JPH07209062A - インク量検出装置およびインク量検出方法 - Google Patents

インク量検出装置およびインク量検出方法

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JPH07209062A
JPH07209062A JP2363894A JP2363894A JPH07209062A JP H07209062 A JPH07209062 A JP H07209062A JP 2363894 A JP2363894 A JP 2363894A JP 2363894 A JP2363894 A JP 2363894A JP H07209062 A JPH07209062 A JP H07209062A
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pen
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JP2363894A
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Yotaro Yano
洋太郎 矢野
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Roland DG Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 インクタンクの透明性を必要とせず、また、
インクタンク内から電極を取り出さなくともインク量の
検出が可能な簡単な構成であって、どのようなインクで
も使用することのできるインクペンのインク量検出装置
およびインク量検出方法を提供することにある。 【構成】 本発明は、インク3の比重よりも小さい比重
の、磁気を発生するフロート21を、インクタンク1内
に配置したインクペン20と、上記フロート21から発
生した磁気を検出する磁気検出素子27とからなる。上
記インクペン20によれば、上記フロート21が常にイ
ンク3の液面3aに位置している。すなわち、筆記によ
ってインク3の量が減少すると、上記フロート21の位
置もインク量の変化に伴って降下する。そして、上記フ
ロート21から発生する磁気を、インクタンク1の壁面
1bを介して磁気検出素子27が検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク量検出装置およ
びインク量検出方法、さらに詳しくは記録装置に好適に
用いられるインクペンのインク量検出装置およびインク
ペンのインク量検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクペンは、手書き用筆記
具または記録装置等に用いられる筆記具として知られて
いる。そして上記インクペンとしては、図8に示すよう
に、中空状の透明なインクタンク1と、上記インクタン
ク1の下方に取り付けられるペン先2と、上記インクタ
ンク1内に充填されるインク3とから構成されたインク
ペン4が知られている。また、インクペンをコンピュー
タ制御によって移動させて、筆記面に記録する記録装置
であって、インクペンのインク量を検出して筆記中のイ
ンク切れを防止するものが知られている。
【0003】図8に示されたインクペン4を上記記録装
置に用いた場合のインク量検出装置としては、インクペ
ンの筆記時間を計数し、積算してインク使用量を検出す
ることが特開昭58−8700号公報によって開示され
ている。このほか、上記インクペン4のインクタンク1
下部を挟んで発光・受光素子を設け、インクペンのイン
ク量を検出することが実開昭57−144553号公報
によって開示されている。
【0004】しかし、前者のインク量検出装置では、筆
記面の材質、筆記速度および筆記圧力によって一定時間
におけるインクの消耗量が違ってくるため、インク量を
誤認する可能性がある。また、後者のインク量検出装置
では、インクタンクが透明もしくは半透明でないと、イ
ンク量を検出することができないという欠点がある。そ
して、透明もしくは半透明なインクタンクであってもイ
ンクタンク内外壁が汚れていると、インクがなくなって
いる状態にあっても、インクがあると誤認する可能性が
ある。
【0005】上記両者の問題点を回避するインク量検出
装置として、特殊なインクペンを用いてインク量を検出
することが実開平1−59829号公報に開示されてい
る。図9を参照して詳しく説明すると、上記特殊なイン
クペン5は、インクタンク6内にインク7の比重よりも
小さい比重に形成され導電性材料により皮膜された球状
ボール8を有している。さらに上記インクペン5は、上
記インクタンク6内の下端部に球状よりも狭い間隔で取
り付けられ、一方の電極がコモンライン10に接続され
他方がインク量検出回路11に接続された2つの金属電
極9とを有している。そして、ペン先12からインクが
流出してインク量が所定量より少なくなったときは上記
球状ボール8が上記金属電極9を短絡させ、インク量を
検出するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
ンクペン5はインクタンク内部から外部へ金属電極9を
取り出すような複雑な構成を取っているため、インクペ
ン5の製造工程が多くなり、高価なものとなるととも
に、金属電極9からのインク漏れが懸念される。また、
インクペン外部に取り出された金属電極9に、コモンラ
イン10側とインク量検出回路11側との電極を確実に
接続させるためには、インクペン5の回転を防止して常
時所定の方向性を持つように保たなければならない。し
たがって、自動的にインクペン5を交換する際には上記
両者の電極を確実に接続させるための機構が必要とな
る。さらに、上記インクペン5には導電性インクを使用
できないという欠点もある。
【0007】本発明は上記の事情を鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、インクタンクの透明性を
必要とせず、また、インクタンク内から電極を取り出さ
なくともインク量の検出が可能な簡単な構成であって、
どのようなインクでも使用することのできるインクペン
のインク量検出装置およびインク量検出方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るインク量検出装置は、インクが充填さ
れるインクタンクの下方に、ペン先を取り付けてなるイ
ンクペンであって、上記インクの比重よりも小さい比重
の、磁気を発生するフロートを、上記インクタンク内に
配置したインクペンと、上記フロートから発生した磁気
を上記インクタンクの外部から検出する磁気検出素子と
からなるものである。また、上記フロートは、発泡部材
と希土類磁石とを一体化して構成されていたり、軽量プ
ラスチックに希土類磁石と空気とを内包して構成されて
いる。さらに、上記フロートは、中空状の略円筒形フロ
ートであることが好ましい。さらにまた、上記インクタ
ンクは、ペン先から着脱自在に構成されているとよい。
そして、上記磁気検出素子はリードスイッチであること
が好ましい。
【0009】本発明に係るインク量検出方法は、インク
ペンのインクタンク内に、インクの比重よりも小さい比
重の、磁気を発生するフロートを浮遊させ、上記インク
ペンの外部であって上記インクタンク近傍に配された磁
気検出素子で、上記磁気を検出することによってインク
量を検出するものである。また、インクペンのインクタ
ンク内に、インクの比重よりも小さい比重の、磁気を発
生するフロートを浮遊させ、上記インクペンを鉛直して
保持した状態で、上記インクペンの外部であって上記イ
ンクタンク近傍の所定の高さ位置に、所定の電圧を印加
したリードスイッチを配置させ、インクの量が所定量ま
で減少したとき、上記フロートから発生する磁気によっ
て上記リードスイッチを短絡させ、上記リードスイッチ
の通電を検出することによってインクの量が所定量であ
ると検出するものである。
【0010】
【作用】上記発明に係るインク量検出装置によれば、イ
ンクペンにおいて、インクの比重よりも小さい比重のフ
ロートがインク液面に位置し、インク量の変化に伴って
インクタンク内のフロートの位置が変化する。そして上
記フロートは磁気を発生するように構成されているた
め、インクタンクの外部においても上記フロートの磁力
が影響を及ぼすようになる。したがって、インクタンク
の外部から磁気検出素子によってフロートの位置が検出
される。また、上記フロートを、発泡部材と希土類磁石
とを一体化した構成または軽量プラスチックに希土類磁
石と空気とを内包した構成にしているため、インクの比
重より重い希土類磁石が略液面高さ位置に維持されるよ
うになる。ここで、磁気を発生するものとしては、強い
磁力を保持する希土類磁石を使用しているため、希土類
磁石から発生した磁力をインクタンク外部のおいても検
出される。さらに、上記フロートを、中空状の略円筒形
に形成しているため、インクが中空部を流動する。した
がって、上記インクタンクが、ペン先から着脱自在に構
成されてインク補充のできるインクペンにあっては、イ
ンク補充の際、上記中空部をインクが流動して、フロー
トが円滑に移動する。さらにまた、磁気検出素子として
リードスイッチを用いると、上記フロートから発生した
磁気をスイッチのON−OFFで検出されることにな
る。
【0011】また、上記発明に係るインク量検出方法に
よれば、上記インクペンの外部であって上記インクタン
ク近傍に磁気検出素子を配している。そして、インク液
面が磁気検出素子の高さ位置と略等しくなったとき、磁
気検出素子が磁気を検出してインク量を検出するため、
インクタンクの透明性やインクタンク内のインクの種類
に影響を受けることなく、インクタンクの周囲のどの位
置からもインク量が検出される。さらに、インクペンを
鉛直に保持した状態で、上記インクペンの外部であって
上記インクタンク近傍の所定の位置にリードスイッチを
配置しているため、所定のインク量になったことがリー
ドスイッチのON−OFFで検出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1および図2はこの発明に係るインク量検出
装置のインクペンを示している。なお、図8において説
明した従来の構成と同一あるいは相当する構成に関して
は、同一の符号を付して示すことにより、詳細な構成お
よび作用の説明は省略する。
【0013】図1において、21は浮き用発泡スチロー
ル22と希土類磁石23とを一体化したフロートであ
り、インクタンク1内に充填されたインク3の比重より
も小さい比重となるように構成され、インクタンク1内
に配置されている。図2において、上記インクタンク1
の下端部1aは、中空状の円筒形ペンチップホルダ24
の上端部24aと嵌合できるようになっていて、上記ペ
ンチップホルダ24の下端部24bは、ペン先2を備え
たペンチップ25のネジ部25aと螺合できるようにな
っている。さらにペンチップホルダ24のネジ部24c
は、下端が細径に形成された中空状の円筒形ペン先ホル
ダ26のネジ部26aと螺合できるようになっている。
また、上記ペン先ホルダ26の上端には鍔部26bが設
けられ、この鍔部26bをインクペン保持部32aに装
着できるようになっている(図5(b)(c)参照)。
このように構成されたインクペン20は、図2(b)に
示すように、使用者がインクタンク1を取り外してイン
ク3を補充するようになっている。
【0014】上記インクペン20によれば、上記フロー
ト21が常にインク3の液面3aに位置している。すな
わち、筆記によってインク3の量が減少すると、上記フ
ロート21の位置もインク量の変化に伴って降下する。
そして、上記フロート21が希土類磁石23を有してい
るので磁気を発生し、図3に示すように、インクタンク
1の壁面1bを介して磁気検出素子27が上記磁気を検
出できるようになる。このように上記インクペン20
は、インクタンク1内から電極を取り出さなくともイン
ク量の検出が可能な簡単な構成である。さらに、上記磁
気検出素子27をインクタンク1の壁面1bに沿って移
動できるようにすれば、インク3の量を検出できるよう
になる。例えば、図3(b)に示すように、磁気検出素
子27と、電源28と、ランプ29とを直列に接続して
なる磁気検出器をインクペン20に近づけてインクタン
ク1に沿って移動させる(図3(a)の矢印方向に移動
させる)。その結果、インク3の液面3a近傍(図3
(a)参照)において、磁気検出素子27が磁気を検出
してランプ29を点灯する。
【0015】なお、前記実施例において、インクペンと
しては、インク補充式インクペンを採用したが、これに
限定されるものではなく、使い捨てインクペンなど異種
のインクペンであってもよい。また、上記フロート21
としては、発泡スチロール22と希土類磁石23とを一
体化したものを採用したが、インク3の比重よりも小さ
い比重の、磁気を発生するものであればよい。しかし磁
気を発生する物質としては磁力の大きい希土類磁石が好
適である。上記フロート21の形状もこれに限定される
ものではなく、例えば球状であってもよい。このほか、
図4(a)に示すように、補充式インクペンに用いられ
るフロート21aとしては、磁石23aを発泡部材22
aにて挟持してなる中空状の円筒形フロートがインクの
充填をスムーズに行えるため好適である。また、図4
(b)に示すように、発泡部材を用いないフロート50
としては、軽量プラスチックケース51に希土類磁石5
2と空気53とを内包したものがある。
【0016】図5および図6は本発明に係るインク量検
出装置を採用した記録装置(X−Yプロッタ)30を示
している。上記記録装置30は、作図データに基づくコ
ンピュータ制御によってインクペン20を用紙31に対
してX−Y方向に移動させて、上記用紙31に任意の形
状の図形や文字を作図するものである。
【0017】図5において、32はインクペン20を保
持し用紙31に対してX−Y方向に移動するキャリッ
ジ、33は複数本のインクペン20,20a〜20eを
保持するペンストッカー、33aはペンストッカー33
の各格納部に対応して設けられたLED、34はキャリ
ッジ32を操作させる操作子34a、筆記条件等を表示
する液晶表示部34b、警報ブザー34cなどを含む操
作パネルである。
【0018】また、キャリッジ32は、インクペン20
の鍔部26bを保持する保持部32aと、保持部32a
の上面に位置し保持部32aにインクペン20を保持し
たときにインクタンク1の近傍に位置するように設けら
れたリードスイッチ27aと、保持部32aを上下動さ
せるソレノイド32bとから構成されている。ここで、
上記リードスイッチ27aはインクペン20,20a〜
20eの最大インク量の10分の1になったときの液面
高さと略同一高さに位置している。また、上記リードス
イッチ27aは、図5(c)に示すように、基板27b
に固定された状態で匡体27cに保護されていて、常
時、DC.5Vが印加されている。そして、インクペン
20のフロート21の磁気に反応してリードスイッチ2
7aが短絡したとき、後述する制御部43のCPU43
a(図6参照)へ電気信号が出力されるようになってい
る。
【0019】さらに、上記記録装置30の内部構成は、
図6に示すように、外部コンピュータ99から入力され
た作図データをインターフェース41を介してバッファ
メモリ42に一時記憶させるようになっている。そし
て、記録装置30の制御部43は、バッファメモリ42
から上記作図データを受け取り、その作図データに基づ
いて、キャリッジ32を駆動させるXモータ44,Yモ
ータ45よびインクペン20を昇降させるソレノイド3
2bを、ドライバ46,47,48を介して駆動させ用
紙31に作図を行うようになっている。上記制御部43
は、CPU43aと、CPU43aによる全体動作の制
御のためのプログラムや後述するインク量検出制御プロ
グラムなどが格納されたROM43bと、CPU43に
よる上記プログラムの実行時に必要な各種レジスタなど
が設定されたワーキング・エリアとしてのRAM43c
とから構成されている。
【0020】上記インク量検出制御プログラムは、イン
クペン20のインク3が所定量まで減少したとき、その
インクペン20での筆記動作を停止するようなプログラ
ムであり、以下、詳細に図7のフローチャートを参照し
て説明する。
【0021】まず、制御部43は、作図データを読み込
むと、その作図データに基づきキャリッジ32がペンス
トッカー33からインクペン20を取り出して作図を開
始させる。ここで、キャリッジ32の保持部32aがイ
ンクペン20を保持したときからリードスイッチ27a
によって常時インク量が検出されるようになる。つま
り、制御部43は常時リードスイッチが短絡し通電した
か否かを判定する(ステップS101)。
【0022】その判定の結果がNOのときは、上記作図
データに基づき処理を進め(ステップS102)、ステ
ップS101に戻る。また、上記判定の結果がYESの
ときは、作図データに基づく処理を中断する(ステップ
S103)。そして、制御部43はキャリッジ32の保
持部32aに保持されているインクペン20のインク量
が所定量まで減少したことを警報ブザー34cを一定時
間鳴らして報知する(ステップS104)。それから、
上記インクペン20を格納する格納部に対応するLED
33aを点滅させて、これから格納されるインクペン2
0のインク量が所定量まで減少したことを報知する(ス
テップS105)。同時に液晶表示部34bに上記イン
クペン20の格納される所定格納部の番号を表示する
(ステップS106)。その後、制御部43は、キャリ
ッジ32が保持しているインクペン20をペンストッカ
ー33に所定の格納部に返却させ、さらにペンストッカ
ー33に格納されている同種のインクペン20aをキャ
リッジ32に保持させる(ステップS107)。そし
て、ステップS101に戻るように制御する。したがっ
て、ステップS103にて中断された作図はインクペン
20aによって続けて作図されるようになる。
【0023】このように、上記実施例に係るインク量検
出方法によれば、上記リードスイッチ27aをインクペ
ン20の外部、詳しくはインクペン20,20a〜20
eの最大インク量の10分の1になったときの液面高さ
と略同一高さのインクペン外部に位置させているため、
作図によりインクペンのインク量が減少してインク液面
がリードスイッチの高さ位置と略等しくなったとき、リ
ードスイッチが短絡してインク量を検出する。したがっ
て、インクタンクの透明性を必要とせず、導電性インク
であってもインク量を検出することができる。また、こ
の検出方法は、ペン軸を中心に回転してもインク量の検
出ができ、さらにインクペンにリードスイッチを接触さ
せなくてもインク量の検出がきるため、記録装置におけ
るインクペンのインク量検出に適している。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインク量
検出装置は、インクペンにおいて、インクの比重よりも
小さい比重の、磁気を発生するフロートを、インクタン
ク内に配置しているため、筆記によってインクの量が減
少すると、上記フロートの位置もインク量の変化に伴っ
て降下する。その結果、インクタンク外部から磁気検出
素子によってインク量を検出することが可能になる。し
たがって、インク量の検出にはインクタンク内から電極
を取り出すような複雑な構成をとらなくともインク量の
検出が可能となる。また、本発明のインク量検出装置は
上述したような簡単な構成のため、安価に製造すること
ができる。また、上記フロートが、発泡部材と希土類磁
石とを一体化した構成または軽量プラスチックに希土類
磁石と空気とを内包した構成になっているため、インク
の比重より重く、強い磁力を発生する希土類磁石が、略
液面高さ位置に維持されるようになり、インクタンク外
部から磁気検出素子によって略液面高さ位置を検出する
ことができる。さらに、上記フロートが、中空状の略円
筒形に形成されているため、インク補充の際には、上記
中空部をインクが流動して、フロートが円滑に移動する
ので、インクの補充をスムーズ行うことができる。さら
にまた、磁気検出素子としてリードスイッチを用いてい
るため、増幅回路や比較回路等がなくても磁気検出がで
き経済的である。
【0025】インク量検出方法においては、インクペン
のインクタンク内に、インクの比重よりも小さい比重
の、磁気を発生するフロートを浮遊させ、上記インクペ
ンの外部であって上記インクタンク近傍に配された磁気
検出素子で、上記磁気を検出するようにしている。この
検出方法によると、インクタンクの透明性を必要とせ
ず、また、導電性インクであってもインク量を検出する
ことができるという利点がある。さらにこの検出方法に
よると、インクタンクの周囲であればどの方向からもイ
ンク量を検出することがてきる。つまり、インクペンの
交換によってインクペンが回転したとしても確実にイン
ク量を検出することができる。また、上記インクペンを
鉛直して保持した状態で、上記インクペンの外部であっ
て上記インクタンク近傍の所定の高さ位置に、所定の電
圧を印加したリードスイッチを配置させている。そし
て、インクの量が所定量まで減少したとき、上記フロー
トから発生する磁気によって上記リードスイッチを短絡
させ、上記リードスイッチの通電を検出することによっ
てインクの量が所定量であると検出するようにしてい
る。したがって、インクペンを鉛直して保持した状態で
作図する記録装置において、インク切れを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るインク量検出装置のイン
クペンの一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るインク量検出装置のイン
クペンの説明図であり、(a)は分解図、(b)インク
補充例を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係るインク量検出装置の概略
説明図であり、(a)はフロートと磁気検出素子との関
係を説明する図、(b)インク検出器を用いてインク量
を検出する一例を説明する図である。
【図4】本発明の実施例に係るインク量検出装置のイン
クペンに内装されるのフロートの他の構成を示す図であ
り、(a)は中空状の円筒形フロートの斜視図、(b)
は発泡部材を用いないフロートの一部切欠断面を有する
斜視図である。
【図5】本発明に係るインク量検出装置を採用した記録
装置(X−Yプロッタ)を説明する図であり、(a)は
上記記録装置の平面図、(b)は(a)に示すA−A断
面概略説明図、(c)は(b)の視線Bから見た図であ
る。
【図6】図5に示した記録装置のブロック構成図であ
る。
【図7】図5に示した記録装置のインク量検出制御プロ
グラムの実施手順を示すフローチャートである。
【図8】従来のインクペンの一部切欠斜視図である。
【図9】従来のインク量検出装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 ペン先 3 インク 20 インクペン 21 フロート 22 発泡スチロール 23 希土類磁石 27 磁気検出素子 27a リードスイッチ 32 キャリッジ 32a 保持部 33a LED 34b 液晶表示部 34c 警報ブザー 43 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが充填されるインクタンクの下方
    に、ペン先を取り付けてなるインクペンであって、上記
    インクの比重よりも小さい比重の、磁気を発生するフロ
    ートを、上記インクタンク内に配置したインクペンと、
    上記フロートから発生した磁気を上記インクタンクの外
    部から検出する磁気検出素子とからなることを特徴とす
    るインク量検出装置。
  2. 【請求項2】 上記フロートが、発泡部材と希土類磁石
    とを一体化してなることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンク量検出装置。
  3. 【請求項3】 上記フロートが、軽量プラスチックに希
    土類磁石と空気とを内包してなることを特徴とする請求
    項1記載のインク量検出装置。
  4. 【請求項4】 上記フロートが、中空状の略円筒形フロ
    ートであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    インク量検出装置。
  5. 【請求項5】 上記インクタンクが、ペン先から着脱自
    在に構成されていることを特徴とする請求項1,2,3
    又は4記載のインク量検出装置。
  6. 【請求項6】 上記磁気検出素子が、リードスイッチで
    あることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載
    のインク量検出装置。
  7. 【請求項7】 インクペンのインクタンク内に、インク
    の比重よりも小さい比重の、磁気を発生するフロートを
    浮遊させ、上記インクペンの外部であって上記インクタ
    ンク近傍に配された磁気検出素子で、上記磁気を検出す
    ることによってインク量を検出するインク量検出方法。
  8. 【請求項8】 インクペンのインクタンク内に、インク
    の比重よりも小さい比重の、磁気を発生するフロートを
    浮遊させ、上記インクペンを鉛直して保持した状態で、
    上記インクペンの外部であって上記インクタンク近傍の
    所定の高さ位置に、所定の電圧を印加したリードスイッ
    チを配置させ、インクの量が所定量まで減少したとき、
    上記フロートから発生する磁気によって上記リードスイ
    ッチを短絡させ、上記リードスイッチの通電を検出する
    ことによってインクの量が所定量であると検出するイン
    ク量検出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425300B1 (ko) * 2001-08-13 2004-03-30 삼성전자주식회사 분리된 마그네트를 적용한 잉크 카트리지
JP2007089623A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Pentax Corp 内視鏡用送水装置

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KR100425300B1 (ko) * 2001-08-13 2004-03-30 삼성전자주식회사 분리된 마그네트를 적용한 잉크 카트리지
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