JPH0720706B2 - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
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- JPH0720706B2 JPH0720706B2 JP4209689A JP4209689A JPH0720706B2 JP H0720706 B2 JPH0720706 B2 JP H0720706B2 JP 4209689 A JP4209689 A JP 4209689A JP 4209689 A JP4209689 A JP 4209689A JP H0720706 B2 JPH0720706 B2 JP H0720706B2
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- Japan
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- platen
- recording paper
- clamper
- sheet
- pulley
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はサーマルプリンタの記録用紙の送り機構に関
するものである。
するものである。
第５図及び第６図は例えば特願昭62−147241号に示され
た従来のサーマルプリンタの紙送り機構の要部側面図及
び平面図である。図において、（１）はプラテン、
（２）はプラテンの両側に設けられプラテン（１）と共
に回転する一対の第１のプーリ、（３）は第１のプーリ
（２）に掛けられたプラテン（１）の周速と同一速度で
走行する一対のタイミングベルト、（４）（５）はタイ
ミングベルト（３）を展張する第２のプーリ及び第３の
プーリである。（６）はシート状の記録用紙、（７）は
インクシートであり、熱転写用のインクを供給しインク
が熱転写された後は巻取リール（10）へ巻取られる。
（８）は電気信号によりインクシート（７）のインクを
記録用紙（６）へ熱転写するサーマルヘツド、（９）は
タイミングベルト（３）の間にプラテン（１）と平行に
架設されたブリツジ（9a）に設けられ記録用紙（６）の
端部を把みタイミングベルト（３）と同期走行するクラ
ンパである。
た従来のサーマルプリンタの紙送り機構の要部側面図及
び平面図である。図において、（１）はプラテン、
（２）はプラテンの両側に設けられプラテン（１）と共
に回転する一対の第１のプーリ、（３）は第１のプーリ
（２）に掛けられたプラテン（１）の周速と同一速度で
走行する一対のタイミングベルト、（４）（５）はタイ
ミングベルト（３）を展張する第２のプーリ及び第３の
プーリである。（６）はシート状の記録用紙、（７）は
インクシートであり、熱転写用のインクを供給しインク
が熱転写された後は巻取リール（10）へ巻取られる。
（８）は電気信号によりインクシート（７）のインクを
記録用紙（６）へ熱転写するサーマルヘツド、（９）は
タイミングベルト（３）の間にプラテン（１）と平行に
架設されたブリツジ（9a）に設けられ記録用紙（６）の
端部を把みタイミングベルト（３）と同期走行するクラ
ンパである。
従来のサーマルプリンタは上記の様に構成されておりそ
の動作は、まず記録用紙（６）が用紙供給機構（図示せ
ず）から供給され、記録用紙（６）の先端部はプラテン
（１）とサーマルヘツド（８）の間を通りクランパ
（９）へ把握される。そして印画開始指示により、サー
マルヘツド（８）は記録用紙（６）及びインクシート
（７）を介してプラテン（１）へ当接される、しかる後
にプラテン（１）は矢印（Ａ）方向へ回転を開始し、サ
ーマルヘツド（８）へ送られる電気信号によりインクシ
ート（７）のインクを記録用紙（６）へ熱転写してゆ
く。これに合わせタイミングベルト（３）は矢印（Ｂ）
方向へ走行し、クランパ（９）に把握した記録用紙
（６）の先端部を搬送する。クランパ（９）が第２のプ
ーリ（４）及び第３のプーリ（５）を経て再び第１のプ
ーリ（２）へ到達すると、サーマルヘツド（８）はプラ
テン（１）から開離され、クランパ（９）がプラテン
（１）とサーマルヘツド（８）との間を通過する。この
時にインクシート（７）を次色にセツトアツプする。そ
して、クランパ（９）が再び印画開始位置へ到ると、サ
ーマルヘツド（８）はプラテン（１）へ再び当接し、第
２色目の印画が上記と同様順序で実施される。
の動作は、まず記録用紙（６）が用紙供給機構（図示せ
ず）から供給され、記録用紙（６）の先端部はプラテン
（１）とサーマルヘツド（８）の間を通りクランパ
（９）へ把握される。そして印画開始指示により、サー
マルヘツド（８）は記録用紙（６）及びインクシート
（７）を介してプラテン（１）へ当接される、しかる後
にプラテン（１）は矢印（Ａ）方向へ回転を開始し、サ
ーマルヘツド（８）へ送られる電気信号によりインクシ
ート（７）のインクを記録用紙（６）へ熱転写してゆ
く。これに合わせタイミングベルト（３）は矢印（Ｂ）
方向へ走行し、クランパ（９）に把握した記録用紙
（６）の先端部を搬送する。クランパ（９）が第２のプ
ーリ（４）及び第３のプーリ（５）を経て再び第１のプ
ーリ（２）へ到達すると、サーマルヘツド（８）はプラ
テン（１）から開離され、クランパ（９）がプラテン
（１）とサーマルヘツド（８）との間を通過する。この
時にインクシート（７）を次色にセツトアツプする。そ
して、クランパ（９）が再び印画開始位置へ到ると、サ
ーマルヘツド（８）はプラテン（１）へ再び当接し、第
２色目の印画が上記と同様順序で実施される。
上記の印画動作を３色目又は４色目と繰返えして、カラ
ー印画が完成すると記録用紙（６）はクランパ（９）か
ら離されて排出される。
ー印画が完成すると記録用紙（６）はクランパ（９）か
ら離されて排出される。
上記の様な従来のサーマルプリンタにおいては、プラテ
ン（１）の周速とタイミングベルト（３）の走行速度が
等しく構成されているが、クランパ（９）の記録用紙
（６）を把んでいる部分は第２のプーリ（４）及び第３
のプーリ（５）を回る際にはプーリ（４），（５）とタ
イミングベルト（３）の咬合ピツチ円より外側を通るた
めに記録用紙（６）のクランパ（９）に把まれている部
分は一時的にプラテン（１）の周速より速くなり、記録
用紙（６）を走行方向へ引張る。この引張力により記録
用紙（６）の走行にムラが起き印画にズレを生ずるとい
つた課題があつた。
ン（１）の周速とタイミングベルト（３）の走行速度が
等しく構成されているが、クランパ（９）の記録用紙
（６）を把んでいる部分は第２のプーリ（４）及び第３
のプーリ（５）を回る際にはプーリ（４），（５）とタ
イミングベルト（３）の咬合ピツチ円より外側を通るた
めに記録用紙（６）のクランパ（９）に把まれている部
分は一時的にプラテン（１）の周速より速くなり、記録
用紙（６）を走行方向へ引張る。この引張力により記録
用紙（６）の走行にムラが起き印画にズレを生ずるとい
つた課題があつた。
この発明は上記の様な課題を解決するためになされたも
ので、クランパがプーリを回る際に発生する記録用紙の
走行ムラを吸収し、印画ズレのないサーマルプリンタを
得ることを目的とする。
ので、クランパがプーリを回る際に発生する記録用紙の
走行ムラを吸収し、印画ズレのないサーマルプリンタを
得ることを目的とする。
この発明の請求項１に係るサーマルプリンタは、インク
シートと記録用紙とを密着させ記録用紙を所定速度で搬
送するプラテンと、プラテンの軸上に設けられた所定ト
ルクでスリツプする一対のトルクリミツタと、トルクリ
ミツタを介してプラテンの軸に接続された一対の第１の
プーリと、第１のプーリに掛けられ常時記録用紙の搬送
速度と同一又は速度で走行する記録用紙より長い周長を
持つ一対のタイミングベルトと、タイミングベルトを展
張する一対の第２のプーリと、タイミングベルトの間に
架設され記録用紙の端部を把むクランパとを備えたもの
である。
シートと記録用紙とを密着させ記録用紙を所定速度で搬
送するプラテンと、プラテンの軸上に設けられた所定ト
ルクでスリツプする一対のトルクリミツタと、トルクリ
ミツタを介してプラテンの軸に接続された一対の第１の
プーリと、第１のプーリに掛けられ常時記録用紙の搬送
速度と同一又は速度で走行する記録用紙より長い周長を
持つ一対のタイミングベルトと、タイミングベルトを展
張する一対の第２のプーリと、タイミングベルトの間に
架設され記録用紙の端部を把むクランパとを備えたもの
である。
この発明の請求項２に係るサーマルプリンタは、インク
シートと記録用紙とを密着させ記録用紙を所定速度で搬
送するプラテンと、プラテンの両軸上に回動自在に設け
られた第１のプーリに掛けられた記録用紙より長い周長
を持つ一対のタイミングベルトと、タイミングベルトの
間へ架設され記録用紙の端部を把むクランパと、タイミ
ングベルトを常時記録用紙の搬送速度と同一又は速い速
度で走行させかつ展張する一対の第２のプーリと、第２
のプーリを回動させる駆動源と第２のプーリの間に設け
られた所定トルクでスリツプするトルクリミツタとを備
えたものである。
シートと記録用紙とを密着させ記録用紙を所定速度で搬
送するプラテンと、プラテンの両軸上に回動自在に設け
られた第１のプーリに掛けられた記録用紙より長い周長
を持つ一対のタイミングベルトと、タイミングベルトの
間へ架設され記録用紙の端部を把むクランパと、タイミ
ングベルトを常時記録用紙の搬送速度と同一又は速い速
度で走行させかつ展張する一対の第２のプーリと、第２
のプーリを回動させる駆動源と第２のプーリの間に設け
られた所定トルクでスリツプするトルクリミツタとを備
えたものである。
この発明においては、トルクリミツタが記録用紙を把ん
だクランパの第２のプーリを周回する際のタイミングベ
ルトの走行速度とプラテンの周速との差をスリツプさせ
る。
だクランパの第２のプーリを周回する際のタイミングベ
ルトの走行速度とプラテンの周速との差をスリツプさせ
る。
第１図、第２図はこの発明の請求項１における一実施例
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部平面図で
ある。図において、（１）〜（４）、（６）〜（10）は
前記従来例において説明のものと同様である。（11）は
プラテン（１）の軸と第１のプーリ（２）との間に配設
されたトルクリミツタであり、プラテン（１）の回転力
を第１のプーリ（２）に伝達しプラテン（１）と第１の
プーリ（２）間に所定値以上のトルク差が生じた場合に
スリツプする。（13）はピンチローラ、（12）はテンシ
ヨンローラであり、熱転写後の記録用紙（６）をタイミ
ングベルト（３）の走行方向へ緊張させる。（14）は記
録用紙（６）の先端を検知する用紙検出センサー、（1
5）は積載された記録用紙（６）を一枚ずつに分離供給
する用紙供給機構、（16）は用紙供給機構（15）から供
給された記録用紙（６）の先端をクランパ（９）へ把握
させるクランパ閉鎖機構、（17）は印画完了済の記録用
紙（６）を排出する直前にクランパ（９）の把握を開放
するクランパ開放機構、（18），（19）はタイミングベ
ルト（３）に沿つて搬送される記録用紙（６）を保護す
るペーパーガイドである。タイミングベルト（３）の走
行速度は通常状態においては、プラテン（１）の周速と
同一または少し速く構成されている。
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部平面図で
ある。図において、（１）〜（４）、（６）〜（10）は
前記従来例において説明のものと同様である。（11）は
プラテン（１）の軸と第１のプーリ（２）との間に配設
されたトルクリミツタであり、プラテン（１）の回転力
を第１のプーリ（２）に伝達しプラテン（１）と第１の
プーリ（２）間に所定値以上のトルク差が生じた場合に
スリツプする。（13）はピンチローラ、（12）はテンシ
ヨンローラであり、熱転写後の記録用紙（６）をタイミ
ングベルト（３）の走行方向へ緊張させる。（14）は記
録用紙（６）の先端を検知する用紙検出センサー、（1
5）は積載された記録用紙（６）を一枚ずつに分離供給
する用紙供給機構、（16）は用紙供給機構（15）から供
給された記録用紙（６）の先端をクランパ（９）へ把握
させるクランパ閉鎖機構、（17）は印画完了済の記録用
紙（６）を排出する直前にクランパ（９）の把握を開放
するクランパ開放機構、（18），（19）はタイミングベ
ルト（３）に沿つて搬送される記録用紙（６）を保護す
るペーパーガイドである。タイミングベルト（３）の走
行速度は通常状態においては、プラテン（１）の周速と
同一または少し速く構成されている。
上記の様に構成されたサーマルプリンタの動作について
説明する。まず、印画動作開始前には、クランパ（９）
はクランパ閉鎖機構（16）上方に位置しており、用紙供
給機構（15）から記録用紙（６）が送られてきて、その
先端がクランパ（９）の爪の間に挿入されるとクランパ
閉鎖機構（16）が作動してクランパ（９）を閉じて記録
用紙（６）の先端を把握し、プラテン（１）が矢印
（Ａ）方向へ回転を開始する。この時、サーマルヘツド
（８）はプラテン（１）から、ピンチローラ（13）はテ
ンシヨンローラ（12）から開離されており、この間を通
つて記録用紙（６）を把握したクランパ（９）はプラテ
ン（１）の回転によりトルクリミツタ（11）、第１のプ
ーリ（２）、タイミングベルト（３）を介して走行され
用紙検出センサー（14）へ到る。用紙検出センサー（1
4）により記録用紙（６）の先端が検知されるとサーマ
ルヘツド（８）がプラテン（１）へ当接され印画が開始
される。そして、クランパ（９）がテンシヨンローラ
（12）とピンチローラ（13）の間を通過するとピンチロ
ーラ（13）が記録用紙（６）を挾んでテンシヨンローラ
（12）へ当接し、記録用紙（６）を緊張させ熱転写後の
インクシート（７）とインクとの剥離を安定させる。ク
ランパ（９）が第２のプーリ（４）を周回して再びクラ
ンパ閉鎖機構（16）の位置に達するとサーマルヘツド
（８）はプラテン（１）からピンチローラ（13）はテン
シヨンローラ（12）から開離され、この間をクランパ
（９）を通過させると同時にインクシート（７）を次色
へセツトアツプする。しかる後に第２色目の印画が開始
される。同様に第３色の印画が実施されカラー印画が完
成し、クランパ（９）がクランパ開放機構（17）の位置
に達すると、クランパ開放機構（17）がクランパ（９）
を開放して記録用紙（６）の先端を用紙排出方向へ導
く。この印画動作中において、熱転写されつつある記録
用紙（６）の先端を把握しているクランパ（９）が第２
のプーリ（４）を周回する際に、クランパ（９）の軌跡
は第２のプーリ（４）とタイミングベルト（３）の咬合
ピツチ円より外側を通るために、クランパ（９）の走行
速度は一時的に速くなり、プラテン（１）とクランパ
（９）間の記録用紙（６）へ張力が働く。この張力はタ
イミングベルト（３）のクランパ（９）より走行方向側
前方を伝わり第１のプリー（２）に働く。従つて、クラ
ンパ（９）がプラテン（１）の周速より速くなろうとす
る分に相当するトルクがトルクリミツタ（11）に加わる
のでトルクリミツタ（11）はスリツプする。これにより
タイミングベルト（３）は走行速度を緩めクランパ
（９）はプラテン（１）の周速と同速に維持され、印画
位置での記録用紙（６）の走行ムラが吸収される。
説明する。まず、印画動作開始前には、クランパ（９）
はクランパ閉鎖機構（16）上方に位置しており、用紙供
給機構（15）から記録用紙（６）が送られてきて、その
先端がクランパ（９）の爪の間に挿入されるとクランパ
閉鎖機構（16）が作動してクランパ（９）を閉じて記録
用紙（６）の先端を把握し、プラテン（１）が矢印
（Ａ）方向へ回転を開始する。この時、サーマルヘツド
（８）はプラテン（１）から、ピンチローラ（13）はテ
ンシヨンローラ（12）から開離されており、この間を通
つて記録用紙（６）を把握したクランパ（９）はプラテ
ン（１）の回転によりトルクリミツタ（11）、第１のプ
ーリ（２）、タイミングベルト（３）を介して走行され
用紙検出センサー（14）へ到る。用紙検出センサー（1
4）により記録用紙（６）の先端が検知されるとサーマ
ルヘツド（８）がプラテン（１）へ当接され印画が開始
される。そして、クランパ（９）がテンシヨンローラ
（12）とピンチローラ（13）の間を通過するとピンチロ
ーラ（13）が記録用紙（６）を挾んでテンシヨンローラ
（12）へ当接し、記録用紙（６）を緊張させ熱転写後の
インクシート（７）とインクとの剥離を安定させる。ク
ランパ（９）が第２のプーリ（４）を周回して再びクラ
ンパ閉鎖機構（16）の位置に達するとサーマルヘツド
（８）はプラテン（１）からピンチローラ（13）はテン
シヨンローラ（12）から開離され、この間をクランパ
（９）を通過させると同時にインクシート（７）を次色
へセツトアツプする。しかる後に第２色目の印画が開始
される。同様に第３色の印画が実施されカラー印画が完
成し、クランパ（９）がクランパ開放機構（17）の位置
に達すると、クランパ開放機構（17）がクランパ（９）
を開放して記録用紙（６）の先端を用紙排出方向へ導
く。この印画動作中において、熱転写されつつある記録
用紙（６）の先端を把握しているクランパ（９）が第２
のプーリ（４）を周回する際に、クランパ（９）の軌跡
は第２のプーリ（４）とタイミングベルト（３）の咬合
ピツチ円より外側を通るために、クランパ（９）の走行
速度は一時的に速くなり、プラテン（１）とクランパ
（９）間の記録用紙（６）へ張力が働く。この張力はタ
イミングベルト（３）のクランパ（９）より走行方向側
前方を伝わり第１のプリー（２）に働く。従つて、クラ
ンパ（９）がプラテン（１）の周速より速くなろうとす
る分に相当するトルクがトルクリミツタ（11）に加わる
のでトルクリミツタ（11）はスリツプする。これにより
タイミングベルト（３）は走行速度を緩めクランパ
（９）はプラテン（１）の周速と同速に維持され、印画
位置での記録用紙（６）の走行ムラが吸収される。
また、プラテン（１）の周速よりタイミングベルト
（３）の走行速度が速い構成においては、プラテン
（１）の周速とクランパ（９）の走行速度の差分のスリ
ツプは常にトルクリミツタ（11）で行なわれており、ク
ランパ（９）が第２のプーリ（４）を周回する際はトル
クリミツタ（11）のスリツプ度合が多くなることで記録
用紙（６）の走行ムラが吸収される。
（３）の走行速度が速い構成においては、プラテン
（１）の周速とクランパ（９）の走行速度の差分のスリ
ツプは常にトルクリミツタ（11）で行なわれており、ク
ランパ（９）が第２のプーリ（４）を周回する際はトル
クリミツタ（11）のスリツプ度合が多くなることで記録
用紙（６）の走行ムラが吸収される。
第３図、第４図はこの発明の請求項２における一実施例
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部斜視図で
ある。図において、（１），（３），（４），（６）〜
（10），（11）〜（19）は上記請求項１の実施例におい
て説明したものと同様である。（20）はプラテン（１）
の両側の軸（1a）に回動自在に配設された第１のプー
リ、（23）はプラテン（１）の駆動源である第１のモー
タ、（22）は第２のプーリ（４）の駆動源である第２の
モータであり、所定トルクでスリツプするトルクリミツ
タ（21）が第２のプーリ（４）と第２のモータ（22）の
間に設けられており、常時はタイミングベルト（３）の
走行速度をプラテン（１）の周速と同一または少し速く
走行させる様に構成されている。
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部斜視図で
ある。図において、（１），（３），（４），（６）〜
（10），（11）〜（19）は上記請求項１の実施例におい
て説明したものと同様である。（20）はプラテン（１）
の両側の軸（1a）に回動自在に配設された第１のプー
リ、（23）はプラテン（１）の駆動源である第１のモー
タ、（22）は第２のプーリ（４）の駆動源である第２の
モータであり、所定トルクでスリツプするトルクリミツ
タ（21）が第２のプーリ（４）と第２のモータ（22）の
間に設けられており、常時はタイミングベルト（３）の
走行速度をプラテン（１）の周速と同一または少し速く
走行させる様に構成されている。
上記構成のサーマルプリンタにおける印画動作は前記請
求項１の実施例と同様であるので説明を省略する。
求項１の実施例と同様であるので説明を省略する。
この印画動作中において、熱転写されつつある記録用紙
（６）の先端を把握しているクランパ（９）が第２のプ
ーリ（４）を周回する際に、クランパ（９）の走行速度
は一時的に速くなり、プラテン（１）とクランパ（９）
間の記録用紙（６）へ張力が働くが、この張力はトルク
リミツタ（21）はスリツプさせ第２のプーリ（４）の回
転速度を緩め、クランパ（９）はプラテン（１）の周速
と同速に維持され、印画位置での記録用紙（６）の走行
ムラが吸収される。
（６）の先端を把握しているクランパ（９）が第２のプ
ーリ（４）を周回する際に、クランパ（９）の走行速度
は一時的に速くなり、プラテン（１）とクランパ（９）
間の記録用紙（６）へ張力が働くが、この張力はトルク
リミツタ（21）はスリツプさせ第２のプーリ（４）の回
転速度を緩め、クランパ（９）はプラテン（１）の周速
と同速に維持され、印画位置での記録用紙（６）の走行
ムラが吸収される。
また、プラテン（１）の周速よりタイミングベルト
（３）の走行速度が速い場合においては、印画時はプラ
テン（１）と記録用紙（６）の摩擦力に引張られクラン
パ（９）の走行はプラテン（１）の周速に規制される。
この時の本来のタイミングベルト（３）の走行速度との
差はトルクリミツタ（21）のスリツプで吸収されてお
り、クランパ（９）が第２のプーリ（４）を周回する際
はトルクリミツタ（21）のスリツプ度合が多くなること
で記録用紙（６）の走行ムラは吸収される。
（３）の走行速度が速い場合においては、印画時はプラ
テン（１）と記録用紙（６）の摩擦力に引張られクラン
パ（９）の走行はプラテン（１）の周速に規制される。
この時の本来のタイミングベルト（３）の走行速度との
差はトルクリミツタ（21）のスリツプで吸収されてお
り、クランパ（９）が第２のプーリ（４）を周回する際
はトルクリミツタ（21）のスリツプ度合が多くなること
で記録用紙（６）の走行ムラは吸収される。
この発明の請求項１は以上説明したとおり、プラテンの
両側にトルクリミツタを介して設けられた第１のプーリ
に掛けられ記録用紙の搬送速度と同一または速い速度で
走行するタイミングベルトと、このタイミングベルトを
展張する第２のプーリと、タイミングベルトの間に架張
され記録用紙の端部を把むクランパとを備えることによ
り、クランパが第２のプリーを回る際に発生する記録用
紙の走行ムラを吸収し、印画ズレのないサーマルプリン
タを得ることができる。
両側にトルクリミツタを介して設けられた第１のプーリ
に掛けられ記録用紙の搬送速度と同一または速い速度で
走行するタイミングベルトと、このタイミングベルトを
展張する第２のプーリと、タイミングベルトの間に架張
され記録用紙の端部を把むクランパとを備えることによ
り、クランパが第２のプリーを回る際に発生する記録用
紙の走行ムラを吸収し、印画ズレのないサーマルプリン
タを得ることができる。
この発明の請求項２は以上説明したとおり、プラテンの
両側に回動自在に設けられた第１のプーリに掛けられた
記録用紙の搬送速度と同一または速い速度で走行するタ
イミングベルトと、このタイミングベルトを展張する第
２のプーリに接続されたトルクリミツターと、トルクリ
ミツタを介して第２のプーリを回動する駆動源と、タイ
ミングベルトの間に架設され記録用紙の端部を把むクラ
ンパとを備えることにより、クランパが第２のプーリを
回る際に発生する記録用紙の走行ムラを吸収し印画ズレ
のないサーマルプリンタを得ることができる。
両側に回動自在に設けられた第１のプーリに掛けられた
記録用紙の搬送速度と同一または速い速度で走行するタ
イミングベルトと、このタイミングベルトを展張する第
２のプーリに接続されたトルクリミツターと、トルクリ
ミツタを介して第２のプーリを回動する駆動源と、タイ
ミングベルトの間に架設され記録用紙の端部を把むクラ
ンパとを備えることにより、クランパが第２のプーリを
回る際に発生する記録用紙の走行ムラを吸収し印画ズレ
のないサーマルプリンタを得ることができる。
第１図、第２図はこの発明の請求項１における一実施例
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部平面図、
第３図、第４図はこの発明の請求項２における一実施例
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部平面図、
第５図、第６図は従来のサーマルプリンタの紙送り機構
の要部側面図及び平面図である。図において、（１）は
プラテン、（２），（20）は第１のプーリ、（３）はタ
イミングベルト、（４）は第２のプーリ、（６）は記録
用紙、（８）はサーマルヘツド、（９）はクランパ、
（11），（21）はトルクリミツタ、（22）は第２のモー
タである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部平面図、
第３図、第４図はこの発明の請求項２における一実施例
を示すサーマルプリンタの要部側面図及び要部平面図、
第５図、第６図は従来のサーマルプリンタの紙送り機構
の要部側面図及び平面図である。図において、（１）は
プラテン、（２），（20）は第１のプーリ、（３）はタ
イミングベルト、（４）は第２のプーリ、（６）は記録
用紙、（８）はサーマルヘツド、（９）はクランパ、
（11），（21）はトルクリミツタ、（22）は第２のモー
タである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項１】インクを供給するインクシート、このイン
クシートとシート状の記録用紙とを密着させ上記記録用
紙を所定速度で搬送するプラテン、このプラテンの軸上
に設けられた所定トルクでスリツプする一対のトルクリ
ミツタ、このトルクリミツタを介して上記プラテンと接
続された一対の第１のプーリ、この第１のプーリに掛け
られ常時上記記録用紙の搬送速度と同一又は速い速度で
走行する上記記録用紙の長さより長い周長を持つ一対の
タイミングベルト、このタイミングベルトを展張する一
対の第２のプーリ、上記タイミングベルトの間に架設さ
れ上記記録用紙の端部を把むクランパを備えたことを特
徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項２】インクを供給するインクシート、このイン
クシートとシート状の記録用紙とを密着させ上記記録用
紙を所定速度で搬送するプラテン、このプラテンの軸上
に回動自在に設けられた一対の第１のプーリ、この第１
のプーリに掛けられ上記記録用紙の長さより長い周長を
持つ一対のタイミングベルト、このタイミングベルトの
間へ架設され上記記録用紙の端部を把むクランパ、上記
タイミングベルトを常時上記記録用紙の搬送速度と同一
又は速い速度で走行させかつ展張する一対の第２のプー
リ、この第２のプーリを回動させる駆動源、この駆動源
と上記第２のプーリの間に設けられ、所定トルクでスリ
ツプするトルクリミツタを備えたことを特徴とするサー
マルプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4209689A JPH0720706B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4209689A JPH0720706B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | サーマルプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02219661A JPH02219661A (ja) | 1990-09-03 |
| JPH0720706B2 true JPH0720706B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=12626466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4209689A Expired - Lifetime JPH0720706B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720706B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100601691B1 (ko) | 2004-07-14 | 2006-07-14 | 삼성전자주식회사 | 열반응 용지의 화상정렬 인쇄방법 |
-
1989
- 1989-02-22 JP JP4209689A patent/JPH0720706B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02219661A (ja) | 1990-09-03 |
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