JPH07210506A - アクセス制御方式 - Google Patents

アクセス制御方式

Info

Publication number
JPH07210506A
JPH07210506A JP538194A JP538194A JPH07210506A JP H07210506 A JPH07210506 A JP H07210506A JP 538194 A JP538194 A JP 538194A JP 538194 A JP538194 A JP 538194A JP H07210506 A JPH07210506 A JP H07210506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load capacity
access
bus
peripheral devices
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP538194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Yuno
一晴 油野
Takehiko Nishida
健彦 西田
Hideyuki Hara
秀幸 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP538194A priority Critical patent/JPH07210506A/ja
Publication of JPH07210506A publication Critical patent/JPH07210506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUと複数の周辺装置とが一つのバスで接
続され、CPUから各周辺装置へアクセス制御が可能で
ある一般的な電子計算機システムにおいて、システムの
汎用性を保ちつつ接続される周辺装置台数に応じて設計
上実現可能な最高速のシステムを信頼性上問題なく実現
する。 【構成】 実装状態検出機構6は周辺装置の共通バス8
への接続台数などに応じたバス負荷容量を検出する。ま
た、信号の負荷容量が大きいほど信号伝搬遅延時間は長
くなる。これよりバス負荷容量に応じて各信号線の最大
伝搬遅延時間が変化することになり、これを守り、かつ
最速となるように、共通バス8へ出力されるクロック信
号の周期を速度切替回路7で選択することでアクセス速
度を可変とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクセス制御方式に係
り、特に、中央処理装置(CPU)と複数の周辺装置と
が一つのバスで接続され、CPUから各周辺装置へアク
セス制御が可能である一般的な電子計算機システムに適
用されるアクセス制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CPUと複数の周辺装置とが一つ
のバスで接続された電子計算機システムにおいて、CP
Uから周辺装置へのアクセス速度は、設計上、バスに接
続される周辺装置が全て存在しているものと仮定して、
バスを構成している各信号の負荷容量を算出し、これか
ら求められる各信号の伝搬遅延時間を守り、かつ、最速
となるように決められている。
【0003】これは、例えば、標準バスとして電子計算
機ハ−ドウェアの世界で知られているMULTIBUS
(準拠規格:IEEE796)では、最大実装ボ−ド数
は8枚、VMEbus(準拠規格:IEEE1014)
では21枚、Futurebus+(準拠規格:IEE
E896.1)では32枚と、決められていることから
伺い知ることができる。
【0004】このような電子計算機システムにおいて、
従来、共通バスの負荷に対応してメモリの転送速度を可
変するようにしたアクセス制御方式が知られている(特
開昭59−27334号公報)。このものは、DMA
(Direct MemoryAccess)装置にお
いて、データ転送要求の周期を決定するカウンタの他
に、このカウンタが何個のクロックを計数したときにリ
セットさせるかを決定するレジスタを設け、レジスタの
内容を変えることにより、データ転送速度を任意に設定
するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のアクセス
制御方式では、バスのデ−タ転送負荷に応じてデ−タ転
送速度を可変とする実現方式を説明している。しかし、
この方式では、物理的にバスに接続される周辺装置台数
を検出することにより各バス信号の負荷容量値を把握
し、これに伴い各バス信号の伝搬遅延時間が変わること
に着眼してアクセス処理速度を変化させることについて
は考慮されていない。また、バスに接続される周辺装置
台数を検出する手段についても、具体的な説明がなされ
ていない。
【0006】また、この従来方式では、データ転送速度
をデータ転送負荷に応じて可変することが説明されてい
る。しかし、このデータ転送速度は、ブロック転送、す
なわち、まとまったデータ全体を転送するのに要する転
送速度であり、このデータ転送速度を可変とするため
に、1ワードと次の1ワードの間のデータ転送間隔を変
えるようにしているもので、1ワードのデータ転送自体
に要する時間そのものを変えるものではない。
【0007】ところで、信号の負荷容量が大きいほど、
すなわち、接続される周辺装置台数が多いほど信号伝搬
遅延時間は長くなる。このため、信号の負荷容量は、周
辺装置がある程度多数接続されたときの値に設定して設
計されている。その結果、実使用上、周辺装置が一つま
たは二つのみ共通バスを介してCPUに接続された場合
においては、信号の負荷容量が設計値より小さくなり、
CPUから周辺装置へのアクセス速度を設計上もっと高
速に実現できるにもかかわらず、アクセス速度が遅いと
いう問題がある。
【0008】また、CPUから周辺装置へのアクセス速
度を向上させるときは、信号の負荷容量を小さくする方
がよい。このため、接続する周辺装置台数をできる限り
少なく制限する必要性が生じる。
【0009】これより、CPUから周辺装置へのアクセ
ス速度と接続周辺装置台数、つまりシステム汎用性と
は、トレ−ドオフの関係にあり、両者とも向上すること
は、従来は、できないものとされていた。
【0010】本発明は、CPUと複数の周辺装置とが一
つのバスで接続され、CPUから各周辺装置へアクセス
制御が可能である一般的な電子計算機システムにおい
て、システムの汎用性を保ちつつ接続される周辺装置台
数に応じて設計上実現可能な最高速のシステムを信頼性
上問題なく実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、CPUから周辺装置へのアクセス速度と
接続周辺装置台数との関係を、信頼性上問題なく最適に
実現するものである。すなわち、中央処理装置と複数の
周辺装置とが共通バスを介して接続され、該中央処理装
置から任意の周辺装置へアクセス処理を行うシステムの
アクセス制御方式において、共通バスの負荷容量を検出
する負荷容量検出手段と、負荷容量検出手段により検出
された負荷容量に応じて前記共通バスへ出力されるクロ
ック信号の周期を可変とする可変手段とを有する構成と
したものである。
【0012】
【作用】本発明の作用について、図1の本発明の概略構
成図と共に説明する。中央処理装置(CPU)1と複数
の周辺装置21〜2nとが共通バス8を介して接続され、
CPU1から任意の周辺装置へアクセス処理を行うシス
テムにおいて、実装状態検出機構6は、前記負荷容量検
出手段を構成し、また、速度切替回路7は、前記可変手
段を構成している。すなわち、実装状態検出機構6は、
周辺装置の共通バス8への接続台数などに応じたバス負
荷容量を検出する。
【0013】また、信号の負荷容量が大きいほど信号伝
搬遅延時間は長くなる。これより、バス負荷容量に応じ
て各信号線の最大伝搬遅延時間が変化することになり、
これを守り、かつ、最速となるように、共通バス8へ出
力されるクロック信号の周期を速度切替回路7で選択す
ることでアクセス速度を可変とすることができる。
【0014】また、実装状態検出機構6は、共通バス8
に最大台数の周辺装置が接続されたとした時のそれぞれ
の周辺装置に割り当てられたアドレス値にて周辺装置を
順次アクセスするアクセス手段と、アクセス手段による
アクセスに対する応答の有無を検出する応答検出手段
と、応答検出手段により検出された応答の有無に応じて
求めた共通バス8に対する周辺装置の接続台数から前記
負荷容量を算出する手段とにより構成されている。
【0015】また、実装状態検出機構6は、共通バス8
に接続される複数の周辺装置毎に、周辺装置が接続され
たときのバス負荷容量を示す管理テーブルと、共通バス
8に最大台数の周辺装置が接続されたとした時のそれぞ
れの周辺装置に割り当てられたアドレス値にて周辺装置
を順次アクセスするアクセス手段と、アクセス手段によ
るアクセスに対する応答の有無を検出する応答検出手段
と、応答検出手段により応答有りと検出された周辺装置
に対応する負荷容量を前記管理テーブルから読み出して
バス負荷容量に加算する手段とにより構成することもで
きる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0017】図2は本発明の一実施例の構成図を示す。
同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図2において、CPU1は、複数の周辺装置21
nにバス11〜16を介してそれぞれ接続されてい
る。CPU1には、各周辺装置2〜4の実装状態を検出
する実装状態検出機構6と、バス11〜16を用いてC
PU1から各周辺装置21〜2nへアクセス制御を行なう
アクセス制御回路5とが接続される。
【0018】周辺装置21〜2nは、それぞれ同一の構成
でアクセス制御回路201〜20nを有し、バス11〜1
6に接続されることにより同一のバス負荷容量分増加さ
せる。また、速度切替回路7は、クロック発生回路71
とスイッチ回路72とから構成されている。スイッチ回
路72は、実装状態検出機構6の出力信号によりスイッ
チング制御される。これにより、接続されているバス動
作の基本となるクロック信号は、クロック発生回路71
で生成されるいくつかの周波数の異なるクロック信号の
中から実装状態検出機構6から出される情報を元にして
スイッチ回路72により一つ選択したものが採用され、
バス16へ出力されることとなる。
【0019】本実施例におけるアクセス方法について説
明する。デ−タリ−ド時は、まず、CPU1からバス1
2、13および15を介して出力されるアドレス信号、
リード/ライト(R/W)信号およびストロ−ブ信号が
バス16上のクロック信号の立ち上がりタイミングで送
出される。
【0020】すると、周辺装置21〜2nのうち送出され
たアドレスに該当する周辺装置は、バス14および11
を介してアクノレジ信号およびデ−タ信号をクロック信
号の立ち上がりタイミングで返送する。CPU1は、ク
ロック信号の立ち上がりタイミング時、このアクノレジ
信号を認識してデ−タを受け取る。そして、その後、C
PU1のアドレス信号、R/W信号、ストロ−ブ信号の
送出と、周辺装置のアクノレジ信号およびデ−タ信号の
送出を、それぞれクロック信号の立ち上がりタイミング
で止めるものである。
【0021】また、デ−タライト時においては、CPU
1からバス12、13、15および11を介して出力さ
れるアドレス信号、R/W信号、ストロ−ブ信号および
デ−タ信号をクロック信号の立ち上がりタイミングで送
出し、送出されたアドレスに該当する周辺装置において
デ−タを受取り、これと同時に、アクノレジ信号をクロ
ック信号の立ち上がりタイミングでバス14を介してC
PU1へ返送するものとなっている。そして、その後、
CPU1のアドレス信号、R/W信号、ストロ−ブ信号
およびデ−タ信号の送出と、周辺装置のアクノレジ信号
の送出を、それぞれクロック信号の立ち上がりタイミン
グで止めるものである。
【0022】これの周波数(周期)の異なるクロック信
号を採用した2通りのケ−スのアクセスタイミングチャ
−トを示したものが図3および図4である。両図中、
(A)はクロック信号、同図(B)はアドレス信号、同
図(C)はデータ信号、同図(D)はR/W信号、同図
(E)はストローブ信号、同図(F)はアクノレッジ信
号を示す。このアクセス方式であると、クロック信号と
していろいろな周波数の異なるクロック信号を採用して
も、バス動作の機能上問題なく実現できる。
【0023】これは、クロック信号の立ち上がりタイミ
ングで、バスの動作処理(バス11〜16上の信号の認
識および送出)を行うからである。そして、図3および
図4より理解できるように、図3(A)に示すクロック
信号よりも図4(A)に示すクロック信号の方が周波数
が高い(周期が短い)ため、図4の方がアクセス速度が
高速となる。
【0024】ただし、本実施例のアクセス方式におい
て、バス11〜15上の各信号がバス16上のクロック
信号に同期しているため、クロック信号の周期は、バス
11〜15上の信号の最大遅延時間と同等、若しくは、
若干長いものに設定される。なぜなら、仮に周期が短い
ものに設定したならば、バス11〜15上の各信号の信
号レベルが変化しきらないうちに、CPU1または周辺
装置がバス11〜15上の各信号を認識することにな
り、誤動作する可能性があるからである。
【0025】次に、周辺装置の接続台数を検出する方法
について説明する。
【0026】周辺装置の接続台数検出処理時の実装状態
検出機構6で実行する処理内容を整理した動作フロ−を
図5に示す。システムの電源投入直後の初期処理におい
て図5で示した処理を一度限り実行する。
【0027】まず、最初に実装状態検出機構6が周辺装
置台数が最大となる接続形態にてアクセス可能な低速の
アクセス速度を実現するクロック信号周波数が最も低い
(周期が最も長い)ものを選択する(図5のステップ3
0)。そして、実装状態検出機構6は、変数iに初期
値”1”を、また、接続台数を示す変数に”0”を代入
した後(図5中のステップ31)、変数iで示される順
番の周辺装置20iに割り当てられているアドレス値の
アドレス信号19を生成し、図2に示すようにアクセス
起動信号17と共にアクセス制御回路5へ送出して、ア
ドレス信号19で示された周辺装置20iへアクセスを
実行する(図5中のステップ32)。
【0028】アクセス制御回路5は、これにより、アク
ノレジ信号が返送されると期待される規定時間以上経過
しても周辺装置よりアクノレジ信号が返送されない場合
は、アクセス制御回路5から実装状態検出機構6へアク
セス応答有無識別信号18を使用して応答無しと報告
し、アクノレジ信号が返送された場合は応答有りと報告
する。
【0029】実装状態検出機構6は、アクセス応答有無
識別信号18の報告結果から該当する周辺装置20i
らアクノレジ信号がバス14を介して返送されたか否か
チェックする(図5中のステップ33)。応答が有る場
合は、周辺装置20iが接続されているとみなし、接続
台数の値を前回の値に1加算した値に更新する(図5中
のステップ34)。そして、変数iの値と周辺装置の接
続台数の最大値Mとが等しいかどうか判定した後(図5
中のステップ35)、変数iを1だけ加算して(図5中
のステップ36)ステップ32の処理に戻る。
【0030】一方、ステップ33において、応答が無い
と判定した場合は、該当するアドレス値の周辺装置20
iはバスに接続されていないと認識して、接続台数を変
更することなく、変数iの値と周辺装置の接続台数の最
大値Mとが等しいかどうか判定した後(図5中のステッ
プ35)、変数iを1だけ加算して(図5中のステップ
36)ステップ32の処理に戻る。
【0031】以上の処理が、バスに接続されうる最大台
数Mの周辺装置に対しアクセスを実施することで行われ
たことが認識されると(図5中のステップ35でi=
M)、その時点の接続台数を示す変数の値からバスに接
続されている周辺装置台数を求め、この台数に応じてバ
ス11〜15の信号の最大遅延時間が判る。そこで、実
装状態検出機構6は、求めた周辺装置台数からクロック
信号周波数を決定し(図5中のステップ37)、クロッ
ク発生回路71で生成されるクロック信号のうち決定し
た周波数のクロック信号をバス16へ送出するべく、ス
イッチ回路72をスイッチング制御して決定した周波数
のクロック信号を選択する(図5中のステップ38)。
【0032】クロック信号を決定する方法は、前に述べ
たように、バス11〜15上の信号の最大遅延時間がバ
ス16上のクロック信号の周期より必ず短いものである
ということを満足し、かつ、アクセス速度が高速となる
ように、極力クロック周波数が大きいもの、つまり、周
期が短いものを採用することになる。
【0033】ここで、バス11〜15上の信号の最大遅
延時間tは、周辺装置が全く接続されていないときの遅
延時間をt0、周辺装置が1台接続されることに伴うバ
ス負荷容量増大分毎に増加する遅延時間をtd、接続さ
れている周辺装置台数をmとすると、次式で表すことが
できる。
【0034】
【数1】t=t0+m×td つまり、本実施例では、接続している周辺装置台数がm
台と検出された場合、クロック周期を(t0+m×t
d)で計算して求め、これと同等、もしくは、若干長い
クロック周期を持つものをクロック信号として選択す
る。そして、前記したように、クロック発生回路71で
生成されるクロック信号の中からこれで決定した周波数
をもつクロック信号を実装状態検出機構6で一つ選択す
る。
【0035】なお、上記の実施例では、周辺装置201
〜20nの電源がそれぞれオンされていることが前提と
なっている。つまり、周辺装置201〜20nの電源がオ
フされていると、周辺装置が接続されているにも拘ら
ず、CPU1からアクセス処理をした際にアクセス応答
が該当する周辺装置から無く、周辺装置が接続されてい
ないと認識してしまう問題がある。
【0036】このため、各周辺装置が電源オフされてい
る場合でも、接続されている周辺装置の台数を求める方
法として、図6に示した構成としてもよい。すなわち、
同図に示すように、実装状態検出機構6から実装状態有
無識別用信号線401〜40nを各周辺装置201〜20n
内のグランド(GD)端子に接続する一方、これらの実
装状態有無識別用信号線401〜40nをCPU1内でプ
ルアップ抵抗R1〜Rnを介して実装状態検出機構6に接
続する。
【0037】そして、実装状態検出機構6で実装状態有
無識別用信号線401〜40nを介して入力される信号の
電圧レベルがハイレベルであると認識したときは、これ
に該当する周辺装置が接続されていないと判定し、上記
の電圧レベルがローレベルであるときは、これに該当す
る周辺装置が接続されていると見做す。これをすべての
周辺装置について実施することで、周辺装置台数を周辺
装置の電源がオフされていても求めることができる。
【0038】また、上記の実施例では、各周辺装置が接
続される毎に増加するバス負荷容量が一定であることを
前提として、バス11〜16に接続されている周辺装置
台数から、前記した式に基づきクロック周期を決定して
いる。
【0039】このため、各周辺装置接続毎に増加するバ
ス負荷容量が異なるケースにおいては、図7に示したよ
うに、各周辺装置に応じたバス11〜16に接続する毎
に増加するバス負荷容量の管理テーブルを用意し(ステ
ップ50)、これを前記実施例に述べた如く、アクセス
応答が無しのときは何の処理もせず、アクセス応答有り
のときは接続台数に+1する代わりに、応答があった周
辺装置に対応する増加するバス負荷容量Ciを管理テー
ブルから読み出し(ステップ51)、これを合計負荷容
量CDに加える処理をする(ステップ52)。
【0040】そして、周辺装置の最大台数分についてア
クセスを実行した後、得られた合計負荷容量CDから増
加する伝搬遅延時間td0を求め、これより、クロック周
期をt0+td0なる式から決定し(ステップ53)、こ
のクロック周期と同等若しくは若干長いクロック周期を
もつクロック信号を選択する(ステップ38)ことで上
記の実施例と同様の効果が得られる。
【0041】また、以上の実施例では、あらかじめ複数
の異なる周波数のクロック信号を用意し、この中から一
つを選択する構成としたが、最大遅延時間に応じて定ま
る周波数のクロック信号を基準となるクロック信号に対
し、変調することで実現してもよい。
【0042】このようにして、以上述べた実施例におい
て接続される周辺装置台数に応じてバスのクロック信号
のクロック周波数を変化させることで、アクセス可変制
御が簡単に実現できる。
【0043】本実施例によれば、以下の効果が得られ
る。例えば、日立製作所製の高速CMOSロジックHD
74HCシリ−ズのICを使用して電子計算機ハ−ドウ
ェアを実現していたと仮定しよう。
【0044】図8に示したものは、HD74HCシリ−
ズICの伝搬遅延時間対負荷容量特性である。この図よ
り、tPLH(propagation delay t
ime,low−to−high−level out
put)、tPHL(propagation dela
y time,high−to−low−levelo
utput)は、負荷容量の増大とともに比例して各々
大きくなっていることがわかる。
【0045】ここで示したように、tPLHは、負荷容量
100pF分増えることにつき約7ns伝搬遅延時間が
増大する。これに、通常一つの装置が接続する毎に少な
くとも負荷容量は約20pF増えることより、提供され
る電子計算機システムにおいて5台の周辺装置を実装し
ていなければ、7ns分だけバスの高速化がはかれるこ
とになる。
【0046】以上のことは、最大に実装できる周辺装置
台数が15台で、アクセス速度が140nsで実現でき
る電子計算機システムがあると仮定すると、本実施例を
採用することで、ユ−ザが実使用上5台しか周辺装置を
接続しない場合には、15台のときと比べ、14ns分
だけアクセス速度を短縮できる結果、126nsで実現
でき、10%の高速化がはかれる。
【0047】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、周辺装置の実装状態を検出するマスタ
のCPUを一つ割り当て、他のCPUを周辺装置と見做
すことで、マルチプロセッサシステムへの本発明の適用
が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バス負荷容量に応じて共通バスへ出力されるクロック信
号の周期を速度切替回路で選択することでアクセス速度
を可変とするようにしたため、一つの共通バスに接続さ
れる周辺装置の台数を任意に設定することが可能な(シ
ステム拡張性に富む)高速のシステムをユ−ザに提供す
ることができる。
【0049】また、本発明は負荷容量が減少する、つま
り、周辺装置台数が減少する定量的な時間分だけアクセ
ス速度が短縮できるので、現状の電子計算機システムの
アクセス速度が高速に実現されていればいるほど、高速
化率を高くできるという特長がある。従って、本発明
は、アクセス速度が20〜30ns台となっている現在
の電子計算機システムに寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の一実施例を示すバスタイミングチャ−
トである。
【図4】本発明の一実施例を示すバスタイミングチャ−
トである。
【図5】本発明の一実施例を示す実装状態検出機構の動
作説明用フロ−チャートである。
【図6】本発明の他の実施例の概略構成を示すブロック
図である。
【図7】本発明の他の実施例の実装状態検出機構の動作
説明用フローチャートである。
【図8】HD74HCシリ−ズICの伝搬遅延時間対負
荷容量特性図である。
【符号の説明】
1……中央処理装置(CPU)、21〜2n……周辺装
置、5……アクセス制御回路、6……実装状態検出機
構、7……速度切替回路、8……システムバス、17…
…アクセス起動信号、18……アクセス応答有無識別信
号、19……アドレス信号。、401〜40n……アクセ
ス応答有無識別用信号線、71……クロック発生回路、
72……スイッチ回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央処理装置と複数の周辺装置とが共通バ
    スを介して接続され、該中央処理装置から任意の周辺装
    置へアクセス処理を行うシステムのアクセス制御方式に
    おいて、 前記共通バスの負荷容量を検出する負荷容量検出手段
    と、 該負荷容量検出手段により検出された負荷容量に応じて
    前記共通バスへ出力されるクロック信号の周期を可変と
    する可変手段とを有することを特徴とするアクセス制御
    方式。
  2. 【請求項2】前記負荷容量検出手段は、 前記共通バスに最大台数の周辺装置が接続されたとした
    時のそれぞれの周辺装置に割り当てられたアドレス値に
    て周辺装置を順次アクセスするアクセス手段と、 該アクセス手段によるアクセスに対する応答の有無を検
    出する応答検出手段と、 該応答検出手段により検出された応答の有無に応じて求
    めた前記共通バスに対する周辺装置の接続台数から前記
    負荷容量を算出する手段とを有することを特徴とする請
    求項1記載のアクセス制御方式。
  3. 【請求項3】前記負荷容量検出手段は、 前記共通バスに接続される複数の周辺装置毎に、該周辺
    装置が接続されたときのバス負荷容量を示す管理テーブ
    ルと、 前記共通バスに最大台数の周辺装置が接続されたとした
    時のそれぞれの周辺装置に割り当てられたアドレス値に
    て周辺装置を順次アクセスするアクセス手段と、 該アクセス手段によるアクセスに対する応答の有無を検
    出する応答検出手段と、 該応答検出手段により応答有りと検出された周辺装置に
    対応する負荷容量を前記管理テーブルから読み出してバ
    ス負荷容量に加算する手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載のアクセス制御方式。
JP538194A 1994-01-21 1994-01-21 アクセス制御方式 Pending JPH07210506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP538194A JPH07210506A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 アクセス制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP538194A JPH07210506A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 アクセス制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07210506A true JPH07210506A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11609596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP538194A Pending JPH07210506A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 アクセス制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07210506A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09204394A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Fujitsu Ltd データ転送制御装置
KR100343461B1 (ko) * 1999-12-06 2002-07-11 박종섭 저전력 버스장치
KR20030023295A (ko) * 2001-09-13 2003-03-19 삼성전자주식회사 프로그램이 가능한 인터페이스 신호 조정회로
JP2014505310A (ja) * 2011-01-28 2014-02-27 クアルコム,インコーポレイテッド バス相互接続のためのバスクロック周波数スケーリング、ならびに関係するデバイス、システム、および方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09204394A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Fujitsu Ltd データ転送制御装置
KR100343461B1 (ko) * 1999-12-06 2002-07-11 박종섭 저전력 버스장치
KR20030023295A (ko) * 2001-09-13 2003-03-19 삼성전자주식회사 프로그램이 가능한 인터페이스 신호 조정회로
JP2014505310A (ja) * 2011-01-28 2014-02-27 クアルコム,インコーポレイテッド バス相互接続のためのバスクロック周波数スケーリング、ならびに関係するデバイス、システム、および方法
US9286257B2 (en) 2011-01-28 2016-03-15 Qualcomm Incorporated Bus clock frequency scaling for a bus interconnect and related devices, systems, and methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100337217B1 (ko) 컴퓨터 시스템 내의 단일 주변 장치 연결부(pci) 호스트 브리지에 의해 다수의 pci 버스를 지원하는 방법 및 컴퓨터 시스템
JP2571673B2 (ja) 多重化バスを有する情報処理システムでバック・ツー・バック・データ転送を提供する方法および装置
US5954821A (en) System for PCI slots expansion having expansion clock generator providing clock signals wherein propagation delay between the clock generator and each recipient is approximately equal
KR100333586B1 (ko) 다중 버스의 지원 방법 및 이를 위한 컴퓨터 시스템
US5491814A (en) Apparatus using a state machine for generating selectable clock frequencies and a fixed frequency for operating a computer bus
US5873114A (en) Integrated processor and memory control unit including refresh queue logic for refreshing DRAM during idle cycles
JP4008987B2 (ja) バス通信システム及びバス調停方法並びにデータ転送方法
US5724528A (en) PCI/ISA bridge having an arrangement for responding to PCI address parity errors for internal PCI slaves in the PCI/ISA bridge
EP0024663B1 (en) Data processing system having modular bus structure and expandable configuration
JPH11120120A (ja) カードバス用インターフェース回路及びそれを有するカードバス用pcカード
EP0836141B1 (en) A fault-tolerant bus system
US5721882A (en) Method and apparatus for interfacing memory devices operating at different speeds to a computer system bus
US20070038795A1 (en) Asynchronous bus interface and processing method thereof
US7646649B2 (en) Memory device with programmable receivers to improve performance
JPH07210506A (ja) アクセス制御方式
US6088761A (en) Reduced pin system interface
US5539916A (en) DMA control for continuing transfer to input/output device in a cycle steal mode
US5548797A (en) Digital clock pulse positioning circuit for delaying a signal input by a fist time duration and a second time duration to provide a positioned clock signal
US5737544A (en) Link system controller interface linking a PCI bus to multiple other buses
US6009482A (en) Method and apparatus for enabling cache streaming
JP2002300021A (ja) 集積回路装置
JPH0973429A (ja) コンピュータシステム及びバス間制御回路
EP0352806A2 (en) Cache memory and access controller using such memory
JP4116818B2 (ja) 情報処理装置及びデバイス識別方法
KR940004578B1 (ko) 슬레이브 보드 제어장치