JPH07208723A - ゴミ焼却炉のストーカ装置 - Google Patents

ゴミ焼却炉のストーカ装置

Info

Publication number
JPH07208723A
JPH07208723A JP233794A JP233794A JPH07208723A JP H07208723 A JPH07208723 A JP H07208723A JP 233794 A JP233794 A JP 233794A JP 233794 A JP233794 A JP 233794A JP H07208723 A JPH07208723 A JP H07208723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grate
dust
driving
drive
grates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP233794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoyuki Kawato
清之 川戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP233794A priority Critical patent/JPH07208723A/ja
Publication of JPH07208723A publication Critical patent/JPH07208723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 火格子上で焼却処理されているゴミの性状に
応じて攪拌作用を良好に制御しうるゴミ焼却炉のストー
カ装置を提供する. 【構成】 ゴミ搬送方向に対して斜め上方姿勢で前後に
配設された複数の火格子2と、前記火格子2を斜め上方
に往復駆動する駆動機構とからなり、ゴミが破砕されて
いるときには、第一駆動制御手段により前記火格子2の
うち前後に隣接する火格子a1,b1等の駆動タイミン
グを互いにずらせて駆動し、ゴミが塊状のときには、第
二駆動制御手段により前記火格子2を前後に隣接する複
数の火格子(a1,b1),(a2,b2)等でなるブ
ロックに分割して、ブロック内の火格子a1,b1の駆
動タイミングを互いに同期させるとともに、隣接するブ
ロックの火格子の駆動タイミングを互いにずらせて駆動
する駆動切替え手段を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ搬送方向に対して
斜め上方姿勢で前後に配設された複数の火格子と、前記
火格子を斜め上方に往復駆動する駆動機構とからなるゴ
ミ焼却炉のストーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ焼却炉のストーカ装置は、ゴ
ミ搬送方向に対して斜め上方姿勢で、固定の火格子と可
動の火格子とを前後に配設して、駆動機構により前記可
動の火格子を斜め上方に同期して往復駆動させることに
より、火格子上に供給されたゴミを攪拌搬送しながら焼
却処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、図4(イ)に示すように、ゴミは、可動の
火格子a1が最大に伸長した状態でその先端部p1から
下流側に位置する固定の火格子b1の先端部p2に落下
距離hだけ落下し、さらに、図4(ロ)に示すように、
可動の火格子a1,a2が最大に収縮した状態で固定の
火格子b1の先端部p2から下流側に位置する可動の火
格子a2の先端部p3に落下距離hだけ落下するもので
あり、ゴミが塊状であるか破砕されているかといったゴ
ミの性状の如何にかかわらず、一律の落下距離hによる
攪拌作用しか発揮できなかった。本発明の目的は、上述
した従来欠点を解消することにあり、火格子上で焼却処
理されているゴミの性状に応じて攪拌作用を良好に制御
しうるゴミ焼却炉のストーカ装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による焼却炉のストーカ装置の特徴構成は、前
記火格子のうち前後に隣接する火格子の駆動タイミング
を互いにずらせて駆動する第一駆動制御手段と、前記火
格子を前後に隣接する複数の火格子でなるブロックに分
割して、ブロック内の火格子の駆動タイミングを互いに
同期させるとともに、隣接するブロックの火格子の駆動
タイミングを互いにずらせて駆動する第二駆動制御手段
と、炉内のゴミの性状を検出するゴミ検出手段とを設け
て、前記ゴミ検出手段により検出されたゴミの性状に基
づいて、前記第一駆動制御手段による駆動と第二駆動制
御手段による駆動とを切り換える駆動切替え手段を設け
てある点にある。
【0005】
【作用】つまり、駆動切替え手段は、ゴミ検出手段によ
り検出されたゴミがばらばらに破砕されている場合に
は、第一駆動制御手段により、前記火格子のうち前後に
隣接する火格子の駆動タイミングを互いにずらせて駆動
することにより、ゴミを常時動かすことができ、ゴミの
攪拌作用を良好にして燃焼を促進し、ゴミ検出手段によ
り検出されたゴミが塊状である場合には、第二駆動制御
手段により、前記火格子を前後に隣接する複数の火格子
でなるブロックに分割して、ブロック内の火格子の駆動
タイミングを互いに同期させるとともに、隣接するブロ
ックの火格子の駆動タイミングを互いにずらせて駆動す
ることにより、火格子間でのゴミの落下距離を大に調節
して攪拌によるゴミの破砕を促進するのである。
【0006】
【発明の効果】従って、火格子上で焼却処理されている
ゴミの性状に応じて攪拌作用を良好に制御しうるゴミ焼
却炉のストーカ装置を提供することができるようになっ
た。
【0007】
【実施例】以下、実施例を説明する。都市ゴミ焼却炉
は、図3に示すように、ホッパー5に投入されたゴミ
を、その下部に設けたプッシャ5aにより炉6内に押し
出し供給して、ストーカ装置1の下部に設けた風箱12
を介して高温の燃焼用空気をゴミに供給するとともに、
ストーカ装置1によりゴミを攪拌搬送しながら乾燥、燃
焼、灰化して、焼却済の灰を灰ピット7に集積するよう
に構成してある。ストーカ装置1の上方空間に、燃焼に
より生じた排ガスを排出する幅狭の煙道8を設けて、そ
の下流に設けた廃熱ボイラ9により発生した燃焼熱を蒸
気の形で取り出して発電機10に供給する。煙道8を通
過した排ガスは、電気集塵機等からなる排ガス処理設備
11により塵埃や有害ガスを除去して煙突から排気す
る。
【0008】ストーカ装置1は、図3に示すように、ゴ
ミ搬送方向に対して斜め上方姿勢で前後に配設された複
数の火格子2と、前記火格子2を斜め上方に往復駆動す
る油圧式の駆動機構3と、その駆動を制御するコンピュ
ータ利用の駆動制御手段4とからなり、供給されたゴミ
を乾燥させ着火点近傍温度まで加熱する乾燥帯1aと、
乾燥ゴミを燃焼させる燃焼帯1bと、その燃焼帯1bで
燃焼したゴミを灰化する後燃焼帯1cとに区分される。
【0009】前記駆動制御手段4は、前記火格子2のう
ち前後に隣接する火格子a1,b1,a2,b2,・・
・の駆動タイミングを互いにずらせて駆動する第一駆動
制御手段4aと、前記火格子2を前後に隣接する複数対
の火格子(a1,b1),(a2,b2),・・・でな
るブロックに分割して、ブロック内の火格子a1,b1
或いはa2,b2等の駆動タイミングを互いに同期させ
るとともに、隣接するブロックの火格子a1,b1とa
2,b2等の駆動タイミングを互いにずらせて駆動する
第二駆動制御手段4bと、前記第一駆動制御手段4aに
よる駆動と第二駆動制御手段4bによる駆動とを切り換
える駆動切替え手段4cとから構成してある。
【0010】上流側の火格子a1等が下流側の火格子b
1等の先端部よりも上方側に突出させると、その接当部
にゴミが詰まるおそれがあるために、下流側の火格子b
1等の先端部よりも下方側で往復移動自在となるように
構成してあり、前記第一駆動制御手段4aは、図1
(イ)に示すように、例えば、上流側の火格子a1の先
端部p1が伸長して下流側の火格子b1の先端部p2が
収縮するにつれてゴミが下流側の火格子b1に移動し、
図1(ロ)に示すように、上流側の火格子b1の先端部
p2が伸長して下流側の火格子a2の先端部p3が収縮
するにつれてゴミが下流側の火格子a2に移動するよう
に、前後の火格子2の駆動タイミングを180°ずらせ
て駆動させる。この時、前後の火格子の先端部の落差は
h(p1からp2)となり、火格子2の先端部からの落
下によるゴミの破砕効果は低いが、ゴミを細かく攪拌す
る効果が高くなる。
【0011】前記第二駆動制御手段4bは、図2
(イ),(ロ)に示すように、上述した第一駆動制御手
段4aによる火格子2の制御を、前後一対の火格子で構
成されるブロックを単位として行うもので、ブロック内
の火格子の駆動タイミングは同期して駆動させる。前後
の火格子ブロックの先端部の落差は2h(p2からp
4)となり、ゴミを細かく攪拌する効果は変わらない
が、火格子2の先端部からの落下によるゴミの破砕効果
は高くなる。
【0012】前記後燃焼帯1cの下流側側壁には、炉6
内のゴミの性状を検出するゴミ検出手段13である産業
用テレビカメラITVを設けてあり、入力された画像デ
ータを処理して、ゴミが破砕されているか、塊状である
か、又その大きさはどの程度であるか等といったゴミの
性状を検出し、その検出結果に基づいて駆動切替え手段
4cを作動させる。
【0013】即ち、ゴミが塊状で燃焼が困難になると判
断される場合には、前記第二駆動制御手段4bにより火
格子2を制御して、大なる落差でゴミを落下させて、ゴ
ミの破砕を促進し、ゴミが十分に破砕されている場合に
は、前記第一駆動制御手段4aにより火格子2を制御し
て、ゴミを細かく攪拌させることにより燃焼用空気の均
一な供給を促して燃焼を促進する。
【0014】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、ゴミ検出手段13として産業用テレビカメラITV
を用いたものを説明したが、これに限定するものではな
く、運転員が炉内を目視できる窓を後燃焼帯1cの下流
側側壁等に設けてゴミ検出手段13としてもよい。
【0015】第二制御手段4bにより分割制御される一
ブロックを構成する火格子2の数は限定するものではな
く任意であり、ゴミの塊の大きさに応じて一ブロックを
構成する火格子の数が大きくなるように可変に構成して
もよい。
【0016】さらに火格子2の往復駆動の速さを可変に
調節できるように油圧機構を制御する速度調節手段をさ
らに設けてもよい。例えば、第一駆動制御手段4a、第
二駆動制御手段4bのいずれであっても、ゴミの燃焼状
態が異常に激しい時には、速度を低下させて燃焼用空気
の混入を制限したり、ゴミの燃焼状態が異常に悪い場合
には、速度を上昇させて燃焼用空気の混入を促進する等
である。
【0017】先の実施例では、ゴミを拡販搬送しながら
乾燥、燃焼、灰化する焼却処理帯を階段状に配置したも
のを説明したが、焼却処理帯の構成としては、全てを段
差なく直線状に配置したもの等であってもよい。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストーカ装置の動作説明図
【図2】ストーカ装置の動作説明図
【図3】ゴミ焼却炉の概略構成図
【図4】従来構成のストーカ装置の動作説明図
【符号の説明】
2 火格子 3 駆動機構 4a 第一駆動制御手段 4b 第二駆動制御手段 4c 駆動切替え手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ搬送方向に対して斜め上方姿勢で前
    後に配設された複数の火格子(2)と、前記火格子
    (2)を斜め上方に往復駆動する駆動機構(3)とから
    なるゴミ焼却炉のストーカ装置であって、 前記火格子(2)のうち前後に隣接する火格子(2)の
    駆動タイミングを互いにずらせて駆動する第一駆動制御
    手段(4a)と、 前記火格子(2)を前後に隣接する複数の火格子(2)
    でなるブロックに分割して、ブロック内の火格子(2)
    の駆動タイミングを互いに同期させるとともに、隣接す
    るブロックの火格子(2)の駆動タイミングを互いにず
    らせて駆動する第二駆動制御手段(4b)と、 炉内のゴミの性状を検出するゴミ検出手段(13)とを
    設けて、 前記ゴミ検出手段(13)により検出されたゴミの性状
    に基づいて、前記第一駆動制御手段(4a)による駆動
    と第二駆動制御手段(4b)による駆動とを切り換える
    駆動切替え手段(4c)を設けてあるゴミ焼却炉のスト
    ーカ装置。
JP233794A 1994-01-14 1994-01-14 ゴミ焼却炉のストーカ装置 Pending JPH07208723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP233794A JPH07208723A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 ゴミ焼却炉のストーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP233794A JPH07208723A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 ゴミ焼却炉のストーカ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07208723A true JPH07208723A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11526496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP233794A Pending JPH07208723A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 ゴミ焼却炉のストーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07208723A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110925765A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 重庆科技学院 一种多刃多齿复合活动炉排片
CN110925766A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 重庆科技学院 一种多刃复合固定炉排片
KR102517623B1 (ko) * 2022-05-24 2023-04-04 에스씨이엔이 주식회사 공기접촉면적 향상을 위한 유동화격자 구동장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110925765A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 重庆科技学院 一种多刃多齿复合活动炉排片
CN110925766A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 重庆科技学院 一种多刃复合固定炉排片
CN110925766B (zh) * 2019-12-13 2024-03-22 重庆科技学院 一种多刃复合固定炉排片
CN110925765B (zh) * 2019-12-13 2024-03-26 重庆科技学院 一种多刃多齿复合活动炉排片
KR102517623B1 (ko) * 2022-05-24 2023-04-04 에스씨이엔이 주식회사 공기접촉면적 향상을 위한 유동화격자 구동장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017116252A (ja) 火格子式廃棄物焼却炉及び火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法
JP2020128837A (ja) 廃棄物供給量測定装置及び方法そして廃棄物焼却装置及び方法
JPH07208723A (ja) ゴミ焼却炉のストーカ装置
JPH08285241A (ja) ゴミ焼却炉
JP2955477B2 (ja) ゴミ焼却炉の燃焼用空気供給機構
JP2002022124A (ja) ストーカ炉
JPH0933017A (ja) ゴミ焼却炉
JPH08178247A (ja) ゴミ焼却炉におけるゴミの性状検出方法
JP2624912B2 (ja) 焼却炉の燃焼制御装置
JPH09112869A (ja) ゴミ焼却炉の燃焼制御装置
JP2019199991A (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JPH08327041A (ja) 焼却装置
JPH07332642A (ja) ゴミ焼却炉
JP2002364824A (ja) ストーカ式焼却炉およびそれによる焼却灰の処理方法
JP3967380B2 (ja) 特に廃棄物を焼却するための焼却プラント
JPH08128615A (ja) ゴミ焼却炉の燃焼制御装置
JP3315036B2 (ja) ゴミ焼却炉の燃焼制御装置
JPH07180819A (ja) ゴミ焼却炉
JP2021135009A (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JPH07233921A (ja) ゴミ焼却炉
JP2800870B2 (ja) ゴミ焼却炉
JPH06331120A (ja) ゴミ焼却炉
JPH07158826A (ja) ゴミ焼却炉のストーカ構造
JP2788387B2 (ja) 焼却炉の燃焼状態検出装置
JPH1047634A (ja) ゴミ焼却炉の燃焼制御装置