JPH07207941A - コンクリートディストリビューター - Google Patents

コンクリートディストリビューター

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Publication number
JPH07207941A
JPH07207941A JP6023176A JP2317694A JPH07207941A JP H07207941 A JPH07207941 A JP H07207941A JP 6023176 A JP6023176 A JP 6023176A JP 2317694 A JP2317694 A JP 2317694A JP H07207941 A JPH07207941 A JP H07207941A
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JP
Japan
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concrete
boom
hose
tip
supporting member
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Pending
Application number
JP6023176A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Matsushita
清 松下
Kazuyuki Hironaka
千行 弘中
Michio Matsuura
教夫 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP6023176A priority Critical patent/JPH07207941A/ja
Publication of JPH07207941A publication Critical patent/JPH07207941A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/02Conveying or working-up concrete or similar masses able to be heaped or cast
    • E04G21/04Devices for both conveying and distributing
    • E04G21/0418Devices for both conveying and distributing with distribution hose
    • E04G21/0436Devices for both conveying and distributing with distribution hose on a mobile support, e.g. truck

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鉄骨の引き上げ等に用いるクレーンを用いず
に、構造物構築のためのコンクリート打設を容易に行な
い得るコンクリートディストリビューターを提供する 【構成】高層構造物2に取付、取外し自在なベース架台
11を有し、前記ベース架台に固定支柱12を立設し、
固定支柱12に回転支柱13を垂直な旋回中心軸CT1
を中心として旋回自在に設け、前記回転支柱に、伸縮式
四段ブーム15を、振り上げ、振り下ろし駆動自在な形
に接続し、前記回転支柱に、耐摩擦ゴムホース21を繰
り出し、引き込み自在なホースリール20を設け、前記
ホースリールに、コンクリート51を供給し得るコンク
リート供給ホース5を前記耐摩擦ゴムホースに接続させ
得る図示しないコンクリート供給ホース接続部を設け、
前記ブームの先端部に、前記耐摩擦ゴムホースの先端部
を取付け、前記耐摩擦ゴムホースの先端部に、伸縮駆動
自在なチョーチンシュート23を垂設する形で接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物の構築のための
コンクリート打設の際に用いられるコンクリートディス
トリビューターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構造物の構築のためにコンクリー
ト打設をする際には、前記構造物脇の地上でコンクリー
トをつくり、該コンクリートをバケットに入れ、該バケ
ットを、構築中の構造物の上端部に設けられた、鉄骨の
引き上げ等に用いるクレーンにより引き上げ、該クレー
ンにより該バケットをコンクリートを打設すべき位置に
移動して、このクレーンに支持されたバケットからコン
クリート打設を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、鉄骨
の引き上げ等に用いるクレーンにより、コンクリートを
入れたバケットを引き上げ、クレーンに支持された前記
バケットからコンクリート打設を行なっていたために、
該クレーンには、引上げ能力の高い、大型のクレーンを
用いなければならないという問題を有していた。また、
従来は、バケット一杯分のコンクリートを打ち終えたな
ら、該バケットを一旦地上に下ろして、バケットにコン
クリートを補充しなければならなかった。そのため、打
設作業に多くの時間を要さねばならなかった。本発明
は、上記事情に鑑み、鉄骨の引き上げ等に用いるクレー
ンを用いずに、構造物構築のためのコンクリート打設を
容易且つ迅速に行ない得るコンクリートディストリビュ
ーターを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第一の発明
は、構造物(2)に取付、取外し自在なブーム支持部材
(11、12、13)を有し、前記ブーム支持部材(1
1、12、13)に、ブーム(15)を、振り上げ、振
り下ろし駆動自在な形に接続し、前記ブーム(15)を
伸縮駆動自在に設け、前記ブーム支持部材(11、1
2、13)又は前記ブーム(15)に、コンクリート分
配ホース(21)を繰り出し、引き込み自在なホースリ
ール部材(20)を設け、前記ホースリール部材(2
0)に、コンクリート(51)を供給し得るコンクリー
ト供給ホース(5)を前記コンクリート分配ホース(2
1)に接続させ得る供給ホース接続部(20a)を設
け、前記ブーム(15)の先端部に、前記コンクリート
分配ホース(5)の先端部を取付け、前記コンクリート
分配ホース(21)の先端部に、伸縮駆動自在なコンク
リート吐出管(23)を垂設する形で接続して構成され
る。また、本発明のうち第二の発明は、ブーム支持部材
(11、12、13)を有し、前記ブーム支持部材(1
1、12、13)に、該ブーム支持部材(11、12、
13)を移動自在な形に支持し得る移動手段(41)を
設け、前記ブーム支持部材(11、12、13)に、該
ブーム支持部材(11、12、13)の固定手段(4
2)を設け、前記ブーム支持部材(11、12、13)
に、ブーム(15)を、振り上げ、振り下ろし駆動自在
な形に接続し、前記ブーム(15)を伸縮駆動自在に設
け、前記ブーム支持部材(11、12、13)又は前記
ブーム(15)に、コンクリート分配ホース(21)を
繰り出し、引き込み自在なホースリール部材(20)を
設け、前記ホースリール部材(20)に、コンクリート
(51)を供給し得るコンクリート供給ホース(5)を
前記コンクリート分配ホース(21)に接続させ得る供
給ホース接続部(20a)を設け、前記ブーム(15)
の先端部に、前記コンクリート分配ホース(5)の先端
部を取付け、前記コンクリート分配ホース(21)の先
端部に、伸縮駆動自在なコンクリート吐出管(23)を
垂設する形で接続して構成される。なお、( )内の番
号等は、図面における対応する要素を示す、便宜的なも
のであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束さ
れるものではない。以下の「作用」の欄についても同様
である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第一の発明
は、ブーム支持部材(11、12、13)により、構造
物(2)に取付け、前記供給ホース接続部(20a)に
コンクリート(51)を供給し得るコンクリート供給ホ
ース(5)を接続して、前記コンクリート分配ホース
(21)にコンクリート(51)が供給されるようにす
ることにより、前記コンクリート分配ホース(21)に
接続したコンクリート吐出管(23)の下端部の吐出口
(23n)からコンクリート(51)を連続的に打設す
ることが出来、前記ブーム(15)を振り上げ、又は、
振り下ろし、前記ブーム(15)を伸縮し、前記コンク
リート吐出管(23)を伸縮することにより、前記コン
クリート吐出管(23)の吐出口(23n)の位置を、
構造物(2)において、コンクリート(51)を打設す
べき位置に自在に位置決めすることが出来る。よって、
コンクリート(51)を打設すべき位置にコンクリート
(51)を容易且つ迅速に打設し得るように作用する。
また、コンクリート(51)の打設に際しては、打設当
初においては、コンクリート吐出管(23)を伸ばして
おき、その吐出口(23n)が打設されたコンクリート
(51)中に位置するようにし、打設が進むに従って、
該コンクリート吐出管(23)を縮めてゆき、その吐出
口(23n)が常に打設直後のコンクリート(51)上
層部中に位置するようにすることにより、コンクリート
(51)に空気が混ざらないように、従って、内部に空
隙が生じないように、また、打設空間に均質にコンクリ
ート(51)を打設し得るように作用する。また、本発
明のうち第二の発明は、前記移動手段(41)により、
本発明のコンクリートディストリビューター(40)は
移動自在なので、該コンクリートディストリビューター
(40)を、コンクリート打設ポイント近辺まで、容易
且つ迅速に移動することが出来、前記固定手段(42)
により、該ディストリビューター(40)を、該コンク
リート打設ポイント近辺に固定し得るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明のコンクリートディストリビュータ
ーの一実施例を示す正面図である。図2は、図1のコン
クリートディストリビューターのホースリール近辺を示
す平面図である。図3は、図1のコンクリートディスト
リビューターの設置された高層構造物を示す図である。
図4は、図1のチョーチンシュートの管の接続状態を示
す正面図である。図5は、図4のチョーチンシュートの
管の接続状態を示す側面図である。図6は、本発明のコ
ンクリートディストリビューターの別の実施例を示す正
面図である。
【0007】地盤1上には、図3に示すように、建設中
の高層構造物2が設けられており、高層構造物2脇の地
盤1上には、コンクリート圧送供給装置3が設けられて
いる。また、コンクリート圧送供給装置3のコンクリー
ト供給ホース5は、高層構造物2の最上部まで引き上げ
られている。
【0008】高層構造物2の最上部には、図2に示すよ
うに、高層構造物2の最上部の二本の梁2a、2aに掛
け渡す形でディストリビューター支持架台6が固設され
ており、ディストリビューター支持架台6には、図1に
示すように、コンクリートディストリビューター10が
設置されている。即ち、コンクリートディストリビュー
ター10は、ディストリビューター支持架台6に載置固
定されたベース架台11を有しており、ベース架台11
は、複数本のボルト11aにより前記支持架台6に取
付、取外し自在な形で取付けられている。ベース架台1
1には、固定支柱12が立設されており、固定支柱12
の上端には、回転支柱13が、固定支柱12に対して、
該固定支柱12の鉛直な中心線に一致した旋回中心軸C
T1を中心として図1矢印A、B方向に回転自在に設け
られている。固定支柱12内部には、回転支柱13を図
1矢印A、B方向に回転駆動し得る形で油圧駆動手段1
4が設けられており、回転支柱13の上端には、図1矢
印C、D方向に伸縮駆動自在な伸縮式四段ブーム15
が、水平な振り上げ回転軸CT2を中心として図1矢印
E、F方向に振り上げ、振り下ろし自在に設けられてい
る。また、回転支柱12と伸縮式四段ブーム15との間
には、油圧ジャッキ16が、伸縮式四段ブーム15を図
1矢印E、F方向に、振り上げ、振り下ろし駆動させ得
る形で設けられており、また、伸縮式四段ブーム15の
伸縮駆動は、伸縮式四段ブームに内蔵された図示しない
油圧駆動手段により行なわれる。
【0009】また、回転支柱13には、ホースリール支
持フレーム19が固設されており、ホースリール支持フ
レーム19には、ホースリール20が、前記振り上げ回
転軸CT2に平行な回転中心軸CT3を中心として図1
矢印G、H方向に回転駆動自在に設けられている。ホー
スリール20には、耐摩擦ゴムホース21が巻回されて
おり、ホースリール20には、図2に示すコンクリート
供給ホース接続部20aが設けられている。前記コンク
リート供給ホース接続部20aには、前記コンクリート
供給ホース5の先端部が接続されており、また、前記コ
ンクリート供給ホース接続部20aには、耐摩擦ゴムホ
ース21の後端が、前記コンクリート供給ホース接続部
20aを介して前記コンクリート供給ホース5と連通す
る形で接続している。また、伸縮式四段ブーム15に
は、図1に示すように、伸縮式ホースラック17が、伸
縮式四段ブーム15と共に図1矢印C、D方向に伸縮し
得る形で設けられており、該伸縮式ホースラック17
は、前記耐摩擦ゴムホース21を、伸縮式四段ブーム1
5上に保持し得る形に形成されている。伸縮式四段ブー
ム15には、前記耐摩擦ゴムホース21が、伸縮式ホー
スラック17により保持される形で、前記ブーム15に
沿って、該ブーム15の先端まで設けられている。ま
た、耐摩擦ゴムホース21の先端は、伸縮式四段ブーム
15の先端に固定されている。
【0010】ブーム15の先端にはブラケット23mを
介して、チョーチンシュート23が該シュート23の上
端とホース21の先端を接続する形で垂設されており、
該チョーチンシュート23は、複数の管23a、23
b、23c、23d、23e、23fを直列に接続した
テレスコピックシリンダーを形成している。従って、管
23a、23b、23c、23d、23e、23f全体
が接続方向に伸縮自在な形に設けられている。尚、チョ
ーチンシュート23のブラケット23mには、ワイヤ2
3g、23gを繰り出し、巻き取り自在な電動ブロック
23hが設けられており、電動ブロック23hのワイヤ
23g、23gの先端は、チョーチンシュート23の最
下端の管23fに接続されている。また、図5に示すよ
うに、各管23a、23b、23c、23d、23e、
23fの上端部には、図5左右方向にそれぞれ二本のピ
ン23i、23iが突出形成されており、各ピン23i
の先端部には、止め板23jが設けられている。また、
最上端の管23aのピン23i以外の各ピン23i、2
3iには、ガイド板23k、23kの下端部が固定され
ており、ガイド板23k、23kは、ピン23iの直径
と同じ間隔のスリット23lを有する形で上方に向けて
二又に分かれている。そして、ガイド板23k、23k
は、その一つ上の管23a〜23eのピン23i、23
iに対して図4上下方向に摺動し得る形で該ピン23i
を挾んでおり、また、ガイド板23k、23kは、その
一つ上の管23a〜23eのピン23i、23iに固定
されたガイド板23k、23kを外側から、該ガイド板
23kに対して摺動し得る形で挾んでいる。また、該チ
ョーチンシュート23は、図1に示すように、高層構造
物2の柱部材となるべき鋼管50の内部に、コンクリー
ト51を注入し得る形で挿入されている。
【0011】また、ベース架台11上には、動力盤29
及び該動力盤29に接続した油圧ユニット30が設けら
れており、油圧ユニット30は、動力盤29からの指示
に基づき、回転支柱13の油圧駆動手段14又は伸縮式
四段ブーム15の油圧ジャッキ16又は伸縮式四段ブー
ム15の伸縮を駆動し得るように設けられている。ま
た、動力盤29は、ホースリール20及びチョーチンシ
ュート23の電動ブロック23hに図示しない電気コー
ドを介して接続している。
【0012】コンクリートディストリビューター10等
は以上のような構成を有するので、まず、図1に示すよ
うに、建築中の高層構造物2の上端の梁2aに設けられ
たディストリビューター支持架台6に、ベース架台11
を、複数のボルト11aで取付けることにより、コンク
リートディストリビューター10を建築中の高層構造物
2の上端に固定することが出来る。次に、図3に示す高
層構造物2の脇の地盤1に設けられているコンクリート
圧送供給装置3のコンクリート供給ホース5を、前記高
層構造物2の最上部まで引き上げ、その先端部を、図2
に示すホースリール20のコンクリート供給ホース接続
部20aに接続する。すると、ホースリール20に巻回
されている耐摩擦ゴムホース21の後端はコンクリート
供給ホース接続部20aに接続しているので、コンクリ
ート供給ホース5と耐摩擦ゴムホース21を連通接続さ
せることが出来る。従って、図3に示すコンクリート圧
送供給装置3によりコンクリート50を圧送すると、該
コンクリート50を、コンクリート供給ホース5、図1
の耐摩擦ゴムホース21を介して、伸縮式四段ブーム1
5の先端部まで導き、更に、伸縮式四段ブーム15の先
端部において、耐摩擦ゴムホース21に接続し垂設され
たチョーチンシュート23の下端部の吐出口23nから
打設することが出来る。また、コンクリート圧送供給装
置3によりコンクリート50を連続的に圧送することに
より、前記チョーチンシュート23の吐出口23nから
コンクリート50を連続的に打設することが出来る。ま
た、チョーチンシュート23の吐出口23nは、動力盤
29により指示して、油圧駆動手段14により回転支柱
13を図1矢印A、B方向に回転することにより、水平
方向に旋回自在である。また、チョーチンシュート23
の吐出口23nは、動力盤29により指示して、油圧ジ
ャッキ16で伸縮式四段ブーム15を、図1矢印E、F
方向に振り上げ、又は振り下ろしすることにより、上下
方向及び、旋回中心軸CT1から遠ざかる方向又は接近
する方向に移動自在である。また、チョーチンシュート
23の吐出口23nは、動力盤29により指示して、ホ
ースリール20を繰り出しながら伸縮式四段ブーム15
を矢印D方向に伸ばすことにより、上方及び旋回中心軸
CT1から遠ざかる方向に移動させることが出来る。
又、チョーチンシュート23の吐出口23nは、動力盤
29により指示して、ホースリール20を引き込みなが
ら伸縮式四段ブーム15を矢印C方向に縮めることによ
り、下方及び旋回中心軸CT1に接近する方向に移動さ
せることが出来る。また、チョーチンシュート23の吐
出口23nは、動力盤29により指示して、電動ブロッ
ク23hを駆動し、吐出口23nを有する管23fに接
続したワイヤ23g、23gを繰り出し若しくは巻き取
ることにより、チョーチンシュート23の上下方向、即
ち図1矢印I、J方向の伸縮と共に、上下方向に移動さ
せることが出来る。
【0013】従って、チョーチンシュート23の吐出口
23nは、上下方向及び水平方向に移動自在なので、該
吐出口23nを、容易に、前記鋼管50内部等の所定の
コンクリート打設ポイントに移動位置決めさせることが
できる。そして、該チョーチンシュート23の吐出口2
3nから、前記のように、コンクリート50を連続的に
打設することが出来るので、高層構造物2等の構造物の
上部におけるコンクリート打設を容易且つ迅速に行なう
ことが出来る。また、コンクリート51の打設に際して
は、打設当初においては、チョーチンシュート23を伸
ばしておき、その吐出口23nが打設されたコンクリー
ト51中に位置するようにし、打設が進むに従って、該
チョーチンシュート23を縮めてゆき、その吐出口23
nが常に打設直後のコンクリート51上層部中に位置す
るようにすることにより、コンクリート51に空気が混
ざらないように、従って、内部に空隙が生じないよう
に、又、打設空間に均質に、コンクリート51を打設す
ることが出来る。従って、上記実施例中のコンクリート
ディストリビューター10によれば、従来のように鉄骨
の引き上げ等に用いるクレーンを用いずに、構造物構築
のためのコンクリート打設を容易且つ迅速に行なうこと
が出来る。
【0014】また、図5に示すように、チョーチンシュ
ート23の各管23a〜23fの上端部には、図5左右
方向にそれぞれ二本のピン23i、23iが突出形成さ
れており、各ピン23iの先端部には、止め板23jが
設けられている。また、最上端の管23aのピン23i
以外の各ピン23i、23iには、ガイド板23k、2
3kの下端部が固定されており、ガイド板23k、23
kは、ピン23iの直径と同じ間隔のスリット23lを
有する形で上方に向けて二又に分かれている。そして、
ガイド板23k、23kは、その一つ上の管23a〜2
3eのピン23i、23iに対して図4上下方向に摺動
し得る形で該ピン23iを挾んでおり、また、ガイド板
23k、23kは、その一つ上の管23a〜23eのピ
ン23i、23iに固定されたガイド板23k、23k
を外側から該ガイド板23kに対して摺動し得る形で挾
んでいる。よって、チョーチンシュート23が図中矢印
I、J方向に伸縮する際には、最上端の管23aから下
のそれぞれの管23b〜23fは、ガイド板23kによ
り、直線状に移動するようにガイドされる。従って、当
該チョーチンシュート23は、その伸縮を直線状にスム
ースに行なうことが出来る。また、上記実施例中のコン
クリートディストリビューター10においては、ホース
リール20を、ホースリール支持フレーム19を介し
て、回転支柱13に設けたが、伸縮式四段ブーム15に
設けても良いことは勿論である。また、上記実施例中の
ベース架台11に、図6に示すように、タイヤ41、4
1をコンクリートディストリビューター40を高層構造
物2上で移動自在な形で支持するように設け、且つ、当
該ベース架台11の前後(図6左右)に、それぞれ油圧
式アウトリガー42、42を設けた形のコンクリートデ
ィストリビューター40においては、特に、該コンクリ
ートディストリビューター40の設けられた高層構造物
2の最上部に既にスラブ2bが形成されている場合など
には、前記タイヤ41、41により、コンクリートディ
ストリビューター40を、容易且つ迅速に移動すること
が出来る。また、移動し終えたなら、前記油圧式アウト
リガー42、42の脚部42a、42aを伸ばし、スラ
ブ2bに当接することにより、該コンクリートディスト
リビューター40をスラブ2bに対して固定することが
出来る。また、前記油圧式アウトリガー42、42によ
り、前記ブーム15が旋回又は伸縮又は振り上げ、振り
下ろしをしても、又、前記チョーチンシュート23から
コンクリート51を打設しても、当該コンクリートディ
ストリビューター40が転倒しないように支持すること
が出来る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第一
の発明によれば、高層構造物2等の構造物に取付、取外
し自在なベース架台11、固定支柱12、回転支柱13
等のブーム支持部材を有し、前記ブーム支持部材に、伸
縮式四段ブーム15等のブームを、振り上げ、振り下ろ
し駆動自在な形に接続し、前記ブームを伸縮駆動自在に
設け、前記ブーム支持部材又は前記ブームに、耐摩擦ゴ
ムホース21等のコンクリート分配ホースを繰り出し、
引き込み自在なホースリール20等のホースリール部材
を設け、前記ホースリール部材に、コンクリート51等
のコンクリートを供給し得るコンクリート供給ホース5
等のコンクリート供給ホースを前記コンクリート分配ホ
ースに接続させ得るコンクリート供給ホース接続部20
a等の供給ホース接続部を設け、前記ブームの先端部
に、前記コンクリート分配ホースの先端部を取付け、前
記コンクリート分配ホースの先端部に、伸縮駆動自在な
チョーチンシュート23等のコンクリート吐出管を垂設
する形で接続して構成したので、前記ブーム支持部材に
より、前記構造物に取付けることが出来、前記供給ホー
ス接続部に前記コンクリートを供給し得るコンクリート
供給ホースを接続することにより、前記コンクリート分
配ホースに前記コンクリートが供給されるようにするこ
とが出来る。よって、前記コンクリート分配ホースに接
続した前記コンクリート吐出管の下端部の吐出口23n
等の吐出口から前記コンクリートを連続的に打設するこ
とが出来る。また、前記ブームを振り上げ、又は、振り
下ろし、前記ブームを伸縮し、前記コンクリート吐出管
を伸縮することにより、前記コンクリート吐出管の吐出
口の位置を、前記構造物において、前記コンクリートを
打設すべき位置に自在に位置決めすることが出来る。よ
って、前記コンクリート供給ホースより前記コンクリー
トを供給することにより、前記コンクリートを打設すべ
き位置にコンクリートを容易且つ迅速に打設することが
出来る。また、コンクリート吐出管が伸縮自在なので、
前記コンクリートの打設に際しては、打設当初において
は、前記コンクリート吐出管を伸ばしておき、その吐出
口が打設された前記コンクリート中に位置するように
し、打設が進むに従って、該コンクリート吐出管を縮め
てゆき、その吐出口が常に打設直後のコンクリート上層
部中に位置するようにすることにより、コンクリートに
空気が混ざらないように、従って、内部に空隙が生じな
いように、また、打設空間に均質に、コンクリート打設
を行なうことが出来る。従って、本発明のコンクリート
ディストリビューターによれば、従来のように鉄骨の引
き上げ等に用いるクレーンを用いずに、構造物構築のた
めのコンクリート打設を容易且つ迅速に行なうことが出
来る。また、本発明のうち第二の発明によれば、ベース
架台11、固定支柱12、回転支柱13等のブーム支持
部材を有し、前記ブーム支持部材に、該ブーム支持部材
を移動自在な形に支持し得るタイヤ41等の移動手段を
設け、前記ブーム支持部材に、該ブーム支持部材の油圧
式アウトリガー42等の固定手段を設け、前記ブーム支
持部材に、前記ブームを、振り上げ、振り下ろし駆動自
在な形に接続し、前記ブームを伸縮駆動自在に設け、前
記ブーム支持部材又は前記ブームに、前記コンクリート
分配ホースを繰り出し、引き込み自在な前記ホースリー
ル部材を設け、前記ホースリール部材に、前記コンクリ
ートを供給し得る前記コンクリート供給ホースを前記コ
ンクリート分配ホースに接続させ得る前記供給ホース接
続部を設け、前記ブームの先端部に、前記コンクリート
分配ホースの先端部を取付け、前記コンクリート分配ホ
ースの先端部に、伸縮駆動自在な前記コンクリート吐出
管を垂設する形で接続して構成したので、第一の発明に
示した効果に加え、前記移動手段により、本発明のコン
クリートディストリビューターは移動自在故に、該コン
クリートディストリビューターを、コンクリート打設ポ
イント近辺まで、容易且つ迅速に移動することが出来
る。また、前記固定手段により、該ディストリビュータ
ーを、コンクリート打設ポイント近辺に固定することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のコンクリートディストリビュ
ーターの一実施例を示す正面図である。
【図2】図2は、図1のコンクリートディストリビュー
ターのホースリール近辺を示す平面図である。
【図3】図3は、図1のコンクリートディストリビュー
ターの設置された高層構造物を示す図である。
【図4】図4は、図1のチョーチンシュートの管の接続
状態を示す正面図である。
【図5】図5は、図4のチョーチンシュートの管の接続
状態を示す側面図である。
【図6】図6は、本発明のコンクリートディストリビュ
ーターの別の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
2……構造物(高層構造物) 5……コンクリート供給ホース(コンクリート供給ホー
ス) 11……ブーム支持部材(ベース架台) 12……ブーム支持部材(固定支柱) 13……ブーム支持部材(回転支柱) 15……ブーム(伸縮式四段ブーム) 21……コンクリート分配ホース(耐摩擦ゴムホース) 20……ホースリール部材(ホースリール) 20a……供給ホース接続部(コンクリート供給ホース
接続部) 23……コンクリート吐出管(チョーチンシュート) 41……移動手段(タイヤ) 42……固定手段(油圧式アウトリガー) 51……コンクリート(コンクリート)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物に取付、取外し自在なブーム支持部
    材を有し、 前記ブーム支持部材に、ブームを、振り上げ、振り下ろ
    し駆動自在な形に接続し、 前記ブームを伸縮駆動自在に設け、 前記ブーム支持部材又は前記ブームに、コンクリート分
    配ホースを繰り出し、引き込み自在なホースリール部材
    を設け、 前記ホースリール部材に、コンクリートを供給し得るコ
    ンクリート供給ホースを前記コンクリート分配ホースに
    接続させ得る供給ホース接続部を設け、 前記ブームの先端部に、前記コンクリート分配ホースの
    先端部を取付け、 前記コンクリート分配ホースの先端部に、伸縮駆動自在
    なコンクリート吐出管を垂設する形で接続して構成した
    コンクリートディストリビューター。
  2. 【請求項2】ブーム支持部材を有し、 前記ブーム支持部材に、該ブーム支持部材を移動自在な
    形に支持し得る移動手段を設け、 前記ブーム支持部材に、該ブーム支持部材の固定手段を
    設け、 前記ブーム支持部材に、ブームを、振り上げ、振り下ろ
    し駆動自在な形に接続し、 前記ブームを伸縮駆動自在に設け、 前記ブーム支持部材又は前記ブームに、コンクリート分
    配ホースを繰り出し、引き込み自在なホースリール部材
    を設け、 前記ホースリール部材に、コンクリートを供給し得るコ
    ンクリート供給ホースを前記コンクリート分配ホースに
    接続させ得る供給ホース接続部を設け、 前記ブームの先端部に、前記コンクリート分配ホースの
    先端部を取付け、 前記コンクリート分配ホースの先端部に、伸縮駆動自在
    なコンクリート吐出管を垂設する形で接続して構成した
    コンクリートディストリビューター。
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