JPH0721014Y2 - ワイヤレス受信器に於けるバックアップ電源装置 - Google Patents

ワイヤレス受信器に於けるバックアップ電源装置

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JPH0721014Y2
JPH0721014Y2 JP1988166994U JP16699488U JPH0721014Y2 JP H0721014 Y2 JPH0721014 Y2 JP H0721014Y2 JP 1988166994 U JP1988166994 U JP 1988166994U JP 16699488 U JP16699488 U JP 16699488U JP H0721014 Y2 JPH0721014 Y2 JP H0721014Y2
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diode
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洋一 磯辺
浩一 奥村
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、新規な構成のワイヤレス受信器用のバックア
ップ電源装置に関する。
[従来の技術] 近時、微弱電波を利用して、チャイムや救急通報、ガレ
ージのシャッターなどの遠隔制御を無線方式で駆動させ
るいわゆるワイヤレス送信制御システムが広く使用され
るに至って来たが、このようなワイヤレスシステムのワ
イヤレス送信器より発信される送信データには、チャン
ネルを規定するハウスコード(IDコード)が付されてお
り、このハウスコードの一致を送信データを受信したワ
イヤレス受信器側で確認することにより、他のワイヤレ
スシステムとの混信を防止する配慮がなされているのが
通例である。
第5図は、このようなワイヤレス送信制御システムを呼
出チャイムに適用した場合の概略構成図を示している。
100はワイヤレス送信器であり、携帯に便利な形状に形
成されており、その上面には、呼出スイッチ100aを制御
操作スイッチとして設けている。
一方のワイヤレス受信器200は、送信器100より電波信号
の形で送信されて来る送信データを受信するためのアン
テナ200aを備え、その本体200の適所には、モード表示
ランプ200bと、送信器からの送信データを受けた時に点
灯する動作表示ランプ200cを設けており、側面には呼出
音の音量調整用のスライドスイッチ200dを設けており、
通常このようなワイヤレスシステムは、この図に示した
ように、1以上のワイヤレス送信器100と、1台のワイ
ヤレス受信器200を組み合わせて1単位のワイヤレス送
信制御システムが構成されており、ワイヤレス送信器10
0から電波信号の形で発信される送信データのフォーマ
ットは、例えば、第6図に示したようになっている。
第6図は、1フレーム分の信号フォーマットを示してお
り、図に示したように、IDコードにH0〜H19の20ビット
が割り当てられ、その先頭にはプレリシーブTPを設け、
IDコードの後ろには3ビットの送信データD0〜D2を設
け、更にパリティチェックPを設けている。
ところが、このようなワイヤレスシステムをエンドユー
ザなどが使用する場合、ハウスコードの概念が一般に分
かりにくく、そのため使用時も出荷時のままに放置され
ていたりすることが多く、しかも設定にはディップスイ
ッチの各操作片をワイヤレス送信器と受信器側で逐一操
作してハウスコードを一致させなければならないために
手間を要し、商品的に見ても部品代,加工費が高くなる
などの問題を有していた。
そこで、本出願人は、従来のワイヤレスシステムがこの
ような事情であるのに鑑みて、特願昭63-234446号(特
公平6-38676号公報参照)においては、ワイヤレス送信
器側でIDコードを予め固定的に設定できる構成となし、
ワイヤレス受信器に設けたモード設定スイッチの操作に
より登録,通常モードを選択的に設定することによっ
て、受信器側が登録モードにある時には、送信器側のID
コードをシステムデータ登録手段に順次自動的に登録で
きるようにしたワイヤレス送信制御システムを提案し
た。
第7図は、このようなシステムのワイヤレス受信器200
の内部回路の基本構成を示したものである。
図を参照して説明すると、ワイヤレス受信器200は、そ
の動作モードを登録モードと通常モードに切換え設定す
るモード切換手段200,ワイヤレス送信器100より送信さ
れた送信データを受信するためのアンテナ200aを有し、
該アンテナ200aによって受信されたワイヤレス送信器10
0からの電波信号より送信データを復調し取出すための
フロントエンド/デコーダ部201,送信データに付加され
たIDコードを少なくとも登録出来るようにした、揮発メ
モリでデータを書換え可能に構成されたシステムデータ
登録手段202,フロントエンド/デコーダ部201より取り
出されたIDコードが、システムデータ登録手段202に登
録されたものであるかどうかを判別するIDコード一致判
別手段203,及びIDコード一致判別手段203によって登録
の確認されたIDコードが付された送信データの内容を解
読して、制御目的に応じた必要な制御信号を出力する送
信データ判別手段204と、更に受信器200の内部回路とバ
ックアップ回路205を通じてシステムデータテーブル202
に電源を供給する電源回路206とを備えた構成となって
いる。尚、200bは登録モード時と通常モード時とで点灯
態様を変化させるモード表示灯である。
そして、このようなシステムでは、モード切換手段200
によってワイヤレス受信器が登録モードに設定されたと
きには、ワイヤレス送信器側より発信されてきた送信デ
ータのIDコードをシステムデータ登録手段に自動的に登
録でき、通常モードに設定されたときには、ワイヤレス
送信器側より発信された送信データが、ワイヤレス受信
器に受信される毎に、システムデータ登録手段にすでに
登録されたIDコードとの一致が確認され、IDコードが登
録された送信データのみが処理される構成となってい
る。
しかしながら、このようなワイヤレス送信制御システム
では、登録したIDコードを使用時において保持しなけれ
ばならないために、使用時にはバックアップ電池を駆動
させて、IDコードが入力されたシステムデータテーブル
202のデータを記憶保持する必要がある。
第8図は、従来使用されているバックアップ電源回路の
一例を示したもので、このバックアップ電源回路205
は、電源回路206から電源電圧VCCが供給されているとき
には、ワイヤレス受信器の内部回路に電源電圧VCCが供
給されるとともに、ダイオードD100を通じてシステムデ
ータテーブル202に電源が供給され、電源電圧VCCの供給
が遮断されたときには、バックアップスイッチSWが閉じ
られておれば電源電圧VCCよりも端子電圧の低い一次電
池E100からダイオードD101を通じてシステムデータテー
ブル202のみに電源が供給されてバックアップ動作が行
なわれる。
また、バックアップ電源回路としては、第8a図に示した
タイプのものも従来より使用されており、このようなバ
ックアップ電源回路205では、電源電圧VCCが供給されて
いる場合には、上記第8図の例と同様にワイヤレス受信
器の内部回路に電源が供給され、ダイオードD100を通じ
てシステムデータテーブル202に電源が供給されるとと
もに、バックアップスイッチSWが閉じられておれば抵抗
R100を通じて二次電池E101に充電が行なわれ、電源電圧
の供給が遮断されると二次電池E101に充電された電圧が
ダイオードD101を通じてシステムデータテーブル202の
みに供給されてバックアップ動作が行なわれる構成とさ
れている。
更に、上記第8図及び第8a図に示したバックアップ電源
回路では、電源電圧VCCの出力が遮断された場合に、バ
ックアップ回路205はシステムデータテーブル202に対し
てはバックアップ動作を行ない、内部回路への電源電圧
VCCの供給は遮断される構成とされているが、このよう
な構成とは異なり、第9図に示すように電源回路206か
ら電源電圧VCCが供給されているときには、バックアッ
プ回路205を通じてシステムデータテーブル202および内
部回路へ電源電圧が供給され、電源電圧VCCの供給が遮
断された場合には、バックアップ回路205から内部回路
とシステムデータテーブル202の双方に電源電圧VCCを供
給して、電源回路の動作が停止しても受信器の動作を確
保する回路構成としたものもある。
しかしながら、これらのバックアップ電源回路のうち、
上記第8図および第8a図で示したものでは、ワイヤレス
受信器が家庭などに設置された場合では常時電源回路に
通電されている場合が比較的多いので問題は少ないが、
店舗などに設置された場合には、夜間あるいは休日など
に主電源が頻繁に切られることが多くなる。このため、
上記第8図に示した例では、一次電池E100が、電源回路
が遮断される毎にバックアップのための電源供給が積み
重なって行き、長期間電源回路が遮断されるとバックア
ップすることが不可能になるとともに、一次電池の負担
が重くなり、頻繁に電池を取換える必要が生じるので、
メンテナンスが面倒であった。
また、上記第8a図に示した例では、電源回路からの電源
電圧の供給及び遮断の都度、二次電池E101の充電及び放
電が繰り返して行なわれ、結果的に二次電池の端子電圧
が低下してバックアップが不可能になるとともに、過度
の放電によって二次電池E101の性能が劣化することが生
じていた。
一方、上記第9図に示した構成のものでは、主電源が切
られて電源回路206から電源電圧の供給がなくなった場
合でも、バックアップ回路205により受信器200の内部回
路とシステムデータテーブル202とへ電源が供給されて
受信器200の動作は確保されるが、バックアップ回路205
に使用される一次電池あるいは二次電池の負担は更に重
くなり、第10図に示すように内部回路が動作する下限電
圧VLを下回った場合でも電池からの電源の供給が継続し
て行なわれるため、端子電圧が急激に低下してシステム
データテーブル202のデータが失われてしまい、図の斜
線部分の電力が無駄に消費されるばかりでなく、一次電
池では液漏れを生じたり、あるいは二次電池では過放電
のために電池の性能劣化をきたして寿命の低下を引き起
こしていた。
従って、上記したバックアップ回路ではメンテナンスフ
リーの受信器のバックアップ動作を期待することが難し
く、簡単な構成でメンテナンスフリーのバックアップ回
路とされたワイヤレス受信器の開発が待たれているのが
現状である。
[考案が解決しようとする課題] 上記事情に鑑みて提案される本考案は、電源の短期間の
バックアップを行なうコンデンサまたは二次電池と、長
期間のバックアップを行なう一次電池との2段構成より
なるバックアップ回路によって、長期間のバックアップ
を行なうための一次電池から繰り返して放電されること
を防ぎ、さらに上記バックアップ回路からの出力電圧が
内部回路の動作電圧レベルを下回ったときには、IDコー
ドを記憶させた揮発メモリ以外の内部回路への電源供給
を遮断してIDコードのバックアップを継続して行なうこ
とにより、信頼性の向上したワイヤレス受信器用のバッ
クアップ電源回路を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本考案の第1のも
のは、常時は電源回路を介して、上記IDコードを少なく
とも書換え可能に登録できるようにされたメモリを含ん
だワイヤレス受信器の内部回路に供給されている電源が
遮断された時に、代わって電源を供給する構成とされて
おり、このために、上記電源回路と上記メモリとの間
に、順方向に直列接続された第1および第2のダイオー
ドと、上記第1および第2のダイオードの接続点とグラ
ンド間に接続されて上記電源回路から供給された電源に
よって充電されるコンデンサと、上記第2のダイオード
のカソードとグランド間に、第3のダイオードと上記コ
ンデンサの最大充電電圧よりも電圧レベルの低い一次電
池及びバックアップスイッチとを、上記第3のダイオー
ドが上記一次電池に対して順方向となるように直列接続
して構成されたバックアップ回路と、そのバックアップ
回路の出力電圧レベルが予め定められた所定レベルを下
回ったことを判別する電圧判別回路と、該電圧判別回路
の出力によって電源の供給を制御するスイッチング回路
とを備えており、上記メモリへは上記バックアップ回路
からの出力電圧を直接供給させる一方、上記メモリ以外
のワイヤレス受信器の内部回路へは上記スイッチング回
路を通じて上記バックアップ回路の出力電圧を供給させ
る構成とされ、その出力電圧レベルがワイヤレス受信器
の内部回路の動作レベルよりも低下したときには、上記
スイッチング回路を通じて上記内部回路に供給される電
源を遮断する構成としたことを特徴としており、同様に
上記目的を達成するために提案される本考案の第2のも
のでは、上記バックアップ回路が、上記電源回路と上記
メモリとの間に、順方向に直列接続された第1および第
2のダイオードと、この第1と第2のダイオードの接続
点とグランド間に接続された、二次電池と該二次電池に
対して順方向となる第4のダイオードと抵抗とを並列接
続したものと、上記第2のダイオードのカソードとグラ
ンド間に、第3のダイオードと上記コンデンサの最大充
電電圧よりも電圧レベルの低い一次電池及びバックアッ
プスイッチとを、上記第3のダイオードが上記一次電池
に対して順方向となるように直列接続して構成されてい
る。
[作用] 本考案では、バックアップ回路は電源回路から電源電圧
が供給されているときは、ワイヤレス受信器の内部回路
へ電源が供給されるとともに、IDコードを記憶させた揮
発メモリへも第1及び第2のダイオードを通じて電源供
給が行なわれる。
そして、この時同時に、コンデンサは、第1のダイオー
ドを通じて電源電圧から第1のダイオードの順方向電圧
を引いた電圧レベルに達するまで充電が行なわれる。
一方、電源電圧が遮断されると、受信器の内部回路への
電源供給は遮断され、コンデンサに充電された電圧が第
2のダイオードを通じてメモリのみに電源を供給し、コ
ンデンサの端子電圧が低下して一次電池の端子電圧より
も低下すると、コンデンサからの電源供給に代わって一
次電池から第3のダイオードを通じてメモリへの電源供
給が行なわれるので、コンデンサに充電された容量で賄
える期間の電源電圧の遮断に対しては一次電池の放電が
なくなる。
請求項2に記載の本考案では、コンデンサを使用してい
るのに代わって、二次電池を使用している点が異なり、
電源電圧が供給されているときは、ワイヤレス受信器の
内部回路へ電源が供給され、バックアップ回路の第1及
び第2のダイオードを通じてメモリへの電源供給が行な
われるとともに、電源電圧から第1のダイオードの順方
向電圧を引いた電圧レベルまで第1のダイオードと抵抗
を通じて二次電池が充電される。電源電圧が遮断される
と、受信器の内部回路への電源供給は遮断され、二次電
池に充電された電圧が第4及び第2のダイオードを通じ
てメモリのみに電源を供給し、二次電池の端子電圧が低
下して一次電池の端子電圧よりも低下すると、二次電池
からの電源供給に代わって一次電池から第3のダイオー
ドを通じてメモリへの電源供給が行なわれるので、二次
電池に充電された容量で賄える期間の電源電圧の遮断に
対しては一次電池の放電がなくなる。
また、本考案では、電源電圧が供給されているときに
は、バックアップ回路を通じてメモリへ電源が供給され
ると同時に、スイッチング回路を通じて内部回路への電
源の供給も行なわれている。
この状態で電源電圧の供給が遮断されると、バックアッ
プ回路によりメモリ及び内部回路への電源供給が継続し
て行なわれ、電圧レベル判別回路により、バックアップ
回路の出力電圧レベルがワイヤレス受信器の内部回路の
動作レベルまで低下したときには、スイッチング回路を
駆動してバックアップ回路から内部回路への電源供給を
遮断してバックアップ回路から出力される電流を減少さ
せ、メモリのバックアップを長期間にわたって行なう。
[実施例] 以下に、図面を参照して本考案の要部となる実施例を説
明する。
第1図は請求項1に記載した本考案の要部をなすバック
アップ回路1を示したもので、第1のダイオードD1、第
2のダイオードD2、第3のダイオードD3、一次電池E1、
大容量のコンデンサCおよびバックアップスイッチSWで
構成されている。その動作は、受信器の電源回路206か
ら電源電圧VCCが供給されているときには、ワイヤレス
送信器のIDコードなどを登録した受信器の揮発メモリで
あるシステムデータテーブル202を除く内部回路とバッ
クアップ回路1の第1及び第2のダイオードD1,D2を通
じてシステムデータテーブル202(メモリ)へ電源電圧
が供給されて受信器の動作が行なわれており、同時に電
源電圧が第1のダイオードD1を通じてコンデンサCに充
電され、コンデンサCの端子電圧は電源電圧VCCから第
1のダイオードD1の順方向電圧VF1を引いた電圧に達す
る。電源回路206の動作が停止して電源電圧VCCの供給が
遮断されると、受信器の内部回路への電源電圧の供給は
停止するが、バックアップ回路1のコンデンサCに充電
された電圧が第2のダイオードD2を通じてシステムデー
タテーブル202(メモリ)に加わって継続してシステム
データテーブル202(メモリ)内のデータを保持する。
ここで、バックアップスイッチSWがオンされていると、
コンデンサCの放電が進んで端子電圧が低下して一次電
池E1の端子電圧よりも低下すれば、コンデンサCからシ
ステムデータテーブル202(メモリ)への電源の供給は
停止し、代わって一次電池E1からシステムデータテーブ
ル202(メモリ)への電源の供給が行なわれてデータの
保持が継続される。
従って、コンデンサCでシステムデータテーブル202
(メモリ)のデータを保持可能な期間の電源電圧VCCの
停止に対しては、一次電池E1の負担がなくなり、電源電
圧VCCの遮断が繰り返された場合でも、一次電池のメン
テナンスは不要となる。尚、本実施例では、コンデンサ
の最大充電電圧よりも一次電池E1の端子電圧が低くなる
ように電源電圧あるいは一次電池の端子電圧を選定して
いる。
また、第2図は請求項2に記載の本考案の要部であるバ
ックアップ回路2の他の例を示した図であり、上記第1
図の実施例のバックアップ回路1がコンデンサCを使用
していたのに代わって、二次電池E2に直列に、この二次
電池E2に順方向となる第4のダイオードと抵抗とを並列
接続したものを配した構成とされた点が異なっている。
このバックアップ回路2の動作は、受信器の電源回路20
6から電源電圧VCCが供給されているときには、受信器の
揮発メモリ(システムデータテーブル)202を除く内部
回路とバックアップ回路2の第1及び第2のダイオード
D1,D2を通じてシステムデータテーブル202(メモリ)へ
電源電圧が供給されて受信器の動作が行なわれており、
同時に電源電圧が第1のダイオードD1及び抵抗Rを通じ
て二次電池E2に充電され、二次電池E2の端子電圧は電源
電圧VCCから第1のダイオードD1の順方向電圧VF1を引い
た電圧に達する。電源回路206の動作が停止して電源電
圧VCCの供給が遮断されると、受信器の内部回路への電
源電圧の供給は停止するが、バックアップ回路2の二次
電池E2に充電された電圧が第2のダイオードD2を通じて
システムデータテーブル202(メモリ)に加わって継続
してシステムデータテーブル202(メモリ)内のデータ
を保持する。ここで、バックアップスイッチSWがオンさ
れていると、二次電池E2の放電が進んで端子電圧が低下
して、一次電池E1の端子電圧から第3のダイオードの順
方向電圧を引いた電圧レベルよりも二次電池E2の端子電
圧から第4及び第2のダイオードの順方向電圧を引いた
電圧レベルが低下すると、二次電池E2からシステムデー
タテーブル202(メモリ)への電源の供給は停止し、代
わって一次電池E1から第3のダイオードD3を通じてシス
テムデータテーブル202(メモリ)への電源の供給が行
なわれてデータの保持が継続される。
従って、二次電池E2でシステムデータテーブル202(メ
モリ)のデータを保持可能な期間の電源電圧VCCの停止
に対しては、一次電池E1の負担がなくなり、電源電圧VC
Cの遮断が繰り返された場合でも、上記実施例と同様に
一次電池のメンテナンスは不要となる。尚、本実施例で
は、二次電池E2の端子電圧電圧から第4及び第2のダイ
オードの順方向の電圧を引いた電圧レベルよりも一次電
池E1の端子電圧から第3のダイオードの順方向の電圧を
引いた電圧レベルが低くなるようにされ、更に、電源電
圧から第1のダイオードの順方向電圧を引いた電圧レベ
ルよりも二次電池E2の端子電圧が低くなるように電源電
圧、一次電池及び二次電池の端子電圧を選定している。
次に、第3図は本考案の要部構成をブロック図で示して
おり、電源回路206の電源電圧VCCが出力されている場合
には、前述した構成のバックアップ回路3を通じてシス
テムデータテーブル202(メモリ)に直接電源電圧が供
給されるとともに、バックアップ回路3の出力電圧が内
部回路の動作する下限の電圧レベルVL以上であれば電圧
レベル判別回路5からの駆動信号によりスイッチング回
路4をオンにしてバックアップ回路3の出力電圧を受信
器の内部回路に供給する。電源回路206からの電源電圧V
CCが遮断されると、バックアップ回路3からシステムデ
ータテーブル202(メモリ)及び内部回路へ継続して電
源が供給されるので、電源回路206が遮断されても受信
器は機能を維持している。
この状態で、バックアップ回路3の出力電圧が電圧レベ
ルVLよりも低下すると、電圧レベル判別回路5によって
判別されてスイッチング回路4をオフにし、内部回路へ
の電源の供給は遮断されるので受信器A″の動作は停止
する。しかし、バックアップ回路3によりシステムデー
タテーブル202(メモリ)への電源の供給は継続されて
データは長期間保存可能となる。
第4図は、電源回路が遮断された場合の、時間経過とバ
ックアップ回路3の出力電圧の関係を示したグラフであ
り、バックアップ回路3の出力電圧が電圧レベルVLより
も低くなるまでは、内部回路への電源の供給が行なわれ
るので電圧の低下は大きく、時刻t1で電圧レベルがVLよ
りも低くなって内部回路への電源の供給が遮断されると
システムデータテーブル202(メモリ)への電源供給の
みとなるので殆ど電圧レベルが低下せず長期間データの
保存を行なうことが可能となる。また、この構成では内
部回路の動作レベルVL以下では内部回路への電源の供給
を遮断するので、バックアップ回路3の電池が過度に放
電することがなくなり、液漏れを生じたり、寿命が低下
したりする不都合が解消される。
なお、上記実施例では通常電源回路206から電源供給が
行なわれ、電源回路206が停止した場合にバックアップ
回路3から電源が供給する対応で説明しているが、バッ
クアップ回路3に二次電池を使用した構成にすることに
よって、常時はバックアップ回路3から受信器に電源が
供給されて動作し、バックアップ回路3の出力電圧が低
下した場合には、電源回路206によってバックアップ回
路3の2次電池を充電する対応とすることも可能であ
り、このような場合には、二次電池の過放電が防止され
て効果を奏する。
[考案の効果] 本考案のバックアップ電源装置によれば、電源回路の停
止に対する短期間のバックアップと長期間のバックアッ
プとを行なう構成にすることにより、長期間のバックア
ップ用の電池の放電が殆どなくなるので、メンテナンス
フリーとされ信頼性の向上したワイヤレス受信器を提供
することが可能となる。
また、バックアップ回路の電圧がワイヤレス受信器の内
部回路の動作レベルよりも低下すれば、バックアップを
行なう部分をメモリなど小電力でバックアップできるも
のに制限することによって、バックアップ回路の電池が
過放電になることを防止しデータの保持の信頼性を高め
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はバックアップ電源装置の要部回路の一例を示す
図、第2図はバックアップ電源装置の要部回路の他の例
を示す図、第3図及び第4図はバックアップ回路を含ん
だ本考案のバックアップ電源装置の例図及びその特性グ
ラフ、第5図はワイヤレス受信器を用いたワイヤレス送
信システムの基本構成図、第6図はそのワイヤレス送信
器から送られる信号のフォーマットを示した図、第7図
は従来のワイヤレス受信器の構成を示すブロック図、第
8図及び第8a図はそのバックアップ回路の回路例図、第
9図は別の構成のワイヤレス受信器の要部構成図、第10
図はその特性を示すグラフである。 [符号の説明] A……バックアップ電源装置 1,2,3……バックアップ回路 4……スイッチング回路 5……電圧判別回路 206……電源回路 202……揮発メモリ(システムデータテーブル) C……コンデンサ D1……第1のダイオード D2……第2のダイオード D3……第3のダイオード D4……第4のダイオード E1……一次電池 E2……二次電池 R……抵抗 SW……バックアップスイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】IDコードの設定された少なくとも1台以上
    のワイヤレス送信器より電波信号の形で送信されてきた
    データ信号に含まれたIDコードを少なくとも揮発メモリ
    に登録出来るようにされ、該IDコードを登録させた後
    は、登録されたIDコードのワイヤレス送信器から送出さ
    れるデータ信号のみを受信処理して、これによって制御
    対象を遠隔制御させる構成とされたワイヤレス受信器に
    於けるバックアップ電源装置であって、 このバックアップ電源装置は、常時は電源回路を介し
    て、上記IDコードを少なくとも書換え可能に登録できる
    ようにされたメモリを含んだワイヤレス受信器の内部回
    路に供給されている電源が遮断された時に、代わって電
    源を供給する構成とされており、 このために、上記電源回路と上記メモリとの間に、順方
    向に直列接続された第1および第2のダイオードと、 上記第1および第2のダイオードの接続点とグランド間
    に接続されて上記電源回路から供給された電源によって
    充電されるコンデンサと、 上記第2のダイオードのカソードとグランド間に、第3
    のダイオードと上記コンデンサの最大充電電圧よりも電
    圧レベルの低い一次電池及びバックアップスイッチと
    を、上記第3のダイオードが上記一次電池に対して順方
    向となるように直列接続して構成されたバックアップ回
    路と、 そのバックアップ回路の出力電圧レベルがワイヤレス受
    信器の内部回路の動作レベルを下回ったことを判別する
    電圧判別回路と、該電圧判別回路の出力によって電源の
    供給を制御するスイッチング回路とを備えて構成されて
    おり、 上記メモリへは上記バックアップ回路からの出力電圧を
    直接供給させる一方、上記ワイヤレス受信器の内部回路
    へは上記スイッチング回路を通じて上記バックアップ回
    路の出力電圧を供給させる構成とされ、 その出力電圧レベルがワイヤレス受信器の動作レベルよ
    りも低下したときには、 上記スイッチング回路を通じて上記内部回路に供給され
    る電源を遮断する構成としたことを特徴とする、ワイヤ
    レス受信器に於けるバックアップ電源装置。
  2. 【請求項2】上記バックアップ回路が、 上記電源回路と上記メモリとの間に、順方向に直列直列
    接続された第1および第2のダイオードと、この第1と
    第2のダイオードの接続点とグランド間に接続された、
    二次電池と該二次電池に対して順方向となる第4のダイ
    オードと抵抗とを並列接続したものと、上記第2のダイ
    オードのカソードとグランド間に、第3のダイオードと
    上記コンデンサの最大充電電圧よりも電圧レベルの低い
    一次電池及びバックアップスイッチとを、上記第3のダ
    イオードが上記一次電池に対して順方向となるように直
    列接続して構成されたものである請求項1に記載のワイ
    ヤレス受信器に於けるバックアップ電源装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62222794A (ja) * 1986-03-25 1987-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 集中制御装置
JPS62299158A (ja) * 1986-06-18 1987-12-26 Rinnai Corp 監視用端末装置
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