JPH0720726A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0720726A
JPH0720726A JP5190734A JP19073493A JPH0720726A JP H0720726 A JPH0720726 A JP H0720726A JP 5190734 A JP5190734 A JP 5190734A JP 19073493 A JP19073493 A JP 19073493A JP H0720726 A JPH0720726 A JP H0720726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
transfer roller
image forming
forming apparatus
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5190734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3182028B2 (ja
Inventor
Masahiro Imanishi
政弘 今西
Yuka Ogisawa
由香 荻沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19073493A priority Critical patent/JP3182028B2/ja
Publication of JPH0720726A publication Critical patent/JPH0720726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3182028B2 publication Critical patent/JP3182028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】感光ドラムに当接する転写ローラを介してトナ
ー像の転写を行う画像形成装置において、感光ドラム表
面に対するシリカの付着を防止して画像の汚染を防止す
る。 【構成】小サイズ紙Sにコピーを行うと、転写バイアス
が印加された転写ローラが、非通紙部分において、感光
ドラム表面に直接接触して傷や凹凸の原因となる。これ
を防止すべく、感光ドラム上に黒帯を形成する。黒帯
は、小サイズ紙Sの通紙が50枚以上行われ、さらに、
小サイズ紙Sが大サイズ紙Aの5倍以上通紙された場合
に形成する。このように、黒帯の形成を必要最小限とし
て、トナーの浪費や、感光ドラム表面の削れを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を利用し
た複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉従来、電子写真方式を利用した画像形
成装置は、1次帯電器、現像器、転写帯電器、クリーナ
等を主要構成部材として構成されている。
【0003】しかし、上述の画像形成装置において、現
像器内のトナー中の成分であるシリカが遊離し、感光ド
ラム表面に融着し、画像を汚すケースが生じた。このた
め、画像以外に、黒帯と称する一定の画像線を感光ドラ
ムの母線方向に出す対策を行っている装置が知られてい
る。これによって、感光ドラム表面に対するシリカの付
着を防止し、画像の汚れを防いでいる。 〈従来の技術2〉また、従来、複写機、レーザビームプ
リンタ等の画像形成装置の転写帯電器としては、コロナ
放電を利用した帯電器が多く使用されていたが、近年、
これに代わって転写ローラが使用されるようになってき
ている。
【0004】この転写ローラは、表面が弾性体によって
構成されており、トナー像が形成される像担持体表面に
所定の押圧力で圧接されることにより、像担持体との間
に転写ニップ部を形成している。この転写ニップ部に転
写材を挿通するとともに、転写ローラに転写バイアスを
印加することによって、転写材表面に像担持体上のトナ
ー像を転写する。この転写ローラを利用した転写では、
転写材が転写ニップ部にしっかりと挟持された状態で転
写が行われるので、トナー像の転写ズレを防止すること
ができる。また、定電圧、小型化が可能である。 〈従来の技術3〉さらに、従来、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置の転写帯電器としては、コロ
ナ放電を利用した帯電器が多く使用されていたが、近
年、これに代わって転写ローラが使用されるようになっ
てきている。
【0005】この転写ローラは、表面が弾性体によって
構成されており、トナー像が形成される像担持体表面に
所定の押圧力で圧接されることにより、像担持体との間
に転写ニップ部を形成している。この転写ニップ部に転
写材を挿通するとともに、転写ローラに転写バイアスを
印加することによって、転写材表面に像担持体上のトナ
ー像を転写する。この転写ローラを利用した転写では、
転写材が転写ニップ部にしっかりと挟持された状態で転
写が行われるので、トナー像の転写ズレを防止すること
ができる。また、定電圧、小型化が可能である。 〈従来の技術4〉次に、従来、画像形成装置における転
写ローラは次のように構成されている。表面が弾性体に
よって構成された転写ローラは感光ドラム(像担持体)
に当接(加圧)されて、転写ニップ部を形成する。感光
ドラムが回転駆動されると、これに伴って、転写ローラ
は順方向に回転する。このとき、転写ローラには、トナ
ーと逆極性の転写バイアスが印加され、転写ニップ部に
挿通された転写材に、感光ドラム上のトナー像が転写さ
れる。転写されたトナー像の中抜け対策として、一定速
度で回転する感光ドラムに対し、転写ローラに数%の周
速差を設ける場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかしながら、上述の従来の技術
1によると、最近、転写帯電器の代りに導電性のゴムロ
ーラを利用した転写帯電ローラ(以下「転写ローラ」と
いう。)の系が使われ始めてきた。この系では、転写帯
電器で発生する融着の他に、非通紙部での融着が発生す
ることがある。
【0007】これは、転写ローラが常時、感光ドラム表
面と接しており、接触圧も総圧で50〜600gとな
り、この押圧力で感光ドラムを上方に押し上げる傾向に
ある。また、転写ローラには、転写時にトナーと逆極性
のDC電圧が−4kV〜−7kV程度印加される。
【0008】そこで、感光ドラムの母線方向の転写材の
通紙サイズについて、A3サイズがフルサイズの場合、
A3サイズもしくはA4横送り時には、転写ローラに電
圧が印加されているときでも、転写ローラと感光ドラム
との間に転写材が全面に介在し問題の発生はない。
【0009】これに反し、これがA4縦送り方向(A4
R)やB5、B5Rの小サイズ紙が通紙される場合、転
写ローラと感光ドラムとの間に転写材が介在しない部分
が生じてくる。このとき、感光ドラムは、直接、転写ロ
ーラからの高電圧を受け、表面の軟らかいOPC等の感
光ドラムでは、このような状態がしばらく続くと、その
表面にキズや凹凸が発生する。この表面の粗れた部分
に、現像器中のトナーの成分であるシリカが埋め込ま
れ、融着となり、画像を汚すことになる。なお、このよ
うシリカの付着を防止するために、常時、黒帯を出す場
合には、トナーの消費量が増えたり、感光ドラム表面の
削れ量が多くなったりして、トナー、感光ドラム双方の
寿命(コピー可能枚数)が急激に減少するという弊害が
ある。
【0010】そこで、第1の発明は、転写材の通紙幅に
応じて必要最小限の黒帯を形成することのより、トナー
や感光ドラムの寿命を短縮することなく、シリカの付着
を防止して画像の汚染を防止するようにした画像形成装
置を提供することを目的とするものである。 〈第2の発明の課題〉また、従来の技術2によると、転
写ニップ部において、転写材が強固に挟持されているた
め、文字のようのライン画像では、その中央部分にトナ
ーが乗らずに白く残るような転写不良、いわゆる中抜け
が発生しやすいという問題が発生した。この中抜け現象
は、転写材の剛度、つまりコシに左右されやすく、例え
ば官製はがきのような厚紙を通紙した場合に、特にひど
くなる傾向があった。
【0011】そこで、第2の発明は、転写材のコシの強
弱等によって、転写ガイドの位置を調整し、中抜け等の
転写不良を防止するようにした画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。 〈第3の発明の課題〉さらに、従来の技術3によると、
転写ニップ部において、転写材が強固に挟持されている
ため、文字のようのライン画像では、その中央部分にト
ナーが乗らずに白く残るような転写不良、いわゆる中抜
けが発生しやすいという問題が発生した。この中抜け現
象は、転写材の剛度、つまりコシに左右されやすく、例
えば官製はがきのような厚紙を通紙した場合に、特にひ
どくなる傾向があった。
【0012】このような中抜け現象は、転写材が厚くな
るほど、すなわち転写ローラの当接圧が上がれば上がる
ほど悪くなるのは、周知の事実である。また、転写前の
トナーの電荷量を下げ、背景面とトナー像部分との電位
差を低下させることにより、中抜けが良化することも確
認されている。
【0013】また、一方で転写ローラを使用する系にお
いては、現在は低速機が中心であるため、曲率分離と除
電針による分離方法を採用しているが、高速機では静電
的な分離が必要となり、従来の方法では、紙ジャムが増
加する傾向にある。
【0014】そこで、第3の発明は、少なくとも2本の
転写ローラを配設し、これら転写ローラに印加する転写
バイアスや、像担持体に対する当接圧を適宜に設定する
ことにより、中抜けを防止し、転写材の分離性をよくす
るようにした画像形成装置を提供することを目的とする
ものである。 〈第4の発明の課題〉次に、従来の技術4によると、次
のような欠点があった。転写ローラは感光ドラムに接触
して、順方向にほぼ等速(数%の周速をつける場合もあ
る)で回転しているため、感光ドラム表面にトナーをな
すりつける形となり、フィルミングや融着が発生するこ
とがあった。そうした際には黒帯シーケンスと称し、適
当枚数ごとに、感光ドラム表面に数mm〜数十mm幅で
トナー像を現像し、転写材には転写させずに、そのまま
クリーニングブレードによって掻き落す(そのとき感光
ドラム表面が削られる)というモードを入れることがあ
った。それではトナーの消費量が多くなるという欠点が
あった。
【0015】そこで、第4の発明は、転写ローラの回転
方向を変更したり、像担持体に対する転写ローラの周速
差を大きくしたりすることによって、感光ドラム表面を
強制的に摺擦し、フィルムミングや融着を防止するよう
にした画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明(第1の発明ない
し第4の発明)は、上述事情に鑑みてなされたものであ
って、それぞれ以下のような構成をとる。 〈第1の発明の手段〉第1の発明は、表面にトナー像が
形成される感光ドラムに転写ローラを押圧して転写ニッ
プ部を形成し、該転写ニップ部に転写材を挿通するとと
もに前記転写ローラに転写バイアスを印加することによ
って、前記感光ドラム上のトナー像を前記転写材に転写
してなる画像形成装置において、前回通紙した転写材の
通紙幅に対して、今回通紙する転写材の通紙幅が小さい
場合、前記感光ドラム表面における、前回の転写材の通
紙幅と今回の転写材の通紙幅との差に対応する部分に、
今回の転写材に転写されないトナー像である黒帯を形成
することを特徴とする。この場合、今回通紙する小サイ
ズ紙の連続通紙枚数が50枚以上で、かつ前回通紙した
大サイズ紙の連続通紙枚数の5倍以上の場合に、前記黒
帯を形成するようにするとよい。
【0017】また、前記感光ドラムの母線方向について
の前記黒帯の長さを、小サイズ紙の通紙幅に応じて変更
したり、前記黒帯の濃度を変更したりするようにしても
よい。 〈第2の発明の手段〉また、第2の発明は、像担持体表
面に転写ローラを圧接させて転写ニップ部を形成し、該
転写ニップ部に転写材を挿通させることによって、前記
像担持体上に形成したトナー像を前記転写材表面に転写
してなる画像形成装置において、前記転写ニップ部の上
流側に、該転写ニップ部に挿通される転写材を導く転写
ガイドと、前記転写ニップ部に対する前記転写ガイドの
位置を変更する位置可変手段とを備えることを特徴とす
る。
【0018】前記位置可変手段は、画像形成装置本体の
操作部を介して手動により作動させることができる。
【0019】また、転写材を画像形成装置本体に給紙す
る複数の給紙部を有し、これらの給紙部の別に応じて、
前記位置可変手段を自動的に作動させることもできる。 〈第3の発明の手段〉さらに、第3の発明は、像担持体
表面に転写ローラを当接させて転写ニップ部を形成し、
該転写ニップ部に転写材を挿通させるとともに前記転写
ローラに転写バイアスを印加することによって、前記像
担持体上のトナー像を前記転写材表面に転写してなる画
像形成装置において、前記転写ローラを少なくとも2本
配設し、これら転写ローラのうちの上流側のものと下流
側のものとで異なる転写バイアスを印加し、さらに、こ
れら転写バイアスに応じて、転写ローラごとに前記像担
持体に対する当接圧を変更することを特徴とする。
【0020】さらに具体的な特徴として、前記上流側の
転写ローラと下流側の転写ローラとに同極性の直流バイ
アスのみが印加される場合において、前記下流側の転写
ローラの当接圧を、前記上流側の転写ローラの当接圧よ
りも高くする。
【0021】また、前記上流側の転写ローラと下流側の
転写ローラとに逆極性の直流バイアスのみが印加される
場合において、前記上流側の転写ローラの当接圧を、前
記下流側の転写ローラの当接圧よりも高くする。
【0022】さらに、前記下流側の転写ローラに交流バ
イアスを印加する場合において、前記下流側の転写ロー
ラの当接圧を、前記上流側の転写ローラの当接圧よりも
低くする。 〈第4の発明の手段〉次に、第4の発明は、像担持体表
面に転写ローラを当接させて転写ニップ部を形成し、該
転写ニップ部に転写材を挿通させるとともに前記転写ロ
ーラに転写バイアスを印加することによって、前記像担
持体上のトナー像を前記転写材表面に転写してなる画像
形成装置において、前記転写ローラの回転方向を変更す
る回転制御手段手段を備えることを特徴とする。
【0023】また、前記回転制御手段が、前記転写ロー
ラの回転速度を変更することを特徴とする。
【0024】
【作用】
〈第1の発明の作用〉以上構成に基づき、第1の発明に
よると、例えば、大サイズ紙の挿通に引き続いて、小サ
イズ紙を連続して多数挿通する場合等、必要最小限の黒
帯を形成する。こうすることで、トナー等の浪費を防止
しつつ、感光ドラム表面への不要なシリカの付着を防止
する。 〈第2の発明の作用〉また、第2の発明によると、例え
ば転写材のコシの強弱に応じて、位置可変手段を介して
転写ガイドの位置を変更することによって、転写材が転
写ニップ部に侵入するときの姿勢を最適にすることがで
きる。これによって中抜けが低減される。 〈第3の発明の作用〉さらに、第3の発明によると、像
担持体に対して少なくとも2本の転写ローラを当接させ
ているので、これらに対し、それぞれ独立に転写バイア
スを印加し、またそれぞれ独立に当接圧を設定すること
ができるので、これら転写バイアス及び当接圧を適宜に
調整して、中抜けや分離不良をなくすことができる。 〈第4の発明の作用〉次に、第4の発明によると、転写
ローラの回転を反転することにより、像担持体表面に形
成されがちな、フィルミングや融着を除去することがで
きる。
【0025】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈第1の発明の実施例1〉図1に本発明のフローチャー
トを示す。作業者により、複写機の操作部上のコピース
タートボタンが押された場合、複写機内部にあるカセッ
トサイズ検知センサにて、給紙される紙サイズ(転写材
サイズ)を判断する(S1)。このとき、最大通紙幅が
A3サイズの場合(A3もしくはA4(横))と他のサ
イズの場合とを区別する。ここでは、A3、A4(横)
を大サイズ紙Aとし、それ以外を小サイズ紙Sとする。
給紙された転写材が小サイズ紙Sの場合(S2)、ま
ず、その枚数が50枚以上かどうか判断する(S3)。
つまり、小サイズ紙Sがこれまでに50枚以上通紙され
たかどうかを判断する。「YES」の場合、次に大サイ
ズ紙Aとの割合を比較する。つまり、フルサイズ系との
枚数の比(S/A)が5以上であるかどうかを判定する
(S4)。5以上の場合、感光ドラム面上に黒帯を出す
(S5)。なお、黒帯を発生させる機構は、周知であ
る。
【0026】次に、小サイズ紙Sと大サイズ紙Aの枚数
を1にリセットする(S6)。その後、複写動作を実行
する(S7)。連続コピーの場合は、用紙サイズ検知か
ら、再度同じフローで行う(S8)。また、用紙サイズ
が大サイズAの場合は、大サイズAの値を1つカウント
アップし、コピーを行う。なお、S<50やS/A<5
の場合は、黒帯を発生させずにそのまま複写を行う。 〈第1の発明の実施例2〉ブランク露光を使用する場
合、黒帯の長さの変更は容易である。したがって、上述
の系においては、用紙サイズをより詳しく検知し(例え
ば、A3、A4、B4、B5、A4R、B5R、ハガキ
…等)、A4RがA3やA4のフルサイズの5倍以上コ
ピーされている場合、A4の長手方向長さ(297m
m)と、短方向長さ(210mm)の差87mmの分だ
け黒帯を出すことも可能となる。すなわち、図2の、横
方向の矢印を転写材の通紙方向とすると、同図の縦方向
が転写材の通紙幅となり、A3の通紙幅とA4Rの通紙
幅の差(a+b)が87mmとなる。 〈第1の発明の実施例3〉画像形成装置がレーザビーム
プリンタやデジタル複写機の場合、黒帯の長さも容易に
変えられるのはもちろん、黒帯の濃度(トナー量)も容
易に変更することができる。すなわち、黒帯の濃度を例
えば2段階以上に分ける場合、大サイズ紙Aに対する小
サイズ紙Sの比が5以上の場合、80H (FFH をフル
濃度とした場合)の黒帯を出し、上述の比が10以上の
場合、FFH の黒帯を出す(S10〜S16)。なお、
このときのフローは、図1のK(S3〜S6)の部分が
図3のK′(S10〜S16)に代わる。 〈第1の発明の実施例4〉転写材のサイズは、大サイズ
紙Aと小サイズ紙Sとの関係だけでなく、相対的な大き
さの変化により黒帯を入れることも可能である。例えば
A3、B4、A4R、B5Rのサイズがあった場合、各
通紙枚数がA3−3枚、B4−20枚、A4R−100
枚、B5R−200枚の場合、小さい方からB5RとA
4Rの枚数の比は2であり黒帯の必要はない。次にA4
RとB4の比は5であり黒帯が必要。また。B4とA3
の比は6であるが、B4が50枚以下なので、黒帯は必
要でない。しかし、B4以下のサイズを50枚以上とっ
ているため、黒帯の幅は、A3からA4Rまで入れるこ
とになる。 〈第1の発明の実施例5〉転写材として、普通紙と特殊
紙(例えばOHP)との枚数の比率が5以上になった場
合も、上述と同様に黒帯を入れるようにするとよい。 〈第2の発明の実施例1〉図4に、第2の発明の画像形
成装置の概略を示し、図5に転写ガイド近傍の拡大図を
示す。図4において、1は像担持体としての感光ドラ
ム、2は感光ドラム1を一様に帯電する1次帯電装置、
3は露光(不図示)によって感光ドラム1表面に形成さ
れた静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
現像装置、4は表面が弾性体によって形成され、感光ド
ラム1に圧接されて転写ニップ部Nを形成する転写ロー
ラである。この転写ローラ4には、不図示の電源によっ
て転写バイアスが印加されている。5は転写後の感光ド
ラム表面の残留トナーを除去するクリーニング装置であ
る。また、11は手差し用の給紙ローラ、10は搬送ロ
ーラ、6はレジストローラ、8は搬送ローラである。そ
して、A方向が手差し給紙部から給紙された転写材の搬
送方向、また、B方向がカセット給紙部から給紙された
転写材の搬送方向である。
【0027】転写ニップ部Nの上流側、すなわち転写ニ
ップ部Nとレジストローラ6との間には、図5に示す用
に、転写ガイド7が配設されている。転写ガイド7は、
基端側をピン7cによって揺動自在に支持され、先端側
は、上下方向に移動することができる。先端側には、位
置可変手段としてのソレノイド9のプランジャ9aが取
り付けられている。転写ガイド7は、このプランジャ9
aの出入りによって、上方位置7a(同図実線)と下方
位置(同図点線)とをとるように構成されている。搬送
ガイド7は、本実施例においては、完成はがき等の厚紙
が手差し給紙部からA方向に給紙された場合には、下方
位置7bに、また、普通紙等がカセット給紙部からB方
向に給紙された場合には、上方位置7aに位置が変更さ
れる。なお、この転写ガイド7の位置の変更は、各給紙
部に設けた給紙センサ(不図示)等に出力によって自動
的に行われるものとする。 〈第2の発明の実施例2〉本実施例では、操作部(不図
示)上に、厚紙スイッチを設け、作業者が厚紙スイッチ
を押した場合、転写ガイド7は図5の下方位置7bに移
動し、厚紙スイッチが押されない場合、転写ガイド7は
通常通り上方位置7aに維持されるように構成されてい
る。
【0028】なお、実施例の厚紙スイッチをOHPスイ
ッチとし、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)用の透
明フィルムに画像を形成する場合に、このスイッチを押
して、転写ガイド7を厚紙のときと同じ下方位置7bに
セットするようにしてもよい。 〈第3の発明の実施例1〉図6に、画像形成装置の感光
ドラム(像担持体)1周囲の構成を示す。同図におい
て、図4に示すものと同じ構成、作用の部材等には同じ
符号を付し、その説明は省略するものとする。図6にお
いて、4Aは上流側の転写ローラ、4Bは下流側の転写
ローラである。ここで、感光ドラム1に対する、上流側
の転写ローラ4A及び下流側の転写ローラ4Bの当接圧
をそれぞれF1、F2とする。当接圧F1、F2は、そ
れぞれ感光ドラム1に対する真の当接圧であり、総圧か
ら転写ローラ4A、4B自身の自重分を引いたもので示
す。本実施例では、2本の転写ローラ4A、4B双方と
も、同極のマイナスの高圧出力とするため、下流側の当
接圧F2を上流側の当接圧F1よりも大きく(ただし、
等しい場合を含む)、すなわちF2≧F1とする。な
お、このとき、上流側の転写ローラ4Aは必ず感光ドラ
ム1に当接されなければならない。 〈第3の発明の実施例2〉図7に示すように、上流側の
転写ローラ4Aにマイナス成分、また、下流側の転写ロ
ーラ4Bにプラス成分を印加する場合、下流側の転写ロ
ーラ4Bにて、転写材の分離を補助させるため、この場
合は、F1≧F2とする。この場合、下流側の転写ロー
ラ4Bは、感光ドラム1に接触しなくてもよい。 〈第3の発明の実施例3〉図8に示すように、下流側の
転写ローラ4Bに交流バイアスを印加して、除電効果を
強くもたせる場合も、F2≦F1とする。実施例2と同
様に下流側の転写ローラ4Bは感光ドラム1に接触させ
る必要はない。 〈第4の発明の実施例1〉図9に、本発明を適用した画
像形成装置の概要を図示する。同図において、101、
102、103は反射ミラー、104は原稿照射光源、
105は原稿載置台、106はズームレンズ、107は
前露光ランプ、108は帯電ローラ、109は反射ミラ
ー、110はブランク露光ランプ、111は感光ドラム
(像担持体)、112、113は反射ミラー、114は
現像器、115は手差し給紙部、116は転写前帯電
器、117は転写ローラ、118は除電針、119はク
リーニング装置、120は搬送部、121は給紙カセッ
ト、そして122は定着器である。
【0029】本実施例においては、上述の転写ローラ1
17に、回転制御手段50が連結されている。また、不
図示の給紙センサまたは排紙センサにて、コピー枚数を
カウントしている。コピー中、転写ローラ117は、感
光ドラム111と順方向に等速度で回転している。そし
て、あるコピー枚数毎に(転写終了後)、回転制御手段
50を介して、クラッチ(不図示)にて、転写ローラ5
0の回転方向を変更する。この転写ローラ50の反転に
よって、感光ドラム111表面のフィルミングや融着を
防止する。なお、コピーの何枚毎に転写ローラ117の
反転を行うかは、任意に設定することができる。
【0030】この場合、ある枚数毎に転写ローラ117
の周速を2倍以上にアップさせてもよいし、また、ある
枚数毎に転写ローラ周速を1/2にダウンさせてもよ
い。
【0031】すなわち、感光ドラム111の周速に対し
て、転写ローラ117の周速を適宜に設定し、両者の周
速差が十分に大きくなるようにすれば足る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
次のような効果がある。 〈第1の発明の効果〉第1の発明は、通紙幅が小さい転
写材を多数挿通した場合、必要最小限の黒帯を、感光ド
ラム表面における非通紙部に対応する部分に形成するこ
とによって、トナーや感光ドラムの寿命を低下させるこ
となく、シリカの融着を防止し画像の汚染を有効に防止
することができる。 〈第2の発明の効果〉また、第2の発明は、転写ニップ
部に転写材を導く転写ガイドを、転写材のコシの強弱に
応じて移動させることによって、転写材をそのコシの強
さに応じた最適の姿勢で転写ニップ部に進入させること
ができるので、厚紙に対するトナー像の転写時に発生し
がちな、中抜けを防止して良好な画像を形成することが
できる。 〈第3の発明の効果〉さらに、第3の発明は、像担持体
に対して少なくとも2本の転写ローラを当接させている
ので、これらに対し、それぞれ独立に転写バイアスを印
加し、またそれぞれ独立に当接圧を設定することができ
るので、これら転写バイアス及び当接圧を適宜に調整し
て、中抜けや分離不良を有効に防止することができる。 〈第4の発明の効果〉次に、第4の発明は、例えば、一
定枚数の画像形成が終了するごとに、転写ローラの回転
方向を変更する等により、像担持体に対する転写ローラ
の周速差を大きくすることができるので、これにより像
担持体表面を十分に摺擦して、フィルミングや融着を防
止することができる。なお、このとき、同様の目的でい
わゆる黒帯形成する場合にはトナー消費量が多くなる
が、第4の発明では、トナーの不要な消費を押えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例1のフローチャート。
【図2】同じく実施例2の黒帯を形成する範囲を示す
図。
【図3】同じく実施例3のフローチャート。
【図4】第2の発明の実施例1の画像形成装置の構成を
示す概略図。
【図5】同じく実施例1の転写ガイド近傍の構成を示す
拡大図。
【図6】第3の発明の実施例1の画像形成装置の構成を
示す概略図。
【図7】同じく実施例2の転写装置の構成を示す概略
図。
【図8】同じく実施例3の転写装置の構成を示す概略
図。
【図9】第4の発明の実施例1の画像形成装置の構成を
示す概略図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 4 転写ローラ 4A 上流側の転写ローラ 4B 下流側の転写ローラ 7 転写ガイド 9 位置可変手段(ソレノイド) 50 回転制御手段 N 転写ニップ部 P 転写材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される感光ドラム
    に転写ローラを押圧して転写ニップ部を形成し、該転写
    ニップ部に転写材を挿通するとともに前記転写ローラに
    転写バイアスを印加することによって、前記感光ドラム
    上のトナー像を前記転写材に転写してなる画像形成装置
    において、 前回通紙した転写材の通紙幅に対して、今回通紙する転
    写材の通紙幅が小さい場合、前記感光ドラム表面におけ
    る、前回の転写材の通紙幅と今回の転写材の通紙幅との
    差に対応する部分に、今回の転写材に転写されないトナ
    ー像である黒帯を形成する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 今回通紙する小サイズ紙の連続通紙枚数
    が50枚以上で、かつ前回通紙した大サイズ紙の連続通
    紙枚数の5倍以上の場合に、前記黒帯を形成する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光ドラムの母線方向についての前
    記黒帯の長さを、小サイズ紙の通紙幅に応じて変更す
    る、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記黒帯の濃度を変更する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体表面に転写ローラを圧接させて
    転写ニップ部を形成し、該転写ニップ部に転写材を挿通
    させることによって、前記像担持体上に形成したトナー
    像を前記転写材表面に転写してなる画像形成装置におい
    て、 前記転写ニップ部の上流側に、該転写ニップ部に挿通さ
    れる転写材を導く転写ガイドと、 前記転写ニップ部に対する前記転写ガイドの位置を変更
    する位置可変手段と、を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記位置可変手段は、画像形成装置本体
    の操作部を介して手動により作動させる、 ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 転写材を画像形成装置本体に給紙する複
    数の給紙部を有し、 これらの給紙部の別に応じて、前記位置可変手段を自動
    的に作動させる、 ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体表面に転写ローラを当接させて
    転写ニップ部を形成し、該転写ニップ部に転写材を挿通
    させるとともに前記転写ローラに転写バイアスを印加す
    ることによって、前記像担持体上のトナー像を前記転写
    材表面に転写してなる画像形成装置において、 前記転写ローラを少なくとも2本配設し、 これら転写ローラのうちの上流側のものと下流側のもの
    とで異なる転写バイアスを印加し、 さらに、これら転写バイアスに応じて、転写ローラごと
    に前記像担持体に対する当接圧を変更する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記上流側の転写ローラと下流側の転写
    ローラとに同極性の直流バイアスのみが印加される場合
    において、 前記下流側の転写ローラの当接圧を、前記上流側の転写
    ローラの当接圧よりも高くする、 ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記上流側の転写ローラと下流側の転
    写ローラとに逆極性の直流バイアスのみが印加される場
    合において、 前記上流側の転写ローラの当接圧を、前記下流側の転写
    ローラの当接圧よりも高くする、 ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記下流側の転写ローラに交流バイア
    スを印加する場合において、 前記下流側の転写ローラの当接圧を、前記上流側の転写
    ローラの当接圧よりも低くする、 ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 像担持体表面に転写ローラを当接させ
    て転写ニップ部を形成し、該転写ニップ部に転写材を挿
    通させるとともに前記転写ローラに転写バイアスを印加
    することによって、前記像担持体上のトナー像を前記転
    写材表面に転写してなる画像形成装置において、 前記転写ローラの回転方向を変更する回転制御手段手段
    を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記回転制御手段が、前記転写ローラ
    の回転速度を変更する、 ことを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
JP19073493A 1993-07-02 1993-07-02 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3182028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19073493A JP3182028B2 (ja) 1993-07-02 1993-07-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19073493A JP3182028B2 (ja) 1993-07-02 1993-07-02 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720726A true JPH0720726A (ja) 1995-01-24
JP3182028B2 JP3182028B2 (ja) 2001-07-03

Family

ID=16262896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19073493A Expired - Fee Related JP3182028B2 (ja) 1993-07-02 1993-07-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3182028B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000181321A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Canon Inc 画像形成装置
US6947682B2 (en) 2002-07-31 2005-09-20 Ricoh Company Ltd. Image forming apparatus for reducing toner scatter
JP2006018150A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006154150A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007279346A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7398043B2 (en) 2004-09-29 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus free of defect due to substances bleeding from transferring member
JP2010008549A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000181321A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Canon Inc 画像形成装置
US6947682B2 (en) 2002-07-31 2005-09-20 Ricoh Company Ltd. Image forming apparatus for reducing toner scatter
JP2006018150A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7398043B2 (en) 2004-09-29 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus free of defect due to substances bleeding from transferring member
JP2006154150A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007279346A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010008549A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3182028B2 (ja) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05158364A (ja) 光沢、非光沢と、切り替えて定着する画像形成装置
JP3554217B2 (ja) 画像形成装置
JPH0962123A (ja) 画像形成装置および接触式転写手段の清掃方法
JPH0738096B2 (ja) シート清掃装置
JPH0720726A (ja) 画像形成装置
JPH04190260A (ja) 画像形成装置の制御方法
JPH09212008A (ja) 画像形成装置
JPH05204264A (ja) 静電写真式複写機
JP3679200B2 (ja) 画像形成装置
JPH08211760A (ja) 画像形成装置
JP4037508B2 (ja) 画像形成装置
JPH11258965A (ja) 画像形成装置
JP3578980B2 (ja) 転写材分離機構、及びこれを備えた画像形成装置
JP3848413B2 (ja) 画像形成装置
JPS60142370A (ja) 転写装置
JP4099995B2 (ja) 定着装置
JPH04328593A (ja) 画像形成装置
JPH0830108A (ja) 画像形成装置
JP2001350358A (ja) 定着装置
JP2002023562A (ja) 画像形成装置
JPH07239617A (ja) 画像形成装置
JP3694264B2 (ja) 画像形成装置
JPH0339768A (ja) 静電複写装置
JP2008299076A (ja) 画像形成装置
JPH1020580A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees