JPH0720984Y2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0720984Y2
JPH0720984Y2 JP9045089U JP9045089U JPH0720984Y2 JP H0720984 Y2 JPH0720984 Y2 JP H0720984Y2 JP 9045089 U JP9045089 U JP 9045089U JP 9045089 U JP9045089 U JP 9045089U JP H0720984 Y2 JPH0720984 Y2 JP H0720984Y2
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王子 丸山
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、記録時の消費電力を削減できるファクシミリ
装置に関する。
[従来の技術] 近年、伝送手段として自動車電話装置を用いる自動車電
話ファクシミリ装置が実用されている。
また、自動車電話装置は、車載あるいは携帯で使用する
ことができるために、自動車電話ファクシミリ装置も、
自動車より取外し、携帯状態で使用することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このようにして、携帯状態で自動車電話ファ
クシミリ装置を用いると、次のような不都合を生じてい
た。
すなわち、自動車電話装置は、車載時には自動車電源よ
りその電源を得ているが、携帯時には、自動車電源への
接続ユニットと同一接続端子を備えたバッテリパックを
装着することで、電源を得ている。
また、自動車電話ファクシミリ装置は、自動車電話装置
より電源を得ているため、携帯時には、自動車電話装置
のバッテリパックより電源を得ることとなる。
そのために、携帯時、とくに電力消費の大きい画像受信
が連続して発生すると、バッテリパックの消耗が激し
く、自動車電話ファクシミリ装置の使用可能時間が著し
く短縮するという不都合を生じていた。
そこで、本考案は、このような従来技術の課題を解決
し、携帯時の使用可能時間を延長することができるファ
クシミリ装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、自動車のバッテリ(21)から電源が供給され
る車載状態と、携帯用バッテリパック(22)から電源が
供給される携帯状態とでそれぞれ使用が可能な自動車電
話装置(2)に接続され、この自動車電話装置(2)か
ら出力されるシリアル信号によって制御されるファクシ
ミリ装置において、上記シリアル信号によって上記自動
車電話装置(2)が上記携帯状態であるか否かを検出
し、上記自動車電話装置(2)が上記携帯状態でないこ
とを検出しているときには所定の消費電力で画像を記録
する通常モードを選択する一方、上記自動車電話装置
(2)が上記携帯状態であることを検出しているときに
は上記通常モードよりも少ない消費電力で画像を記録す
る省電力モードを選択するシステム制御部(11)を備え
たものである。
[作用] したがって、携帯時でバッテリパックを使用していると
き、画像受信時の電力消費量を大幅に減少できるので、
同一バッテリパックを使用した場合の使用可能時間を大
幅に延長することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施例を詳細
に説明する。
第1図は、本考案の一実施例にかかる自動車電話ファク
シミリ装置を示している。
この自動車電話ファクシミリ装置は、画像の読み取り、
記録、および、ファクシミリ伝送手順機能を備えたファ
クシミリ装置1と、自動車電話機能を実現するための周
知の自動車無線装置2と、通話するためのハンドセット
装置3と、自動車無線装置2の送受信端子をファクシミ
リ装置1あるいはハンドセット装置3のいずれかに切換
接続するための切換装置4からなる。
ファクシミリ装置1において、システム制御部11は、こ
のファクシミリ装置1の動作および切換装置4の切換動
作などを制御するためのものであり、スキャナ12は、所
定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プ
ロッタ13は、所定の解像度で画像を記録出力するための
ものである。
また、スキャナ12はA4判の原稿まで読み取ることがで
き、プロッタ13は、A4判の受信画像まで記録出力するこ
とができる。また、プロッタ13は、感熱記録方式の画像
記録装置からなる。
符号化復号化部14は、スキャナ12で読み取って得た画信
号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状態の
画情報を元の画信号に復号化するためのものである。
通信制御部15は、所定のグループ3ファクシミリ伝送制
御手順処理を行なうためのものであり、モデム16は、デ
ジタル送受信信号を変復調するためのものであり、切換
装置4のファクシミリ装置側の送受信切換端は、このモ
デム16に接続されている。また、操作表示部17は、この
ファクシミリ装置1を操作するためのものであり、ファ
クシミリ装置1の動作を開始させるためのスタートキー
などの各種の操作キーや、動作モードを表示するランプ
などの各種の表示器からなる。
これらのシステム制御部11、スキャナ12、プロッタ13、
符号化復号化部14、通信制御部15、および、操作表示部
17は、システムバス18に接続されており、これらの要素
間における各種の情報のやりとりは、このシステムバス
18を介して行なわれる。
また、電源部19は、自動車無線装置2からの電源出力を
受電し、このファクシミリ装置1の各部に供給するため
のものである。
自動車無線装置2には、車載時には自動車に搭載されて
いる自動車電源21より電源が供給され、自動車から取り
外され、携帯して使用されるときには、バッテリパック
22より電源が供給される。
また、自動車電源21が自動車無線装置2と接続する接続
端子、および、バッテリパック22が自動車無線装置2と
接続する接続端子は、同一に構成されている。
自動車無線装置2は、自動車電源21およびバッテリパッ
ク22のいずれが接続されているのかを検出する機能を備
えており、また、その検出結果に基づいて、車載状態で
あるか、あるいは、携帯状態であるかを判断している。
また、自動車無線装置2の上りシリアル信号SUおよび下
りシリアル信号SDは、ファクシミリ装置1のシステム制
御部11を中継してハンドセット装置3に加えられてい
る。ここで、自動車無線装置2に対して外部装置がデー
タを送出する方向の信号を上りシリアル信号SUといい、
自動車無線装置2から外部装置に対してデータを送出す
る方向の信号を下りシリアル信号SDという。
上りシリアル信号SUは、ファクシミリ装置1およびハン
ドセット装置3から自動車無線装置2に対する種々の情
報を出力するためのものであり、その内容としては、例
えば、ダイアル、チャネル切替停止/解除、および、フ
ックスイッチなどがある。
また、下りシリアル信号SDは、自動車無線装置2が、自
動車無線装置2の状態に関する種々の情報を通知するた
めのものであり、その通知される情報としては、例え
ば、圏外表示、車載/携帯表示、チャネル切替停止表
示、着信表示、および、受信レベル情報などがある。
この下りシリアル信号SDの形式を第2図(a)に示す。
下りシリアル信号SDは、信号の先頭をあらわすレベルL
のスタートビットST、信号内容をあらわす8ビットのデ
ータビットD0〜D7、パリティビットP、および、信号の
終端をあらわすストップビットSPの11ビットからなる。
ここで、下りシリアル信号SDは、有効な情報が伝送され
ていないときには、レベルHに設定される。また、パリ
ティビットPは、偶数パリティであり、ストップビット
SPの値はデータ1(レベルH)である。
さて、上述したように、自動車無線装置2は、接続され
る電源の種類に応じて、使用状態が車載あるいは携帯に
なっていることを判定し、車載状態になっていることを
検出したときには、第2図(b)の内容の下りシリアル
信号SDを、また、携帯状態になっていることを検出した
ときには、同図(c)の内容の下りシリアル信号SDを、
それぞれファクシミリ装置1に出力する。
なお、第2図(b),(c)において、データ0はレベ
ルLに相当し、データ1はレベルHに相当する。
この下りシリアル信号SDにより、ファクシミリ装置1の
システム制御部11は、自動車無線装置2が車載状態にな
っているか携帯状態になっているのかを判断することが
できる。
また、この車載/携帯の状態を表示する下りシリアル信
号SDは、システムの立ち上げ時、車載状態から携帯状態
に切り換えられたとき、および、携帯状態から車載状態
に切り換えられたときに、それぞれファクシミリ装置1
に出力される。
ファクシミリ装置1のシステム制御部11は、その下りシ
リアル信号SDを入力すると、自動車無線装置2の使用状
態の記憶内容を、その入力した下りシリアル信号SDの内
容に応じて更新する。
以上の構成で、この自動車電話ファクシミリ装置に対し
て画情報受信の開始が指令されると、システム制御部11
は、そのときに自動車無線装置2が車載状態になってい
るか、あるいは、携帯状態になっているかを判断する。
そして、通信制御部15を起動して、所定のグループ3フ
ァクシミリ伝送手順(受信時)を開始させる。
このグループ3ファクシミリ伝送手順により、伝送機能
などの設定が終了し、相手装置から画情報が送信されて
くると、システム制御部11は、そのときに自動車無線装
置2の使用状態が車載状態と判定しているときには、受
信した画情報を順次符号化復号化部14に転送して元の画
信号に復号化し、その画信号を直接プロッタ13に転送す
る。
これにより、例えば、A4判の画像を受信したときには、
第3図(a)に示すように、そのままの大きさで受信画
像がプロッタ13より記録出力される。
そして、相手装置からの画情報受信を終了すると、画情
報受信結果を応答し、相手装置が回線を切断すると、画
情報受信動作を終了する。
一方、相手装置から画情報が送信されたときに、自動車
無線装置2の使用状態が携帯状態と判定しているときに
は、受信した画情報を順次符号化復号化部14に転送して
元の画信号に復号化したのちに、その画信号の主走査方
向の画素数を1/2に減らすとともに、副走査方向のライ
ン数を1/2に減少する。
それにより、このときには、第3図(b)に示すよう
に、元の画像を主走査方向および副走査方向にそれぞれ
1/2に縮小した画像が、プロッタ13より記録出力され
る。
このようにして、本実施例では、自動車無線装置2が携
帯状態になっているときには、受信画像を主走査方向お
よび副走査方向に1/2に縮小し、画像の面積を1/4に縮小
した状態で記録出力している。
この場合、プロッタ13として感熱記録方式の画像記録装
置を用いているので、画像記録時に必要な電力をほぼ1/
2に減少することができ、その結果、バッテリパック22
の使用可能時間を延長することができる。
なお、主走査方向の縮小処理は、例えば、主走査方向に
隣接する2つの画素の論理和を形成し、その論理和の結
果で縮小後の画素の白黒状態を決定したり、単純に1つ
おきに画素を間引くことで行われる。また、副走査方向
の縮小処理は、1ラインおきにラインを間引くことで行
うことができる。
また、上述した実施例では、受信画像を主走査方向およ
び副走査方向にそれぞれ1/2に縮小して記録出力してい
るが、この縮率は、適宜な値に設定することができる。
ところで、上述した実施例では、受信画像を縮小するこ
とで、バッテリパック22を使用する携帯時の電力消費量
を減少しているが、この電力消費量の減少方法は、これ
に限ることはない。
すなわち、この場合、プロッタ13として感熱記録方式の
画像記録装置を用いているので、記録画像の濃度を低下
することによって、画像記録時の消費電力を削減するこ
とができる。
ここで、プロッタ13の書き込み系を第4図に示す。
図において、発熱抵抗体R1〜Rnは、記録紙として使用さ
れている感熱記録紙にライン単位に画像を記録するサー
マルヘッドを構成するものである。シフトレジスタSR
は、システム制御部11より出力される1ライン分の記録
信号DTを記憶するものであり、おのおのの記録信号は、
発熱抵抗体R1〜Rnに駆動電流を供給するためのドライバ
D1〜Dnの一入力端に加えられる。
書き込み制御部13aは、システム制御部11より出力され
るパルス発生信号LSが加えられると、7つのグループに
分けたドライバD1〜Dnのおのおのに、電圧Vdのストロー
ブ信号STB1〜STB7を順次印加する。
これにより、ストローブ信号STB1〜STB7が印加されたド
ライバD1〜Dnが動作して、記録信号が「1」になってい
る画素(黒画素)に対応した発熱抵抗体R1〜Rnに駆動電
流が供給される。
それにより、黒画素に対応した発熱抵抗体R1〜Rnが発熱
して、その熱エネルギーが感熱記録紙に印加され、その
部分が黒色に発色する。
さて、感熱記録紙の発色濃度は、単位面積当りに供給さ
れる熱量に応じて第5図に示すように変化する。また、
発熱抵抗体R1〜Rnに供給される駆動電流が一定値である
とすると、発熱抵抗体R1〜Rnの発熱量はストローブ信号
STB1〜STB7のパルス幅に比例する。
そこで、書き込み制御部13aは、システム制御部11より
出力される電力設定信号DLが論理Hレベルになっている
ときには、ストローブ信号STB1〜STB7のパルス幅を感熱
記録紙の発色濃度の最大値D1に対応したT1に設定し(第
6図(a)〜(e)参照)、電力設定信号DLが論理Lレ
ベルになっているときには、記録画像を判読できる程度
の低い濃度D2に対応したパルス幅T2にストローブ信号ST
B1〜STB7のパルス幅を設定する(第7図(a)〜(e)
参照)。
したがって、自動車無線装置2が車載状態になっている
ときには、システム制御部11は、論理Hレベルの電力設
定信号DLをプロッタ13に出力し、自動車無線装置2が携
帯状態になっているときには、システム制御部11は、論
理Lレベルの電力設定信号DLをプロッタ13に出力する。
このため、自動車無線装置2が車載状態になっていると
きには、プロッタ13が記録する受信画像の濃度が最大の
状態になり、また、自動車無線装置2が携帯状態になっ
ているときには、プロッタ13が記録する受信画像の濃度
が低い状態になる。
その結果、自動車無線装置2が携帯状態になっていると
きには、受信画像記録時のプロッタ13の電力消費量が、
車載時のそれに比べて格段に小さくなり、バッテリパッ
ク22を使用しているときの電力消費量を減少でき、バッ
テリパック22の使用可能時間を延長することができる。
ところで、近年では、電池を内蔵して、この内蔵した電
池を電源として用いて作動する携帯型のファクシミリ装
置も実用されている。
この携帯型ファクシミリ装置の一例を第8図に示す。な
お、同図において、第1図と同一部分および相当する部
分には、同一符号を付している。
網制御装置25は、この携帯型ファクシミリ装置を電話回
線に接続するためのものであり、また、自動発着信機能
も備えている。
第9図は、この携帯型ファクシミリ装置の電源ユニット
の構成を示している。
同図において、商用電源30は、図示しない電源プラグを
介してこの携帯型ファクシミリ装置に接続され、メイン
スイッチ31を介して電源部32に加えられている。電源部
32は、商用電源30に基づいて、この携帯型ファクシミリ
装置に必要な直流電源を形成するものであり、その電源
出力は、切換回路33の一方の切換端に接続されている。
携帯型ファクシミリ装置に内蔵される電池34の出力端
は、メインスイッチ31に連動するスイッチ35を介して切
換回路33の他方の切換端に接続されるとともに、さら
に、電池駆動を選択するための手動スイッチ36を介し
て、この携帯型ファクシミリ装置の各ユニットに供給さ
れる。
電源断検出回路37は、商用電源30が供給されていた状態
から商用電源30の遮断を検出するものであり、その検出
信号SSは、切換指令信号として切換回路33に加えられる
とともに、オア回路38の一方の入力端に加えられてい
る。
スイッチ39は、手動スイッチ36に連動してオンオフし
て、電動スイッチ36のオンオフ状態を検出するためのも
のであり、その出力信号SDは、手動スイッチ36がオンし
ているときには論理Hレベルになり、手動スイッチ36が
オフしているときには論理Lレベルになる。また、出力
信号SDは、オア回路38の他方の入力端に加えられてい
る。このオア回路38の出力信号は、電池使用検出信号SB
としてシステム制御部11に出力されている。
また、切換回路33のコモン端子の出力は、電源出力とし
てこの携帯型ファクシミリ装置の各ユニットに供給され
ている。
したがって、商用電源30を使用するとき、メインスイッ
チ31をオンすると、商用電源30がメインスイッチ31を介
して電源部32に供給され、この電源部32で形成された直
流電源は、切換回路33を介して各ユニットに供給され
る。
このときには、スイッチ39の出力信号SD、および、電源
断検出回路37の検出信号SSがともに論理Lレベルになっ
ているので、電池使用検出信号SBが論理Lレベルにな
る。
また、電池34を使用するときには、メインスイッチ31を
オンするとともに、手動スイッチ36をオンする。
これにより、メインスイッチ31に連動してオンするスイ
ッチ35および手動スイッチ36を介して、電池34の出力が
各ユニットに供給される。また、このときには、スイッ
チ39の出力信号SDが論理Hレベルに立ち上がるので、電
池使用検出信号SBが論理Hレベルになる。
また、商用電源30を使用しているときに、例えば、電源
プラグが外れたなどの事故が発生して商用電源30が供給
されなくなると、電源断検出回路37の検出信号SSが論理
Hレベルに変化し、これによって、切換回路33が電源部
32を選択する状態から、電池34を選択する状態に切り換
わり、それ以降は、電池34の出力が各ユニットに供給さ
れる。それとともに、電池使用検出信号SBが論理Hレベ
ルになる。
このようにして、商用電源30または電池34を任意に使用
できるとともに、電池34を使用している状態がシステム
制御部11に通知される。また、商用電源30を使っている
ときに、商用電源30の供給が停止されると、その直後に
電池34の電源が供給されるように切り換わる。
第10図は、プロッタ13の一例を示している。
同図において、プロッタ制御部40は、プロッタ13の動作
を制御するものであり、シフトレジスタ41は、プロッタ
制御部40よりシフトクロックSPに同期して出力される記
録信号WDを1ライン分記憶するためのものであり、その
記憶信号は、ラッチ回路42に並列に出力されている。
ラッチ回路42は、プロッタ制御部40よりラッチ信号SLが
出力されると、シフトレジスタ41の記憶信号をラッチし
て保持するものであり、その記憶信号は、おのおのドラ
イバDR1〜DR4mの一方の入力端にそれぞれ加えられてい
る。
ドライバDR1〜DR4mは、発熱抵抗体TH1〜TH4mをそれぞれ
発熱駆動するためのものであり、その全体がm個ずつ4
つのグループに分割されており、おのおののグループの
他方の入力端には、プロッタ制御部40から出力されるス
トローブ信号SB1,SB2,SB3,SB4がそれぞれ加えられてい
る。
モータ駆動回路43は、プロッタ制御部40よりモータパル
ス信号MPが出力されると、感熱記録紙搬送系を駆動する
ためのステップモータ44を1ステップ駆動するものであ
る。また、ステップモータ44が1ステップ駆動される
と、感熱記録紙搬送系は、感熱記録紙を副走査方向に1/
2ラインの距離だけ移動する。
プロッタ制御部40は、システム制御部11より記録モード
A(通常モード)が設定されている場合には、第11図
(a)〜(h)に示すような態様で、1ラインのデータ
記録を行う。
すなわち、システム制御部11より記録信号WDを入力する
と、その記録信号WDをシフトクロックSPに同期して出力
してシフトレジスタ41に転送し、1ライン分の記録信号
WDの転送を終了すると、ラッチ信号SLを出力してシフト
レジスタ41の記憶信号をラッチ回路42に記憶させる。
それとともに、一定のパルス幅PAのストローブ信号SB1,
SB2を出力し、ストローブ信号SB1,SB2の出力を終了する
と、同じパルス幅PAのストローブ信号SB3,SB4を出力す
る。
このようにして、1ライン分の記録信号WDの記録動作を
1回終了すると、再度、ラッチ信号SLを出力するととも
に、ストローブ信号SB1,SB2およびストローブ信号SB3,S
B4を順次出力して、同一ラインの記録信号WDの記録動作
を再度行う。
また、この記録動作のとき、ラッチ信号SLを出力すると
同時にモータパルス信号MPを出力して、感熱記録紙を副
走査の1/2ラインずつ搬送している。
したがって、1ラインの記録動作を2回行うとともに、
感熱記録紙を副走査方向に1/2ラインずつ2回搬送して
いるので、1ライン分の記録画像が感熱記録紙に形成さ
れる。
また、この1ライン分の記録画像の記録終了するまでの
間、システム制御部11より次のラインの記録信号WDを入
力するので、次のラインの記録が開始されるまでに、次
のラインの記録信号WDをシフトレジスタ41に転送完了し
ておく。
このようにして、ライン単位に、感熱記録紙に画像が記
録される。
また、プロッタ制御部40は、システム制御部11より記録
モードB(省電力モード)が設定されている場合には、
第12図(a)〜(h)に示すような態様で、1ラインの
データ記録を行う。
すなわち、この場合には、パルス幅PAのストローブ信号
SB1,SB2,SB3,SB4を順次出力して、1ライン分の記録信
号WDの記録動作を1回行う。
したがって、このモードBでは、同時に駆動されるドラ
イバDR1〜DR4mの数がm個なので、同時に駆動されるド
ライバDR1〜DR4mの数が2m個のモードAの場合に比べ
て、駆動電流を1/2にすることができる。
ただし、記録に要する時間がモードAの2倍になるの
で、このモードBを使用するときには、送信装置には、
1ラインの記録に要する時間として、モードAの2倍の
時間を通知する。
また、プロッタ制御部40は、システム制御部11より記録
モードCが設定されている場合には、第13図(a)〜
(h)に示すような態様で、1ラインのデータ記録を行
う。
すなわち、この場合には、モードAの最初の1ライン分
のデータ記録のみを行う。
したがって、このモードCでは、電力消費量をモードA,
Bの1/2に低減することができ、また、1ラインの記録に
要する時間は、モードAと同一の時間である。
ただし、この場合、おのおののラインについて、1/2ラ
イン分のみしか記録動作しないので、画質劣化が生じる
おそれがある。
以上の構成で、システム制御部11は、画像受信すると
き、所定の画情報受信処理および画像記録処理を行うと
ともに、第14図の処理を行う。
まず、画像記録中に電源が商用電源30から電池34に切り
換わっていることを記憶するためのフラグFCPをクリア
した状態で(処理101)、そのときに電池使用検出信号S
Bが論理Hレベルになっているかどうかを調べる(判断1
02)。
判断102の結果がNOになるときには、商用電源30を使用
している場合であり、使用可能な電力に余裕があるの
で、記録モードとしてモードAを設定したことをプロッ
タ13のプロッタ制御部40に通知する(処理103)。
そして、電池使用検出信号SBが論理Hレベルに変化する
か、あるいは、記録動作が終了するのを監視する(判断
104,105のNOループ)。
例えば、オペレータが電源コードを引っ張り、電源プラ
グが電源コンセントから引き抜かれた場合、電源断検出
回路37の検出信号SSが論理Hレベルに立上り、それによ
り、電池34に切り替わるとともに、電池使用検出信号SB
が論理Hレベルに変化するので、判断104の結果がYESに
なる。
このとき、システム制御部11は、その時点で、モードC
を設定することをプロッタ制御部40に通知するととも
に、フラグFCPをセットし(処理106)、その状態で、電
池使用検出信号SBが再度論理Lレベルに変化するか、あ
るいは、記録動作が終了するのを監視する(判断107,10
8のNOループ)。
その状態で、記録動作が終了して、判断108の結果がYES
になると、システム制御部11は、記録信号WDとして、例
えば、「キロクチュウニデンゲンガキリカワリマシタ」
という電源エラーメッセージ1の記録データをプロッタ
13に転送して、その電源エラーメッセージ1を記録終了
した画像に付加して、記録途中で電源が切り換わったこ
とをオペレータに通知する(処理109)。
また、引き抜かれた電源プラグが再度コンセントに挿入
されると、電源断検出回路37が商用電源30を検出するの
で、電源断検出回路37は、その出力信号SSを論理Lレベ
ルに立ち下げる。それにより、切換回路33が電源部32を
再度選択するとともに、電池使用検出信号SBが論理Lレ
ベルに変化して判断107の結果がYESとなる。このように
して、判断107の結果がYESになると、処理103に戻る。
また、商用電源30を使用している状態が記録終了時まで
持続して、判断105の結果がYESになるときには、フラグ
FCPがセットされているかどうかを調べる(判断110)。
判断110の結果がYESになるときには、商用電源30から電
池34に切り換わったあと、再度商用電源30に切り換わっ
ている場合なので、例えば、「ブブンテキニデンゲンガ
キリカワリマシタ」という電源エラーメッセージ2の記
録データをプロッタ13に転送して、その電源エラーメッ
セージ2を記録終了した画像に付加して、記録途中で部
分的に電源が切り換わったことをオペレータに通知する
(処理111)。
また、判断110の結果がNOになるときには、処理111を行
わない。
また、記録開始時点で、電池34が使用されていて、判断
102の結果がYESになるときには、システム制御部11は、
記録モードとしてモードBを設定したことをプロッタ制
御部40に通知する。
このようにして、商用電源30を使用していて電源に余裕
がある場合には、記録速度が高速で、かつ、画質が良好
なモードAで画像を記録し、電池34を使用していて電源
に余裕がない場合には、記録速度が低速で、かつ、画質
が良好なモードBで画像を記録している。
また、商用電源30を使用している途中で、電池34を使用
する状態に切り換わった場合には、記録速度を犠牲にし
ないで、かつ、消費電力を削減できるモードCを設定す
る。
ただし、このモードCを用いたときには、上述のよう
に、画質が劣化するため、その旨をあらわす電源エラー
メッセージを記録画像に付加して、その旨をオペレータ
に通知する。
以上のように、本実施例では、電池使用で画像記録する
場合には、画像記録のための駆動電流を低減しているの
で、電池の消耗を軽減することができ、電池の寿命を延
ばすことができる。
なお、上述した説明では、本考案に直接関係しない部分
の説明を省略している。
なお、上述した実施例では、自動車無線装置は、接続さ
れている電源の種類に基づいて車載状態であるのか、あ
るいは、携帯状態であるのかを判定しているが、その判
定手段は、それに限ることはない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、携帯時でバッテ
リパックを使用しているとき、画像受信時の電力消費量
を大幅に減少できるので、同一バッテリパックを使用し
た場合の使用可能時間を大幅に延長することができると
いう効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかる自動車電話ファクシ
ミリ装置を示すブロック図、第2図(a)は下りシリア
ル信号の形式を示す概略図、同図(b)は車載状態をあ
らわす下りシリアル信号を示す概略図、同図(c)は携
帯状態をあらわす下りシリアル信号を示す概略図、第3
図(a)は車載時に記録する受信画像の一例を示す概略
図、同図(b)は携帯時に記録する受信画像の一例を示
す概略図、第4図はプロッタの書き込み系を示す概略
図、第5図は発熱抵抗体の発熱量と画像(画素)の濃度
との関係をあらわすグラフ図、第6図は記録濃度が大き
い場合の第4図の装置の動作例を示す波形図、第7図は
記録濃度が小さい場合の第4図の装置の動作例を示す波
形図、第8図は本考案の他の実施例にかかる携帯型ファ
クシミリ装置を示すブロック図、第9図は第8図の装置
の電源ユニットを例示したブロック図、第10図はプロッ
タの一例を示すブロック図、第11図はモードAの記録動
作を説明するための動作波形図、第12図はモードBの記
録動作を説明するための動作波形図、第13図はモードC
の記録動作を説明するための動作波形図、第14図はシス
テム制御部の処理例を示すフローチャートである。 1……ファクシミリ装置、2……自動車無線装置、3…
…ハンドセット装置、4……切換装置、11……システム
制御部、13……プロッタ、13a……書き込み制御部、19,
32……電源部、21……自動車電源、22……バッテリパッ
ク、30……商用電源、33……切換回路、34……電池、3
5,39……スイッチ、36……手動スイッチ、37……電源断
検出回路、38……オア回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のバッテリから電源が供給される車
    載状態と、携帯用バッテリパックから電源が供給される
    携帯状態とでそれぞれ使用が可能な自動車電話装置に接
    続され、この自動車電話装置から出力されるシリアル信
    号によって制御されるファクシミリ装置において、上記
    シリアル信号によって上記自動車電話装置が上記携帯状
    態であるか否かを検出し、上記自動車電話装置が上記携
    帯状態でないことを検出しているときには所定の消費電
    力で画像を記録する通常モードを選択する一方、上記自
    動車電話装置が上記携帯状態であることを検出している
    ときには上記通常モードよりも少ない消費電力で画像を
    記録する省電力モードを選択するシステム制御部を備え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
JP9045089U 1988-09-20 1989-08-02 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JPH0720984Y2 (ja)

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