JPH07207179A - 顔料分散剤および顔料組成物 - Google Patents

顔料分散剤および顔料組成物

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JPH07207179A JP2584794A JP2584794A JPH07207179A JP H07207179 A JPH07207179 A JP H07207179A JP 2584794 A JP2584794 A JP 2584794A JP 2584794 A JP2584794 A JP 2584794A JP H07207179 A JPH07207179 A JP H07207179A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スルホン基1個を有する脂肪族又は芳香族ア
ミン類と塩化シアヌルと4,4´−ジアミノ−1,1´
−ジアントラキノニル顔料(C.I.ピグメントレッド
177)とが縮合して得られる下記一般式(I)〔化
1〕で表わされる化合物又はその金属塩又はアンモニウ
ムもしくはアミン塩である顔料分散剤及び、該分散剤と
C.I.ピグメントレッド177を含有する顔料組成
物。 【化1】 【効果】 本発明の顔料分散剤及び顔料組成物は、色分
かれを防ぎ流動性を改良し鮮明で優れた光沢を有する被
膜を得ることができるという効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非凝集性に優れた顔料分
散体を提供する顔料分散剤及び顔料組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に顔料は、塗料又はインキビヒクル
中で分散された際に生じる凝集によつて、流動性の悪
化、他の顔料との混合時の色分かれ、或は塗面光沢の低
下など、各種の好ましくない現象を生じることが多い。
【0003】この様な顔料の欠陥を改良する方法として
は、界面活性剤、金属石けん、各種樹脂などによる顔料
の表面処理とか、有機顔料の各種の誘導体の利用などが
提案されている。
【0004】例えば、USP3,296,001にフタ
ロシアニンブルーをロジンのカルシウム塩で処理する方
法、USP3,582,380ではリソールルビンをジ
アルキルスルホコハク酸の金属塩で処理する方法、US
P3,275,637ではキナクリドン顔料の誘導体、
また、特開平3−9957号ではジアリーリド/ジスア
ゾピラゾロン顔料の誘導体、或は特開昭63−1727
72号ではC.I.ピグメントレッド177を基剤とし
た新規組成物の利用が報告されている。
【0005】しかしながら、いまだに塗料およびインキ
中で非凝集性を与える効果において充分に満足しうるも
のが得られていないのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はC.I.ピグ
メントレッド177の非水系ビヒクル中での凝集に対
し、顕著な改善効果を与える顔料分散剤および顔料組成
物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究を
行なつた結果、上記問題点を解決する実用上極めて有用
な顔料分散剤及び顔料組成物の開発に成功したもので、
本発明はスルホン基1個を有する脂肪族又は芳香族アミ
ン類と塩化シアヌルと4,4´−ジアミノ−1,1´−
ジアントラキノニル顔料(C.I.ピグメントレッド1
77)とが縮合して得られる下記一般式(I)〔化1〕
で表わされる化合物又はその金属塩又はアンモニウムも
しくはアミン塩である顔料分散剤及び、該分散剤とC.
I.ピグメントレッド177を含有する顔料組成物であ
る。
【化1】 〔式中、Aはエチレン基又はフェニレン基もしくはナフ
チレン基であつて置換基を含むものであつてもよい。B
は水酸基又は−NH−A−SOHで示される基を示
す。Xは水素原子又は下記式(II)〔化2〕で示され
る基を示す。〕
【化2】
【0008】Aがエチレン基又はフェニレン基もしくは
ナフチレン基であつて、スルホン基1個を有する代表的
な脂肪族又は芳香族アミンとしては、タウリン、スルフ
ァニル酸、メタニル酸、オルタニル酸、ナフチオン酸、
トビアス酸、2−アミノフェノール−4−スルホン酸、
2−メトキシアニリン−5−スルホン酸、4−クロロア
ニリン−3−スルホン酸、2−ニトロアニリン−4−ス
ルホン酸、4B酸(p−トルイジン−m−スルホン
酸)、2B酸(o−クロロ−p−トルイジン−m−スル
ホン酸)、C酸(3−アミノ−6−クロロトルエン−4
−スルホン酸)、CB酸(3−アミノ−6−クロロ安息
香酸−4−スルホン酸)、ガンマー酸(2−アミノ−8
−ナフトール−6−スルホン酸)などがあげられる。
【0009】一般式(I)で示される化合物の金属塩の
金属としては、Mn、Sr、Ba、Ca、Al等があげ
られる。又アミン塩のアミンとしてはデヒドロアビエチ
ルアミン、ステアリルアミン等があげられる。
【0010】本発明の顔料分散剤を調製するには、下記
の1)、2)で示される2つの方法が代表的である。顔
料分散剤(a)〔化3〕を例として調製法の概略を示
す。
【化3】
【0011】1) まず、 C.I.ピグメントレッド
177の1個のアミノ基と塩化シアヌルを反応させると
〔化4〕で示される化合物(III)が得られる。
【化4】
【0012】次に、化合物(III)とスルファニル酸
を反応させた後、加水分解させると顔料分散剤(a)が
得られる。
【0013】2)先に、塩化シアヌルとスルファニル酸
を反応させると〔化5〕で示される化合物(IV)が得
られる。
【化5】
【0014】次に、C.I.ピグメントレッド177の
1個のアミノ基と反応させた後、加水分解させると顔料
分散剤(a)が得られる。
【0015】又、本発明の顔料組成物を調製する方法と
しては、該分散剤とC.I.ピグメントレッド177を
粉体配合によつて、又、予め顔料分散剤の調製時に配合
する、或は又、顔料の一部を反応させる方法などがあげ
られる。
【0016】
【作用】本発明の顔料分散剤及び顔料組成物を非水系ビ
ヒクル中で使用する際は、C.I.ピグメントレッド1
77 100部に対し、顔料分散剤を0.5〜30重量
部とするのが好ましい。0.5部より少ないと目的とす
る効果が得られず、また30重量部より多くてもそれだ
けの効果は得られない。
【0017】本発明の顔料分散剤及び顔料組成物は、塗
料、インキなどの非水系ビヒクルにおいて、C.I.ピ
グメントレッド177の凝集に対し顕著な改善効果を発
揮する。色分かれを防ぎ流動性を改良し鮮明で優れた光
沢を有する被膜を得ることができる。そして又、塗料、
インキなどの非水系ビヒクルだけに限定されず、プラス
チックの着色にも利用できる。
【0018】以下、本発明の顔料分散剤及び顔料組成物
の調製法の概略を製造例として述べる。例中の「部」と
百分率(%)は重量基準で示す。
【0019】製造例1 ジオキサン100部にC.I.ピグメントレッド177
10部と塩化シアヌル4.6部を加え、100℃で7
時間撹拌した。30℃に冷却してから、ろ過、水洗し
た。得られたケーキを水100部に再分散した後、スル
ファニル酸4.3部を炭酸ナトリウム1.5部で溶解し
た水溶液100部を加えた。10%炭酸ナトリウム水溶
液でpHを6.0〜7.0に保ち、60℃で4時間、8
0℃で2時間撹拌した。ろ過、水洗、乾燥して式(a)
〔化6〕の構造を有する顔料分散剤(a)14.4部を
得た。
【化6】
【0020】製造例2 水100部にナフチオン酸ナトリウム13.4部とポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB 1
4)0.5部を加え、更に塩化シアヌル10部を添加し
て15℃で2時間撹拌した。次いで、C.I.ピグメン
トレッド17710部と10%炭酸ナトリウム水溶液を
加え、pH6.5〜7.5に保ち40℃で2時間、60
℃で2時間、そしてpH8.0〜8.5に保ち80℃で
10時間撹拌した後、ろ過、水洗した。
【0021】得られたケーキを水200部に再分散し、
30%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH10.0と
した後、20%塩化カルシウム水溶液15部を加え、7
0℃で2時間撹拌した。ろ過、水洗、乾燥して式(b)
〔化7〕の構造を有する顔料分散剤(b)23.2部を
得た。
【化7】
【0022】製造例3 キシレン100部にC.I.ピグメントレッド177
10部と塩化シアヌル4.6部を加え、135℃で5時
間撹拌した。30℃に冷却しろ過した。メタノール次い
で水により洗浄した。得られたケーキを水100部に再
分散した後、2−アミノフェノール−4−スルホン酸1
0部を炭酸ナトリウム4部で溶解した水溶液100部を
加えた。10%炭酸ナトリウム水溶液でpHを5.5〜
7.0に保ち60℃で4時間、80℃で2時間撹拌した
後、ろ過、水洗した。得られたケーキを水200部に再
分散し、C.I.ピグメントレッド177 20部と3
0%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH10とした。
【0023】次いで、10%硫酸アルミニウム水溶液を
加えpH4.0に調整した後、70℃で2時間撹拌し
た。ろ過、水洗して式〔e)〔化8〕の構造を有する顔
料分散剤(c)約50%を含むC.I ピグメントレッ
ド177との顔料組成物(D)38.2部を得た。
【化8】
【0024】製造例4 ジオキサン100部にC.I.ピグメントレッド177
10部と塩化シアヌル4.6部を加え、100℃で7
時間撹拌した。30℃に冷却してからタウリン3.4部
を含む水溶液100部を加えた。10%炭酸ナトリウム
水溶液でpH6.0〜7.0に保ち40℃で1時間、6
0℃で2時間、更に80℃で2時間撹拌した後、ろ過、
水洗した。得られたケーキを水200部に再分散し、デ
ヒドロアビエチルアミン6.6部を含む酢酸水溶液を添
加してpH4.0で、80℃で2時間撹拌した。次いで
25%水酸化アンモニウム水溶液でpH8.0に調整し
た後、ろ過、水洗、乾燥して式(E)〔化9〕の構造を
有する顔料分散剤(E)19.8部を得た。
【化9】
【0025】製造例5 水100部にメタニル酸4.7部と炭酸ナトリウム2部
及びポリオキシエチレンラウリルエーテル(HLB 1
6)1.0部を加え、更に塩化シアヌル5部を添加して
15℃で2時間撹拌した。次いで、水2000部とC.
I.ピグメントレッド177 190部と炭酸ナトリウ
ムを加え、pH5.6〜6.7に保ち40℃で2時間、
60℃で2時間、更にpH8.0〜8.5に保ち80℃
で2時間撹拌した後、ろ過、水洗した。得られたケーキ
を水2000部に再分散し、ステアリルアミン5.8部
を含む酢酸水溶液を添加してpH4.5で、80℃で2
時間撹拌した。
【0026】次いで、25%水酸化アンモニウム水溶液
でpH8.0に調整した後、ろ過、水洗、乾燥して式
(F)〔化10〕の構造を有する顔料分散剤(F)約1
0%を含むC.I。ピグメントレッド177との顔料組
成物(G)192部を得た。
【化10】
【0027】製造例中の顔料分散剤及び顔料組成物が目
的とする組成になつていることの確認は、元素分析法に
より行なつた。元素分析はC、H、N、S、Al、Ca
について行ない、C、H、Nは自動分析法、Sはフラス
コ燃焼法のカラムクロマト法、Al、Caは発光分析法
により行なつた。
【0028】次に、顔料分散剤(a)、組成式 (C
3722)についての元素分析結果を示
す。
【0029】この分析結果からC、H、N、Sのいずれ
についても、ほぼ理論値に近い値が得られ、目的とする
組成の化合物が得られていることが確認された。また
(a)以外の顔料分散剤(b)、(E)及び顔料組成物
(D)、(G)についても元素分析によつて、それぞれ
ほぼ目的とする組成の化合物が得られていることを確認
した。
【0030】次に実施例、比較例をあげその効果を述べ
るが、例中の「部」および百分率(%)は重量基準で示
す。なおアルファベットで示す各顔料分散剤及び顔料組
成物の組成は、製造例に表示したものと対応する。
【0031】
【実施例、比較例】
実施例1 容量150mlのガラス容器に C.I.ピグメントレッド177 9.0部 顔料分散剤(a) 1.0部 アクリル樹脂系ワニス(不揮発分60%) 26.4部 メラミン樹脂系ワニス(不揮発分50%) 13.6部 シンナー(キシレン/n−ブタノール=8/2) 20 部 アルミナビーズ(直径3mm) 100 部 を入れ、ペイントコンディショナーにて60分間分散さ
せた。次いで、 アクリル樹脂系ワニス(不揮発分60%) 31.9部 メラミン樹脂系ワニス(不揮発分50%) 16.4部 〔アクリル樹脂/メラミン樹脂=7/3(固型分)〕 を加え10分間分散した。得られた塗料をアルミナビー
ズから分離し、粘度及び塗装後の光沢を測定した。その
結果を表1に示す。
【0032】実施例2〜5 実施例1においてC.I.ピグメントレッド9.0部、
顔料分散剤(a)1.0部のかわりに、顔料分散剤又は
顔料組成物(b)、(D)、(E)、(G)をそれぞれ
1.5部、2.0部、1.0部、10.0部用いてC.
I.ピグメントレッド177の使用量との合計が10.
0部となる様に調整してC.I.ピグメントレッド17
7を加えた以外は、実施例1をそのまま行なつてそれぞ
れの塗料を調製した。その結果を表1に示す。
【0033】比較例1 実施例1において顔料分散剤(a)の添加を行なわず、
C.I.ピグメントレッド177を10.0部とした塗
料を調製した。その結果は表1に示すように実施例1〜
5よりも劣つていた。
【0034】
【表1】 表1における粘度は、ブルックフィルド型粘度計にて測
定した。光沢は、光沢計にて60°/60°反射率を測
定した。耐色分かれ性については、メラミンアルキッド
ワニスで、予め調製した酸化チタンのベース塗料で、顔
料と酸化チタンの比率が1/10となるようにカットし
淡色塗料を調製し、試験管にとつて凝集状態を観察し
た。判定は、次の◎、○、△、×で行なつた。 ◎:全く均一 ○:僅かに白いスジが認められる △:白い縞模様状態 ×:白が完全に分離
【0035】表1に示したように本発明による顔料分散
剤(a)、(b)、(E)及び顔料組成物(D)、
(G)を用いた実施例の総ての場合の流動性、光沢、耐
色分かれ性において、優れた効果が認められた。またこ
れらの塗料を1週間放置後に同じ粘度計で測定したが、
粘度の増加はほとんど認められなかつた。
【0036】実施例6 容量150mlのガラス容器に C.I.ピグメントレッド177 9.0部 顔料分散剤(a) 1.0部 グラビア用ウレタンワニス 45.0部 シンナー(トルエン/IPA/MEK=40/20/40) 45.0部 アルミナビーズ(直径3mm) 100部 〔IPA:イソプロピルアルコール、MEK:メチルエ
チルケトン〕を入れ、ペイントコンディショナーにて6
0分間分散させた。得られたインキをアルミナビーズか
ら分離し 粘度及び展色後の光沢を測定した。その結果
を表2に示す。
【0037】実施例7〜10 実施例6においてC.I.ピグメントレッド177
9.0部、顔料分散剤(a) 1.0部のかわりに、顔
料分散剤又は顔料組成物(b)、(D)、(E)、
(G)をそれぞれ1.5部、2.0部、1.0部、1
0.0部用いて、C.I.ピグメントレッド177の使
用量との合計が10.0部となる様に調整してC.I.
ピグメントレッド177を加えた以外は、実施例6をそ
のまま行なつてそれぞれのインキを調製した。その結果
を表2に示す。
【0038】比較例2 実施例6において顔料分散剤(a)の添加を行なわず
に、C.I.ピグメントレッド177を10.0部とし
たインキを調製した。その結果は表2に示すように、実
施例6〜10よりも劣つていた。
【0039】
【表2】 表2における粘度は、ブルックフィルド型粘度計にて測
定した。光沢は光沢計にて、60°/60°反射率を測
定した。
【0040】表2に示したように、本発明による顔料分
散剤(a)、(b)、(E)及び顔料組成物(D)、
(G)を用いた実施例の総ての場合の流動性、光沢にお
いて、優れた効果が認められた。また、これらの塗料を
一週間放置後に同じ粘度計で測定したが、粘度の増加は
ほとんど認められなかつた。
【0041】本発明による顔料分散剤及び顔料組成物を
用いた場合には、ニトロセルロースラッカー、焼付メラ
ミンアルキッド樹脂塗料、アクリル系カラーフィルター
用樹脂ワニス、ポリアミド/硝化綿インキ、ロジン変性
樹脂等のオフセットインキ、ライムロジンインキ、塩化
ビニル樹脂インキ等でも、C.I.ピグメントレット1
77の凝集を防ぎ良好な分散性を示した。
【0042】
【発明の効果】本発明の顔料分散剤及び顔料組成物は塗
料、インキなどの非水系ビヒクルにおいて、C.I.ピ
グメントレッド177の凝集に対し顕著な改善効果を発
揮する。即ち色分かれを防ぎ流動性を改良し鮮明で優れ
た光沢を有する被膜を得ることができる。さらにこれら
本発明の顔料分散剤及び顔料組成物は、その調製の容易
さから実用的にも極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎木 睦彦 兵庫県姫路市延末81番地 山陽色素株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホン基1個を有する脂肪族又は芳香
    族アミン類と塩化シアヌルと4,4´−ジアミノ−1,
    1´−ジアントラキノニル顔料 (C.I.ピグメント
    レッド177)とが縮合して得られる下記一般式(I)
    〔化1〕で表わされる化合物又はその金属塩又はアンモ
    ニウムもしくはアミン塩である顔料分散剤。 【化1】 〔式中、Aはエチレン基又はフェニレン基もしくはナフ
    チレン基であつて置換基を含むものであつてもよい。B
    は水酸基又は−NH−A−SOHで示される基を示
    す。Xは水素原子又は下記式〔II)〔化2〕で示され
    る基を示す。〕 【化2】
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分散剤と4,4´−ジア
    ミノ−1,1´−ジアントラキノニル顔料 (C.I.
    ピグメントレッド177)を含有する顔料組成物。
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