JPH07211194A - イルミネーション付トグルスイッチ - Google Patents

イルミネーション付トグルスイッチ

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JPH07211194A
JPH07211194A JP350094A JP350094A JPH07211194A JP H07211194 A JPH07211194 A JP H07211194A JP 350094 A JP350094 A JP 350094A JP 350094 A JP350094 A JP 350094A JP H07211194 A JPH07211194 A JP H07211194A
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JP
Japan
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switch
light
switch knob
knob
illumination
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Application number
JP350094A
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English (en)
Inventor
Akito Kikuchi
章人 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07211194A publication Critical patent/JPH07211194A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イルミネーション付きトグルスイッチを改良
して、このスイッチの操作状態を発光マークによって表
示できるようにする。 【構成】 スイッチノブ24の下面に二又状駆動部24
aを設け、遮光スライダ30を挟みつける。上記スイッ
チノブ24を左,右に傾動させると、遮光スライダ30
が右,左に移動せしめられる。光源29,29′からの
イルミネーション光束(矢印g,h)は、上記遮光スラ
イダ30の左右方向の移動に伴って、遮られたり通過を
許容されたりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のドアミ
ラーのリモートコントロールに用いられる多方向スイッ
チであってイルミネーション機能を有するものの構成機
器であって、イルミネーション付きのシーソー形トグル
スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドアミラーを電動機構によって上下,左
右に傾動せしめて視界を遠隔操作で調節することが行わ
れている。こうした操作にはいわゆる多方向スイッチが
必要である。即ち、ミラーを傾動させるモータを制御し
て該ミラーを上下傾動させるスイッチと、左右傾動させ
るスイッチとが必要であり、さらに車体の右側ドアミラ
ーの調節と左側ドアミラーの調節とを切り替えるスイッ
チ(通称セレクタスイッチ)が必要であり、その上、ド
アミラーが邪魔にならないように傾倒させて格納した
り、機能姿勢に張り出したりさせる格納スイッチも必要
である。これらの機能を1個のスイッチ機器で遂行させ
ようとすると、例えば、ミラーの上下,左右傾動を操作
する四方向スイッチと、車体右方のドアミラーと同左方
のドアミラーとの切替操作するセレクタスイッチと、ド
アミラーの格納,張出を操作するロック式プッシュスイ
ッチとを備えた多方向スイッチが用いられる。上述した
多方向スイッチの操作を容易ならしめるように、操作部
材に設けられた操作マークを光らせるイルミネーション
機構が併設される。図8は、イルミネーション機構を備
えた多方向スイッチの概要を示すための模式的な分解斜
視図であって、構造機能上の重要度が高くない構成部分
(例えばパッキン等)を省略して描いてあり、4方向性
スイッチに左右切換スイッチを加えた機能である。
【0003】プッシュプレート2は手動操作用のプッシ
ュプレートで、4方向性の操作を標示する透明な三角矢
印の操作マーク2aが4個設けられていて、さらに該プ
ッシュプレート2の中央開口2bに臨ましめて左右切換
用のスイッチノブ3が配設されている。上記のプッシュ
プレート2はケース6の頂部へ傾動可能に取付けられ、
該ケース6の底部開口はホルダ16で覆われている。上
記ホルダ16はプリント基板13を支持していて、この
プリント基板13上に4個のプッシュスイッチ7と1個
のスライドスイッチ8とが配置されている。上記プッシ
ュスイッチ7は前記のプッシュプレート2によって操作
され、スライドスイッチ8はスイッチノブ3によって操
作される。これらのスイッチ類は、プリント基板13に
導通された複数の端子15によって外部回路に接続され
る。前記プッシュプレート2の透明な操作マークを光ら
せるためにランプ14が設けられている。このランプ1
4から出射した光は導光レンズ10により4分割して図
の上方に導かれ、前記の透明な操作マーク2aを内側か
ら照明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した従来例の
装置によれば、ミラーの上下,左右傾動を制御する四方
向スイッチを操作するプッシュプレート2はイルミネー
ションされるが、車体右方のドアミラーと左方のドアミ
ラーとの切替操作を行なうセレクタスイッチ用のスイッ
チノブ3はイルミネーションされない。こうした不具合
を解消して、セレクタスイッチにもイルミネーションを
施すため、図9に示すような構成が考えられる。この構
成は本発明者が創作した未公知の発明(以下、試案とい
う)である。図9は試案に係る多方向スイッチの要部を
展開して、組立て関係を表わす矢印を付記した模式的な
分解斜視図である。17はケース蓋であって、セレクタ
スイッチとして作用する接点機構を操作するノブ24と
緩やかに嵌合する開口17aと、四方向スイッチとして
作用する接点機構を操作する4個のプッシュボタン19
のそれぞれと緩やかに嵌合する4個の開口17bとが設
けられている。アクチュエータ20は、導光レンズとし
ても機能する透明な部材であって、ケース本体18を摺
動自在に貫通し、その上端がプッシュボタン19に当接
するとともに、その下端はコンタクト21に当接してい
る。上記のコンタクト21は、アクチュエータ20を介
してプッシュボタン19により圧下されると、基板22
上に形成されている導電パターンの固定接点部分を導通
させる。前記のノブ24はケース本体18に対して傾動
可能に軸支され、手動操作されてシーソー状に往復傾動
する。上記ノブ24は前記ケース蓋17の開口17aに
矢印aのごとく嵌合され、該ケース蓋の上方から操作で
きるようになっている。上記ノブ24の下方にスライダ
26が配置され、矢印bのごとく係合している。このス
ライダ26は、ノブ24の傾動に伴って往復矢印i−j
のごとく往復動する。該スライダ26は、1対のスプリ
ング27およびコンタクト28を順次に介して基板22
に近接対向しており、1対のコンタクト28は矢印c,
c′のごとく基板22に摺触している。前記往復矢印i
−jの往復動に伴ってコンタクト28が基板22上の導
電パターン上を摺動し、固定接点間の導通を開閉する。
前記ノブ24の下方には、スライダ26と並んで導光レ
ンズとして機能する三又状の導光片25が配置され、矢
印d,d′,d″のごとく三又状部の先端ノブ24に形
成されている透明マークに対向せしめている。光源23
から矢印eのごとく出射した光は導光片25によって3
本の光路に分岐され、矢印d,d′,d″のごとくノブ
24を下方から(すなわちケース蓋17の内側から)イ
ルミネーションする。これにより、ノブ24に設けられ
ている透明マークが発光しているように見え、美麗であ
り、かつ、夜間やトンネル内での操作が容易である。図
示の光源23′は、矢印fのごとく4個のアクチュエー
タ20の間に組み込まれ、該光源23′から出射した光
は4本の光路に分岐して4個のアクチュエータ20内を
上方に進行し、4個のプッシュボタン19のそれぞれを
内側からイルミネーションする。
【0005】上記の試案(図9)のイルミネーション付
多方向スイッチにおいては、4方向スイッチ接点機構を
操作するための4個のプッシュボタン19、および、セ
レクトスイッチ接点機構を操作するためのノブ24が、
それぞれ内側からイルミネーションされて、発光してい
るような外観を呈する。しかし乍ら、なお次に述べるよ
うな改良の余地が有る。すなわち、プッシュボタン19
は、指先で押されている間だけ、アクチュエータ20を
介してコンタクト21を圧下して接点を閉じさせるが、
指先を放すと直ちに復元する。従って、該プッシュボタ
ン19のイルミネーションは常時機能(発光)していて
も別段の不具合は無い。しかし、セレクトスイッチ接点
機構は、左側のミラーを操作する状態と右側のミラーを
操作する状態とを切り替える機能を有しているので、手
動操作力が消滅しても、「左側」又は「右側」の状態を
保持し続ける。従って、セレクトスイッチ接点機構の手
動操作系統は、左右いずれかの状態を保持するトグル機
能が必要であり、かつ、該セレクトスイッチ接点機構の
手動操作系のイルミネーションは、単に手動操作用部材
の位置を標示するのみでなく、その切換状態を表示する
機能を有していることが望ましい。すなわち、暗い所で
一瞥しただけで、「その時、左側ミラー操作状態になっ
ているか、右側ミラー操作状態になっているか」を識別
し得ることが望ましい。本発明は上述の事情に鑑みて為
されたものであって、操作状態を表示する機能を備えた
イルミネーション付トグルスイッチを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明のトグルスイッチについて、前記の
試案を描いた図9を参照しつつ、その基本的原理を略述
すると、導光片25とノブ24との間に、移動可能な遮
光板(図示せず)を設けるとともに、該遮光板をノブ2
4に連動させ、該ノブ24の傾動に伴って複数本の光路
(例えば矢印d,矢印d′,矢印d″)の何れかを遮っ
たり通過させたりする。上述の原理に基づく本発明の構
成は、シーソー形のトグルスイッチにおいて、傾動操作
可能に支持されているスイッチノブと、上記スイッチノ
ブの内面に形成された二又状の駆動部と、上記二又状駆
動部の間に配置されて該スイッチノブの傾動に伴って往
復移動せしめられる遮光部材と、上記遮光部材の往復移
動範囲を通る光路を有するイルミネーション用の光学系
とを具備しており、スイッチノブの傾動操作に伴う遮光
部材の往復移動によって、イルミネーション用光学系の
光路が遮られたり開放されたるするようになっているこ
とを特徴とする。望ましくは、上記イルミネーション用
光学系の光路が複数に分岐していて前記遮光部材の往復
移動に伴って交互に遮光・通過せしめられる構造とし、
さらに望ましくは、該複数の光路の少なくとも一部分
が、スイッチノブに設けられている透明なマークを通る
ように構成する。
【0007】
【作用】上記の構成によると、シーソー形のトグルスイ
ッチを手動操作して往復傾動させたとき、二又状駆動部
が該スイッチノブと一体に往復傾動して遮光部材を往復
移動させる。該遮光部材は往復移動に伴ってイルミネー
ション用光学系の光路を遮ったり解放したりするので、
操作者から見ればスイッチノブの操作に伴ってイルミネ
ーションが点滅して操作状態を表示し、該スイッチノブ
から手を放した後もイルミネーションの点滅状態が保持
されるので、リモートコントロールミラー用の多方向ス
イッチのセレクトスイッチとして好適である。上記イル
ミネーションの光路を複数とし、前記遮光部材によって
交互に遮光・開放するように構成すると、複数種類の操
作状態の内の如何なる状態にあるかを直接的に文字もし
くは記号で表示することができるので、より好都合であ
る。さらに、前記スイッチノブに透明なマークを設け
て、イルミネーションの光路が該透明マークを通過する
ように構成すると、透明マークの発光によって該スイッ
チノブの位置を標示するとともに、その操作状態を表示
するのでいっそう使い易い。その結果、運転者の疲労を
軽減して誤操作を防止し、交通安全に貢献するところ多
大である。
【0008】
【実施例】次に、図1ないし図7を順次に参照しつつ本
発明の実施例の説明をする。図2は本発明に係るイルミ
ネーション付トグルスイッチの1実施例を示し、該トグ
ルスイッチが組み込まれている多方向スイッチの構成部
材のうちでトグルスイッチに近接している部材を付記し
た分解斜視図である。本実施例は、図9に示した試案の
多方向スイッチに本発明を適用して、そのセレクトスイ
ッチ操作機構を改良したものであって、図9におけると
同一の符号を付した部材は前記試案の構成部材と同様な
いし類似の部材である。本図2(実施例)を前掲の図9
(試案)に比して異なるところは次のごとくである。 (a)三又状の導光レンズよりなる導光片25とスイッ
チノブ24との間に遮光スライダ30を配設してある
(この遮光スライダ30については、図5を参照して後
に詳述する)。 (b)本図2では隠れているが、スイッチノブ24の内
側に、上記遮光スライダ30を連動せしめる駆動部材が
一体に成形されている(このスイッチノブ24の内部機
構については、図4を参照して後に詳述する)。 なお、図2に示したスプリング31とボール32とは、
スイッチノブ24にトグル作動用の節度を与えるための
部材であって、図9においては縮尺が小さいために図示
を省略したものである(このボール,スプリング機構に
ついては、図6を参照して後述する)。
【0009】図3は、図2に示した構成部分を組み立て
た状態を図2の上方から見て描いた頂面図である(使用
状態における頂面図とは限らない)。発光状態を別とす
れば、図9に示した試案におけると同様な外観輪郭であ
る。24cは、スイッチノブ24に設けたL字形の透明
マークであって、後述するごとく車体左側のミラーを操
作する状態に切り替えられていることを表示するための
構成部分として機能する。24dは中央透明マークであ
って中立状態であることを表示するための構成部分とし
て機能する。24eはR字形透明マークであって、車体
右側のミラーを操作する状態であることを表示するため
の構成部分として機能する(詳細後述)。図4は上記実
施例におけるスイッチノブを示す4面図であって、
(A)は図3に表わされているのと同様の頂面図、
(B)は側面外観図、(C)は端面外観図、(D)は切
断して描いた側面図である。透明マーク24c〜24e
は、透明な合成樹脂を用いてインサート成形されている
ことが望ましいが、透孔であっても良い。本図4におい
ては読図の便宜上、透孔として描いてある。24aは二
又状の駆動部であって、機構学的にはカムとして作用す
る構成部分である(カムとしての作用は、図1を参照し
て後に詳述する)。本実施例における二又状駆動部24
aは、当該スイッチノブ24をシーソー状傾動可能に支
持している軸24bに対して偏心した円弧状の内面を有
している。図示の二又状部24gはスライダ26(図2
参照)を動かす部分である。図5は図2に示した実施例
における遮光スライダ30を示す4面図であって、
(A)は図2における上方から見た頂面図、(B)はそ
のB−B断面矢視図、(C)は底面図、(D)は端面図
である。本例の遮光スライダ30は細長い板状の遮光部
30aよりなり、その中央部に中央窓30bが設けられ
るとともに、その下面に長手方向の案内溝30cが形成
されている。この遮光スライダ30は、図1について後
述するようにして往復矢印m−n方向に往復移動せしめ
られ、イルミネーション用の光路を遮断したり開放した
りする部材であって、前記スイッチノブ24のシーソー
状傾動と連動して駆動される。本図5(B)に切断面と
して現われている被動部30dは、前記スイッチノブ2
4の二又状駆動部24aと嵌合する被動部である。図1
は本発明に係るイルミネーション付トグルスイッチの1
実施例における基本的構造と作動原理とを説明するた
め、その断面を描いた模式図であって、(A)は中立状
態を示し、(B)はスイッチノブを図の反時計回り方向
に操作した状態、(C)は同じく時計回り方向に操作し
た状態を示している。ただし、原理的な説明図であるか
ら、必ずしも正確な投影形状を表わしていない。スイッ
チノブ24は、軸24bによって傾動可能に支持されて
いる。24aは図4について説明した二又状駆動部であ
る。そして、30は図5について説明した遮光スライダ
であって、同図5(B)にハッチングを付して示した被
動部30dの断面が、本図1に現われている。そして、
図示のこどく1対の光源29,29′が設けられてい
る。上記の光源29,29′は、「光源と同様に機能す
るもの」を表わしており、必ずしも実体的に光エネルギ
を発生している部材であることを要せず、例えば光ファ
イバの光束出射端であっても良い。具体的には図2に示
した導光片25の光束出射部が図1の光源29,29′
に対応している。
【0010】図1(A)の状態で、スイッチノブ24は
左側へも右側へも傾かない中立状態であり、遮光スライ
ダ30は左右方向に関して中央に位置している。このた
め、光源29から出射した矢印gの光路も、光源29′
から出射した矢印hの光路も遮光スライダ30によって
遮られ、スイッチノブ24の上方に達しない。図1
(B)のように、矢印P1の操作力を加えられてスイッ
チノブ24が図の左方へ傾動すると、二又状駆動部24
aは遮光スライダ30を図の右方へ移動させる。これに
より、光源29からの出射光は矢印g′のごとくスイッ
チノブ24よりも上方に達する。すなわち、スイッチノ
ブ24が光源29によってイルミネーションされ、図示
の点g″付近が発光して見える。この点g″は、図3,
図4に示したL字形透明マーク24cを配設された個所
に相当している。図1(C)のように、矢印P2の操作
力を加えられてスイッチノブ24が図の右方へ傾動する
と、二又状駆動部24aは遮光スライダ30を図の左方
へ移動させる。これにより、光源29′からの出射光は
矢印h′のごとくスイッチノブ24よりも上方に達す
る。すなわち、スイッチノブ24が光源29′によって
イルミネーションされ、図示の点h″付近が発光して見
える。この点h″は、図3,図4に示したR字形透明マ
ーク24eを配設した個所に相当している。図6は上記
実施例が図1(A)に示した中立状態になっている時の
詳細を示し、(A)は側面断面図に光路を付記した図で
あり、(B)は端面断面図であって、上記両図ともにイ
ルミネーション光路を遮断,通過せしめる部材のみにハ
ッチングを付してある。図6、および後掲の図7におい
ては、図5に示した遮光スライダ30の遮光部30aの
断面が現われていて、左右方向の中央に位置して中央窓
30bが穿たれている。図6(A)に現われている光源
23は、図2に示した光源23であって、三又状の導光
レンズよりなる導光片25によって出射光束を3本に分
岐され、図の上方にイルミネーション光束を送ってい
る。これら3本の光束に付した符号d,d′,d″は、
図2に示した光路矢印d,d′,d″に対応している。
図6(B)においては光束の図示を省略してある。図6
(B)に示したスプリング31およびボール32は、前
掲の図2に示した部材であって、スイッチノブ24に形
成された穴の中に収納され、該スイッチノブ24にトグ
ル作動を行なわせるための節度力を与えている。図6
(A)の中立状態において、3本に分岐された光束d,
d′,d″のうち中央の光束d′が遮光スライダ30の
中央窓30bを通って、スイッチノブ24の中央透明マ
ーク24dをイルミネーションする。左,右両側の光束
d,d″は遮光スライダ30によって遮断されるので、
スイッチノブ24のL字形透明マーク24cおよびR字
形透明マーク24eはイルミネーションされない。図7
は上記実施例の作動を説明するために示したものであっ
て、(A)はスイッチノブを左方に操作した状態の断面
を描くとともに光路を付記した側面図であり、(B)は
スイッチノブを右方に操作した状態の断面を描くととも
に光路を付記した側面図であり、光束を遮断したり通過
させたりする部材のみにハッチングを付してある。図7
(A)は、前掲の図1(B)に対応し、遮光スライダ3
0が図の右方に移動している。このため、光束d′,
d″は該遮光スライダ30によって遮られ、光束dが上
方に進んでスイッチノブ24のL字形透明マーク24c
を通過し、これをイルミネーションする。図7(B)
は、前掲の図1(C)に対応し、遮光スライダ30が図
の左方に移動している。このため、光束d,d′は該遮
光スライダ30によって遮られ、光束d″が上方に進ん
でスイッチノブ24のR字形透明マーク24eを通過
し、これをイルミネーションする。以上のようにして、
本実施例においては、スイッチノブ24の中立状態,左
側操作状態,右側操作状態のそれぞれに応じて、それぞ
れの透明マークがイルミネーションされて作動状態が発
光マークとして表示される。
【0011】
【発明の効果】本発明を適用すると、シーソー形のトグ
ルスイッチを手動操作して往復傾動させたとき、二又状
駆動部が該スイッチノブと一体に往復傾動して遮光部材
を往復移動させる。該遮光部材は往復移動に伴ってイル
ミネーション用光学系の光路を遮ったり解放したりする
ので、操作者から見ればスイッチノブの操作に伴ってイ
ルミネーションが点滅して操作状態を表示し、該スイッ
チノブから手を放した後もイルミネーションの点滅状態
が保持されるので、リモートコントロールミラー用の多
方向スイッチのセレクトスイッチとして好適である。上
記イルミネーションの光路を複数とし、前記遮光部材に
よって交互に遮光・開放するように構成すると、複数種
類の操作状態の内の如何なる状態にあるかを直接的に文
字もしくは記号で表示することができるので、より好都
合である。さらに、前記スイッチノブに透明なマークを
設けて、イルミネーションの光路が該透明マークを通過
するように構成すると、透明マークの発光によって該ス
イッチノブの位置を標示するとともに、その操作状態を
表示するのでいっそう使い易い。その結果、運転者の疲
労を軽減して誤操作を防止し、交通安全に貢献するとこ
ろ多大であるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイルミネーション付トグルスイッ
チの1実施例における基本的構造と作動原理とを説明す
るため、その断面を描いた模式図であって、(A)は中
立状態を示し、(B)はスイッチノブを図の反時計回り
方向に操作した状態、(C)は同じく時計回り方向に操
作した状態を示している。ただし、原理的な説明図であ
るから、必ずしも正確な投影形状を表わしていない。
【図2】本発明に係るイルミネーション付トグルスイッ
チの1実施例を示し、該トグルスイッチが組み込まれて
いる多方向スイッチの構成部材のうちでトグルスイッチ
に近接している部材を付記した分解斜視図である。
【図3】図2に示した構成部分を組み立てた状態を図2
の上方から見て描いた頂面図である。
【図4】上記実施例におけるスイッチノブを示す4面図
であって、(A)は図3に表わされているのと同様の頂
面図、(B)は側面外観図、(C)は端面外観図、
(D)は切断して描いた側面図である。
【図5】図2に示した実施例における遮光スライダ30
を示す4面図であって、(A)は図2における上方から
見た頂面図、(B)はそのB−B断面矢視図、(C)は
底面図、(D)は端面図である。
【図6】上記実施例が図1(A)に示した中立状態にな
っている時の詳細を示し、(A)は側面断面図に光路を
付記した図であり、(B)は端面断面図であって、上記
両図ともにイルミネーション光路を遮断,通過せしめる
部材のみにハッチングを付してある。
【図7】上記実施例の作動を説明するために示したもの
であって、(A)はスイッチノブを左方に操作した状態
の断面を描くとともに光路を付記した側面図であり、
(B)はスイッチノブを右方に操作した状態の断面を描
くとともに光路を付記した側面図であり、光束を遮断し
たり通過させたりする部材のみにハッチングを付してあ
る。
【図8】イルミネーション機構を備えた多方向スイッチ
の概要を示すための模式的な分解斜視図である。
【図9】試案に係る多方向スイッチの要部展開して、組
立て関係を表わす矢印を付記した模式的な分解斜視図で
ある。
【符号の説明】 2…プッシュプレート、3…スイッチノブ、6…ケー
ス、7…プッシュスイッチ、8…スライドスイッチ、1
0…導光レンズ、13…プリント基板、14…ランプ、
15…端子、16…ホルダ、17…ケース蓋、17a,
17b…開口、17c…ブラケット、18…ケース本
体、19…プッシュボタン、20…アクチュエータ、2
1…コンタクト、22…基板、23,23′…光源、2
4…スイッチノブ、24a…二又状駆動部、24b…
軸、24c…L字形透明マーク、24d…中央透明マー
ク、24e…R字形透明マーク、25…導光片、26…
スライダ、27…スプリング、28…コンタクト、30
…遮光スライダ、30a…遮光部、30b…中央窓、3
0d…被動部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーソー形のトグルスイッチにおいて、
    傾動操作可能に支持されているスイッチノブと、上記ス
    イッチノブの内面に形成された二又状の駆動部と、上記
    二又状駆動部の間に配置されて該スイッチノブの傾動に
    伴って往復移動せしめられる遮光部材と、上記遮光部材
    の往復移動範囲を通る光路を有するイルミネーション用
    の光学系とを具備しており、 スイッチノブの傾動操作に伴う遮光部材の往復移動によ
    って、イルミネーション用光学系の光路が遮られたり開
    放されたるするようになっていることを特徴とする、イ
    ルミネーション付トグルスイッチ。
JP350094A 1994-01-18 1994-01-18 イルミネーション付トグルスイッチ Pending JPH07211194A (ja)

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JP350094A JPH07211194A (ja) 1994-01-18 1994-01-18 イルミネーション付トグルスイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101043522B1 (ko) * 2009-11-16 2011-06-23 대성전기공업 주식회사 텀블러 스위치 유니트
WO2021006102A1 (ja) * 2019-07-08 2021-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 スイッチ装置

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