JPH07211062A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07211062A
JPH07211062A JP6001012A JP101294A JPH07211062A JP H07211062 A JPH07211062 A JP H07211062A JP 6001012 A JP6001012 A JP 6001012A JP 101294 A JP101294 A JP 101294A JP H07211062 A JPH07211062 A JP H07211062A
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JP
Japan
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input
sense amplifier
memory cell
row address
data
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JP6001012A
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Inventor
Tadaaki Yamauchi
忠昭 山内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センスアンプをキャッシュとして用い、セン
スアンプからデータを直接読出したり、メモリセルから
イコライズされたビット線を介して高速にデータを読出
すことができるような半導体記憶装置を提供することで
ある。 【構成】 この半導体記憶装置は、センスアンプ部A
i、メモリセルアレイMCi、コラムデコーダ25、ロ
ウ系アレイ制御回路およびロウデコーダ27、タグメモ
リ部29、行アドレスバッファ31、列アドレスバッフ
ァ33、およびクロック発生回路35を含む。タグメモ
リ部29に入力される内部行アドレスとタグメモリ部2
9が保持しているセンスアンプ部Aiに対応する行アド
レスとが一致した場合には、センスアンプ部Aiから直
接データが読出される。一方、一致しない場合には、メ
モリセルアレイMCiのデータがイコライズされたビッ
ト線を介してセンスアンプ部Aiで増幅およびストアさ
れて読出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特に、センスアンプをキャッシュメモリとして使用
することができるような半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来の4.5Mbitダイナ
ミック(D)RAM半導体記憶装置の概略ブロック図で
あって、IEICE TRANS. ELECTRO
N, VOL E76 C,NO5 MAY 1993
PP.830〜837におけるFig.4に対応した
図であり、図23は、図22の入出力端子DQi(i=
0,1,…,8)に対応して設けられる512kセルア
レイを示した概略ブロック図である。
【0003】図22を参照して、この半導体記憶装置
は、入出力端子DQi(i=0,1,…,8)と、ロウ
系回路13と、コラム系回路15と、制御回路17と、
クロックおよび制御回路19と、入出力(I/O)回路
21とを含む。
【0004】入出力端子DQ0から入出力端子DQ8
は、番号の順に並んで設けられている。その並んだ入出
力端子の一端側にロウ系回路13は設けられている。そ
の並んだ入出力端子の他端側にコラム系回路15は設け
られている。ロウ系回路13、コラム系回路15および
入出力端子DQ0に近接してロウ系回路13等を制御す
るための制御回路17が設けられている。ロウ系回路1
3、入出力端子DQi、コラム系回路15および制御回
路17は、DRAMコアを形成している。
【0005】クロックおよび制御回路19はコラム系回
路15の中心部に近接して設けられている。そのクロッ
クおよび制御回路19の両側には、コラム系回路15に
沿ってI/O回路21が設けられている。クロックおよ
び制御回路19およびI/O回路21は、インターフェ
イスロジックを形成している。
【0006】入出力端子DQiに対応して設けられる5
12kセルアレイ3は、256kサブアレイ5aと、2
56kサブアレイ5bと、ロウデコーダ7a,7bと、
センスアンプ9a,9bと、コラムデコーダ11とを含
む。
【0007】256kサブアレイ5a,5bは、それぞ
れ256の行および1240の列に対応して設けられる
メモリセルを有する。256kサブアレイ5a,5bに
よって512kの記憶容量が形成され、図22に示すよ
うな入出力端子が9本あるので語構成が9の全記憶容量
4.5Mbitの半導体記憶装置が形成されている。
【0008】256kサブアレイ5aの行方向の一端側
にはロウデコーダ7aが設けられ、256kサブアレイ
5bの行方向の一端側にはロウデコーダ7bが設けられ
ている。256kサブアレイ5aの列方向の一端側には
センスアンプ9aが設けられ、256kサブアレイ5b
の列方向の一端側にはセンスアンプ9bが設けられてい
る。センスアンプ9aとセンスアンプ9bとの間にはコ
ラムデコーダ11が設けられている。センスアンプ9
a,9bは、256kサブアレイ5a,5bの列の数で
ある1024個のセンスアンプを有する。
【0009】図22に示す入出力端子DQiのそれぞれ
に対して、読出時には、各512kセルアレイ3から1
つずつメモリセルが選択されてデータが読出される。し
たがって、256kサブアレイ5aをバンクAとし、2
56kサブアレイ5bをバンクBとすると、2バンク構
成を形成したバンクA,Bは、異なるロウ系の制御信号
で制御される。そして、各バンクから独立にデータがア
クセスされる。すなわち、たとえばバンクAが選択され
ているときは、各512kセルアレイのバンクA側の2
56kサブアレイ5aからデータが1つずつ読出されて
入出力端子DQiに出力される。逆に、たとえばバンク
Bが選択されたときは、バンクB側の256kサブアレ
イ5bからデータが読出される。
【0010】データは読出された後、たとえばそのデー
タがセンスアンプ9aに蓄えられたままで、次の読出時
も同じ行が選択されると、ワード線が活性化されて読出
されるのではなく、センスアンプ9aから直接読出され
る。このように、センスアンプから直接読出されること
をリードヒットと呼ぶ。リードヒットの場合、ワード線
を活性化して読出す場合に比べて早くデータが読出され
る。
【0011】一方、前の読出時と異なる行が選択される
リードミス時では、たとえばセンスアンプ9aに蓄えら
れたデータをリセットする一連のプリチャージ動作が必
要となる。すなわち、前の読出時に選択されて活性化さ
れたままになっているワード線は立下げられ、さらにビ
ット線対はイコライズされ、センスアンプ9aのデータ
がリセットされる必要がある。そして、新しいアドレス
に対する読出が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センス
アンプのデータがリセットされるための一連のプリチャ
ージ動作が必要とされるリードミス時では、通常必要と
されるRASアクセス時間tRACにプリチャージ時間
が加えられた時間が必要である。このtRACにプリチ
ャージ時間を加えた時間は、RASのサイクルタイムに
等しい。たとえばtRAC=50nsの場合には、サイ
クルタイム=90nsとなっており、結果的にプリチャ
ージ時間=40ns遅くなる。このことは、リードミス
時の読出時間が遅くなることを意味する。
【0013】ゆえに、本発明は、センスアンプをキャッ
シュとして用い、かつリードミス時においても通常のR
ASアクセス時間tRACに限りなく近い時間で高速に
データを読出すことができるような半導体記憶装置を提
供することである。
【0014】次に、他の問題点を説明する。センスアン
プ9a,9bは、各バンク毎に配置されているので、た
とえばバンクA側が動作しているときバンクA側に配置
されたセンスアンプ9aのみがキャッシュとしての機能
を果たす。逆にバンクB側が動作するとき、バンクB側
のセンスアンプ9bがキャッシュとしての機能を果た
す。したがって、センスアンプは、2ラインX1kby
teキャッシュとしての機能を果たしている。
【0015】しかし、キャッシュの容量に対して、ブロ
ックサイズには最適値がある。たとえば、ブロックサイ
ズが大きいと(一度にデータが置換される単位が大きい
と)、ライン数が少ない場合にキャッシュとしてのヒッ
ト率が低くなることが知られている。
【0016】ゆえに、この発明の他の目的は、キャッシ
ュとしての機能を果たすセンスアンプのライン数を多く
して、ヒット率を向上することができるような半導体記
憶装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体記憶装置は、複数のメモリセルが行および列方向に
配設されたメモリセルアレイと、各メモリセルの列方向
に対応して設けられた複数のビット線対と、各メモリセ
ルの行方向に対応して設けられた複数のワード線と、各
ビット線対に接続され、かつ所定の行方向に配設された
メモリセルに対応するデータを保持する複数のセンスア
ンプを有するセンスアンプ部と、各センスアンプが保持
しているデータに対応する行アドレスと入力される行ア
ドレスとが同じであるか否かを判定する第1の判定手段
と、各センスアンプに接続される入出力線対と、入力さ
れる列アドレスに応じて、各センスアンプを入出力線対
に接続するコラムデコーダと、入力される行アドレスに
応じて、行方向に配設されたメモリセルを指定するため
にワード線を活性化するロウデコーダと、列アドレスお
よび行アドレスが入力される前において、各センスアン
プと各メモリセルとを分離するとともに、ビット線対を
イコライズ状態にし、さらに、第1の判定手段の出力に
応じて、各センスアンプと各メモリセルとを接続するか
否かを制御し、ビット線対をイコライズ状態にするか否
かを制御する制御手段とを備えている。
【0018】請求項2では、請求項1の制御手段は、第
1の判定手段が読出のために入力される行アドレスと各
センスアンプに保持されているデータに対応する行アド
レスとが同じであると判定したことに応じて、各センス
アンプと各メモリセルとを分離するとともに、ビット線
対をイコライズ状態にし、コラムデコーダは、各センス
アンプと入出力線対とを接続する。
【0019】請求項3では、請求項1の制御手段は、第
1の判定手段が読出のために入力される行アドレスと各
センスアンプに保持されているデータに対応する行アド
レスとが異なると判定したことに応じて、各センスアン
プと各メモリセルとを接続し、コラムデコーダは、各セ
ンスアンプと入出力線対とを接続する。
【0020】請求項4では、請求項1の制御手段は、第
1の判定手段が書込のために入力される行アドレスと各
センスアンプに保持されているデータに対応する行アド
レスとが同じであるまたは異なると判定したことに応じ
て、各センスアンプと各メモリセルとを接続し、コラム
デコーダは、各センスアンプと入出力線対とを接続す
る。
【0021】請求項5では、請求項1の制御手段は、第
1の判定手段が書込のために入力される行アドレスと各
センスアンプに保持されているデータに対応する行アド
レスとが同じであると判定したことに応じて、各センス
アンプと各メモリセルとを分離するとともに、ビット線
対をイコライズ状態にし、コラムデコーダは、各センス
アンプと入出力線対とを接続する。
【0022】請求項6では、請求項1または5の半導体
記憶装置は、さらに、各センスアンプに保持されている
データと各メモリセルに保持されているデータとが同じ
であるか否かを判定する第2の判定手段とを備え、制御
手段は、第1の判定手段が書込または読出のために入力
される行アドレスと各センスアンプに保持されているデ
ータに対応する行アドレスとが異なると判定したことに
応じて、かつ第2の判定手段が各センスアンプに保持さ
れているデータと各メモリセルに保持されているデータ
とが同じであると判定したことに応じて、各センスアン
プと各メモリセルとを接続し、コラムデコーダは、各セ
ンスアンプと入出力線対とを接続する。
【0023】請求項7では、請求項6の制御手段は、各
メモリセルおよび各センスアンプに対してデータの書込
または読出が行なわれた後、各センスアンプと各メモリ
セルとを分離するとともに、ビット線対をイコライズ状
態にする。
【0024】請求項8では、請求項1または5の半導体
記憶装置は、さらに、各センスアンプに保持されている
データと各メモリセルに保持されているデータとが同じ
であるか否かを判定する第2の判定手段とを備え、制御
手段は、第1の判定手段が書込または読出のために入力
される行アドレスと各センスアンプに保持されているデ
ータに対応する行アドレスとが異なると判定したことに
応じて、かつ第2の判定手段が各センスアンプに保持さ
れているデータと各メモリセルに保持されているデータ
とが異なると判定したことに応じて、各センスアンプと
各メモリセルとを接続し、各センスアンプに保持された
データを各メモリセルに書込む。
【0025】請求項9では、請求項8の制御手段は、各
センスアンプに保持されたデータが各メモリセルに書込
まれた後、各センスアンプと書込または読出のために入
力される行アドレスに対応したメモリセルとを接続し、
コラムデコーダは、各センスアンプと入出力線対とを接
続する。
【0026】請求項10では、請求項1から9いずれか
のセンスアンプ部に対して隣接して複数のメモリセルア
レイが設けられる。
【0027】請求項11では、請求項10のセンスアン
プ部は、隣接して設けられた複数のメモリセルアレイの
いずれかのデータを保持する。
【0028】請求項12では、請求項1から9いずれか
の半導体記憶装置において、複数のメモリセルアレイの
それぞれの間に、隣接して共有されるセンスアンプ部が
設けられる。
【0029】請求項13では、請求項12のセンスアン
プ部は、共有されるメモリセルアレイのいずれかのデー
タを保持できる。
【0030】請求項14では、請求項13の半導体記憶
装置は、さらに、各メモリセルアレイに隣接して、かつ
共有される複数のセンスアンプ部のうち最近アクセスさ
れたセンスアンプ部を判定する第3の判定手段とを備
え、第3の判定手段が最近アクセスされていないと判定
したセンスアンプ部に各メモリセルアレイのデータが書
込まれる。
【0031】請求項15では、請求項1から14いずれ
かの半導体記憶装置は、さらに、外部行アドレスが入力
される行アドレスバッファと、入出力データが入出力さ
れる入出力バッファと、行アドレスバッファに外部行ア
ドレスを入力するための入力端子と、入出力バッファに
入出力データを入出力するための入出力端子とを備え、
入力端子と入出力端子は、同じである。
【0032】
【作用】この発明に係る半導体記憶装置は、列アドレス
および行アドレスが入力される前において、データを保
持しているセンスアンプとメモリセルとを分離するとと
もに、メモリセルに接続されるビット線対をイコライズ
状態にしており、たとえば、センスアンプに保持されて
いるデータに対応する行アドレスと読出のために入力さ
れる行アドレスとが同じである場合には、メモリセルと
分離されたセンスアンプから直接データを入出力線対に
読出すことができる。さらに、たとえば、センスアンプ
に保持されているデータに対応する行アドレスと読出の
ための入力される行アドレスとが異なる場合には、メモ
リセルとセンスアンプが接続され、メモリセルのデータ
が入出力線対に読出される。
【0033】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例による半導
体記憶装置の全体を示す概略ブロック図である。
【0034】図1を参照して、この半導体記憶装置は、
センスアンプ部Ai(i=0,1,…,7)と、メモリ
セルアレイMCi(i=0,1,…,7)と、コラムデ
コーダ25と、ロウ系アレイ制御回路およびロウデコー
ダ27と、クロック発生回路35と、タグメモリ部(図
面ではTAG)29と、列アドレスバッファ33と、行
アドレスバッファ31とを含む。
【0035】センスアンプ部Aiは、センスアンプが行
方向に並んだセンスアンプ列および入出力線対とビット
線対とを接続する制御回路を含んでいる。メモリセルア
レイMCiは、行方向および列方向に配線されたワード
線およびビット線に対応して配設される複数のメモリセ
ルを有している。このセンスアンプ部Aiとメモリセル
アレイMCiは、それぞれiに対応してブロック♯iを
形成し、本実施例の場合には、♯0〜♯7の8つのブロ
ックに分割されている。
【0036】列アドレスバッファ33には、外部列アド
レスY0〜Y(i−1)信号が入力され、行アドレスバ
ッファ31には、外部行アドレスX0〜X(i−1)信
号が入力されている。行アドレスバッファ31は、内部
行アドレスAX0〜AX(i−1)信号をロウ系アレイ
制御回路およびロウデコーダ27に出力し、下位3ビッ
トを除いた内部行アドレスAX3〜AX(i−1)をタ
グメモリ部29に出力している。列アドレスバッファ3
3は、内部列アドレスAY0〜AY(i−1)をコラム
デコーダ25に出力している。
【0037】クロック発生回路35には、外部制御信号
Ext.ZCAS,Ext,ZRASが入力されてい
る。クロック発生回路35は、列アドレスバッファ33
に外部列アドレスY0〜Y(i−1)を取り込むことを
指示する信号を出力している。さらにクロック発生回路
35は、コラムデコーダ25にクロック信号φ2 を出力
し、ロウ系アレイ制御回路およびロウデコーダ27にク
ロック信号φ1 を出力している。このクロック信号
φ1 ,φ2 は、タグメモリ部29にも入力されている。
【0038】タグメモリ部29は、センスアンプ部Ai
に保持されているデータに対応した行アドレスを記憶し
ている。したがって、行アドレスバッファ31によって
入力される内部行アドレスAX3〜AX(i−1)と記
憶している行アドレスとを比較し、一致するか否かを表
わす信号MISS<0:7>をロウ系アレイ制御回路お
よびロウデコーダ27とクロック発生回路35とに出力
している。この信号MISS<0:7>は、一致した場
合がLレベルの信号であり、不一致の場合がHレベルの
信号である。
【0039】ロウ系アレイ制御回路およびロウデコーダ
27は、ロウ系アレイ制御回路とロウデコーダとに後で
説明するように分割されており、ロウ系アレイ制御回路
から制御信号S1,BLEQ,S2N,S2Pがセンス
アンプ部Aiに入力されている。ロウ系アレイ制御回路
からロウデコーダには、図示していないが信号RDEも
入力されている。ロウデコーダは、メモリセルアレイM
Ciに対してワード線を活性化するための信号WLを出
力している。
【0040】以下、この発明の動作を図1を用いて簡単
に説明する。この装置が動作する前の待機時において
は、♯0〜♯7のそれぞれのブロックにおけるセンスア
ンプ部AiとメモリセルアレイMCiとは分離されてい
る。この分離されているか否かは、ロウ系制御回路から
出力される制御信号S1によって制御されている。そし
て、それぞれのセンスアンプ部Aiのセンスアンプは、
所定の行方向のメモリセルに対応したデータを保持して
いる。そのため、タグメモリ部29は、それぞれのセン
スアンプに蓄えられているデータに対応する行アドレス
を記憶している。
【0041】各センスアンプ部Aiに保持されたデータ
が読出されるために、まず、外部行アドレスX0〜X
(i−1)が行アドレスバッファ31に入力され、外部
列アドレスY0〜Y(i−1)が列アドレスバッファ3
3に入力される。行アドレスバッファ31から下位3ビ
ットを除いた内部行アドレスX3〜AX(i−1)が8
ラインのタグメモリ部29に入力される。タグメモリ部
29に蓄えられたアドレスと、入力された行アドレスと
が一致すると、メモリセルアレイMCiとセンスアンプ
部Aiとは分離されたまま、コラムデコーダ25が動作
する。そのため、行アドレスで選択されたセンスアンプ
列にあるデータが直接コラム選択線で選択されて入出力
線対に読出される。この場合は、リードヒットと呼ば
れ、ワード線を活性化してからメモリセルのデータを読
出すわけではないので、読出時間が短くなっている。
【0042】一方、タグメモリ部29に記憶している行
アドレスと入力された行アドレスとが不一致の場合に
は、行アドレスに対応するブロック♯iの信号MISS
<i>はHレベルになる。このHレベルの信号MISS
<i>が入力されるロウ系アレイ制御回路およびロウデ
コーダ27は、センスアンプ部Aiに対してセンスアン
プ部のデータをリセットするための信号S2N,S2P
を出力する。さらに、ロウ系アレイ制御回路およびロウ
デコーダ27からメモリセルアレイMCiとセンスアン
プ部Aiとを接続するための信号S1を出力する。これ
によって、センスアンプ部Aiのデータはリセットさ
れ、メモリセルアレイMCiのメモリセルからデータが
読出され、センスアンプで増幅およびストアされる。こ
こで、メモリセルアレイMCiのすべてのビット線対
は、待機時において信号BLEQによってイコライズ状
態であったので、リードミスにおける読出時間のロスは
殆どなくなっている。
【0043】このことについて説明すると、ビット線
は、通常抵抗が大きく、寄生容量も大きいものが使用さ
れている。そのため、従来例のようにビット線がイコラ
イズされていない場合には、約10〜20ns程度の時
間がかかっていた。これに対し、本発明では、ビット線
がイコライズ状態であったので、約10〜20ns程度
の時間が短縮されている。一方、センスアンプは、寄生
容量もビット線と比べると数分の1(1/3〜1/5)
であり、抵抗も小さい。したがって、センスアンプ部の
イコライズ時間としては、1ns程度で十分であり、セ
ンスアンプ部におけるリードミス時の読出時間のロスは
殆どないと考えてよい。すなわち、従来例に比べて待機
時にビット線がイコライズされたことにより、リードミ
ス時とリードヒット時の読出時間の差を極力抑えること
ができる。
【0044】なお、読出時において、8つに分割された
ブロックiのうち1つのブロックのみが動作するが、そ
の他の7つの待機状態にあるセンスアンプ列にはデータ
が保持されているので、図1に示すような構成のセンス
アンプは、8ラインのキャッシュとしての機能を果たし
ている。
【0045】図2は、図1のセンスアンプ部Ai(i=
0,1,…,7)およびメモリセルアレイMCi(i=
0,1,…,7)の一例としてのセンスアンプ部A0お
よびメモリセルアレイMC0の回路図、ならびにコラム
デコーダ、ロウ系アレイ制御回路およびロウデコーダの
ブロック図である。
【0046】図2を参照して、メモリセルアレイMC0
は、行方向に配線されたワード線と列方向に配線された
ビット線対に対応して配設されるメモリセルを有してい
る。たとえばワード線WL0とビット線対BL1,ZB
L1に対応するメモリセルは、メモリセルキャパシタ6
9とメモリセルトランジスタ71とを含む。メモリセル
キャパシタ69の一方の電極は接地電位に接続され、他
方の電極はメモリセルトランジスタ71のソース/ドレ
インの一方の電極に接続されている。メモリセルトラン
ジスタの他方のソース/ドレインは、ビット線BL1に
接続され、ゲート電極はワード線WL0に接続されてい
る。
【0047】センスアンプ部A0は、ビット線対をイコ
ライズ状態にできるNチャネルMOSトランジスタと、
センスアンプと、センスアンプとビット線対とを分離で
きるNチャネルMOSトランジスタと、センスアンプと
入出力線(IO,ZIO)とを接続できるNチャネルM
OSトランジスタとを含んでいる。
【0048】たとえばビット線対BL1,ZBL1をイ
コライズ状態にできるNチャネルMOSトランジスタ5
7は、ゲート電極にロウ系アレイ制御回路27aの出力
である制御信号BLEQを受け、ソースおよびドレイン
がそれぞれビット線対BL1,ZBL1に接続されてい
る。同様に、NチャネルMOSトランジスタ59のゲー
ト電極には制御信号BLEQが入力され、ソースおよび
ドレインのそれぞれがビット線対BL2,ZBL2に接
続されている。
【0049】ビット線対BL1,ZBL1とセンスアン
プ45を接続または分離するためのNチャネルMOSト
ランジスタ49,51のゲート電極にはロウ系アレイ制
御回路27aからの出力である制御信号S1<0>が入
力されている。NチャネルMOSトランジスタ49のソ
ース/ドレインの一方はビット線BL1に接続され、N
チャネルMOSトランジスタ51のソース/ドレインの
一方はビット線ZBL1に接続されている。MOSトラ
ンジスタ49,51の他方のソース/ドレインはセンス
アンプ45に接続されている。同様に、NチャネルMO
Sトランジスタ53,55のゲート電極には制御信号S
1<0>が入力され、ソース/ドレインの一方はそれぞ
れビット線対BL2,ZBL2に接続され,他方のソー
ス/ドレインはセンスアンプ47に接続されている。
【0050】センスアンプ45,47のうち、センスア
ンプ45を用いて内部構成を説明する。センスアンプ4
5は、NチャネルMOSトランジスタ49の他方のソー
ス/ドレイン側のノードB1にゲート電極が接続される
PチャネルMOSトランジスタ67,NチャネルMOS
トランジスタ63と、NチャネルMOSトランジスタ5
1の他方のソース/ドレイン側のノードZB1にゲート
電極が接続されるPチャネルMOSトランジスタ65,
NチャネルMOSトランジスタ61とを含む。
【0051】PチャネルMOSトランジスタ65,Nチ
ャネルMOSトランジスタ61のソース/ドレインの一
方はノードB1に接続され、PチャネルMOSトランジ
スタ67,NチャネルMOSトランジスタ63の一方の
ソース/ドレインはノードZB1に接続されている。N
チャネルMOSトランジスタ61とNチャネルMOSト
ランジスタ63の他方のソース/ドレインはともに接続
され、ロウ系アレイ制御回路27aの出力である制御信
号S2N<0>が入力されている。PチャネルMOSト
ランジスタ65とPチャネルMOSトランジスタ67の
他方のソース/ドレインはともに接続され、ロウ系アレ
イ制御回路27aの出力である制御信号S2P<0>が
入力されている。
【0052】入出力線対IO,ZIOとセンスアンプと
を接続するためのNチャネルMOSトランジスタのゲー
ト電極は、コラムデコーダ25とコラム選択線で接続さ
れている。たとえば、センスアンプ45と入出力線I
O,ZIOとを接続するNチャネルMOSトランジスタ
37,39のゲート電極はコラム選択線CSL0に接続
されている。NチャネルMOSトランジスタ37のソー
ス/ドレインの一方は、センスアンプ45のノードB1
に接続され、他方のソース/ドレインは入出力線IOに
接続されている。NチャネルMOSトランジスタ39の
ソース/ドレインの一方はセンスアンプ45のノードZ
B1に接続され、他方のソース/ドレインは入出力線Z
IOに接続されている。同様に、NチャネルMOSトラ
ンジスタ41,43のゲート電極はコラム選択線CSL
1に接続され、ソース/ドレインの一方はセンスアンプ
47に接続され、他方のソース/ドレインは入出力線対
IO,ZIOに接続されている。
【0053】なお、ロウデコーダ27bは、内部行アド
レスAX0〜AX(i−1)に応じてワード線を活性化
するか否かを決定するだけでなく、ロウ系アレイ制御回
路27aからの信号RDEによっても決定している。
【0054】図3は、図1のタグメモリ部の回路図であ
る。図3を参照して、タグメモリ部29は、入力される
内部行アドレスAX3〜AX(i−1)に対応して設け
られる8ラインのタグメモリセルを有する。各ラインの
タグメモリセル列をTAG<i>(i=0,1,…,
7)で表わすと、各タグメモリセル列TAG<i>の保
持している行アドレスと内部行アドレスAX3〜AX
(i−1)とが一致した場合には、信号MISS<i>
はLレベルであり、不一致の場合は信号MISS<I>
はHレベルである。
【0055】この信号MISS<i>の中で信号MIS
S<0>に着目する。そして、この信号MISS<0>
が発生するためのタグメモリセル列TAG<0>におけ
るタグメモリセルとして内部行アドレスAX3が入力さ
れるタグメモリセル73について説明する。タグメモリ
セル73は、NチャネルMOSトランジスタ85,8
7,89,91,93,95と、インバータ97,99
とを含む。
【0056】NチャネルMOSトランジスタ85,87
のゲート電極には、クロック発生回路からのクロック信
号φ2 と後で説明する信号MISS<0>が入力される
NANDゲート75の出力がインバータ77で反転され
て入力されている。NチャネルMOSトランジスタ85
のソース/ドレインの一方は内部行アドレス信号AX3
が入力され、NチャネルMOSトランジスタ87のソー
ス/ドレインの一方は内部行アドレスAX3がインバー
タ101で反転されて入力されている。MOSトランジ
スタ85,87の他方のソース/ドレインはインバータ
97,99で構成されるラッチ回路に接続されている。
すなわち、NチャネルMOSトランジスタ85の他方の
ソース/ドレインは、インバータ97の出力側およびイ
ンバータ99の入力側に接続され、NチャネルMOSト
ランジスタ87の他方のソース/ドレインはインバータ
97の入力側およびインバータ99の出力側に接続され
ている。
【0057】NチャネルMOSトランジスタ85の他方
のソース/ドレインはNチャネルMOSトランジスタ9
3のゲート電極に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ87の他方のソース/ドレインはNチャネルMOS
トランジスタ91のゲート電極に接続されている。Nチ
ャネルMOSトランジスタ91,95のソース/ドレイ
ンの一方は接地されている。NチャネルMOSトランジ
スタ89のゲート電極には内部行アドレス信号AX3が
入力され、NチャネルMOSトランジスタ95のゲート
電極には内部行アドレス信号AX3がインバータで反転
されて入力されている。NチャネルMOSトランジスタ
89,93の一方のソース/ドレインは信号MISS<
0>を発生するための回路部分に接続されている。
【0058】この信号MISS<0>を発生する回路部
分は、PチャネルMOSトランジスタ79,81と、イ
ンバータ83とを含む。PチャネルMOSトランジスタ
79のゲート電極にはクロック発生回路の出力であるク
ロック信号φ1 が入力され、ソース/ドレインの一方は
電源に接続されている。PチャネルMOSトランジスタ
79の他方のソース/ドレインは、PチャネルMOSト
ランジスタ81の一方のソース/ドレイン、インバータ
83の入力側、およびNチャネルMOSトランジスタ8
9,93の一方のソース/ドレインに接続されている。
【0059】インバータ83の出力側はPチャネルMO
Sトランジスタ81のゲート電極に接続され、このイン
バータ83から信号MISS<0>が出力される。Pチ
ャネルMOSトランジスタ81の他方のソース/ドレイ
ンは電源に接続されている。同様に、内部行アドレス信
号AX4、インバータ105で反転された内部行アドレ
ス信号AX4、インバータ77の出力およびPチャネル
MOSトランジスタ79,81によって供給される出力
はタグメモリセル103に入力されており、このような
タグメモリセルによってタグメモリセル列TAG<0>
が形成されている。
【0060】動作について簡単に説明する。信号φ1
Lレベルのとき、ノードN1はHレベルにプリチャージ
される。インバータ97,99で構成されるラッチのデ
ータと、入力された内部行アドレスAX3〜AX(i−
1)とが1ビットでも一致しないと、NチャネルMOS
トランジスタ89,91またはNチャネルMOSトラン
ジスタ93,95の一方が直列に導通する。これによっ
て、ノードN1はLレベルに引かれるので、インバータ
93の出力であるMISS<0>はHレベルになりリー
ドミスのフラッグが立つ。NチャネルMOSトランジス
タ85,87によって新たなアドレスがラッチ回路に書
込まれる。そのため、NチャネルMOSトランジスタ8
5,87は書込トランジスタとなる。
【0061】図4は、図1のロウ系アレイ制御回路およ
びロウデコーダの回路図であり、特に、図4(a)は、
ロウ系アレイ制御回路の回路図であり、図4(b)は、
ロウデコーダの回路図である。
【0062】図4を参照して、図示するロウデコーダお
よびロウ系アレイ制御回路は、図1に示すブロック♯0
に対応するものである。ロウ系アレイ制御回路におい
て、5NANDゲート107には、信号MISS<0>
と、クロック信号φ1 と、内部行アドレス信号/A
0 ,/AX1 ,/AX2 が入力されている。NAND
ゲート107の出力はインバータ109に入力され、イ
ンバータ109の出力は信号S1<0>として出力され
るとともに、遅延回路111に入力される。
【0063】遅延回路111は、インバータ113,1
19と、MOSキャパシタ115,117とを含む。イ
ンバータ109の出力はインバータ113に入力され、
インバータ113の出力側はインバータ119の入力
側、MOSキャパシタ115,117の一方の電極に接
続されている。MOSキャパシタ115の他方の電極は
電源に接続され、MOSキャパシタ117の他方の電極
は接地電位に接続されている。インバータ119の出力
はインバータ121およびNANDゲート123に入力
される。
【0064】インバータ121の出力は信号BLEQ<
0>である。インバータ109の出力は、NANDゲー
ト123,127にも入力されている。NANDゲート
123の出力は、NANDゲート127に入力されると
ともに、インバータ125にも入力されている。インバ
ータ125の出力は信号RDE<0>である。
【0065】NANDゲート127の出力は、信号SO
N<0>であり、インバータ129に入力されるととも
に、NチャネルMOSトランジスタ131のゲート電極
に入力されている。インバータ129の出力は、Pチャ
ネルMOSトランジスタ135およびNチャネルMOS
トランジスタ133のゲート電極にそれぞれ入力されて
いる。NチャネルMOSトランジスタ131のソース/
ドレインの一方は接地電位に接続され、PチャネルMO
Sトランジスタ135のソース/ドレインの一方は電源
電位に接続されている。NチャネルMOSトランジスタ
131およびPチャネルMOSトランジスタ135の他
方のソース/ドレインは、それぞれNチャネルMOSト
ランジスタ133のソースまたはドレインのそれぞれに
接続されている。そして、NチャネルMOSトランジス
タ131とNチャネルMOSトランジスタ133の接続
部から信号S2N<0>が出力され、NチャネルMOS
トランジスタ133とPチャネルMOSトランジスタ1
35の接続部から信号S2P<0>が出力される。ロウ
系アレイ制御回路で発生した信号RDE<0>は、ロウ
デコーダに入力されている。たとえば、内部行アドレス
信号/AX3〜/AX(i−1)が入力されるNAND
ゲート137には、信号RDE<0>も入力され、その
出力はインバータ139に入力されている。インバータ
139の出力はワード線WL0を活性化するかまたはし
ないかを表わす信号となる。同様に、ワード線WL1に
対して内部行アドレス信号AX3,/AX4〜/AX
(i−1)および信号RDE<0>がNANDゲート1
41に入力され、その出力がインバータ143で反転さ
れてワード線WL1を活性するか否かの信号WL1とし
て出力される。同様に、このような内部行アドレスと信
号RDE<0>がNANDゲートに入力されて、その出
力がインバータで反転されてワード線を活性するか否か
の信号が出力されている。
【0066】図5は、図1のクロック発生回路の回路図
である。図5を参照して、外部制御信号Ext.ZRA
Sがインバータ145に入力され、その出力はディレイ
(図面ではdelayで表わす)回路147とNAND
ゲート149に入力されている。このインバータ145
の出力はクロック信号φ 1 として出力されている。ディ
レイ回路147の出力はNANDゲート155に入力さ
れている。また、信号MISS<0>〜MISS<7>
はNANDゲート151に入力され、その出力はインバ
ータ153に入力されて反転され、NANDゲート15
5に入力されている。NANDゲート151の出力はN
ANDゲート149にも入力されている。NANDゲー
ト155,149の出力はNANDゲート157に入力
され、その出力はNANDゲート159に入力されてい
る。NANDゲート159の他の入力は、外部制御信号
Ext.ZCASがインバータ161で反転されて入力
されている。NANDゲート159の出力はインバータ
163で反転されてクロック信号φ2 として出力され
る。
【0067】図6は、図1のコラムデコーダの回路図で
ある。図6を参照して、クロック発生回路で発生された
クロック信号φ2 がコラムデコーダに入力されている。
たとえば、コラム選択線CSL0に対応するNANDゲ
ート165にはクロック信号φ2 と内部列アドレス/A
Y0〜/AY(i−1)が入力されて、その出力はイン
バータ167で反転されている。そして、インバータ1
67の出力がコラム選択線CSL0を活性化するか否か
を決定している。同様に、NANDゲート169にはク
ロック信号φ2 と内部列アドレスAY0,/AY1〜/
AY(i−1)が入力され、その出力はインバータ17
1で反転されている。最後のコラム選択線CSL(2i
−1)に対しては、NANDゲート173にクロック信
号φ2 と内部列アドレスAY0〜AY(i−1)が入力
されて、その出力がインバータ175で反転されてい
る。
【0068】図7および図8は、図1から図6に示した
回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【0069】図7および図8を参照して、以下、図1か
ら図6に示した回路の動作を詳細に説明する。まず、リ
ードヒットについて説明する。時刻t0 に外部入力であ
る外部制御信号Ext.ZRAS,Ext.ZCASが
HレベルからLレベルに変化する。そして、このとき外
部ロウアドレスX,外部コラムアドレスYが選択され
る。そして、図5に示すクロック発生回路のクロック信
号φ1 がHレベルになる。リードヒット時において、タ
グメモリ部29の出力である信号MISS<0:7>の
4ビットすべてがLレベルのため、図5に示すクロック
信号φ2 はHレベルになる。信号MISS<0:7>の
4ビットがLレベルであるため、図4(a)に示すロウ
系アレイ制御回路の出力である制御信号S1<0>はL
レベル、制御信号BLEQはHレベル、制御信号RDE
はLレベル、制御信号S0N<0>はHレベル、制御信
号S2PはHレベル、制御信号S2NはLレベルに保た
れる。
【0070】メモリセルアレイMC0とセンスアンプ4
5とイコライズするためのNチャネルMOSトランジス
タ57、入出力線対IO,ZIOとセンスアンプ45等
を接続するNチャネルMOSトランジスタ37,38、
ビット線対BL1,ZBL1とセンスアンプ45とを接
続するNチャネルMOSトランジスタ49,51とから
なるセンスアンプ部A0について着目する。
【0071】待機時、センスアンプ部A0には、タグメ
モリ部に保存された行アドレスに対するデータが保存さ
れている。図2に示す制御信号S1<0>がLレベルの
ため、NチャネルMOSトランジスタ49,51とがオ
フ状態となっている。したがって、メモリセルアレイM
C0とセンスアンプ部A0とが分離されている。また、
制御信号BLEQ<0>がHレベルのため、Nチャネル
MOSトランジスタ57等がオン状態となっている。し
たがって、ビット線対BL1,ZBL1等は同電位にイ
コライズされた状態になっている。また、メモリセルア
レイMC0中のワード線はすべてLレベルになって、プ
リチャージ状態となっている。
【0072】リードヒット時は、待機時にセンスアンプ
にあるデータが読出データとなるので、図4(a)に示
されるようなロウ系アレイ制御回路は動作していない。
クロック信号φ2 がHレベルになったのを受けて、外部
コラムアドレスYに対応するコラム選択線CSL0がH
レベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ37,3
9がオンする。したがって、センスアンプ45のデータ
は入出力線対IO,0IOに伝わり、データが読出され
る。
【0073】次に、リードミス時およびライト時を説明
する。図6に示す動作では、ライト時においては、外部
ロウアドレスがタグメモリ部に保存されたロウアドレス
と一致するか否かにかかわらず、センスアンプおよびメ
モリセルアレイにデータが書込まれる。このような場合
をライトスルー方式と呼ぶ。このため、ライトスルー方
式では、センスアンプに保持されるデータとメモリセル
のデータとの一致性、すなわちキャッシュコヒーレンシ
ーが容易に保たれている。
【0074】時刻t2に外部制御信号Ext.ZRA
S,Ext.ZCASがLレベルとなると、外部ロウア
ドレスX,外部コラムアドレスYが取込まれる。入力さ
れたロウアドレスXがメモリセルアレイMC0 に対応し
ていない場合を示す。クロック信号φ1 がLレベルの間
に、タグメモリ部29のノードN1はプリチャージされ
ている。そして、時刻t3にクロック信号φ1 がHレベ
ルとなって、プリチャージは終了する。タグメモリ部2
9は、ロウアドレスAXが入力されることにより、ヒッ
トまたはミスの判定が行なわれる。すなわち、ロウアド
レスAXがタグメモリ部29に保存されたロウアドレス
と一致しないようなリードミス時においては、信号MI
SS<0>はHレベルになる。
【0075】この信号MISS<0>がHレベルになっ
たことにより、時刻t4に信号S1<0>はHレベルに
なる。したがって、メモリセルアレイMC0とセンスア
ンプ部A0はNチャネルMOSトランジスタ49,51
等がオンすることにより接続される。また、センスアン
プを駆動するための信号S0NはLレベルのため、セン
スアンプ45等のノードS2P,S2Nは同電位にイコ
ライズされている。そして、信号BLEQ<0>は遅延
回路111によって生じる時刻t5までHレベルなの
で、NチャネルMOSトランジスタ57等を通じてセン
スアンプ部A0に保存されていたデータがリセットされ
る。
【0076】時刻t5に信号BLEQ<0>がLレベル
になると、信号RDEはHレベルになる。そこで、選択
されたワード線WL<0>がHレベルとなる。選択され
たメモリセルからビット線対BL1,ZBL1にデータ
が読出されると、センスアンプを駆動するための信号S
0Nは再びHレベルとなる。したがって、センスアンプ
のノードS2PはHレベル、S2NはLレベルとなるの
で、ビット線対の読出データが増幅される。
【0077】メモリセルから読出されたデータがセンス
アンプで増幅されたと思われる時刻t6にクロック信号
φ2 はHレベルになる。選択されたコラム選択線CSL
0はHレベルになり、読出データが入出力線対IO,Z
IOに伝わる。
【0078】外部制御信号Ext.ZRASがHレベル
になった時刻であるt7において、信号S1<0>がL
レベルとなって、センスアンプ部A0とメモリセルアレ
イMC0とが分離される。この後、選択されたワード線
がLレベルとなり、時刻t8に信号BLEQ<0>がH
レベルとなって、ビット線対は同電位にイコライズされ
る。このとき、センスアンプ部A0とメモリセルアレイ
MC0とは分離されているので、読出されたデータはセ
ンスアンプ部A0に保存されたままとなっている。これ
に対応するように、タグメモリ部29には、センスアン
プ部A0に保存されたデータに対応するロウアドレスが
新たに保持されることになる。
【0079】ライト時においては、入出力線対IO,Z
IOに書込データがドライブされている。たとえば選択
されるコラム選択線CSL0がHレベルになると、セン
スアンプ45およびビット線対BL1,ZBL1に書込
データが伝わって、メモリセルにデータは書込まれる。
ロウ系アレイ制御回路から出力される制御信号は、リー
ドミス時の場合と同様な動作を行なう。
【0080】このようにリードヒット時はデータがセン
スアンプから直接読出されるので、データのアクセス時
間は速くなっている。また、センスアンプにあるデータ
とメモリセルのデータとの一致性が保たれるために、ラ
イトスルー方式が用いられている。ライト動作において
は、タグメモリ部のアドレスと入力されるアドレスとが
一致するか否かにかかわらず、メモリセルまで必ず直接
書込まれている。
【0081】ところで、第1の実施例においては、ライ
トヒット時においてメモリセルにまで書込むため、その
分アクセスの時間が遅くなっている。従来例で示した半
導体記憶装置においては、スタンバイ時においてメモリ
セルアレイとセンスアンプはつながっており、ワード線
も活性化されていたので、ライトスルー方式においてヒ
ットした場合は、図1から図6に示す実施例の場合より
も従来例の方が速い。そこで、以下、ライト時におい
て、タグメモリ部に保持されたアドレスと入力されるア
ドレスが一致するヒット時では、センスアンプ部のデー
タのみを書換える実施例を説明する。
【0082】図9は、この発明の第2の実施例による半
導体記憶装置の第1の実施例と異なる部分の回路図であ
る。
【0083】まず、概念的な説明をする。ライト時にタ
グ回路のアドレスと一致するようなヒット時では、セン
スアンプのデータだけが書換えられる。そして、リード
ミスまたはライトミスのようにセンスアンプにあるデー
タをメモリセルから読出したデータに置換える動作時に
おいて、センスアンプのデータが以前のライトヒットの
際に書換えられていたら、最初にセンスアンプのデータ
が対応するメモリセルに書込まれる。そして、次にロウ
アドレスに対応するメモリセルからデータがリードまた
はロウアドレスに対応するメモリセルにデータがライト
される。
【0084】このような方式では、リードヒット時にお
いてはもちろんのこと、ライトヒット時においてもセン
スアンプのみにデータが書込まれるので、ヒット時の書
込所要時間が短くなる。また、リードミスまたはライト
ミスにおいて、センスアンプのデータはメモリセルにま
で書直されているので、センスアンプにあるデータとメ
モリセルのデータの一致性は保たれている。このような
方式をライトコピーバックと呼ぶ。
【0085】図9を参照して、ライト変更ビット発生回
路174において、外部ライト制御信号Ext.ZWE
がインバータ176に入力される。インバータ176の
出力は3NORゲート180に入力される。3NORゲ
ート180の他の入力には、内部行アドレス信号/AX
0,/AX1,/AX2が入力される3NANDゲート
178の出力と信号MISS<0>とが入力されてい
る。信号MISS<0>はS−Rフリップフロップ18
2のリセット端子Rに入力されている。3NORゲート
180の出力はS−Rフリップフロップ182のセット
端子S2に入力されている。S−Rフリップフロップ1
82の出力端子Qからセンスアンプのデータとメモリセ
ルアレイのデータとが一致するか否かを表わす信号W0
−Bitが出力される。
【0086】同様に、外部ライト制御信号Ext.ZW
Eがインバータ176で反転されて3NORゲート18
6に入力されている。3NORゲート186には、行ア
ドレス信号AX0,/AX1,/AX2が入力される3
NANDゲート184の出力と信号MISS<1>が入
力されている。信号MISS<1>は、S−Rフリップ
フロップ188のリセット端子Rに入力されている。3
NORゲート186の出力はS−Rフリップフロップ1
88のセット端子Sに入力されている。S−Rフリップ
フロップ188の出力端子Qから信号W1−Bitが出
力されている。
【0087】最終的なS−Rフリップフロップ194に
対しては、セット端子Sに3NORゲート192の出力
が入力され、リセット端子Rに信号MISS<7>が入
力されて、出力端子Qから信号W3−Bitが出力され
ている。3NORゲート192の入力は、外部ライト制
御信号Ext.ZWEがインバータ176で反転された
信号と、行アドレスAX0,AX1,AX2が入力され
る3NANDゲート190の出力と、信号MISS<7
>とである。
【0088】このようなライト変更ビット発生回路17
4の出力であるライト変更ビットWi−Bit(i=
0,1,…,7)は、図1に示すセンスアンプ部Aiに
対応している。ここで、ライト変更ビットがHレベルの
ときは、センスアンプのデータが書換えられたことを示
す。図1に示すブロック♯0に対応するロウアドレス
(AX0,AX1,AX2)=(0,0,0)、ブロッ
ク♯1に対応するロウアドレス(1,0,0)に示され
るように、ロウアドレスの下位の3ビットが対応づけら
れている。外部ライト動作制御信号Ext.ZWEがL
レベルとなって、ライト動作が始まる。図1のブロック
♯0に対応するロウアドレス(0,0,0)が入力さ
れ、タグメモリ部からの出力である信号MISS<0>
がHレベルで、タグメモリ部にあるアドレスの内部アド
レスとが一致した場合には、S−Rフリップフロップ1
82のセット入力がHレベルになる。そのため、S−R
フリップフロップ182はセットされて、出力信号W0
−BitはHレベルになる。
【0089】このように、ライトヒット動作によって、
センスアンプのデータのみが書換えられ、メモリセルア
レイのデータとの一致性がないことは、W0−Bitが
Hレベルとなることにより表わされている。そのため、
図9に示すようなライト変更ビット発生回路174を図
1に示す半導体記憶装置に付加することで、ライトコピ
ーバック機能が実現される。
【0090】図10は、図9に示したライト変更ビット
発生回路を備えた第2の実施例による半導体記憶装置の
動作を説明するための第1のタイムチャートであり、図
11は、図9に示した回路を備えた第2の実施例による
半導体記憶装置の動作を説明するための第2のタイムチ
ャートであり、図12は、図9に示した回路を備えた第
2の実施例による半導体記憶装置の動作を説明するため
の第3のタイムチャートである。
【0091】以下、図10を用いてリードヒットおよび
ライトヒットの動作を説明し、図11を用いてライト変
更なしのリードミスおよびライトミスの動作を説明し、
図12を用いてライト変更ありのリードミスおよびライ
トミスの動作を説明する。
【0092】まず、図10を参照して、外部制御信号E
xt.ZRAS,Ext.ZCAS信号の立下がりで、
外部アドレスExt.Add.X,Yが取込まれる。下
位3ビット以外の入力される内部アドレスがタグメモリ
部にあるアドレスと一致すると、タグメモリ部の出力で
ある信号MISSはLレベルのままでヒット状態にな
る。このとき、ロウ系アレイ制御信号S1,BLEQ,
S0N,WLとが待機状態と同じ状態に保たれる。そし
て、外部アドレスYに対応するコラム選択線CSLがH
レベルとなって、センスアンプにあるデータが入出力線
対IO,ZIOに読出される。
【0093】一方ライトヒットでは、入出力線対IO,
ZIOにライトデータ(Lレベルのデータ)がドライブ
されており、対応するコラム選択線CSLがHレベルに
なると入出力線対IO,ZIOの書込データがセンスア
ンプに書込まれる。したがって、センスアンプのノード
B,ZBがそれぞれB=Lレベル、ZB=Hレベルとな
る。このように、図10では、センスアンプにあるデー
タがHレベルからLレベルに書換えられた場合が示され
ている。
【0094】次に、図11を参照して、ライト変更なし
のリードミスおよびライトミスの動作を説明する。この
動作は、図7および図8に示したリードミスおよびライ
トミスの場合の動作と同じである。入力されたロウアド
レスに対してタグメモリ部の保持するロウアドレスが一
致しないミス時においては、信号MISSはHレベルに
なる。センスアンプのデータはイコライズされてリセッ
トされている。さらに、信号S1はHレベルとなるの
で、センスアンプ部AiとメモリセルアレイMCiは接
続される。選択されたメモリセルからデータが読出さ
れ、またはメモリセルにデータが書込まれる。
【0095】次に、図12および図2を用いてライト変
更有りのリードミスおよびライトミスの動作を説明す
る。リードミスまたはライトミスの場合には、外部アド
レスが入力されると、時刻t0に信号MISS<0>は
Hレベルとなる。そして、図9に示すライト変更ビット
発生回路のライト変更ビットW0−BitがHレベル
で、以前にライトヒット動作が行なわれており、対応す
るセンスアンプ部A0にあるデータが書換えられている
とする。その場合、信号S1<0>はHレベルで、メモ
リセルアレイMC0内のビット線対IO,ZIOがNチ
ャネルMOSトランジスタ49等によって、センスアン
プ部A0に接続される。信号BLEQ<0>がLレベル
で、ビット線対BL1,ZBL1がイコライズ状態から
解除され、センスアンプ部A0のデータがビット線対に
伝わる。そして、選択されたワード線WL<0>がHレ
ベルとなって、対応するメモリセルにセンスアンプにあ
ったデータが書込まれる。
【0096】書換動作が終了すると、時刻t1に選択さ
れたワード線がLレベルとなる。その後、センスアンプ
駆動信号S0N<0>はLレベル、イコライズ信号BL
EQ<0>はHレベルとなって、センスアンプ部および
ビット線対はイコライズ状態になり、データがリセット
される。
【0097】次に、入力された外部アドレスに対してメ
モリセルからリードまたはライトの動作が行なわれる。
時刻t2に信号BLEQ<0>がLレベルとなって、イ
コライズ状態から解除されると、たとえば外部アドレス
に対応するワード線WL1はHレベルとなる。したがっ
て、ビット線対BL1,ZBL1にメモリセルからのデ
ータが読出される。センスアンプ駆動信号S0N<0>
はHレベルであるので、センスアンプ45でデータは増
幅される。
【0098】時刻t3にコラム選択線CSL0が選択さ
れ、入出力線対IO,ZIOにデータは読出される。時
刻t4に、外部信号Ext.ZRASはHレベルとなっ
て、1つのサイクルが終了すると、信号S1<0>はL
レベルとなる。したがって、NチャネルMOSトランジ
スタ49等はオフするので、センスアンプ部A0はメモ
リセルアレイMC0と分離される。
【0099】この後、信号BLEQ<0>はHレベルに
なって、メモリセルアレイMC0中のビット線対がイコ
ライズされる。ここで、センスアンプ部A0とメモリセ
ルアレイMC0とは分離されているので、読出データは
サイクル終了後でもセンスアンプ部A0に保持されてい
る。
【0100】ライト時では、時刻t3にコラム選択線C
SL0がHレベルとなると、入出力線対IO,ZIOに
ドライブされている書込データがビット線対BL1,Z
BL1に伝わって、メモリセルに書込まれる。
【0101】次に、第1の実施例および第2の実施例に
よる効果について説明する。CPUがメモリをアクセス
する平均時間である平均メモリアクセス時間をtavとす
る。この平均メモリアクセス時間tavは、(1)式のよ
うに表わされる。
【0102】tav=(ヒット率)×tヒット+(ミス
率)×tミス (1) ただし、tヒットは、ヒット時のリードアクセス時間で
あり、tミスは、ミス時のアクセス時間である。ゆえ
に、第1および第2の実施例で示したようにtミスが高
速化すると、全体のtavは高速化されるので、システム
全体の性能が向上される。
【0103】特に、第2の実施例においては、ライトヒ
ットの場合において、センスアンプにのみデータが書込
まれるので、高速にアクセスされる。すなわち、たとえ
ばビット線の書込の際に、フルスイングする必要が従来
例に比べてなくなるので、その分だけ高速にアクセスが
行なわれる。
【0104】図13は、この発明の第3の実施例による
半導体記憶装置の主要部概略ブロック図である。この実
施例においては、センスアンプ部Aiに対して2つのメ
モリセルアレイMCia,MCibが隣接して設けられ
ている。すなわち、ブロック♯0においては、センスア
ンプ部A0の左側にメモリセルアレイMC0aが設けら
れ、右側にメモリセルアレイMC0bが設けられる。他
のブロック♯i(i=1,…,N)に対しても同様であ
る。これらのブロック♯iに対して図1に示した装置が
それぞれ設けられている。図13では、特に、ロウ系ア
レイ制御回路およびロウデコーダ177と、タグメモリ
部181と、行アドレスバッファ179が示されてい
る。タグメモリ部181は、ブロックの数に対応して、
N+1のライン数で形成されている。
【0105】図14は、図13のブロック♯3の内部構
成を示す回路図である。図14を参照して、センスアン
プ部A3は、メモリセルアレイMC3bのビット線対B
L,ZBLをイコライズするためのNチャネルMOSト
ランジスタ199と、センスアンプ187と、センスア
ンプ187と入出力線対IO3,ZIO3とを接続する
ためのNチャネルMOSトランジスタ183,185
と、メモリセルアレイMC3aとセンスアンプ187と
を接続するためのNチャネルMOSトランジスタ18
9,191と、メモリセルアレイMC3aのビット線対
をイコライズするためのNチャネルMOSトランジスタ
193とを備えている。
【0106】NチャネルMOSトランジスタ199のゲ
ートには、メモリセルアレイMC3bのビット線をイコ
ライズするための制御信号BLEQb<3>が入力され
ている。NチャネルMOSトランジスタ195,197
のゲートには制御信号S1b<3>が入力されている。
NチャネルMOSトランジスタ183,185のゲート
には、コラムデコーダからの出力信号CSL0が入力さ
れている。NチャネルMOSトランジスタ189,19
1のゲートには制御信号S1a<3>が入力されてい
る。NチャネルMOSトランジスタ193のゲートに
は、メモリセルアレイMC3aのビット線をイコライズ
するための制御信号BLEQa<3>が入力されてい
る。
【0107】なお、メモリセルアレイMC3a,MC3
bのそれぞれは、メモリセルを有している。メモリセル
は、メモリセルキャパシタ203とメモリセルトランジ
スタ201で形成されている。
【0108】図14を参照して動作について簡単に説明
する。メモリセルアレイMC3bが選択された場合、信
号S1a<3>はLレベルであり、NチャネルMOSト
ランジスタ189,191はオフ状態である。したがっ
て、センスアンプ部A3とメモリセルアレイMC3aは
分離されている。また、信号BLEQa<3>もHレベ
ルのままであり、メモリセルアレイMC3aのビット線
対はイコライズされた状態であり、待機状態が保たれ
る。そこで、メモリセルアレイMC3a側が待機時の状
態が保たれるので、メモリセルアレイMC3bに対して
リードまたはライトの動作が行なえる。
【0109】このメモリセルアレイMC3bに対しての
動作方法は、第1の実施例および第2の実施例で示した
動作と全く同じである。そのため、ロウ系の各アレイ制
御信号として、たとえば信号S1<0>,S0N<0>
が信号S1b<0>,S0Nb<0>に置換えられ、選
択されていない一方の信号S1a<0>,S0Na<0
>などは待機状態に保たれる。
【0110】この実施例の効果としては、センスアンプ
部および入出力線対をメモリセルアレイMCia,MC
ibとが共有するので、レイアウト面積が小さくなるこ
とである。
【0111】図15は、この発明の第5の実施例による
半導体記憶装置の主要部概略ブロック図であり、図16
は、図15のLRU(Least Recntly Used) レジスタを
示した図である。
【0112】図15および図16を参照して、第1およ
び第2の実施例と異なり、センスアンプ部が1つのメモ
リセルアレイにのみ共有されてブロックが形成されるの
でなく、2つのメモリセルアレイが1つのセンスアンプ
部を共有している。構成としては、メモリセルアレイM
Ci間にセンスアンプ部Aiが設けられている。すなわ
ち、たとえばメモリセルアレイMC0とメモリセルアレ
イMC1との間にセンスアンプ部A0が設けられ、メモ
リセルアレイMC1とメモリセルアレイMC2との間に
センスアンプ部A1が設けられている。最終的なメモリ
セルアレイMC4とメモリセルアレイMC5との間には
センスアンプ部A4が設けられている。
【0113】このような2つのメモリセルアレイが1つ
のセンスアンプ部を共有するため、ブロックは曖昧にな
っている。メモリセルアレイMCiおよびセンスアンプ
部Aiに対してロウ系制御回路およびロウデコーダ20
5が設けられている。センスアンプ部Aiに対応してタ
グメモリ部が設けられる。すなわち、センスアンプ部A
0に対してはタグメモリ部(TAG0)207が設けら
れ、センスアンプ部A1に対してはタグメモリ部(TA
G1)209が設けられ、センスアンプ部A2に対して
はタグメモリ部(TAG2)211が設けられ、センス
アンプ部A3に対してはタグメモリ部(TAG3)21
3が設けられ、センスアンプ部A4に対してはタグメモ
リ部(TAG4)215が設けられる。
【0114】タグメモリ部は各センスアンプ部の保持す
るデータに対応した行アドレスを記憶するので、各セン
スアンプ部が2つのメモリセルアレイのデータを保持す
るために、いずれのメモリセルアレイのデータがセンス
アンプ部に保持されているかを判定する判定手段が必要
とされる。そこで、図16に示すようなS−Rフリップ
フロップ217aで形成されるLRUレジスタがそれぞ
れのタグメモリ部に対して2つ必要とされる。すなわ
ち、タグメモリ部207に対して2つのLRUレジスタ
217が設けられ、タグメモリ部209に対して2つの
LRUレジスタ219が設けられ、タグメモリ部211
に対して2つのLRUレジスタ221が設けられ、タグ
メモリ部213に対して2つのLRUレジスタ223が
設けられ、タグメモリ部215に対して2つのLRUレ
ジスタ225が設けられる。
【0115】図17は、図15のセンスアンプ部A1〜
A3およびメモリセルアレイMC1〜MC3の回路図で
ある。以下、図15のセンスアンプ部Aiがメモリセル
アレイMCiおよびメモリセルアレイMC(i+1)に
共有されていることについて詳細に説明する。
【0116】センスアンプ部A1は、センスアンプ24
7と、センスアンプ247とメモリセルアレイMC1と
を分離または接続するNチャネルMOSトランジスタ2
27,229と、入出力線対IO1,ZIO1とセンス
アンプ247とを接続または分離するNチャネルMOS
トランジスタ249,251と、メモリセルアレイMC
2とセンスアンプ247とを分離または接続するNチャ
ネルMOSトランジスタ231,233と、ビット線対
をイコライズするためのNチャネルMOSトランジスタ
253とを含む。
【0117】NチャネルMOSトランジスタ227,2
29のゲートには、制御信号S1b<1>が入力されて
いる。NチャネルMOSトランジスタ249,251の
ゲートには、コラムデコーダからの出力である信号CS
L0が入力されている。NチャネルMOSトランジスタ
253のゲートには、制御信号BLEQ<1>が入力さ
れている。
【0118】センスアンプ部A2は、センスアンプ部2
60と、センスアンプ部260とメモリセルアレイMC
2とを接続または分離するNチャネルMOSトランジス
タ237,239と、入出力線対IO2,ZIO2とセ
ンスアンプ260とを接続または分離するNチャネルM
OSトランジスタ255,257と、センスアンプ26
0とメモリセルアレイMC3とを接続または分離するN
チャネルMOSトランジスタ241,243と、ビット
線をイコライズするNチャネルMOSトランジスタ25
9とを含む。
【0119】NチャネルMOSトランジスタ237,2
39のゲートには、制御信号S1a<2>が入力されて
いる。NチャネルMOSトランジスタ255,257の
ゲートには、コラムデコーダからの制御信号CSL0が
入力されている。NチャネルMOSトランジスタ24
1,243のゲートには、制御信号S1b<2>が入力
されている。NチャネルMOSトランジスタ259のゲ
ートには、制御信号BLEQ<2>が入力されている。
【0120】なお、各メモリセルアレイMCiは、メモ
リセルを有する。たとえばメモリセルアレイMC2は、
メモリセルトランジスタ235と、メモリセルキャパシ
タ236とでメモリセルを形成している。同様に、メモ
リセルアレイMC3は、メモリセルトランジスタ245
とメモリセルキャパシタ246とでメモリセルを形成し
ている。
【0121】次に、図17の動作を簡単に説明する。た
とえば、メモリセルアレイMC2の2列分のデータをセ
ンスアンプ部A1,A2は保持できる。また、センスア
ンプA1は、メモリセルアレイMC1の1行分のデータ
を保持し、センスアンプA2は、メモリセルアレイMC
2の1行分のデータを保持することもできる。また、た
とえばメモリセルアレイMC3が頻繁にアクセスされる
場合には、メモリセルアレイMC3の2列分のデータが
センスアンプ部A2,A3に保持されてもよいため、ヒ
ット率は向上する。また、メモリセルアレイMC3の1
行分のデータをセンスアンプ部に保持する際に、各セン
スアンプ部に対してLRUレジスタが図15に示される
ように2個ずつ設けられることで、センスアンプ部A
2,センスアンプ部A3のうち最近アクセスされなかっ
た方にメモリセルから読出されたデータが保持されれ
ば、さらにヒット率は向上する。
【0122】図18は、図15から図17に示した実施
例の動作を説明するためのフローチャートである。
【0123】図18を参照して、ステップ(図面ではS
で表わす)1からステップ2において、タグメモリ部2
11に保持されているアドレスとメモリセルアレイMC
2に対応するロウアドレスX2が一致したとする。ステ
ップ3において、LRUレジスタ♯1から♯3の状態
は、破線で囲まれたような状態に変化する。すなわち、
センスアンプ部A2が最近アクセスされたデータを保持
することになるので、LRUレジスタ♯2の両2ビット
は1にセットされる。センスアンプ部A2のデータと新
旧を比較するための対応するLRUレジスタ♯1の右側
のビットとLRUレジスタ♯3の左側のビットは0にセ
ットされている。ここで、LRUビットが1のときに
は、隣のセンスアンプ部にあるデータより最近アクセス
されたことが示されている。
【0124】次に、ステップ4において、メモリセルア
レイMC2に対応した外部ロウアドレスで、ステップ5
に示すようにTAG1,2にあるアドレスと一致しない
アドレスX2′がアクセスされたとする。このとき、メ
モリセルアレイMC2に対応するLRU♯1の右ビット
とLRU♯2の左ビットとが比較される。LRU♯1の
右ビットは0であり、LRU♯2の左ビットが1なの
で、センスアンプ部A2の方がセンスアンプ部A1より
最近アクセスされたことになる。したがって、TAG1
にアドレスX2′が書込まれ、センスアンプ部A1にメ
モリセルアレイMC2の選択された1行分のデータがス
テップ6に示すように保持される。
【0125】センスアンプ部A1,A2,A3の新旧の
関係が変わったので、ステップ7に示すように、破線内
のLRUレジスタの状態はセットされる。この時点で
は、センスアンプ部A1のデータが最も最近アクセスさ
れたことになるので、LRU♯1の両2ビットは1に、
LRU♯0の右ビットおよびLRU♯2の左ビットは0
にセットされる。そして、次のアクセスが継続される。
【0126】図19は、図18に示したフローチャート
に対応するタイムチャートである。図17〜図19を参
照して、ステップ1およびステップ2において、TAG
の保持する行アドレスと外部行アドレスが一致すると、
センスアンプ部A2のデータが読出される。信号S1a
<2>,S1b<2>がともにLレベルで、センスアン
プ部A2がメモリセルアレイMC2,MC3から分離さ
れたままの状態であると、時刻t0にコラム選択線CS
L0が選択されることにより、入出力線対IO2,ZI
O2にセンスアンプ部A2の保持するデータが読出され
る。
【0127】次に、ステップ4からステップ6のリード
ミス時では、時刻t1において、信号S1b<1>がH
レベルとなって、NチャネルMOSトランジスタ24
1,243を介してセンスアンプ部A1とメモリセルア
レイMC2は接続される。そして、時刻t2において、
信号BLEQ<1>がLレベルになるまで、センスアン
プ部A1の保持しているデータはNチャネルMOSトラ
ンジスタ253によってイコライズされる。時刻t3に
おいて、ワード線WL1はHレベルとなって選択され、
ビット線対BL1,ZBL1にメモリセルからのデータ
が読出される。センスアンプ247で増幅され、その内
部ノードB1,ZB1にデータは保持される。
【0128】データが十分増幅されてから、時刻t4に
おいて、コラム選択線CSL0が選択され、入出力線対
IO1,ZIO1にデータは読出される。
【0129】なお、リード、ライトの方法として、第1
の実施例で説明したライトスルー方式、第2の実施例で
示したライトコピーバック方式が適用されてもよい。
【0130】また、図15に示す構成においては、たと
えばメモリセルアレイMC2に対して入出力ポートが両
側にセンスアンプ部A1,A2の2つで構成されている
ので、2ポートから独立にリードまたはライトできるよ
うな2ポートメモリとしての機能も兼ね備えることにな
る。
【0131】図20は、この発明の第5の実施例による
半導体記憶装置の特徴を示した概略ブロック図であり、
図21は、図20に示した回路部分の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【0132】図20において、列アドレスバッファ26
1に外部列アドレスY0〜Y(i−1)が入力されるた
めの入力端子が設けられている。この入力端子に外部列
アドレスY0〜Y(i−1)が入力されることにより、
列アドレスバッファ261は、内部列アドレスAY0〜
AY(i−1)を出力する。同様に、行アドレスバッフ
ァ262に対して外部行アドレスX0〜X(i−1)が
入力される必要があり、そのための端子も設けられる必
要がある。また、入力バッファ263および出力バッフ
ァ264との間で入出力データの伝達を行なうための入
出力端子も設けられる必要がある。
【0133】この実施例においては、行アドレスバッフ
ァ262に外部行アドレスX0〜X(i−1)を入力す
るための入力端子と、入力バッファ263および出力バ
ッファ264との間で入出力データの伝達を行なうため
の入出力端子と同一のものとする。その端子は、端子D
00〜D0(i−1)である。この端子D00〜D0
(i−1)に外部行アドレスX0〜X(i−1)が入力
されて行アドレスバッファ262は、内部行アドレスA
X0〜AX(i−1)を出力する。また、入力バッファ
263には、外部信号Ext.ZWEが入力され、出力
バッファ264には、外部信号Ext.ZOEが入力さ
れている。
【0134】図21を参照して、リード時の外部制御信
号について説明する。外部行アドレスは、外部信号Ex
t.ZRAS信号の立下がり時のみ、入力されればよ
い。したがって、データがデータ入力端子に読出される
前および書込データが入力される前にデータ入出力端子
から行アドレスが入力されればよい。
【0135】このように外部行アドレスを入力するため
の端子と、入出力データのための端子とを同一にするこ
とにより、外部列アドレス端子および外部行アドレス端
子を別個に設ける必要がなくなる。したがって、その分
だけ端子数は減少する。
【0136】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、行ア
ドレスおよび列アドレスが入力される前の待機時におい
て、センスアンプとメモリセルアレイのメモリセルとが
分離されているので、センスアンプの保持するデータに
対応する行アドレスと入力される行アドレスとが一致し
た場合には、センスアンプの保持するデータをたとえば
直接読出すことができる。さらに、センスアンプの保持
するデータに対応する行アドレスと入力される行アドレ
スとが一致しない場合には、イコライズ状態にされたビ
ット線対を介して、メモリセルに保持されたデータをた
とえば読出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による半導体記憶装置
の全体を示す概略ブロック図である。
【図2】図1のセンスアンプ部Ai(i=0,1,…,
7)およびメモリセルアレイMCi(i=0,1,…,
7)の一例としてのセンスアンプ部A0およびメモリセ
ルアレイMC0の回路図、ならびにコラムデコーダ、ロ
ウ系アレイ制御回路およびロウデコーダのブロック図で
ある。
【図3】図1のタグメモリ部の回路図である。
【図4】図1のロウ系アレイ制御回路およびロウデコー
ダの回路図である。
【図5】図1のクロック発生回路の回路図である。
【図6】図1のコラムデコーダの回路図である。
【図7】図1から図6に示した回路の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図8】図1から図6に示した回路の動作を図7ととも
に説明するためのタイムチャートである。
【図9】この発明の第2の実施例による半導体記憶装置
の第1の実施例と異なる部分の回路図である。
【図10】図9に示した回路を備えた第2の実施例によ
る半導体記憶装置の動作を説明するための第1のタイム
チャートである。
【図11】図9に示した回路を備えた第2の実施例によ
る半導体記憶装置の動作を説明するための第2のタイム
チャートである。
【図12】図9に示した回路を備えた第2の実施例によ
る半導体記憶装置の動作を説明するための第3のタイム
チャートである。
【図13】この発明の第3の実施例による半導体記憶装
置の主要部概略ブロック図である。
【図14】図13のブロック♯3の内部構成を示す回路
図である。
【図15】この発明の第4の実施例による半導体記憶装
置の主要部概略ブロック図である。
【図16】図15のLRU(Least Recntl
y Used)レジスタを示した回路図である。
【図17】図15のセンスアンプ部A1〜A3およびメ
モリセルアレイMC1〜MC3の回路図である。
【図18】図15に示した装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図19】図18に示したフローチャートに対応するタ
イムチャートである。
【図20】この発明の第5の実施例による半導体記憶装
置の特徴を示す概略ブロック図である。
【図21】図20に示した回路部分の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図22】従来の4.5Mbitダイナミック(D)R
AM半導体記憶装置の概略ブロック図である。
【図23】図22の入出力端子DQi(i=0,1,…
8)に対応して設けられる512Kセルアレイを示した
概略ブロック図である。
【符号の説明】
MCi メモリセルアレイ Ai センスアンプ部 BL,ZBL ビット線対 WL ワード線 IO,ZIO 入出力線対 25 コラムデコーダ 27 ロウ系アレイ制御回路およびロウデコーダ 27a ロウ系アレイ制御回路 27b ロウデコーダ 29 タグメモリ部 31 行アドレスバッファ 33 列アドレスバッファ 174 ライト変更ビット発生回路 217,219,221,223,225 LRUレジ
スタ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルが行および列方向に配
    設されたメモリセルアレイと、 各前記メモリセルの列方向に対応して設けられた複数の
    ビット線対と、 各前記メモリセルの行方向に対応して設けられた複数の
    ワード線と、 各前記ビット線対に接続され、かつ所定の行方向に配設
    されたメモリセルに対応するデータを保持する複数のセ
    ンスアンプを有するセンスアンプ部と、 各前記センスアンプが保持しているデータに対応する行
    アドレスと入力される行アドレスとが同じであるか否か
    を判定する第1の判定手段と、 各前記センスアンプに接続される入出力線対と、 入力される列アドレスに応じて、各前記センスアンプを
    前記入出力線対に接続するコラムデコーダと、 入力される行アドレスに応じて、行方向に配設されたメ
    モリセルを指定するために前記ワード線を活性化するロ
    ウデコーダと、 列アドレスおよび行アドレスが入力される前において、
    各前記センスアンプと各前記メモリセルとを分離すると
    ともに、前記ビット線対をイコライズ状態にし、さら
    に、前記第1の判定手段の出力に応じて、各前記センス
    アンプと各前記メモリセルとを接続するか否かを制御
    し、前記ビット線対をイコライズ状態にするか否かを制
    御する制御手段とを備えた、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の判定手段が
    読出のために入力される行アドレスと各前記センスアン
    プに保持されているデータに対応する行アドレスとが同
    じであると判定したことに応じて、各前記センスアンプ
    と各前記メモリセルとを分離するとともに、前記ビット
    線対をイコライズ状態にし、 前記コラムデコーダは、各前記センスアンプと前記入出
    力線対とを接続する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の判定手段が
    読出のために入力される行アドレスと各前記センスアン
    プに保持されているデータに対応する行アドレスとが異
    なると判定したことに応じて、各前記センスアンプと各
    前記メモリセルとを接続し、 前記コラムデコーダは、各前記センスアンプと前記入出
    力線対とを接続する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の判定手段が
    書込のために入力される行アドレスと各前記センスアン
    プに保持されているデータに対応する行アドレスとが同
    じであるまたは異なると判定したことに応じて、各前記
    センスアンプと各前記メモリセルとを接続し、 前記コラムデコーダは、各前記センスアンプと前記入出
    力線対とを接続する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1の判定手段が
    書込のために入力される行アドレスと各前記センスアン
    プに保持されているデータに対応する行アドレスとが同
    じであると判定したことに応じて、各前記センスアンプ
    と各前記メモリセルとを分離するとともに、前記ビット
    線対をイコライズ状態にし、 前記コラムデコーダは、各前記センスアンプと前記入出
    力線対とを接続する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 さらに、各前記センスアンプに保持され
    ているデータと各前記メモリセルに保持されているデー
    タとが同じであるか否かを判定する第2の判定手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記第1の判定手段が書込または読出
    のために入力される行アドレスと各前記センスアンプに
    保持されているデータに対応する行アドレスとが異なる
    と判定したことに応じて、かつ前記第2の判定手段が各
    前記センスアンプに保持されているデータと各前記メモ
    リセルに保持されているデータとが同じであると判定し
    たことに応じて、各前記センスアンプと各前記メモリセ
    ルとを接続し、 前記コラムデコーダは、各前記センスアンプと前記入出
    力線対とを接続する、請求項1または5記載の半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、各前記メモリセルおよ
    び各前記センスアンプに対してデータの書込または読出
    が行なわれた後、各前記センスアンプと各前記メモリセ
    ルとを分離するとともに、前記ビット線対をイコライズ
    状態にする、請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 さらに、各前記センスアンプに保持され
    ているデータと各前記メモリセルに保持されているデー
    タとが同じであるか否かを判定する第2の判定手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記第1の判定手段が書込または読出
    のために入力される行アドレスと各前記センスアンプに
    保持されているデータに対応する行アドレスとが異なる
    と判定したことに応じて、かつ前記第2の判定手段が各
    前記センスアンプに保持されているデータと各前記メモ
    リセルに保持されているデータとが異なると判定したこ
    とに応じて、各前記センスアンプと各前記メモリセルと
    を接続し、各前記センスアンプに保持されたデータを各
    前記メモリセルに書込む、請求項1または5記載の半導
    体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、各前記センスアンプに
    保持されたデータが各前記メモリセルに書込まれた後、
    各前記センスアンプと前記書込または読出のために入力
    される行アドレスに対応したメモリセルとを接続し、 前記コラムデコーダは、各前記センスアンプと前記入出
    力線対とを接続する、請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記センスアンプ部に対して隣接して
    複数の前記メモリセルアレイが設けられる、請求項1か
    ら9いずれかに記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記センスアンプ部は、隣接して設け
    られた複数のメモリセルアレイのいずれかのデータを保
    持する、請求項10記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 複数の前記メモリセルアレイのそれぞ
    れの間に、共有される前記センスアンプ部が隣接して設
    けられる、請求項1から9いずれかに記載の半導体記憶
    装置。
  13. 【請求項13】 前記センスアンプ部は、共有されるメ
    モリセルアレイのいずれかのデータを保持できる、請求
    項12記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 さらに、各前記メモリセルアレイに近
    接して、かつ共有される複数のセンスアンプ部のうち最
    近アクセスされたセンスアンプ部を判定する第3の判定
    手段とを備え、 前記第3の判定手段が最近アクセスされていないと判定
    したセンスアンプ部に各前記メモリセルアレイのデータ
    が書込まれる、請求項13記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 さらに、外部行アドレスが入力される
    行アドレスバッファと、 入出力データが入出力される入出力バッファと、 前記行アドレスバッファに外部行アドレスを入力するた
    めの入力端子と、 前記入出力バッファに入出力データを入出力するための
    入出力端子とを備え、 前記入力端子と前記入出力端子は、同じである、請求項
    1から14いずれかに記載の半導体記憶装置。
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