JPH0721226Y2 - 垂直面状保水材 - Google Patents
垂直面状保水材Info
- Publication number
- JPH0721226Y2 JPH0721226Y2 JP1989055911U JP5591189U JPH0721226Y2 JP H0721226 Y2 JPH0721226 Y2 JP H0721226Y2 JP 1989055911 U JP1989055911 U JP 1989055911U JP 5591189 U JP5591189 U JP 5591189U JP H0721226 Y2 JPH0721226 Y2 JP H0721226Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- retaining material
- sheet
- vertical planar
- absorbent sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、垂直面状の含水状態を保持できる垂直面状保
水材に関する。
水材に関する。
従来の技術および課題 水を多量に吸収し膨潤する高吸収性物質は単独で、ある
いは種々の基材と組み合わせることにより、農業・園芸
分野を始め、衛生、土木・建築の分野でも広範に利用さ
れてきた。例えば、特に農業・園芸分野においては、近
年、土壌に代わり得る植物育成用の吸水シートとして、
いわゆる高吸水性シートが用いられている。しかしなが
ら、この高吸収性シートは吸収性、保水性には優れる
が、いずれも平面的使用に限られ、垂直方向への利用に
ついては考慮されていなかった。
いは種々の基材と組み合わせることにより、農業・園芸
分野を始め、衛生、土木・建築の分野でも広範に利用さ
れてきた。例えば、特に農業・園芸分野においては、近
年、土壌に代わり得る植物育成用の吸水シートとして、
いわゆる高吸水性シートが用いられている。しかしなが
ら、この高吸収性シートは吸収性、保水性には優れる
が、いずれも平面的使用に限られ、垂直方向への利用に
ついては考慮されていなかった。
課題を解決するための手段 前記事情に鑑み、本考案者らは鋭意研究を重ねた結果、
高吸収性シートに毛細管吸水性シートを組み合わせて積
層構造とすれば、従来の吸水性、保水性に加えて優れた
毛細管吸収性を付与でき、垂直方向への利用が展開でき
ることを見い出し、本考案を完成するに至った。
高吸収性シートに毛細管吸水性シートを組み合わせて積
層構造とすれば、従来の吸水性、保水性に加えて優れた
毛細管吸収性を付与でき、垂直方向への利用が展開でき
ることを見い出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、10〜200倍の吸水能を有する高吸
水性シートと、該高吸収性シートに接触した毛細管吸水
性シートとからなる積層構造を有することを特徴とする
垂直面状保水材を提供するものである。
水性シートと、該高吸収性シートに接触した毛細管吸水
性シートとからなる積層構造を有することを特徴とする
垂直面状保水材を提供するものである。
以下、図面を参照して本考案を説明する。
第１図は本考案の垂直面状保水材の一具体例を示す正面
断面図である。第２図は第１図に示した本考案の垂直面
状保水材の応用例を示す概略図である。
断面図である。第２図は第１図に示した本考案の垂直面
状保水材の応用例を示す概略図である。
第１図を参照すると、本考案の一具体例である垂直状保
水材（１）は２枚の毛細管吸水性シート（２）の間に１
枚の高吸収性シート（３）を挟んだ積層構造を有する
が、該高吸収性シートは複数であってもよく、互いに１
枚ずつの高吸収性シートと毛細管吸収性シートとからな
る二層構造であってもよい。
水材（１）は２枚の毛細管吸水性シート（２）の間に１
枚の高吸収性シート（３）を挟んだ積層構造を有する
が、該高吸収性シートは複数であってもよく、互いに１
枚ずつの高吸収性シートと毛細管吸収性シートとからな
る二層構造であってもよい。
毛細管吸水性シート（２）としては、毛細管現象により
水を吸い上げる能力を有する素材であればいずれも用い
ることができ、例えば、親水性の繊維からなるシート、
ろ紙、織布等が挙げられる。
水を吸い上げる能力を有する素材であればいずれも用い
ることができ、例えば、親水性の繊維からなるシート、
ろ紙、織布等が挙げられる。
高吸収性シート（３）としては、天然繊維、合成繊維の
織布や不織布等の基材シートと、ポリアクリル酸塩の部
分架橋物等の高吸収性物質が一体化したシート状物、例
えば、高吸収性物質の粉末を繊維基材に固着させたも
の、繊維基材上で高吸収性物質をモノマーからの重合に
より形成させたもの、繊維そのものを高吸収性シートと
したもの等を用いることができる。この高吸収性シート
の製法は特に限定するものではないが、シート基材上に
高吸収性物質形成用の組成物、例えば、その単量体の水
溶液あるいは所望によりこれに他の成分を加えた組成物
を適用した後、電子線、および引き続いての紫外線照射
によって高吸収性物質を形成させる方法が好ましい。該
高吸収性シートは毛細管吸収性シート（２）からの水を
充分に吸収できるように10〜200倍の吸収能が必要であ
り、好ましくは30〜150倍である。なお、この高吸収性
シートは特に毛細管吸収性を有する必要はない。
織布や不織布等の基材シートと、ポリアクリル酸塩の部
分架橋物等の高吸収性物質が一体化したシート状物、例
えば、高吸収性物質の粉末を繊維基材に固着させたも
の、繊維基材上で高吸収性物質をモノマーからの重合に
より形成させたもの、繊維そのものを高吸収性シートと
したもの等を用いることができる。この高吸収性シート
の製法は特に限定するものではないが、シート基材上に
高吸収性物質形成用の組成物、例えば、その単量体の水
溶液あるいは所望によりこれに他の成分を加えた組成物
を適用した後、電子線、および引き続いての紫外線照射
によって高吸収性物質を形成させる方法が好ましい。該
高吸収性シートは毛細管吸収性シート（２）からの水を
充分に吸収できるように10〜200倍の吸収能が必要であ
り、好ましくは30〜150倍である。なお、この高吸収性
シートは特に毛細管吸収性を有する必要はない。
本考案の垂直面状保水材は、高吸水性シート（２）の両
面または片面上に毛細管吸水性シート（３）を接触させ
て配置し、ついで公知の方法、例えば接着剤による接
着、ヒートシール、高周波や超音波によるウェルダー掛
け等により接合することによって容易に得ることができ
る。また、本考案の垂直面状保水材の形状、寸法は特に
限定するものではなく、任意のものとすることができ
る。
面または片面上に毛細管吸水性シート（３）を接触させ
て配置し、ついで公知の方法、例えば接着剤による接
着、ヒートシール、高周波や超音波によるウェルダー掛
け等により接合することによって容易に得ることができ
る。また、本考案の垂直面状保水材の形状、寸法は特に
限定するものではなく、任意のものとすることができ
る。
かくして得られる垂直面状保水材は、例えば、農業・園
芸の分野において、切り花のオアシス、タテ型の種床と
して好適に用いることができる他、ファンから風を吹き
付けることにより簡易型冷房機としても利用できる。前
記用途に本考案の垂直面状保水材を応用する場合、第２
図に示すごとく、垂直面状保水材（１）の下部に貯水槽
（４）を設けて該保水材に水を供給することができる。
さらに水膨潤が大きい場合には、見苦しい縁部を隠すた
め、厚さ方向に膨潤する保水材の寸法を考慮して保水材
の両側方にカバー（５）を設けてもよい。
芸の分野において、切り花のオアシス、タテ型の種床と
して好適に用いることができる他、ファンから風を吹き
付けることにより簡易型冷房機としても利用できる。前
記用途に本考案の垂直面状保水材を応用する場合、第２
図に示すごとく、垂直面状保水材（１）の下部に貯水槽
（４）を設けて該保水材に水を供給することができる。
さらに水膨潤が大きい場合には、見苦しい縁部を隠すた
め、厚さ方向に膨潤する保水材の寸法を考慮して保水材
の両側方にカバー（５）を設けてもよい。
考案の効果 本考案により、垂直面状の含水状態を保持でき、農業・
園芸用等に広範に利用できる垂直面状保水材が提供され
た。
園芸用等に広範に利用できる垂直面状保水材が提供され
た。
第１図は本考案の垂直面状保水材の一具体例を示す正面
断面図である。 第２図は第１図に示した本考案の垂直面状保水材の応用
例を示す概略図である 図中の主な符号はつぎのものを意味する。 １……垂直面状保水材、２……毛細管吸収性シート、３
……高吸収性シート。
断面図である。 第２図は第１図に示した本考案の垂直面状保水材の応用
例を示す概略図である 図中の主な符号はつぎのものを意味する。 １……垂直面状保水材、２……毛細管吸収性シート、３
……高吸収性シート。
フロントページの続き (72)考案者 蟹谷 一美 滋賀県犬上郡多賀町大字多賀270 ダイニ ック株式会社滋賀工場内 (56)参考文献 実開 平１−116628（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】10〜200倍の吸水能を有する高吸水性シー
トと、該高吸水性シートに接触した毛細管吸水性シート
とからなる積層構造を有することを特徴とする垂直面状
保水材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989055911U JPH0721226Y2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 垂直面状保水材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989055911U JPH0721226Y2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 垂直面状保水材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02147231U JPH02147231U (ja) | 1990-12-13 |
| JPH0721226Y2 true JPH0721226Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31579279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989055911U Expired - Lifetime JPH0721226Y2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 垂直面状保水材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721226Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59222211A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-12-13 | Hitachi Ltd | 除湿装置 |
| JPS6328639A (ja) * | 1986-07-23 | 1988-02-06 | 花王株式会社 | 吸液性複合体及びその製造方法 |
| JPS63294716A (ja) * | 1987-05-27 | 1988-12-01 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 植物梱包シ−ト |
-
1989
- 1989-05-15 JP JP1989055911U patent/JPH0721226Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02147231U (ja) | 1990-12-13 |
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