JPH07208458A - 複列ラジアル玉軸受 - Google Patents
複列ラジアル玉軸受Info
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- JPH07208458A JPH07208458A JP732594A JP732594A JPH07208458A JP H07208458 A JPH07208458 A JP H07208458A JP 732594 A JP732594 A JP 732594A JP 732594 A JP732594 A JP 732594A JP H07208458 A JPH07208458 A JP H07208458A
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- Japan
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- rolling
- ball
- point
- balls
- ball bearing
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3837—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages
- F16C33/3862—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages comprising two annular parts joined together
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1個の玉軸受で回転体を支承してもスラストプ
レイと軸振れとが無いようにする。 【構成】偶数個の玉3を円周方向に順次に左右2列に配
置する。各列における玉3の外輪1とのころがり点Po
と玉3の中心点Oと玉3の内輪2とのころがり点Piと
をく字状に形成する。左右のく字状の形の凸部が向かい
合うように左右対称に配置する。玉3を保持して結合さ
れる2列の環状の保持器4a、4bに軸方向の押付凸部
5とその円周方向の保持ガイドとを設ける。そして、外
輪のころがり点Poと内輪のころがり点Piとの平均半
径を持つ押付凸部5は、各列ごとに玉3の中心点Oに関
してころがり点Po及びPiの軸方向反対側から保持器
4a、4bの弾性により玉3を押し付ける。
レイと軸振れとが無いようにする。 【構成】偶数個の玉3を円周方向に順次に左右2列に配
置する。各列における玉3の外輪1とのころがり点Po
と玉3の中心点Oと玉3の内輪2とのころがり点Piと
をく字状に形成する。左右のく字状の形の凸部が向かい
合うように左右対称に配置する。玉3を保持して結合さ
れる2列の環状の保持器4a、4bに軸方向の押付凸部
5とその円周方向の保持ガイドとを設ける。そして、外
輪のころがり点Poと内輪のころがり点Piとの平均半
径を持つ押付凸部5は、各列ごとに玉3の中心点Oに関
してころがり点Po及びPiの軸方向反対側から保持器
4a、4bの弾性により玉3を押し付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスクスピン
ドルモータのような小形で偏平な回転機械に適し、1個
の軸受で回転機械の回転部を回転可能に支持できる複列
ラジアル玉軸受に関する。
ドルモータのような小形で偏平な回転機械に適し、1個
の軸受で回転機械の回転部を回転可能に支持できる複列
ラジアル玉軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来例の磁気ディスクスピンドル
モータの断面図である。図において、ブラケット71に
固定した固定軸72に2個の深みぞ玉軸受73を嵌合
し、軸受箱74aを持つハブ74を深みぞ玉軸受73で
回転可能に支承する。軸受箱74aを囲みブラケット7
1に一体形成された円筒部71aに固定子75を固定
し、固定子75の外周に空隙を介して配置される回転子
76をハブ74に固定する。
モータの断面図である。図において、ブラケット71に
固定した固定軸72に2個の深みぞ玉軸受73を嵌合
し、軸受箱74aを持つハブ74を深みぞ玉軸受73で
回転可能に支承する。軸受箱74aを囲みブラケット7
1に一体形成された円筒部71aに固定子75を固定
し、固定子75の外周に空隙を介して配置される回転子
76をハブ74に固定する。
【0003】両深みぞ玉軸受73の内外輪を、固定軸7
2及び軸受箱74aに嵌合するには、圧入又は接着が行
われ、その際、深みぞ玉軸受73の玉が転走面にアンギ
ュラコンタクトするように、両深みぞ玉軸受73の内外
輪のいずれか一個を軸方向にわずかに変位させて嵌合す
る。こうして、スラストプレイを吸収する。スラストプ
レイを吸収するには、軸受の外からばねを使用すること
もよくある。
2及び軸受箱74aに嵌合するには、圧入又は接着が行
われ、その際、深みぞ玉軸受73の玉が転走面にアンギ
ュラコンタクトするように、両深みぞ玉軸受73の内外
輪のいずれか一個を軸方向にわずかに変位させて嵌合す
る。こうして、スラストプレイを吸収する。スラストプ
レイを吸収するには、軸受の外からばねを使用すること
もよくある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、固
定子75の内側に軸受73が配置されるので、モータは
かなり偏平である。しかし、2個の軸受73を使用する
ので、モータを更に偏平にしようとして、固定子75や
回転子76を偏平にしても、接近させた2個の軸受73
の全長の制約があってモータを偏平にするのに限界があ
る。1個の深みぞ玉軸受73を使用するのでは、内輪の
軸心と外輪の軸心との軸振れが大きく、ハブ74と回転
子76が面振れする。
定子75の内側に軸受73が配置されるので、モータは
かなり偏平である。しかし、2個の軸受73を使用する
ので、モータを更に偏平にしようとして、固定子75や
回転子76を偏平にしても、接近させた2個の軸受73
の全長の制約があってモータを偏平にするのに限界があ
る。1個の深みぞ玉軸受73を使用するのでは、内輪の
軸心と外輪の軸心との軸振れが大きく、ハブ74と回転
子76が面振れする。
【0005】図8は従来例の複列アンギュラ玉軸受の断
面図である。玉81を左右2列に配置し、各列における
外輪82のころがり点Poと内輪83のころがり点Pi
とは、玉81の中心点を通る斜めの直線Lの接触角で結
ばれ、直線Lの接触角は左右対称である。この複列アン
ギュラ玉軸受は、1個の使用でわずかなスラストプレイ
があるが、それ以上ではスラストプレイの剛性が高く、
比較的軸振れが少ない。しかし、アンギュラコンタクト
の接触角を複列に形成するために、工作精度が極めて高
いことが要求される。
面図である。玉81を左右2列に配置し、各列における
外輪82のころがり点Poと内輪83のころがり点Pi
とは、玉81の中心点を通る斜めの直線Lの接触角で結
ばれ、直線Lの接触角は左右対称である。この複列アン
ギュラ玉軸受は、1個の使用でわずかなスラストプレイ
があるが、それ以上ではスラストプレイの剛性が高く、
比較的軸振れが少ない。しかし、アンギュラコンタクト
の接触角を複列に形成するために、工作精度が極めて高
いことが要求される。
【0006】この発明の目的は、1個の玉軸受で回転体
を支承してもスラストプレイと軸振れがないような複列
ラジアル玉軸受を提供することにある。
を支承してもスラストプレイと軸振れがないような複列
ラジアル玉軸受を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の複列ラジアル
玉軸受は、外輪の転走面と内輪の転走面との間に偶数個
の玉を円周方向に順次に左右2列に配置し、各列におけ
る玉の外輪とのころがり点と玉の中心点と玉の内輪との
ころがり点とをく字状に形成し、左列のく字状の形と右
列のく字状の形とを左右対称にし、玉を保持して結合さ
れる2列の環状の保持器に軸方向の押付凸部とその円周
方向の保持ガイドとを設け、外輪のころがり点と内輪の
ころがり点との平均半径を持つ押付凸部が、各列ごとに
玉の中心点に関してころがり点の軸方向反対側から保持
器の弾性により玉を押し付けるものである。
玉軸受は、外輪の転走面と内輪の転走面との間に偶数個
の玉を円周方向に順次に左右2列に配置し、各列におけ
る玉の外輪とのころがり点と玉の中心点と玉の内輪との
ころがり点とをく字状に形成し、左列のく字状の形と右
列のく字状の形とを左右対称にし、玉を保持して結合さ
れる2列の環状の保持器に軸方向の押付凸部とその円周
方向の保持ガイドとを設け、外輪のころがり点と内輪の
ころがり点との平均半径を持つ押付凸部が、各列ごとに
玉の中心点に関してころがり点の軸方向反対側から保持
器の弾性により玉を押し付けるものである。
【0008】このとき、左右のく字状の形の凸部が向か
い合うようにしたり、凹部が向かい合うようにしたり、
また、保持器を、プレスで径方向に打ち抜いて形成した
り、プレスで軸方向に塑性加工して形成したりする。
い合うようにしたり、凹部が向かい合うようにしたり、
また、保持器を、プレスで径方向に打ち抜いて形成した
り、プレスで軸方向に塑性加工して形成したりする。
【0009】
【作用】このような構成によれば、保持器の弾性により
押付凸部が玉を押し付けるから、外輪とのころがり点と
玉の中心点と内輪とのころがり点とをく字状に形成し、
軸受内部で一方向のスラストプレイが防止される。ま
た、玉を円周方向に順次に左右2列に配置し、左右のく
字状の形が左右対称に配置されるから、両方向にスラス
トプレイが防止されかつ、内外輪の軸振れが無くなる。
押付凸部が玉を押し付けるから、外輪とのころがり点と
玉の中心点と内輪とのころがり点とをく字状に形成し、
軸受内部で一方向のスラストプレイが防止される。ま
た、玉を円周方向に順次に左右2列に配置し、左右のく
字状の形が左右対称に配置されるから、両方向にスラス
トプレイが防止されかつ、内外輪の軸振れが無くなる。
【0010】
【実施例】図1は実施例1の複列ラジアル玉軸受を示し
図2のB−B断面図、図2は図1のA−A断面の円周方
向の展開図であり、図3は実施例2の図2に対応する展
開図であり、図4は実施例3の図1に対応して保持器を
省略した断面図であり、図5は実施例4の図1に対応し
て保持器を省略した断面図であり、図6は実施例5の図
1に対応して保持器を省略した断面図である。各図にお
いて同一符号をつけるものはおよそ同一機能を持ち、重
複説明を省くこともある。
図2のB−B断面図、図2は図1のA−A断面の円周方
向の展開図であり、図3は実施例2の図2に対応する展
開図であり、図4は実施例3の図1に対応して保持器を
省略した断面図であり、図5は実施例4の図1に対応し
て保持器を省略した断面図であり、図6は実施例5の図
1に対応して保持器を省略した断面図である。各図にお
いて同一符号をつけるものはおよそ同一機能を持ち、重
複説明を省くこともある。
【0011】図1及び図2に示す実施例1において、軸
受の軸心を含む断面において、外輪1の転走面1aと内
輪2の転走面2aとは玉3の半径より大きな半径の曲率
を持ち、外輪の転走面1aの最大半径と内輪の転走面2
aの最小半径との差は玉3の半径より大きい。普通のラ
ジアル玉軸受と同一である。特徴として、偶数個の玉3
を円周方向に順次に左右2列に配置し、各列における玉
3の外輪1とのころがり点Poと玉3の中心点Oと玉3
の内輪2とのころがり点Piとをく字状に形成し、左右
のく字状の形の凸部が向かい合うように左右対称に配置
する。
受の軸心を含む断面において、外輪1の転走面1aと内
輪2の転走面2aとは玉3の半径より大きな半径の曲率
を持ち、外輪の転走面1aの最大半径と内輪の転走面2
aの最小半径との差は玉3の半径より大きい。普通のラ
ジアル玉軸受と同一である。特徴として、偶数個の玉3
を円周方向に順次に左右2列に配置し、各列における玉
3の外輪1とのころがり点Poと玉3の中心点Oと玉3
の内輪2とのころがり点Piとをく字状に形成し、左右
のく字状の形の凸部が向かい合うように左右対称に配置
する。
【0012】このように凸部が向かい合うように配置す
るために、特別な保持器4a、4bが使用される。すな
わち、玉3を保持して結合される2列の環状の保持器4
a、4bに軸方向の押付凸部5とその円周方向の保持ガ
イド6とを設ける。そして、外輪のころがり点Poと内
輪のころがり点Piとの平均半径を持つ押付凸部5は、
各列ごとに玉3の中心点Oに関してころがり点Po及び
Piの軸方向反対側から保持器4a、4bの弾性により
玉3を押し付ける。
るために、特別な保持器4a、4bが使用される。すな
わち、玉3を保持して結合される2列の環状の保持器4
a、4bに軸方向の押付凸部5とその円周方向の保持ガ
イド6とを設ける。そして、外輪のころがり点Poと内
輪のころがり点Piとの平均半径を持つ押付凸部5は、
各列ごとに玉3の中心点Oに関してころがり点Po及び
Piの軸方向反対側から保持器4a、4bの弾性により
玉3を押し付ける。
【0013】図2に示すように、保持器4a、4bを、
プレスで径方向に打ち抜いて形成する。保持器4a、4
bの弾性により玉3を押し付けるには、保持器4a、4
bの保持ガイド6の隣の弾性部7の幅を小さくするなど
により行われる。また、2列の環状の保持器4a、4b
を結合するには、玉3の間のフック8a、8bを係止す
る。保持器4a、4bが弾性を生じたり、係止されたり
するには他に慣用的な構造がある。保持ガイド6が玉3
をガイドする力Gは、押付凸部5が玉3を押し付ける力
Fより小さく、合成力Hは図示のようになる。力Fは軸
受がスラストプレイを起こさない限界となり比較的に大
きいが、押付凸部5が玉3の回転中心上にあるから、力
Fによる回転摩擦トルクは小さい。押付凸部5はピボッ
ト軸受のように働くのである。
プレスで径方向に打ち抜いて形成する。保持器4a、4
bの弾性により玉3を押し付けるには、保持器4a、4
bの保持ガイド6の隣の弾性部7の幅を小さくするなど
により行われる。また、2列の環状の保持器4a、4b
を結合するには、玉3の間のフック8a、8bを係止す
る。保持器4a、4bが弾性を生じたり、係止されたり
するには他に慣用的な構造がある。保持ガイド6が玉3
をガイドする力Gは、押付凸部5が玉3を押し付ける力
Fより小さく、合成力Hは図示のようになる。力Fは軸
受がスラストプレイを起こさない限界となり比較的に大
きいが、押付凸部5が玉3の回転中心上にあるから、力
Fによる回転摩擦トルクは小さい。押付凸部5はピボッ
ト軸受のように働くのである。
【0014】このような構造によれば、玉3の半径の、
内外輪の転走面1a、2aの曲率半径との関係や転走面
1a、2aの最大半径及び最小半径との関係は、玉3が
両転走面1a、2aにころがり点Po、Piを形成する
条件を生む。普通のラジアル玉軸受と同一である。そし
て、保持器4a、4bの弾性により押付凸部5が玉3を
押し付けるから、外輪1とのころがり点Poと玉3の中
心点Oと内輪2とのころがり点Piとをく字状に形成
し、軸受内部で一方向のスラストプレイが防止される。
また、玉3を円周方向に順次に左右2列に配置し、左右
のく字状の形の凸部が向かい合うように左右対称に配置
されるから、両方向にスラストプレイが防止されかつ、
内外輪の軸振れが無くなる。
内外輪の転走面1a、2aの曲率半径との関係や転走面
1a、2aの最大半径及び最小半径との関係は、玉3が
両転走面1a、2aにころがり点Po、Piを形成する
条件を生む。普通のラジアル玉軸受と同一である。そし
て、保持器4a、4bの弾性により押付凸部5が玉3を
押し付けるから、外輪1とのころがり点Poと玉3の中
心点Oと内輪2とのころがり点Piとをく字状に形成
し、軸受内部で一方向のスラストプレイが防止される。
また、玉3を円周方向に順次に左右2列に配置し、左右
のく字状の形の凸部が向かい合うように左右対称に配置
されるから、両方向にスラストプレイが防止されかつ、
内外輪の軸振れが無くなる。
【0015】図3の実施例2において、保持器14a、
14bを、プレスで軸方向に塑性加工して形成し、点溶
接18(又はリベット)で両保持器は結合される。図2
と同様に押付凸部5及び保持ガイド6が形成される。図
4の実施例3において、外輪1及び内輪2には、二重の
転走面1a、1bと2a、2bが形成されく字状の形は
凸部が向かい合って左右対称となる。図5の実施例4に
おいて、外輪1及び内輪2の二重の転走面1a、1bと
2a、2bは、直線1z、2zで連続する。図6の実施
例5において、外輪1及び内輪2の二重の転走面1x、
1yと2x、2yは、軸方向外側に開き、く字状の形は
凹部が向かい合って左右対称となる。実施例2〜5の作
用効果は実施例1と同様である。
14bを、プレスで軸方向に塑性加工して形成し、点溶
接18(又はリベット)で両保持器は結合される。図2
と同様に押付凸部5及び保持ガイド6が形成される。図
4の実施例3において、外輪1及び内輪2には、二重の
転走面1a、1bと2a、2bが形成されく字状の形は
凸部が向かい合って左右対称となる。図5の実施例4に
おいて、外輪1及び内輪2の二重の転走面1a、1bと
2a、2bは、直線1z、2zで連続する。図6の実施
例5において、外輪1及び内輪2の二重の転走面1x、
1yと2x、2yは、軸方向外側に開き、く字状の形は
凹部が向かい合って左右対称となる。実施例2〜5の作
用効果は実施例1と同様である。
【0016】
【発明の効果】この発明の複列ラジアル玉軸受は、左右
2列に配置した玉を保持器の弾性で内外輪の転走面に押
し付け、外輪のころがり点と玉の中心点と内輪のころが
り点とをく字状に形成して左右対称にするので、1個の
玉軸受で回転体を支承してもスラストプレイと軸振れと
がなくなるという効果がある。
2列に配置した玉を保持器の弾性で内外輪の転走面に押
し付け、外輪のころがり点と玉の中心点と内輪のころが
り点とをく字状に形成して左右対称にするので、1個の
玉軸受で回転体を支承してもスラストプレイと軸振れと
がなくなるという効果がある。
【図1】実施例1の複列ラジアル玉軸受を示し図2のB
−B断面図
−B断面図
【図2】図1のA−A断面の円周方向の展開図
【図3】実施例2の図2に対応する展開図
【図4】実施例3の図1に対応して保持器を省略した断
面図
面図
【図5】実施例4の図1に対応して保持器を省略した断
面図
面図
【図6】実施例5の図1に対応して保持器を省略した断
面図
面図
【図7】従来例の磁気ディスクスピンドルモータの断面
図
図
【図8】従来例の複列アンギュラ玉軸受の断面図
1 外輪 1a 転走面 1b 転走面 1x 転走面 1y 転走面 2 外輪 2a 転走面 2b 転走面 2x 転走面 2y 転走面 3 玉 4a 保持器 4b 保持器 5 押付凸部 6 保持ガイド 7 弾性部 O 中心点 Pi ころがり点 Po ころがり点
Claims (5)
- 【請求項1】外輪の転走面と内輪の転走面との間に偶数
個の玉を円周方向に順次に左右2列に配置し、各列にお
ける玉の外輪とのころがり点と玉の中心点と玉の内輪と
のころがり点とをく字状に形成し、左列のく字状の形と
右列のく字状の形とを左右対称にし、玉を保持して結合
される2列の環状の保持器に軸方向の押付凸部とその円
周方向の保持ガイドとを設け、外輪のころがり点と内輪
のころがり点との平均半径を持つ押付凸部が、各列ごと
に玉の中心点に関してころがり点の軸方向反対側から保
持器の弾性により玉を押し付けることを特徴とする複列
ラジアル玉軸受。 - 【請求項2】請求項1記載の複列ラジアル玉軸受におい
て、左右のく字状の形の凸部が向かい合うことを特徴と
する複列ラジアル玉軸受。 - 【請求項3】請求項1記載の複列ラジアル玉軸受におい
て、左右のく字状の形の凹部が向かい合うことを特徴と
する複列ラジアル玉軸受。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の複列ラジアル玉
軸受において、保持器を、プレスで径方向に打ち抜いて
形成することを特徴とする複列ラジアル玉軸受。 - 【請求項5】請求項1、2又は3記載の複列ラジアル玉
軸受において、保持器を、プレスで軸方向に塑性加工し
て形成することを特徴とする複列ラジアル玉軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP732594A JPH07208458A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 複列ラジアル玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP732594A JPH07208458A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 複列ラジアル玉軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208458A true JPH07208458A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11662821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP732594A Pending JPH07208458A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 複列ラジアル玉軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07208458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015102178A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 本田技研工業株式会社 | 軸受及びそれを用いた無段変速機 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP732594A patent/JPH07208458A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015102178A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 本田技研工業株式会社 | 軸受及びそれを用いた無段変速機 |
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