JPH07207597A - クロス方向断裂が改善されたポリマー強化紙 - Google Patents

クロス方向断裂が改善されたポリマー強化紙

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JPH07207597A
JPH07207597A JP6312278A JP31227894A JPH07207597A JP H07207597 A JPH07207597 A JP H07207597A JP 6312278 A JP6312278 A JP 6312278A JP 31227894 A JP31227894 A JP 31227894A JP H07207597 A JPH07207597 A JP H07207597A
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paper
polymer
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weight
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David P Hultman
ポール ハルトマン ディヴィッド
Donald D Watson
ディヴィッド ワトソン ドナルド
Edward W Heribacka
ウォルター ヘリバッカ エドワード
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ポリマー強化クレープ化紙を提供する。 【構成】 ポリマー強化紙を形成する方法は、少なくと
も約50乾燥重量%のセルロース繊維である繊維を有す
る繊維の水様性懸濁液を準備することと、形成ワイヤ上
に上記懸濁液を分散させることと、前記分散された懸濁
液から水分を除き紙を形成することと、及びバルク剤を
含むポリマー強化媒体で前記紙を処理することとを具備
する。紙の処理は、前記紙中のセルロース繊維の乾燥重
量に基づいて、約15から約70重量%のバルク剤が前
記紙に提供されるようになされる。他に、ポリマー強化
紙が形成された後、バルク剤がそれに付加されてもよ
い。ある実施例では、バルク剤は多価アルコールであ
る。他の例では、バルク剤は、約100から約1500
の範囲の分子量を有するポリエチレングリコールであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリマー強化紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリマーを含浸させることにより紙を強
化することは、実際長いこと行われてきている。使用さ
れるポリマーは、一般には合成材料であり、紙はセルロ
ース繊維と非セルロース繊維の混合物あるいはセルロー
ス繊維だけからなる。ポリマー強化は、サイズの安定
性、化学的及び環境的劣化への抵抗性、断裂抵抗性、押
型性、弾力性、適合性、湿気と水蒸気の透過性、及び耐
磨耗性のような性質のうちの1以上のものを改善するた
めに使用されている。一般に、ポリマー強化紙の使用に
より改善されるべき性質は、適用分野に依存している。
例えば、紙の断裂への抵抗性、例えば、以下に定義され
るようなクロス方向断裂への抵抗性は、説明のためのみ
に例示すると、マスキング紙及びマスキングテープ、機
械研磨のための研磨紙、及びフレキシブルな耐断裂性マ
ーキングラベルのためのベースとして使用されるべきと
きには、特に重要である。更に、耐断裂性のような性質
は、ある使用条件下でのみ製品にとって重要である。図
示のために、クレープ化マスキングテープのクロス方向
断裂は、一般に紙の湿気の含有量に正比例する。テープ
が相対湿度の高い条件下で使用される場合には、テープ
は湿気を保持し、あるいは吸収し、クロス方向断裂は通
常のものより高い。しかしながら、描画表面の高温治癒
の間に出会うそれらのような相対湿度が低い条件下で
は、テープの湿気含有量は減少し、クロス方向の断裂も
付随的に減少する。表面からテープが除かれるときには
テープの銀色化か、あるいは対角断裂がしばしば発生す
る。
【0003】ポリエチレングリコールを含む多価アルコ
ールの使用が製紙業界では知られている。例えば、その
ような材料は、繊維化していない節の形成を減らすため
にパルプシートの切り出し端に局所的に適用される。そ
のような材料は、また、高湿度でサイズの制御、サイズ
と熱の安定性、柔らかさと柔軟さ、及び濡れテンソルと
濡れ断裂強度の改善を与えるためにパルプシートに取り
込まれてきた。それらは、木質化繊維の吸湿材を安定化
させるために使用されている。そのような材料は、ま
た、紙のり剤として有用な非イオン性乳化剤の準備に際
し、及び紙巻きタバコの燃焼中に生じる一酸化炭素の量
を減らすために、ふんわりとさせられたパルプと再分散
可能な微少繊維化されたセルロースを製造する方法で使
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
マー強化紙を形成する方法を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、ポリマー強化クレープ化紙を形成
する方法を提供することにある。本発明の他の目的は、
ポリマー強化紙を提供することにある。本発明の更に他
の目的は、ポリマー強化クレープ化紙を提供することに
ある。これらの目的及び他の目的は、上記特許請求の範
囲の記載及び明細書の記載から当業者には明らかであろ
う。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明はポリマ
ー強化紙の形成方法を提供するものであり、その方法
は、少なくとも約50乾燥重量%のセルロース繊維であ
る繊維を有する繊維の水様性懸濁液を準備することと、
形成ワイヤ上に上記懸濁液を分散させることと、前記分
散された懸濁液から水分を除き紙を形成することと、前
記紙中のセルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約15
から約70重量%のバルク剤が前記紙に提供されるよう
に、バルク剤を含むポリマー強化媒体で前記紙を処理す
ることとを具備する。本発明はまた、ポリマー強化クレ
ープ化紙を形成する方法を提供するものであり、その方
法は、少なくとも約50乾燥重量%のセルロース繊維で
ある繊維を有する繊維の水様性懸濁液を準備すること
と、形成ワイヤ上に上記懸濁液を分散させることと、前
記分散された懸濁液から水分を除き紙を形成すること
と、こうして形成された前記紙をクレープ化すること
と、前記クレープ化された紙を乾燥させることと、前記
紙中のセルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約15な
いし約70重量%のバルク剤が前記紙に提供されるよう
に前記バルク剤を含むポリマー強化媒体で前記乾燥クレ
ープ化紙を処理することと、前記処理されたクレープ化
紙を乾燥させることとを具備する。
【0006】本発明は、更に、ポリマー強化紙を形成す
る方法を提供するものであり、その方法は、少なくとも
約50乾燥重量%のセルロース繊維である繊維を有する
繊維の水様性懸濁液を準備することと、形成ワイヤ上に
上記懸濁液を分散させることと、前記分散された懸濁液
から水分を除き紙を形成することと、ポリマー強化媒体
で前記紙を処理して前記ポリマー強化紙を提供すること
と、前記紙中のセルロース繊維の乾燥重量に基づいて、
約15から約70重量%のバルク剤が前記紙に提供され
るように、前記バルク剤で前記ポリマー強化紙をコーテ
ィングすることとを具備する。本発明は、更に付加的
に、乾燥重量ベースで少なくとも約50%の繊維と、上
記繊維はセルロース繊維であり、強化ポリマーと、前記
セルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約15重量%か
ら約70重量%のバルク剤とを具備するポリマー強化紙
を提供する。ある実施例では、ポリマー強化紙は、ポリ
マー強化クレープ化紙である。他の実施例では、ポリマ
ー強化紙は、ラテックス含浸紙である。更に、他の実施
例では、クレープ化されたラテックス含浸紙である。更
に他の実施例では、バルク剤は、多価アルコールであ
る。更に他の実施例では、バルク剤は、約100から約
1500の範囲の分子量を有するポリエチレングリコー
ルである。
【0007】本発明により提供されるラテックス含浸紙
は、特に研磨紙ベース、フレキシブルな耐断裂性マーキ
ングラベルベース、及び、クレープ化されたときには、
マスキングテープベースとしての使用に適する。
【0008】
【実施例】用語「クロス方向」は、ここでは、クロスマ
シンの方向、即ち、製造中の紙の移動の方向(マシン方
向)と垂直な方向を意味する。用語「断裂値」は、テス
トされるべき紙の湿気を制御するのに適する条件下でT
APPI方法T414に従ってエルメンドルフ断裂テス
ターで測定された断裂テストの結果の平均値をいう。そ
の装置は、断裂が始まった後、紙を断裂するために必要
なグラム単位の平均力を決定する。こうして、その用語
は紙の断裂抵抗値である。テストされる紙は断裂テスタ
ーに指向され、クロス方向の断裂力が測定されるとき、
テストの結果は、「クロス方向断裂値」を表す。都合に
より、「クロス方向断裂力」は、ここでテストされる4
重あるいは4層の紙を断裂するために必要なグラム単位
の平均力として報告される。ポリマー強化紙は、少なく
とも約50乾燥重量%のセルロース繊維である繊維を有
する水様性懸濁液を準備し、形成ワイヤ上にその懸濁液
を分散させ、分散された懸濁液から水分を除いて紙を形
成し、ポリマー強化媒体でその紙を処理することによ
り、本発明に従って準備される。そのポリマー強化媒体
は、紙内のセルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約1
5から70重量%のバルク剤が紙に提供されるようにバ
ルク剤を含んでいる。一般に、水様性懸濁液は当業者に
よく知られている方法で準備される。同様に、形成ワイ
ヤ上に懸濁液を分散し、分散された懸濁液から水分を除
いて紙を形成する方法も当業者にはよく知られている。
【0009】表現「乾燥重量」と「セルロース繊維の乾
燥重量に基づいて」とは、繊維、例えばセルロース繊維
の重さ、あるいは製紙業界で標準的な技術に従って必須
的に水分のない他の材料の重さをいう。そのような表現
が使用されるとき、あたかも水分を含まないものとして
重さが計算されるということを意味する。望まれるな
ら、分散された水様性懸濁液から水分を除くことにより
形成される紙は、ポリマー強化媒体で紙の処理を行う前
に乾燥されてもよい。紙の乾燥は知られている方法の何
れでなされてもよい。既知の乾燥方法の例には、対流オ
ーブン、放射熱、赤外放射強制空気オーブン、及びヒー
トロールあるいはカンが含まれる。乾燥には、また、大
気中に置いておくこと以外に、加熱することなく空気乾
燥することも含まれる。加えて、分散された水様性懸濁
液から水分を除くことにより形成された紙は、当業者に
知られている方法のいずれかによりクレープ化してもよ
い。紙は、ポリマー強化媒体での処理の前に、乾かし、
クレープ化処理してもよい。他の方法として、紙は、最
初に乾燥されることなくクレープ化されもよい。紙は、
ポリマー強化媒体で処理した後、クレープ化してもよ
い。
【0010】クレープ化は、紙の伸縮性を増加させるよ
うに採用される湿式変形プロセスである。そのプロセス
には、一般に、サイズの小さい水槽に紙シートを通すこ
とが含まれる。濡れたシートは、過剰な水分を除くよう
に挟み取られ、その後、クレープ化ロールとして機能す
る加熱乾燥ロールを通される。その繊度のため、紙シー
トは、乾燥中にクレープ化ロールに僅かに固着する。そ
の後、紙シートはドクター刃(クレープ化ナイフ)によ
りクレープ化ロールから除かれる。得られたクレープの
伸縮量と生地の粗さは、ドクター刃の角度と輪郭、乾燥
ロールの速度、及びのり付け条件とにより制御される。
結果的なクレープ化紙は、その後、完全な弛緩条件で乾
燥される。乾燥クレープ化プロセスが、必要により、採
用されてもよい。一般に、水様性懸濁液中の繊維は、少
なくとも約50重量%のセルロース繊維からなる。そう
して、鉱物繊維と合成繊維のような非セルロース繊維
が、望まれるなら含まれてもよい。非セルロース繊維の
例には、説明のためのみに例示すると、当業者によく知
られているように、ガラスウール、熱硬化ポリマーと熱
塑性プラスチックポリマーから準備される繊維が含まれ
る。
【0011】多くの実施例の場合、紙中に存在する実質
的に全ての繊維はセルロース繊維である。セルロース繊
維のソースは、木材、米、エスパルト(アフリカハネガ
ヤ)、小麦、ライ麦、及びサバイのような藁の草、ジュ
ート、亜麻、ケナフ、麻属の大麻、リネン、ラミー、マ
ニラ麻、サイザル、及び綿と綿くずを含む。軟材と硬材
はセルロース繊維でより共通に使用されるソースであ
る。加えて、セルロース繊維は、機械的、化学機械的、
半化学的、及び化学的プロセスのような共通に使用され
るパルプ化プロセスのいずれかにより得られることがで
きる。非セルロースに加えて、水様性懸濁液は、製紙技
術でよく知られている他の材料を含んでもよい。例え
ば、懸濁液は、塩酸、硫酸、酢酸、臭酸、亜リン酸、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム
あるいはアンモニア、炭酸ナトリウム、重曹、リン酸二
水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸三ナ
トリウム、みょうばんのような pHを調整するための酸
と塩基と、ロジンやワックスのようなのり剤と、自然の
及び化学的に処理されたでんぷんとゴムのような乾燥強
度接着剤と、カルボキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、及びヘミセルロースのようなセルロース誘導体
と、フェノール樹脂、ラテックス、ポリアミン群、ポリ
アクリルアミド群のような合成ポリマーと、尿素ホルム
アルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、及び
ポリアミド群、粘土、滑石、及び二酸化チタンのような
充填剤と、染料と顔料のような色づけ剤と、保持補助剤
と、繊維解こう剤と、石鹸と界面活性剤と、泡消し剤
と、排水補助剤と、光沢剤と、ピッチコントロール薬品
と、殺変形菌剤と、及び腐敗防止剤、難燃剤、及び変色
防止剤のような特別の薬品とを含んでいる。
【0012】ここで使用されるように、用語「バルク
剤」は、水のない状態でのセルロースの膨張構造を維持
するいかなる物質をも含むことを意味する。バルク剤
は、通常多価アルコール、即ちポリハイドロキシアルカ
ンである。より一般的な多価アルコールは、説明のため
のみに例示すると、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセロールあるいはグリセリン、プロピレ
ングリコールあるいは1,2−プロパンジオール、トリ
メチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、又はテト
ラメチレングリコール、2,3−ブタンジオール、1,
2,4−ブタントリオル、1,2,3,4−ブタネテト
ロール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
ル、ヘキシレングリコールあるいは2−メチル−2,4
−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、1,
2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサン
ジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,3,
5−シクロヘキサントリオール、1,4−ジオキサン−
2,3−ジオール、および1,3−ジオキサン−1,3
−ジメタノールがある。
【0013】ある実施例では、バルク剤として使用され
る多価アルコールは、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、及びより高い分子量のポリエチレング
リコールのようなグリセロールあるいはポリアルキレン
グリコールである。他の実施例では、バルク剤は、約1
00から約1500の範囲の分子量を持つポリエチレン
グリコールである。更に他の実施例では、バルク剤は、
約200から約1000の範囲の分子量を有するポリエ
チレングリコールである。紙が低い湿気の含有量、例え
ば、約3重量%以下で、バルク剤がポリエチレングリコ
ールのときは、ポリエチレングリコールは、一般に、約
100から約1000の範囲の分子量を持つ。バルク剤
に関してここで使用されるように、用語「分子量」は実
際の分子量を意味するように意図されている。ポリマー
のような材料の分子量は、しばしば平均分子量として測
定されるので、その用語は、定義された範囲内で平均分
子量を包含するよう意図されている。番号平均、重量平
均、Z−平均、粘性平均の分子量のような平均分子量
が、用語「分子量」には含まれる。しかしながら、その
ような平均分子量のうちの1つだけでも定義された範囲
内にあれば十分である。
【0014】一般に、ポリマー強化紙のクロス方向断裂
値を改善するために十分である量のバルク剤が使用され
る。そのような量は、典型的には、紙の繊維の乾燥重量
に基づいて、約15重量%から約70重量%である。あ
る実施例では、バルク剤の量は、約15重量%から約6
0重量%の範囲である。他の実施例では、バルク剤の量
は約15重量%から約35重量%である。一般に、TA
PPI法T414に従ってエルメンドルフ断裂テスター
で測定された平均クロス方向断裂値の改善は、本発明の
範囲内であるように思える。ある実施例では、ここで説
明したように準備されたポリマー強化紙の平均クロス方
向断裂値は、バルク剤がない他の同一のポリマー強化紙
のクロス方向断裂値よりも少なくとも約10%高い。他
の実施例では、そのような平均クロス方向断裂値は約1
0%から約100%の範囲で高い。更に他の実施例で
は、そのような平均クロス方向断裂値は、約20%から
約100%の範囲で高い。本発明の範囲にあるポリマー
強化紙のそのようなクロス方向断裂値の改善は、ある湿
気(即ち湿度のある相対%)でのみ存在してもよいし、
湿気含有量のいかなるレベルあるいは全てのレベルで観
察されてもよい。
【0015】特記事項として、バルク剤は典型的にはポ
リマー含有強化媒体に含まれ、それは水性あるいは非水
性である。他に、バルク剤は説明のために例示すると、
漬けてはさみ取ることや、ブラシすること、ドクター刃
で切断すること、スプレーすること、及び直接あるいは
オフセットのグラビア印刷あるいは塗装をすることのよ
うな公知の手段のいずれかにより、紙の片面、あるいは
両面にバルク剤、あるいはバルク剤の溶液を適用するこ
とにより、ポリマー強化紙に付加されることができる。
バルク剤の溶液は、ポリマー強化紙に適用されるとき
に、最もしばしば水溶液である。しかしながら、水に加
えて、あるいは代えて、他の溶媒が、望まれるなら使用
されてもよい。例えば、そのような他の溶媒は、メタノ
ール、エタノール、及びプロパノールのような低分子量
アルコールであり、アセトン、メチルエチルケトンのよ
うな低分子量ケトン等である。紙を強化するために一般
に使用されるポリマーの何れも使用でき、当業者にはよ
く知られている。そのようなポリマーには、説明のため
のみに例示すると、ポリメタクリレート、ポリ(アクリ
ル酸)、ポリ(メタクリル酸)、及び種々のアクリレー
トとメタクリレートエステルと遊離酸の共重合体を含む
ポリアクリレートと、スチレン−ブタジエン共重合体
と、エチレン−ビニルアセテート共重合体と、ニトリル
ゴムあるいはアクリロニトリル−ブタジエン共重合体
と、ポリ(ビニルクロライド)と、ポリ(ビニルアセテ
ート)と、エチレン−アクリレート共重合体と、ビニル
アセテート−アクリレート共重合体と、ネオプレンゴム
あるいはトランス−1,4−ポリクロロプレンと、シス
−1,4−ポリイソプレンと、ブタジエンゴムあるいは
シス−及びトランス−1,4−ポリブタジエンと、及び
エチレン−プロピレン共重合体がある。
【0016】ポリマー含有強化媒体は、一般に、液体で
あり、ポリマーがその中に溶解しているか、あるいは分
散している。そのような媒体は、水様性あるいは非水様
性媒体である。こうして、ポリマー含有強化媒体のため
の適当な液体あるいは溶媒は、説明のためのみに例示す
ると、水と、ラッカー希釈剤、ミネラルスピリット、及
びVM&Pナフサのような脂肪族炭化水素系溶剤と、ト
ルエン、及びキシレンのような芳香族炭化水素系溶剤
と、メタノール、エタノール、イソプロパノール、プロ
パノール、ブタノール、2−ブタノール、イソブタノー
ル、t−ブタノール、及び2−エチルヘキサノールのよ
うな脂肪族アルコールと、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メチルブチルケトン、メ
チルアミルケトン、4−メトキシ−4−メチルペンタノ
ン−2、及びジアセトンアルコールのような脂肪族ケト
ンと、エチルアセテート、プロピルアセテート、イソプ
ロピルアセテート、ブチルアセテート、イソブチルアセ
テート、及び2−メトキシエチルアセテート、のような
脂肪族カルボン酸のエステルと、エチレングリコール、
プロピレングリコール、及びヘキシレングリコールのよ
うなグリコールと、メトキシエタノール、メトキシエト
キシエタノール、及びブトキシエトキシエタノールのよ
うなグリコールエーテルとエーテルエステルと、及びシ
クロヘキサノン及びテトラヒドロフランのようなシクロ
脂肪族及び複素環式化合物がある。
【0017】よりしばしば、ポリマー含有強化媒体は、
ラテックス、即ち水中の強化ポリマーの分散である。結
果的に、そのような実施例では、ポリマー強化紙は、ラ
テックス含浸紙である。説明により、典型的なラテック
ス含浸紙は、適当なポリマーラテックスで含浸された木
材パルプ繊維あるいはアルファパルプ繊維の水葉シート
である。多数のラテックスのいずれも使用でき、それら
のうちのいくつかの例が以下の表1に要約される。
【0018】
【表1】 表 1 ポリマー強化紙のために適したラテックス ポリアクリレート ハイカー(Hycar) 26083, 26084, 260120, 26104, 26106, 26322 B.F.グッドリッチ (Goodrich) 社 オハイオ州クリーブランド ロプレックス (Rhoplex) HA=8, HA-12, NW-1 715, B-15 ローム&ハース社 フィラデルフィア、ペンシルベニア カーボセットXL-52 B.F.グッドリッチ社 クリーブランド、オハイオ スチレン−ブタジエン ブトファン4264 4262 共重合体 BASF社 サーニア、オンタリオ、カナダ DL-219 DL-283 ダウケミカル社 ミドランド、ミシガン エチレン−ビニルアセ Dur-0-Set E-666 E-646 E-669 テート共重合体 ナショナルスターチ&ケミカル社 ブリッジウォーター、ニューッジャージー ニトリルゴム Hycar 1572 1577 2570X55 1562X28 B.F.グッドリッチ社 クリーブランド、オハイオ ポリ(ビニルクロライド) ジオン552 B.F.グッドリッチ社 クリーブランド、オハイオ ポリ(ビニルアセテート) Vinac XX-210 エアープロダクト&ケミカル社 ナピールビル、イリノイ Adcote 56220 モートンシオコル社 シカゴ、イリノイ ビニルアセテート− Xlink 2833 アクリレート共重合体 ナショナルスターチ&ケミカル社 ブリッジウォーター、ニューッジャージー 含浸分散液は、一般的に、粘土と二酸化チタンのような
不透明物を含んでいる。これら2つの材料の一般的な量
は、乾燥重量ベースでポリマー100に対してそれぞれ
16と4の割合である。勿論、含浸分散は既に述べられ
たように他の材料を含んでもよい。
【0019】乾燥重量ベースで紙に付加されるポリマー
の量は、一般に、紙の乾燥重量に基づいて、約10%か
ら約70%の範囲である。含浸の前後における紙ベース
重量と同様に、付加ポリマーの量は、一般にポリマー強
化紙に対してなされるべき応用にもとづいて決定され
る。紙含浸技術は当業者にはよく知られている。一般
に、紙は、過剰な含浸液あるいは含浸分散液に入れら
れ、ニップを通して走り、乾燥される。しかしながら、
含浸液液あるいは分散液は、ブラシ、ドクター刃、スプ
レー及び直接及びオフセットグラビア印刷あるいは塗装
のような他の方法により適用されてもよい。本発明を更
に以下の例により説明する。しかしながら、そのような
例は本発明の精神と範囲をいかなる方法でも制限するも
のと解してはならない。例では、全ての割合は、他に記
載がなければ重量で表記による。 例1 湿度含有量と温度の制御された条件下での紙の湿気含有
量はよく知られているので、テストされるべき紙のサン
プルの湿気含有量は約23℃で予め決められた相対湿度
にサンプルを保つことにより、制御される。これによ
り、湿気レベルを実際に測定する必要性は無くなる。相
対湿度と湿気含有量との間の関係が表2に与えられ、湿
気は紙の重さに基づいて重量%で表される。
【0020】
【表2】表 2 紙の湿気含有量 %相対湿度 湿気含有量 100 >30 80 15 50 8 20 5 10 3 0 0 例えば、ケニス W ブリッド編著「パルプと紙の技術
のハンドブック」(第2版、ニューヨーク、ファンノー
ストランド レインホールド社、1970667頁)を
参照。ある相対湿度における湿気は、紙が縒り乾燥した
状態から熱平衡条件に達したか、あるいはより湿気の多
い状態から熱平衡条件に達したかに依存する。後者の状
況は一般により高い湿気含有量となる。結果的に表2
は、より湿気の多い状態から熱平衡に達したときの紙に
対する近似値を反映している。
【0021】紙ベースは、含浸前は11.7ポンド/1
300平方フィート(44g/m2)のベース重量をもつ
紙である。紙は北部漂白クラフト軟材(76重量%)と
西部漂白赤松(24重量%)からなる。伸縮レベルは1
4%である。テンソル比(MD/CD)と平均裂断長は
それぞれ0.9と2.5kmである。供給されるラテッ
クスは、約40−50重量%の固形物からなる。また、
バルク剤は、対照として使用された製剤Aを除いてラテ
ックス中のポリマーの乾燥重量に基づいて、ラテックス
成分に付加され、予め決められた重量%を与える。付加
的な水が約25−40重量%に固形物含有量を調整する
ために各製剤に付加された。使用されたラテックス製剤
が表3と4にまとめられている。
【0022】
【表3】 表 3 ラテックス製剤A−Zの要約 含浸剤中の乾燥重量での割合 成分 A B C D E F DL−219 100 100 100 100 100 100 第三リン酸ナトリウム 2 2 2 2 2 2トリエチレンク゛リコール − 35 25 15 − − グリセリン − − − − 35 15
【0023】
【表4】 表 4 ラテックス製剤G−Mの要約 含浸剤中の乾燥重量での割合 成分 G H I J K L M DL−219 100 100 100 100 100 100 100 第三リン酸ナトリウム 2 2 2 2 2 2 2 ジエチレングリコール 35 15 − − − − − カーボワックス1000 − − 25 − − − − カーボワックス200 − − − 25 − − −トリエチレンク゛リコール − − − − 40 50 60 紙は、含浸の前の紙の乾燥重量に基づいて、乾燥重量ベ
ースで50±3%の検出(PICK UP) レベルでラテックス
で含浸した。各シートは、含浸媒体中に置いた後、取り
出して乾燥した。ソートは、その後30秒間加熱蒸気乾
燥シリンダー上におかれ、湿気のほとんどを除いた。シ
ートは、デシケーター内で10、20、50、80、及
び100%の制御された相対湿度下に保たれた。相対湿
度の制御は、デシケーターの底に置かれた既知の蒸気圧
を持つ種々の無機塩溶液を使用して達成された。シート
から湿気を全て除くために、シートは5分間105℃の
オーブン内に置かれた。乾燥されたシートは、それがテ
ストてされるまで、大気中からの水分の吸収を最小に抑
えるため、プラスチックバッグに入れられた。
【0024】シートクロス方向断裂値は既に述べたよう
に、エルメンドルフ断裂テスターで決定された。4枚の
シートが一度に断裂され、テストは使用された各ラテッ
クス製剤ごとに6回行われた(即ち製剤当たり6の実
験)。サンプルシートの大きさは、2.5x3インチ(6.
4x7.6cm)であった。短いほうが、テストされる方向
に平行であった。各ラテックス製剤に対する結果は、4
シート当たりのグラム数として平均化され、報告され
た。クロス方向断裂値の結果は表5と6にまとめられて
いる。都合により、0%の相対湿度(RH)が0の湿度
含有量を示すために使用されている。
【0025】
【表5】 表 5 クロス方向断裂値結果−製剤A−F クロス方向断裂値(g/4シート) RH% A B C D E F 100 39.5 45.0 44.8 44.5 − − 80 31.5 37.5 36.2 36.5 − − 50 18.2 20.0 20.0 18.2 − − 20 13.5 15.0 14.8 13.5 − − 10 9.8 13.0 11.2 10.8 − − 0 8.0 12.0 10.2 9.5 10.0 8.8
【0026】
【表6】 表 6 クロス方向断裂値結果−製剤G−M 含浸剤中の乾燥重量での割合 RH% G H I J K L M 100 − − 36.2 35.0 − − − 80 − − 31.0 31.2 − − − 50 − − 18.2 18.8 − − − 20 − − 12.2 14.0 − − − 10 − − 11.2 11.2 − − − 0 12.0 11.5 8.8 9.8 ≒12.0 ≒13.8 ≒14.2 表5と6のデータは、ラテックス含浸紙のクロス方向断
裂値を増加させるバルク剤の促進能力をはっきり示して
いる。表5と6に提供される結果を理解するのを助ける
ために、対照(製剤A)に関して、各製剤に対してテス
トされた各相対湿度における%差(PD)が以下のよう
に計算された。
【0027】PD=100x(CD断裂値 − 対照C
D断裂値)/対照断裂値 ここで、“CD断裂値”は、同じ相対湿度における、バ
ルク剤を含む製剤に対するクロス方向断裂値を表し、
“対照CD断裂値”は製剤Aに対するクロス方向断裂値
を表す。%差の計算は表7と8に要約されている。
【0028】
【表7】 表 7 %差の計算−製剤A−F %差 RH% A B C D E F 100 − 14 13 13 − − 80 − 19 15 16 − − 50 − 10 10 0 − − 20 − 11 9 0 − − 10 − 33 15 10 − − 0 − 50 28 19 25 9
【0029】
【表8】 表 8 %差の計算−製剤A−F %差 の割合 RH% G H I J K L M 100 − − -8 -11 − − − 80 − − -2 -1 − − − 50 − − 0 3 − − − 20 − − -9 4 − − − 10 − − 15 15 − − − 0 54 44 9 22 ≒50 ≒72 ≒78 加えて、製剤B−Mに対する表7と8のデータは、都合
で、グラフ当たり4つの製剤で、3次元棒グラフとして
プロットされている。グラフはテストされた相対湿度に
おける棒の高により表される%差のクラスターからな
る。これらのグラフは図1−3に示されている。
【0030】表7と8と図1−3に提供される%差の計
算から、クロス方向断裂値の改善の程度が使用されたバ
ルク剤の量に正比例していることが明らかである。しか
しながら、35重量%以上のバルク剤のレベルは再現性
の乏しい結果を与えている。バルク剤が同種列、例え
ば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
カーボワックス200、及びコーボワックス1000に
おけるように、構造的に同様なとき、改善の程度はバル
ク剤の分子量に逆比例するようである。更に、ある製剤
はテストされた全ての相対湿度で有効であった、一方他
のものは低い相対湿度でのみ、即ち、20%以下の相対
湿度でのみ有効であった。最後に、厚さ、マシン方向乾
燥靱性、マシン方向乾燥伸縮性、及び層剥離のような他
の物理的性質は、ラテックス含浸媒体中のバルク製剤の
存在によってそれほど悪影響を受けていない。 例2 ラテックス含浸クレープ化紙の主な用途は高温用途マス
キングテープためのベースとしてであるので、クロス方
向断裂値についての長時間加熱の効果は興味がある。従
って、例1で、製剤A(バルク剤なしの対照)、製剤B
(バルク剤として35重量%のトリエチレングリコー
ル)、製剤C(バルク剤として35重量%のジエチレン
グリコール)で準備された紙が、105℃で45分間オ
ーブンで加熱された。紙のサンプルは、5分後、10分
後、15分後、45分後に除かれ、クロス方向断裂値の
ためテストされた。結果を表9に示す。
【0031】
【表9】 表 9 クロス方向断裂に関する長時間加熱の効果 加熱(105℃)後のクロス方向断裂 製剤 5分 10分 15分 45分 A 8.0 8.0 8.0 7.8 B 12.0 11.5 11.2 10.8 C 12.0 11.5 11.0 10.2 表9のデータは、紙が高温マスキングテープのためのベ
ースとして使用されるときより高い分子量の、あるいは
発揮しないバルク剤が望ましいということを示唆してい
る。 例3 長時間加熱によりクロス方向断裂値の減少を促した例2
の結果に加えて、バルク剤としてトリエチレングリコー
ルの、ラテックスの乾燥重量に基づいての33重量%を
含むDL−219ラテックス含浸媒体での試みは、大量
のグリコール煙の生成となった。こうして、バルク剤の
揮発性はベース紙の製造中に関係があることは明らかで
あった。
【0032】ポリエチレングリコールの揮発性を定性的
に評価するために、分子量を変えてポリエチレングリコ
ールのサンプルが開放計量皿内で102℃で加熱され
た。約300か、それ以上の分子量を有するポリエチレ
ングリコールは1週間後に検出可能な重量変化を示さな
かった。従って、例1の手順が繰り返された。使用され
たラテックス製剤は表10に要約され、クロス方向断裂
値の結果は表11に要約されている。製剤N、O、Pの
固形物含有量は、それぞれ28%、49%、53%であ
り、乾燥重量ベースでの検出レベルは40、50、60
重量%であった。
【0033】
【表10】 表 10 ラテックス製剤N−Pの要約 含浸溶媒中の乾燥重量での割合 成分 N O P DL−219 100 100 100 アンモニア 0.5 0.5 0.5 スクリプセット540* 1 1 1 カーボワックス300 - 25 50 * 紙マシン走行性を改善するスチレン/無水マレイン酸
共重合体のメチル及びイソブチルの部分エステルの混合
【0034】
【表11】 表 11 クロス方向断裂値結果−製剤N−P クロス方向断裂 RH% N O P 50 14.8 15.0 16.8 0 7.8 9.5 11.5 グラム/4シート 例1におけるように、製剤Nに関して製剤OとPとの結
果の%差が計算され、表12に示されている。加えて、
表12で提供される計算は、既に述べられたように3次
元棒グラフとしてプロットされた。そのプロットを図4
に示す。
【0035】
【表12】 表 12 %差の計算−製造N−P %差 RH% N O P 50 − 2 14 0 − 23 48 ラテックス製剤の組込レベルが低いときには、トリエチ
レングリコールは、乾燥条件(0%相対湿度)下ではク
ロス方向断裂値に関して著しく大きな効果を示す。高レ
ベルのトリエチレングリコールの効果は、乾燥条件下で
より大きかったが(対照での14%の増加と比べて、対
照、製剤Nに対する48%の増加)、相対湿度の両方の
条件下でクロス方向断裂値を著しく改善した。 例4 例1の手順は4つの付加的ラテックス製剤で繰り返され
た。バルク剤を含まないこれらの製剤は、約25重量%
の固形物からなり、製剤ピックアップは紙の乾燥重量に
基づいて、40乾燥重量%にセットされた。バルク剤を
含む製剤は約40重量%の固形物からなり、製剤ピック
アップは紙の乾燥重量に基づいて60乾燥重量%にセッ
トされた。ラテックス製剤は表13に要約され、クロス
方向断裂値の結果は表14に要約される。加えて、%差
が計算され、前に述べたように3次元棒グラフとしてプ
ロットされた。計算は表15に要約され、グラフは図5
に示される。
【0036】
【表13】 表 13 ラテックス製剤Q−Xの要約 含浸溶媒中の乾燥重量での割合 Q R S T U V W X ハイカー26083 100 100 − − − − − − ブトファン4262 − − 100 100 − − − − ハイカー1562X28 − − − − 100 100 − − エックスリンク2833 − − − − − − 100 100 アンモニア 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 カーボンワックス300 − 50 − 50 − 50 − 50
【0037】
【表14】 表 14 クロス方向断裂の結果−製剤Q−X RH% Q R S T U V W X 50 15.0 14.8 14.8 13.8 20.8 18.2 12.2 11.8 0 8.5 12.0 9.0 12.0 12.8 17.8 8.0 11.0
【0038】
【表15】 表 15 %差計算−製剤Q−X %差 RH% Q R S T U V W X 50 − 0 − -7 − -14 − 0 0 − 50 − 33 − 38 − 38 製剤Q、S、U、Wは勿論対照として働く。乾燥してい
るとき、クロス方向断裂値は全ての場合に改善された。
面白いことに、クロス方向断裂値は50%の相対湿度で
は変化しないか、わずかに減少した。 例5 今までの例の全てにおいて、バルク剤はポリマー含浸媒
体中に含まれいた。このサンプルに示されるように、ポ
リマー強化紙中にバルク剤を組み込む他の手段が採用さ
れた。
【0039】2つの異なるラテックス含浸クレープ化紙
が使用され、それらは紙Iと紙IIと識別する。紙I
は、ベースが含浸前に11.7ポンド/1300フィート
2 (44g/m2)のベース重量を有し、北方漂白軟材ク
ラフトの46重量%と西部漂白赤松クラフトの54重量
%からなる。含浸溶媒は繊維の乾燥重量に基づいて40
重量%のレベルのハイカー26083であった。紙II
は、ベースが含浸前に10.5ポンド/1300フィート
2 (40g/m2)のベース重量を有し、北方漂白軟材ク
ラフトの79重量%と西部漂白赤松クラフトの21重量
%からなる。含浸媒体はブトファン4262と粘土の5
0/50の重量%の混合物であり、ピックアップレベル
は繊維の乾燥重量に基づいて25重量%であった。各紙
のサンプルは刃によりカーボワックス300が片側に塗
布された。バルク剤は0.29ポンド/1300フィート
2 (1.1g/m2)のレベルで適用された。その後、サン
プルは塗布面上に非塗布面がくるように積み上げられ、
研究所プレスで押された。印加圧は約25ポンド/イン
2 (約1.8kg/cm2 )であった。72時間プレス後、
紙は相対湿度0でクロス方向断裂値のテストをした。同
様に積み上げられ、プレスされたがバルク剤で塗布され
ていない紙が対照として使用された。クロス方向断裂値
の結果と%差計算は表16に要約される。
【0040】
【表16】 表 16 0相対湿度での顔IとII CD断裂 紙 コントロール 塗布 %差 I 9.2 17.8 93 II 6.5 12.8 97 クロス方向断裂、 グラム/4シート 紙IとII0相対湿度でのみテストされたが、クロス方
向断裂の増加は著しかった。そのような増加は、実際こ
こで述べられた例の全ての中で最高であった。 例6 今までの例の全てにおいて、クレープ化紙ベースが採用
された。この例は、含浸前に13.2ポンド/1300フ
ィート2 (50g/m2)のベース重量を有する平らな、
即ちクレープ化されていない紙ベースシートで運び出さ
れる実験結果を述べた。紙と北方漂白クラフト軟材から
できている。
【0041】例4に述べた手順が続けられた。ラテック
ス製剤刃表17に要約され、クロス方向団列の結果と%
差の計算は表18に要約される。
【0042】
【表17】 表 17 ラテックス製剤AA−DDの要約 含浸時の乾燥重量割合 成分 AA BB CC DD ブトファン4262 100 100 − − ハイカー26083 − − 100 100 アンモニア 0.5 0.5 − − カーボワックス300 − 50 − 50
【0043】
【表18】 表 18 (0相対湿度での)クロス方向断裂結果−製剤AA−DD 製剤 CD断裂 %差 AA 10.5 − BB 14.8 41 CC 12.2 − DD 17.8 46 クロス方向断裂値、グラム/4シート 製剤AAとCCは対照として働く。乾燥(即ち0相対湿
度、テストされる唯一の条件)のとき、クロス方向断裂
値は両方の場合に著しく改善された。本発明を述べたよ
うに、多数の変更と修正が、本発明の精神と範囲を離れ
ることなく当業者には容易に明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルク剤のない他の同一のポリマー強化紙と比
べたときの、バルク剤を含むポリマー強化紙のある相対
湿度におけるクロス方向断裂値の百分率(%)差を示す
3次元棒グラフである。
【図2】バルク剤のない他の同一のポリマー強化紙と比
べたときの、バルク剤を含むポリマー強化紙のある相対
湿度におけるクロス方向断裂値の百分率(%)差を示す
3次元棒グラフである。
【図3】バルク剤のない他の同一のポリマー強化紙と比
べたときの、バルク剤を含むポリマー強化紙のある相対
湿度におけるクロス方向断裂値の百分率(%)差を示す
3次元棒グラフである。
【図4】バルク剤のない他の同一のポリマー強化紙と比
べたときの、バルク剤を含むポリマー強化紙のある相対
湿度におけるクロス方向断裂値の百分率(%)差を示す
3次元棒グラフである。
【図5】バルク剤のない他の同一のポリマー強化紙と比
べたときの、バルク剤を含むポリマー強化紙のある相対
湿度におけるクロス方向断裂値の百分率(%)差を示す
3次元棒グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド ディヴィッド ワトソン アメリカ合衆国 ミシガン州 49862 ク リスマス アールアール 2 ボックス 289 (72)発明者 エドワード ウォルター ヘリバッカ アメリカ合衆国 ミシガン州 49862 マ ニシング イースト ヴァーナム ストリ ート 506

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマー強化紙を形成する方法であっ
    て、少なくとも約50乾燥重量%のセルロース繊維であ
    る繊維を有する繊維の水様性懸濁液を準備することと、
    形成ワイヤ上に上記懸濁液を分散させることと、前記分
    散された懸濁液から水分を除き紙を形成することと、前
    記紙中のセルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約15
    から約70重量%のバルク剤が前記紙に提供されるよう
    にバルク剤を含むポリマー強化媒体で前記紙を処理する
    こととを具備する方法。
  2. 【請求項2】 水分の除去時に形成される前記紙は、前
    記ポリマー強化媒体での処理に先立ち乾燥される請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリマー強化媒体はラテックスであ
    る請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 水分の除去時に形成される前記紙は、乾
    燥に先立ちクレープ化される請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記バルク剤は多価アルコールである請
    求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記バルク剤はポリエチレングリコール
    である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリエチレングリコールは、約10
    0から約1500の範囲の分子量を有する請求項6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリエチレングリコールは約200
    から約1000の範囲の分子量を有する請求項6記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリマー強化紙は、TAPPI法T
    414に従ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂テスタ
    ーで測定された平均クロス方向断裂値が、前記バルク剤
    がない他の同一なポリマー強化紙のクロス方向断裂値よ
    りも少なくとも約10%高い請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ポリマー強化紙は、(1)約5重
    量%より少ない湿気含有量を有し、また(2)TAPP
    I法T414に従ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂
    テスターで測定された平均クロス方向断裂値が、前記バ
    ルク剤がない他の同一なポリマー強化紙のクロス方向断
    裂値よりも少なくとも約10%から約100%高い範囲
    にある請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ポリマー強化紙は、(1)約3重
    量%より少ない湿気含有量を有し、また(2)TAPP
    I法T414に従ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂
    テスターで測定された平均クロス方向断裂値が、前記バ
    ルク剤がない他の同一なポリマー強化紙のクロス方向断
    裂値よりも少なくとも約20%から約100%高い範囲
    にある請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 ポリマー強化クレープ化紙を形成する
    方法であって、少なくとも約50乾燥重量%のセルロー
    ス繊維である繊維を有する繊維の水様性懸濁液を準備す
    ることと、形成ワイヤ上に上記懸濁液を分散させること
    と、前記分散された懸濁液から水分を除き紙を形成する
    ことと、こうして形成された前記紙をクレープ化するこ
    とと、前記クレープ化された紙を乾燥させることと、前
    記紙中のセルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約15
    から約70重量%のバルク剤が前記紙に提供されるよう
    に前記バルク剤を含むポリマー強化媒体で前記乾燥クレ
    ープ化紙を処理することと、及び前記処理されたクレー
    プ化紙を乾燥させることとを具備する方法。
  13. 【請求項13】 前記バルク剤は多価アルコールである
    請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記バルク剤はポリエチレングリコー
    ルである請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ポリエチレングリコールは、約1
    00から約1500の範囲の分子量を有する請求項14
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ポリエチレングリコールは約20
    0から約1000の範囲の分子量を有する請求項14記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ポリマー強化紙は、TAPPI法
    T414に従ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂テス
    ターで測定された平均クロス方向断裂値が、前記バルク
    剤がない他の同一なポリマー強化紙のクロス方向断裂よ
    りも少なくとも約10%高い請求項12記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ポリマー強化紙は、(1)約5重
    量%より少ない湿気含有量を有し、また(2)TAPP
    I法T414に従ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂
    テスターで測定された平均クロス方向断裂値が、前記バ
    ルク剤がない他の同一なポリマー強化紙のクロス方向断
    裂値よりも少なくとも約10%から約100%高い範囲
    にある請求項12記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ポリマー強化紙は、(1)約3重
    量%より少ない湿気含有量を有し、また(2)TAPP
    I法T414に従ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂
    テスターで測定された平均クロス方向断裂値が、前記バ
    ルク剤がない他の同一なポリマー強化紙のクロス方向断
    裂値よりも少なくとも約20%から約100%高い範囲
    にある請求項12記載の方法。
  20. 【請求項20】 ポリマー強化紙を形成する方法であっ
    て、少なくとも約50乾燥重量%のセルロース繊維であ
    る繊維を有する繊維の水様性懸濁液を準備することと、
    形成ワイヤ上に上記懸濁液を分散させることと、前記分
    散された懸濁液から水分を除き紙を形成することと、ポ
    リマー強化媒体で前記紙を処理して前記ポリマー強化紙
    を提供することと、前記紙中のセルロース繊維の乾燥重
    量に基づいて、約15から約70重量%のバルク剤が前
    記紙に提供されるように前記バルク剤で前記ポリマー強
    化紙をコーティングすることとを具備する方法。
  21. 【請求項21】 水分の除去時に形成される前記紙は、
    前記ポリマー強化媒体での処理に先立ち乾燥される請求
    項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ポリマー強化媒体はラテックスで
    ある請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 水分の除去時に形成される前記紙は、
    乾燥に先立ちクレープ化される請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記バルク剤は多価アルコールである
    請求項21記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記バルク剤はポリエチレングリコー
    ルである請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記ポリエチレングリコールは、約1
    00から約1500の範囲の分子量を有する請求項25
    記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ポリエチレングリコールは約20
    0から約1000の範囲の分子量を有する請求項25記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 乾燥重量ベースで少なくとも約50%
    の繊維と、上記繊維はセルロース繊維であり、強化ポリ
    マーと、前記セルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約
    15重量%ないし約70重量%のバルク剤とを具備する
    ポリマー強化紙。
  29. 【請求項29】 前記紙はラテックス含浸紙である請求
    項28記載のポリマー強化紙。
  30. 【請求項30】 前記ラテックス含浸紙はクレープ化さ
    れた紙である請求項29記載のポリマー強化紙。
  31. 【請求項31】 前記バルク剤は多価アルコールである
    請求項29記載のポリマー強化紙。
  32. 【請求項32】 前記多価アルコールはポリエチレング
    リコールである請求項31記載のポリマー強化紙。
  33. 【請求項33】 前記ポリエチレングリコールは、約1
    00から約1500の範囲の分子量を有する請求項32
    記載のポリマー強化紙。
  34. 【請求項34】 前記ポリエチレングリコールは約20
    0から約1000の範囲の分子量を有する請求項32記
    載のポリマー強化紙。
  35. 【請求項35】 前記紙はマスキングテープベースとし
    ての使用に適するクレープ化紙である請求項30記載の
    ポリマー強化紙。
  36. 【請求項36】 前記紙は研磨紙ベースとしての使用に
    適する請求項29に記載のポリマー強化紙。
  37. 【請求項37】 前記紙はフレキシブルな耐断裂性マー
    キングラベルベースとしての使用に適する請求項29記
    載のポリマー強化紙。
  38. 【請求項38】 乾燥重量ベースで少なくとも約50%
    の繊維と、上記繊維はセルロース繊維であり、強化ポリ
    マーと、前記セルロース繊維の乾燥重量に基づいて、約
    15重量%から約70重量%のバルク剤とを具備するポ
    リマー強化クレープ化紙。
  39. 【請求項39】 前記実質的に全ての繊維はセルロース
    繊維であり、前記紙は、約5重量%より多くない湿気含
    有量を有し、及び前記紙は、TAPPI法T414に従
    ってエルメンドルフ (Elmendorf)断裂テスターで測定さ
    れた平均クロス方向断裂値が、前記バルク剤がない他の
    同一なポリマー強化紙のクロス方向断裂値よりも少なく
    とも約10%から約100%高い範囲にある請求項38
    記載のポリマー強化クレープ化紙。
  40. 【請求項40】 前記紙は約3重量%より少ない湿気含
    有量を有し、前記バルク剤はセルロース繊維の乾燥重量
    に基づいて、約25重量%から約70重量%のレベルで
    あり、及び前記紙は、TAPPI法T414に従ってエ
    ルメンドルフ(Elmendorf)断裂テスターで測定された平
    均クロス方向断裂値が、前記バルク剤がない他の同一な
    ポリマー強化紙のクロス方向断裂値よりも少なくとも約
    20%から約100%高い範囲にある請求項39記載の
    ポリマー強化クレープ化紙。
  41. 【請求項41】 前記バルク剤は、約100から約10
    00の範囲の分子量を有するポリエチレングリコールで
    ある請求項40に記載のポリマー強化クレープ化紙。
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