JPH0721175U - ストロ−用浄水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常市販されているストロ−を有効に利用し
て浄水器を通過したおいしい水を飲めるようにする。 【構成】 ストロ−用浄水器は両端を開口した浄水器１
の内部に活性炭７及び麦飯石８からなる濾過材を収容
し、開口した一方に吸い口５を備えた蓋４を装着し、他
方にはストロ−Ａの先端に着脱自在に嵌合する連結部２
を備えた。 【効果】 浄水器１はストロ−Ａと着脱自在であるの
で、浄水器１を捨てることなく何度でも使用でき、極め
て経済的に利用できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ストロ−の先端に取付けてコップ等の飲料水をおいしく飲めるよう にしたストロ−用浄水器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、水道水中の消毒薬の味、臭いを除去しておいしい飲料水を飲めるように したストロ−として実開昭５６−１５５６７１号公報の第１図（本願図面の図２ ）のものがある。上記図２に就いて簡単に説明すると、ストロ−２０の円筒内部 を通水性をもつ２枚の膜２１で仕切り、その膜２１の間に顆粒状の活性炭２２を 入れた活性炭内蔵ストロ−であり、水が活性炭２２の間を通り抜けると余分な味 、臭いなどの成分は活性炭２２に吸収されてしまうので適切な飲料水が得られる ものである。

【０００３】 上記のものにあっては、活性炭には何度も使用できる濾過能力があるにもかか わらず、通常市販されているストロ−は使い捨てであるためたった１度の使用で ストロ−と共に活性炭も捨てることとなり経済的でなかった。また細長い活性炭 内蔵ストロ−を外出する度に持ち歩くのは面倒であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、通常市販されているストロ−を有効に利用 して浄水器を通過したおいしい水を飲めるようにすることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、両端を開口した浄水器の内部に濾過材を収容し、開口した一方に吸 い口を備えた蓋を装着し、他方にはストロ−の先端に着脱自在に嵌合する連結部 を備えたもので、濾過材として活性炭や麦飯石を収容したものである。

【０００６】

【作用】

通常市販されているストロ−の先端に本案浄水器の連結部を嵌合し吸い口から 水を吸引すると、濾過材すなわち活性炭及び麦飯石を通過していやな臭いが除去 され活性化されたおいしい水を飲むことができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。 この実施例は図１に示すように、円筒形の浄水器１は小径にして突出した下部に 通常市販されているストロ−Ａの先端に着脱自在に嵌合する連結部２を備え、上 部外周面には環状の凹部３を形成し、該凹部３には前記ストロ−Ａとほぼ同一の 外径に形成した吸い口５を備えた蓋４の突起６を嵌合することで蓋４を浄水器１ に装着している。

【０００８】 ストロ−Ａよりやや大径である浄水器１の内部には２種類の濾過材を充填して おり、濾過材として実施例では水道水に含まれている塩素を吸着除去して消毒薬 の味や臭いのないおいしい水とする活性炭７と、ミネラルが溶出することでミネ ラル水を作り、水に含まれている有害な有機物質を吸着除去して水を活性化する 麦飯石８を収容しており、前記ストロ−Ａと活性炭７、該活性炭７と麦飯石８、 該麦飯石８と吸い口５はそれぞれフィルタ−９、９ａ、９ｂで区切られている。 該フィルタ−９、９ａ、９ｂはストロ−Ａ又は吸い口５への濾過材の漏出を防止 すると共に、活性炭７と麦飯石８が混合するのを防止している。

【０００９】 なお、本実施例では濾過材として活性炭及び麦飯石を説明したが、イオン交換 樹脂や多孔質セラミックス又は麦飯石と同等の浄水作用及びミネラル賦与作用を 有するものとして知られている太陽石、真珠石、ゼオライト等を利用してもよい 。

【００１０】 今、本案浄水器を利用して水を飲むには、浄水器１の連結部２を通常市販され ているストロ−Ａの先端に嵌合する。次にストロ−Ａのもう一方を水道水の入っ たコップ等に入れ浄水器１の吸い口５より吸引すると、水はストロ−Ａ及び浄水 器１の内部を通過して口に入る。この際水は活性炭７を通過するので塩素を吸収 して消毒薬のいやな臭いが除去され、麦飯石８を通過することでおいしいミネラ ル水となる。水を飲み終えれば浄水器１をストロ−Ａから外し、浄水器１のみを 持ち帰ればよい。

【００１１】 なお、前述とは逆に吸い口５をコップ等に入れ、浄水器１を通過した水をスト ロ−Ａで吸うようにしてもよい。

【００１２】 また、濾過能力が低下してストロ−Ａで水を吸い上げにくくなった場合は、蓋 ４を浄水器１から引抜けば蓋４の突起６と、浄水器１の凹部３の係合が解除され て蓋４ははずれ、浄水器１内部の活性炭７及び麦飯石８を交換すればよい。

【００１３】

【考案の結果】

この考案は上記の構成であるから、次の利点を有する。 (1) 浄水器を市販されているストロ−の先端に着脱自在に嵌合して濾過材を通過 したおいしい水を飲めるようにしたので、ストロ−のみを交換して浄水器を 何度でも使用でき、極めて経済的に利用できる。 (2) 浄水器はストロ−と別体にあるので、浄水器のみを持ち歩いて飲食店等で出 されたストロ−と接続しておいしい水を飲むことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案ストロ−用浄水器をストロ−の先端に取付
けた状態の拡大断面図である。

【図２】従来技術の説明図である。

【符号の説明】

１ 浄水器 ２ 連結部 ４ 蓋 ５ 吸い口 ７ 活性炭 ８ 麦飯石 Ａ ストロ−

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/68 ５４０ Ａ 9045−4Ｄ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 両端を開口した浄水器の内部に濾過材を
   収容し、開口した一方に吸い口を備えた蓋を装着し、他
   方にはストロ−の先端に着脱自在に嵌合する連結部を備
   えたことを特徴とするストロ−用浄水器。
2. 【請求項２】 濾過材として活性炭を収容したことを特
   徴とする請求項１記載のストロー用浄水器。
3. 【請求項３】 濾過材として麦飯石を収容したことを特
   徴とする請求項１記載のストロ−用浄水器。