JPH07211102A - 携帯用照明装置 - Google Patents

携帯用照明装置

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JPH07211102A
JPH07211102A JP282794A JP282794A JPH07211102A JP H07211102 A JPH07211102 A JP H07211102A JP 282794 A JP282794 A JP 282794A JP 282794 A JP282794 A JP 282794A JP H07211102 A JPH07211102 A JP H07211102A
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亜夫 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明機能と視聴覚情報機能を合せ持つ従来に
ない便利な携帯用照明装置を提供する。 【構成】 受信機8を内臓した略箱形の機枠1の一側面
に照明装置本体3を設ける。前記機枠の正面にテレビ用
の液晶画面7を設ける。液晶画面7はその垂線が前記機
枠1の底面部1Aに対して少なくとも前記液晶画面の視
野角の範囲内で上方に傾斜するように配設する。 【効果】 照明装置本体3と液晶画面7とをコンパクト
にまとめることができる。また携帯用照明装置をテーブ
ルなどに設置して斜め上方から液晶画面7を視認したと
しても、視点が液晶画面7の視野角の範囲内となるの
で、液晶画面が白化して見える現象が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、把手部を設けた機枠に
照明装置本体を設けたキャンプ時や災害時等に使用する
携帯用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして実開昭63ー
260902号公報には、把手部を設けた機枠の一側に
電球式の照明装置本体を設け、前記機枠の上部に小型の
救急箱を着脱可能に設けた携帯用照明装置が開示されて
いる。また電池式のテレビ受信機やラジカセと一体なテ
レビ受信機も周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記携帯用照明
装置においては、照明機能と救急処理ができる機能を合
せ持つものであるが、ニュース、天気予報等の視聴覚情
報を得ることは出来ない。また前記テレビ受信機は携帯
することができるものの、キャンプ時や災害時等では別
体の懐中電灯等を使用しなければならず、紛失等の虞が
あった。
【0004】本発明は、前記問題を解決して照明機能と
視聴覚情報を合せ持つ従来にない便利な携帯用照明装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、電
池収納部および底面部を有する略箱形の機枠と、前記機
枠の一側面に設けた照明装置本体と、受信した電波から
映像信号、音声信号を再生する前記機枠に内臓された受
信回路を備えた回路基板と、前記機枠の正面に設けたテ
レビ用の液晶画面と、前記液晶画面とほぼ同じ方向を向
くように前記機枠に設けたスピーカーとを備える携帯用
照明装置であって、前記液晶画面の垂線が前記機枠の底
面部に対して、少なくとも前記液晶画面の視野角の範囲
内で上方に傾斜するように配設されている携帯用照明装
置である。
【0006】また請求項2は、前記液晶画面の垂線が前
記機枠の底面部に対して10〜20度上方に傾斜して配設さ
れている請求項1記載の携帯用照明装置である。
【0007】さらに請求項3は、前記液晶画面の周囲に
該液晶画面のフードを設けた請求項1記載の携帯用照明
装置である。
【0008】
【作用】前記構成によって、照明装置とテレビとをコン
パクトにまとめることができ、もって照明装置本体によ
る照明機能と、テレビ受信機による視聴覚情報を合せ持
つことができる。しかも底面部をテーブル等に設置した
際に液晶画面は、視野角の範囲外では画面が白化して見
えるなどして視認性が著しく低下するが、本発明におい
て液晶画面の垂線が前記機枠の底面部に対して少なくと
も前記液晶画面の視野角の範囲内で上方に傾斜するよう
に配設されているので、視野角の範囲はその分だけ上方
に移行し、携帯用照明装置を底面部で設置して斜め上方
から液晶画面を視認したとしても、視点が液晶画面の視
野角の範囲内となるので、液晶画面が白化して見える等
の現象が生じない。
【0009】特に、前記液晶画面の垂線を前記機枠の底
面部に対して10〜20度上方に傾斜して配設することによ
り、液晶画面を斜め上方から視認する際の視点が一層確
実に液晶画面の視野角の範囲内となるので視認性をより
好適なものとすることができる。
【0010】さらに、前記液晶画面の周囲に該液晶画面
のフードを設けたことによって、外光によって液晶画面
の視認性が劣ることはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図6を
参照して説明する。機枠1は縦長な略箱形をなしてお
り、その上部には把手部2が横向きに一体に設けられて
おり、下部は平坦面となっていて底面部1Aが形成され
ている。3は照明装置本体であり、この照明装置本体3
は前記機枠1の一側面の下部に透明材料からなる風防4
が設けられ、この風防4の奥部に円錐形の反射板5が設
けられると共に、この反射板5の頂部には電球6が設け
られている。
【0012】7はテレビ,ラジオ用の受信機8のカラー
式の液晶画面であり、この液晶画面7は前記照明装置本
体3の投光方向9と概ね直交するように前記機枠1の正
面のやや奥側に設けられている。前記受信機8の回路基
板8Aには、前記機枠1の背面の上部に設けられたロッ
ド型のアンテナ10と、前記液晶画面7の上部に設けられ
たUHF/VHFチューナたるアップボタン11およびダ
ウンボタン12、チャンネル確認用のチャンネルコールボ
タン13と、前記機枠1の右側面側に設けられたFM/A
Mチューナー14、ONーOFFスイッチ兼用音量調節摘
み15、UHF/VHF切換スイッチ16およびFM/AM
切換スイッチ17と、前記液晶画面7とほぼ同じ方向に向
いて設けられたスピーカ1Bと、前記3型乃至5型程度
の液晶画面7とが接続されている。なお、14AはFM/
AMチューナー14のチューニングゲージである。またこ
の液晶画面7は、四隅側面部に取付部71が形成されてお
り、機枠1中に設置された支持板72に突設された支持ロ
ッド72A,72Bの先端にそれぞれ該取付部71を当接させ
てビス等のネジ部材73により、液晶画面7の垂線Zと前
記機枠1の底面部とのなす傾斜角αが上方におよそ15度
となるように取り付けられている。なお、図4中におい
て、1aは、底面部1Aと平行な線であり、7Aは液晶
画面の透明性防護カバーであり、72Cは支持板72の機枠
1への嵌合部材であり,74は支持板72を機枠1に固定す
る固定部材であり、75はTVユニット接片であり、76は
各種スイッチおよびチューナーの基板であり、77は前記
スイッチ基板を固定する固定部材であり、78はスピーカ
1Bの基板である。
【0013】この液晶画面7の傾斜角度αは、本実施例
においては上方におよそ15度としているが、液晶画面7
の視野角の範囲内で適宜変更可能である。前記液晶画面
が、底面部1Aに対して垂直であると、照明装置をテー
ブルなどに設置した状態で斜上方から液晶画面7を見た
際に、視点が視野角の範囲から外れやすくなり液晶画面
7を白化して視認しやすく、一方液晶画面7の傾斜角度
αが液晶画面7の視野角の範囲を越えると液晶画面7が
傾斜しすぎてかえって視認性が低下するばかりか、機枠
1に配設するのが困難となる。特に前記液晶画面7の傾
斜角度αは、前記液晶画面7の視野角が概ね30度である
ことから10〜20度の範囲内とすることにより、照明装置
を底面部1Aで設置した状態での斜上方からの視点を一
層確実に液晶画面7の視野角の範囲内とすることができ
る。このような傾斜角度αとすることにより、照明装置
を設置した状態での斜上方からの視点を視野角の範囲内
とすることができるとともに、照明装置の正面から画面
7を正視した際の視点を視野角の範囲内とすることもで
きる。尚、前記液晶画面7にはバックライト(図示せ
ず)が一体的に設けられており、また前記回路基板8A
にはロッドアンテナ10から受信した電波から映像信号、
音声信号を再生する受信回路や、増幅回路等が設けられ
ている。さらに前記液晶画面7の周辺部分にはフード18
が設けられている。
【0014】21は前記機枠1の他側に設けられたランタ
ン装置であり、このランタン装置21は透光性カバー2
2Aの内側に蛍光灯22が設けられたものであって、その
上部は自在継ぎ手23を介して連結され、図5に示すよう
に前記機枠1と自在継ぎ手23は軸心23Aを回転中心とし
て回動でき、さらに前記自在継ぎ手23とランタン装置21
は軸心23Bを回転中心として回動できるようになってい
る。
【0015】また24は前記機枠1の後面に凹設した電池
Eの収納部であり、この電池収納部24には+−の電池切
片24A,24Bが設けられるとともに、電池蓋24Cが着脱
可能に設けられている。そして前記電池収納部24に収納
された電池Eは接続機構(図示せず)によりTV,ラン
タン,ラジオ,ライトのいずれかを選択するファンクシ
ョンスイッチ25を介して前記電球6、蛍光灯22および受
信機8に接続されている。尚、ファンクションスイッチ
25と前記蛍光灯22の間には、直流ー交流変換器22Bが設
けられている。
【0016】尚、図中26は主電源スイッチ、27は把手部
2の両端に連結した肩掛けベルト、28は外部アンテナ等
の接続端子やイヤホン端子等を隠蔽するサイドカバーで
あり、29は警報スイッチであり、前記電池Eに接続され
機枠1内に設けられたブザー装置(図示せず)を作動し
て、前記スピーカ1Bによって警報音を発することがで
きるようになている。
【0017】次に前記構成についてその作用を説明す
る。本発明の携帯用照明装置は、把手部2を握って携帯
することができる。この際に照明を必要とする場合に
は、主電源スイッチ26を入れ、ファンクションスイッチ
25をライト側に切換えると電池Eから電球6に電気が供
給されて機枠1の一側を投光方向9により照明すること
ができる。また前記ファンクションスイッチ25をランタ
ン側に切り替えると蛍光灯22に電気が供給されて機枠1
の他側を照明することができる。尚、前記ランタン装置
21は常時は図1乃至図3に示すように、機枠1の他側と
密接するように格納されて使用でき、一方自在継ぎ手23
を介して図5に示すようにランタン装置21を水平に回動
し透光性カバー22Aが下向きになるように回動できるも
のである。
【0018】次に受信機8により視聴覚情報を得る場合
には、まず前記ファンクションスイッチ25をTV側に切
り替え、ロッドアンテナ10を伸長し、次にONーOFF
スイッチ兼用音量調節摘み15を操作してテレビのスイッ
チを入れると共に音量を調節し、またUHF/VHFチ
ューナたるアップボタン11およびダウンボタン12を操作
して所望のテレビ局の放送を受信して液晶画面7によっ
て視聴覚情報を得ることができる。また本実施例におい
ては、FM/AMチューナー14を内臓しているのでテレ
ビに限らず、AM/FMラジオによる情報も得ることが
できる。
【0019】以上のように、前記実施例においては略箱
形の機枠1の一側面に設けた照明装置本体3を設け、前
記機枠1の正面に液晶画面7を設けているので、照明装
置とテレビとをコンパクトにまとめることができ、もっ
て照明機能と視聴覚情報を合せ持つ従来にない便利な携
帯用照明装置を提供することができる。
【0020】さらに、液晶画面7は上述したとおりその
垂線Zが底面部1Aに対して液晶画面7の視野角の範囲
内、本実施例においてはおよそ15度の角度をもって配設
されているので、液晶画面7の視野角はその分だけ上方
に移行することになり、前記照明装置を底面部1Aで設
置して画面を斜上方から視認した際の視点が液晶画面7
の視野角の範囲内となるので、液晶画面7が白化して見
えたりして視認性を損なうことがない。このことは、テ
レビを見るために前記照明装置自体を斜めにして設置す
る必要がないという効果も有する。また前記液晶画面7
の周囲にはフード18が形成されているため、昼間の屋外
などでの外光によりテレビの視認性に低下をきたすこと
がない。
【0021】図7及び図8は本発明の第2実施例を示し
たものであり、前記第1実施例と同一部分には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0022】第2実施例において機枠1は横長な矩形状
の略箱形であって、正面側には受信機8の液晶画面7が
設けられており、この液晶画面7は、その垂線Zが機枠
1の底面部1Aに対して上方におよそ15度の角度をもっ
て設置されている。また機枠1の側面には電球式照明装
置本体3、3Aが設けられている。前記電球式照明装置
本体3によって白色光線により照明でき、一方電球式照
明装置本体3Aによって赤色光線により照明できるよう
になっている。さらに機枠1の背面側には把手部2が設
けられている。前記把手部2は機枠1の背面下部に突設
した隆起部2Aと、この隆起部2Aの両端に連結された
バンド2Bからなるもので、隆起部2Aの内側は電池収
納部24を兼用している。そして前記隆起部2Aには照明
装置本体3、3A,TV,ラジオのファンクションスイ
ッチ25と照明装置本体3、3Aのオンーオフスイッチ25
Aが設けられている。
【0023】以上のように、前記実施例においては略箱
形の機枠1の一側面に設けた照明装置本体3を設け、前
記機枠1の正面に液晶画面7を設けているので、照明装
置とテレビとをコンパクトにまとめることができ、もっ
て照明機能と視聴覚情報を合せ持つ従来にない便利な携
帯用照明装置を提供することができる。また照明装置本
体3、3Aを切替えて照明することによって、危険信号
等を発することができる。さらに底面部1Aを下にして
照明装置をテーブルなどに設置してTVを見る場合に
は、前記液晶画面7の垂線Zが底面部1Aに対して上方
におよそ15度の角度をなすように設置されているので、
斜上方から液晶画面7を見下ろしても視点が液晶画面7
の視野角からはずれて、液晶画面7が白化して見えたり
して視認性を損なうことがない。また前記液晶画面7の
周囲にはフード18が形成されているため、昼間の屋外な
どでの外光によりテレビの視認性に低下をきたすことが
ない。なお前記第2実施例においては、液晶画面7の傾
斜角度αをおよそ15度としているが、これに限定され
ず、液晶画面7の視野角の範囲内で適宜変更可能であ
る。前記液晶画面7が、底面部1Aに対して垂直である
と、照明装置をテーブルなどに設置した状態で斜上方か
ら液晶画面7を見た際に、視点が視野角の範囲から外れ
やすくなり液晶画面7を白化して視認しやすく、一方液
晶画面7の傾斜角度αが液晶画面7の視野角の範囲を越
えると液晶画面7が傾斜しすぎてかえって視認性が低下
するばかりか、機枠1に配設するのが困難となる。特に
前記液晶画面7の傾斜角度αは、前記液晶画面7の視野
角が概ね30度であることから10〜20度の範囲内とするこ
とにより、照明装置を底面部1Aで設置した状態での斜
上方からの視点を一層確実に液晶画面7の視野角の範囲
内とすることができる。このような傾斜角度αとするこ
とにより、照明装置を設置した状態での斜上方からの視
点を視野角の範囲内とすることができるとともに、照明
装置の正面から画面7を正視した際の視点を視野角の範
囲内とすることもできる。
【0024】図9及び図10は本発明の第3実施例を示し
たものであり、前記第1実施例と同一部分には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0025】第3実施例は液晶画面7が視野角の範囲
内、例えば上下におよそ15度づつ回動自在に設置されて
いる以外、基本的には前記第1実施例と同じ構成を有す
る。
【0026】液晶画面7は、図10に示すように側部中央
に取付部材たる突起7Bを有し、略半円管状の支持板72
の側部に形成された管状部材72Dに前記突起7Bを挿入
して液晶画面7が前記支持板72の半球面に摺接しながら
上下方向におよそ15度ずつ回動自在に取付られている。
【0027】以上のように、前記第3実施例においては
略箱形の機枠1の一側面に設けた照明装置本体3を設
け、前記機枠1の正面に液晶画面7を設けているので、
照明装置とテレビとをコンパクトにまとめることがで
き、もって照明機能と視聴覚情報を合せ持つ従来にない
便利な携帯用照明装置を提供することができる。また携
帯用照明装置をテーブルなどに設置して液晶画面7を斜
め上方から視認する場合には、液晶画面7の垂線Zが底
面部1Aに対して上方に15度の角度となるようにするこ
とができるほか、液晶画面7を手で把持したまま正視す
るような場合には、底面部1Aに対して概ね垂直にする
こともできる。さらに、液晶画面7の角度を下方15度
(−15度)から上方15度(+15度)の間でその時々の見
る角度に応じて適正な角度とすることもできる。また、
前記液晶画面7の周囲にはフード18が形成されているた
め、昼間の屋外などでの外光によりテレビの視認性に低
下をきたすことがない。なお前記第3実施例において
は、液晶画面7の回動する角度をおよそ±15度づつとし
ているが、これに限定されず、液晶画面7の視野角の範
囲内で適宜変更可能である。特に前記液晶画面7の回動
角度を液晶画面7の垂線が底面部1Aに対して±15度
の範囲内となるようにすることにより、上方に回動させ
た際の斜上方からの視点を一層確実に液晶画面7の視野
角の範囲内とすることができる。このような回動角度と
することにより照明装置を設置した状態での斜上方から
の視点を視野角の範囲内とすることができるとともに、
照明装置の正面から画面7を正視した際の視点を視野角
の範囲内とすることもできる。
【0028】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、電池は充電池でもよく、また受信機
の電源として運転席のシガレットライターソケットを利
用して車両のバッテリーを利用できるようにしてもよい
等種々の変形が可能である。さらに、実施例では照明装
置本体の投光方向と直交して液晶画面を設けたが、これ
に限定されるものではない。また、UHF,VHFに限
らず衛星放送を受信できるようにすることも可能であ
る。さらに、前記第3実施例においては液晶画面7を上
下方向に回動するように設置したが、視野角の範囲内で
上方に傾斜した状態で左右方向に回動するように設置し
てもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1では、電池収納部およ
び底面部を有する略箱形の機枠と、前記機枠の一側面に
設けた照明装置本体と、受信した電波から映像信号、音
声信号を再生する前記機枠に内臓された受信回路を備え
た回路基板と、前記機枠の正面に設けたテレビ用の液晶
画面と、前記液晶画面とほぼ同じ方向を向くように前記
機枠に設けたスピーカーとを備える携帯用照明装置であ
って、前記液晶画面の垂線が前記機枠の底面部に対し
て、少なくとも前記液晶画面の視野角の範囲内で上方に
傾斜するように配設されているので、照明機能と視聴覚
情報を合せ持つ従来にない便利な携帯用照明装置であ
り、かつ携帯用照明装置をテーブルなどに設置して斜め
上方から液晶画面を視認したとしても、視点が液晶画面
の視野角の範囲内となるので、液晶画面が白化して見え
る現象が生じない。
【0030】また、本発明の請求項2は前記液晶画面を
前記機枠の底面部の垂直方向に対して10〜20度上方に傾
斜して配設することにより、液晶画面を斜め上方から視
認する際の視点が一層確実に視野角の範囲内となるので
視認性をより好適なものとすることができる。
【0031】さらに、本発明の請求項3は前記液晶画面
の周囲に該液晶画面のフードを設けたことによって、外
光によって液晶画面の視認性が劣ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す背面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す概略縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例におけるランタン装置の回
動状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す電気回路図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す正面側の斜視図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例を示す背面側の斜視図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 機枠 1A 底面部 1B スピーカ 2 把手部 3 照明装置本体 7 液晶画面 8 受信機 8A 回路基板 9 投光方向 10 アンテナ 18 フード 24 電池収納部 Z 垂線 α 傾斜角
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 携帯用照明装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、把手部を設けた機枠に
照明装置本体を設けたキャンプ時や災害時等に使用する
携帯用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして実開昭63ー
260902号公報には、把手部を設けた機枠の一側に
電球式の照明装置本体を設け、前記機枠の上部に小型の
救急箱を着脱可能に設けた携帯用照明装置が開示されて
いる。また電池式のテレビ受信機やラジカセと一体なテ
レビ受信機も周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記携帯用照明
装置においては、照明機能と救急処理ができる機能を合
せ持つものであるが、ニュース、天気予報等の視聴覚情
報を得ることは出来ない。また前記テレビ受信機は携帯
することができるものの、キャンプ時や災害時等では別
体の懐中電灯等を使用しなければならず、紛失等の虞が
あった。
【0004】本発明は、前記問題を解決して照明機能と
視聴覚情報を合せ持つ従来にない便利な携帯用照明装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、電
池収納部および底面部を有する略箱形の機枠と、前記機
枠の一側面に設けた照明装置本体と、受信した電波から
映像信号、音声信号を再生する前記機枠に内蔵された受
信回路を備えた回路基板と、前記機枠の正面に設けたテ
レビ用の液晶画面と、前記液晶画面とほぼ同じ方向を向
くように前記機枠に設けたスピーカーとを備える携帯用
照明装置であって、前記液晶画面の垂線が前記機枠の底
面部に対して、少なくとも前記液晶画面の視野角の範囲
内で上方に傾斜するように配設されている携帯用照明装
置である。
【0006】また請求項2は、前記液晶画面の垂線が前
記機枠の底面部に対して10〜20度上方に傾斜して配設さ
れている請求項1記載の携帯用照明装置である。
【0007】さらに請求項3は、前記液晶画面の周囲に
該液晶画面のフードを設けた請求項1記載の携帯用照明
装置である。
【0008】
【作用】前記構成によって、照明装置とテレビとをコン
パクトにまとめることができ、もって照明装置本体によ
る照明機能と、テレビ受信機による視聴覚情報を合せ持
つことができる。しかも底面部をテーブル等に設置した
際に液晶画面は、視野角の範囲外では画面が白化して見
えるなどして視認性が著しく低下するが、本発明におい
て液晶画面の垂線が前記機枠の底面部に対して少なくと
も前記液晶画面の視野角の範囲内で上方に傾斜するよう
に配設されているので、視野角の範囲はその分だけ上方
に移行し、携帯用照明装置を底面部で設置して斜め上方
から液晶画面を視認したとしても、視点が液晶画面の視
野角の範囲内となるので、液晶画面が白化して見える等
の現象が生じない。
【0009】特に、前記液晶画面の垂線を前記機枠の底
面部に対して10〜20度上方に傾斜して配設することによ
り、液晶画面を斜め上方から視認する際の視点が一層確
実に液晶画面の視野角の範囲内となるので視認性をより
好適なものとすることができる。
【0010】さらに、前記液晶画面の周囲に該液晶画面
のフードを設けたことによって、外光によって液晶画面
の視認性が劣ることはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図6を
参照して説明する。機枠1は縦長な略箱形をなしてお
り、その上部には把手部2が横向きに一体に設けられて
おり、下部は平坦面となっていて底面部1Aが形成され
ている。3は照明装置本体であり、この照明装置本体3
は前記機枠1の一側面の下部に透明材料からなる風防4
が設けられ、この風防4の奥部に円錐形の反射板5が設
けられると共に、この反射板5の頂部には電球6が設け
られている。
【0012】7はテレビ,ラジオ用の受信機8のカラー
式の液晶画面であり、この液晶画面7は前記照明装置本
体3の投光方向と概ね直交するように前記機枠1の正
面のやや奥側に設けられている。前記受信機8の回路基
板8Aには、前記機枠1の背面の上部に設けられたロッ
ド型のアンテナ10と、前記液晶画面7の上部に設けられ
たUHF/VHFチューナたるアップボタン11およびダ
ウンボタン12、チャンネル確認用のチャンネルコールボ
タン13と、前記機枠1の右側面側に設けられたFM/A
Mチューナー14、ONーOFFスイッチ兼用音量調節摘
み15、UHF/VHF切換スイッチ16およびFM/AM
切換スイッチ17と、前記液晶画面7とほぼ同じ方向に向
いて設けられたスピーカ1Bと、前記3型乃至5型程度
の液晶画面7とが接続されている。なお、14AはFM/
AMチューナー14のチューニングゲージである。またこ
の液晶画面7は、四隅側面部に取付部71が形成されてお
り、機枠1中に設置された支持板72に突設された支持ロ
ッド72A,72Bの先端にそれぞれ該取付部71を当接させ
てビス等のネジ部材73により、液晶画面7の垂線Zと前
記機枠1の底面部とのなす傾斜角αが上方におよそ15度
となるように取り付けられている。なお、図4中におい
て、1aは、底面部1Aと平行な線であり、7Aは液晶
画面の透明性防護カバーであり、72Cは支持板72の機枠
1への嵌合部材であり,74は支持板72を機枠1に固定す
る固定部材であり、75はTVユニット接片であり、76は
各種スイッチおよびチューナーの基板であり、77は前記
スイッチ基板を固定する固定部材であり、78はスピーカ
1Bの基板である。
【0013】この液晶画面7の傾斜角度αは、本実施例
においては上方におよそ15度としているが、液晶画面7
の視野角の範囲内で適宜変更可能である。前記液晶画面
が、底面部1Aに対して垂直であると、照明装置をテー
ブルなどに設置した状態で斜上方から液晶画面7を見た
際に、視点が視野角の範囲から外れやすくなり液晶画面
7を白化して視認しやすく、一方液晶画面7の傾斜角度
αが液晶画面7の視野角の範囲を越えると液晶画面7が
傾斜しすぎてかえって視認性が低下するばかりか、機枠
1に配設するのが困難となる。特に前記液晶画面7の傾
斜角度αは、前記液晶画面7の視野角が概ね30度である
ことから10〜20度の範囲内とすることにより、照明装置
を底面部1Aで設置した状態での斜上方からの視点を一
層確実に液晶画面7の視野角の範囲内とすることができ
る。このような傾斜角度αとすることにより、照明装置
を設置した状態での斜上方からの視点を視野角の範囲内
とすることができるとともに、照明装置の正面から画面
7を正視した際の視点を視野角の範囲内とすることもで
きる。尚、前記液晶画面7にはバックライト(図示せ
ず)が一体的に設けられており、また前記回路基板8A
にはロッドアンテナ10から受信した電波から映像信号、
音声信号を再生する受信回路や、増幅回路等が設けられ
ている。さらに前記液晶画面7の周辺部分にはフード18
が設けられている。
【0014】21は前記機枠1の他側に設けられたランタ
ン装置であり、このランタン装置21は透光性カバー2
2Aの内側に蛍光灯22が設けられたものであって、その
上部は自在継ぎ手23を介して連結され、図5に示すよう
に前記機枠1と自在継ぎ手23は軸心23Aを回転中心とし
て回動でき、さらに前記自在継ぎ手23とランタン装置21
は軸心23Bを回転中心として回動できるようになってい
る。
【0015】また24は前記機枠1の後面に凹設した電池
Eの収納部であり、この電池収納部24には+−の電池切
片24A,24Bが設けられるとともに、電池蓋24Cが着脱
可能に設けられている。そして前記電池収納部24に収納
された電池Eは接続機構(図示せず)によりTV,ラン
タン,ラジオ,ライトのいずれかを選択するファンクシ
ョンスイッチ25を介して前記電球6、蛍光灯22および受
信機8に接続されている。尚、ファンクションスイッチ
25と前記蛍光灯22の間には、直流ー交流変換器22Bが設
けられている。
【0016】尚、図中26は主電源スイッチ、27は把手部
2の両端に連結した肩掛けベルト、28は外部アンテナ等
の接続端子やイヤホン端子等を隠蔽するサイドカバーで
あり、29は警報スイッチであり、前記電池Eに接続され
機枠1内に設けられたブザー装置(図示せず)を作動し
て、前記スピーカ1Bによって警報音を発することがで
きるようになている。
【0017】次に前記構成についてその作用を説明す
る。本発明の携帯用照明装置は、把手部2を握って携帯
することができる。この際に照明を必要とする場合に
は、主電源スイッチ26を入れ、ファンクションスイッチ
25をライト側に切換えると電池Eから電球6に電気が供
給されて機枠1の一側を投光方向により照明すること
ができる。また前記ファンクションスイッチ25をランタ
ン側に切り替えると蛍光灯22に電気が供給されて機枠1
の他側を照明することができる。尚、前記ランタン装置
21は常時は図1乃至図3に示すように、機枠1の他側と
密接するように格納されて使用でき、一方自在継ぎ手23
を介して図5に示すようにランタン装置21を水平に回動
し透光性カバー22Aが下向きになるように回動できるも
のである。
【0018】次に受信機8により視聴覚情報を得る場合
には、まず前記ファンクションスイッチ25をTV側に切
り替え、ロッドアンテナ10を伸長し、次にONーOFF
スイッチ兼用音量調節摘み15を操作してテレビのスイッ
チを入れると共に音量を調節し、またUHF/VHFチ
ューナたるアップボタン11およびダウンボタン12を操作
して所望のテレビ局の放送を受信して液晶画面7によっ
て視聴覚情報を得ることができる。また本実施例におい
ては、FM/AMチューナー14を内蔵しているのでテレ
ビに限らず、AM/FMラジオによる情報も得ることが
できる。
【0019】以上のように、前記実施例においては略箱
形の機枠1の一側面に設けた照明装置本体3を設け、前
記機枠1の正面に液晶画面7を設けているので、照明装
置とテレビとをコンパクトにまとめることができ、もっ
て照明機能と視聴覚情報を合せ持つ従来にない便利な携
帯用照明装置を提供することができる。
【0020】さらに、液晶画面7は上述したとおりその
垂線Zが底面部1Aに対して液晶画面7の視野角の範囲
内、本実施例においてはおよそ15度の角度をもって配設
されているので、液晶画面7の視野角はその分だけ上方
に移行することになり、前記照明装置を底面部1Aで設
置して画面を斜上方から視認した際の視点が液晶画面7
の視野角の範囲内となるので、液晶画面7が白化して見
えたりして視認性を損なうことがない。このことは、テ
レビを見るために前記照明装置自体を斜めにして設置す
る必要がないという効果も有する。また前記液晶画面7
の周囲にはフード18が形成されているため、昼間の屋外
などでの外光によりテレビの視認性に低下をきたすこと
がない。
【0021】図7及び図8は本発明の第2実施例を示し
たものであり、前記第1実施例と同一部分には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0022】第2実施例において機枠1は横長な矩形状
の略箱形であって、正面側には受信機8の液晶画面7が
設けられており、この液晶画面7は、その垂線Zが機枠
1の底面部1Aに対して上方におよそ15度の角度をもっ
て設置されている。また機枠1の側面には電球式照明装
置本体3、3Aが設けられている。前記電球式照明装置
本体3によって白色光線により照明でき、一方電球式照
明装置本体3Aによって赤色光線により照明できるよう
になっている。さらに機枠1の背面側には把手部2が設
けられている。前記把手部2は機枠1の背面下部に突設
した隆起部2Aと、この隆起部2Aの両端に連結された
バンド2Bからなるもので、隆起部2Aの内側は電池収
納部24を兼用している。そして前記隆起部2Aには照明
装置本体3、3A,TV,ラジオのファンクションスイ
ッチ25と照明装置本体3、3Aのオンーオフスイッチ25
Aが設けられている。
【0023】以上のように、前記実施例においては略箱
形の機枠1の一側面に設けた照明装置本体3を設け、前
記機枠1の正面に液晶画面7を設けているので、照明装
置とテレビとをコンパクトにまとめることができ、もっ
て照明機能と視聴覚情報を合せ持つ従来にない便利な携
帯用照明装置を提供することができる。また照明装置本
体3、3Aを切替えて照明することによって、危険信号
等を発することができる。さらに底面部1Aを下にして
照明装置をテーブルなどに設置してTVを見る場合に
は、前記液晶画面7の垂線Zが底面部1Aに対して上方
におよそ15度の角度をなすように設置されているので、
斜上方から液晶画面7を見下ろしても視点が液晶画面7
の視野角からはずれて、液晶画面7が白化して見えたり
して視認性を損なうことがない。また前記液晶画面7の
周囲にはフード18が形成されているため、昼間の屋外な
どでの外光によりテレビの視認性に低下をきたすことが
ない。なお前記第2実施例においては、液晶画面7の傾
斜角度αをおよそ15度としているが、これに限定され
ず、液晶画面7の視野角の範囲内で適宜変更可能であ
る。前記液晶画面7が、底面部1Aに対して垂直である
と、照明装置をテーブルなどに設置した状態で斜上方か
ら液晶画面7を見た際に、視点が視野角の範囲から外れ
やすくなり液晶画面7を白化して視認しやすく、一方液
晶画面7の傾斜角度αが液晶画面7の視野角の範囲を越
えると液晶画面7が傾斜しすぎてかえって視認性が低下
するばかりか、機枠1に配設するのが困難となる。特に
前記液晶画面7の傾斜角度αは、前記液晶画面7の視野
角が概ね30度であることから10〜20度の範囲内とするこ
とにより、照明装置を底面部1Aで設置した状態での斜
上方からの視点を一層確実に液晶画面7の視野角の範囲
内とすることができる。このような傾斜角度αとするこ
とにより、照明装置を設置した状態での斜上方からの視
点を視野角の範囲内とすることができるとともに、照明
装置の正面から画面7を正視した際の視点を視野角の範
囲内とすることもできる。
【0024】図9及び図10は本発明の第3実施例を示し
たものであり、前記第1実施例と同一部分には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0025】第3実施例は液晶画面7が視野角の範囲
内、例えば上下におよそ15度づつ回動自在に設置されて
いる以外、基本的には前記第1実施例と同じ構成を有す
る。
【0026】液晶画面7は、図10に示すように側部中央
に取付部材たる突起7Bを有し、略半円管状の支持板72
の側部に形成された管状部材72Dに前記突起7Bを挿入
して液晶画面7が前記支持板72の半球面に摺接しながら
上下方向におよそ15度ずつ回動自在に取付られている。
【0027】以上のように、前記第3実施例においては
略箱形の機枠1の一側面に設けた照明装置本体3を設
け、前記機枠1の正面に液晶画面7を設けているので、
照明装置とテレビとをコンパクトにまとめることがで
き、もって照明機能と視聴覚情報を合せ持つ従来にない
便利な携帯用照明装置を提供することができる。また携
帯用照明装置をテーブルなどに設置して液晶画面7を斜
め上方から視認する場合には、液晶画面7の垂線Zが底
面部1Aに対して上方に15度の角度となるようにするこ
とができるほか、液晶画面7を手で把持したまま正視す
るような場合には、底面部1Aに対して概ね垂直にする
こともできる。さらに、液晶画面7の角度を下方15度
(−15度)から上方15度(+15度)の間でその時々の見
る角度に応じて適正な角度とすることもできる。また、
前記液晶画面7の周囲にはフード18が形成されているた
め、昼間の屋外などでの外光によりテレビの視認性に低
下をきたすことがない。なお前記第3実施例において
は、液晶画面7の回動する角度をおよそ±15度づつとし
ているが、これに限定されず、液晶画面7の視野角の範
囲内で適宜変更可能である。特に前記液晶画面7の回動
角度を液晶画面7の垂線が底面部1Aに対して±15度
の範囲内となるようにすることにより、上方に回動させ
た際の斜上方からの視点を一層確実に液晶画面7の視野
角の範囲内とすることができる。このような回動角度と
することにより照明装置を設置した状態での斜上方から
の視点を視野角の範囲内とすることができるとともに、
照明装置の正面から画面7を正視した際の視点を視野角
の範囲内とすることもできる。
【0028】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、電池は充電池でもよく、また受信機
の電源として運転席のシガレットライターソケットを利
用して車両のバッテリーを利用できるようにしてもよい
等種々の変形が可能である。さらに、実施例では照明装
置本体の投光方向と直交して液晶画面を設けたが、これ
に限定されるものではない。また、UHF,VHFに限
らず衛星放送を受信できるようにすることも可能であ
る。さらに、前記第3実施例においては液晶画面7を上
下方向に回動するように設置したが、視野角の範囲内で
上方に傾斜した状態で左右方向に回動するように設置し
てもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1では、電池収納部およ
び底面部を有する略箱形の機枠と、前記機枠の一側面に
設けた照明装置本体と、受信した電波から映像信号、音
声信号を再生する前記機枠に内蔵された受信回路を備え
た回路基板と、前記機枠の正面に設けたテレビ用の液晶
画面と、前記液晶画面とほぼ同じ方向を向くように前記
機枠に設けたスピーカーとを備える携帯用照明装置であ
って、前記液晶画面の垂線が前記機枠の底面部に対し
て、少なくとも前記液晶画面の視野角の範囲内で上方に
傾斜するように配設されているので、照明機能と視聴覚
情報を合せ持つ従来にない便利な携帯用照明装置であ
り、かつ携帯用照明装置をテーブルなどに設置して斜め
上方から液晶画面を視認したとしても、視点が液晶画面
の視野角の範囲内となるので、液晶画面が白化して見え
る現象が生じない。
【0030】また、本発明の請求項2は前記液晶画面を
前記機枠の底面部の垂直方向に対して10〜20度上方に傾
斜して配設することにより、液晶画面を斜め上方から視
認する際の視点が一層確実に視野角の範囲内となるので
視認性をより好適なものとすることができる。
【0031】さらに、本発明の請求項3は前記液晶画面
の周囲に該液晶画面のフードを設けたことによって、外
光によって液晶画面の視認性が劣ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す背面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す概略縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例におけるランタン装置の回
動状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す電気回路図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す正面側の斜視図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例を示す背面側の斜視図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】 1 機枠 1A 底面部 1B スピーカ 2 把手部 3 照明装置本体 7 液晶画面 8 受信機 8A 回路基板 10 アンテナ 18 フード 24 電池収納部 投光方向 Z 垂線 α 傾斜角
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04R 1/02 103 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池収納部および底面部を有する略箱形
    の機枠と、前記機枠の一側面に設けた照明装置本体と、
    受信した電波から映像信号、音声信号を再生する前記機
    枠に内臓された受信回路を備えた回路基板と、前記機枠
    の正面に設けたテレビ用の液晶画面と、前記液晶画面と
    ほぼ同じ方向を向くように前記機枠に設けたスピーカー
    とを備える携帯用照明装置であって、前記液晶画面の垂
    線が前記機枠の底面部に対して、少なくとも前記液晶画
    面の視野角の範囲内で上方に傾斜するように配設されて
    いることを特徴とする携帯用照明装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶画面の垂線が前記機枠の底面部
    に対して10〜20度上方に傾斜して配設されていることを
    特徴とする請求項1記載の携帯用照明装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶画面の周囲に該液晶画面のフー
    ドを設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯用照明
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003027567A1 (en) * 2001-09-26 2003-04-03 Hyun-Gi An Portable light
US6996077B1 (en) 1997-07-03 2006-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Satellite broadcasting system
WO2009157322A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 Kosaka Kiyoshi さいがいチャン(携帯用受信機能付き照明ランプ)

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