JPH07211019A - 磁気ディスク装置用ヘッドアクチュエータ - Google Patents

磁気ディスク装置用ヘッドアクチュエータ

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JPH07211019A
JPH07211019A JP295294A JP295294A JPH07211019A JP H07211019 A JPH07211019 A JP H07211019A JP 295294 A JP295294 A JP 295294A JP 295294 A JP295294 A JP 295294A JP H07211019 A JPH07211019 A JP H07211019A
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JP
Japan
Prior art keywords
head actuator
magnetic disk
head
magnetic
leaf springs
Prior art date
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Pending
Application number
JP295294A
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English (en)
Inventor
Isao Shimizu
伊三男 清水
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07211019A publication Critical patent/JPH07211019A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】磁気ヘッド2,3を有するヘッドアクチュエー
タを板ばね7R,7Lで揺動可能に回転支持する。板ば
ね7R,7Lで扇形の二辺を形成することにより、ヘッ
ドアクチュエータの回転中心を板ばね7R,7Lの配置
により一意的に設定できる。この回転中心まわりにヘッ
ドアクチュエータを揺動運動させる。 【効果】磁気ディスク装置内をクリーンに保つことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
の外部記憶装置である磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置はハウジングで密封さ
れており、その内部に、回転している磁気ディスク上に
微小浮上している磁気ヘッドを位置決めし、情報の記録
再生を行う記憶装置であり、従来のヘッドアクチュエー
タは、磁気ヘッドをヘッドサスペンションを介してキャ
リッジに取り付け、キャリッジの他端に設けたコイル
と、これに対抗する磁石でボイスコイルモータを構成
し、キャリッジを玉軸受で支持することにより、揺動形
ヘッドアクチュエータを構成していた。玉軸受の内輪は
装置のハウジングに固定され、その回転中心は、磁気デ
ィスクを円筒断面とする円筒の外側に位置し、磁気ヘッ
ドはこの回転中心回りに揺動する構造であった。このよ
うな従来技術は、例えば、特開平3−216873 号公報に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
磁気ディスク装置はヘッドアクチュエータを玉軸受で支
持していたため、玉軸受に封入した潤滑剤が飛散した
り、ガス化して、玉軸受の外側へ流出し、装置内を汚染
していた。この汚染粒子は磁気ディスク面や磁気ヘッド
滑走面に付着して、磁気ヘッドと磁気ディスクが接触
し、磁気ディスクの記録情報が一時的に再生できないこ
とが発生したり、さらに、記録情報の再生が不可能にな
ると言うヘッドクラッシュの問題があった。また、磁気
ディスク装置の停止時に磁気ヘッドが磁気ディスクに粘
着し、磁気ディスク装置を始動するときに、記録情報を
破壊すると言う問題があった。
【0004】本発明の目的は、磁気ディスク装置内を汚
染しない支持機構を有する磁気ディスク装置用ヘッドア
クチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】ヘッドアクチュエータ
は、磁気ヘッドをヘッドサスペンションを介して取り付
けたキャリッジと,キャリッジの他端に設けたコイル
と,これに対抗する磁石からなるボイスコイルと,ヘッ
ドアクチュエータを支持する板ばね機構からなる。この
支持機構は扇形形状をしており、その扇形の円弧部分に
ヘッドアクチュエータを取り付け、扇形の他の二辺を同
形状の板ばねで構成し、これらの板ばねでヘッドアクチ
ュエータを揺動可能に回転支持する構造である。
【0006】
【作用】ボイスコイルの推力で、板ばねで支持された扇
形の円弧部に取り付けたヘッドアクチュエータが移動す
る。このとき扇形の二辺を形成する板ばねはその交点を
固定端として弾性変形し、各板ばねの移動端はこの交点
を中心とする円周上を移動する。このような板ばねの弾
性作用により、ヘッドアクチュエータは、板ばねの交点
を回転中心として揺動可能に回転運動する。したがっ
て、ヘッドアクチュエータに取り付けられている磁気ヘ
ッドは、板ばねの交点を回転中心に揺動運動し、コイル
に流す電流を変えることにより、磁気ディスク上の任意
の位置に位置決めされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
より説明する。
【0008】図1及び図2は本発明の実施例を示す磁気
ディスク装置の平面図と正面図であり、図2は図1のI
−I断面の部分断面図であり、図1は図2のII−II断面
図を示す。また、図3は図2のIII−III断面の部分断面
図である。
【0009】ハウジング16の中に、スピンドルモータ
(図示せず)で一定角速度に回転駆動される磁気ディス
ク1と、磁気ヘッド2,3を位置決めするヘッドアクチ
ュエータAを取り付けてある。ヘッドアクチュエータA
は、磁気ヘッド2,3をヘッドサスペンション4を介し
てキャリッジ5に取り付け、キャリッジ5の他端部には
コイル8が取り付けてある。コイル8は磁石9とヨーク
10,11,12,13とで形成された磁気回路内に配
設されており、ボイスコイルモータをなしている。ヨー
ク11はハウジング16に固定されている。ヘッドサス
ペンション4は磁気ディスク1面当り二個の磁気ヘッド
2と3を有し、磁気ディスク1上の記録領域を広げてい
る。キャリッジ5は、コイル8を配設した近傍に取り付
けた板ばね6Rと6L、及び7Rと7Lによって支持さ
れている。板ばね6R,6L,7R,7Lは、それぞ
れ、一端をキャリッジ5に取り付け、他端をピン14あ
るいはピン15に固定してあり、ピン14,15はハウ
ジング16に固定されている。
【0010】コイル8及びコイル8を取り付けているキ
ャリッジ5の端部は、同一中心を持つ円弧形状をしてお
り、これらの円弧は、板ばね6Rと6Lの延長線の交点
と、板ばね7Rと7Lの延長線の交点とを結ぶ直線上に
中心を持つように形成されている。キャリッジ5の円弧
状部分は、板ばね6Rと6Lあるいは板ばね7Rと7L
とで扇形を形成している。ヘッドアクチュエータAは、
コイル8に電流を流すことにより推力が発生し、キャリ
ッジ5,ヘッドサスペンション4を介して磁気ヘッド
2,3を磁気ディスク1の半径方向へ移動させる。コイ
ル8に発生する推力は、コイル8からキャリッジ5に伝
わり、キャリッジ5を移動させ、さらに、板ばね6R,
6L,7R,7Lを変形させる。この推力と板ばね6
R,6L,7R,7Lの弾性力が釣り合ったところで、
キャリッジ5は静止し、磁気ヘッド2,3が所定の位置
に位置決めされる。
【0011】扇形の二辺を形成している4枚の板ばね6
R,6L、及び7R,7Lは、ピン14、あるいはピン
15に固定した端が固定端になり、キャリッジ5に取り
付けた端が移動端になる。図3は、ヘッドアクチュエー
タAを支持する板ばね6R,6Lの配置を示している。
板ばね7R,7Lは、図2に示す位置で板ばね6R,6
Lと同様な配置であり、同様な作用をすることから、本
実施例では板ばね6R,6Lについて説明する。図4
は、板ばね6R,6Lの変形を説明するための図であ
り、キャリッジ5の一部分と板ばね6R,6Lおよびピ
ン14を示している。図4(a)はコイル8に電流が流
れていない中立状態であり、板ばね6R,6Lが変形し
ていない状態を示している。図4(b)は、コイル8に
電流を流し、キャリッジ5が反時計方向に移動した状態
を示している。この時、板ばね6R,6Lは図4(b)
のようにS字状に変形し、キャリッジ5は板ばね6Rと
6Lの延長線の交点と板ばね7Rと7Lの延長線の交点
とを結ぶ直線を回転中心(回転中心軸)に回転運動す
る。この時、図1に示す磁気ヘッド2,3はこの回転中
心まわりに移動する。
【0012】このように、本実施例のヘッドアクチュエ
ータAは、それを支持する板ばね6R,6L,7R,7
Lの配置で決まる回転中心まわりに揺動運動する。この
回転中心は、図3に示すように、磁気ディスクを断面と
する円筒内に配置することができる。このことは磁気デ
ィスク装置を小形にできる効果がある。また、ヘッドア
クチュエータAは、板ばね6R,6L,7R,7Lで揺
動可能に支持するため、潤滑剤が不要であり、支持機構
に起因する汚染がなくなり、密封した磁気ディスク装置
内をクリーンに保つことができ、ヘッドクラッシュを防
ぐことができる。
【0013】本実施例によれば、磁気ディスク装置内を
クリーンに保つことができる。また、装置を小形化でき
る。
【0014】つぎに、板ばね構造でヘッドアクチュエー
タを揺動可能に回転支持する別の実施例を図5,図6に
より説明する。
【0015】本実施例は、ヘッドアクチュエータBの板
ばね構造が本発明の上記実施例と異なり、他の部分は同
じである。
【0016】ヘッドアクチュエータBの支持構造は板ば
ねを折り返した構造である。板ばね22Dはキャリッジ
19端と中間ピン25に取り付け、板ばね22Uは中間
ピン25とヨーク11に取り付けてある。このヨーク1
1はハウジング16に固定されている。このように、ヨ
ーク11に取り付けた板ばね22Uの固定端から、キャ
リッジ19端に取り付けた板ばね22Dの移動端まで中
間ピン25で折り返した板ばね構造でヘッドアクチュエ
ータBの一端を支持する。
【0017】このような折り返し板ばね構造4組でヘッ
ドアクチュエータBを揺動可能に回転支持する。この4
組とは、板ばね20Dと中間ピン24と板ばね20U,
板ばね21Dと中間ピン24と板ばね21U,板ばね2
2Dと中間ピン25と板ばね22U,板ばね23Dと中
間ピン25と板ばね23Uである。ヘッドアクチュエー
タBに、本発明の実施例と同一の変位を与えた場合、本
実施例の方がばね反力を小さくでき、ボイスコイルモー
タの推力に及ぼす影響を小さくできる。このことは、磁
気ヘッド17の位置決めを高速,高精度に行うことがで
きる。また、コイル8,磁石9,ヨーク10ないし13
からなるボイスコイルモータを小形化できる。また、磁
気ヘッド17の有効移動範囲であるヘッドアクチュエー
タBの回転角を大きくとることができるため、部品数を
減らすことができる。また、ヘッドアクチュエータBを
板ばねで支持するため、本発明の実施例と同様に、磁気
ディスク装置内をクリーンに保つことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク装置内を
クリーンに保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気ディスク装置の平
面図。
【図2】図1のI−I矢視断面図。
【図3】図2のIII−III矢視断面図。
【図4】図3の部分断面図。
【図5】図6のIV−IV矢視断面図。
【図6】図5のV−V矢視断面図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、2,3…磁気ヘッド、4…ヘッドサ
スペンション、5…キャリッジ、6R,6L,7R,7
L…板ばね、8…コイル、9…磁石、10〜13…ヨー
ク、16…ハウジング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスクと,前記磁気ディスクを回転
    させるスピンドルモータと,前記磁気ディスクに情報を
    記録再生するための磁気ヘッドと,前記磁気ヘッドを前
    記磁気ディスク上の所定の位置に移動するための揺動形
    のヘッドアクチュエータを有する磁気ディスク装置にお
    いて、前記ヘッドアクチュエータを板ばねで揺動可能に
    回転支持したことを特徴とする磁気ディスク装置用ヘッ
    ドアクチュエータ。
JP295294A 1994-01-17 1994-01-17 磁気ディスク装置用ヘッドアクチュエータ Pending JPH07211019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP295294A JPH07211019A (ja) 1994-01-17 1994-01-17 磁気ディスク装置用ヘッドアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP295294A JPH07211019A (ja) 1994-01-17 1994-01-17 磁気ディスク装置用ヘッドアクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07211019A true JPH07211019A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11543712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP295294A Pending JPH07211019A (ja) 1994-01-17 1994-01-17 磁気ディスク装置用ヘッドアクチュエータ

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JP (1) JPH07211019A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100278669B1 (ko) * 1997-07-31 2001-01-15 윤종용 하드디스크드라이브

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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