JP3830126B2 - 車両用リモコンの電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用リモコンの電源装置に関し、特に、車両の長期間不使用時にリモコン受信装置へ待機電流が供給されることによる充電容量の低下を防止することができる車両用リモコンの電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電波や赤外線等によって車両の外部から車両内の装置の動作/不動作を設定できる車両盗難防止装置等、リモコンで操作可能な装置を搭載した車両が知られる。ところで、リモコンシステムでは、リモコン操作の有無にかかわらず受信装置に待機電流が供給されている。このため、長期間車両を使用していないときには、車両用電源としてのバッテリの充電容量が低下してしまうという不具合があった。
【0003】
この不具合をなくするため、リモコン受信装置への電源供給をオン・オフできるスイッチ回路を設けた車両盗難防止装置が提案されている(実用新案登録公報第2534911号)。この車両盗難防止装置においては車両を長期間使用しない場合等に、前記スイッチ回路により電源供給を停止してバッテリの充電容量低下を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に記載された装置では、スイッチを切り忘れた場合にバッテリの充電容量低下を防止することができないという問題点がある。また、自動二輪車ではスイッチを内部に収容できない場合に、スイッチが他人によっていたずらされることも想定される。
【0005】
本発明の目的は、上記従来装置の問題点を解消し、車両の長期間不使用による充電容量低下を防止することができる車両用リモコンの電源装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載されるリモコン信号受信部に車両用電源から電力を供給する車両用リモコンの電源装置において、前記車両用電源とは別に設けられ、前記リモコン信号受信部に接続される充電可能な電源手段と、車両運転中に閉成され、前記充電可能な電源手段に前記車両用電源で充電を行う充電回路とを具備した点に第1の特徴がある。
【0007】
第1の特徴によれば、車両運転中は車両用電源でリモコン信号受信部が動作するとともに、充電可能な電源手段は車両用電源で充電される。したがって、車両運転中でない場合は、車両用電源でなく充電可能な電源手段によってリモコン信号受信部は動作できる。
【0008】
また、本発明は、前記車両用電源と前記充電可能な電源手段との間を非常用充電スイッチを介して接続する第二充電回路を具備した点に第2の特徴があり、前記非常用充電スイッチが、磁気近接スイッチである点に第3の特徴がある。第2または第3の特徴によれば、例えば、長期間の車両不使用により充電可能な電源手段が放電したときは、非常用充電スイッチをオンにすれば車両用電源により充電可能である。特に、第3の特徴によれば、磁気近接スイッチ自体では動作せず、マグネットを近接させることにより動作するので、安易ないたずら行為を抑制できる。
【0009】
また、本発明は、前記充電回路が、前記車両用電源から前記充電可能な電源手段側への電流のみを許容するよう構成されている点に第4の特徴がある。第4の特徴によれば、車両用電源の充電容量が低下した場合に、充電可能な電源手段に悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0010】
さらに、本発明は、前記充電可能な電源手段に、車両外部からの電源接続を可能にする端子を設けた点に第5の特徴がある。第5の特徴によれば、例えば、長期間の車両不使用により車両用電源の充電容量が低下してリモコン信号受信部が動作できないときは、外部電源を接続して前記充電可能な電源手段を容易に充電することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るリモコンシステムを含む車両用電源装置のシステム構成図である。同図において、バッテリ1のプラス端子はメインスイッチ2および逆流防止ダイオード3を介してリモコンシステムの受信部4に接続され、受信部4には充電可能な電源手段5が並列に設けられる。メインスイッチ2は受信部4で受信するリモコン信号によってオン・オフされるので、車両の内部に収納することができる。メインスイッチ2はリモコンによる操作のみでなく、従来の鍵スイッチを併用可能としてもさしつかえないのは勿論である。充電可能な電源手段5はスーパ−キャパシタ、コンデンサまたは二次電池であってもよく、フル充電時に5分〜24時間程度の待機電流を受信部4に供給できるよう容量が選択されるのが好ましい。以下、充電可能な電源手段5はスーパ−キャパシタで代表して説明する。
【0012】
バッテリ1と受信部4との間には、前記メインスイッチ2および逆流防止ダイオード3を含む充電回路とは別の第2充電回路が並列に設けられる。この別の回路にはリードスイッチ6と電流制限抵抗7とが含まれている。さらに、バッテリ1のプラス端子はレギュレート・レクチファイア8bを介してオルタネータ8aに接続されるとともに、メインスイッチ2を介してECUや灯火器等図示しない他の電気負荷12に接続される。
【0013】
前記受信部4と組み合わされてリモコンシステムを構成するリモコン操作器9はリモコン信号を出力する送信部10と前記リードスイッチ6を付勢するマグネット11とを有する。なお、リモコン信号としては、電波や赤外線信号を使用でき、受信部4および送信部10はこのリモコン信号に対応して周知のように構成される。
【0014】
上記構成において、受信部4にはスーパ−キャパシタ5から動作電流が供給される。車両を使用するにあたり、まず、リモコン操作器9を操作して送信部10からリモコン信号を送信すると、受信部4が動作してメインスイッチ2がオン側に付勢される。これによってECU等他の電気負荷12に電流供給が可能になり、図示しないセルモータやキックスタータによりエンジンを始動させることができる。車両が運転されている間、スーパ−キャパシタ5はバッテリ1またはオルタネータ8aにより充電される。
【0015】
車両の使用を終了するときは、リモコン操作器9によりメインスイッチ2はオフ側に付勢される。したがって、車両を使用していないときはバッテリ1から受信部4へ電流が供給されないので、バッテリ1の充電容量の低下は防止される。そして、車両を使用していないときは、車両使用中に充電されたスーパ−キャパシタ5から電流を供給されて受信部4は動作可能である。
【0016】
車両の不使用期間が長期に及んでスーパ−キャパシタ5が放電してしまうと、受信部4に電流が供給されないので、リモコン操作による通常のスイッチ付勢を行うことができない。そこで、本実施形態では、リードスイッチ6をオンにしてバッテリ1でスーパ−キャパシタ5を充電して受信部4を動作可能にする。リードスイッチ6をオンにするには、リモコン操作器9のマグネット11をリードスイッチ6に近付ければよい。マグネット11をリードスイッチ6に近付けたまましばらく保持するとスーパ−キャパシタ5はバッテリ1で充電され、リモコン操作によるメインスイッチ2のオン操作が可能になる。
【0017】
この実施形態によれば、車用の不使用時には受信部4の動作電流がバッテリ1から供給されないので、車両を使用していない間に受信部4の動作のためにバッテリ1の充電容量が低下してエンジンの始動ができなくなるという事態を防止できる。また、スーパ−キャパシタ5が放電してしまった場合でも、簡単な操作でバッテリ1からスーパ−キャパシタ5に電流を供給でき、エンジンの始動が可能になる。
【0018】
また、車両の不使用期間がさらに長期に及んでスーパ−キャパシタ5だけでなく、バッテリ1までが放電してしまうことも想定される。そこで、本実施形態はこのような事態にも対応できるよう変形できる。図1において、スーパーキャパシタ5の両端から端子13を引き出すことによってバッテリ1の放電時に対応できる。すなわち、端子13をスーパーキャパシタ5の充電用入力端子とし、この端子13に外部電源を接続することによって、受信部4を動作可能にし、リモコン操作器9の操作によってメインスイッチ2をオンにすることを可能にする。最小限、メインスイッチ2をオンにすることができれば、キックスタート等によりエンジンを始動させることができる。受信部4の電源電圧は3〜9ボルト程度であるので、外部電源は電池でよく、広く市販されていてコンビニエンスストア等で容易に入手できるので非常時に便利である。
【0019】
なお、本実施形態ではリードスイッチ6を設けたが、本発明は少なくとも受信部4に並列にスーパーキャパシタ5を設けてあればよい。そうすれば、スーパーキャパシタ5が受信部4を動作できる充電容量を残している間は、バッテリ1を消耗させることなく受信部4を動作させられる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなとおり、請求項1〜請求項5の発明によれば、車両運転中に、充電可能な電源手段に充電され、車両不使用時は、この電源手段によりリモコン信号受信部は動作できる。したがって、車両不使用時に車両用電源の充電容量が低下するのを抑制できる。
【0021】
請求項2または請求項3の発明によれば、例えば、長期間の車両不使用により充電可能な電源手段が放電したときでも、非常用充電スイッチをオンにして、少なくとも、長期間不使用後の最初の始動に必要な電気エネルギを確保することができる。特に、請求項3の発明によれば、磁気近接スイッチがマグネットを近接させることにより動作するので、安易ないたずら行為を抑制できるし、スイッチを切り忘れるということも防止できる。
【0022】
請求項4の発明によれば、車両用電源の充電容量が低下した場合に、充電可能な電源手段に悪影響を及ぼすのを防止できる。さらに、請求項5の発明によれば、例えば、長期間の車両不使用により車両用電源の充電容量が低下してリモコン信号受信部が動作できないときは、市販の電池等、外部電源を接続して前記充電可能な電源手段を容易に充電することができるので、非常時に好適に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るリモコンシステムを含む車両用電源装置のシステム構成図である。
【符号の説明】
1…バッテリ、 2…メインスイッチ、 3…ダイオード、 4…受信部、 5…充電可能な電源(スーパーキャパシタ)、 6…リードスイッチ、 9…リモコン操作器、 10…送信部、 11…マグネット、 13…充電端子

Claims (4)

  1. 車両に搭載されるリモコン信号受信部に車両用電源から電力を供給する車両用リモコンの電源装置において、
    前記車両用電源とは別に設けられ、前記リモコン信号受信部に接続される充電可能な電源手段と、
    リモコン信号によってオン・オフされるメインスイッチと、
    車両運転中にオンされる前記メインスイッチを介して前記充電可能な電源手段に前記車両用電源で充電を行う第1充電回路と、
    非常用充電スイッチと、
    前記第1充電回路とは別に設けられ、前記非常用充電スイッチを介して前記充電可能な電源手段に前記車両用電源で充電を行う第2充電回路とを具備したことを特徴とする車両用リモコンの電源装置。
  2. 前記非常用充電スイッチが、磁気近接スイッチであることを特徴とする請求項記載の車両用リモコンの電源装置。
  3. 前記第1充電回路が、前記車両用電源から前記充電可能な電源手段側への電流のみを許容するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用リモコンの電源装置。
  4. 前記充電可能な電源手段に、車両外部からの電源接続を可能にする端子を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用リモコンの電源装置。
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