JPH07206499A - 発光性構築材の製造方法 - Google Patents

発光性構築材の製造方法

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JPH07206499A
JPH07206499A JP35151893A JP35151893A JPH07206499A JP H07206499 A JPH07206499 A JP H07206499A JP 35151893 A JP35151893 A JP 35151893A JP 35151893 A JP35151893 A JP 35151893A JP H07206499 A JPH07206499 A JP H07206499A
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JP
Japan
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construction material
luminescent
structural material
rays
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP35151893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kawasaki
正樹 河崎
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NEKUSUTO I KK
Original Assignee
NEKUSUTO I KK
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線によって発光する発光性構築材の製造
方法である。 【構成】 紫外線を照射することにより発光する紫外線
発光物質を透明な合成樹脂又はガラス中に混和して生成
した混合物を、粉状、砂利状、砂状、小片状に破砕し、
破砕物を合成樹脂基材中に混入して成形し、発光性構築
材を製造することにしている。従って、発光性構築材の
一側から、紫外線照射装置によって紫外線を照射した場
合、紫外線が発光性構築材を貫通して同構築材の他側に
も伸延し、発光性構築材は、紫外線照射面側のみなら
ず、反対側面も発光することになり、光装飾効果を著し
く向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線によって発光す
る発光性構築材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平3−311110号
によって、紫外線発光物質を含有する無機質素材をコン
クート中に混入して塊状物を成形し、同塊状物をダイヤ
モンドカッター等を用いて切断して発光性構築材を製造
する方法を開示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる発光性
構築材の製造方法は、未だ、以下の解決すべき課題を有
していた。
【0004】即ち、発光性構築材の基材がセメント等を
主材とするコンクリートであるため、その加工がダイヤ
モッドカッター等による切断に限定されることになり、
加工性が悪く、一定の形状及び寸法の発光性構築材しか
製造できなかった。
【0005】また、発光性構築材の基材がセメント等を
主材とするコンクリートであるため、全体重量が大きく
なり、搬送性、取扱性の面でも問題があった。
【0006】さらに、発光性構築材の基材がセメント等
を主材とするコンクリートであるため透光率が必ずしも
良好でなく、専ら、紫外線発光源側の表面が発光する、
いわゆる外照式としてしか有効に用いることができず、
用途面で限定されていた。
【0007】本発明は、上記した課題を解決することが
できる発光性構築材の製造方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、紫外線を照射
することにより発光する紫外線発光物質を透明な合成樹
脂又はガラス中に混和して生成した混合物を、粉状、砂
利状、砂状、小片状に破砕し、破砕物を合成樹脂基材中
に混入して成形し、発光性構築材を製造することを特徴
とする発光性構築材の製造方法に係るものである。
【0009】ここに、紫外線発光物質とは、紫外線を受
けることによって発光する有機又は無機の物質をいう。
例えば、赤色の場合はY2O2S(付活剤としてEuを用いる)
、緑色の場合はZn2,ZeO4 (付活剤としてMnを用いる)
、青色の場合はBaMg2Al16O27(付活剤としてEuを用い
る) を用いる。
【0010】透明な合成樹脂としては、例えば、アクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂等を用いることができる。
【0011】合成樹脂基材としては、例えば、アルクリ
樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂等等を用いることができる。
【0012】これらの合成樹脂は、加工性 (接着性、曲
げ加工、切断、研磨) に優れており、かつ、寸法も自由
に決定でき、軽量かつ強靱で柔軟性に富むので、可搬
性、取扱性にも優れ、さらに、透光性ないし導光性にも
優れているからである。
【0013】また、好ましくは、発光性構築材が板状物
の場合等は、少なくとも、その一側表面を研磨すること
によって、紫外線発光物質を表面に露出させることがで
き、紫外線照射による光装飾効果を高めることができ
る。
【0014】特に、アクリル樹脂は硬度が木材と略同じ
であり、また、性質も木材と類似しているので、加工性
に優れており、いわゆるかんなかけも含めた研磨作業を
容易に行うことができる。
【0015】
【実施例】本発明を、以下、添付図に示す実施例に従っ
て詳細に説明する。
【0016】図1に、本発明に係る発光性構築材の製造
方向の工程を示す。
【0017】まず、複数の人工的な紫外線発光物質と、
透明 (半透明を含む) なアクリル樹脂等の合成樹脂又は
ガラスとを、それぞれ、液状、粉末状、粒状又は塊状の
形態で用意する (図1(a)(b)) 。
【0018】紫外線発光物質を合成樹脂等中に均一に混
入、固化して塊状物又は板状物を形成し (図1(c))、そ
の後、破砕して、内部に紫外線発光物質を封入した粒状
又は小片状の破砕物を製造する (図1(d))。
【0019】破砕物をアクリル樹脂等からなる合成樹脂
基材とともに、型枠K内に流し込み板状に成形する (図
1(e))。なお、合成樹脂基材は顔料によって着色するこ
ともできる。
【0020】その後、成形物を型枠Kから取り出し、少
なくとも、その一側表面を研磨( かんなかけ、バフ研磨
も含む) することによって (図1(f))、破砕物を成形物
の表面に露出させ、発光性構築材Aとする (図1(g))。
【0021】特に、アクリル樹脂を用いた場合は、硬度
が木材と略同じであり、また、性質も木材と類似してい
るので、加工性に優れており、いわゆるかんなかけも含
めた研磨作業を容易に行うことができる。
【0022】かかる発光性構築材Aは、図1(g) に示す
ように、透光性ないし導光性にも優れたアクリル樹脂等
の合成樹脂部Mに、それぞれ異なった紫外線発光片G,
R,Yを多数分散させている。
【0023】従って、発光性構築材Aの一側から、図示
しない紫外線照射装置によって紫外線を照射した場合、
紫外線が発光性構築材Aを貫通して同構築材Aの他側に
も伸延し、発光性構築材Aは、紫外線照射面側のみなら
ず、反対側面も発光することになり、光装飾効果を著し
く向上することができる。即ち、発光性構築材Aは、紫
外線発光源側の表面が発光する、いわゆる外照式のみな
らず、紫外線発光源側と反対側の表面が発光する内照式
にも有効に用いることができ、インテリア商品の素材と
しても有効に用いることができる。
【0024】なお、本実施例では、紫外線発光片G,
R, Yは、それぞれ、昼光下では薄茶、白、赤であり、
紫外線照射時には、緑、赤、黄に発光するものとしてい
る。
【0025】なお、発光性構築材Aと紫外線照射装置と
の間の距離を自由に変えることによって、紫外線の強度
を変えることができる。
【0026】また、発光性構築材A中の紫外線発光片
G, R, Yは、可視光下での色彩,明度及び彩度と、紫
外線を照射した場合の色彩, 明度及び彩度を著しく変化
させることによって、装飾に意外性 (可視光下では擬石
壁体、紫外線下では発光) をもたらすことができ、この
面からも光装飾効果を増大することができる。
【0027】また、必要に応じて、発光性構築材Aの一
側面又は両側面にアクリル樹脂や強化ガラス等からなる
透明板をエポキシ樹脂等の透明接着剤を用いて接着する
ことによって、発光性構築材Aの機械的強度ないし物理
的強度を向上して破損を防止することができる。
【0028】また、このようにして製造した発光性構築
材Aは、加工性 (接着性、曲げ加工、切断、研磨) に優
れているので、任意の形状に加工することができ、コン
クリートを主体とした発光性構築材Aのような建築・土
木分野のみならず、他の分野においても広範に用いるこ
とができる。
【0029】かつ、発光性構築材Aは、その寸法も自由
に決定できるので、この面でも発光性構築材Aを用いた
製品の使い勝手を向上できる。
【0030】さらに、発光性構築材Aは軽量なので、可
搬性、取扱性にも優れており、搬送費の低減化を図るこ
とができ、また、安全性も向上できる。
【0031】さらに、発光性構築材Aの少なくとも一側
表面を研磨することによって、紫外線発光物質を表面に
露出させることができ、紫外線照射による光装飾効果を
さらに高めることができる。
【0032】また、図2〜図4に、上記した発光性構築
材Aを天井蛍光灯の化粧カバーとして用いた場合を示
す。
【0033】即ち、図2において、天井面19に取付けた
蛍光灯20は、三本のランプ21,22,23を着脱自在に保持し
た蛍光灯本体18と、同蛍光灯本体18に着脱自在に装着し
た化粧カバー24とからなる。
【0034】しかして、本実施例では、化粧カバー24を
上記した発光性構築材Aから形成するとともに、三本の
ランプ21,22,23の内、一本21を通常光を出す蛍光ランプ
とするとともに、残りの二本22,23 を紫外線照射装置と
して機能する紫外線照射ランプとしている。
【0035】従って、通常光を出す蛍光ランプ21を点灯
した場合は、図3に示すように、白色と黒色とが入りま
ざった通常の模様を呈することになる。
【0036】なお、黒色部分も白色にした場合は、白色
だけの通常市販の化粧カバーと同様な外観を現出するこ
とになる。
【0037】一方、紫外線を出す紫外線照射ランプ22,2
3 を点灯した場合は、図4に示すように、黒色の他に、
赤色と緑色とが鮮やかに入りまざった幻想的な模様を現
出することになる。
【0038】
【発明の効果】本発明では、紫外線を照射することによ
り発光する紫外線発光物質を透明な合成樹脂又はガラス
中に混和して生成した混合物を、粉状、砂利状、砂状、
小片状に破砕し、破砕物を合成樹脂基材中に混入して成
形し、発光性構築材を製造することにしている。
【0039】従って、発光性構築材一側から、紫外線照
射装置によって紫外線を照射した場合、紫外線が発光性
構築材を貫通して同構築材の他側にも伸延し、発光性構
築材は、紫外線照射面側のみならず、反対側面も発光す
ることになり、光装飾効果を著しく向上することができ
る。即ち、発光性構築材は、紫外線発光源側の表面が発
光する、いわゆる外照式のみならず、紫外線発光源側と
反対側の表面が発光する内照式にも有効に用いることが
でき、インテリア商品の素材としても有効に用いること
ができる。
【0040】また、発光性構築材は、加工性 (接着性、
曲げ加工、切断、研磨) に優れているので、任意の形状
に加工することができ、コンクリートを主体とした発光
性構築材のような建築・土木分野のみならず、他の分野
においても広範に用いることができる。
【0041】かつ、発光性構築材は、その寸法も自由に
決定できるので、この面でも発光性構築材を用いた製品
の使い勝手を向上できる。
【0042】さらに、発光性構築材は軽量なので、可搬
性、取扱性にも優れており、搬送費の低減化を図ること
ができ、また、安全性も向上できる。
【0043】さらに、発光性構築材の少なくとも一側表
面を研磨することによって、紫外線発光物質を表面に露
出させることができ、紫外線照射による光装飾効果をさ
らに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発光性構築材の製造方法の工程説
明図である。
【図2】発光性構築材を天井蛍光灯の化粧カバーとして
用いた場合の説明図である。
【図3】同要部拡大説明図である。
【図4】同要部拡大説明図である。
【符号の説明】
A 発光性構築材 K 型枠 18 蛍光灯本体 19 天井面 20 蛍光灯 21 蛍光ランプ 22 紫外線照射ランプ 23 紫外線照射ランプ 24 化粧カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/20 M 7806−2E // C04B 111:80

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線を照射することにより発光する紫外
    線発光物質を透明な合成樹脂又はガラス中に混和して生
    成した混合物を、粉状、砂利状、砂状、小片状に破砕
    し、破砕物を合成樹脂基材中に混入して成形し、発光性
    構築材を製造することを特徴とする発光性構築材の製造
    方法。
  2. 【請求項2】合成樹脂基材がアクリル樹脂であることを
    特徴とする請求項1記載の発光性構築材の製造方法。
JP35151893A 1993-12-30 1993-12-30 発光性構築材の製造方法 Pending JPH07206499A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001158653A (ja) * 1999-11-30 2001-06-12 Shin Dick Kako Kk 発光性人造大理石及び発光性人造大理石の発光方法
CN102712841A (zh) * 2010-01-07 2012-10-03 夏普株式会社 荧光材料和荧光材料的制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001158653A (ja) * 1999-11-30 2001-06-12 Shin Dick Kako Kk 発光性人造大理石及び発光性人造大理石の発光方法
JP4556265B2 (ja) * 1999-11-30 2010-10-06 Dic化工株式会社 発光性人造大理石及び発光性人造大理石の発光方法
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