符号の説明】
21 CPU 22 ディスプレイ 23 通信制御装置 24 カード読み取り装置 25 証書読み取り装置 26 入力装置 27 プリンタ 28 入出金装置 29 メモリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 眞利 裕之 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】年金における年金保険料の徴収・年金給付
    に関する業務、及びそれに付随する年金相談や、施設事
    業において、入出金が行え且つディスプレイ・入出力装
    置を備える多機能端末と、ネットワークを介して多機能
    端末と接続されるホストコンピュータと、年金番号別に
    氏名・生年月日・保険料の徴収/年金給付の履歴を格納
    する個人データベースと、年金額試算用の係数や施設の
    情報等を格納する一般データベースを備える年金処理シ
    ステムにおいて、多機能端末が、少なくとも利用者を識
    別する識別情報を入力する入力手段と、その識別情報を
    もとに、ホストコンピュータ等に接続する個人データベ
    ースや一般データベースを検索する検索手段と、多機能
    端末もしくはホストコンピュータが個人データベースか
    ら検索した個人の生年月日もしく保険料徴収実績や一般
    データベースから検索した施設等の情報をもとに、年金
    額試算や利用者の年齢にあわせた施設の並べ替え等の処
    理を施すデータ加工手段と、その処理の結果を利用者に
    提供する出力手段とを有することを特徴とする年金処理
    システム。
  2. 【請求項2】年金における年金保険料の徴収・年金給付
    に関する業務、及びそれに付随する年金相談や、施設事
    業において、入出金が行え且つディスプレイ・入出力装
    置を備える多機能端末と、ネットワークを介して多機能
    端末と接続されるホストコンピュータと、年金番号別に
    氏名・生年月日・保険料の徴収/年金給付の履歴を格納
    する個人データベースを備える年金処理システムにおい
    て、多機能端末が、少なくとも利用者を識別する識別情
    報及び保険料の徴収/年金の支払い額の情報を入力する
    入力手段と、その識別情報をもとに、ホストコンピュー
    タ等に接続する個人データベースを検索する検索手段
    と、保険料の徴収/年金の支払い額の情報をもとに、個
    人データベースを更新する更新手段とを有することを特
    徴とする年金処理システム。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の年金処理シス
    テムにおいて、データ加工手段は、年金番号や氏名・生
    年月日・保険料の徴収の履歴を格納する個人データベー
    スより保険料徴収期間、残り徴収期間、過去保険料を検
    索し、今後の保険料の伸びを予測するための一般データ
    ベースから保険料徴収期間、残り徴収期間をキーとして
    将来保険料の予測係数を検索、検索された予測係数を過
    去保険料に乗じていくことで将来保険料の伸びを予測
    し、予測された保険料をもとに年金額の試算をすること
    を特徴とした年金処理システム。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の年金処理シス
    テムにおいて、データ加工手段は、年金番号や氏名・生
    年月日・保険料の徴収/年金の給付の履歴を格納する個
    人データベースから検索された生年月日をもとにして、
    一般データベースに格納する施設の種別や施設一覧の順
    位を、利用者の年齢に沿った順位に並べ替え、多機能端
    末上に表示することを特徴とした年金処理システム。
JP14731893A 1993-06-18 1993-06-18 年金処理システム Pending JPH0721270A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1049573A (ja) * 1996-07-31 1998-02-20 Yasuda Kasai Kaijo Hoken Kk 証券診断装置
JPH1049588A (ja) * 1996-07-31 1998-02-20 Yasuda Kasai Kaijo Hoken Kk 公的年金試算装置
WO2002067096A3 (en) * 2001-02-20 2003-05-30 American Skandia Life Assuranc System, method and program for providing stabilized annuity payments and control of investments in a variable annuity
KR100968861B1 (ko) * 2005-10-22 2010-07-09 동양시스템즈 주식회사 확정급여형 퇴직연금 운영 시스템 및 방법
JP2011221994A (ja) * 2010-03-26 2011-11-04 Fujitsu Ltd 情報処理装置、プログラム及び情報処理システム

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